2022年釣行記(70) – MB
2022/12/07
日 時:12月07日(水) 16:30~21:20
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 4
同行者:単独
前回のMHR-KGNでのメバル調査は、向かい風になる北風の予報を無視してベイト・タックルを持ち出したのが敗因だったのか、或いは、年初からの不調が続いているのか、兎に角、可愛娘ちゃんに完全に無視されるパーフェクト・ゲームに終わってしまった。
と云う訳で、再調査をするチャンスを伺っていた所に、西or南西の風が1~2mとMHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報を見て、喜び勇んで出掛けることにした。
現地到着は、16:20頃。
岸壁に出てみると、風は背後からの微風で一安心。
今回は、小生にとっては実質的なシーズン開幕になるので、先ずは可愛娘ちゃんの居場所を探るため、手前の18番スポット付近からチェックを始めることにした。
今回のロッドは、超軽量ジグから飛ばしウキを使った仕掛けまで、色々と応用の効くスピニング・ロッドのTenryu改にして、0.5gのJHを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを始めた。
大潮の満潮直後のため、潮位はかなり高く、テトラ帯の殆どが海面下に沈んでいるので、開放感溢れる穏やかな海が広がっている。前回は、大量のゴミが吹き寄せられていて、閉口させられたが、今回はそのゴミも殆んど見えず、気持ちが良い。
これで、可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば、云うことなし!!
所が、可愛娘ちゃんからの応答はない。それどころか、キャストする度に千切れたアマモの葉が針に掛かって来て、邪魔になって仕方がない。恐らく、海中には沢山の切れ藻が漂っているのだろう。
そこで、蟹の横ばい釣法でポイントを移動しつゝ、切れ藻がなく、可愛娘ちゃんの居るポイントを探したが、何処に行っても状況は変わらない。
ワームが駄目ならプラグではどうか・・・・
ものは試しと、MHR-KGNでは滅法強いFinluckMinnow30SやギガスクリュータイプA GS-A K2その他を試したが、完全に無視される始末で、どうしようもない。
18:30頃には、早くも凸部に達してしまった。凸部では、今年の初めに重たいジグを使ってYTさんが良い結果を出していたので、小生も倣って2.0gのJHを使ってボトム付近をチェックしてみた。すると、18:40頃、コンとこの日初めての反応があった。合わせも決まったが、引きの具合に違和感がある。ひょっとすると・・と思いつゝ抜き上げた正体は、やはり惚け顔のカサゴで、がっかり。
それでも、魚が動き出したのかも知れないと、儚い期待を胸にキャスティングを繰り返したが、根掛かりと切れ藻の連発で、気持は風前の灯。にも拘わらず、何とか可愛娘ちゃんに会いたいと老いの一徹。一縷の望みを賭けて、蟹の横ばい釣法で凸部の先にまで足を伸ばした。しかし、何年か前には、爆釣をしたポイントも、可愛娘ちゃん達は何処に行ってしまったのか、今回も梨の礫。
20:10頃、更に足を伸ばす気力もなくなって、123番スポット付近で折り返しに入った。だが、往路と同じ釣法では、結果は見えている。往路とは違う方法で・・・と辛うじて消え残っていた気力を絞り出して、飛ばしウキを使ったシステムを組んで、沖目を狙うことにした。
しかし、沖目からも答えが返って来ず、空振り続きのまゝ35番スポット付近に戻って来た時、モゾとした違和感が伝わって来た。時刻は21:00頃のことで、実は、その頃には完全に気持も切れており、引き揚げようとしている時だったが、思わず知らず、ロッドを持つ手に力を入れると、生命体の反応があった。その引き具合から、カサゴではないだろうと思いつゝ抜き上げると、その正体は、待ちに待っていた可愛娘ちゃん。サイズは15cm程で、ナイス・サイズとは云えないが、二日掛かりでやっとの思いで手にしたメバルなので、殊の外嬉しかったが、時既に遅し。
待ち疲れと歩き気疲れのため、延長して釣り続ける気力もなく、付近を簡単にチェックしただけで、21:20頃、StopFishingとした。
このMHR-KGNは、小生にとっては、良型は望めないが数多くの可愛娘ちゃんが遊んでくれる癒やしの釣り場の位置付けだった。所が、昨年(2021年)末頃から状況が悪くなり、年が明けた2022年になっても、パッとしなかった。
そんな状況だったので、一夏過ぎた今シーズンは少しでも回復していることを祈りつゝ、調査をして来たのだが、残念ながら、嫌と云う程キャスティングを繰り返したにも拘らず、まぐれアタリがたったの一度しかなかったことを考えると、状況は更に悪くなって、付近のメバルは何処かに移動して行ってしまったのではないかと思う。釣り場で会った自転車で通っている地元のオッチャンもメバルが居なくなったと云っていたので、小生が受けた印象は間違っていなかったと思う。
しかし、これだけ広大な釣り場のメバルは、一体、何処に行ってしまったのだろう。釣り場全体では、数え切れない程数多くのメバルが生息していた筈で、その中の一匹も残さず居なくなってしまったとも考え難い。
出来れば、これは一時的な現象だと思いたい。そうでなければ、老齢の小生が楽しめる冬場の釣り場がなくなってしまう。