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2018年釣行記(59) – MK

2018年 Mekking 釣行記

日 時:9月26(水) 7:00~9:30
潮回り:大潮(↓)

場 所:YNGSM
釣 果:ナシ
同行者:YTさん

9月に入ってから秋雨前線が停滞しているため、殆ど毎日が雨模様の天候で中々釣行するチャンスがない。26日も見る度に予報の内容が変わっていて、傘マークがついたり消えたり。傘マークが付きっぱなしならば諦めがつくと云うものだが、消えたりすると行けるかもと期待が湧いて来てしまう。

この日の釣行も、前日の夕食の後にチェックした予報で、それまで付いていた傘マークが消えたので、急遽思い切って出撃することにしたもの。
所が、26日の朝5:30頃に車に乗り込むと、フロントガラスには細かい水滴がついていて、どうやら天候の回復が遅れているらしい。この時点で、釣行を中止しても良かったのだが、行くだけ行ってみようとそのまゝ車を転がしてYNGSMに向かった。

幸い、現場に到着した6:40頃には雨も上がって、西の空には富士山が見えている。この分で行けば何とかなるだろうと準備を整え、ポイントに向かった。しかし、途中で目に入って来た川やサーフの水の色は、昨日の強い雨のため、薄茶色に濁っている。
この濁りが吉と出るか、凶と出るかは判らないが、どうせなら青く綺麗に澄んだ海で楽しみたいし、石積みまで行けば濁りの影響もないだろうと考えて、今回は石積みでやって見ることにした。

石積みはショートカットが出来れば、それ程歩く必要もなく苦労することもない。所が、実際には土手との間にあるワンドを迂回する必要があるので、結構な距離を歩くことになるため、高齢者の身には結構きつい。しかも、この時は、満潮時刻を過ぎたばかりなので潮位が高くてワンドが一回り大きくなっているので、時間も掛かる。結局、この日は20分以上も歩き、石積みの先端に立ってキャスティングを始めたのは7:15頃。
ロッドは短めのSoare S610S30だが、風は背後からかなり強めに吹いて来ているので、釣りには全く影響はない。
そして、2投目。

トゥイッチを何回か繰り返した所で、ガツンとアタリ。
これは幸先が良いと一人ニタニタしながらリーリングを始め、白い魚体が波間に見えた次の瞬間、フッと軽くなって、敢え無くフック・アウト
釣りは始まったばかり。魚が居ることも分かったので、獲るのは時間の問題とバラした悔しさを押しとどめてキャスティングを続けている所に、ププーッとバイクの警笛音が聞こえて来て、YTさんが登場。

それから暫くの間、二人で石積みの先端をチェックしたが、一度小生にアタリがあっただけ。

8:30頃、石積みを諦めて井桁からサーフを狙うことにして、移動を決意。
しかし、思惑とは反対に井桁でもアタラず、サーフに移っても全く反応がないまゝ。その内、又々霧雨が降り出して来る始末。

結局、この日は粘る気も起きて来ず、9:30頃にはStopFishingとして、ボーズを引きずって帰路に着いた次第。

2018年釣行記(58) – MK

2018年 Mekking 釣行記

日 時:9月20(木) 7:00~11:30
潮回り:若潮(↑)

場 所:YNGSM
釣 果:メッキ × 2
同行者:YTさん、AKWさん

YNGSMでメッキが出始めたとの連絡をYTさんから頂いたので、早速、21日の金曜日に出撃する積りで準備に入った。しかし、木曜日の夜から金曜日に掛けては、生憎の雨模様で、雨の降らない時間帯は、木曜日の午前中だけ。午前中と云っても、その後の予報では、天気の崩れが早くなりそうなので、10:00か11:00頃には降り出しそう。
と云う訳で、木曜日の午前中、雨が降り出すまでの短時間になるが、出撃することにした。

6:30頃、現地に到着。
早速、ウェーダーを穿き、Soare S709ULTを手に釣り場に向かった。
台風21号の影響で石積みはかなりダメージを受けたとのことだが、今シーズンの幕開け会場に選んだ井桁は、ジェットスキーや太い木が打ち上げられていることを除いて、大きく崩れておらず、一安心。

小生は、メッキと云えばこのYNGSMでの経験しかなく、2011年の大爆釣を除いては余り良い釣りをした記憶がない。昨年も同じ様にメッキが余り釣れず、キス釣りでお茶を濁した記憶があるが、今年はどうだろう。期待と不安が綯い交ぜになった気持ちを胸にキャスティングを始めたのは7:00頃。

風は、北寄りで時折少々強目に吹いて来るが、釣りには殆ど影響はない。水は青くて綺麗だが、気のせいか白っぽく濁りが入っている様にも見える。

西向き、南向きと立ち位置を少しづつ動かしながらキャスティングを続け、メッキからのコントクトを待ったが何も変化がない。周囲を見回しても、ボラが跳ねる様子もなく、海面付近で輪を描いているダツも見えず、海鵜が飛んで来ることもなく、生命感が全く感じられない。

このまゝ粘っても駄目かも知れない
早々に井桁を諦めてサーフに行って見ることにした。サーフの釣りは、実の所、余り好きではないのだが、この時は自然な流れでサーフに移動していた。

サーフではキャスティングをしてメッキの反応を探り、なければ少し移動してキャスティングをしてメッキを探し・・・を繰り返すので、小生は蟹の横這い釣法と称しているのだが、少しづつ移動をしてサーフの中央手前にまで来た時に、ブルブルと反応があった。
魚が居る!!
と云っても、その主が本命のメッキなのか外道の魚なのかは判らない。しかし、この日初めて感じた反応なので、少し同じ場所で粘って見ることにしたが、これが正解だった。何度かキャスティングを繰り返していると、今度は、魚の重さがロッドの乗った感触がハッキリと伝わって来て、
獲った!!!
所が、次の瞬間フッと重みが消えてしまって敢え無くフックアウト。同じ様なバラシが2回続いた所で、ルアーをそれまでのSaltDgreeからバッグに忍ばせていたメバル用のTerrierに変更することにした。
Terrierはリップレスのシンペンなので、動きはSaltDegreeとは全く違っているため、仮に黙って海に帰って行った魚がメッキだとすると、SaltDegreeの動きにスレたメッキに効くのではないかと考えた。

すると直ぐに答が出て、今シーズン初めてのメッキを獲ることが出来た。時刻は入釣して丁度1時間後の8:00頃のこと。
サイズは18cm程度で少し物足りなさは残るが、それでも開幕戦から答えを出すことが出来て、嬉しい1匹。

所が、好事魔多し。このメッキの写真を撮ろうとした時、頭上でパキッと乾いた聞き覚えのある音がした。
Soare S709ULTは、昨年の1月、アオリイカを掛けた際に折ってしまい、修理をして使っていたのだが、今回も全く同じ場所で見事に折れていた。
折角、1匹掛けた所なのに、このまゝ引き揚げる訳にも行かず、片道15分、往復30分も掛かってしまうが、スペアロッドのSoare S610S30を取りに車まで戻ることにした。

そして、Soare S610S30を手に改めて井桁に向かって歩いている所に、YTさんがニコニコと登場。以前は家を出ることも出来ない程体調を崩して苦しんでいたことを考えると、短い時間であっても、釣りが出来る所まで回復したYTさんの様子を見るだけでも、今日、YNGSMに来た甲斐があると云うもの。

暫く、YTさん井桁でキャスティングを続けたが、何も反応がないので、又々サーフに移動して、蟹の横這い釣法を再開。
すると、9:00頃か9:30頃だったのか定かではないが、先程とほゞ同じサーフの中央手前付近で、ルアーがブレイクに差し掛かった瞬間にググンとルアーを引っ手繰る様なアタリ。やはり20cmに満たないサイズだが、メッキの追加に成功。この時のルアー7Dgree

その後、10:00を回った頃、AKWさんが合流して、3人揃って井桁からサーフ、そして導流堤にまで足を延ばしたが、AKWさんフグを2~3匹掛け、YTさんが2~3度バラシただけで、小生には梨の礫

11:00頃、それまでは降ったり止んだりを繰り返していた雨が、本降りとなって来たのに堪らず、雨支度をして来たAKWさんを残して、YTさんと二人、未練のキャスティングを繰り返しながらサーフを戻りStopFishingとした。

今回、Soare S709ULTを折ってしまったことは計算外だったが、シーズンの開幕戦でメッキを2匹も獲れたのは、望外の喜びで、これから暫くの間は、夜のアジやタチウオと、昼間のメッキの2本建てで行こうと思う。

2018年釣行記(14) – MK,AJ&MB

2018年 Ajing Mebaring Mekking 釣行記

日 時:3月17(土)
潮回り:大潮(↑↓)

場 所:NGS-WN(BOAT)
釣 果:アジ X 3、メバル X 11
同行者:YSKWさん、HSGWさん、UENYMさん

死滅回遊漁と云われているメッキでも、海水温の高い場所では越冬しており、真冬でも釣れていることは知っていた。そんな場所では40~50cmにもなり、20cmもあれば良型だと喜んでいる身からすると夢の様な世界。いつかは行ってみたいと思いながらも、特殊な場所なので行く機会はないだろうと思っていた。
所が、ある日YSKWさんから温泉メッキをやりたいと云う人が居るのでボートを出すが、行きませんか?と思いも掛けないお誘い。これには一も二もなく、即リアクション・バイト。

そして、約束の当日。
予報では、東を向いて口を開けているNGS-WNには、余り嬉しく無い東風風だが、3m程度なので問題はないだろう。
13:45頃、自宅を出発し、集合場所には約束時刻の20分程前に到着。
車から道具を降ろし準備をしていると、HSGWさんが、そして、間もなくしてUENYMさんも到着して全員が揃って、15:40頃、岸払い。

10~15分程走って、温泉メッキの居るポイントに到着したが、残念なことに既に別のボートが入っていて、3人のアングラーがキャスティングをしているのが見える。釣りでは、どんな場合も先行者が最優先なので、仕方がない。余り近付き過ぎるとトラブルの元になるので、少し離れた所で温泉メッキを狙うことにしてキャスティングを開始。

40~50cmもある温泉メッキの強い引きに負けない様に、ロッドは手持ちに中ではパワーのあるSoare S610LS30、ラインはエギングで使っている0.6号のPE、リーダーは2.5号のフロロ、リールはC3000とかなりの重装備で、何としてでもモノにしてやろうとの意気込み。

温泉メッキを狙うのは初めてのことなので、要領が全く判らない。そこで、メッキ狙いでは定番のD-Contact63をパイロットに選んで、上層から中層付近まで探ろうと思ったが、左から右に強く流れる潮の影響で、果たしてどこまで沈んでいるか、甚だ心許ない。
そこで、念のためにバッグに忍ばせておいた10gのメタルジグにルアーを変更。これでボトムが取れるかと思ったが、ラインがドンドンと出て行って、とても着底しそうにもない。それでも、ミニGTと云われる温泉メッキの強烈な引きを期待して、キャスティングを繰り返したが、何をしているのかサッパリ分らない。

時間が進み、富士山の頂上付近に陽が沈もうとしている頃、正面のボートで獲物を獲り込むために玉網を出しているのが目に入り、歓声まで聞こえて来た。目の悪い小生には、それとは判らなかったが、YSKWさんによればメッキだとのこと。
やはり、特等席は答えが出るのが早い。しかし、時合が来たのであれば、こっちにも廻って来る筈・・・・・・。

結局、期待とは裏腹に、対面のボートで2~3匹のメッキを揚げたのを、指を咥えて眺めただけで、我々3人には温泉メッキからのラブ・コールは一度もなく、UENYMさんコノシロHSGWさんフグ、そして小生がロリ・メバルを掛けたのみ。

18:00を回った頃、温泉メッキは諦めてアジング・ポイントに移動。
東風が強いせいか、前回と違ってアジはボトムに着いているとのこと。小生は、ボトムの釣りが苦手で、ボトム=釣れないと刷り込まれていると思える位自信がない。

最初にアジを掛けたのはHSGWさんで、後に続けとばかりに気合を入れたが、中々アタリが出せず、やっと獲ったのは18:30頃。

これを皮切りに・・・・。
と思ったが、フグの活性が異様に高く、キャストする度にワームがスパッと噛み切られていて、ワームの消耗が激しい。海を良く見れば、3匹、4匹、5匹とフグがスクーリングをしてウロウロしているのが見える。どうもアジよりも素早くフグがワームを突いていると見えて、微かな違和感に合わせを入れても上がって来るのは、半分になったワームを付けたJH。

堪らず、狙いを円らな瞳の可愛娘ちゃんに替えて、場所移動。
前回良かったYURAMEKIを結んで、キャストを開始。すると、コン・コンと一投目からルアーを突く可愛娘ちゃんのコンタクトがある。そのままのペースでリーリングを続けグンと強く感じるアタリを待ってスイープする様に合わせを入れると見事に針掛かり。この日初めて釣った感のある感触で揚がって来たのは、22cm程の可愛娘ちゃんでこの日のメバル・プラッキングは、これが正解。サイズは20cm前後ともう一つ乍ら、この1匹に続いてテンポ良く遊ぶことが出来た。

これで、本命の温泉メッキに振られたフラストレーションも幾分緩和され、風が益々強くなって来たこともあって、20:30沖上がりとした。

普段であれば陸に上がって直ぐに帰路に着く所だが、この日はHSGWさんの発案でファミレスで晩飯をしながら反省会をすることになった。
実はHSGWさんUENYMさんとは初対面だったのだが、同じ趣味を楽しむ者同士、釣りに関する話題は尽きない。時間が経つのも厭わず話が弾んで、気が付けば23:00も回っていたので、再度温泉メッキを狙う約束をして、散会とした。

2017年釣行記(80) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:12月13日(水)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:HRTK
釣 果:メッキ x 1
同行者:単独、(AKWさん、YTさん)

前回は土・日のイレギュラーな釣行だったため、次に釣行する予定の週末まで間がある。そこで、真ん中の水曜日に、バッグ一つの身軽な道具立てのメッキを狙う積りで準備を整えていた。
所が、仲間から得た情報では、状況は既にかなり厳しくなっている様子。しかも、6:00頃の気温はマイナスの予報になっているのを見て、気持ちは急激に萎んでしまって・・・・。

行くか行かないか迷った挙句、いつもの様に早朝からではなく、気温が上がって少しでも暖かくなる10:00頃から釣りを始めることにして、8:40頃自宅を出発。
予定通り、10:00少し前に釣り場に到着。直ぐにロッドを手に釣り場に向かうと、見覚えのあるバイクが目に入って来た。
アレ~ッ!!
まさか・・・・。
岸壁を見ると、黒っぽい服装をしたアングラーが蹲っているのが見える。そのまゝ近付いて彼の顔を良く見ると、何とAKWさんが食事をしている所。
AKWさんは、昨日も来ているので、まさか二日連続して来るなどとは露程にも思っていなかったので、ビックリ。
しかし、寒い中、あるか・ないか判らないアタリを待って独り黙々とキャスティングを繰り返すのは、幾ら好きな釣りと云えども辛いものがある。しかし、同好の輩が隣りに居るなら話は別。

直ぐにSoare XTUNE S709ULTにラインを通し、B-VIB30を結んでキャスティングを開始。
所が、一投目から根掛かり。
しまった!!
と思いつゝラインを手に巻いて引っ張った所、ズルズルと動くので、慎重にラインを回収すると、掛かっていたのは木の枝。
それから2~3投目で、2度目の根掛かり。これも無事回収出来たが、針に掛かっていたのは、高切れした太いライン。そして、3度目の根掛かりでB-VIB30を奉納。

次にSoare Metal Shot TG 5gに替え、流れの強さによっては7gを結んで色々と向きを変え、立ち位置を替えてキャスティングを続けたが、全く音沙汰がない。AKWさんに様子を訊ねても、状況は同じで、イヨイヨ今シーズンのメッキは終盤に入った気配が濃厚。

10:30頃、陣中見舞いに来てくれたYTさんが30分程居て引き揚げて行った後、AKWさんと相談して少し遠くの導流堤にまで足を伸ばしてみたが、これも空振り。

12:30頃、スゴスゴと元の場所に引き返して来た所で、ジグをB-VIB30に替えて未練のキャスティングを続けていると、ジグにじゃれ付く様な感触があって、22cm程のギンガメをゲット。
メッキも群れを作っている筈なので、2匹目3匹目が来るかと期待をしたが、これは例によって期待外れに終わり、どうも出合い頭の交通事故だった様子。

2匹目、3匹目が期待出来ないとなると、寒い中、釣りを続ける気持ちも消えてしまって、13:00過ぎにStopFishingとして、3時間程の短い釣りを終えた。

今週に入って、メッキの釣果は急激になくなってしまい、この日はAKWさんと二人でキャストし続けたのに、アタリは小生に来た1回だけ。年内は何とかメッキを楽しめると思っていたが、こうなると、次回からターゲットをメバルに替えるか・・・・・・。

2017年釣行記(77) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:12月01日(金)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 4
同行者:単独、(YTさん)

この時期の日の出時刻は6:30頃なので、自宅を出るのは5:00過ぎで充分。
と云う訳で、目覚まし時計を4:40にセットしたのに、目が覚めたのは4:00前。直ぐに出発するのは早過ぎるので、暫く床の中でウダウダ時間を潰して、予定通り5:00過ぎに自宅を出発し、現場の駐車スペースには6:20頃到着。

早速、未だ薄暗さの残る中を釣り場の岸壁に出たが、北風が結構強く吹き抜けている。YNGSMは南側が太平洋に向かって開けているので、南風は波立つため願い下げだが、北風は波を鎮めるので歓迎。と云っても、師走に入ったこの時期に、強い北風に吹かれるのは辛い。
予報では3mとなっていたので、その内、少しは収まって来る筈と準備に入った。

今回のタックルは、Soare XTUNE S610LS30のロッドに、リールはVanquish C2000Sの組み合わせ。

メッキを始めた当初は、Soare Game S709ULTSoare CI4 C2000PGSの組み合わせで、スローなジャークが主体のアクション付けだった。これでもソコソコの釣果は得られていたが、当然のことながら湘南の達人のYTさんや、AKWさんDr.TJさんには及びもつかなかった。
少しでも彼らに追い付くには、どうすれば良いか?
と考えている内に、教科書にある様な素早いトゥイッチもメニューに加える必要性に思い至った。しかし、少し長目で柔らかいS709ULTを使って素早いトゥイッチを続けられる程、小生の腕は良くない。弘法には程遠く腕に頼れない以上、筆を選ばざるを得ない、手首への負担を少しでも軽くすることも考えて、短めのS610LS30を導入し、ついでに僅かでも自重の軽いVanquishまで手に入れてしまった。
所が、実際に使って見ると、大枚をはたいて揃えたにも拘わらず、もう一つしっくり来ない。と云うか、端的に云えば釣果が期待した程伸びなかった。詰まり、お粗末な腕をカバーする筆はあり得ないことを確認させられてしまった次第。
と云う訳で、S610LS30Vanquishの組み合わせの出番は殆どなくなって、専ら折ってしまったGame S709UTLの代わりのSoare XTUNE S709ULTSoareCI4+ C2000PGSSばかりを使っていた。

そんな状況だったが、折角のロッドを死蔵しておくのは勿体無い。何とか使える様にしたいと、前回に続いて今回もS610LS30を先発に選んだ。

6:30頃、北風を背負う位置に立ちGOMOKU JIG 5gを選んでキャスティングを始めたが、JIGが水に流されてしまいラインを送り込んでも底取りが覚束ない。
メッキの活性が高い時期であれば、中層から上層での釣りになるのだが、師走のこの時期の冷え込んだ朝では、それは余り期待が出来ない。何とかすべく色々と試したが上手く出来ないので、敢えて、北風を横から受ける位置に移動。
ルアーも引き抵抗を感じられるB-VIB30に替え、斜め左にキャストしてジーとルアーの震えを感じながらリフト&フォールを繰り返して何投目かのこと。
足許近くまでルアーが近付いた所で、ソロソロ回収しなければと思っていると、ブルブルとルアーとは異なる震えで25cm位の良型ギンガメをゲット。
時計を見ると6:50で、実釣開始20分程しか経っておらず幸先の良いスタート。

所が、後続がない。
そこで、誰もいないことを幸いに、広い釣り場を行ったり来たりして、メッキの溜まり場を探したが、見付からない。溜まり場は見付からなかったが、交通事故の様な単発のアタリがあって、20cm位の小型のローニン2匹とギンガメを1匹追加することが出来た。

しかし、9:00頃になると単発のアタリも全く期待出来なくなり、同時に気持ちも切れてしまった。
そこで、気分を変えるために、ひょっとすると溜まり場が見付かるかも知れないと都合の良い期待を胸に、あちらこちらを探査して回ったが、夢は儚く消えてしまう始末。
1時間程経った10:00頃。元の場所を越えた先の少し遠くにまで行ってみようと移動し始めた所に、バイクが登場。最初はヘルメットで判らなかったが、主は湘南の達人と異名を取るYTさん

彼に状況を説明したが、YTさんその場でやると云う。そうなると大きく移動する気持ちもなくなって、YTさんと並んでキャスティングを再開。
YTさんは、キャスティングを始めるや否やアッ、アタルよ~と大きな声を発し、見事に良型をものにする始末。
あれだけキャストしてもアタリがなかったのに、これは、どう云うこと?
呆気に取られている小生を横にして、立て続けにロッドを曲げているYTさんは如何にも楽しそう。
何とか、あやかりたいと集中したが、小生には何も感じられない。この辺が達人と凡人の違いかも知れない。一生懸命キャスティングを繰り返してもアタリを感じられずにいると、北から吹き付けて来る風がことの他冷たく感じられ、昼間だと云うのに真夜中の孤島よりも寒く感じた。

11:00を回った頃、YTさんは都合5匹をものにして、意気揚々と引き揚げて行き、小生は居残ったものゝ、メッキの追加は叶わず反対にジグをロストすると云うお粗末さ。
とは云え、今回の釣果は4匹で今シーズンとしては最高だったので、結果は悪いとは云えない筈だが、隣りのYTさんの釣りが余りにも衝撃的過ぎ、嬉しさも半減と云った所。

結局、居残りもそれ程長くは続けられず、11:30頃、意気消沈にした気持ちを抱えてStopFishingとし、次回は、S709ULTのロッドにSoareCI4+の組み合わせでやろうと思いつゝ帰り道に着いた。

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