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2022/01/19
2022年 Eging 釣行記
日 時:01月18日(火) 17:45~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独
新年1月の18日にもなって今更の感があるが、このブログが2022年初の投稿になるので、改めまして・・・・・・
おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
例年であれば、新年1月18日ともなると3~4回程は釣行を重ねている所だが、今年に限っては、風向きが悪くて釣行を諦めたり、YGWさんやAKTさんとのハギングが強風で流れてしまったりで、気が付くともう1月も中旬を過ぎて下旬の入り口。
この日も、当初はMHR-KGNでメバリングをする積りでいたのだが、鬼門の北風が3~4mとの予報なので、これでは無理だと諦めざるを得なかった。しかし、先月の27日以来20日以上も釣りをしていないので、頭の中は釣りの文字がグルグルと渦巻いている。そんな気持ちで過去の記録を眺めていた所、ふとSOFKZKの文字に目が止まった。
SOFKZKはお気に入りの釣り場だが、片道100kmもある上、帰りには急坂を這う様にして登ってこなければならないことを考えると、後期高齢者にとっては、些かハードルが高い。しかも、ヤリイカにはまだ少し早過ぎるだろう。と云う訳で、SOFKZKにまで出張る気はなかったが、念の為、予報をチェックすると北西の風が1m。
南向きのSOFKZKでは、背後に高い崖を背負っているので、北西の弱い風であれば風裏になる。と考えた途端、高いハードルは何処かに飛んで行き、ヤリイカが駄目ならアオリイカがあるさ・・・・・。
17:00頃、現地到着を予定して、14:30頃自宅を出発。
途中、西湘バイパスの小田原~石橋間が工事のため通行止めになっているので小田原市内を迂回しなければならず、時間が掛かるかと思ったが、それ程でもなく、現地には予定通りの16:56に到着。
駐車場には7台の車が止まっていたが、ご当地ナンバーの車はなく湘南ナンバーや八王子ナンバーの車ばかりなので、恐らくは、皆、釣り客の車だろう。となると釣り座に困るかも知れないが、ここまで来て以上引き返す訳にも行かない。
薄暗くなった磯道を、ヘッドランプの灯りを頼りにゆっくりと慎重に下って、磯に到着。懐かしい風景を観ながら沖に向かって進んでいると、腰掛岩の手前、腰掛岩に夫々1人のアングラーが竿を出しており、腰掛岩の先にも先行者が入っている雰囲気。
腰掛岩の手前のアングラーは、イカ狙いでまだ早いかも知れないが、様子を見に来た由で、その御仁によれば沖側のアングラーはメジナ狙いなので、ソロソロ引き上げる頃だとのこと。その御仁の言葉通り、腰掛岩の先に入っていた3人のアングラーは片付けの最中だったので、その後に釣り座を構えることにした。
今回持ち込んだロッドは、ヤリイカ用のSephia SS S76ML-Sとアオリイカ用のSephia S806ML-Sの2本。S76ML-Sにはササミを縛り付けた邪道エギのV1を結び、S806ML-Sには3.5号のエギを結んで準備を整え、S806ML-Sを先発に選んで、17:45頃、キャスティングを開始。
海は少しウネリが入っているものゝ、大潮の下げ潮であるため潮位はドンドン下がるので、気にすることはなさそう、しかし、風は、予報とは違って北東から強目に吹いている。この風は厄介だが、折角、ベスト・ポジションの先端に入れたので、ここを簡単に手放すことは出来ない。
予報では1mとあったので、やがて弱くなるだろう。それまでの我慢!
チクッでもガツン、ジワーでも何でも良い。兎に角、何か信号が欲しいと棚を変え、方向を変えて探ってみたが、何も変わりがない。先行者のイカ狙いの御仁の緑色の電気ウキの灯りにも、動きが見えない。
その内、腰掛岩に陣取っていた先行者も引き上げ、磯にはイカ狙いの御仁と小生の二人だけで、ほゞ貸切状態。
この時刻になっても、地元のアングラーが姿を見せないのは、やはり時期が早過ぎたのかも・・・・。
イカ様からのコンタクトがないまゝ時間が経ち、19:00頃になって先行者のイカ狙いの御仁もお先に!!と引き揚げて行き、磯にはただ独り残されてしまった。釣れている時なら独りになっても意に介さないし、寧ろ、競合相手が減るので好都合とも云える面があるのだが、釣れていない真っ暗な磯に独り残されるのは、何とも寂しいものがある。
独りになったので、ティップにヘッドランプの灯りを照射して、ティップの動きを取ることもやったが、これも空振りで、やはりイカ様からは音沙汰がない。
風は、期待を持たせる様に、時折、フッと弱くなる時があるが、強い状況には変わりがなく、更に悪いことに、19:00を回った頃から、風向きが変わって東寄りになって来た。こうなると沖から吹き付けてくる風になり、左から右への横風になると同時に、ウネリまで出てくるので始末が悪い。
それでもヤリでもアオリでも、どちらでも良い、何とか10本足の可愛娘ちゃんの顔を見たいと頑張ってキャスティングを続けたが、ウンともスンとも云って来ない。
その内、横風は益々強くなって来て、指先はジンジンと痛い程になって来た。こんな場合に備えて、強力なポケットカイロを持って来てはいるが、指先を温めた所で、この強い風では釣りにならないと思い、20:00頃、諦めて引き上げることにした。
そして、この日のハイライト。10本足の可愛娘ちゃんの顔を見ることも叶わず意気消沈した御老体に伸し掛かって来るこの日最後の試練。
釣果もなく夕食の弁当分だけ軽くなったとは云え、重たい荷物を持っていては、年寄りにとって難敵の急坂の登りだが、いつもより殊更に一歩一歩ゆっくりと足を進めた所、意外にも呆気なく登り切ってしまった。とは云え、そこは四捨五入して80際になろうとしている御老体のこと、想像していたよりもキツくなかったと云うことであって、車に辿り着いた時にはハーハー・ゼーゼーとなっていたのは云うまでもない。
しかし、無事、上り切れたことからも、急坂がSOFKZKでのイカ釣りを諦める理由にはならないと云えるだろう。しかも、急坂の上り下りと足場の不安定な磯場での立ちっ放しの釣りで脚を酷使したにも拘わらず、太腿がパンパンに張ってはいたものゝ、帰りの車の運転の際にも、脚が攣ったりすることもなく、支障なく無事に帰り着けたことからも、今回の釣行の意味はあったと思う。
と云う訳で、これからもSOFKZKに行こうと思うが、あの急坂故に敬遠したい気持ちがあるのも、正直な所。
2021/04/01
2021年 Eging 釣行記
日 時:04月01日(木) 18:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:ヤリイカ x 1
同行者:単独
予報では、北or東の風が3m前後と微妙な強さだが、少なくとも南or西ではないので、何とかなりそうと自分に都合の良い判断をして、JGSMに行くことにした。
現地駐車場には、17:45頃、到着。
前回、敢えて入ることを見送ったNGTR-WNを第一候補に決めて、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口に立ち、NGTR-WN方面を遠望すると、幸いにもアングラーの姿が見えない。
起伏の激しい磯道を歩き、ポイントのNGTR-WNに到着したのは18:00少し前。
海は時々大き目のウネリはあるものゝ穏やかで、風は少々強めだがフォローになるので、釣りには支障はなさそう。時間的にも丁度日没時刻に当り、タイミングもバッチリ。
釣り座付近にはコマセも落ちておらず、どうやら、この日はアングラーが入っていなかった様子。であれば、魚もイカもスレていない筈。
と云う訳で、期待に胸を膨らませて、Sephia S806ML-Sに3.5号のエギの組み合わせで、18:00頃、キャスティングを開始。
しかし、期待に反してコンタクトがない。
2投、3投・・・・。
近隣の観測所のデータを見ても、海水温は16℃まで上がって来ているので、ソロソロ良いだろうと思ったのだが、扇状にキャスト方向を変え、根掛り覚悟で左手の離れ磯の根元を狙ったりもしたが、全て空振り。
こうなると、回遊して来るのを待つしかないが、このポイントが回遊ルートに当たっているかどうかさえ、心許ない。
20:00頃の満潮時刻を過ぎ、潮は下げに入ったので、状況が変わるかと期待をしたが、一向に変化がない。周囲にはアングラーがいる気配もなく、薄明るい磯に唯一人でキャスティングをしていると何となく寂しくさえなって来る。
21:00頃、気持ちも切り掛けた状態で、半ば惰性でキャスティングを続けていると、リールのハンドルを持つ手に微かな重さが伝わって来た。
アーァ、また海藻を掛けてしまった!!
この日何回か目の海藻を回収しようと抜き上げてみると、何やら白っぽい。ありゃ、ビニール袋か・・・・・。
と思ったが、エギと同じ位の大きさのヤリイカ(?)が掛かっていた。
この娘は写真撮影の後、直ぐに海に帰って貰ったが、この日エギに掛った最初で最後の生命体で、事実上、この日のエギングは終わったのも同然。
その後は、引き揚げる切っ掛けを探しながらキャスティングを続けていたが、21:30頃になって、北風が強く吹き出して来ると同時に、腰の痛みも強くなったのを幸いに、NGTR-WNを後にした。
10年以上も前、今と同じ様に緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんを追い掛けていた頃、近場では余り良い釣りが出来ず、釣果を求めて西伊豆や南伊豆方面まで足を延ばしていた。
今年になって、何故かグイーン・グイーンの強い引きが懐かしなって、SOFKZKやJGSMに釣行しているが、はやり思った様な結果が出ていない。年齢も年齢なので、年々遠征する体力・気力がなくなって来るのが目に見えている。西や南伊豆にまで出掛けるのは、今年辺りが最後のチャンスかも知れない。
近々、行ってみようか・・・・・との考えが頭の中をグルグルと回っている。
2021/03/19
2021年 Eging 釣行記
日 時:03月19日(金) 02:15~06:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独
今年は、どう云う訳か、10年も前に夢中になっていた緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんのあの独特な引き味が堪らなく恋しく、暫くの間、集中してみようという気になっている。とは云え、円らな瞳の可愛い子ちゃんも気になる。何とも気の多い後期高齢者だが、仕方がない。風の条件によって狙いを替えることにした。
そして、この日のSOFKZK方面の予報では、北東の風が1m、明け方には静穏とのこと。SOFKZKは北東の風には極めて弱い釣り場だが、1m程度なら何とかなるだろうと2月25日以来の3週間振りに、02:00~06:00頃までの上げ潮のタイミングを狙って行くことにした。
夕食後、道楽部屋で仮眠を取り、23:45頃、自宅を出発し、現地には予定通り02:00頃に到着。
街灯が一つもない駐車場には、川崎と横浜ナンバーの車が各1台駐車しており、先行者の有無が気になる所。しかし、2台なので、アブレルことはないだろうと、車を降りて支度に掛かった所、全く気にもしていなかった波音が聞こえて来るのに、ビックリ。
ヘッドランプの灯りを頼りに、急坂を下り磯の先端に向かって歩いたが、時折、大き目のウネリが寄せて来て、飛沫を高く舞い上げているのが見える。しかし、釣りが出来ない程ではなさそう。
月明かりもなく真っ暗な磯をそのまゝ進んで先端にまで来たが、誰もいない。
これは、ラッキー!!
Sephia S806ML-Sを手に前回と同じ右角に立とうと思ったが、波が洗いそうな勢いで上がって来る。しかも、北東の風が強く吹いていて、沖に向かってキャストすると真横から受けることになるので、難しそう。
そこで、少し戻って腰掛岩付近に場所を替えることにした。右角から5mも離れていないにも拘らず、背後の岩壁が風を遮ってくれるので、釣り座付近はほゞ無風状態。
02:15頃、3.5号のエギを結んでキャスティングを開始。
貸し切りなので、誰に遠慮をする必要もない。扇状にキャスト方向を替え、レンジを替えて緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんの居場所を探したが、まるで雰囲気がない。
その内、潮が上がって来るに連れて、足元近くまで波が這い上がって来る様になり、その都度、少しでも高くなっている場所を探して、キャスティングを続けたが駄目。
迷子になったヤリイカも来ない。
04:00頃、アングラーが登場。
このアングラーは、一言も声を掛けて呉れることもなく黙って小生の後ろを通って先端に向かって行ったが、その40分後にやって来たアングラーは、お早うございますと云って、やはり先端に入って行った。
見ず知らずのアングラーだが、やはり、ひと言位はあっても良いだろう。
05:00を回り、空が白み始め山の稜線がハッキリと浮かんで来る時間になって、いよいよラスト・チャンスのゴールデン・タイム。
キャスティングを続けていなければ、千載一遇のチャンスを逃すことになると疲れた身体に鞭打ってキャスティングを続けたが、これも無駄な作業。
時間の経過と共に、次から次にアングラーがやって来て、06:00前には総勢7名程になって、磯は満員御礼状態。
その内の一人に釣り座を譲って引き揚げて来た。
所で、この釣り場だが、崖に作られたつづら折りになった踏み分け道の途中、道から外れた林に中に、レジ袋に入れられたゴミが沢山投げ捨てられているのが目に付いた。恐らく、否、99%は釣り人が引き揚げて行く際に捨てて行ったものだろう。
旅の恥は掻き捨て精神を発揮しているのだろうか・・・。
釣った魚の代わりにゴミを捨てて行くとは、もっての外で、何とも嘆かわしいことか。
こんなゴミばかりではなく、釣り場にはこぼれたコマセがそのまゝに放置されているし、タバコの空き箱、吸い殻、ペットボトル、ルアーやエギの空き箱云々云々。
それでいて、釣り場が閉鎖されると、文句たらたら・・・・・。
釣りが好きなら、釣り場を大事にしたいものだ。
2021/03/09
2021年 Eging 釣行記
日 時:03月09日(火) 17:40~22:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:JGSM-NSZK
釣 果:ナシ
同行者:単独
9日の夜から10日の早朝に掛けて東寄りの風が1m乃至静穏と、強い風が続いていた最近では珍しい。この状況はSOFKZK方面でもJGSM方面でも同じで、この点から見れば、絶好の釣行チャンス。
身体が二つほしい所だが・・・・・。
この時期の干潮時刻は21:00頃のため、22:00頃から始めれば、丁度、上げ潮の時間帯に当たる。しかも、翌朝03:00頃に終われば、交通量の少ない夜間での移動になるので、長距離走行をするにしても、誠に都合が良い。と云う訳で、SOFKZKに強く惹かれた。しかし、帰りの急坂を上らなければならないことを考えると、少々躊躇するものがある。更には、これからのエギング・シーズンを考えれば、JGSMの様子も把握しておく必要もある。とは云え、JGSM付近の海水温が2日程前から14°台半ばまで1.5°も下がっていることが心配。
結局、どちらにすべきか、直前まで悩んだがJGSMに行くことにした。
JGSMでは、2年前にNDGSK、HTL-ST、そして前回のNGTR-WNと3回しか竿を出したことがないので、今回はHTL-ST、NSZK、SSPNを候補にして、15:10頃、自宅を出発。現地駐車場には16:40頃、到着。
ロッド・ケース、バッカンを手に磯に出てみると、PIPの先端に4~5名、HTL-STにも4名の先行者がロッドを振っているのが見える。やはり入り易い磯は、競争率が高い。
そこでSSPNに向かった所で、前回入ったNGTR-WNには先行者がいないのを見て、大いに心が動いたが、初心貫徹。そのまゝ歩を進めて、SSPNを見下ろせる場所に到着。しかし、そこにも先行者の姿があって、ガックリ。
仕方がないのでNSZKに行くと、幸いにも、ここには先行者の姿はない。
ヤレヤレ・・・・と思いながら沖に張り出した磯の先端に到着。
風は予報通り微風で、磯道を歩いて汗をかいた身体には心地良く、釣りには全く影響はない。
ロケーションとしては、北側にはHTL-STの磯が意外にも近くて、先端で振っているエギンガーのロッドの風切り音が聞こえて来る程しか距離がない。反対の南側には離れ磯があって、キャスト出来るスペースがない。沖向きは、自分が立っているNSZKがそのまゝ海中に伸びている様子。と云う訳で、キャスト出来る範囲は、隣のHTL-STの先端の左からNSZKの延長線までの約40°程しかない。
前回と同じSephia S806ML-Sに3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのは17:40頃。
先ず、HTL-STの先端方向にキャストして20カウントし、2回ほどシャクリを入れた所でガリガリと嫌な感触がある。幸い、この時はエギのカンナに海藻が掛かっただけで済んだが、これにはガックリ。次は、それよりも少し左にキャスト。根掛りが怖いのでカウントを15にして、シャクリ始めたが今度は根掛りはしない。そして更に少し左。丁度HTL-STとNSZKの延長線の中央付近。ここでは、25カウント程沈められるが、10~15m程の所で根掛り。唯一、延長線の少し右側だけが何とか根掛りを避けられる。と云っても、少しずれると根掛ってしまうので、油断が出来ない。
そこでシャロータイプのエギを使ったり、マグキャストを遠投して沖目だけを狙ったりして見たが、一向に可愛い子ちゃんからのコンタクトがない。
場所を替え様かとも思ったが、暗い磯をウロウロすることは前回の二の舞いになりかねない。これも調査の一環だ。
自分自身に云い聞かせて粘ったが、22:00頃、3個目のエギを奉納したのに伴って、気持ちもプツンと切れてStopFishingとした。
細長く沖に張り出した磯から引き上げる際、周囲の磯の様子を見ると、PIPにもHTL-STにもアングラーは残っておらず、どうやら小生が最後のエギンガーの様子。
この日は、海水温低下が原因だったのか、全体的にイカの寄りはなかったと見える。
それにしても、広大なJGSMなのに、エギングで入れる場所が意外に少ないのが判って、少々ガッカリした。足腰が丈夫でバランス感覚が良ければ、色々と探してみる所だが、後期高齢者になったこの身では、一寸きつい。入り易さを考えて入ったNSZKにしても、メジナやクロダイを狙うなら良いポイントかも知れないが、エギングには不向きな印象で、それが故に空いていたのだろうと思う。
所で、前回と今回のキャスティングだが、実は、左手は殆ど使うことはなかった。
と云うのは、前回、ロッドが8ft半もあって長く、ルアーも20gと重たいエギのため、左手でのキャスティングではどうしてもスッポ抜けてしまって、思い通りには行かなかった。そこで、試しに右手を使ってみたが、帰宅後も痛みがでなかった。今回も同じ様に右手でキャストをしたのだが、釣りをしている最中は、肘に痛みがあったものゝ、こうしてブログを書いていても、殆ど痛みがないので、治ったと云っても良いだろう。
とは云え、折角、左手も使える様になったのだから、これからも二刀流で行こうと思う。
2021/03/04
2021年 Eging 釣行記
日 時:03月04日(木) 18:20~20:40
潮回り:中潮(↑)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:アオリイカ x 1(730g)
同行者:単独
先月25日のSOFKZK遠征で、緑のアイシャドウをした可愛い子ちゃんを3杯も掛ける場面を目撃して以来、次は小生もと心密かに決めていた。しかし、SOFKZKもかつてはホームにしていたMNDRにしても、地磯での釣りは帰りには急坂を上らなければならず、後期高齢者の身では、些か以上に辛い。しかし、JGSMは皆無であるといって良い程入ったことはなかったが、平磯なので小生でも楽しめるのではないかと思い至った。
と云う訳で、次回エギングに行くならJGSMと決めて、天気予報をチェックしていると、木曜日の4日の夜は、東風が3~4mとの予想が出ている。基本的にJGSMでは、南風が吹くと波が立つので避けるべきだが、東風なら入るポイントはある筈と書籍情報から3か所に絞って行くことにした。
15:20頃、自宅を出発。現地の駐車場に到着したのは16:40頃。
支度をしようと車から出てみると、予報と違って風が殆ど吹いていない。意外に思いつゝ、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口にまで来たが、やはり殆ど風を感じない。予報よりも強い風は願い下げだが、弱い分には文句はない。
これで風の問題は解決。次は何処に入るかだが、磯の入り口から第一候補のNGTR-WNを遠望すると、残念ながらアングラーの姿がチラチラと動いているのが見える。と云う訳で、第二候補のSSPNに入ることにして、エッチラオッチラ歩を進め、17:00頃、SSPNを見下ろせる場所に到達。所が、ここにも先行者の姿がある。どちらのアングラーもメジナ狙いの様子なので、少し待ってみても良かったが、駐車場から遠いので人が余り入ることはないと案内されている第三候補のHGS-IRに移動することにした。移動の途中、メジナ師の一人に最近の様子を訊ねたりしていたので、HGS-IRに到着したのは17:35頃。所が、ここにも先行者の姿があって、がっくり。
足元の悪い磯をエッチラオッチラ歩いて来たためにビッショリ汗をかいていたこともあって、取り敢えずここに腰を落ち着かせて、先行者が引き揚げるのを待つことにした。しかし、只待つだけでは面白くない。メバル用のシンペンを結んでキャスティングを開始し2投、3投した所で、ふと先行者の様子を見ると、見覚えのある飛ばしウキを使ったシステムを組んでいるではないか。
アレーッ!! 奴はメバリング・・・・?
であれば、直ぐに引き上げることは考えられない。
ウーン、どうしよう?
仕方がないので、兎に角、一旦磯の入り口にまで戻ることにした。
日没時刻を回っているので、NGTR-WNの先行者が引き揚げているかも知れず、居なければ、そこに入ろう。
幸いNGTR-WNの最も海寄りには赤い電気ウキの灯りが見えるが、その手前のアングラーは引き揚げた模様。
そこで、洗濯板状になった激しい起伏を上り下りし、切れ込んだスリットを迂回して、何とかポイントに辿り着くことが出来た。
そして、18:20頃、Sephia S806ML-Sに3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのだが、結局、駐車場に到着してから1時間40分もの間、磯場を徘徊していたことになる。
その一投目のこと。
水深が判らないので、取り敢えず、30カウントまでエギを沈めて、以降はそのレンジを中心に可愛い子ちゃんを探そうと思い、30カウントした所で1回目のシャクリをいれると、海藻の塊かレジ袋を掛けた様な重さが伝わって来た。
あ痛!! ゴミを掛けてしまった。
苦労してやっとポイントに入れたのに、のっけからゴミを掛けてしまうとはと半泣きになりながら寄せて来ていると、突然グィーングィーンと重たい引きが伝わって来た。
アレッ、イカだ!!
慌てて追い合わせを入れて、何とか抜き上げたのが730g(自宅計量)のこの可愛い子ちゃん。
釣れちゃった感満載で釣った感のない結果だったが、一投目から本命を獲れたのは幸先が良いと云える。だが、後が続かないことは良くあることで、特に、アオリイカの場合はその傾向が強い印象を持っているのだが、果たして、この夜もその後のコンタクトがない。
そうこうする内、最も海寄りに入っていたアングラーが引き揚げて行ったので、後々のことを考えて、夜の磯を余りウロウロするのは良くないと思いつゝも、移動することにした。
19:40頃、ようやく、この日の本命ポイントに立つことが出来た。
が、この頃には身体は度重なる磯場での移動で疲れ切っており、前回のSOFKZK以来の腰痛がズシーンと重く響いて来る様になって来ていた。それでも我慢をして2杯目の可愛い子ちゃんを狙ったが、しかし、音沙汰はない。
最近は、余りイカを釣っている人を見掛けないと云っていたメジナ師の言葉が浮かんで来る。
すると益々釣れそうな雰囲気がない様な・・・・・・。
満潮時刻の20:57が間近になって来た頃、心なしかウネリが大きくなったと見えて、波が足元近くまで這い上がって来る様になって来た。通いなれた磯であれば、様子で引き揚げるべきかどうか判断出来るが、初めての場所ではどの程度までなら問題ないのか、良く判らない。足元で大きく上下運動を繰り返している波の動きを見ていると、誰もいない磯に一人立っていることもあって、何となく不気味さえ感じる様になる。
こうなると落ち着いて釣りに集中出来なくなり、腰の痛みも強くなって来て立っているのも辛くなって来たので、20:40頃、引き上げることにした。
しかし、帰りがまた大変。
来た時のルートが判る筈もなく、正に行きは良い良い、帰りは怖い。スポット・ライト状のヘッドランプの灯りだけでは、全体が見えず見通しが効かないので、無駄に遠回りをすることになったり、起伏の激しい波板状の磯を上り下りし、時には攀じ登りしている内に汗がビッショリ。
何とか駐車場に辿り着いた頃には、ヘトヘトに疲れ果てており、脚を使い過ぎたので、途中で足がつるかも知れないと思っていると、その心配通りブーツを脱ぐ時にイテテ。
JGSMはSOFKZKやMNDRよりも楽だろうと思ったことは、完全に誤りであることを痛感させられた一日だった。とは云え、昼間の明るい内に何度も通って地形などを頭に入れ、ポイントを選べば、これ程まで辛い思いをすることはないだろう。
もう少し、通ってみようかと思う。
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