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2020年釣行記(22) – TK & AJ

2020年 Ajing Octopusing 釣行記

日 時:05月31日(日)~06月01日(月) 14:30~06:00
潮回り:小潮(↓↑↓)
場 所:孤島
釣 果:タコ x 1、アジ x 11、カサゴ x 4
同行者:AKT、IKD、INUE、YGW各氏

コロナ自粛期間中は全く釣りに出掛けることもなく、道楽部屋で悶々とする毎日を過ごし、前回のDKKアジングで、2ヶ月振りに開放感を楽しむことが出来た。しかし、肝心の釣果はと云うと、アジに限らず外道からのコンタクトも一度も感じられず、完膚なきまで打ちのめされスゴスゴと引き揚げる羽目になったのだが、早い海流に苦戦し、蚊の猛攻に辟易している最中にYGWさんから電話があり、31日、いつもの仲間で孤島に行くとのこと。

と云う訳で、未だ陽の高い時間帯は魔女狩りに精を出し、陽が暮れてからアジングをする計画で、今シーズンの孤島での幕開けをすることにした。

孤島には、14:00過ぎに、先着していた4人に迎えられて到着。
釣り場の突堤には他のアングラーの姿はなく、今回は我々5人の貸し切り状態なので、釣り座は選り取り見取り。慌てる必要はサラサラないので、殊更にゆっくりと支度を整えた。

魔女狩り用の岸蛸 CRX-B722H/Tacoを手にキャスティングを始めたのは14:30を回った頃。
風は予報通り南寄りで少々強目。40gのウェイトを付けたタコエギをキャストする魔女狩りには影響は殆どないが、アジングは少々苦労する程。空には灰色の雲が一面に広がっており、天候は下り坂なのは明白。予報によれば、風は時間が進むにつれて弱くなり、雨は翌日の6月1日の午後から降り出すとのことなので、取り敢えず心配することはなさそうだが、予報通りの展開になることを祈るしかない。

先に魔女狩りに出掛けたYGWさんを追い掛ける様にして、移動しながら探ったがそれらしいアタリは感じられない。
昨年の東京湾はタコが湧いたとのことで、小生でも何匹かはものすることが出来たが・・・・。
今年はどうか? 昨年ほどにはないかも知れない。
そんなことを考えながら折り返しに入った所で、根掛かり。
と思ったがラインを張って様子をみると何かがモソモソ動いている様な感触がある。魔女狩りでは、根掛かりと獲物を見分けるのは難しいが、兎に角、少なくとも固い障害物に掛かった感じはしない。そこで、思い切って合わせを入れると、重たいが確実に浮いて来ている感触があり、タコであることを確信。
そのまゝ抜き揚げたのは、500g程の魔女で、取り敢えずお土産の確保に成功。
時刻は15:30頃なので、まだまだアジングを始めるには早い。そこで2匹目3匹目を狙って突堤を徘徊したが、タコはこの1匹で終了。

 

日没には未だ早いが18:30頃アジングを開始。
ロッドはYGWさんの新作のショート・ロッドで、アユ竿を研磨したものとのこと。YGWさんによれば、リールの取り付け部分から後部に掛けては円錐状に広げてあり、リールから後ろのエンド・グリップもない。そのため所謂リールシートは使わずリールはビニール・テープで直付け。これらは全て、感度を追求するために無駄をトコトン省いた結果で、眼には見えないが、アーバーの取り付け位置も最も感度が高くなる場所にしている由。
この新作ロッドを、有難いことに、小生に使わせたくてわざわざ持って来てくれたとのこと。
そんなYGWさんの気持ちに応えるには、YGWロッドで爆釣するしかない。
そのため、今晩は小生のロッドは使わずにYGWロッドだけでとキャスティングを続けたが、肝心のアジからコンタクトがない。

日没時刻を過ぎ、陽が傾いて光量が徐々に減って来てゴールデン・タイムに入ったが、状況は変わらず仕舞いで、IKDさんが1~2匹を出しただけ(?)

20:00頃、駄目元で街灯の光りが届かない場所に移動。
するとこの日始めてのアタリ。今晩のアジの着き場はこっちかと思ったが、残念ながら揚がって来たのは、とぼけた顔をしたカサゴ。2ヶ月振りで味わう魚の引きでヤレヤレと云った所だが、外道なので嬉しさ半分と云った所。
そして2匹目もカサゴアジの着き場かと思ったが、どうやらカサゴの着き場の様で、しかもロリ・サイズばかり。

その内、裏に移動したINUEさんが、ポツリポツリとアジをものにし始めたので、小生もあやかりたいと隣りに入れさせて貰い、INUEさんに様子を訊ねた。すると、アジは、目の前をウロウロと泳いでいるシーバスの下に居ると云いながら、確実にヒットさせている。しかし、小生にはアタリが感じられない。
その内、AKTさんも移動して来たので、小生はINUEさんAKTさんの間にプチ移動。
いつもならアジングに長けた二人に煽られてしまってペースが乱されることが確実なので、君子危うきに近寄らず。勧められてもそんな所に入ることなどはしないのだが、この時は何故か二人の間が良さそうに思えたため、敢えてそうして見た。
するとその甲斐があって、21:00頃、ようやくこの日最初の本命をゲット。

サイズはもう一つだが、兎にも角にも本命のアジで、嬉しさは一入と云った所。
アタリは極々小さなものだったので、YGWロッドでなければ取れなかったかも知れない。

そして3匹を獲った所で、自作のSoare改にロッドを換えさせてさせて貰った。
と云うのは、走ることに徹したフォーミュラー・カーが些細なミスで事故を起こすのと同じで、無駄を徹底的に削ぎ落とした繊細なYGWロッドを扱うには一寸したミスも許されず、破損させてしまっては申し訳ないと思う気持ちが徐々に強くなって来たため。
要するに、分不相応と云うことだろう。

自作のSoare改に持ち替えて、少し気も楽になり、両隣の二人には到底覚束ないながらもポツリポツリとアジの引きを楽しんだ。

この時、試したのがMHR-KGNでのメバリングのやり方。
ワームを使ったメバリングでは、唯引きが一般的な釣り方だと思うが、小生は唯引きをすることは皆目ないと云って良い程で、キャストして着水後直ぐにチョンチョンとロッドを小さく煽ってアクションを付けた後1~2秒程フォールさせて、アタリがなければ又チョンチョン、フォールを繰り返す釣り方しかしたことがない。
孤島では、所謂ボトム付近の釣りなので、これまでは、これ程浅い棚でこんな釣り方をしようとは考えもしなかったが、両隣の二人と同じ釣り方をしていても・・・・と敢えて、MHR-KGNでの釣り方をしてみようと云う気になった。
すると意外にも、これで反応を出すことが出来、一つ賢くなった様な気がした。

結局、今回は日付が変わってからは風も収まり、途中で予報とは違って霧雨が降って来たものゝ天候の面で状況は悪くはなかった。しかし、肝心のアジの寄りはもう一つ。サイズの面でも物足りないもので、本格的なアジング・シーズンには至っていないと云うことだろうか?
とは云え、気の合った仲間だけで過ごした一夜は、釣果が余り良くなかった点を割り引いても、やはり楽しいもので、釣りから戻った当日は、疲れと寝不足のために死んだ様になって、この歳での徹夜の釣りはソロソロ無理になったか・・・・
所が、間を一日置いて疲れが取れ掛かって来ると、身体の芯にはまだズーンとした重さが残っていても、またぞろ行きたくなってしまう(笑)

2019年釣行記(68) – TK&EG

2019年 Eging Octopusing 釣行記

日 時:10月30日(水) 12:00~17:00
潮回り:中潮(↑)
場 所:Y’s P”
釣 果:タコ x 3、アオリイカ x 1
同行者:YGWさん

PCに向かって前日のDKK釣行記を、次の釣行をどうしようかどと考えながら、打ち込んでいると、YGWさんから久し振りに電話着信があって、明日、時間はありますか? 時間があれば、イカ&タコを狙いに行きませんか?

明日と云うことは、中一日の休みでの釣行となってしまうため、大いに興味をそそられたが、体力的には些か心配・・・。
どうしようか迷ったが、昼から夕方までの短時間勝負とのこと。であれば、体力面の心配もないだろう。

YGWさんと連れ立ってY’s P”に到着したのは12:00過ぎ。
岸壁に立ってみると、南風が心地良く吹き抜けて行き、秋の日差しが寧ろ暑い位で、釣りを楽しむには絶好の状況。二人とも初めての場所なので、どの様な結果になるか判らないが、釣れて呉れれば申し分のない所。

小生が、持ち込んだ魔女狩り用の岸蛸 CRX-B722H/Taco緑のアイシャドウの可愛娘ちゃん用のSephia S806ML-Sの2本にラインを通しエギを結び等している内に、YGWさんはサッサと岸壁の東端に向かって行ってしまった。
遅ればせながら準備の終わった小生は、先発の岸蛸 CRX-B722H/Tacoを持ってYGWさんとは反対の西端に向かって調査をすることにしてベースを出た。
途中、ボトムの状況を調査しながら西端に向かったが、何処も水深も余りなくボトムは泥か砂地の様で、まるで根のありそうなポイントが見付からない。普段の釣りでは忌み嫌う根掛かりだが、明るい時間帯での魔女狩りで根掛かりポイントがないのは辛い。
何処かに根はないかと探っている内に、西端に到達。
西端でも根がなければ、厳しいなぁ等と考えながらキャストしボトムをずるずると引いて来ると、ゴリゴリ・ガツガツとこの日初めて感じる硬い感触があって、ロッドが止まってしまった。
やっと、根を見付けた。

次も同じポイントを狙ってキャストし、ロッドが止まった所でシェイク&シェイク。すると根掛かりとは違う感触がある。
ひょっとすると、これはタコかも・・・・?
更にシェイク&シェイクを繰り返し、頃合いを図って思い切ってロッドを煽ると、ズシンとロッドが止まり、次の瞬間には僅かに浮いた様な・・・・。
ボトム付近の根や岸壁の壁に貼り付かれない様に注意しながら抜き揚げたのは、キロアップの良型マダコ。時刻は12:40頃のことで、調査を開始しして直ぐにもう答えが出てしまった格好。
釣りでは、開始直後に釣れても、その後はサッパリと云ったジリ貧に終わることが多いが。この日はどうか。
2匹目、3匹目を狙ってキャスティングを続けた結果、グイグイとエギを引っ張り込む強い引きに負けて、二進も三進も行かず泣く泣くラインを切る羽目になったり、ジワジワとエギを引き込むアタリを取って掛けたりの3打数2安打で、マズマズと云った所。

その後、YGWさんと入れ替わって東端に移動してキロクラスを追加して、この日の魔女狩りは終了。

16:00頃から脚が2本多い緑のアイシャドーの可愛娘ちゃんにターゲットを替えてエギングを開始。
すると、その2投目か3投目。20カウントまでエギを沈めてラインを張っていると、何やらラインが波の動きとは違った可笑しな動きをする。そこで、ロッドを煽って合わせてみると、ガツン。久し振りに感じる懐かしい引きがあって、時期が時期だけに小振りのアオリイカがポッカリと海面に浮かんで来て、この日の調査は終了。

この日は、二人にとって右も左もわからない初めての場所での軟体動物調査だったが、タコは兎も角、こんな所にもアオリイカがいることが分かって認識を改めた次第。
また、タコについては、タイミング良く合わせは決まったものゝ、付近の根に貼り付かれて獲れなかったことが、2度、3度とあった。タコの吸盤の吸引力は非常に強力なので、サイズはそれ程でもないかも知れないが、2kgクラスの可能性もあり、何とも悔しい思いをした。

尚、この日の3匹を自宅で計測した結果、770g、1,135g、1,425gと自己記録更新のオマケ付きだったので、調査は大成功だったと云って良いだろう。

2019年釣行記(58) – TK&AJ

2019年 Ajing Octopusing 釣行記

日 時:08月18日(日)~19日(月) 16:00~06:00
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 2
同行者:YGWさん、AKTさん

前回のDKKでのパーフェクト・ゲームを喰らったショックがまだ残っている2日後、YGWさんから18日に孤島に行くとの連絡を頂いた。
しかし、連絡を頂いた時点では、18日までは1週間もある。通常であれば、その1週間内に少なくとも1度は、単独で何処かに出撃している所だが、DKKで連続して打ちのめされたことに加えて、連日の猛烈な蒸し暑さのために、釣りに対するモティベーションが下がっていた。そんな所に、速度の遅い大型台風10号の襲来が駄目押しとなって、先週の一週間は丸々釣行せずに道楽部屋でウダウダと過ごしていた。

そして、18日当日になったのだが、もう一つ気持ちが乗って来ない。18日はパスさせて貰って、19日の夜にDKKに行こうかなどと考えながら、天気予報をチェックすると、19日夜には傘マークが付いている。
これでようやく踏ん切りが付いて、予定通りYGWさんAKTさん孤島でオクトパッシング&アジングをすることにした。

16:00過ぎ、先着していたYGWさんAKTさんに迎えられて孤島に到着。
日曜日であり子ども達の夏休み期間中でもあるので、混んでいるのではないかと心配していたが、思った程でもなく、この点は杞憂だった。

今回は、魔女狩りがメインなのでCRX-B722H/Tacoを先発に選んで16:30頃キャスティングを開始。
すると早くも2投目か3投目で、根掛かりの様な違和感が伝わって来た。そこで小さくシェイクを繰り返し、頃合いを見て大きくロッドを煽って合わせを入れると、ズーンとした重さが伝わって来た。
魔女狩りの場合は常に根掛かりの危険性と隣り合わせで、合わせた瞬間にズルリと動く気配があれば本命のタコ。ガッチリと動かない様であれば、根掛かり。本命のタコであっても根に貼り付かれた場合には、ガッチリと動かず根掛かりと勘違いをすることもあるが、何れにしても、合わせた瞬間が勝負。ロッドを伝わって来る感触から根掛かりなのかタコなのかを考えながら、合わせるタイミングを計っている時のドキドキ感が堪らない。この辺りがオクトパッシングに惹かれる理由なのだろう。
この時は、ズルリと動く気配があったので、本命のタコであることは確実。ワクワクしながらリーリングをしていると、途中でフッと重さがなくなって、無念のバラシ。ノッケからバラシとは頂けないが、タコの活性は高そうなことが判って、これはこれで良しとしようと前向きに考えて、キャスティングを継続。
そして少し場所を替えた所で、同じ様にリーリングの途中で又もやバラシ。
針先をチェックしたりもしたが、特に問題もなく、原因が判らない。

その後は全く気配もなく、時間ばかりが過ぎて行き、この日の最初の獲物を手にしたのは、丁度、18:00頃。200gにも満たないイイダコサイズにガッカリしながらノータッチ・リリースとしたが、針が1本だけ辛うじて足に刺さっているだけの状態で、これで連続バラシの理由が解った。
つまり、この時はパラシュートを使っていたのだが、これまでのボラの掛け針20号を使って改造した3本針のエギとは違って、パラシュートは文字通りパラシュートの様に360°全方向に10本の針が配置されている。そのために、針と針の間隔が狭く、小さなタコの細い脚でも針と針の間をすり抜けることなく辛うじて刺さったのだろう。

18:00を回って、ゴールデン・タイムに入ったが、タコからのコンタクトはサッパリなくなってしまった。
そこでサブのターゲットであるアジに狙いを替えて、8320#1B1gのJHを組み合わせて、アジングを開始した。しかし、アジも何処かに行ってしまったと見えて、コツリとも来ない。
試しに、タチウオ用のシャッドテイルを泳がしてみたりもしたが、これも空しい努力で、釣り場全体に生命感がない。12:00頃から来ていると云う若者に様子を訊ねても、アタリ一つないとのこと。どうやら、状況は最悪の様相。

20:00を過ぎ、粗方のアングラーが引き揚げて行き、残ったのは我々3名の他2名の物好きばかリで、夜を徹して頑張ろうとキャスティングを続けたが、誰もロッドを曲げることなく、21:00、22:00と時間ばかりがドンドン過ぎて行く。

23:00を回った頃、キャスティングをするだけの釣りに嫌気が差して、椅子に座ってメールチェックをしていると、突然、何か来た!!YGWさんの声が耳に入って来た。何が来たのだろうと驚いて顔を上げて様子を見ていると、20cm程の小振りだが立派なアジを抜き揚げた。
やっと群れが回って来たのか・・・・
チャンスを逃してはならないと、直ぐに小生もキャスティングを再開したが、きっと迷子のアジだよYGWさんにしては弱気な発言。

小生が、この日初めてのまともな獲物を手にしたのは23:30頃。

潮は右から左へガンガン流れており、対して風は左から右へ強く吹いていてJHの位置が掴み辛くやり難い。それでも、折角のチャンスだからと我慢していると、何やらジワーッと重くなった様な違和感があったので、念の為合わせを入れた所アジが掛かっていたという次第。
と云う訳で、サイズも小振りであることに加えて、釣った感の乏しい物だったが、
実釣開始後6~7時間も経って何とかボーズ逃れが出来ただけでも良しとすべき結果だった。

そして、それから間もなく同じ様なサイズのアジを、同じ様なアタリで追加出来ただけ。その後は休み休みアジタコタチウオと色々とやってみたが、何れも空しい努力に終わり、藁にも縋る気持ちで朝間詰めに掛けたが、これも空振り。

この所、アジにしろタコにしろ苦しい釣りばかりだったので、孤島であれば何とか楽しめるだろうと期待充分で釣る気満々だったが、正に獲らぬ狸の皮算用で、4月8日以来4ヶ月振りの2回目の孤島は、これまでにない程苦しい苦しい修業の場だった。
唯一の救いは、一晩中風が吹いていたことで、そのお蔭で蚊の飛来もなく凌ぎ易く、盛夏の夜にしては快適に過ごせたこと。風もなくブンブブンブと蚊に纏わり付かれることなかっただけでも、良しとすべき所か・・・・。

2019年釣行記(54) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月30日(火) 14:15~19:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:Y’s P’
釣 果:タコ x 1 (リリースサイズ)
同行者:YGWさん

前回のY’s Pで楽しい思いをしたので、カミさんが留守にする絶好のチャンスを逃す手はないと先週に続いて月・火連続で魔女狩りをすることにした。場所はYGWさんの選択でY’s P’

14:00過ぎ、Y’s P’に到着し、前回と同じ航路側でキャスティングを開始。
風は昨日と違ってかなり強目。しかし40~60gと重たいエギを扱うので、釣りそのものは多少やり難いが、暑さが凌げる上、蚊の暗躍も防いでくれるので、寧ろ好都合。

14:15頃、航路に向かって右の角に立ってキャスティングを開始。
2投目か3投目のこと。昨日の様に着底させた後、ズル引きをして根を探すと
とカチッとした感触でエギが動かなくなった。これはチャンスとばかりにシェイク&シェイク。そして、様子を窺う様にロッドを立ててみたが動かない。
タコが来ているかも・・・・
更にロッドを立てたり斜めにしたりしてシェイクを繰り返したが、ピクリとも動く気配がない。ここで動く様なら根掛かりだが、動かないのは良型のタコがガッチリとエギを押さえ込んでいる筈。そこで更にシェイクを繰り返した後、大きくロッドを煽って合わせを入れると、ガツンとロッドが止まった。この時点でズリッとした感触があり、少しでも動く様なら、それ程大きなタコが掛かっていることはないが、ガッチリと動かない場合は大物が掛かっていることが考えられる。暫くの間、シェイクを繰り返して様子を窺ったが、ピクリともしない。そこでタコを引き剥がす積りで、アルミのパイプを持ち出してみたが、力を入れて引っ張っても動かない。
ここで、良型のタコではなく根掛かりであることを確信し、体重を掛ける様にしてラインを引っ張って何とかエギの回収に成功。と思ったら、15号のオモリはなくなり、エギのアイがグラリと曲がって、到底使い物にならない状態になって仕舞った。

入釣した途端にこの調子ではとガッカリしながら、キャスティングを繰り返したが、音沙汰がない。
隣りのYGWさんも空振りを繰り返しているので、この日はタコの活性は低い様に思える。こうなると釣り場の規模の小さいY’s P’では、タコを求めて徘徊することも叶わず、同じ様な場所を交代しながらの釣りになって仕舞う。

この日、最初の獲物は15:40頃。
サイズは、エギと同じ位のイイダコサイズで面白み掛けるが、兎にも角にもボーズだけは回避出来た格好。

しかし、その後は全く音沙汰がなく、時折ロッドを曲げているYGWさんを見るのが精一杯。

こうなって来ると、正に無い物ねだりで、蚊を寄せ付けず、暑さも和らげてくれる強い風が疎ましくなって来るのだから始末が悪い。
もう少し風が弱ければ、意図したコースをトレース出来るのに・・・・

結局、19:30頃にStopFishingとするまでに、取れたのは最初のイイダコサイズだけ。エギを押さえ込んだのかと期待したものは、悉く本当の根掛かりで、昨日の面白かったオクトパッシングとは真逆の結果だった。

所で、この日、図らずもSKさんに会った。彼はY’s Pで14:30頃から17:30頃までの3時間程で合計12匹、内キロクラスは4~5匹だったとのこと。

場所の選択を間違えたのかも・・・・・・。

2019年釣行記(53) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月29日(月) 06:30~13:30
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:Y’s P
釣 果:タコ x 5 (700g(推定)、900g、1kg、リリース x 2)
同行者:YGWさん

前回SKさんに教えて頂いたことを復習したいと思っていた所に、タイミング良くYGWさんからの連絡があって、一も二もなく悪魔狩りに行くことに決定。

Y’s Pには二人連れ立って06:00過ぎに到着。
今回は先行者の姿もなく、長い突堤は我々二人の天国。

小生は直ぐにウェストバッグとタコ網を持って、9~10番スポットに急行。
ここは水深は余りないが、ボトムの様子が他とは違っているので、兎にも角にもやってみたかったポイント。正直に云えば前回爆釣したSKさんにあやかりたいと思う卑しさもあったのは確か。

海水の色は薄く赤茶けていたが、前々回だったかYGWさんAKTさんと来た時程ではないので、気にする必要はなさそう。
風は予報では1m程とされていたが、現地では殆どなく、しかも陽が差しているので、湿気の高い暑さが身体中に纏わり着いて、不快を覚える程。そんな中をテクテク歩いたので、目当てのポイントに着いた頃には、べっとりと汗をかいていた。

キャスティングを始めたのは06:30頃。
そしてその2投目。
ボトムを取って根掛かりポイントを探してズル引きし、ズル引きが止まった所で、シェイク&シェイク。すると何やらモゾモゾしている様なしていない様な表現し難い違和感が伝わって来た。そこでSKさんの教えに従って真上にロッドを大きく煽る様にして合わせを入れた所、ガツンとロッドが止まって・・・・。
海面でプシューッと潮を吹いたのは、200~300g程度のタコ。サイズは物足りないが直ぐに結果が出せて大満足。
サイズが小さいので、最終的にはリリースすることになるだろうと思いながら、取り敢えず、手に入れたばかりのタコ網に一旦キープして、キャスティングを再開。

それから約10分後、同じ様に根掛かりポイントでシェイク&シェイク。そして大きく合わせを入れた所、今度はガッチリと根掛かりした様で、ピクリとも動かない。
根掛かりなのかタコに貼り付かれたのか判らないので、取り敢えずラインを張らず緩めずの状態にしてシェイク&シェイク。頃合いを見て大きくロッドを煽ったが、やはりピクリともしない。これは本物の根掛かりだろうとアルミパイプにラインを巻いてグイッと力を入れて引っ張ると、ズルッと動く。
タコだ!!
前回、同じ状況で抜き揚げに失敗したので、今回は追い合わせを入れた上でリーリングすると、8本の足を大きく広げた良型のタコが海面に浮いて来た。慎重に抜き揚げて、これもタコ網に収納。
そして、3匹目を狙ってキャスティングを続けたが、反応が間遠くなって来た。キャストする方向を変えてやってみたが、それらしい違和感が伝わって来ない。

そうこうする内、07:00を回ったばかりだと云うのに、太陽がジリジリと照り付けて来て堪らない。風があれば少しは凌げるのだろうが、ソヨリともしないし、日陰のない突堤では逃げ場もない。
そこで、一旦ベースキャンプに戻り建物の陰に入ることにして、タコ網を引き揚げてみると、どう云う訳かもぬけの殻。網が破れているのかと思いチェックすると破れは見当たらず、ファスナーが10cm程空いているのが分かった。2匹目を収納する際に、きちっと締まり切っていなかったのかも知れないが、空になったタコ網を手に、暫し呆然。

ベースキャンプに戻り、日陰に入ってYGWさんと話をしながらキャスティングを再開。日陰に入っても建物の陰なので風が回って来ず、蒸し暑さは変わらない。直射日光が当たっていないだけマシと云った所。
付近は、既にYGWさんが叩いた後で余り期待は出来ないと思っていたが、日陰から出るのも億劫なので、兎に角キャスティングを続けていた時のこと。時刻は定かではないが、エギが足許から7m程のブレイクに差し掛かった時に何やら違和感がある。そこでシェイク&シェイクして合わせを入れたが、これは空振り。そのまゝの状態で、又々シェイク&シェイクしていると、明らかに何かがエギを引っ張る様な感触が伝わって来た。そこでシェイク&シェイクの後合わせを入れて、キロ前後の良型をゲット。

このタコも網に収容したが、今度は絶対に脱走は許すまじタコ網の収納口付近を取り付けロープでグルグルと巻き縛ったことは云うまでもない。

10:00頃、夏休みに入ったばかりの子供連れと黒鯛師が登場して来た丁度その時、ベースキャンプの突端で、良型のタコを追加。

しかし、その後も梅雨が明けたばかりの猛暑の中頑張ってキャスティングを続けたが、この日の悪魔狩りは、イイダコサイズを追加したものゝ、事実上これが最後で、13:30頃に片付けに入った。

所で、今回は前回SKさんに教えて頂いた通り、こちらから積極的に根掛かりを求めてタコの居場所を探したのが、これまでと違う点だった。
これまではタコと根掛かりは切っても切れないものとの認識はあったが、どうしても根掛かりを怖がっており、根掛かったと思うと、その根掛かりを外すことに意識が行っていた。
しかしSKさんの云う、根掛かった場所はタコの住処の近くなので、近くにタコがいる筈。タコの活性が高ければエギを見付けると、スッと寄って来てエギを抱き込むが、活性が低い場合は長い足でエギを触っているだけ。従って、出来るだけシェイク&シェイクを繰り返して、タコがエギを抱き込むまで待つことを聞いて、目から鱗が落ちた様な・・・・。
と云う訳で、今回は意識の持ち様をがらりと変えて、ひたすら根掛かりポイントを求めることを徹底した。

その結果、数こそ5匹だけで爆釣には程遠い結果だったが、内容的には釣れちゃったと云うのではなく、釣った感が強くあって、これまでになく楽しいオクトパッシングだった。

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