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2012年釣行記(27)-FF

2012年 FlyFishing 釣行記

FlyFishing 場所:SGHK-R 釣果:ナシ 同行者:rivercoke1958さん

2年前にMaximaさんSKM-Rを紹介された際、伊豆方面の渓流を色々とチェックしていた。
その時、伊東市郊外の松川湖や松川のFFについて毎日の様に状況をアップされているrivercoke1958さんのブログを良く覗いていた。

その松川に釣友のKohちゃんを連れて行って、所謂管理釣り場ではない自然河川でのFFを味わって貰おうとtommyさんに提案していた。そんなこともあって、久し振りに件のブログを覗いて見ると、今年から渓流のFFスクールを本格的に開催されているとのこと。

実は、tommyさんにFFの世界に引っ張り込まれて以来、殆ど独学でこれまで来たのだが、この時は何となくこのFFスクールのことが気になった。
そして、気が付くと申し込んで、17日の5:00頃に伊東市のrivercoke1958さん宅に伺うことになっていた。

伊東市までは自宅から100km少々なので、およそ2時間半の行程。従って、2:30に自宅を出れば良い計算となる。
と云う訳で、16日の21:00頃に床に入って、少し寝てから出発しようと思っていた。
所が、いつもなら直ぐに寝付いてしまうのに、遠足前夜の小学生と同じで、この日は目が冴えてしまって寝付けず、ただウツラウツラするだけ。
そして、24:00少し前、いきなりのメール着信音でビックリ。
何事かと思ってメールを見ると、釣友からカマスが釣れ出したヨとの報告。
これで完全に眼が覚めてしまった(笑)

下手に寝てしまうと寝坊してしまうことが確実なので、rivercoke1958さん宅付近で約束の時刻まで休むことにして、24:30頃自宅を出発。
途中、事故渋滞があったものゝそれ以外は順調で、3:00に近くの道の駅に到着。直ぐに、シートを倒して休んだのだが、それでも1時間程ウツラウツラしただけ。
少し早いが・・・・と思いつゝrivercoke1958さん宅に向かうと、丁度車を出そうとされている所に遭遇。

挨拶もそこそこに、早速、荷物をrivercoke1958さんの車に積み替えて出発。

先ずは、大川に寄って、小生のキャスティングと渓の歩き方をチェックされるとのこと。云って見ればスクールの入学試験か(笑)

そこで、早速、指摘されたことは、
1)フライのウィングのピンク色は、人間の眼には優しいが、渓魚に警戒されるので宜しくない
2)ポジション取りがポイントに近付き過ぎる
3)木々が覆い被さっている渓でのオーバーキャストはトラブルの素。サイドキャストかスペイキャストを勧める
の3点。
幸いにも、渓歩きは問題ないだろうとのことで、何とか入学を許された次第(笑)

FF-2012-005R.jpg
次いで、場所をSGHK-Rに移していよいよ実釣しながらのスクールの開始。

SGHK-Rは良く通っているSKM-Rの倍から3倍程の規模で、その上人の背丈程の大岩がゴロゴロと配されていて渓相は抜群。しかも、林道が近くを走っているので、入渓、脱渓が非常に楽で、正に小生の様な足腰に衰えが見えて来た高齢者向き。
自宅から距離がなければ、頻繁に通って見たいと切に思う程の素晴らしさ。

FF-2012-004R.jpg
そして、スクールでは
1)プレゼンテーションの大切さ
2)ドラグフリーで如何にフライを流れに乗せるか、そのために何をすべきか
3)合わせ方は、ロッドを上に煽るのではなくて、へら鮒の様に腕を突き出すこと
を教えて頂いた。
その他、8時間程の短い時間だったが、忘れていたことを気付かされたり、手を抜いていたことを戒められたりと、非常に濃い内容に、残念ながら釣果はなかったが、非常に充実した楽しいスクールだった。

講師のrivercoke1958さんは、仕事の関係で28歳頃にアメリカに駐在された際、現地のアングラーにみっちりとFFを仕込まれたとのこと。
しかし、氏は自分のスタイルを押し付けようとする姿勢は全く感じられず、云ったことをヒントにして自分自身のFFスタイルを造って貰いたいとの方針を貫かれていて、非常に好感の持てるスクーリングで、初心者の方は勿論、中級・上級者にもお勧めしたいFFスクールだと思う

しかも、受講料は初回3,000円、以降5,000円とのことで、前日の下見・フライの提供・自分の車での現地案内・講義等々の内容を考えると、寧ろ安過ぎる印象だった。