釣行記(23)
2006/09/04
場所:世附川(悪沢) 釣果:ナシ 同行者:ナシ
予定通り悪沢に釣行した。
林道を30分程歩かなくてはならないので、スポーツ・サンダルを購入し入渓点でウェーダーを着込む算段。
4時半頃現地に到着。所が管理人のいる小屋に電灯が点いておらず、真っ暗。
どうしたものかとウロウロした後、ドアのノブに手を掛けると、その音で管理人がノソノソと起き出して来た。
兎に角、初めての沢で、入渓点も写真で見ただけなら脱渓点に至っては全く知らない。
WEB情報によると、上流部で山ノ神沢・熊沢の二股に分かれている地点に点検道があると云う。ここまでユックリ釣り上がって4時間とのこと。
この足には少々距離があり過ぎる懸念があるが、まぁ、やって見っか・・・。
C&R区間の終わる芦沢橋に着く頃にはすっかり明るくなり、更に10分足らず歩くと対岸に写真で見た特徴のあるパイプ堰堤が見える。
世附川の川原まで降りて、ウェーダー穿いて準備の掛かるが、どうも何時もとは勝手が違う。
今日のロッドはへら竿を改造して作った6フィート「のショート・ロッド。大又沢での経験からショートの方が良いだろうと思ったのだが、これは正解だった。
藪沢と云っても良い位の渓としては規模が小さいものだった。
パイプ堰堤を左から巻いて悪沢に入って見ると、渓相は非常に良く、ヤマメと云うよりも岩魚が出そうな雰囲気。北海道で良く釣行した渓に良く似ている。
ポイント、ポイントで期待を込めたキャスティングを繰り返すが、ライズがない。
深みのあるポイントは餌師が抜いてしまっているだろうと、浅場も丹念に探ってみたが、全く音沙汰なし。
ワザと渓をバシャバシャと歩いて見ても、走る魚影もない。
ウ?ン。駄目か?。
入渓してから3時間。途中で鬱蒼と木が茂って薄暗くなった地点を通ったり、鹿が遠くからこちらの様子を伺っていたりとかなり奥まで入り込んだ筈だが、なかなか脱渓点らしい所に到達しない。
若干、不安が掠めるが、所々にある釣り人の足跡がある限りは大丈夫だろうと釣りあがっり、漸く見付けた時には、正直ホットした。
所が、この後が又大変だった。
脱渓点でウェーダーを脱ぎ、スポーツ・サンダルに履き替えて、点検道を辿ると、これが一気に尾根近くまで上る道。
ハアハア、ゼイゼイ・・・。
道は、土止めがされていたりしてそれなりに手は入っているが幅50cm程度の踏み分け道に毛が生えた程度。その道が上ったり下ったり、途中で崩れてなくなっていたり・・・。
藪を漕ぐ必要はないので、楽と云えば楽だが、釣果も全く見ることの出来なかった者には、余計に辛い道のり。
こんな点検道を40分。やっと、着いたのが入渓点の上流の林道。
結局、釣り終わって車の所に辿り着くまで1時間半程歩いたことになる。
流石に、今日は疲れた。
帰ってから、何もする気が起きず夕方までゴロゴロしていた。
こうして、日記を書いている今でも腰に鈍痛が残っている位。
悪沢は渓相も良く、その点は申分ないが、帰り道の事を考えると、2度目の釣行はちょっと考え難いナァ。