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2020/11/29
2020年 Ajing Touching 釣行記
日 時:11月29日(日)~30日(月) 14:30~05:00
潮回り:大潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:タチウオ x 0、アジ x 8
同行者:AKT、INUE、(IKD、KRT)各氏
釣りにとってはベスト・シーズンとも云える10月から11月だが、今年に限っては、どう云う巡り合わせなのか、日曜から月曜に掛けて風が強く吹く週が続いたので、YGWさんやAKTさんから、幾度となく声を掛けて頂いたにも拘らず、涙を飲んでパスしなければならなかった。
しかし、師走を目前にした11月最後の日曜日になって、やっとチャンス到来。と云っても、予報では、日付が変わってから4m程に強くなる時間帯がある予想なので、少々懸念は残るが、10月18日以来久し振りに孤島に行くことにした。
孤島と云えば小生に取ってはアジングの聖地なので、当然アジを狙いたい所だが、まだ右肘が本調子ではない。そこで、右肘を休めるために、左手で何とかキャスト出来るベイト・ロッドでタチウオをメインにして、アジは合間に狙う程度に抑えることにした。
14:00過ぎ、AKTさんやINUEさんと連れ立って孤島の岸壁に到着。
日曜日とあって、岸壁には大勢のアングラーの姿があるが、幸いにして街灯下の中央から陸側の半分が空いているので、迷わず椅子を置いて場所を確保。
初冬の時期になり日没時刻は16:30頃とかなり早くなっているが、まだ2時間以上もある。アジにしろタチウオにしろ釣り始めるにはまで早過ぎるので、ゆっくりと支度に掛かった。と云っても、今回使用するロッドは、タチウオ用のXRFC-704M-MBとアジング用の8320#1Bの2本だけのため、然程時間も掛からずに準備が終わってしまった。そこで、先ず、ベイトリースのブレーキをジックリと調整したり、AKTさんと釣り談義で時間を潰したり。
16:00過ぎに引き揚げて行った殆どのアングラーと入れ替わる様にしてIKDさんとKRTさんが5~6名のアジンガーと共に登場。冬のこの寒い時期になったのに、敢えて徹夜をする程酔狂なアングラーはそんなに居ないだろうと思っていたが、結局、10名程が一夜を共にすることになった。メディアによると三密を避けることが出来る遊びとして釣りがブームになっているとのことだが、その影響があるのかも知れない。
日没時刻間近になった所で、IKDさん、KRTさんと並んで航路に向かってテンヤをキャストしてタチウオを狙って見たが、全く気配が感じられない。釣りに来た以上、魚からのコンタクトを感じられないのは、如何にも寂しい。右肘を休めるために、タチウオをメインにとの初心は何処にやら、右肘の様子を見るためにも、少しなら良いだろうと8320#1Bにロッドを替えてアジングを開始。
風は左から右に少々強目だが、何とかライン・コントロールは出来る程度。
1.0gのJHで、2投、3投・・・・・・。
30カウント程してアクションを付けるためにロッドを少し煽ろうとすると、何故か少し重たさがある。アレッと思いつゝラインを張って様子を窺うと、微かな生命体の反応が伝わって来た。そこで改めて軽く合わせを入れ、抜き揚げたのは23cm位のアジ。時刻は未だ明るい16:25頃のことで、釣った感には少し乏しいものゝ、嬉しい1匹。そして、次のキャストで、やはり30カウント程沈めた所で、今度は小さいながらもはっきりと判るチクッで、連チャン。
これには、釣った本人もビックリしたが、隣りのAKTさん始め他の手練れの皆は、いつもアタリがないとボヤいているヘボが、皆に先駆けて連チャンするのを目の当たりにして、小生以上にビックリしたことだろう。
小生に先を越されて目を丸くしている皆の顔を見て、余り大きな声では云えないが、少し気持ちが良かったのは、正直な所。
今日はアジの日か・・・?
腰を落ち着けて後続を狙ったが、その後はコンタクトがない。小生に触発されて一段と集中力を上げた他のアジンガーのロッドも曲がらない。
19:00頃だったか19:30頃だったか記憶が定かではないのだが、航路側で粘っていたIKDさんが2匹目のタチウオをぶら下げて来た。見れば5F位の良型で、ボトムをネチネチと狙った結果だとのこと。そこで、小生もタチウオ狙いに切り替えたのは云うまでもないことだが、短めのベイトロッドでは思った程距離が出ず、ボトムを取っても直ぐに岸壁の基礎にガリガリと当たってしまう。元々、表層近くに浮いて来ているタチウオを釣る前提の仕掛けなので、距離を稼ごうとして力を入れてキャストするとどうしてもバック・ラッシュする危険も高くなるので、無理は禁物。
先週のタチウオの地合いは朝方だったとのAKTさんの情報もあったので、暗い時間帯はアジングに専念することにして、足場の狭くなったポイントに移動してみた。
すると20:00少し前(?)、コツと微かなアタリが伝わって来た。合せも決まって久し振りにアジを掛けたと思いながらリーリングをしていると、突然ドラグがジーッと鳴って、次の瞬間にはプツン。
どうやら掛けたアジをシーバスが持って行った様だが、兎に角アジが居るらしいことが分かったので、キャスティングを続けていると、コツ。キャストしてからアタリがあるまでじれったい程の時間が掛かって、小生に取っては極めて苦手にしている釣り方だが、仕方がない。ポツリポツリと拾って、6匹を追加。
この調子で行けば、22:00頃にはツ抜け・・・・?
所が、その後はサッパリ。ウンともスンとも云わなくなったので、タチウオに切り替えたが、こちらもお留守。
取り敢えず、老夫婦の刺身用とお隣へのお土産用のアジは確保出来たので余り無理をする必要はないと、21:00過ぎには、早くも1回目の休憩に入った。
軽いアジングロッドを振る分には、右肘にも大きな負担にはならないだろうと思ったのだが、徐々に痛みが消えなくなって、この頃にはだらりと腕を下げた状態でも痛みがある。痛いと云っても激しいものではなく、ズーンとした鈍いもので、我慢出来ない程のものではないが、普通は痛みを感じる場所ではないだけに、何となく気持ちが悪い。しかも、腕を曲げたり捻ったりすると、その方向によってはピリッとした痛みが手首から肘に掛けて走って、具合が悪い。
1回目の休憩以降も、少しの間キャスティングをしては、コーヒーを飲んだりカップ麺を喰ったり、又、ウツラウツラとまどろんでみたりで、殆ど釣りにならないまゝ明け方を迎えた。
AKT情報では、ソロソロ、タチウオが回って来ても良い頃。
IKDさんとKRTさんは航路側と裏側でタチウオを狙い出し、小生も倣ってやりたいと思った。
しかし、その頃にはリールのハンドルを回すのも控えておいた方が良かろうと思える位に肘の痛みが酷くなっていたので、無理をしないで肘を休ませることにして、未練を断ち切るべく思い切りよく片付けに入った。
すると、裏手からKRTさんの叫び声が聞こえ、4F位のタチウオを持って姿を現した。
片付けるのが早過ぎたと思ったが後の祭り。改めてシステムを組み直す気力もなく只々指を咥えて見ているだけだった。
結局、この日のタチウオは夕間詰めにIKDさんが2匹、朝間詰めにKRTさんが2匹で、AKTさんと小生はボーズの結果。アジもAKTさんやINUEさん他の手練れが苦労する程で、全体としては余り芳しい状況ではなかった。
とは云え、気の合った仲間達と並んでロッドを振る楽しさを再確認出来た一夜だった。
2020/11/09
2020年 Ajing Touching 釣行記
日 時:11月09日(月) 16:30~22:00
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独
エギングで右肘を酷使して以来10日経って、ようやく、昨日あたりから痛みが薄れて来てヤレヤレ。しかし、そこで安心して又使い過ぎると元の木阿弥。ここは、暫く自重して釣行は控えめにするのが賢者の道と思っていた所に、密林に注文していたSephia SS S706ML-Sが配達されて来た。
このロッドは、前回のエギングで使ったSephia S806ML-Sのショート・タイプが欲しくて、WEBを徘徊していた際に見付けて反射的にポチッとしていたもの。ポチッとしたのは、肘の痛みが出る前だったので、スピニング・ロッドであることに何も疑問を持っていなかったが、肘のことを考えると、左手で何とかキャスト出来るベイト・ロッドにしておいた方が良かったかも知れないと痛みのあった配達されたその時は、そう考えていた。と云う意味で、このタイミングで届けられたのが良かったのか悪かったのか・・・・。
そう思いはしたものゝ、新しい玩具が手に入ると、直ぐにでも遊びたくなるのは、常人であれば誰にでもあることで、小生もモヤモヤしていた。が、肘の痛みも軽くなって来ていることもあって、すっかりその気になって天気予報をチェックしていた。
すると北風が3~4mで吹くとのこと。
であればフォローになるFRYが良さそうだが、以前、タチウオの餌釣りに面白くない思いをしたこともあって、何となく気持ちが向かない。DKKでは横風になるが、岸壁の高さがないので、何とかなるだろう。
と云う訳で、DKKでタチウオをメインにして、肘休めにアジを狙うことにした。
現地到着は、16:00頃。
岸壁の入り口から眺めると、大勢のアングラーが盛んにロッドを振っていて入る余地が殆どなさそうに見える。そこでFRYに場所を変えようかと考えながら岸壁を奥に進むと、丁度中央付近に、少し広めのスペースがあったので、隣りのオッチャンに断わって、取り敢えずそこに釣り座を構えることが出来のだが・・・・・。
今回はタチウオが主役なので、取り敢えずSephia SS S706ML-Sにラインを通して、サンマの切り身とワームのハイブリッド仕様のテンヤを結んで、まだ明るい16:30頃、キャスティングを開始。
風は右から左に少々強目だが、タチウオ・テンヤにはそれ程支障にはならなさそう。
セオリー通り、一旦、底を取った後、軽くシャクッてテンション・フォールを何回か繰り返していると、何やらジワーッと重たさが伝わって来る。
ノッケから来たか・・・・・・?
少しでも生命体の動きを感じたら、合わせを入れよう。
慎重にリーリングをしたが、只、重たいだけで、なんだ、ゴミかと思ったその時、隣りのオッチャンから、祭ってるじゃないかとの怒号。
小生は、真正面にキャストしたので、祭ることはないと思っていたのだが、どうやら、右側のオッチャンのラインが大きく小生の前にまで吹けて来ていた様子。
後から入って来てキャストをした小生にも気配りが足りなかった点はあるが、隣りにアングラーが入って来たにも拘らず、自分のラインの吹け具合に頓着しなかった方にも問題があるだろう。
どちらにしろ、釣りにお祭り騒ぎは付き物で、お互い様なのに、何も怒ることはないだろう。
そう云えば、最初の挨拶に対しての返事もブスッとしたものだったが、思い返して見れば、あれは小生を拒絶する意思の表れだったのかも知れない。とすると、その意思を汲まずに隣りに入った小生が悪いと云うことになるが・・・・。
これに嫌気が差して、その場を退散して、奥のアングラーの間に座って、両側の二人の様子を見ながら、FRYに転戦するか、どうしようかと考えていた。
そこは、怒鳴られた場所の2/3程で、仲間内なら問題はないが、他人同士だとちょっと入り難く感じる程の間隔しかなかったが、奥側の若者が、
釣り、しないんですか?
する積りで来たけれど、場所がないので・・・・・。ここは少し狭いしね。
すると、大丈夫ですヨ、出来ますヨ。
先程のオッチャンに、爪の垢を煎じて飲ませたい位に気持ちの良い言葉。しかも、右手の風上側のオッチャンが、浮子が流れて邪魔になったら云ってね。直ぐに揚げるから・・・・。
と云う訳で、場所を移動して改めてキャスティングを始めた。
恐らく17:00頃のことだったと思うが、その頃には岸壁のアングラー7~8人が全員タチウオ狙いで、些かビックリ。ひょっとするとタチウオ好調のニュースが流れたのかも知れない。
結果から云うと、タチウオにウロコはないので何というのか判らないが、兎に角、Sephia SS S706ML-Sの鱗付けは見事に失敗。
19:30頃にSoare改で始めたアジングも、又もやパーフェクト・ゲームを喰らって終了。
因みに、場所を勧めてくれた若者は、キビナゴ・テンヤで遠投を繰り返し、3F、3.5Fの2本をものにして20:00頃引き揚げて行き、釣ったアジを餌にしていた右隣のオッチャンは、抜き揚げに失敗したのが1回あった様子。
その他は、中央から入り口に掛けて都合4~5本程揚がっていた様で、釣り場全体で10本内外だったのではないかと思う。
2020/10/26
2020年 Ajing 釣行記
日 時:10月26日(月) 18:20~22:00
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、カサゴ x 5
同行者:単独
前回は完全に打ちのめされる結果となったDKKだが、日並みによっては楽しいアジングも出来る。実際に、小生も二週間程前には30匹の釣果を上げたし、前回お会いしたAKT弟さんの友人の方(TKGWさん?)も、その2~3日前には爆釣したとのこと。
要するにムラがあって行って見なければ判らない。
であれば、行って確かめるしかない。
と云う訳で、前回に続いてのDKKアジング。
この日は、愛車のAxelaSportのリア・ブレーキの修理があったので、いつもよりかなり遅い18:00頃、現地到着。
直ぐに道具を手に岸壁に向かったが、途中ですれ違ったアングラーに様子を訊ねると全然ダメ~の返事。出来れば良かったよ~の言葉が聞きたい所だが、前々回の様に、昼間は駄目でも夜は好調と云うこともある。敢えて前向きに考えることにして岸壁に着くと、入り口付近に一人、最奥に一人とガラガラ状態で、擦れ違ったアングラーの言葉を裏付ける様な状態。
最奥から5m程手前に釣り座を構えることにして、準備をしながら最奥のオッチャンのバケツを見せて貰うと、中には豆が7~8匹、22cm位のアジが1匹入っているだけの寂しい状態。
にも拘らず、昼は駄目でも夜は・・・と淡い期待を胸に1本しか持ち込まなかった8320#1Bに1.0gのJHを組み合わせて、18:20頃、キャスティングを開始した。
風は右から左にやや強目に吹いているが、釣りには支障はなさそう。潮は長潮のためか、殆ど動いておらず、濁りもなく透明度は高そうで前回と同じ印象。
となると、今回も望み薄か・・・・?
2投、3投したが、全く気配がない。JHを0.8gに軽くしたが音沙汰なし。
19:00頃、最奥のオッチャンが引き揚げて行き、ふと気が付くと入り口付近からも人影が消えていて、岸壁は小生だけの貸し切り状態。アジが寄って来ていてアタリが続いている場合ならいざ知らず、慣れている状況とは云え話し相手の一人でも欲しくなって来る。
19:30頃になって、風が収まって来ると、アジの代わりに蚊がブンブンと集まって来て纏わり付きだした。念の為バッグに入れて来た蚊よけを出して来たが、間に合わず刺された指や額が痒い痒い。
20:00頃、状況に変化はないものゝ、入り口付近にアングラーが登場。暗くてはっきりとはしないが、どうやらタチウオ狙いの様子で、ケミホタルの光りが見える。
釣り場は、前々回の様に足許を泳ぎ回るベイトも見えず、やたらと跳ね回るボラの姿もなく寂しい限りなので、仮に獲物は違っていても、同好の士が近くに居ることが判って、正直な所、何となくホッとするものがあった。
21:00頃。干潮時刻の20:34を過ぎても、状況には一向に変化がなく、気持ちが切れ掛かって来た所で、滅多に投げない横方向にキャストして見た。特に狙いがあった訳でもなく惰性のキャストだったのだが、思い掛けなくモゾとしたコンタクトがあった。
これは、油断をしていたので合わせ切れなかったが、再度、狙った所で合わせが決まって、この日初めての生命体の感触。主は何だろうとワクワクしながら抜き揚げると、トボケタ顔をした10cmにも満たないロリ・カサゴで、引き具合から本命のアジではないことは判っていたものゝ、余りにも小さくガッカリ。
とは云え、この日魚からの反応を感じられる唯一のコースなので、再度、キャストして、同サイズのロリ・カサゴを追加。出来れば本命のアジと遊びたかったが、それはない物強請りと云うべき。
釣りに来た以上、小さいカサゴでもアタリがある方が良いと、一しきり遊んだ所で、ロリ・カサゴの反応もなくなり、22:00少し前、根掛かりでラインが切れたのと同時に、気持ちも切れて、StopFishingとした。
前回と今回では、外道のカサゴを含めた総合成績では、3:5と今回の方が良かったが、本命のアジについては、今回はアタリ一つないパーフェクト・ゲーム。
湾奥に位置している釣り場なので、ムラがあることは承知の上通っているのだが、ここまで完璧に叩きのめされると、却って気持ちが良い・・・・。
と云うのは負け惜しみ!!
2020/10/22
2020年 Ajing 釣行記
日 時:10月22日(木) 17:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 2、カサゴ x 1
同行者:単独、(NGHM、AKT弟&友人各氏)
今週後半の釣行は、金曜日にカミさんの病院送迎の予定がある上、前日の木曜日には、夕方からズラリと傘マークが並んでいるので、諦めていた。
所が、何かの拍子で木曜日の予報を見ると、傘マークの位置が22:00以降にずれている。22:00と云えば、釣り場に居ても、引き揚げることを考え始めるタイミングなので、降り始めが予報通り22:00以降であれば、充分、釣りを楽しむことが出来る。
と云う訳で、雨の降り出しが早まる惧れはあったが、兎に角、降り出すまでの予定で、DKKに行くことにした。
現地には16:40頃、到着。
エンジンを切り外に出ようと、ドア・ハンドルに手をやった瞬間、窓をコンコンと叩く人影。
あれっ、何か、やらかしたか・・・・?
よくよく、その御仁の顔を見ると、先日、孤島で一緒だったAKT弟さんで、小生の前を走っていたワンボックスが、彼の車だったらしい。
準備に時間が掛かるから、お先にどうぞ・・・とのこと。
この日は、元々、雨が降り出したら、即、引き揚げる予定なので、ロッドは8320#1Bの1本だけ。しかも、お持ち帰りの予定もないためクーラーもなく、極めて身軽な出で立ちなので、一足早く、釣り場の岸壁に行くことにした。
岸壁には、入り口付近に1組、中程に一人、最奥手前に地元のオッチャン、そして最奥に長身のルアーマンが一人とソコソコ混んでいる。
何処に入ろうかと奥に進み、地元のオッチャンの隣りに空きがあったので、そこに釣り座を構え様としていると、最奥のルアーマンが、小生に向かって手を振っている。
一瞬、誰か判らなかったが、よくよく見ればNGHMさんで、昨年の6月以来の再会。そして、NGHMさんの勧めもあったので、少し狭めだが、彼と地元のオッチャンの間に釣り座を構えさせて貰うことにした。
準備をしながら隣りのサビキ釣りをしているオッチャンの様子を見ていると、豆アジながら3匹、4匹の多点掛けの連続。訊けば、その時点で50匹は釣っているとのこと。
型は今一つだが、活性は高そうなので、今日も愉しいアジングが出来そう!!
17:00頃、取り敢えず1.0gのJHでStartFishing。
風は、左から右への北風が吹いているが、それ程強くはないので、条件としては悪くない。しかも、隣りが入れ掛かりになる程活性が高いことに加えて、型が一回り二回り良くなって来ている。
直ぐにでも答えが出る筈・・・・・。
所が、ウンともスンとも来ない。
気が付けば、入れ掛かりだった隣りのサビキも空針を引く様になり、これまでが嘘の様に状況が変わってしまった。
小生に遅れて、隣りのオッチャンの向う隣りに入ったAKT弟さんに状況を尋ねても、アタリがないとの返事。
潮止まりとなる満潮時刻の19:18までは、まだ2時間もあるので潮の流れがあっても良い筈だが、殆ど感じられない。前回、足許に群れを成していたベイトの姿も、全く見えず、全体に生命感が感じられない。
おかしい!!
JHを軽くしたり、棚を色々変えたりしてみても、答えが出ない。
この日の初めてのアタリは、17:40頃のチクでもモゾでもなく、何かが軽くラインに振れた様な感触で、思わず手が動いたらアジのアタリだったと云うもの。
サイズは21cm程で、もう一つだが、立派な本命で、ボーズ回避に成功と云った所。
アタリの出方が分った所で、後続を狙ったが、その後はダンマリ。
2匹目を掛けたのは、何時頃だったか、サッパリ記憶はないが、1匹目を獲ってからかなり時間が経っていたと思う。
この時は、余りのアタリのなさに、前回と同じ様に、JHを極端に軽い0.5gにしてフワフワと漂わす様にしてみた結果で、答えが見付かったと思ったが、これは交通事故。前回は正解だったフワフワ釣法も、今回は外れの結果で、こうなると小生には手も足も出せない。
NGHMさんやAKT弟さん、AKT弟さんの友人にもアタリがないまゝ時間が経ち、満潮時刻を1時間も過ぎて、状況が変わることを期待したが、これも期待倒れ。
21:00前になって、NGHMさんが一足早く引き揚げて行った所で、コツンとハッキリとしたアタリがあったが、残念ながらこれは税金のガシラで、このアタリが、この日最後のコンタクト。
心配していた雨は、22:00頃になっても降って来ず、この点については、状況は良い方向に変わったと云えるが、相変わらずアジからは音沙汰がないまゝ。
その頃になると、辛うじて繋がっていた気持ちも切れてしまい、AKT弟さんや友人を残して、小生はStopFishingとした。
2020/10/18
2020年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月18日(日)~19日(月) 14:30~05:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:孤島
釣 果:タチウオ x 9、アジ x 5、イシモチ x 1
同行者:AKT、YGW、(INUE、AKT弟、UEHR)各氏
YGWさんから声を掛けて頂いていた18日の孤島アジングは、当時の天候が芳しくないことやアングラーの数が多くなりそうな予想があったため、見送らせて貰うことにしていた。所が、直前になってカミさんがタチウオをご所望であることが分かったので、前言を翻して、急遽、参加することに。
いつもよりかなり早い14:00過ぎに、先行しているAKTさんやYGWさんに迎えられて、岸壁に到着。
岸壁には黒鯛を狙うヘチ釣り師など沢山のアングラーで賑わていたが、こちらは、彼らが引き揚げて行った後からが本番なので、時間は有り余っている。と云う訳で、のんびりとAKTさんやYGWさんと釣り談義をし、持ち込んだタチウオ用のDAIKO BARS-86EML、ジグ単用のSoare改、8320#1Bに夫々ラインを通すなど、殊更にゆっくりと支度を整えたが、日没時刻がかなり早くなった時期とは云え、未だ未だ明るい時間帯。
釣りをするために釣り場にやって来たにも拘らず、2時間も3時間もの間、ロッドを振らないでジッとしていなければならないのは、釣り好きにとっては拷問に等しいことで、YGWさんやATKさんは、アングラーの居ない場所を選んで、魔女狩りや刀狩りをし始めた。
すると間もなく、AKTさんがロッドを曲げて、タチウオを抜き揚げて、ニコニコしながら小生に見せ付ける様にしてやって来る。サイズはF3.5程だが、立派な魔女。こんな場面を目にしては、ジッとしては居られない。AKTさんに倣って20gのメタル・ジグで、15:00頃、キャスティングを開始した。
風は、斜め左後ろから斜め右前方に吹き抜けて行く強い北風で、ラインが大きく吹けてしまう。やり難くさはあるが、ジグが重たいので何とかなりそう。
キャストする方向を変え、タチウオからのコンタクトを待っていると、いきなりココンとアタリが伝わって来た。
よし、来た~!!
喜んでリーリングを始めたが、どうもタチウオにしては引きが弱い。
何が掛かったのだろうと考えながら、抜き揚げて見ると、30cm近いイシモチの良型。
時刻は開始後間もない15:15頃のことで、外道とは云え、取り敢えず、ボーズ回避に成功。
次は、本命のタチウオをとキャスティングを再開したが、その何投目かのこと。手前は根があるので、早目に回収をしていたのだが、油断をして回収が遅れたため見事に根掛かり。引っ張る方向を変えて見たが、ガッチリと掛かって外れそうにもないので、ラインを手に巻いてグイッと引っ張ると、敢え無くライン・ブレイク。
システムを組み直して、キャスティングを再開したが、ラインが出切って仕舞う程しか長さが残っていない。この日の魔女狩りは、サンマの切り身とワームを使ったハイブリッド・テンヤが本命釣法なので、下手をすると、長い夜をアジングで過ごさなければならなくなる。いつもは予備のリールをバッグに忍ばせているのだが、生憎、この日はそれもない。
そこで、メタル・ジグよりも飛距離の出ないメタル・バイブに替えて見たが、結局、これは完全に時間潰しに終わってしまった。
時間が経ち日没時刻の17:02に近付いた所で、粗方のアングラーが引き揚げて行き、代わりに、英ことUEHRさんを含む数名のアジンガーが登場して来た。久し振りに会う挨拶を兼ねて近況を尋ねると、最近は孤島の裏側ですることが多いとのこと。彼は言葉通り裏側に釣り座を構え、小生は元の場所に戻ってキャスティングを再開。
そうこうする内、周囲が薄暗くなって来たので、そろそろ、頃も良かろうとハイブリッド・テンヤを使った本命釣法に切り替え。実の所、ドジョウを使いたかったのだが、入手困難なので、サンマの切り身とワームを組み合わせた苦肉の策。
ここは、何年か前には爆釣した釣り場だが、最近は余り成績が良くない。しかも、テンヤでタチウオを掛けた経験はない上、苦肉の策で編み出したハイブリッド・テンヤと来ては、タチウオがどんなアタリを出してくれるのか、期待と不安が綯い交ぜ状態。
何回かキャスティングを続けて何投目かの時のこと。コンタクトを期待しながら、リーリングをしていると、目の前でタチウオがギラリとヒラを打った瞬間が目に入って来た。
アッ、寄って来ている!!
そこで、アンダー・ハンドで直ぐ近くを狙ってキャストし、海面直下を流すと、ゴゴンと強烈なアタリが伝わって来て、本命のタチウオ。サイズはF4に少し足りない位だが、狙い通りに掛けた1匹で、大満足。
時刻は、日没直後の17:25頃のことで、釣りは始まったばかり。後続を狙ってキャスティングを続けた。
この日は、タチウオの活性が高かった様で、入れ掛かりとまでは行かないが、比較的アタリが多くて、2匹目、3匹目と釣果が伸びて行く。
アタリの出方も色々で、ゴゴンとテンヤを引っ手繰って行く様な強烈なものや、フォール中にコンと来るもの。この日、最も太いF4.5程の良型の場合は、ゴミが掛かった様にジワーッと重たくなる様なアタリだった。
19:00頃を回った頃、場を休めるためにテンヤを中断して、1.0gのJHを使ったアジングを始めることに。
相変わらず北風が強くて、軽いジグではやり難くて仕方がない。ジグを重た目の1.2gか1.5gに替えようかなど考えたが、この日はアジを何匹も持って帰る積りはない。潮の流れも余りないので、何とかなるだろうと無精をしてそのまゝ続けていると、19:30頃、コツンとハッキリと感じられるアタリで、22cmほどの良型のアジ。
20:00を回った頃、INUEさんとAKT弟さんが登場し、岸壁は10名程のコアなアジンガーが夜を徹して獲物を狙うことになった。
しかし、タチウオもアジもこの頃からアタリが遠くなって仕舞い、22:00頃には、釣り場全体にまったりしたムードが流れて、休憩に入るアングラーも多くなって来た。
小生もその例に漏れず、22:00には第一回目の休憩に入ってウツラウツラ。
23:00頃に釣りを再開したが、タチウオもアジも鳴かず飛ばずで、02:00頃から、これまでにないことだが、この日二回目の休憩。
03:00を回った頃から、名残のキャスティングを開始して、タチウオとアジをポツリポツリと拾った所で、05:00頃、StopFishingとした。
この日の本命のタチウオの釣果は、UEHRさんやAKT弟さんに引き取って貰った4匹を含めて都合9匹で、ドジョウの代わりのハイブリッド・テンヤが充分以上に釣れることが判ったのが収穫だった。
所で、タチウオは龍に似たゴツイ顔をしているが、思いの外生命力が弱く、キャッチ&リリースをしても、生き延びることが出来るか心許ない。となると、無駄な殺生を避けるためにも、釣る数は、処分出来るだけに止めざるを得ない。
処分先や方法に困ることさえなければ、タチウオの強烈な引きをもっと楽しめるのに・・・・・。
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