2025年釣行記(10) – MB
2025/02/27
日 時:02月27日(木) 17:25~20:30
潮回り:大潮(↓) 160→40cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 0、カサゴ x 1
同行者:単独、(Dr.TJさん)
昨今の天気予報は1週間先までの予報が出されているので、毎日チェックする必要はなさそう。しかし、それでもひょっとすると良い方向に変わっているかも知れないと溺れる者が藁を掴む心境でチェックするのだが、やっぱり駄目か・・と溜息を付く毎日。この状態が続けば、今年の2月の釣行は3回だけに終わってしまうが、昨年も2月の釣行は2回しかなかったことを考えると、季節的なものなので仕方がないと諦めるしかない。
そんな所に南風が3m/sとの予報が目に入って来て、目の前がパッと明るくなりその瞬間に釣りに行く気になった。所が、潮回りをチェックするとこの日は大潮の下げ潮に当たっており、釣りをしている筈の時間帯の潮位は20:00頃には75cm、21:00頃には40cm足らずにまで下がってしまう。唯でさえ水深のない釣り場なのでこれでは釣りにならなず、どんなに頑張っても20:30頃には引き揚げざるを得ない。となると、実釣時間は最大でも3時間程しかない。
さて、どうするか・・・・?
若干逡巡する気はあったが、2月ももう終わりなので、兎に角行ってみようと車を走らせた。
現地到着は17:15頃。
いつもの場所にはテールゲートを開けた黒いSUVがあり、その陰で釣り準備をしているアングラーの姿が目に入って来た。その瞬間にDr.TJさんだと思ったが、BINGO。どうやらDr.TJさんとは思考回路が良く似ていると見える。
Dr.TJさんと連れ立って岸壁に立ち、小生は20番スポット付近、Dr.TJさんは少し先の23番スポット付近からキャスティングを始めた。
今回のロッドは、SoareXR改。
最近はTenryu改やSaltyStage Prototype XMBS-762ULSSなどのスピニング・ロッドばかりを使っていたので、久し振りにベイト・ロッドでメバルの引きを楽しみたいと思ったもので、ハード・プラグを中心に展開し、場合によってはスプリット・ショットを試すことも予定して臨んだ。
時刻は17:25頃。
潮位は高くてテトラ帯の殆どが海中に沈んでおり、海は波もなく穏やかで、あちらこちらで潜水を繰り返しているカイツブリと思われる水鳥が見える。小魚などを追い掛け回しているカイツブリがウロウロとしていることは、メバルの餌になるベイトが居る証しになり、メバルも寄って来ていると考えられるが、一方ではカイツブリを警戒して活性が下がることも考えられる。どちらに転ぶか判らないが、余りウロウロとしては欲しくないお客さんだが、これも自然の一部なので仕方がない。
悪い影響がない様に!と願いながらキャスティングを続けたが、コツリとも反応がない。時間が進み周囲の暗さが増して来て、嫌が上にも雰囲気は良くなって来たが、可愛娘ちゃんからのラブ・コールはない。
少し先に進んだDr.TJさんもソイを1匹掛けただけで、本命の反応はないとのこと。
可愛娘ちゃんは例え全く気配がない状況であっても、何かを切っ掛けに突然活性がが高くなって入れ掛かりになることも、良くあることで、そんなチャンスを逃さないためにもキャスティングを続けている必要がある。
時間的にも、実釣を開始してそれ程の時間は経っておらず、老いたりと云えども心身共に元気一杯。次こそは、次こそはと気合を入れてキャスティングを繰り返したが、全く音沙汰がないまゝ。
18:00頃、早くもハード・プラグに見切りを付けてスプリット・ショットに変更。この仕掛けは前回始めて試しに使ってみた所、極めて具合が良かったので、ベイト・ロッドで試そうと思っていたもので、目論見通りの結果であればベイト・ロッドの出番を増やせると考えた。
しかし、可愛娘ちゃん達はソッポを向いたきりで振り返ってもくれず、実釣開始1時間程でボーズの文字が目の前にチラチラして来る程何も反応がない。
それでも、我慢をしてキャストしていると、プルプルとこの日初めて感じる生命体の反応があった。やっと来てくれたか・・・と喜びながら抜き上げてみると、針にぶら下がっていたのはトボケ顔のカサゴで、時刻は18:27、ポイントは43番スポット付近のことだった。
本命ではないが少し魚が動き出して来た証拠だと気持ちを切り替えて可愛娘ちゃんを狙ったが、への字カーブ付近でも反応は皆無。この日は釣りが出来る時間は余りないため、釣れないのに悠長に一箇所で粘るのは考えものとばかりに、先に進んでいたDr.TJさんを追い越して凸部の先にワープ。
しかし、こちらサイドでも可愛娘ちゃんの気配は全くなく、そうこうしている内に潮はドンドンと低くなってテトラ帯が大きく身体を海面から出す状況になって来た。何年か前にはこんな状況でも、可愛娘ちゃん達は遊んでくれたものだがそれは夢のまた夢で、反応が返って来る雰囲気は全然感じられない。
岸壁の端にまで足を伸ばしたDr.TJさんが戻ってきた頃には、小生のやる気はゼロになり、事実上のStopFishing。その後はDr.TJさんの釣りの様子を見ながら戻り、20:30を回った頃、釣り場を後にして帰路についた次第。
この日は大潮の下げの時間帯に当たり実釣時間は少ないとは云え、月光のない新月だったので、メバルの活性は高い筈。つ抜け位は・・と獲らぬ狸の皮を数えて臨んだが結果はアタリ一つもないパーフェクト・ゲーム。
この所、少し調子を戻して来た印象があっただけに、納得し難い結果で、フラストレーションを目一杯溜め込んでしまうMHR-KGNでのメバリングだった。
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