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2019年釣行記(72) – MK

2019年 Mekking 釣行記

日 時:11月22日(金) 06:00~08:20
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:HRTK
釣 果:メッキ x 2
同行者:単独

11月も中旬を過ぎたので、そろそろHRTKでもメッキが出始めているのではないかと思って、YTさんに連絡を取ると、随分前から釣れているとのこと。
こんな情報を聞いたからには、家でジッとしている訳には行かない。天気も良く絶好の釣り日和なので、直ぐにでも出撃したい所だが、生憎、前日の水曜日は、カミさん孝行のために富士五湖方面に紅葉狩りドライブに行ったので、その疲れが残っている。無理をすれば何とかなるが、木曜日の釣りは自重する方が良かろう。
となると、釣出来るのは翌日の金曜日になるが、予報では、金曜日は10:00頃から雨が降り出すとのことで、長時間の釣りは出来そうにもない。が、上手く行けば、4時間位は出来る筈と踏んで金曜日に釣行することにした。

04:30頃、自宅を出発。所が、車を走らせて間もなくしてフロント・ウィンドウにポツポツと雨粒が付きだした。予報では10:00頃から降り出した雨は、ほゞ一日中降り続くとあったので、少々早過ぎるきらいはあるが、どちらにしても回復することは考えられない。引き返そうか、どうしようかと迷っている内、幸いにも、いつの間にか雨は止んだので、そのまゝ目的地に向かった。

05:40頃、現地に到着。早速、まだ暗い中、BL-702ML/MKを手に岸壁に出て、釣り支度中の若者アングラーに声を掛けて、岸壁の海側の先端に向かった。

7gのSoare Metal Shot TGでキャスティングを開始したのは、06:00少し前。
所が、左から右への北風が強く吹いていて、7gでもジグの沈みが良くない。そこで、手持ちの中では最も重たい10gのジグに替えて、メッキの居場所を探すことにした。

1投、2投、3投・・・・。
夜の明け切る前で、メッキ達は目覚めていないのか、それとも、寄って来ていないのか判らないが、コンタクトがない。

陽が昇れば、状況は変わって来る筈・・・・。
しかし、何も変化がない。
沖目を探ろうと正面にキャストしても、強い北風と早い潮の流れでラインが引っ張られて、ジグが手前に寄って来てしまう。潮が上げ始めれば、潮の流れも幾分穏やかになって、少しは良くなるかも知れないが、それにはもう少し時間が掛かる上、予報では10:00頃には雨が降り出す筈なので、余り時間的な余裕もない。

そこで、海側の先端は一旦置いて、反対側の先端に移動することにした。
こちら側は、北風を正面から受けることになるので距離は出ないが、横風に遊ばれるよりは良いだろう・・・・
確かに、ジグの操作はし易くなったので、残るはメッキ達の寄り具合。
期待しながら、キャスティングを続けていると、ジワーッと重くなったので、根掛かりかと思いながらロッドを立てた所、グーッと引き込む様な動きがあって、明らかに生命体が掛かった感触が伝わって来た。
魚が掛かったことは確かだが、その主は首を振る様子もなく、只々太いトルクでグイグイを引っ張る動きで、ドラグがジリジリと出て行く。ひょっとするとエイかも知れない。何度かやり取りをして、何とか海面に浮かして確認すると、その主は大きなボラ。抜き揚げる訳にも行かず、ここで無理をすると、一つしか持ち合わせていない10gのSoare Metal Shot TGを奉納することになってしまう。
先行者の若者が玉網を持っていたことを思い出したので、ソロリソロリとその彼の所まで曳航して、玉網で獲って貰うことが出来たが、岸壁に揚げたボラは、手尺ながら60cm超の大物。

その後、又、メッキを求めてキャスティングを続けたが、一向に気配が感じられない。
実釣開始1時間程経った07:00頃。強い北風と早い潮流のために気持ちは切れ掛かってしまい、半ば諦めながら岸壁の際を垂直にチョンチョンとリフト&フォールを繰り返していると、ググーンとジグを引っ手繰るアタリ。

思わず合わせを入れると、底に向かってロッドを絞り込む感触に、本命のメッキであることを確信。抜き揚げたのは20cm程だが、嬉しい口開けの1匹。

メッキをこの様な壁際で掛けると、その後をチェイスして来る何匹かを見ることが多いのだが、この時は単独行動をしていた様子。

その後は、元の木阿弥でコンタクトはサッパリ感じられないまゝ。
そうこうする内、北風は益々強さを増して来て、ウカウカすると身体を持って行かれそうになる程。しかも、風を避けるために被ったフードにパラパラと雨粒が当たる音がしだして、踏んだり蹴ったりの状態。

そんな中、地元のオッチャンが登場して来て長いロッドで投げサビキを始めた。キャスティングを続けながら、その様子をそれとなく見ていたが、ロッドを曲げている様子がない。
どうも、この日のメッキが屯しているポイントは、別の場所であるらしい。

08:00を回って、時間的に潮は上げに転じた筈だが、潮の流れは緩まない。それどころか、パラパラと小さかった雨音はポツポツと大きな音になり、本降りの様相に変わって来た。
そこで、海側の先端付近で少しやってから引き揚げることにした。

移動してから何投目か・・・。
風上に向かって斜め左45°にキャストしたジグが、風と潮に流されて斜め右45°から壁近くにまで戻って来た所で、ググーンとしたアタリがあって、23~24cm位の良型メッキが上がって来た。

これに気を良くして、粘ってキャスティングを続けたが、気が付くと身体の左側はビッショリと雨に濡れている。
時間的には、上げ潮が効き始める頃なので、もっと粘りたかったが、風は一向に弱まる気配を見せず、雨も本降りの様相を濃くして来ていては、釣り続ける気も雲散霧消となり、08:20頃、StopFishingとした。

この日は、生憎、雨風に祟られて釣果が全く伸びずに終わったが、ボーズでなかっただけでも、ラッキーと云うべきだろう。
次回は、もっと条件の良い日に来たいと思った次第。