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2019年釣行記(37) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月06日(木) 04:00~08:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-HTL-ST、MSK-TRY
釣 果:ナシ
同行者:単独

今シーズン、まだ顔を見ていない緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに、JGSMに行くことにした。ポイントは、前回NDGSK完全試合を喰らったので、今回はHTL-STでリベンジ。
実は、JGSM方面では、エギングにドップリと浸かっていた14~15年前でも、殆ど良い思いをしたことがなく、専らMNDR方面をホームにして通っており、楽しい思い出も色々と残っている。所が、文字通り行きは良い良い、帰りは強いを地で行く様なもので、引き揚げて来る際には長くて急な坂をエッチラオッチラ上って来なければならないのが難点で、14~15年前の若い頃ならいざ知らず、古希を過ぎた高齢の身では、些か以上に自信がない。
これに対して、JGSMの磯はNDGSKにしろHTL-STにしろ、駐車場から5分程度と至近距離で、しかもアップ・ダウンがない。仮に、他のポイントに入るにしても、距離は伸びるものゝ、体力的にはMNDRよりも遥かに楽で、正に高齢者向きと云える。しかし、入り易いだけにMNDRよりは場荒れしている可能性があることが難点と云えば難点だろう。と云っても、獲物の数よりも釣り師の数の方が圧倒的に多い関東地方では、何処の釣り場も場荒れしていると云っても過言ではなく、大同小異。余り気にしても仕方がない。

と云う訳で、自宅を2:00頃に出発。
現地まで2時間の行程とみて、日の出時刻の30分程前に到着する目標だったが、夜中の走行で全てが順調に過ぎる位で、一般道を使ったにも拘らず、現地の駐車場到着は、3:40頃。

直ぐに道具を手に、消え掛かった記憶を頼りに何とかHTL-STの磯に乗ったのは4:00頃。最初は先端部分に釣り座を構える積りで、先端付近にまで行ってみた。しかし、左右に根があってキャスト出来る範囲が狭そうなので、少し戻った所に落ち着いた。

予報によると、風は南寄りの2~3mとなっていたが、殆ど吹いておらず、距離は短いとは云え凸凹の磯道を歩いて来たので、薄っすらと汗をかく程。その汗の臭いのためか、ロッドを繋ぎリールをセットしている内に、蚊が纏わり付いて来て、慌てて防虫剤を両手や顔、首筋に塗ったが、左耳を喰われてしまい、痒い痒い。

Sephia S806ML-Sのロッドに、エギはぴょんぴょんサーチをチョイスして、4:00過ぎにキャスティングを開始。ぴょんぴょんサーチは、勝手に釣れちゃう!の謳い文句に惹かれて購入したのだが、これまで1度も可愛娘ちゃんを連れて来てくれたことがない。何とか1杯でもと、この所サーチ・エギ的な使い方をしているのだが・・・・。

この日は、風も殆どなく波もないので、ラインの動きが良く分かる。そこで、キャスト後のラインの動きを注視していると、25カウント程の所で、ラインがふっと緩む時がある。それ以上カウントを進めるとホンダワラが掛かって来るので、カウント25で藻面になると考え、以降は25カウントを基準に可愛娘ちゃんの泳層を探ることにした。

最初はカウント10で斜め左、次に正面、そして斜め右と扇状にキャスト。しかし、可愛娘ちゃんからのコンタクトがないので、次はカウント20で、同じ様に扇状に探し、そしてカウントを5増やして・・・と順番に上層から藻面までを通してみたが、全く気配がない。
そこで、エギをシャロー・タイプに替えてみたが、これにも反応がない。

小生は、余り移動せず同じ場所で粘るタイプのエギンガーだが、こうなると、移動したくなって来る。しかし、元々実績がない場所だけに、粘る方が良いのか、場所を替える方が良いのか判断するだけの自信がない。
そこで、大きく移動する代わりに、ロッドとギャフだけを持ち10m程岸に戻ってワンドの奥の浅場をチェックすることにして、入手したばかりのスーパー・シャローをキャストしたが、音沙汰がない。
浅場を諦めて、元の場所に戻り根掛かり覚悟で左手の根の際を流したが、これも空振り。

6:00前、突然、足許の際に沿って、小さなイワシ(?)の群れが帯状になって右から左に猛スピードで途切れることなく泳いで行くのが目に入って来た。小さな魚体に似合わない程のスピードの速さにビックリしながら、その様子を見ていると、次にはウロコらしいものがキラキラと光りながら右から左に流れて行く。
これだけのベイトが居るのだから、待っていれば可愛娘ちゃんが来てくれるだろうと粘っている内、気が付けば夥しい数のトンビが周囲を飛び回り、隣りの岩で羽を休め出して来た。

可愛娘ちゃんからのコンタクトもないので、トンビの様子を興味深く観察していると、浅い潮溜まりに立ち込んで小魚を捕まえている。見れば多くのトンビの脚には小さな魚が捕まえられており、どうやら浅い潮溜まりに迷い込んだ小魚を狙って集まって来たらしい。

7:00頃になり、全く気配がない。ベイトがいるので粘れば何とかなるかも知れないとも思ったが、周囲を見渡しても墨跡もないので、HTL-STを諦めることにした。と云っても、時間は未だ未だ充分に残っており、このまゝ引き揚げるのも、悔しいものがある。

そこで、最近出始めたとの情報があったMSK-TRYの様子を見に行くことにした。

MSK-TRYに到着したのは7:30頃。
岸壁には家族連れ、突堤の曲がり角にエギンガーがいるだけで、思っていた程もアングラーが入っていない。この岸壁は車横付けが出来るので、気軽に入れるだけに、アングラーの数が少ないのが気になる。
直ぐにSephia S806ML-Sを繋いでキャスティングを始めたが、切れ藻が夥しく漂っており、キャストの度にエギのカンナに引っ掛かって来る。

小一時間程、キャストをしたが、ここでも可愛娘ちゃんからの信号はなく、ジリジリと暑くなって来た所で、気持ちも完全に切れてしまい、今回も完全試合の返り討ちにあって、今季4連敗。意気消沈したまゝStopFishingとした。