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2023年釣行記(63) – TC&EG

2023年 Eging Touching 釣行記

日 時:10月20日(金) 16:10~22:40
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:タチウオ x 2
同行者:KMIさん、(HRDさん&友人、HGEさん)

15:20頃、自宅を出発。途中、運河を渡る橋の上を走っていると、ハンドルに感じる程の風。それもその筈で、予報では南南西の風が、昼頃は8m、夕方には少し弱くなって7m、夜遅くなって5mと、釣りにはかなり厳しい強風が吹くとのこと。
それでも、KMIさんとの約束もあって、兎に角行くだけ行ってみようと自宅を出た次第。

現地には、15:50頃に到着。
流石にこの強風を敬遠したと見えて、岸壁には、アングラーの姿は皆無。となると、いつもなら迷うことなく、最奥に釣り座を構える所だが、この日は刀狩りに注力することにしているので、寧ろ入り口に釣り座を構えたい。しかし、後から来るKMIさんアジングにとっては最奥が良いだろう。と云う訳で、取り敢えず最奥を確保することにして、釣りの準備に掛かった。

この日持ち込んだロッドは、Sephia S809M/FSephia SS S76ML-Sの2本。S809M/Fは、明るい時間帯のハギング、夕方から夜間の刀狩りS76ML-Sは、気分転換のためのエギングに使用する算段。

準備に取り掛かりながら、岸壁の際に立ってみると、風は、時折、回り込んで来た強い風が吹き抜けることはあるが、背後の植栽や高い建物に遮られているせいか、総じて、釣りにはそれ程支障はなさそうで、一安心。

16:10頃、S809M/Fを手に入り口に移動してハギングからスタート。
ハギングと称するからには、ワームを使うべきだろうが、この日は、兎に角、カワハギが居るかどうかを確認するのが主目的なので、敢えてアサリを使うことにしたのだが・・・・・・。
小生は、ハギングの経験は数える程しかないので、カワハギがどの様なポイントに居るのか良く解っている訳ではない。しかし、カワハギや仲間のフグが居れば、餌のアサリは一瞬でなくなる筈と安易に考えていたのだが・・・。
足許に始まって沖目、中間距離、右、中央、左とキャストしてみたが、アサリはそのまま戻って来る始末。
それでも、あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返している内に、日没時刻の16:59は過ぎてしまい、周囲が薄暗くなって来た。こうなると、夜には活動しなくなるカワハギを狙うのは無理があるため、刀狩りに切り替えることにした。

17:00を回った頃、刀狩りを開始。
テンヤは、前回の結果を踏まえ、いつもの使い慣れている快適波止タチウオテンヤSS2S(11g)を選択。

時間的には、ゴールデン・タイムに入る直前なので、若干早過ぎるきらいはある。しかし、気の早いタチウオが居るかも知れず、そこはやってみなければ判らない。
・・・・・が、これは空振り。

17:30頃、KMIさんが登場。
KMIさんには予定通り、最奥に釣り座を構えてもらい、小生は入り口に戻って刀狩りの再開。
しかし、タチウオの反応は全くなし。

18:00頃、HRDさんが登場。
HRDさんKMIさんの隣りで、アジングを開始。
小生は、タチウオの反応を期待しながら、キャスティングを繰り返したが、相変わらず気配は皆無。

19:30頃だったか(?)、時刻は定かではないが、HRDさんの友人が登場して来て、最奥では、奥からKMIさんHRDさん、友人の3人が並んでアジを狙い、小生は、仲間内しか居ない岸壁を行ったり来たりしながら、タチウオを探したが、さっぱり音沙汰がない。

微かにでも反応があれば、まだ良いのだが、全くのダンマリ状態が続いており、20:00を回った頃には、小生のやる気は皮一枚で、辛うじて繋がっているだけ。

それでも、キャスト回数を増やして、タチウオがテンヤを見付けられるチャンスを作らなければ、釣れるものも釣れない・・・と自身を叱咤激励してキャスティングを繰り返した。

しかし、状況に変わりがないので、気分を変えるためにS76ML-Sを手にエギングをしていると、20:40頃から、風が徐々に弱くなり、それに連れて海も穏やかになって来た。

これは、チャンスかも知れない・・・・。
S809M/Fに持ち替えて、入り口に移動して刀狩りを再開し、キャスティングを繰り返していると、突然ガツガツと反応があって、この日始めての獲物をゲット。
こいつは、掛けてから寄せに入り抜き上げる直前までは、いつものタチウオとその引きの強さにそれ程変わりがなかったが、足許の海面に見えた魚体を見て、その太さに驚いた。普段、目にしているタチウオの一回り以上の太さがあって、抜き上げる際には、その重量に加えてバタバタと暴れるために、ロッドが折れてしまうかと思った程。その後も、やっとの思いで抜き上げた獲物をトングに掴んで、クーラーを置いている最奥に戻ったのだが、その際にも、魚体をクネラせる力が余りにも強くて、ズルズルとずり下がってしまい、何度も掴み直さなければならなかった。
時刻は21:00少し前のことだったが、この太さに我を忘れて、年甲斐もなく、写真を撮り忘れてしまったが、迫力のある凶暴な顔付きをしていた。更に、残念なことには、尻尾を喰われた訳でもないのに、体長がなくてずんぐりむっくりとした体型で、それさえなければドラゴンと云っても良いかも知れない。

このドラゴン級のタチウオの始末をして後、又、入り口に取って返して刀狩りの続きをした所、直ぐにコツとした反応があって、この日の2匹目をゲット。
これも指4本程の良型だが、1匹目の指5本を見ているだけに、些か細く見えた。

ようやく、回って来た!!と期待をしたが、それっきり、元の木阿弥に戻ってしまって、コツリともない状況に返ってしまった。

22:00を回って、ソロソロ引き揚げ様かと思いながら、気分転換のエギをキャストしている所に、アングラーが登場して来た。
こんなに遅い時間にやって来るなんて・・・と思いつつ、そのアングラーの様子を見ていると、にこやかに小生に話し掛けて来る。
うん、誰だろう? 知り合いか?
暗くて良く分からなかったが、自己紹介をしてくれたそのアングラーは、孤島で何度も一緒になったHGEさんで、何年振りの再会になるのだろう。
HGEさんは、中央付近に釣り座を構えたが、その頃にはアジの反応はなくなっており、代わりにメバルを掛けた所で、YKSKに転戦すると云って引き揚げて行った。

小生は、22:40頃に道具を片付けてStopFishingとしたが、KMIさん達と釣り談義をして、23:00頃に釣り場を後にして帰路についた。

この日は、刀狩りを主体に臨んだのだが、17:00頃から始めて21:00頃までの4時間、全く反応がなかった。にも拘わらず、粘りに粘った結果で、そのご褒美として指5本ドラゴン級良型を手に出来たと云え、ラッキーだった。
正に、老いの一徹が功を奏した結果と云って良いだろう。