2016年釣行記(35) – EG
2016/06/10
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:ZMKZ-KGN
釣 果:1kg, 400g各1杯
同行者:単独
予報では10時頃までは弱い北風。
ZMKZ-KGNでボート・エギングをする際には、北風が必須の条件。しかも弱いと来ては、行くしかない。
ZMKZ-KGNには5:00少し過ぎに到着。早速、ボートを借りようと店にまで行った所、店は開いているのにオヤジの赤銅色をした顔が見えない。仕方がないので、帰って来るのを待っていると、隣りの棟からヒョコヒョコと出て来た。
訊けば、既に2艘出したが金曜日なので、客はもう来ないと思っていたとのこと。何とも商売っ気のないこと。
直ぐにボートの支度をして貰いポイントに向かって岸払い。
前回は、空読さんが漕いで呉れたので、何とも感じなかったが、これが結構きつい。後ろを振り返ると未だ半分程しか来ていないのに、もう腕が鈍って怠くなって来ている。これも緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんに会うためには仕方がない・・・・。
ポイントには先行者が2艘。1艘は前回空読さんが止めた所、もう1艘は右側の沖に止めてキャスティングをしている。
小生は、2回目のこと故、ポイントの見当が付かない。心積もりとしては、前回の場所を考えていたが、先行者がいるので、その岸寄りに離れてアンカーを落としてキャスティングの準備を開始。
キャスティングを開始したのは5:30頃。
前回のポイントでは20カウントで海藻が掛かって来たが、このポイントでは40までカウントしても海藻も掛からず根掛かりもしない。この付近一帯は砂地混じりの岩礁帯とのことなので、エギが着底する付近は砂地なのかも知れない。
少しでも海藻がありそうな場所を探してキャスティングを続けていたが、可愛娘ちゃんからのコンタクトは感じられない。前回、最初のアタリがあった6:00はアッと云う間に過ぎてしまい、ボート漕ぎで疲れた腕にエギングロッドが殊更に重たく感じる。
他の2艘の様子を窺いながらキャスティングを続けていると、右側の沖のエギンガーが取込みしているのが目に入って来た。ピュッピュッと噴射している海水が見えるので、良型のアオリだと判る。暫くして、今度は前方のエギンガーが玉網を出している。
これで小生を除く2人はボーズではなくなったが、小生には何のコンタクトもないまゝ、時間は7:00、8:00とドンドント過ぎて行き、そうそう美味いことが続くことはないと半ばボーズを覚悟した程。
8:30頃、前方のエギンガーが場所を移動したので、小生はその後に移動。
気も新たにキャスティングを続けたが、やはりアタリはなく、9:00を廻った頃には引き揚げる積りにもなっていた。
所が、風は岸からの北風で朝方よりは強く吹いている。この風に逆らって戻るのも辛い。10:00過ぎから南寄りに変わる筈なので、それまで我慢することにしよう。
9:20頃、20カウントした所でシャクった所、エギかラインが何かに擦れる様なズルズルと云った変な感触があった。
うん、何だ?????
念のため、一呼吸おいた所で合わせを入れると、ガツンとロッドが止まって、次の瞬間グィーンとロッドを絞り込む大型特有のトルクのある引き。
墨を出来るだけ吐かせる様にゆっくりと慎重に寄せてヘラブナで使っていた玉網に収納すると、直径35cmの玉網からはみ出す程の良型のオス。
それから30分の後の10:00少し前、この日の2杯目。
今度も良型の引きを楽しみながら寄せて来て来た所、カンナの掛かりが悪かったのか、玉網入れ寸前にビューッと墨を噴水の様に噴射すると同時に海に帰って行ってしまった。
これを寄せながら、これで近所の魚好きにお土産に出来ると思ってしまっただけに、悔しい悔しいバラシだった。
その悔しさから回復しないままにキャスティングを続けていると、10:30頃、シャクッたロッドがガツンと止まるアタリで来たのは、400gと小振りなメス。
この1杯で、バラシた悔しさも幾分和らいだ所で、北風が幾分収まったのを機にStopFishingとした。