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2020年釣行記(43) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月06日(火) 17:45~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 1
同行者:単独

前回のDKKでは悲惨な結果に終わってしまったが、AKT弟さんによれば1週間程前には30匹を超える釣果だったとのこと。今シーズンのアジは全体としてムラが大きくDKKだけでなく孤島でも釣れたり釣れなかったりで、どうやら、小生は谷のタイミングで釣行している模様。まぁ、最近は釣行回数が少ないので山のタイミングに当たる確率が低いとも云えるが。
であれば、回数を増やして通うしかない。
と云う訳で、今回もDKKに行くことにした。

DKKの岸壁には17:30頃、到着。
先行者は、入り口付近に若者のグループ、中程に地元のオッチャンが二人、最も奥に餌釣り師が一人と意外にアングラーが少ない。
地元のオッチャンに声を掛けると今日は駄目だよ~との返事で、良く見れば引き揚げる所。更に、最奥のアングラーの様子を見れば22~23cm位のアジを7匹並べて記念撮影をしていて、14:00~15:00頃までの釣果で、以降はさっぱりとのこと。
予報では北東の風が4m、時間が進むに連れて東の3mと若干やり難そうだったが、釣り場の後ろには背の高い植え込みや建屋があるので、何とか躱せるだろうと安易に考えていたが、岸壁に立ってみると、かなり強目。しかも、風向きが右から左の横風で、最悪の状況。
加えて、芳しくないこんな情報では、竿を出す前から気持ちが萎えそう。
ひょっとするとこれからアジの回遊があるかも知れず、お気に入りの最奥に釣り座を構えられたので、兎に角、やってみよう!!

今回持ち込んだ8320#1BSoare改の内、強い横風を考慮して8320#1B1.2gのJHをセットして、17:45頃、キャスティングを開始。
日没時刻から30分程経っているので、ゴールデン・タイムに差し掛かっている筈で、居れば直ぐにでもコンタクトがあっても良い雰囲気。しかし、強い風とバシャバシャと波立っていて、何となく落ち着かない。

周囲がすっかり暗くなった頃、フト気が付けば入り口に居た若者グループの姿も消え、月の光で薄明るい岸壁は貸切状態。
これでアジが回って呉れば、独り占め出来るのだが、一向にアタッて来る雰囲気がない。いつもはやたらと跳ね回るボラも見えず、全体として生命感がない。

19:00頃、強い風が幾分収まって来た様子に、気を取り直してキャスティングを繰り返したが、何の反応もないまゝ。その内、又々風が強く吹き出して来て、気持ちは風前の灯火

19:40頃、入り口付近に、何やら人の気配がする。
何を狙っているのかは、距離もあり暗いのでサッパリ判らないが、何となくホッとした気持ちになった。

しかし、相変わらず気配は全く感じられない。
何年か前、20:00頃まではサッパリだったが、20:00を過ぎてからバタバタと釣れたことを思い出し、気持ちを入れ替えて、キャスティングしていると・・・・。

いきなり、何の前触れもなく、コツンとハッキリとしたアタリ。

アタリの感触やボトム付近だったこともあって、どうせカサゴだろうと思いながら、リーリングをすると、海面近くまで上がっても抵抗を続けているので、本命のアジであることを確信。
慎重に抜き揚げたのは22cm位のまぁまぁサイズ。

いつかの様に、アジが回って来た・・・・・?
アタリが続くことを期待しながらキャスティングを繰り返したが、梨の礫。
何処かに居る筈!!
キャストする方向を変え、距離を変えてアジの居場所を探したが、強い風で儘ならない。

21:00頃、又々、入り口付近にアングラーが登場。
今度は二人組で、どうやら同じアジンガーの様子。

21:30頃、根掛かりで高切れすると同時に気持ちもプツン。
入り口付近のアジンガーに釣れている様であれば、粘ろうかとも思ったが、闇を透かして見ても、そこまでは判らないので、この日唯一度のアタリを仕留められたことに救いを見付けて、StopFishingとした。

2020年釣行記(42) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月03日(土)~04日(日) 17:30~03:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:DKK、A’s P
釣 果:アジ x 2、カサゴ x 7
同行者:AKTさん、IKDさん、(AKT弟さん、SKさん、INUEさん)

毎週の様に、日曜日から月曜日に掛けて孤島に出掛けているAKTさんが、のっぴきならない用事のために、今度の日曜日は孤島には出来ないので、代わりに土曜日の3日にDKKに出撃するとのこと。
小生は、原則的に、土・日や祝祭日の釣行は避ける様にしていたが、久し振りにAKTさんINUEさんに会えるので、混雑して釣りが出来ない惧れはあったが、兎に角、行くことにした。

DKKは釣り場としては規模が小さい上、大勢の餌釣りのオッチャン達で混み合っていることは必至なので、餌釣りのアングラーが引き揚げて行った後に、釣り座を構える積りで、遅めの17:00少し前に自宅を出発。現地到着は日没時刻を回った17:30頃。

道具を手に獣道の様な細い道を抜けて岸壁に出ると、入り口に一人、そして中央から奥に掛けては沢山のアングラーが入っている。しかし、入り口付近から中央付近に掛けてだけは、空いている状態。どうやら、長いロッドのエサ師は、頭上に張り出している木の枝を敬遠している様子。

出来れば奥に入りたい所だが、ない物強請りは出来ない。入り口の先行者に断わって、隣りに荷物を置かせて貰って取り敢えずの場所を確保。
そして、その旨をAKTさんに連絡しようとして、スマホを車に置き忘れて来たことに気が付き、車に戻って行く所で、IKDさんに声を掛けられた。小生は、5月27日以来のDKKで魚の着き具合などの情報が全くないため、少々不安な気持ちもあったので、大げさに言えば地獄で仏

今回持ち込んだロッドは、8320#1B8326#1Bの2本で、先発に1.0gのJHをセットした8320#1Bを選んで、18:00頃(?)、IKDさんと並んでキャスティングを開始。
風は右から左の南寄りで微風。潮は左から右にトロトロと良い具合に流れていて、正にアジング日和。

キャスティングを始めて程なくして、隣りのIKDさんあたった!!の声があって、この日最初の獲物をゲット。
居ますよ、居ます!!
と明るい声に、小生も直ぐにコンタクトがあるものと集中したが、小生には当たって来ない。こんなことはIKDさんと小生の肩から先の差を考えれば当然のこと。それから暫くしてIKDさんは2匹目をゲットしたが、小生にはコツンとも来ない。それでも、釣りを始めたばかりなので、体力・気力ともに充実した状態なので、回って来るのは時間の問題。その内、来るだろうと余裕を持っていた。

この先は、時間的な記憶が殆どないのだが・・・。
すっかり暗くなった頃、AKTさんが登場し、IKDさんの向こう隣りに釣り座を構えてキャスティングを開始。それからどの位経った頃か不明だが、AKT弟さんが連れを伴って登場し、岸壁の入り口から中央に掛けては、アジンガーで満員状態になったが、誰にもアジからのコンタクトがない。

20:00を回った頃、奥に居たエサ師達が引き揚げて行ったので、場所を移動。更に、それから30分程経った頃、最奥のアングラーも引き揚げて行ったので、AKTさんIKDさんに勧められるまゝ、最奥に再度移動。
これで、やっと定位置に入れたので、気持ちも新たに、集中してアジからのコンタクトを待ったが、全く梨の礫状態。

そして21:00頃(?)、SKさんが登場。SKさんは朝から魔女狩りに精を出して来たとのことだが、20:00頃まで粘ったものゝ完全に空振りに終わった様子で、DKKで憂さ晴らしをしようと回って来た由。

その頃になると、7~8人のアジンガーがズラリと並び、餌釣り師は入り口付近に1人だけ。
しかし、これだけ多くのアジンガーがキャスティングを繰り返しているにも拘わらず、何処からもドラグ音も歓声も聞こえてこず、釣り場は沈黙したまゝ。

22:00頃だったか、時刻は定かではないが、AKTさんとIKDさんDKKを見限ってA’s Pに大きく場所を替えると云って引き揚げて行った。小生も誘われたが、今更、場所移動は面倒。もう少し粘ってみたいAKT弟さんSKさんと居残ることに。

その頃には、多少吹いていた風もピタリとなくなり、海は油を流した様なべた凪で、潮の流れもなく、益々釣れる雰囲気がなくなってしまい、惰性でキャスティングを繰り返しているだけ。

アタリが全くないまゝ時が流れて干潮時刻の24:00を過ぎ、潮は上げに転じたので、状況が変わることが考えられたが、体力も気力も完全に底を着き、キャスティングを続ける気もなくなったので、24:30頃、AKT弟さんSKさんを置いて引き揚げることに。

そのまゝ素直に自宅に戻れば良かったのだが、AKTさんに借りたランプを返却するためにA’s Pに寄り道をすることに。所が、ナビを使ったにも拘らず、途中で道に迷って付近をグルグル。何とかAKTさんIKDさんが居る場所に辿り着いたのは01:30頃(?)。
しかし、間違えなく直ぐ間近に来ている筈だが、二人が何処でキャスティングをしているのかは判らない。そこで、電話を掛けると
ここですよ!!
と返事があり、小生の車のヘッド・ライトの光りに照らされたAKTさんが、抜き揚げたアジをぶら下げてニコニコしている。

取り敢えず借りたランプを返却して用事は済んだ筈だが、釣れている場面を目撃したのに、そのまゝ帰る訳にも行かない悪魔の囁き
様子を見るだけ・・・・と自分に云い聞かせて、改めて8320#1Bを取り出してキャスティングをしてみた。
すると、いきなりコン。底を取るとカサゴばっかりですよとのAKTさんの言葉の通り、トボケタ顔をしたカサゴがこの日最初の獲物。アジングで来た以上は外道には違いないが、6~7時間振りの魚を手に何となくホッとしたのは正直な所。

2匹、3匹と来るのはカサゴばかり。
何とか本命のアジを・・・と様子を見るだけの筈が、こうなるといつの間にか真剣になっている。
所が、その頃になるとアジの群れが去った行ったと見えて、AKTさんIKDさんにもコンタクトがなくなってしまった。

02:30頃までキャスティングを繰り返したが、カサゴしか来ない。しかも時間が経つに連れて型が小さくなって、ロリ・カサゴのオンパレードに嫌気が差して、引き揚げようとした所、これからですよ。もう1時間粘って下さいとのAKTさんの勧め。

1時間延長となると、揚がりは03:30。自宅に戻り着くのは04:00頃になり、ほゞ徹夜の釣りになって仕舞うが、やって見よう

改めてキャスティングを始めて30分。
やっとの思いで手にしたアジは20cm強で、サイズはもう一つだが、兎にも角にも、何とか手に出来た本命。
その後、暫く時間を置いて1匹追加し、03:30を回った所で、徹夜をすると云うAKTさんIKDさんと別れてStopFishingとした。

2020年釣行記(41) – AJ&TC

2020年 Ajing Touching 釣行記

日 時:09月28日(月)~29日(火) 17:00~06:00
潮回り:中潮(↓↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 7、カサゴ x 2
同行者:YGWさん、(YROさん)

この所、中々釣りに行く機会がなく、たまに行くことがあっても、アタリを見るのがやっと。前回もこの例に漏れず見事なボーズに終わってしまい、結局、7月20日にMHR-KGNメバルの顔を見て以来、まともに魚の顔も見ていない。
と云う訳で、YGWさんのお誘いを受けて、最も可能性の高い孤島に釣行することにしたが、どうやら今シーズンは当たり外れが大きいとのこと。となると、籤運のない小生にとっては少々辛い釣りになりそうな予感がするが、何とかなるかも知れない・・・・

16:00過ぎに孤島の突堤に到着。
突堤には、ニコニコと手を振っているYROさんや声掛けをして頂いたYGWさんの他にも大勢のアングラーの姿があって、週が始まったばかりだと云うのに、まるで週末か日祭日の様相。
いつものことながらYGWさんYROさんには、重たい荷物を街灯下にまで運んで頂き、又、釣り座を構える場所まで確保して頂き、本当に有難くお礼を申し上げたいと思う。

今回持ち込んだロッドは、小生にしては多めだが、タチウオ・テンヤ用にDAIKO BARS-86EML、ライト・キャロ用にTenryu改、1g以下のジグ単用にSoare改、1.2g以上のジグ単用に8326#1Bの4本。

場所が空くのを待ちながら、4本のロッドにリールをセットし、ラインを通し云々と、ゆっくり支度をしたが、かなり強めに吹き付けて来ている東寄りの風が気になって仕方がない。この突堤は南西から北東方向に伸びているので、東風は横風になって極めて具合が悪い。

キャスティングを始めたのは17:00頃。
ロッドは8326#1Bに、風の強さを考慮して1.2gのJHを組み合わせたが、潮の流れが風向きとは逆の小生が最も苦手なパターンで、この時点で気持ちは萎え気味。
そんな中でも、YROさんアジは居るよとロッドを曲げている。残念ながら型も小さくマルアジとのことだが、兎に角、アジが居ることは解った
気持ちを新たにしてキャスティングを繰り返したが、強い風と早い潮の流れに弄ばれて、何をしているか判らない。

日没時刻を過ぎ、周囲の光量が減りゴールデン・タイムに入っても、状況は変わらない。
そこでロッドをDAIKO BARS-86EMLに持ち替えてタチウオ・テンヤをすることにした。しかし、コツリとも来ず、アジが駄目ならタチウオを狙おうとする目算は脆くも崩れてしまった。

つい先日には、運転免許更新のための認知機能検査を受けさせられたのだが、政府公認の後期高齢者が目前に迫った来た年齢のせいか、以前よりも諦めが速くなった。云い換えれば、精神的な粘りがなくなったためか、19:30頃には、もうすっかり諦めムードになってしまった。とは云え、時間は厭と云うほど残っている。ロッドを振っていないことには、釣れる筈の魚も釣れないと思い直し、JHも1.5gに重くしてチョンチョンと軽くアクションを付けてフォールさせた瞬間、チクッ。

この日最初のアタリで来たのが20cm超のこのアジ。時刻は、丁度20:00のこと。
この日も釣果を得ることは殆ど諦めていただけに、ボーズ逃れの嬉しい1匹だが、老夫婦の食卓を賑わすには足りない。
せめてもう1匹は欲しい
気持ちを入れ替えて、次のアタリを待ったが、全く梨の礫

その内、潮の流れが益々強くなり、JHが沈んで行かない状態になってしまった。何年か前、今回と同じ様に早い流れの中、3gのJHで岸壁際で良型アジを掛けていた萌ちゃんのことを思い出し、同じ様に3gに替えて見たが、これも空振り。それどころか、根掛かりが頻発する事態になっては、如何ともし難く、23:00頃から休憩に入った。

ラジオを聴きながらウツラウツラとしていて、ふと気が付くと、YGWさんが裏側に釣り座を移してキャスティングをしている所で、様子を訊ねると、移動して来たばかりだが、直ぐにアタリがあったとのこと。
そこで、隣りに入れさせて貰って、Soare改1gのJHを組み合わせてキャスティングを再開。するとアタリがある。時刻は25:00頃だったと思うが、それから暫くの間は、ポツリポツリながらもコンタクトがあり、久し振りに釣りをしている気分になれた。

しかし、楽しい釣りの時間は、満潮間際の2:30過ぎには終わってしまい、その後は、又々、ウツラウツラの休眠タイムで、5:00頃には片付けに入ってStopFishingとした。

久し振りの孤島アジングで、何とかツ抜け達成をしたかったが、結局7匹の釣果。とは云え、これまでがこれまでだったので、何とか釣りが出来て何よりと云った所。
次回は、何としてでもツ抜け超を目指したい所だが、集中力が続くか、その点が心配。

2020年釣行記(40) – TK

2020年 Octopusing 釣行記

日 時:09月18日(金) 06:30~11:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:Y’s P
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

何だかんだで徐々に釣行することが減り、その内、チャンスがあっても釣り支度をすることさえ何となく面倒臭くなって来て・・・・・。
こんなことは、現役を退いて10年余りの間でなかったことだが、これを切っ掛けにして、あれ程好きだった釣りから足が遠退き、止めてしまうことになるのかも知れないと思い始めた頃、そんな小生の気持ちを見透かしたかの様にYGWさんから18日の午前中、魔女狩りに行かないかとのお誘い。
幸い、18日は他の用事は入っていないので、YGWさんの優しい気持ちを有難く受けさせて頂いた。

そして当日、現地の駐車場でYGWさんと落ち合い、釣り場のY’s Pに到着したのは6:00過ぎ。釣り場には、我々の他には若者アングラーが2人居るだけ。魔女狩りは、タコが潜んでいるポイントを探しながら歩き回る釣りであるだけに、混み合っている釣り場ではやり難いが、今回は総勢で4人だけなので、他のアングラーにそれ程気を遣う必要もなくて好都合。

小生がキャスティングを始めたのは6:30頃。
YGWさんは、小生がロッドを繋ぎリールをセットする等している内に、一足早くキャスティングを始めており、その頃には2番ポスト付近。

予報によると、風は南寄りで7~8mとかなり強く吹くとのこと。出来れば余り強く吹いて欲しくはないが、40gの錘を付けてキャストする魔女狩りでは、それ程気にする必要もない。
所が、釣り場の突堤に立ってみると、時折、身体がグラリと揺らされてしまう程の強さで吹き付けて来ており、足場の細いこのY’s Pの突堤では、油断をするとバランスを崩して落水する危険を感じる程。しかし、これ程強い風であっても、風を背に受けて北向きキャストする分にはそれ程問題にはならない。だが、背後の南側では強い風に吹き寄せられた海水がバシャバシャと波立っており、時折風に吹き上げられた波シブキが足許をザーッと洗って行くので、何とも落ち着かない。

久し振りにロッドを振ることが出来る嬉しさを胸に、背後からの波シブキを警戒しながらキャスティングを続けたが、音沙汰がない。その頃には3番から4番ポスト付近まで行っているYGWさんの様子を見ても、どうやらタコからのコンタクトがあった様子はない。
しかも、悪いことには、南の空には濃いグレーの雨雲が出て来て、雨粒まで落ちて来る始末。

強い風、波シブキ、雨、音沙汰がないことに少々嫌気が差して来たので、休憩をしようとベースにしている建物の陰に戻って、フト時計を見ると、まだ7:00を少し回った頃。6:30頃に釣りを開始したので1時間も経っていないのに、感覚的には少なくとも1時間半位は経っているものと思っていたので、これには唖然。
高齢者は1週間でもベッドにいると、体力がガクンと落ちるとのことらしいが、どうやら20日程殆ど動かない生活を続けていたので、小生も高齢者の端くれ、この例に漏れず、体力が落ちているのかも知れない。

8:00少し前、相変わらず強風が吹き付けてはいるが、潮位が下がり波シブキに濡れる心配もなくなって来た所で、ベースとは反対側にある突堤の西端に移動。このポイントでは昨年、何匹か掛けているので、夢よ再びとばかりに期待して移動して来たのだが、全く気配がない。
その内、あれ程吹いていた南風が徐々に弱くなって来て、かなり釣り易くなって来た。
よし、チャンス到来・・・・!
気を取り直してジックリと腰を落ち着けてタコの居場所を探したが、相変わらずコンタクトがないまゝ。
今に来るだろう!! 来る筈だ!!
自身に云い聞かせる様にしてキャスティングを続けている内、9:00を回った頃から、又々南寄りの風が強く吹き付けて来る様になって来て、結局、釣り易かった時間は1時間程で終了してしまい、再度、強風の中でのキャスティングを繰り返す事態に戻ってしまった。
こうなると気持ちが切れるのは、時間の問題で、10:00頃には西端を諦め、ベースに戻りつゝまぐれアタリを狙うことにしたが、何処にもタコの気配は感じられず空振り。

途中ですれ違ったYGWさんに様子を訊ねると、型は良くないが1匹掛けたとのこと。手練れのYGWさんにして、何とか型を見ただけの状況とあっては、小生が手ブラに終わったとしても何も不思議ではないが、それにしても何が原因なんだろうか?

暫くの間、YGWさんの近くでキャスティングをしたが、久し振りの釣りとあって、足腰や腕に疲れが溜まってしまって、身体全体に怠さを感じる様になってしまった。こんな疲れは、獲物のタコを1匹でも掛ければ、吹っ飛んでしまうものだが、気配も感じられない状況では、それも叶わず、10:30頃に、ベースに戻り着いて、クーラーに腰を掛けて暫し休憩。

クーラーから出した冷たいお茶で喉を潤し、朝の残りのパンを齧って一息ついた所で、突堤に中程でキャスティングしているYGWさんの様子を見ると、丁度タイミング良くタコを掛けて大きくロッドを曲げている所。
これまでであれば、小生も肖りたいと並んでロッドを振らせて貰う所だが、この日はその気にもならず、流石にYGWさんは凄いな~と只々指を咥えて見ているだけ。
そして、続けてロッドを曲げたYGWさんを見ては、幾ら疲れたと云ってもジッとしている訳には行かず、万に一つの可能性を期待して重たい身体を引き摺ってキャティングを再開したが、これは悪足掻き。

結局、11:30頃StopFishingとして、久し振りの釣りを終えて帰って来た。

2020年釣行記(39) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:08月31日(月) 02:00~05:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMKZ-P
釣 果:ナシ
同行者:単独

前回の刀狩りでは、たった一度、銀色の姿をちらりと見ただけの悔しい結果に終わってしまったので、今回はそのリベンジ。
と云っても、アングラーの数に対して圧倒的に少ない釣り場の幾つかが、昨年の台風の影響で閉鎖されているため、残された釣り場は一極集中状態の激混み。前回は、丁度引き揚げようとしていたアングラーと入れ替わりに入ることが出来たが、これはラッキーと云うべきで、下手をすると何時間も待つか、或いは、ロッドを振ることなく引き揚げるか、何れにしても釣り以前の問題を乗り越えるのが大前提。
しかし、夜中であれば、少しは混雑状況も緩和されているのではないだろうか・・・。

と云う訳で、夜中過ぎに釣り場に入って、朝間詰めを狙う算段で、00:30頃、自宅を出発。草木も眠る夜中の走行なので、交通量は少ない上渋滞もないので、順調に距離を稼ぎ現地到着は約1時間後の01:30頃。
直ぐに車から降りて、最も気になる混み具合をチェックしてみると、何と云うことか、一般の人達なら夢を貪っている時間帯にも拘わらず、大勢のアングラーが一定の間隔でロッドを振っており、完全に出鼻を挫かれた格好。
参った!!
少しは空いているかと思ったが・・・・・・。
しかし、このまゝ引き揚げる訳にも行かない。兎に角、入れそうな場所を探してみようと、道具を手に岸壁を歩いてみたが、少し広めに空いていると思っても、その間に割って入るには、少々躊躇いを感じる位で、何とも中途半端。結局、そのまゝ歩いてスーパーの建物の陰になる所まで来て、何とか一人分の空きを見付け釣り座を確保することが出来た。
ヤレヤレ、これで何とか釣りをすることが出来る。
道具を置いて釣りの準備に取り掛かったが、ねっとりとした暑さが身体に纏わり付いてどうしようもない。風でも吹いていれば幾分は凌げるだろうが、背後の建物に遮られてソヨリとも空気が動かず、汗が噴き出して来て瞬く間にビッショリ。その内、何となく気分まで悪くなって来た様で、熱中症の言葉が浮かんで来る。遊びに来て熱中症になるのは愚の骨頂。慌ててクーラーから冷たいお茶を取り出し、ガブガブ飲んで何とかやり過ごした。

今回は、DAIKO BARS-86EMLのロッド、テンヤはDAIWAの快適波止タチウオテンヤSS SSサンマの切り身ワームを重ねて結び付けるハイブリッドで、キャスティングを始めたのは02:00頃。

周囲を見回すと沢山のの電気浮子の灯りが暗い水面に浮かんでいて幻想的だが、タチウオが海中に引き込む様子もなく、のんびりとした雰囲気が岸壁に漂っている。

小生の狙いは朝間詰めなので、それまでは時間潰しの様なものだが、キャスティングを始めるとやはり当たって来ることを期待してしまう。棚を5カウント、10カウント・・・・と色々と変えて見るが、コツンとも来ない。
右隣りの若者に声を掛けても、早い時間帯は中央付近で揚がっていた様だが、この時間帯はサッパリですネとのこと。

03:30頃、左手10m程離れた若者たちが歓声を上げているのが聞こえて来た。何事かと思って目をやると、夜目にも鮮やかな銀色の長い魚体が岸壁でパタパタと跳ねているのが見え、3本半だねの声も聞こえる。
よし、回って来た!!
少しの違和感も見逃すまいと集中力を高めたが、残念ながら音沙汰がはないまゝ。その内、若者達も大人しくなってキャストする際の風切り音が聞こえて来るだけ。

05:00を回り東の空が白んで来て、イヨイヨ、ゴールデン・タイムの到来と期待をしたが、音沙汰はない。
その内、右隣りの若者の更に右手からバチバチとタチウオが岸壁を叩く音が聞こえて来た。

F4程の良型の様子を見て、一段と期待は高まったが、何も変化はなく、どうやら小生や右手の若者を飛び越して行ってしまった様子。

すっかり夜が明け明るくなってから、メタルジョグバイブレーションを投げても見たが、何れも空振りで、今回は一度もタチウオの感触もない完全試合に終わり、05:45頃、StopFishingとした。

今回、小生が現認したタチウオはこの2本だけ。
周囲でもっと釣果が出ていれば、小生が釣れなかった原因はハイブリッドの餌にあると云えるが、これだけの貧果であれば、その判断も出来ない。
ここはタチウオの寄りが悪かったことが、釣れなかった原因であることにしておこう。

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