2024年釣行記(51) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月14日(水) 18:30~21:30
潮回り:若潮
(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

連日32℃以上の酷暑で、季節はなかなか進まず秋はまだまだ先だと思っていた。しかし、2~3日前からツクツクホウシが鳴きだし、夜には虫の声が聞こえて来る様になって、実感は全くないが確実に季節は進んでいる筈。とは云え、相変わらず猛暑・酷暑の毎日で嫌になって来るが、それでも、直射日光に晒されない夜になると、釣りの虫が蠢き出して来る。

と云う訳で、一般的にはお盆のこの時期に殺生をすることは避けるべきだろうが、墓の住人の一人は小生に釣りを教えてくれた親父なので、許してくれるだろうと誠に都合良く考えて、両親の墓参りをした帰りにUMB-FPに立ち寄って、刀狩りをすることにした。

18:10頃、現地に到着したが、お盆休みに入ったためか、駐車場はほゞ満車状態。
この様子では入る場所はないだろう。MHR-KGNにすれば良かったと思いつゝ、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出て見た。すると、心配した通り、大勢の家族連れやアングラーがズラリと並んでいて割り込む余地はなさそう。
どうしようか? 奥に行けば入る空きがあるかも知れない・・・?
などと考えながら、少し進んで行くと、前回と同じ第1ボラード近くに少し広めの空きを見付けた。よくよく見るとその空いた場所の中央付近に水を流した跡があって、直前までアングラーが居た様子。これは、ラッキー!!とばかりに、左右の先行者に断って、その場所に釣り座を構えることにした。

前回は、風がなかったので纏わり付いて来る蒸し暑さが不快に感じる程だったが、今回は弱いながらも予報通りの南風が吹いていて、幾分、まし。これで、湿気がなければ快適だろうと云うのは無い物ねだり。

18:30頃、BlueCurrentⅢ 82/B快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、キャスティングを開始。

陽が沈んだばかりの時間帯で周囲はまだまだ明るいので、タチウオが反応を返して来るには、まだ早いだろうなどと考えながらキャスティングし小さなリフト&フォールを繰り返していた。
すると、何投目かのこと、ロッドを持つ左手にジワーッとした重たさが伝わって来た。不覚にもそれがタチウオではなく海藻かゴミが掛かったと思って合わせを入れずに回収に掛かったのが悪かった。半分程まで回収して来た所で生命体の感触が伝わって来たが、次の瞬間にはフッとロッドが軽くなって、無念のフック・アウト。

しかし、まだそれ程暗くなっていない時間帯にも拘らず、タチウオの反応があったことに気を良くして、キャスティングを繰り返した。するとキャストの度に気配がある。今日は良いかも知れない・・・と胸をワクワクさせてキャスティングを続けたが、テンヤの近くをウロウロしているだけの様子で、喰いの反応が出ない。
そこでテンヤのアシスト・フックをシングルからダブルに交換してみた。するとこれが功を奏して、19:02にようやくこの日初のタチウオをゲット。
UMB-FPでの今季初の獲物に気を良くしたが、残念ながら太さは指2.5本程のベルト・サイズ。
そこで写真撮影後リリースしようとしていると、近くに居たカップル・アングラーが欲しいと仰る。こんなに細いので、食べる所は余りないよ。それでも良ければと進呈し後続を狙ったが、その後は完全に気配が消えてしまった。

周囲を見回してみても、電気ウキの灯りは2~3個程しか見えず、状況は前回と変わっていない様子で、20:00を廻った頃から、引き揚げて行くアングラーが増えた印象。

それでも、テンヤを1S4Sなど重さを替えて試してみたが、完全に音無しでコツリとも来ない。前回は20:00を廻った頃でも、近くをウロウロしている気配が何となく伝わって来たことが再三あった。しかし、今回は、それもない。

時計は20:30を周り、残り1時間となった所で、ラインを太くすることを思い立った。動画情報によると、関西方面ではテンヤの沈下速度を遅くするために太めのPEラインを使っているとのこと。
であれば、駄目で元々。兎に角、やるだけやってみよう!
1.2号のラインを巻いている予備のリールに取り替えてみた。

するとこれが正解だったのか、20:40にこの日2匹目をゲット。これもギリギリ指3本の太さしかないので通り掛かった若者に進呈して、次を狙った。

しかし、ラインを太くしたのが正解とは早計の至で、この2匹目交通事故だったと見えて、後続の反応は皆無。

前回は21:00前にMHR-KGNに転戦したが、今回は最後まで粘ってみようとキャスティングを続けた。しかし、奇跡が起きることもないまゝ、結局、21:30頃にStopFishingとして片付けに入った。

一昨年迄の様に日没時刻を過ぎてからも、反応が続く状況に戻って欲しいのだが、前回も、今回も、時合は日没時刻の前後を挟んだ極僅かな時間しかなく、昨年からの良くない状況は変わっていない印象。
地上は、猛暑・酷暑、豪雨など異常気象が続いているが、海の中も異常な状況になって来ているのだろう。となると、元の状況に戻ることは考えられないのだが・・・・・。

2024年釣行記(50) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月08日(木) 18:30~22:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

前回、前々回とアジングが続いたので、今回は刀狩りをすることにしていたが、タチウオの在庫はまだ残っているため、在庫の積み増しは家人に喜ばれないだろう。ご近所に配るにしても、マダマダ魚体が細いためお土産にするには少々少し気が引ける。しかし、小生としてはあの強烈な引きを楽しみたい。
と云う訳で、余程の大物でない限り持ち帰らずに近くのアングラーに引き取って貰うことを考えた。となると、MHR-KGNよりもお隣りさんとの距離が近いUMB-FPの方が、何かと都合が良い。そこで、一昨年までは良かったが昨年は絶不調だったので、回復しているかどうかのチェックを兼ねてUMB-FPに行くことにした。

18:15頃、現地に到着。
早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積んで釣り場となる岸壁に出てみると、意外な程にアングラーの姿がない。一昨年などは狭い間隔で長いロッドを振っているアングラーがずらりと並んでいたのに。
アレーッ、どうしたんだろう?
やはり、調子が悪いまゝで、釣れていないのか・・・?
不安な気持ちを抱いたまゝ岸壁を進んで、第一スロープ第一ボラードの間に広めに空いている場所を見付けた。この付近はお気に入りのポイントなので、これはラッキー!! 両側の先行者に断って釣り座を構えることにした。

予報では南寄りの風が2mとあったが、岸壁に立ってみると殆んど吹いておらず、ベトーッとした不快な暑さが纏わり付いて来て堪らない。首に掛けたタオルで汗を拭き拭き、準備に取り掛かった。

18:30頃、BlueCurrentⅢ 82/B快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせてキャスティングを開始。
この時期の日没時刻は18:38なので、入釣するタイミングとしてはドンピシャ。

日没時刻を過ぎたばかりでまだ薄明るい中、左隣りのアングラーがタチウオを抜き上げた。見た所、指3本あるかどうかで良型とは云い難いが、寄って来た気配に期待感が膨らんで来る。
そして、間もなくしてガツン。来た!!と腕を煽って合わせを入れたが、これは残念ながら空振り。それでも、寄って来たので、ゲットするのは時間の問題と余裕を持ってキャスティングを繰り返していた。すると程なくして右隣りのアングラーがタチウオをゲット。
小生はすっ飛ばされた格好になるが、刀狩りを開始したばかりで体力的にも精神的にも余裕がある。
その内、来るさ・・・

所が、その後はコツンとあっただけで、合わせを入れる様な喰いアタリがない。両隣りにも反応はない様子。電気ウキの灯りは、右手に、左手にが夫々1個しか見えず、やはり不人気振りが良く判る。

タチウオからの反応がないまゝ時間が経ち19:30を回る頃には、引き揚げて行くアングラーが眼に付き始め、20:00頃になると両隣りも帰って行った。

それでも、寂しくなった岸壁に残ってキャスティングを続けていると、20:30頃、直ぐ近くで突然ガツン。何とか針掛りさせボーズは免れた!!と思って遣り取りを開始した途端、敢え無くフック・アウト。
これがこの日味わえた唯一のタチウオの引きで、その後は完全に無視され続けた。

それでも、昭和世代の粘りを発揮したが、全く気配がない。こうなるとMHR-KGNにすれば良かったのかも知れないとの思いが浮かんで来のは自然の成り行きで、21:00頃、様子を見るために移動を決断。

21:00過ぎにMH-KGN22番スポット付近に立って、キャスティングを始めたが、こちらでも全く反応はなく、22:00頃、諦めてStopFishingとして帰路に着いた。

結局、時合は日没直後の極短い時間帯だけで、サイズもそれ程太くなくもう一つで、調子が戻ったとは云えそうにもない。とは云え、一度だけの結果で判断するのも早計だろう。
近々お盆に入り、UMB-FPの近くにある親父の墓参りに行くので、その帰りに寄って再度チェックして見ようと思う。

2024年釣行記(49) – AJ&TK

2024年 Ajing Octopusing 釣行記

日 時:08月05日(月) 17:30~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 35、タコ x 3
同行者:単独

拙宅は後期高齢者だけの二人住まいなので、釣果を持ち帰るにしても、それ程の量は要らない。しかし、アングラーは釣ることに夢中になるので、気が付けば、二人の後期高齢者が消費出来る量を遥かに超えてしまう。超えた分は冷凍して保存したり、ご近所に配るなどしていたが、それにも限りがあるので、キャッチ&リリースの日を設けたりしているのだが・・・・。

前回はアジングだったので、今回は刀狩りに行きたかったのだが、タチウオの在庫はまだ残っている上、ご近所さんがタチウオを受け入れてくれるか定かではない。と云う訳で、今回も刀狩りは諦めてKMI’sアジングをすることにしたが、アジの在庫は、前回の釣果は全て仲間に引き取って貰ったにも拘らず、まだ残っている。そこで、今回は良型に限ってのみ持ち帰ることにして出掛けた。

現地到着は、17:20頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出てみると、岸壁の主である黒猫が寝そべっているだけ。と云う訳で、人影のない岸壁を奥に進み、お気に入りの最奥に釣り座を構えた。

今回は、明るい時間帯は魔女狩り、夕マヅメにはマゴチを狙い、暗くなってからアジングに切り替える予定なので、先ずBlueCurrentⅢ 82/B3号のエギを組み合わせて、17:30過ぎにキャスティングを開始した。

魔女狩りは、前回の釣行でSMTさんタコを掛けた場面に出会したので、小生も肖ろうと考えたもの。
先ずアンダー・ハンドで軽くキャストして着底を待って、シャクろうとすると何やら重たい。
アレッ、1投目から根掛かりか・・・と思いながらラインを張ってみると、根掛かりではなさそう。そこでハンドルを回してみると、重たいが巻けるので、タコであることを確信。そこで、追い合わせを入れて抜き上げた所、エギを抱いていたのは精々200gもなさそうな新仔ダコ
このは余りにも小さいので、写真を撮影後直ぐにリリース。そして、少し中央寄りに立ち位置を替えて、斜め右前方にアンダー・ハンド・キャストをして着底させ、極々軽くリフト&フォールを繰り返していると、又々、エギが動かせなくなって、2杯目をゲット。これは少し大きくなって250~300gの新仔ダコ。これも小さいので、そのまゝリリースしようと思ったが、今シーズン初めてのタコであり、これ以上大きなタコが釣れる確証もないので、一旦キープ。

そして、更に中央寄りに移動して同じ様にキャスト。すると、又々タコの反応があって、今度は300~400g程度。これは2杯目のタコと入れ替えてキープ。

魔女狩りを始めて時間もそれ程経っていないのに、早くも3杯。しかも、サイズがその都度良くなっている。
この調子で行けばもう少し大きなタコが釣れるかも・・・・・・。
と欲をかいたのが、運の尽き。エギが動かなくなったので、タコだと思って合わせを入れたが、掛かっていたのはタコではなく地球で敢え無くライン・ブレイク
時間は充分あるので、ここでライン・システムを組み直そうとしたが、生憎、太めのリーダーをバッカンに入れ忘れたと見えて、見付からない。残念だが、タコマゴチ狙いはここで断念し、少し、早いがアジングに切り替えることにした。

今回のタックルは、Soare改のロッドにリールはAldebaran BFSX、そして1.0gのJHの組み合わせ。

風は、右手から左手に吹き抜けて行く南寄りで、若干強め。海は少し波立っているものゝ、流れは殆んどない。
明るい時間帯でも反応が返って来ることがあるが、この日は、これまで通り、全く反応がない。夕日でピンク色に染まって青空をバックに浮かんでいる雲を眺めながら、休み休みキャスティングを繰り返して、時間を潰した。

日没時刻の18:41を過ぎ、周囲が薄暗くなって来た頃、この日初めて極々微かなモゾとした反応があって、口明けの1匹目をゲット。時刻は18:58。サイズは20cmに少し足りない大きさだったが、思い掛けなく早い時間から来てくれたことに感謝。
これはリリースしようと思ったが、背後でジッと小生の釣りを見守ってくれていた黒猫にプレゼントし、キャスティングを続けた。すると時を置かずに2匹目をゲット。時刻は19:02のことで、連続して反応があったことに気を良くして一人ほくそ笑んでいた。所が、その頃から何艘もの屋形船が東から西に向かって通り過ぎて行くのが見え、その理由が花火大会であることに思い至った。
道理で、途中の運河を渡る橋の上にカメラを構えた人が沢山居た筈だ
何年か前にも花火大会に遭遇した際、花火の音がドンドンと響き始めた途端、ピタリと反応がなくなったことがあったので、今回も、そうなるのかも・・・と心配しながらキャスティングを繰り返していた。
すると大きなウネリが次から次に押し寄せて来るようになって来た。どうやら屋形船の引き波の影響の様で、潮位が194cmもある大潮の満潮時刻前後のことだったため、時には岸壁に這い上がって来そうになる程。その大きな波にラインが遊ばれてしまってやり難いが、仕方がない。
その内、波も治まる筈だとキャスティングを繰り返していると、波がフッとなくなったタイミングで反応があって、19:133匹目をゲット。
その後も、ポツリポツリと反応があって、それから約15分の間に更に3匹を追加出来た。この調子で・・・と思ったが、19:30を回るとイヨイヨ花火大会が始まったと見えて、背後からドーンドーンと腹に響く音が伝わって来た。
これで、大会が終わるまでは釣りにならないなと覚悟をしたが、この日は様相が違っていて、反応が返って来るペースは変わらず、大会が終わる20:00までの30分間で8匹もゲット。
20:00を過ぎて花火を打ち上げる音が響かなくなりこれで、落ち着いて釣りが出来ると釣果の上積みを狙ったが、逆に反応は間遠くなってしまった。

所が、20:30頃から、潮が左から右に少し動き出して来たのを機に、アジの活性が高くなって20:3117匹目をゲットしてから21:10までの約40分間が、この日のハイライト。この間に14匹もものにすることが出来た。

この日は、良型のみ持ち帰ることにしていたので、それまでに10匹近くをリリースしたり、黒猫に食べてもらったりしていたが、それでも20匹程はクーラーの中に収まっている。
これまでの状況からみて、続ければ更に釣果を伸ばすことは出来るだろうが、これ以上のアジを持ち帰っても、処分に困るだけと考えて、この時点でStopFishingとすることにして、片付けに入った。

しかし、千載一遇のチャンスをミスミス見逃すのは勿体ない
粗方片付けが終わった所で、未練のキャスティングをしてみると、やはり反応が返って来て、21:4031匹目をゲット。こうなると止めるに止められない。キャスティングを繰り返して21:5835匹目を抜き上げた所で、これ以上続けても切りがないと踏ん切りを付けて、泣く泣く釣り場を後にして帰って来た。

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18:58 1匹目 19:52 11匹目 20:41 21匹目 21:40 31匹目
19:02 2匹目 19:55 12匹目 20:46 22匹目 21:48 32匹目
19:13 3匹目 19:57 13匹目 20:50 23匹目 21:50 33匹目
19:16 4匹目 19:59 14匹目 20:53 24匹目 21:56 34匹目
19:20 5匹目 20:01 15匹目 20:54 25匹目 21:58 35匹目
19:27 6匹目 20:11 16匹目 20:59 26匹目
19:37 7匹目 20:31 17匹目 21:03 27匹目
19:45 8匹目 20:33 18匹目 21:07 28匹目
19:47 9匹目 20:35 19匹目 21:08 29匹目
19:50 10匹目 20:37 20匹目 21:10 30匹目

17:36 タコ

2024年釣行記(48) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:08月01日(金) 18:30~21:45
潮回り:中潮
(↓↑)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 18
同行者:単独、(SMTさん、FJKWさん)

前回は、久し振りにタチウオの独特な引きを味わうことが出来た。しかし、残念ながら、ラインの高切れのためにベイト・ロッドでの釣果ではなかったことに物足りなさを感じていた。そこで、次回はベイト・ロッドで・・・と目論んでいたのだが、前回の釣果の内の1匹はまだ冷凍庫に残っているので、又々お持ち帰りをしても、在庫の積み増しになって仕舞う。無駄な在庫を抱えるのはカミさんも嫌がるだろうし、何よりも小生が釣りに行くことを快く思わなくなることに繋がる惧れもある。そんなことになっては老後の楽しみがなくなってしまうので、何としてでもそれだけは避ける必要がある。
強い引きを楽しむだけなら、キャッチ&リリースをすれば良いが、タチウオはあの厳つい顔付きにも拘らず、意外に脆くて直ぐに昇天してしまうので、リリースすることが良いのか悪いのか・・・。
と云う訳で、今回は刀狩りは諦めてアジングにすることにしたが、アジも冷凍庫に在庫があるため、お持ち帰りをしないノー・クーラー・デイとすることにして、自宅を出発した。

17:40頃、現地に到着。
早速、岸壁に出てみると先行者は、入り口付近のタコ狙いの若者と最奥SMTさんの二人だけ。そこで、小生はSMTさんの隣りの机の前に釣り座を構えて準備に入った。

この時期の日没時刻は18:45なので、アジングを始めるには早過ぎる。いつもであれば明るい時間帯はマゴチタコを狙う所だが、この日はアジング用のタックルしか持ち込んでいないので、タコ釣りをしているSMTさんと四方山話をして時間を潰した。

18:30頃、少し早めだがSoare改を手にキャスティングを開始。
前回は、SaltyStage改月下美人 Air TW PE Specialを組み合わせた所、バック・ラッシュが頻発したので、今回はSoare改との組み合わせを試す積もりだが、果たしてどうか・・・。

予報では南東or東南東の風が2~3mとのことだったが、岸壁に立ってみると、右から左の横風になる南風がかなり強めに吹いている。普段であれば強めの横風は忌み嫌う所だが、殊の他蒸し暑い毎日なので、寧ろ有り難い。
海はその風に吹かれて波立ってはいるが、流れがない。

最初の内は、1.0gのJHを使っていたが、風に吹かれて大きく膨らんだラインに引っ張られて沈んで行かないので、1.2gのJHに替えてキャスティングを続けた。

しかし、反応が返って来ない。
最近は、アジが廻って来るのは20:00を過ぎてからだから、それまでは・・・・。
などとSMTさんと言葉を交わしながらキャスティングを繰り返していると、微かな違和感があって、この日最初の獲物をゲット。
時刻は19:43のことで、サイズは18~19cm程。最近は20cm超が揃っていたことを考えると、やはり海水温がかなり上がって来ているのだろう。

予想時刻より若干早いが、アジが廻って来たのだろうか・・・・。
半信半疑で2匹目からの反応を待ったが、梨の礫

それでもキャスティングを繰り返して、20:00にやっとの思いで2匹目をゲット。20:00を回れば・・・との予想通りの展開に期待をして追加を狙ったが、音沙汰がない。

丁度、その頃(?)、FJKWさんが登場して来て、小生の右側に釣り座を構えて、3人並んでアジングをすることになった。

2匹目を獲ったことで、小生は何とか両目を開けることが出来たが、隣りのSMTさんにはアタリもないらしい。いつもなら苦労している周囲の仲間を横目に、一人ロッドを曲げているSMTさんなので、潮が動き出せば一気に爆裂する筈。そうなればあれよあれよという間に置いて行かれるのが関の山。鬼の居ぬ間の洗濯とばかりにキャスティングを繰り返したが、アジは何処に行ったのか反応が続かず、3匹目を獲ったのは、2匹目を獲ってから30分以上も経った20:32のことで、単独でうろついていた一匹狼がたまたま口を使っただけの様相。

見事に予想は外れてしまったが、キャスティングをし続けなければ、千載一遇のチャンスを逃すことになる。今か今かと待ちながらキャスティングを繰り返して、20:474匹目20:495匹目と立て続けに本命をゲット。
いつもより遅かったが、ようやく廻って来たと安堵の胸を撫で下ろして、追加を目論んだが元の木阿弥

21:00を廻ったら、良くなるかも・・・・前向き思考と云えば聞こえは良いが、根拠のない期待を胸にキャストし続けた。しかし、忘れた頃に単発の反応が返って来るだけで、一向にペースは上がって来ない。

そして、21:449匹目21:4510匹目21:4711匹目を連続で掛けたが、これも線香花火でアッと云う間に時合が終わってしまった。
それでも、何とかつ抜けは出来たので、ソロソロ引き揚げ様かと思い始めた22:00頃、千切れかけたセリアのワームを使ってみた。すると思い掛けず反応が続いて21:5912匹目をゲット。そして15匹目をゲットした22:07までの間の8分間で4匹を追加し、この夜のハイライトはアッサリと終了。
試しに別のワームに替えると反応が消え、又々セリアのワームにすると反応が戻って来て22:2016匹目22:2517匹目22:2818匹目をものにすることが出来た。
こうなると切りの良い20匹目をとなるのだが、生憎、セリアのワームはボロボロになって使えなくなったので、最近のお気に入りのVフライに替えてみた。しかし、見向きもされず、結局、諦めて22:40頃に片付けに入り、残業をするというFJKWさんを残して、釣り場を後にした。

今回の課題であったSoare改月下美人 Air TW PE Specialの組み合わせだが、この組み合わせでは深刻なバック・ラッシュを起こすことはなかった。しかし、スプールのラインが浮き上がっていることが度々あった。これはバック・ラッシュをする直前の状態なので、出来ればなくしたい。
元々、月下美人のリールはアジングよりも重たい仕掛けを使うことの多いメバリングで使うことで、Aldebaranとの住み分けをしていたのだが、今回の結果から、それを踏襲することが無難なのだろうと思った次第。

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19:43 1匹目     21:47 11匹目
20:00 2匹目     21:59 12匹目
20:32 3匹目     22:02 13匹目
20:47 4匹目     22:05 14匹目
20:49 5匹目     22:07 15匹目
21:05 6匹目     22:20 16匹目
21:15 7匹目     22:25 17匹目
21:34 8匹目     22:28 18匹目
21:44 9匹目
21:45 10匹目

 

2024年釣行記(47) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:07月29日(月) 18:35~22:15
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

この所、アジング続きだったので、目先を替えて今シーズン初めての刀狩りに行くことにした。

目標となる獲物は決まったが、場所をUMB-FPにするか、MHR-KGNにするか?
UMB-FPは、刀狩り初体験をした場所なので、2024年の開幕もUMB-FPでとの思いが強かったが、残念ながら、この日の夜は横風となる南風が3mとの予報。少しでも西寄りであれば良いのだが、隣りが餌釣り師だと、仕掛けが風に流されて来てトラブルの元になり、甚だ具合が悪い。一方のMHR-KGNでは、風の面では全く問題はないが、釣果が安定していない印象がある。しかし、お隣りさんとのトラブルはあり得ない。
一長一短で、どちらにするか決め兼ねたままゝ、17:00頃、自宅を出発し、現地に近くになった所でMHR-KGNに決めた。

現地到着は、18:00過ぎ。
早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、かなり風が強く吹いており、MHR-KGNにして正解。
潮位は、130cm程とかなり高くて、処々にテトラ帯の頂上が海面から頭を出しているだけ。テトラ帯が完全に海中に没している時間に到着すると、テトラ帯の切れ目が判らず釣り座を決めるにも苦労しそうだが、頭を出しているテトラを頼りに出来ただけでもラッキーと云えそう。
結局、見えている頂上からテトラ帯の位置を推測して、24番スポット付近に釣り座を構え準備に取り掛かった。

BlueCurrentⅢ 82/Bを手に、18:35頃、快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせてキャスティングを開始。
この時期の日没時刻は18:47なので、間もなくゴールデン・タイム丁度良い時間に始められたと思いつゝ、キャスティングを繰り返していると、ある時、ロッドを振り被って振り下ろした瞬間、カツッと軽いショックが伝わって来た。アッと思い前方を見やると、糸の切れたタコの様に遥か遠くに飛んで行くテンヤが目に入って来た。
ベイト・リールを使っている場合に、時折発生することのあるラインの高切れで、その対策はリーダーを長く取ることとあった。そこで、今回はリーダーをふた尋(約3m)取って来たのだが、どうやら効果はなかったらしい。
リーダーを結び直そうかと思ったが、ゴールデン・タイム直前のことで、無駄な時間を使いたくはない。急遽、予備に持って来ていたスピニングSephia S809M/Fにロッドを替えて、キャスティングを続けた。

しかし、期待の反応はない。
周囲を見回しても、餌釣りの電気ウキが一つも見えない。いつも通りであれば、5個や6個の赤い色の電気ウキの灯りが波間に漂っているのだが、どう云う訳か、自転車で行き来している地元のおっちゃん連中も一人も見えない。
アレーッ、今年は釣れていないのか・・・・・・?


UMB-FPにすれば、良かったのかも・・・・・?


粘っていれば、必ず廻って来る・・・・だろう?

そんなことを考えながらキャスティングを続けていると、20:00少し前、突然何とも云えない違和感が伝わって来た。反射的に合わせを入れたが、空振り。それから15分(?)後にも、何かが触って来たが、これも掛けられず仕舞。
それでも、回遊して来た気配に集中して反応が返って来るのを待ったが、その後は完全に音無し状態。

気分転換を兼ねて、テンヤを滅多に使うことのない軽めの快適波止タチウオテンヤSS-3S4Sに替えてみたが、効果なし。立ち位置も、24番スポット付近を中心に22番スポット付近や26番スポット付近を行ったり来たりしたが、反応は返って来ず仕舞いで、21:00を廻った頃には、早くも集中力は風前の灯状態。

半ば諦め気味で惰性のキャスティングを繰り返していると、何かがテンヤに軽く触れている様な気配が伝わって来た。
オッ、何かが居るとその瞬間、覚醒してジッと次の反応を待ったが、そのまゝ気配は消えてしまった。しかし、その違和感の主がタチウオなら、まだ近くに居る筈と同じコースにキャストし軽いリフト&フォールを繰り返していると、フッとラインのテンションが抜ける反応が返って来た。そこで、ロッドを煽って合わせを入れるとガツンとショックが伝わって来て、その直後にグングンと力強く締め込むタチウオの引きが伝わって来た。

時刻は、実釣を開始して3時間経過した21:27のことで、抜き上げたタチウオはギリギリ指3本程の太さしかなく、決して大きくはなかったが、今シーズン初の獲物であり、諦めかけていただけに、嬉しい1匹だった。

タチウオは群れで回遊しているので、近くには仲間達が居る筈とキャスティングを繰り返したが、後続の反応は返って来ず仕舞い。

そのまゝ時間が経ち22:00近くになった所で、ソロソロ引き揚げようか・・・と思いつゝキャスティングを繰り返していると、コツンと来て、1匹目より少し太い余裕の指3本をゲット。
こうなると、引き揚げようと云う気持ちは雲散霧消。寧ろ、息も絶え絶えになっていた御老体が息を吹き返した様に元気になって、更に追加しようとキャスティングを続けていると、コツ。
よし、頂いた・・!と合わせを入れた所、軽いショックを残してロッドが急に軽くなってしまい、リーダーを僅かに残した仕掛けが帰って来た。どじょうテンヤ刀狩りをする様になってから、タチウオに仕掛けを切られることはなかったのだが、どうやら装着していたケミホタルにバイトして来た様子で、ケミホタルから先が見事になくなっていた。

タチウオが寄って来ているので、ここでStopFishingとするのは、少し勿体ないと思ったが、心身共に疲れが溜まっていてライン・システムを組み直す気にもならず、結局、22:15頃、釣り場を後にして帰路に着いた次第。

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