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2018年釣行記(43) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:7月12(木) 19:00~23:30
潮回り:大潮(↓)

場 所:DKK
釣 果:アジ × 26
同行者:単独

次の釣行を木曜日にするか金曜日にするか天秤に掛けていたが、予報によると、両日とも雨は降らないものゝ、風は木曜日の方が弱い。であるなら、当然のことながら、木曜日に軍配が上がる訳で、徹夜明けの翌日になり体力的に少々きついが、すっかりその気になっていた。
所が、当日の昼過ぎに改めて予報を見ると、傘マークが付いている時間帯がある。こうなると、雨に弱い小生は怖気づいてしまったが、未練タラタラ。
そして、17:00頃、最終確認の積りで、もう一度予報を確認すると、傘マークが付いている時間帯が、19:00と20:00に増えていて、しかも地元地域には大雨・洪水警報が発令されたとある。警報が発令されたとあっては仕方がないと漸く踏ん切りが付いて、釣行の中止を決めた。

しかし、良くよく考えてみると・・・・・。
注意報ではなく警報なので、かなりの量の雨が降るものと予想された筈だが、傘マークの時間帯の雨は小雨で確率は40%と記載されている。仮に小雨の時間帯が2時間続いたとしても、大雨とは云えないだろうし、ましてや洪水になる程差し迫った危険があるとも思えない。
同じ気象庁が出している予報にも拘らず、内容がチグハグで、これでは善良な市民が混乱するばかりではないか(怒)
念のため、観天望気。しかし、西の空も北の空も明るい高曇りで、黒い雲は何処にも見られず、雨が降りそうな気配は微塵も見えない。
警報を信じるか、予報を信じるか、将又、自分の感を信じるか・・・・

雨が降って来たら引き揚げる積りで18:40頃、自宅を出発。DKKには19:00頃、到着。
直ぐに道具を肩に、細い道を進んで岸壁に出て見ると、アングラーは岸壁の中央付近に一人だけで、最奥は空いている。
これはラッキー!!
迷うことなく、最奥に釣り座を構えてDKKアジングをすることにした。

風は右から左に僅かに吹いているだけなので、1本だけ持ち込んだ8320#1B0.8gのJHをセットして、19:30頃。キャスティングを開始。

すると、その2投目。
足許でいきなりのアタリで21cm程のアジをゲット。そして、その直後にも同サイズを追加。
前回のDKKの様子が脳裏にあったので、想定外のことだったが、まだ明るさが残る時間帯にも拘わらずポンポンと出てくれたので、今晩は良さそうだ!!
しかし、こんな甘いことを考え出すと、得てして逆の方向に進んでしまうのが常で、この時も全く気配がなくなってしまった。
仲間がいれば、彼らの釣り方を参考にも出来るが、単独では、頼れるのは自分自身のみ。しかし、こうなると引き出しの数が少ないアングラーの悲しさで、事態を打開する術が判らず、闇雲にキャスティングを繰り返すだけ。
それでも、暫く我慢をしていると、アタリが戻って来てコン。しかも、3連続で来てくれて、このまま行けば、爆釣間違えなし・・・
しかし、そんなことは空絵事で、直ぐに音沙汰がなくなってしまった。

と云っても、ポツリポツリと退屈しない程度の間隔で、アタリがあって、21:00頃にはツ抜けを達成し、22:30頃には、小生には上出来の20匹を達成。所が、その頃から、クラゲやゴミが小生の前に集まって来て、思った方向にキャスティングが出来なくなり、ペースダウン。
周囲を見渡すと、それ程のゴミやクラゲは見えず、小生の正面にだけ集中しているのは、何となく異様な感じがした。その頃は、殆ど風が吹いていなかったので、潮の動きが影響してクラゲやゴミが集まって来たと考えられ、最奥がこの岸壁ではベスト・ポジションと云われる所以かも知れない。

兎に角、30匹を達成しようと、ゴミやクラゲの隙を狙ってキャスティングを繰り返したが、23:30頃には精も根も付きて、目標に4匹足りない26匹でStopFishingとした。

所で、クラゲやゴミに邪魔をされている時のことだったが、所謂、居喰いの様に何にも違和感もなかったのに、アジが掛かっていることが数度あった。ラインがクラゲやゴミに触れるなどしていたため、アタリが手元にまで伝わって来なかったのかも知れないが、それにしても見事な程に何も感じなかった。
ただ、JHにアクションを加えようとした時に、ロッドに微かな重さがあったので、念のため合わせを入れると、アジが掛かっていたという次第。ロッドを通して感じたこの微かな重さもアタリの一種だとすれば、初めて意識をして取りに行ったアタリで、自分で云うのもおこがましいが、YGW熟で教えて貰った成果だと云っても良いだろう。

更にもう一つ。小生の記憶違いかも知れないが、AKTさんとの会話の中でYGWさん枯葉がラインに触れる様なカサと乾いた微かな感触と云っていた様な。今回、何度かそうではないかと思える違和感があった。その時は合わせを入れることは出来ずにアレッと思っただけで終わったが、その直後に獲ることが出来たので、恐らくYGWさんが云っていた微かな感触ではないかと思う。
この微かな感触は、所謂前アタリの類なのか、合わせを入れれば獲れるアタリなのか定かではないので、次回は意識をして合わせに行って確認をしたいと思うが、こんなことにも意識をする様になったのは、これもYGW熟の成果かも知れない。

2018年釣行記(42) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:7月10(火) 16:00~5:00
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 15、カサゴ × 1、セイゴ × 1
同行者:AKTさん、YGWさん、NGHMさん

一難去ってまた一難。深夜から翌日の早朝の時間帯に付いていた傘マークが消えたと思ったら、今度は、日付が変わった頃から収まるとは云え南寄りの風が5mと強く吹く予報。雨にしろ風にしろ、徹夜が前提の孤島でアジングをするには条件が余り良くない。
釣りはしたいが、孤島に行くのはもう一つ気乗りしない
しかし、物は考え様。YGWさんからは強い風の中でのアジングの練習になるAKTさんからは先般のような風が無い時は、蚊の猛攻にイライラ。夜半には、落ち着くので雨が降らないだけ、良いかもデスネと二人の手練れに励まされて、7月に入って初めての孤島アジングに行くことにした。

16:00頃、孤島の岸壁に4人揃って到着。
予報通りの強い南寄りの風が、ほゞ正面から吹いて来ており、日付が変わる頃までの間は釣り難い時間が続くだろうが、最も航路側からYGWさんAKTさん、小生、そしてNGHMさんの順に釣り座を確保。

今回持ち込んだロッドは、タチウオ用にSephia S809M/F、ジグ単用の8320#1BSoare改の3本。タチウオは時期的に未だ早いかも知れないが、横須賀では既に出ているらしいし、孤島でも4Fサイズが出たとの情報もあるので、運が良ければ顔を拝めるかも知れない。何よりも風が強くてアジングが難しい時間帯に、慣らし運転をしておくのも良かろうと考えた。

3本のロッドにリールをセットし、ラインを通し等々ゆっくりと支度を整えたが、まだまだ日没時刻前の明るい時間帯。しかも、強い向かい風なのでアジングを始めるのは未だ早い。そこで、先ずはSephia S809M/Fに20gのメタル・ジグを組み合わせて、航路に向かってタチウオ狙いのキャスティングを開始。
長いロッドに重たいジグ、しかも強い追い風なので、ジグは遥か遠くにまで飛んで行き、釣れる釣れないに拘らず、これはこれで極めて爽快。
隣りで、同じ様にメタル・ジグを投げているYGWさんに、アクションの付け方を教えて貰いながらキャスティングを繰り返したが、やはりタチウオからのコンタクトは皆無。

時間が経ち、日没時刻の19:00を回り周囲の光量が落ちてアジが寄って来ても良い時間帯に入って来たので、逆風を押してアジングに切り替えたがアジの寄りはない。であれば、タチウオはどうかと狙いを切り替えたが、こちらも音沙汰がない。
アジを狙ったりタチウオを狙ったり。
二兎を追うもの一兎も得ずだが、アジングに特化しているAKTさんにもアタリがない様子なので、この時に限っては、この格言は当たっていないのだろう。
そうこうしている内に時間が経ち、20:30頃、新たにアジンガーが2人登場して、この夜は6人のアジンガーで夜を明かすことになったが、海からは全く生命感が伝わって来ず、僅かにNGHMさんアジを1匹掛けただけ。

8日の日曜日にも徹夜アジングをしたAKTさんによれば、その時は良くなったのは日付が変わってからで、日付が変わるまでは厳しかったとのこと。
今回も同じ傾向かも知れないと覚悟はしたが、それにしても全くアタリがない。AKTさんYGWさんも苦労している様なので、アジが寄って来ていないのは確かで、小生の肩から先の問題ではなさそうなことが判って一安心。

この日の口開けの1匹が来たのは、22:50頃。22cm程のサイズで、最近の孤島では小さい方だが、AKTさんYGWさんを差し置いてのファースト・フィッシュは、やはり嬉しい1匹であることは間違えのない所。

この後、程なくして同サイズを追加出来、やっと寄って来たと後続を獲ろうと気合を入れ直したが、アジからのコンタクトはそれっ切りの元の木阿弥
状態が変わらないまゝ時間が過ぎて行き、予報通り、日付が変わった頃にはあれ程強かった風も収まって釣り易くはなった。しかし、アジの寄りが本格化することは相変わらずなく、厭になり掛けた頃に来るアタリを1匹、2匹と拾うだけ。

結局、この日は明け方の4:00頃に連続して来ることはあったが、寄りを見せたのはこの時だけで、日付が変わる前は全くアタリもない状態。23:00以降になって、やっとコンタクトが出始めたと云っても交通事故の様な散発状態で孤島に居た時間の半分は素針を引いていたことになる程、厳しい結果だった。
とは云え、明け方の30分程の間の好印象があるので、それ程フラストレーションを溜めることなく、孤島アジングを終えたのが不幸中の幸と云った所か。

所で、今回、YGWさんは、強い風の中で使い易い自作のロッドを試用のために貸してくれたり、図を描いて説明する方が解り易かろうと小さなホワイト・ボードを持参してくれたりと、出来の良くない生徒を何とするために色々とやって頂いた。
そんなYGWさんの好意に応えるのは、YGW式アジングをマスターすることであることは厭と云う程理解はしている。しかし、何しろ現役を離れて10年以上もの間、頭を使うことなど殆どなくなってしまい、唯でさえ錆び付きかかっている頭では中々飲み込めず、YGWさんには申し訳ないと思う。
しかし、一歩づつながらも、何とか前に進みたいと考えているのは間違えなく、YGWさんには歯痒い思いをさせてしまうことになるが、今後とも宜しくお願いしたいと思っている次第。

2018年釣行記(41) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:7月5(木) 18:00~22:40
潮回り:小潮(↑)

場 所:DKK
釣 果:アジ × 2
同行者:単独 (AKT弟さん、SKさん)

今週の初めから続いている強い南南西の風は収まる気配も見せず、この日も7~8mの予報。しかし、DKKであれば風裏になるので、釣りには殆ど影響がないことは、前回の釣行で確認していた。
と云う訳で、今回もDKKに行くことにした。

17:40頃、現場に到着。
道具を担いで岸壁に向かうと、途中、見覚えのある多摩ナンバーを見掛けた。
ひょっとすると・・・・と思いながら、細い道を進み岸壁に出てみると、ロッドを振っている3人のアングラーの姿が目に入って来た。その内の2人はロッドが短いのでアジンガーであることは見当が付いたが、誰だか定かではない。
そのまゝ近付いて行った所、その二人が小生の方を向いて手を振っている。しかし、遠目の効かない小生には、その主が誰だかはっきりとは判らない。誰だろうと思いながら、更に近付いた所で漸く二人がAKT弟さんSKさんで、多摩ナンバーの車の主であることが判った次第。

AKT弟さんの言葉に甘えて厚かましくも二人の間に入れて頂き、奥からSKさん、小生、AKT弟さんの順に並んでキャスティングをすることになった。

今回、持ち込んだロッドは8320#1Bの1本だけ。
アジングでは柔らかいSaore改の方が、掛けた後のやり取りを楽しめるので好きなのだが、今回は、前回の釣り方の復習に主眼を置いている。そのためには同じロッドを使うべきだし、それを徹底するためには他のロッドを持ち込まない方が良いだろうと考えて、敢えて1本だけにしたもの。

このDKKは風裏になるとは云え、前回よりも強い南南西の風が吹いているので、流石に回り込んで来る風の影響は前回よりも強い。しかし、海面からの高さもないので、釣りには殆ど影響はない。寧ろ、べた凪よりは好ましい状況だろう。

キャスティングを開始したのは18:30頃。

この時期の日没時刻は19:00なので、曇っているとは云えまだまだ明るく、アジの寄りは感じられない。
時間を潰すため休み休みキャスティングをしていると、19:15頃、コツと感じるハッキリとしたアタリ。それまで全く気配も感じなかったので、些か泡を喰ったが合わせも決まってこの日最初の獲物をゲット。サイズは20cm超とやや小振りだが、前回よりも1時間も早い口開けで、出足は良い。
この分で行けば、前回YGWさんに指摘された点についての復習は充分出来るだろう。

所が、その後は全く続かず、こんな筈はないと、3人揃って首を傾げるばかり。それでも、その内回遊がある筈だと黙々とキャスティングを続けたが、全く状況の変化は見られない。
小生が2匹目を獲ったのは、それから2時間も経った21:10頃。アタリは1匹目と同じ様にコンと感じるもので、漸く、回って来たAKT弟さんSKさんの注目を受けながら後続のアタリを待ったが、それ以外には全くなく、疑わしいと感じさせる違和感もなく正に交通事故
AKT弟さんSKさんも、夫々2匹の本命を獲ったものゝ、全て単発。

1匹追加出来れば、竿頭を取れると自らを鼓舞してキャスティングを続けたが、22:00を回る頃には、腰痛が強くなり始め、それとは逆比例する様に集中力が途絶えがちになってしまい、結局、粘る気力が再び復活することもなく、22:40頃、StopFishingとして、3人揃って打ちひしがれて帰路に着いた次第。

2018年釣行記(40) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:7月1(日) 18:00~24:00
潮回り:中潮(↓)

場 所:DKK
釣 果:アジ × 27、セイゴ × 1
同行者:AKTさん、YGWさん

例年であれば7月中旬まで続く梅雨は、今年に限っては異常に短く終わり、7月に入る前に開けて仕舞った。お蔭で、小生の最も苦手とする雨の心配はなくなったが、一難去ってまた一難。今度は風の強い毎日で、日曜日から木曜日頃まで夜ごと南南西の6~7mの予報。これだけ南寄りの風が強いと、孤島’であれば何とかなるかも知れないが、孤島でのアジングはとても無理。MHR-KGNでのメバリングなら何とかなりそうだが、季節的には終盤に入っている筈。
そこで、声を掛けて頂いていたのを幸いにAKTさんYGWさんに合流してDKKでアジングをすることにした。仮に、風で釣りにならなくても、仲間がいるので釣り談義で気を紛らせることが出来るし、それも又楽しと云う訳。

17:30頃、待ち合わせ場所のBY-BRDGに到着。
先に到着していたお二人に迎えられて、海の様子を見ると、強い風の影響で波立っていて、とても竿を振れそうにもない。西に向いているBY-BRDGでは、まともに吹き付けて来る風なので、容易に想像出来た状況ではあるが・・・・。
場合によっては、ここで少し様子を見て、その後DKKに転戦することも考えられたが、直ぐにDKKに向かった。

3人が縦列になって狭い道を進みDKKの岸壁に出て見た所、いつも地元の常連のおっちゃん達がいるとのことだが、驚いたことにこの日に限ってはアングラーの姿が一人もない。しかも、あれ程強く吹いていた風が嘘の様で、時折回り込んで来て強く吹く程度で、願ってもない状況。

期待に胸を膨らませて岸壁を奥に進み、奥からAKTさん、小生、YGWさんの順に釣り座を構えた。小生としては、両サイドを手練れの二人に挟まれて少々やり難いが、仕方がない。岸壁は3人の貸し切りなので、場所を替えることはいつでも出来ると、18:00過ぎにStartFishing

今回持ち込んだロッドは、ライト・キャロ用のTenryu改とジグ単用の8320#1Bの2本だけ。まだ明るい時間帯なので、本命のアジはまだ寄って来てはいないだろうと考えて、先発は沖目狙いのTenryu改をチョイス。
そして、ボトムの様子を探りながらキャスティングを繰り返していた時のこと。着底した後、ロッドを軽く煽って少しサビク様にしているとコンとハッキリとしたアタリが伝わって来た。突然のことなので、少々泡を喰ったきらいはあるが、合わせが決まってやり取りを始めると引きが思いの外強い。アジならば良型に間違えないと、両側の二人に冷やかされながら、慎重に寄せて来た所、残念ながら良型アジサイズのセイゴ
結果は残念なことに外道だったが、二人の手練れを差し置いての1匹で、これはこれで嬉しいDKKアジングの幕開け。

所が、魚類からの反応はこのセイゴだけで、時間が進み日没時刻を過ぎ、下げ潮になっても、アジからは全くコンタクトがない。海には夥しい数の水クラゲが集まって来てフワフワと漂っており、邪魔になって仕方がない。

この日、小生が初めてアジを獲ったのは20:00頃のこと。サイズは20cm強と小振りだが、紛れもないマアジで何とかボーズを逃れた格好。
いつもであれば、期待倒れに終わってしまう後続は、この日ばかりは、様子が違っていて好調にロッドを曲げてくれる。しかも、両側に陣取っているAKTさんYGWさんよりも明らかに良いペースで、夢にまで見た状況

と云うのも、実は、隣りのYGWさんのご指導のお蔭。
これまでYGWさんには
1)ロッドを立て過ぎないこと
2)リールを巻き過ぎないこと
を心掛ける様に云われていたが、今回
3)ラインが吹けていてもアタリは伝わってくるので、ジックリ待つこと
を追加する様に云われた。

これまでの小生は、JHの重さをハッキリと手に感じたいため、ついついラインを張ろうとする癖があった。そのためにいつの間にかロッドを立て、リールを巻き過ぎてしまっていた。
この2点については、指摘されて以降は心して気を付けていた積りだが、隣りに入ったYGWさんの目から見るとまだまだ不充分で、立て過ぎ巻き過ぎの傾向が残っていたのだろう。追加されたこの3)を改めて考えてみれば、1)、2)の裏返しで、ラインが風に吹かれて弛んでいても気にしなくても良いと別の言葉で説明してくれたものだろう。

そこで、物は試し。
JHの重さがある様なない様なもう一つはっきりしない状況で、これまでであればロッドを立てるかリールを巻いてしまう所、兎に角、そのまゝ待って見ることにした。JHの位置や状況に確信を持てないまゝ何もせずにいるのは、これはこれでストレスが溜まってしまうが、ジッと我慢をしていると、カサッと感じる違和感があって、アジがロッドを曲げてくれた。
これがYGWさんの云いたかったことか・・・・・。
その後も同じ様なアタリで、面白い様にアジが掛かって来て、AKTさんYGWさんが目を丸くする程の好調振り。

しかし、残念ながら21:30を回った頃からアジからのコンタクトが少なくなってしまい、ペースはガクンと落ちてしまったが、StopFishingとした23:30頃までに27匹の釣果は、自分で自分を褒めてやりたい程の結果で大満足。

これもYGWさんのご教授のお蔭で、この場を借りてお礼を申し上げたいと思う。

所で、今週は、南南西の風が強く吹く毎日の予報なので、孤島に行く機会はないだろう。しかし、今回の釣り方をもう少し徹底するために、DKKに通うには良いチャンスだと思う。

2018年釣行記(39) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:6月25(月) 16:00~5:00
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 17、カサゴ × 多数
同行者:YGW、AKT、INUE各氏、(WK、TD、MSD、SKUC各氏)

孤島の岸壁に4人揃って、16:00頃到着。
幸いアジンガーの姿はなく、最も航路側にINUEさん、右隣りにYGWさんAKTさん、そして小生の順に並んで釣り座を構えて、今晩の濱アジングを楽しむことになった。

風は正面から南東の風が強め、海は黄土色に少し濁っている状態。
風がないのは釣り易くて良いが、最近は静かな夜の釣果は余り伸びない傾向が強い。寧ろ、強めに吹いている方が良いのでは・・・・AKTさんとも話していたので、寧ろ好条件かも知れない。水の色にしても、過ぎたるは及ばざるが如しだが、多少の濁りは魚の警戒心を弱めることにもなるので、悪いとばかりは云えない。
まぁ、何れにしても答えは直ぐに出ることになるのだが・・・・

今夜のラインナップは、ライト・キャロ用のTenryu改、1g以下のJH用のSoare改、1g超のJH用の8320#1Bの3本。

夏至を過ぎたばかりのこの時期の日没時刻は19:00前後なので、16:00と云えばまだまだ日差しが強くアジングを始めるには早い。直射日光を避けるためにクーラー・ボックスを建物の陰に入れて、ゆっくりと釣り支度をしていると、早くもYGWさんはキャスティングを始めている。彼はあらゆる釣りに精通しているので、アジを狙っているのではなさそう。そして、航路側の先端左側ではINUEさんもキャスティングをしているのが目に入って来た。それにしても素早いこと。

16:20頃、小生も航路に向かってキャスティングを開始。
前回も、明るい内はロリ・カサゴが盛んにロッドを曲げてくれたので、今回もカサゴと遊ぼうと考えてのことだが、その思いが通じたのか、一投目からトボケタ顔のカサゴが掛かって来た。
暫く、ロリ・カサゴと遊んでいたのだが、ある時、掛けた瞬間にカサゴとは違った引きを見せるアタリがあった。
ひょっとするとアジかも知れない。
しかし、そう思った次の瞬間にバレてしまった。そして、次のキャスティングでも同じ場所でアタリがあり、今度こそはと思ったのも束の間、これも敢え無くバレてしまった。
こうなると、何とかモノにしてやろうと意地になるのがアングラーの性で、小生もアングラーの端くれ。同じ様に意地になったが、アジらしいアタリはそれで終わり、カサゴもいつの間にか遊んでくれなくなってしまった。

暫くの間、あちらこちらをウロウロして、又、アジらしいアタリがあった航路側に戻って来た所で、久し振りのコンタクト。
合わせも決まり、抜き揚げたのは、紛れもない23cm程のまぁまぁサイズのアジで、時刻は17:15のこと。
ボーズ逃れの1匹で、嬉しいことには違いないが、何よりも3人の手練れを差し置いてゲットした獲物なので、殊更以上に嬉しく思った。
そして、その後30分程して、1匹を追加。3人の手練れには未だ獲物はなかったので、追い付き追い越されるのは時間の問題とは云え、こうなると鼻高々

この調子で行けば・・・と思ったが、2匹を獲った後は、さっぱりコンタクトがなくなってしまった。ライト・キャロを止めてSoare改を持ち出して、JHを軽めの0.8gや0.6gにしてみたが、あるのは交通事故の様な単発のアタリばかり。
手練れの3人もペースが上がらず、ポツリポツリ。

18:00頃、AKTさんの友人のWKさん、そしてTDさんMSDさんSKUCさんの3人組が登場して来て、初めて見掛けるアジンガーを含めて10人程が並んで、期待のキャスティングを繰り返すことになった。

しかし、一向にアジからのコンタクトがない。
AKTさんWKさんによれば、4~5日前に来た時には良型アジの爆釣を楽しんだとのことだが、そんなことがあったことが嘘の様に思える程、岸壁全体が静かで活気がない。

相変わらず南東から吹き付けている風は、湿気が高くて、ベタベタと身体中に纏わり着き、釣れずにフラストレーションを溜め込んだ小生の神経を逆なでして行く程。
時間が進み周囲が暗くなっても、状況の好転は見られず、手練れの3人がポツリポツリと拾う程度で、小生には全くアタリが感じられない。

この夜、小生がツ抜けをしたのは24:05のこと。

この頃になって南東の風が北寄りに変わって、漸く蒸し暑さはなくなり気持ち悪さは徐々になくなって行ったが、アジのご機嫌は相変わらず。

25:00近くになると、余りのアタリのなさに諦めて休憩に入ってマグロ状態になるアジンガーが2人、3人と増えて来る始末で、時折イビキが聞こえて来る程の弛緩した釣り場になってしまった。

この日は、4:30頃になって少し回遊があった様で、ポツポツと掛けているアジンガーもいたが、小生は例によって蚊帳の外で、早々に道具を片付けてギャラリーと化していた。

結局、この日は17匹の釣果で今季の孤島での平均値。もっと数を出したいと一方では思うが、これ以上持ち帰っても処分に困ることになる。ご近所へのお土産分を入れて丁度良い数だし、小生としてはまぁまぁの成績と云って良いだろう。
また、サイズの面では、一時期より一回り二回り大きく、少し体高がなくてホッソリとした印象だが、楽しい釣りだった。

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