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2022年釣行記(37) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:07月21日(木) 18:45~21:15
潮回り:小潮(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 9
同行者:単独

この所、刀狩りばかりに精を出していたので、目先を変えて、久し振りにDKKアジングを楽しもうと思ったが、予報によると4~5mの南寄りの風が吹くとのこと。こうなるとDKKでは横風になる上、軽いジグを使うアジングにとってはかなり厄介な状況になる。
と云う訳で、前回に続いて又々UMB-FP刀狩りをすることにした。

17:25頃、自宅を出発し、現地は18:30頃。
実は、自宅で車に乗り込んだ途端に、雨がポツリポツリ降り出したので、中止にしようと思ったが、このチャンスを逃すと、今週の釣行は無くなってしまう。兎に角、行くだけ行ってみようと高速に乗ったが、悪いことに徐々に降りが強くなり、ドライブだけに終わってしまうことを覚悟した。所が、現地の駐車場に車を入れた頃には、殆ど上がって、名残りの雨粒が時折落ちて来るだけにまでなっていた。

直ぐにキャリーにクラーやバッカンを乗せて、岸壁に出て様子を見ると、相変わらずの人気ぶりで、かなり奥にまで行かなければ、入れそうにもない。しかし、幸いなことに、歩き始めて直ぐ、第一スロープを降り切った所に、引き上げるアングラーを見付け、その後に釣座を構えることが出来た。

早速、ベイトロッドのXRFC-704M-MB快適波止タチウオテンヤSS SSドジョウを括り付けたテンヤを組み合わせて、18:50頃、キャスティングを開始。

久し振りのベイト・タックルなので、慎重にキャスティングを繰り返していると、ジワーッと重くなる違和感が伝わって来た。ゴミでも掛かったか・・・と思いながら、リールを巻いていると、いきなりググンとロッドを締め込む動きが伝わって来た。おっ、タチウオだ!と慌てて合わせを入れたが時、既に遅しで、残念ながら、これは敢え無くバレてしまった。

日没時刻前のまだ明るい時間帯から当たって来るとは、今日は活性が高そうだ・・・・。

期待のキャスティングを続けていたのだが、ここで無惨なバック・ラッシュが発生。期待が高かっただけに、キャストの際に変に力が入ってしまったのだろう。何とか解こうとしたが、どうにもならない程グシャグシャの酷さ。
直ぐにベイト・タックルを諦めて、ロッドをいつものSephia S809M/Fに替えて刀狩りを続けた。

この日の口開けは、19:15頃。サイズは指3本。
そして、
19:23 2匹目
19:29 3匹目
19:31 4匹目
19:36 5匹目(リリース)
19:52 6匹目
19:59 7匹目(リリース)
20:07 8匹目
20:18 9匹目(隣りに進呈)
と、ここまでは至極順調。
この分で行けば、ツ抜けは目前、上手く行けば20匹に到達するかも・・・などと甘い考えが頭を過ったのが良くなかったのか、9匹目を掛けて以降、嘘の様にピタリとコンタクトがなくなっしまった。
それでも、迷子になったタチウオが、1匹や2匹はウロウロしている筈だと、何とかツ抜けを達成しようと頑張ったが、精も魂も尽きてしまって、21:15頃、StopFishingとした。

2022年釣行記(36) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:07月11日(月) 19:00~21:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 8
同行者:単独

3週間振りとなる前回の刀狩り復活戦では、ベルト・サイズが1匹だけの貧果に終わり、ボーズでなかったのがせめての救いと云った所だった。しかも、針の掛かり所が悪かったので、已む無くお持ち帰りした細いタチウオ1匹では、幾ら老夫婦の食卓とは云え、全然物足りない。
と云う訳で、火曜・水曜には傘マークが付いていたので、中1日空けただけで疲れが完全に取れたとは云えない中、再度刀狩りに行くことにした。しかし、釣りをする時間帯の潮位は120cm以上もあるので、MHR-KGNではテトラ帯の殆どが海面下に沈んでいる。そうなると、テトラ帯の位置がよく判らず、下手をすると根掛かりが連発することになってしまう。
と云う訳で、今回はUMB-FP刀狩りをすることにした。

17:40頃、自宅を出発し、丁度1時間後の18:40頃にUMB-FPに到着。
直ぐにクーラーやバッカンをキャリヤーに積んで、釣り場となる岸壁に出て、長いロッドを振っているアングラーの様子を見ながら、空きを探して奥に向かった。すると、幸運なことに、第一スロープ第一ボラードの間に少し広めに空いている場所が見付かった。今回はキャリヤーを使っているので、もっと広い空きを探すために、更に奥に向かうことは苦にはならない。とは云え、UMB-FPではいつも第一候補にしている場所なので、少々、強引だとは思ったが、両側の先行者に断って、入れさせて貰った。

キャスティングの開始は、丁度19:00頃。
ロッドはSephia S809M/Fに、テンヤは快適波止タチウオテンヤSS SSドジョウを括り付けたいつもと同じタックル。

小生がキャスティングを開始して程なくして、左手の方向から若者の歓声とタチウオのバチバチと暴れている音が耳に入って来た。
ソロソロ、回って来たぞ!!
気合を入れてコンタクトがあるのを待ったが、小生には音沙汰がない。若者たちの歓声は続けて起きているので、近くにまで来ていることは確実。
もう、来るだろう。もう、来るだろうとキャスティングを続けている内に、直ぐ左隣りの若者がロッドを大きく曲げてタチウオを抜き上げ、
イヨイヨ、小生の番だ・・・・・。
所が、直ぐにでもコンタクトがある筈と期待したが、小生には音沙汰がない。
コンタクトがない原因を考えながらキャスティングを続けている内に、
アタリがなくなった。
時合が終わった・・・・・との声が聞こえて来て、帰り支度を始めるアングラーまで出始めた。

なーんだ。小生の手前でUターンしたのか・・・・?
しかし、小生の釣りはまだ始まったばかり。
粘っていれば、回って来る筈・・・と思いつゝキャスティングを続けていると、19:30頃にコツンとこの日最初のコンタクトがあった。

残念ながら、これは取れなかったが、近くにまで来ていることは確実なので、そのまゝ軽くリフト&フォールを続けて、次のアタリを待っていると、又々、コン。
今度は、合わせも決まってタチウオ独特の強い引きをいなして抜き上げたのは、指3本のまぁまぁサイズ。

これで、前回の1匹と合わせて2匹になるので、老夫婦の食卓に乗せられると一安心。

しかし、期待した後続のコンタクトがなく、迷子になったタチウオ交通事故的に釣れた様な状況。
右手方向に浮かんでいる電気ウキの赤や青の灯りも、波にただ揉まれているだけで、20:00少し前には、左隣りの若者が、そして、20:00を回った頃には、右隣りの餌師の年配者も引き揚げて行き、小生の周囲はスカスカ状態になった。

こうなると、小生にも里心が付き。引き揚げることが頭を掠めたが、釣りを初めてまだ1時間程しか経っておらず、疲れもない。と云う訳で、駄目で元々と粘ってみることにした。
すると、これが大正解で、
20:17 2匹目
20:27 3匹目
20:33 4匹目
20:56 5匹目
21:02 6匹目
21:19 7匹目
21:24 8匹目
と退屈しない程度のインターバルで、タチウオを物に出来た。

こうなると、2匹追加して、ツ抜け達成をと思うのは、アングラーの性。
片付けを始める時刻にも拘わらず、未練のキャスティングを続けたが、やはり焦る気持ちが強かったと見えて、合わせを入れるタイミングが合わず、3連続の空振り。付近にはタチウオが寄って来ているのは明らかだったので、残念だが、泣く泣くStopFishingとした。
とは云え、この日のタチウオのサイズは、何れも指3本以上だったので、この時期の陸っぱりとしてはまぁまぁで満足して帰路に着いた。

昨年から始めたタチウオドジョウ・テンヤ釣りだが、餌釣りと違ってタチウオが餌を喰い込むまで待つ必要もなく、小さな変化にも積極的に合わせに行く釣り方は、ルアー釣りそのもの。
しかも、ロッドを煽って針掛かりさせた瞬間にガツンと根掛かりした様にロッドが止められ、2秒か3秒の短い瞬間をジッと耐え、タチウオが動き出すのを待ってリーリングを開始して寄せに入る。
すると、寄せている最中に、フッとロッドから重さが抜ける時があってバレた様に思える場合もあるが、構わずにリーリングを続けていると、竿下付近にまで寄って来て海面に顔を出すか出さないかの所で、最後の一暴れがある。
それを凌いで抜き上げると、サーベルの様にギラギラと銀色に輝く長い魚体をバチバチと音を立てて暴れているタチウオを物に出来る。
タチウオドジョウ・テンヤ釣りの醍醐味で、小生を夢中にさせている理由だろう。

2022年釣行記(35) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:07月09日(土) 19:00~22:00
潮回り:若潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

事情があって釣行出来ない日々が続いていたので、約3週間振りの釣行。

17:20頃に自宅を出発し、現地には18:25頃到着。
早速、支度をするために車からでてみると、思いの外強い風が吹いている。予報では、南or南西の風が4mとのことで強目なのは覚悟していたが、風向きは横風になる西風・・・・。
強い西風ならばUMB-FPの方が釣り易いので、場合によっては釣り場を替える必要がある。そこで、風の具合をチェックするために、手ブラで岸壁に出てみたが、岸壁では南寄りでそれ程強くもない。と云う訳で、車にとって返して、支度に掛かった。

重たいクーラーやバッカンをキャリヤーに積んで岸壁に出て、前回入れなかった凸部に向かいながら、海の様子を見ると、あれ程繁茂していた海藻は跡形もなく消え去っていて、当分の間は悩まされることもなさそう。
キャリヤーは、前回、重たい道具を手に持って凸部までの間を往復する羽目になったのに懲りて持ち込んだもので、お陰で肩が抜ける程の重たい思いをすることはなかったが、やはり凸部までの距離は遠く、18:40頃、到着した時には汗がびっしょり。
幸い、凸部には4~5人しかアングラーが入っておらず、91~92番スポットの中間に釣座を構えることが出来たので、前回の様に泣きながら引き返す必要もなかったが、例え、キャリヤーがあったとしても、竿も出すことも叶わずに、スゴスゴと踵を返すことはやはり辛いものがある。

19:00頃、いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせでキャスティングを開始。

テンヤは追い風に乗って面白い様に飛んで行くが、タチウオからのコンタクトは全くない。
久し振りの釣りとあってか、1時間程で疲れが出て来ると共に、気持ちが少しずつ落ちて来る。それでも、回って来れば当たって来る筈と何とか気持ちを繋いでキャスティングを続けたが、音沙汰がない。

この日、最初のコンタクトがあったのは、実釣開始後2時間程経過した20:45頃。
久し振りのタチウオの引きを楽しみながら、抜き上げたが、指3本にも満たないベルト・サイズに喜びも半減。
この娘は、写真撮影後リリースしようと思ったが、針の掛かり所が悪かったと見え、出血していたのでお持ち帰りすることにしたが・・・・。

タチウオは群れで回遊している筈、であれば、近くにも居る筈。
細くても良い。タチウオの引きを楽しみたい・・・・・。

しかし、この願いも虚しく、その後はコツリとも来ないまゝ時間が経ち、21:45頃、ついに気持ちも切れてStopFishingとした。

2022年釣行記(34) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月17日(金) 19:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 7
同行者:単独

予報では南西の風が3~4mとのことなので、UMB-FPにしろMHR-KGNにしろ、どちらでも釣りには好都合。こうなると、どちらにするか、かえって迷ってしまう。

MHR-KGNと云えば、小生にとっては、専らメバリングで癒やして貰う場所であり、刀狩りUMB-FPで楽しんでいた。
しかし、UMB-FPはいつ行っても混んでいて、釣座を構えるのも苦労することが多い。その上、22:00には締め出されてしまうので、場合によっては物足りなく感じる場合もある。一方、MHR-KGNUMB-FPに程遠くない位置にあり、しかも、刀狩りをしているアングラーを見掛けたこともあったことから、可能性はある筈。
そこで、今回はその調査並びに確認のために、MHR-KGNに行くことにした。

17:00少し前に自宅を出発し、現地到着は18:00少し前。
バッカンを肩に斜め掛けにし、重たいクーラーを左手に、ロッド・ケース水汲みバケツを右手に持って岸壁に出てみると、長いロッドを振っている3人の地元のおっちゃんアングラーが眼に入って来た。
前回来た時も、辺り一面海藻がビッシリと繁茂していて、とても竿を出せる状態ではなかったが、眼の前の海には殆んど海藻が見えず、3週間程の内に随分と様子が変わっており、こんな所にも季節の移ろいを感じられる。

MHR-KGN刀狩りでは初見参なので、兎にも角にも、タチウオ狙いのおっちゃんが好んで入っていた凸部に向かうことにした。
しかし、躯体だけでも重たいのに、更に複数の保冷剤や600mlのペットボトルが入っているため腕が千切れる程重量が増えたクーラーを持って、700mの距離をエッチラオッチラ歩くのは修業に等しく、何度も妥協して途中で釣座を構えようと思った程。だが、僅かとは云え海藻がアチラコチラに浮かんでいるので、安易な考えを捨てゝ老いた身体に鞭打って歩を進めたが、凸部に辿り着いた頃には息はゼイゼイ、背中は汗ビッショリ。
所が、息も絶え絶えになった小生が目にした光景は、テトラ帯の切れ目にはことごとくアングラーが入っており、割り込む空きもない程混み合った凸部の様子。
折角、重たい道具を持って長い距離を歩いてきたのに・・・半泣き状態になったが仕方がない。暫くの間、休んで戻ることにした。

出遅れ感はあるが、UMB-FPに行こうかなどと考えながら、引き返していたが、調査なので凸部付近でなくても良い筈と考え直し、竿が出せそうな場所を探した。

MHR-KGNでの刀狩りでは、岸壁から7~8mの所に配置されたテトラ帯を越えた先の沖目を狙うことになるため、テトラ帯の位置や長さを確認しておくことが必須。とは云え、何だかんだと無駄な時間を過ごしたため、竿を出せたのは満潮時刻の約1時間前で、テトラ帯の殆どが海面下に沈む程潮位が高くなっていて、所々に頂上部分が出ているだけ。となると、通い慣れたMHR-KGNと云えども、テトラ帯の位置も長さも良く判らない。しかし、岸壁の一箇所に水に濡れた所を見付けた。恐らく、先行者が釣り終わりに水を流して掃除をした跡だと判断して、そこを頼りに22番スポット付近に落ち着くことにした。

と云う訳で、いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせでキャスティングを開始したのは、岸壁に到着してから1時間も経過した19:00頃のこと。

西の空に広がる綺麗な夕焼けを眺めながらキャスティングを続けたが、音沙汰はなく、気配も感じられない。
シーズンは始まったばかりで、実績も情報も全くないポイントなので、タチウオの回遊があるかどうかも判らない。
だからこそ調査なのだが・・・・。

この日、最初のコンタクトがあったのは、19:20頃。
キャストして軽いリフト&フォールを始めようとした途端、ゴゴン。大きくハッキリとしたアタリだったが、これは合わせ切れず空振り。正体はサバの可能性もあるが、兎に角、近くに回って来ているらしいことが判って、一気にテンションがアップ。

次は来るだろう。次は来るだろうと、キャスティングを繰り返していると、19:30頃、テトラ帯の直ぐ沖目で吸い込む様な違和感があり、MHR-KGNでの初めてのタチウオのゲットに成功。
抜き上げたのは指3.5本程度のまぁまぁサイズで、一安心。

やっと回って来た!
所が、タチウオは群れで回遊している筈にも拘わらず、後続がない。タチウオの餌釣りと思われる電気ウキの灯りは、遠くに一つ二つ見えるだけで、様子は全く判らない。

シーズン早々なので魚影が薄いのか・・・・、
それとも回遊ポイントから外れているのか・・・。

その様な事を考えながら、キャスティングを繰り返していると、コツと小さなアタリがあって
20:09 2匹目をゲット。そして、これを皮切りに
20:11 3匹目
20:13 4匹目
とテンポ良く強い引きを楽しむことが出来た。

そして、少し時間を置いて
20:32 5匹目
20:45 6匹目
20:57 7匹目
と退屈しない程度の間隔で来てくれたが、何れも指3本に届くか届かない位で、少々物足りないサイズ。

こうして19:30頃から21:00頃までの1時間半程の間は、何かと感じられていた反応が21:00を回るとピタリと消えてしまった。それでも、後3匹追加して何とかツ抜けを目指したが、1度もコンタクトがなく、結局、22:00頃、StopFishingとした。

この日の調査の結果、MHR-KGNではメバリングだけではなく、テンヤの引き釣りが楽しめそうなことが分った。しかし、この結果がフロックではないことを確認するためにも、これから先、何度か通ってみる必要はあるだろう。
どちらにしても、引き出しの一つになり得る釣り場を確認出来ただけでも、今回の調査の価値はあったと思う。

2022年釣行記(33) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月13日(月) 18:20~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

予報には傘マークが全く付いていない梅雨の中休みで、雨に降られる心配もないので、何があっても今季2度目の刀狩りMHR-KGNUMB-FPですることにしていた。所が、夜間帯の風は東風が3~4mと少々強目とのこと。
こうなるとMHR-KGNでは横風になり、UMB-FPでは真正面からの向かい風になるので、どちらにしてももう一つ。南風なら迷うことなくMHR-KGNにする所だが、強い横風の中ではライン・コントロールがやり難くて仕方がない。対して、向かい風になるUMB-FPであれば、飛距離が出ないことを我慢すれば、まだ釣りにはなりそう。と云う訳でUMB-FPに行くことにした。

自宅を17:00頃に出発し、現地到着は18:00頃。
この点は予定通りだったが、驚いたことに、週の初めの月曜日にも拘わらず、駐車場は混んでいて、ほゞ満車状態。

この分で行けば、釣り場の混み具合はかなりのものだろう。それでも一人位なら何とか潜り込む隙間はあるだろうと思いながら、岸壁に出てみると、想像した通り大勢のアングラーが等間隔に並んで長い竿を振っていて、一寸見ただけでは、入る隙間はなそう。出来れば第一スロープ付近に入りたかったが、それは到底出来ない相談なので、入れそうな空きを探しつゝブラブラと奥に向かったが、結局、見付からず仕舞い。仕方がないので、第一スロープ付近で空くのを待つ積りで折り返しに入った所で、中央のトイレ付近で帰り支度をしている二人組みを見付けた。激混みの状況なので、好き嫌いを云うのは贅沢の極み。兎にも角にも、場所を確保することが先決と、彼らに入れ替わって釣座を構えることにした。

今回もタックルは、前回と同じSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせ。しかし、ラインは強い向かい風を考えて前回よりも細い0.6号のPEに替えた。

キャスティングの開始は18:20頃。
強い向かい風に吹かれて海面はバシャバシャと波立っており、何となく落ち着かない。時間的には、日没前の時間帯だが、厚い雲が空を覆っているため何となく薄暗く、気の早いタチウオがその辺を泳ぎ回っていそうな雰囲気がある。
1投、2投。
正面にキャストしたテンヤが、少し左手から戻って来るので、潮の動きもあって期待充分。

しかし、期待に反してコンタクトはない。

日没時刻を過ぎ、周囲が暗くなったが、赤や青の電気ウキが極端に少ない。左右を見渡しても左手の奥側に3つ見えるだけ。どうやら、向かい風を嫌って敢えて釣りに来なかったと見える。
その数少ない電気ウキの灯りも、波に揉まれて上下しているだけの様に見える。

シーズンは始まったばかりだし、まだ魚影も薄いのかも知れないなぁ・・
と考えながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、突然、コン。
考えるよりも先に手が動いて、ガツン。まるで根に掛かってしまった様にロッドが止まり、次の瞬間にはギューンとロッドを引き込む様なタチウオ独特の引きが伝わって来て、今シーズン初の刀狩りに成功。
サイズは指3.5本強・4本弱と云った良型タチウオで、時刻は19:15頃のこと。

タチウオは群れで回遊しているので、付近にはまだ仲間がウロウロとしている筈だと、直ぐにフォローのキャスティングを入れたが、これには反応はなくい。

回遊して来る筈。
回遊して来い。
回遊して来て。

近くをウロウロとしていることを信じて、レンジを替え、アクションを替え何とかテンヤを見付けて貰おうとしたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、気が付けば、入る隙間がないほど並んで向かい風に逆らってロッドを振っている物好きなアングラーは、ポツリポツリ。

予報にも拘わらず、体感的には5m以上と思える程の強い風に正面から吹かれ続けていると、6月とは云え、風邪を引いてしまいそうになる位に身体は冷えてくる始末。それでもコンタクトさえあれば我慢も出来るが、全く梨の礫では集中力を保つのも難事で、20:00を回った頃には、引き揚げるタイミングを謀る程。

結局、20:30頃になり、我慢も限界に達した所で、実績のある第一スロープ付近に移動してタチウオの気配を探ったが、こちらにも寄って来ていないと見えて、完全に無反応に終わり、少し早めの21:00頃、StopFishingとした。

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