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釣行記(15)

2006年

潮回り:小潮  場所:伊東・大崎  釣果:ナシ 同行者:ナシ

今晩はワールドカップの日本対クロアチア戦がある。
日本としてはブラジルには勝てなくても、オーストラリアに勝ちクロアチアと引分けて勝ち点4を稼いで2位通過を狙っていた筈だが、緒戦のオーストラリア戦に負けてしまい、大いに計算が狂っている。
そんな中でのクロアチア戦だから、日本国中が注目しているであろう事は、想像するに難くない。
と云うことは、
皆さんは釣りに行かずテレビ観戦をしている筈—>釣り場には人は少ない筈—>釣れる筈。
風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけれど、こんな図式が頭の中に出来上がっていた。
自宅出発はキック・オフと同じ夜10:00。カー・ラジオで中継放送を聴きながら目的地を目指す。目的地は東伊豆の大崎か、或いは伊東。今季の唯一の釣果があったのは伊東であるし、その途中の大崎ではどうしてもシャクッて見たいと思っていたので、迷うことはなかった。
大崎に到着した頃、クロアチア戦は後半残す所10分程。お互いに無得点。
駐車ペースから堤防を見ると、赤い電気ウキの光が波間に2個漂っているのが見える。サッカー観戦をせずに来たのに、何たることか・・・。
仕方がなくその先の伊東へ。
到着はノーサイドの笛と同時で、日本は引き分け。
まぁ、負けなかっただけ、マシだとしなければなるまい。でもブラジルには勝てる可能性は殆どないのだから、まぁ、決勝トーナメント進出は無理だろう、何て考えながら白灯堤防の先端にまで様子を見に行くと・・・・。誰もいない!?!?!?!?!
予想通りと云えばその通りであるが、一人もいないのは返って不気味な感じがするし、シャクッていても何かしら落ち着かない。誰か来て呉れないかとキャストする度に陸側の様子を見るが、誰も来る気配がしない・・・・と思っていたら、いつの間にか一人来ている。あれだけ注意をしていたのに全く気が付かなかった。
これが浴衣を着た青白い顔のうら若き女性だったら、ゾーと寒さが背中を撫でて行ったことだろう。
その釣り人に様子を尋ねると、テトラ側が断然良いとのこと。だが、足元も良く見えない夜のこと、ここは自重して足場の良い防波堤からのエギングに集中。
所が、イカ様からのラブ・コールは全く無く、彼の釣り人にも音沙汰はないとのこと。
空が白み始めた頃、一人二人と釣り人が現れテトラに乗り出し始めた。
こちらも、防波堤に見切りを付けてテトラに移動することにしたが、掛り場所が殆どなくなっている。チョット遅かった。が、前回乗ったテトラは空いているので夢よもう一度、と釣り座を構えて第一投。
潮は右から左に向かって流れ、エギもかなり流される。前回はこの第一投目で来たので集中したが異常なし。で、回収したエギを見ると・・・・、カンナの部分に海草ではない白いものが付いている。
いつどの様にあたったのか、全然分からなかったが、立派なゲソ。
イカは居る!!! と期待のキャスティングを繰返したが、その後は全く音沙汰なし。
8時頃に伊東を諦め帰途に着いたが、途中で大崎堤防によって見ると誰もいない。
チャンスとばかりに眠さを堪えてのキャスティング。でも、そんなに旨い話はあり得なかった。
と云う訳で、完全徹夜での釣行は、またも空振りで終わった。