※ 月別アーカイブ:7月2007 ※

2007年釣行記(29)

2007年

潮回り:長潮  場所:MNDR-TKUR  釣果:900gX1 同行者:
単独

シーズンの終盤に差し掛かって来たとは云え、今一つの感があるので小生自身は、このまま終わってしまう訳には行かない。諦めの悪い奴と云われるかも知れないが、7月一杯は何とか粘って見よう。
と云う訳で、例によって2:30に起床。
4:00過ぎにTKURの駐車場到着。早速、支度をして磯に向かったが、九十九折を下って行く途中に車が1台駐車しているのを見掛けた。
少々気にはなったが、そのまゝ歩を進めたものゝ、こんな時に限って不安は的中するものだ。いつも乗っている磯に人影が二つ見える。ここで一緒になるヤエン師であれば、声を掛けて隣に入れさせて貰う所だが、どうも様子が違う。
さて、どうするか?
此処で引き返してOHMにすることも考えたが、それも億劫だ。と云うことで、いつもの磯の砂利浜を挿んだ対岸に行って見ることにした。ここに行く途中の砂利浜から磯に差し掛かる付近は、潮の高さによっては水没して渡れそうにはない。今回は丁度下げ止まりに近い時刻だったのでその心配はなく、濡れた岩に足を取られて転ばぬ様に慎重に渡るだけであった。
その地点を越えると、磯自体は比較的平らな所が多くて広さもあるので問題はない。
その磯の何処に立つか? 行ったり来たりを繰返して、出来るだけ海に突き出していて足場の良い所を何とか探し出した。
そして、期待の第一投。
底の状態が判らないので、例によって10カウント程でシャクリを始めたが、手前に来て根掛り。海草と共にエギを回収して扇状に探っている内に、今度は流れ藻が帯状になって漂い始め、キャストする場所がなくなり、潮止まりと共にマッタリと動かなくなってしまったので、已む無く場所換え。
次に選んだ所は、干潮のため海面から帯状に細く半島状に顔を出した岩。手前から途中は鋸状になっているが、先端付近には部分的に平らになっている所がある。骨折した左足に痛みがあって余り無理は出来ない所だが、他には釣れそうな雰囲気の場所が見付からない。
ここでも流れ藻は漂っているが、足元近辺なので影響はない。
6:00過ぎのこと、キャストして着底を待ちシャクった後カーブ・フォールをさせていると、ラインを通して何かしらモゾモゾとした違和感が伝わって来る。
ン????
一呼吸おいて合わせると、ロッドをグングンと引き込む待望のアタリ。

ここ暫くアオリらしいアオリの引きから遠ざかっており、このまゝシーズンを終わりそうな気配が濃厚だっただけに、いつもよりゆっくりと寄せてギャフを掛けて引き揚げて見ると、キロには足りなさそうだが立派なオス。
半島状に突き出した岩を戻って荷物を置いてある場所にまで引き返した時、先行の二人が引き揚げて行くのが目に入った。
ここは、別ルートがある筈であるが、これから潮が満ちて来ると帰れなくなる惧れがある。と云う訳で、馴染みの磯に替わったが、結果から云うとそのまゝもう少し粘った方が良かったかも知れない。

2007年釣行記(28)

2007年

潮回り:中潮  場所:MNDR-OHM、TKUR  釣果:ナシ 同行者:単独

2:30出発。
国道や西湘バイパスでは、雨・運転注意!の電光掲示板が光っていたが、路面は所々濡れている所はあったものの雨の気配はなく、それどころか雲間から丸い月が顔を出している始末。
駐車場には予定通り4:00過ぎに到着。雨の予報のせいか小生が一番乗り。
早速、支度をしてOHMに向かったが、浜に抜ける踏み分け道は、野草が両側から覆い隠す程生い茂っており、足元が覚束ない。滑って転ばぬ様に慎重に下ったせいか、前回泣き2kgを出した時と同じポイントに着くまでに20分程も掛ってしまった。
雨雲は低く垂れ込め正面に見える熱海のホテル街が墨絵の様に霞み、熱海以南の伊豆半島は全く見えない。
たっぷっりと湿気を含んだ空気が身体中に纏わり着き、いつ降り出してもおかしくない状況。
8時か9時頃までの間だけでも泣き出さなければ良いと願いつつ、急いでラインを通しエギを結んで鉛色をした海に向かっての第一投。
第ニ投、第三投・・・・・。
その内気が付くと切れ藻の塊が次から次に潮の流れに乗って来る。
その切れ藻を避ける様にしてキャストを続けたが、海面だけではなく海中にも漂っている様子で、2回に1回の割で引っ掛かって来るものゝ、アオリからの信号は全く感じられない。
蒸し暑さと切れ藻に嫌気が差して来た9:00頃、集中力がなくなったのを機にStopFishing。
行きは良い良い、帰りは怖い・・・
帰りの上り坂が一番苦労する。普段は自分の年齢を気にすることもないのだが、こう云う時には痛烈に老いを感じてしまう
今回はその対策にスプレー酸素を持って来たので、何とかなる???
両側から覆い被さっている野草を膝で掻き分けながら上り坂を辿り、途中で息が切れた所で、マスクを口と鼻にあてシューッとすると・・・・・・。
酸素そのものには味も素っ気もなく、へたりきった細胞にカツを入れられた実感もなく、なんとも頼りない限りである。 しかし、気のせいか楽になった様な気はする。
駐車場にまで戻る道々、TKURはどうだろうと様子が気になりだし、結局、駐車場を通り過ぎて九十九折の坂を下ることにした。例のヤエン師達がいれば様子が聞けるだろうと思ったが、誰も入っていない。
空を見上げると、心なしか高くなり雲も薄くなっている様に思える。
ヨシ、一丁やって見るか・・・・、と、懲りもせず又竿をだしたものゝ、アオリからは完全に見放され、11:30にTKURでもStopFishing。
先週は新仔の様に小さなのが2杯だけ。今週は全くのボーズ。
やはりシーズンは終わってしまった様だ。

新しい記事 »