2025年釣行記(51) – AJ

2025年 Ajing 釣行記

日 時:08月12日(火) 18:10~21:10
潮回り:中潮
(↑↓) 180→195→165cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:豆アジ x 2、鉛筆カマス x 1
同行者:単独

この日は潮位が高く南寄りの風向きなので、前回に続いて今回もMHR-KGN刀狩りをしたかった。しかし、今週末の15日には両親の墓参りをし、その帰りにMHR-KGNに寄って刀狩りをすることにしている。
世間的にはお盆のこの時期に殺生をすることは避けるべきだろうが、この墓の住人の一人は、小生に釣りの手解きをしてくれた親父なので、まぁ、許してくれるだろうと誠に都合よく考え、この様な予定にしているのだが、そうなると、前回、今回そして15日と3回連続して刀狩りをすることになる。
自然相手のことなので釣れるか釣れないかはやってみなければ判らないが、釣れることを前提にすると、釣ったタチウオをどうするかが問題。
家にはまだ在庫はある。
人様に差し上げるには細過ぎる。
リリースするにしても、余り生命力があるとは云えないので、針の掛かり具合が悪ければリリースする意味がない。
と云う訳で、今回は刀狩りは諦めてKMI’sアジングをすることにした。

17:10頃、自宅を出発。
すると、程なくしてウィンドウに水滴が・・・。
予報では傘マークは付いていないものゝこの時間帯の降水確率は40%となっていたので、雨が降っても可怪しくはない。しかし、この時間帯以外は30%以下になっており直ぐに降り止む俄か雨だろうと思い、給油のためにガソリン・スタンドに立ち寄った。
そして給油が終わってKMI’sに向かって走り出した所、雨は止まず間欠ではあるがワイパーを使う程の強さになって来た。ウィンドウに落ちて来る雨粒を見ながら、ここで引き返すべきか考えたが、兎に角、現場に行って様子を見て決めることにして車を走らせた。

現場には、17:45頃に到着。
相変わらず雨は降っていたので、暫く車の中で様子を伺っていた。すると、心做しか車の屋根に落ちる雨粒の音が、少しずつ間遠くなっている様な・・・・。

釣り場の岸壁に出てみると、入り口付近にタコ狙いの若者が一人入っているだけだったので、お気に入りの最奥に釣り座を構えることにして、クーラーやバッカンを事務机の上に置いて準備に取り掛かった。

小生を出迎えてくれた黒猫にオヤツを上げながら準備を整えて、18:10頃、SaltyStage改のロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0GのJHの組み合わせでキャスティングを開始。

最近の仲間から寄せられる情報では、状況は余り芳しくはないとのことだが、昨日の雨の影響で良くなっているかも知れないと藁にもすがる思いで反応を待ったが、何も返って来ない。

釣りを始めて1時間経ち19:00を回ったが、何も変化はなく、早くもボーズの文字が浮かんでは消え、消えては浮かんで来る状況になって来た。
回遊して来る時間になっていないのかも・・・。
キャスティングを続けたが、音沙汰はない。

雨粒は相変わらず落ちては来ているが、本降りになる様子はない。しかし降り止む気配もなく、何とも中途半端なまゝ。

20:00を過ぎれば雨は止む筈だから、それまでの辛抱だと自分自身に云い聞かせてキャスティングを繰り返していると、19:59にこの日初めての反応が返って来た。
はっきりとしたものではなくモゾモゾとした違和感だったが、腕が勝手に動いた結果手にした獲物はまだ幼い顔付きをした豆アジ。サイズには到底満足出来るものではなかったが、兎にも角にもこれでボーズは回避出来たと一安心して、後続を期待した。

しかし、後続の2匹目が来たのは20:19のことで、サイズはこれも
豆でも良い。遊んでくれれば・・・と気持ちを入れ直してキャスティングを繰り返したが、鉛筆よりも若干太いカマスが来てくれただけで、肝心のアジは全く興味を示してくれない。

それでもキャスティングを続けていたが、降り止まない雨にも嫌気が差して、結局、21:10頃、いつもより1時間程早くStopFishingとして、釣り場を後にした。

2025年釣行記(50) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月07日(木) 19:20~22:20
潮回り:大潮
(↓) 150→117cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 10
同行者:単独

前回は、肝心要のドジョウを自宅に忘れて来たと思い込み、たまたまバッカンに入っていたDAIWAリアル・ドジョウを使ってお茶を濁さざるを得ず、何とも締まりのないドタバタ劇を演じてしまった。
今回は、同じ轍を踏むことのない様に念入りに持ち物を確認して、MHR-KGNに赴いた。

現地到着は、18:36頃。
岸壁には、前回と同じ様にアングラーの姿は、釣り終わって自転車に乗り込もうとしている地元の年配者以外全く見えない。その御仁に結果を尋ねると、アジが1匹しか釣れず、暑さと貧果続きで誰も出て来ない・・・とのこと。

今回も釣り座を構えるポイントは選り取り見取りだが、26番スポット付近に決めて準備を始めた。

今回使用するロッドは、飛距離を重視してスピニング・ロッドのSephia S809M/Fを選択し、仕掛けは、太めの1.0号のPEラインスパーク・テンヤの11gを組み合わせたものにし、刀狩りでは付き物のケミホタルは2個使うことにした。
と云うのも、海は大潮の下げ3~4分だが、潮位が高いためテトラ帯の殆どが海中に没していて見えず根掛かりが怖い。そのために、仕掛けが何処にあるのかはっきりと把握しておく必要があるので、いつもは1個しか使わない50サイズのケミホタルを今回は2個使用することにして視認性を上げることにした。

19:10頃、キャスティングを開始。
日没後約30分経過している時間帯なので、周囲が薄っすらと暗くなって来ており、雰囲気は申し分がない。風は斜め左後方から少々強めに吹いて来ているが、刀狩りには殆んど問題はなく、寧ろ、暑さ凌ぎになって有り難い。

前回は入釣した途端に反応があったが、この日は何も反応はなく、気長に回遊して来るのを待つしかない。それでもいつ何時反応があるかも知れず、油断なくキャスティングを続けた。しかし、音沙汰はない。

キャスティングを開始して30分程経った頃、隣りの24番スポット付近が気になったので、移動してみた。そしてキャスト後いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返していると、それまでとは違った違和感が伝わって来た。
オッ、ここに居る!!
仕掛けを回収してドジョウを見ると、背中がスパッと切れておりタチウオの仕業であることを確信。
良し、次こそは・・・と集中して反応を待った。すると予想通り反応が返って来る。しかし、合わせが決まらない。それでもキャストの度に反応がある。
こうなると遊ばれてる様な気になって何とか掛けてやろうと熱くなるのはアングラーの性で、何度か空振りを繰り返した後、何とかこの日の口開けの1本をゲット。時刻は19:45のことで、サイズはギリギリ指3本と若干物足りなさはあったが、狙って獲った今シーズン幕開けを飾る1本で嬉しさも一入と云った所。

気を良くして後続を狙ったが、反応がなくなっていたので、元の26番スポット付近に戻ってキャスティングを続け、20:022本目をゲット。サイズはやはり指3本シーズンに入ったばかりなので、こんなものだろうと思いつゝキャスティングを繰り返していた。
すると、やがてキャストする度にズン、ゴツッetcと反応が返って来る様になって来た。所が、オッ!、ウッ!と声は出るがどうしても合わせ切れず切歯扼腕
結局、この時間帯には20:1020:1220:15と連続してゲット出来たが、実際にはそれよりも遥かに多い反応があった。どうやら付近にはタチウオが集結していたと見えタチウオドジョウを喰う反応ばかりでなく、テンヤタチウオの身体に触れる感触も加わっていたのだろう。

やがて、タチウオの群れは何処かに去って行き饗宴が終わって状況は落ち着いたが、こうなると何も反応が返って来ないのは物足りない。
それでも、キャスティングを続けていると、時折、反応は返って来る。群れは去ったが、単独行動のハグレたタチウオがウロウロしている印象。そこで、26番スポット付近を中心にして24番、28番スポット付近を行ったり来たりしながら、忘れた頃にポツポツと返って来る反応を拾うことにして、21:499本目タチウオをゲット。

時間的にも間もなく22:00になる頃であり、テンヤにセットしたドジョウもボロボロになっているので、StopFishingとしようとも考えたが、ツ抜け目前なので、もう1本追加して何とかツ抜けを達成したい。
そこで、前回使ったリアル・ドジョウをセットしているテンヤを取り出して、延長戦を試みた。その結果、22:15、追加に成功して見事にツ抜けとなり、意気揚々と引き揚げて来た。

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19:45 1本目
20:02 2
20:10 3 ノータッチ・リリース
20:12 4
20:15 5 ノータッチ・リリース
21:05 6
21:26 7 ノータッチ・リリース
21:46 8 ノータッチ・リリース
21:49 9
22:15 10 ノータッチ・リリース

 

2025年釣行記(49) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月05日(火) 19:20~22:10
潮回り:中潮
(↓↑) 150→139→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

昨日の月曜日は南風だが9~10m/sの強風のため釣行を見送り、6m/sと若干弱くなった火曜日のこの日に釣行することにした。
しかし、何を狙うか・・・・?
KMI’sアジは調子が落ちて来ており、HGS-OGSMマゴチを狙うには風向きが悪い上に強過ぎる。しかし、MHR-KGNであれば南寄りの風は背後から受けることになるため、多少強くても何も問題はない。
と云う訳で、MHR-KGNタチウオ調査をすることにした。

現地到着は18:30頃。
いつもの場所に車を止めてドアを開いて一歩外に出た途端、モワーとした暑さが纏わり付いて来て一気に汗が吹き出して来る。
そんな暑さをものともせずに、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出てみると、アングラーの姿が見えない。連日の40℃超えの猛暑・酷暑を避けて自宅に引っ込んでいるのかも知れないが、どんな時でも一人二人のアングラーは居るのに全く見えず、何となく不安な気持ちになって来る。

キャリヤーをゴロゴロと引っ張って誰も居ない岸壁を進んでMHR-KGN刀狩りをする際には好んで入っている24番スポット付近に到達し、釣り座を構えて準備に入った。

所が、ここで大失敗が発覚!!
何と、肝心のドジョウがクーラーの中に見当たらない。
小生の刀狩りドジョウ・テンヤの引き釣りスタイルなので、これでは釣りにならない。我が眼を疑いつゝ再度クーラーの中を見たが、やはり見当たらず、思い返しても自宅でドジョウをクーラーに入れた場面が思い出せない。
やっちゃった!!
この期に及んで釣りを諦めて引き返すのも詰まらないが、ドジョウがなければ仕方がない。と云って、引き返すにしてもこの時間帯であれば、途中で渋滞に巻き込まれることは避けられない。
何か手はないかと思いつゝバッカンをひっくり返してみた。すると、DAIWAリアル・ドジョウがセットされた快適波止テンヤSSSと片目の取れた11gのスパーク・テンヤが出て来た。リアル・ドジョウ刀狩り引き釣りで始めた頃にかったワームだが、実績どころか出番も全くなく、バッカンの肥やしになっていたものだが、これで時間潰しが出来ると考えて、準備を再開した。

先ず、快適波止テンヤSSにセットされているリアル・ドジョウスパーク・テンヤの11gにセットし直して、BlueCurrentⅢ 82/Bのロッドを手に19:20頃、時間潰しのキャスティングを開始した。

すると、その1投目でいきなりコンコンと反応が返って来た。
ベイト・ロッドを使う場合の最初の2~3投はブレーキ調整が目的で、しかも今回はドジョウならぬドジョウもどきのワームを使った時間潰しが目的だったので、完全に予想外の事態。そのために、全く手が出せず見送ってしまったが、いきなりの反応に大失態をやらかしたことも忘れて、キャスティングを繰り返したが、それっきり。

その後は誰も居ない22番スポット付近や26番スポット付近を行ったり来たりしてタチウオからの反応を待ったが、時々コツと反応があるだけで喰い込むまでは行かない。本物のドジョウだったらどうだろう?とどうしても思考方向はそちらに行ってしまうが、ない物はどうしようもない。

アクションを付けずにタダ巻きにしたり、フォールを長めしたり、リフト&フォールのピッチを替えたりと、色々と試してみたが反応が返って来ない。ドジョウを忘れて来ていなければ、テンヤの重さを替えたりもしただろうが、それも出来ない。
そこで、今度は狙う層を深めにして見た。余りテンヤを深く沈めると岸壁から10m程の所に配置されているテトラ帯の餌食になってしまうが、背に腹は代えられない。根掛かりしない様に注意をしながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、ジワーとした重さが伝わって来た。タチウオであれば強く締め込む独特な引きがある筈だが、それはない。ロッドを煽ればジワーと上がって来るが、ロッドを下げればまたジワーと戻って行く。まるで高切れをした誰かのラインが掛かっている様で、仕掛けが足許にまで戻って来るまで、そう思っていた。
所が、足許に戻って来た仕掛けを覗き込むと、白く輝く細長い魚体が目に入って来た。
アッ、タチウオだ!!
抜き上げた獲物は指2.5本程度のベルト・サイズだったので、写真も撮らずにノータッチで海にお帰り願った。時刻は20:33のことで、渋滞も収まった頃なので引き上げても良い時間だったが、これに気を良くしてもう少しやってみよう!

しかし、後続はなく21:00になった所で片付けに入った。
そして、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで歩き出した時、ここまでやったんだから、もう少しやってみれば・・・と悪魔の声が聞こえて来た。
この種の誘惑には全く抵抗力のない小生は直ぐその気になり、26番スポット付近に立ち位置を替え、ロッドもスピニングのSephia S809M/Fにして、改めて刀狩りを始めた。

しかし、26番スポット付近や24番スポット付近では全く反応が得られず、22番スポット付近で針掛かりさせられずに終わった反応が1回あっただけで、延長線は敗退し、22:10頃、StopFishingとした。

所で、家に置き忘れたドジョウだが・・・・。
自宅に帰り着いて冷蔵庫の冷凍室をみると置き忘れた筈のドジョウがない。
エッ、嘘だろう!
ドジョウは何処に行った?
と思いつゝクーラーに入れておいた保冷剤を冷凍室に戻していると、何と保冷剤の下からドジョウの入ったジップ・ロックの袋が出て来た。
どうやらドジョウはちゃんとクーラーに入れて現場に持ち込んでいたにも拘わらず、保冷剤の下になっていたため見付けられず、クーラーに入れた場面の記憶がすっかりなかったので、てっきり忘れたとばかり思っていた。
クーラーに入れた記憶さえあれば、現場ではもう少し念入りに探して見付け出していただろうが、記憶がなかったのでてっきり入れ忘れたと思い込んでいた。
古い記憶は残っているが、新しい記憶がないと云うのが認知症の症状だとのこと。とすると後期高齢者の小生にも認知症の気が出て来たのかも・・・。

 

2025年釣行記(48) – MG

2025年 SaltLure 釣行記

日 時:07月31日(月) 17:30~20:30
潮回り:小潮
(↑) 120→170cm
場 所:HGS-OGSM
海水温 : n.a.
釣 果:マゴチ x 0
同行者:単独

昨日(07/30)に発生したマグニチュード8.7のカムチャツカ半島付近の大地震のため出されていた津波警報注意報に格下げとなった。とは云えやはり君子危うきに近寄らず。やはり海辺に近付くのは避けるべきなので、今週後半の釣りは諦めていた。
所が、翌日の今日(07/31)の午前中になって注意報も解除されたので、釣行することにした。しかし、予報では5m/sの北東or北北東の風が吹くらしい。となると、KMI’sMHR-KGNでは強い向かい風になって厳しそうだが、HGS-OGSMでは斜め後ろから受けられるので、何とかなるだろう。
と云う訳で、HGS-OGSMマゴチを狙うことにした。

17:00頃、現地に到着。
早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、津波警報注意報が出ていた影響かも知れないが、意外にもアングラーの数が少ない。
今回は、アングラーの間隔が一際広く空いている中央付近に釣り座を構えることにして、準備に入った。

今回使用するロッドは、小生が海釣りを始めるに当たって購入したエギング用のZENAQASSAUT Shore S96だが、重たいので最近は全く出番がなくなっていた。しかし、今回は飛距離が欲しかったので、敢えて引っ張り出して来たもの。

17:30頃、スリーパーマッチョDX 18gのJHを組み合わせてキャスティングを開始。
しかし、ロッド自体に重さがあり、長さも普段使いのロッドよりも40cm程長いので、リリースのタイミングが掴めず上手くキャスト出来ない。こんなロッドをよく振っていたものだと思ったが、この日持ち込んだロッドはこの1本だけなので、使い続けるしかない。
幸い、陽はまだ高くて夕マヅメまでは間があるので、ロッドに慣れることを優先して、力を入れず軽くキャストすることにした。しかし、斜め右前方から夏の太陽がジリジリと照り付けているため、キャストした仕掛けの軌跡を追い掛けるため見上げると、陽の光がギラギラと眼に差し込んで来て何も見えず、タイミングが掴み難い。早く、日が沈んでくれと思いつゝ練習を繰り返した。
何投かした所で、マゴチ狙いに切り替えたが、思った程飛距離が出ていない。この時使用していたラインはPEの0.8号なのだが、少しでも細い方が良いだろうと考えて、PEの0.6号を巻いている予備のスプールを取り出してラインを交換。

結局、本格的にマゴチ狙いを始めたのは、18:00頃。
太陽の高度が少し下がって日差しも若干弱くなって来たが、それでもマダマダ鉄板の上で焼かれている様に暑い。幸い、風は左後方から右前方に向けて強く吹いているので、まだ凌げるが、これもアングラーが少ない理由かも知れない。
もう少し我慢をすれば、少しは楽になると自分に云い聞かせながらキャスティングを繰り返した。

しかし、時間的にまだ早いのか、マゴチからの反応は全くない。

日没時刻の18:46に近付くに連れ徐々にアングラーが姿を現して来た。やはり、暑さを避けている様だが、それでも釣り場は空いている方だろう。

イヨイヨ、陽が沈みゴールデン・タイムに入って来て期待に胸を膨らませたが、やはりマゴチからの音沙汰はない。

陽がすっかり沈んでしまうと、背後からの風に暑さは飛んでしまって心地良い。しかし、肝心要のマゴチはすっかり黙りを決め込んでいる。本命のマゴチどころかカサゴなどの根魚の反応も1度もない。

20:00を過ぎ、陽が暮れてからやって来たアングラーもいつの間にか居なくなっており、小生の左側は50m程も空いている。そこで、2~3m立ち位置を替えながらマゴチの居場所を探したが、空振り。

20:20頃、この日始めての根掛かり
情報では岸壁に近い所は根があるので根掛かりに注意とあったので用心はしていた。確かに、岸壁に近くなるとゴツゴツした感触が伝わっては来るが、ロッドを軽く煽ると簡単に外れるので、砂や泥の底から頭を出している岩だろうと思っていた。
とは云え、海底をズルズルと引いてくれば根掛かりすることは、税金の様なもの。何とか外そうとロッドを煽ったりもしたが、ガッチリと掛かっており、結局、外すのは失敗してラインを高切れさせてしまった。

ライン・システムを組み直すのも面倒なので、PEの0.8号を巻いてあるスプールに交換してマゴチ調査を継続した。
所が、20:30頃、又もや根掛かり。これも外すのに失敗して2度めのラインの高切れ。

と同時に気持ちも切れてしまって、StopFishingとして尻尾を巻いて退散して来た。

2025年釣行記(47) – MG&AJ

2025年 Ajing SaltLure 釣行記

日 時:07月28日(月) 18:00~22:30
潮回り:中潮
(↑↓) 165→191→120cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:マゴチ x 0、アジ x 11
同行者:単独、(AKT弟、IKOK両氏)

17:35頃、現地に到着。
岸壁には入り口付近と最奥付近に先行者が居るだけで空いてはいるが、入りたいポイントは両方とも塞がっており、ガックリ。
どうしようか?
と思ったが、最奥のアングラーは一見した所どうやらタコ狙いらしい。
タコだけならそんなに遅くまで釣りをすることはないだろうと様子を確かめるために奥に向かって歩き出した所、そのアングラーが小生に向かって手を振っている。その御仁の顔はよく見えず少々小太り気味のその姿にも見覚えはない。誰だろうと思いつゝ近付いてみると、一昨年の11月以来久し振りに顔を見るAKT弟さんで、ビックリすると同時に隣りに入れて貰えると一安心。
AKT弟さんは20:00頃には切り上げなければならず、タコが終わったらWNDに移動してアジングをするとのことだったので、今回も最奥に釣り座を構えることが出来た。

18:00頃、マゴチ調査を開始。
今回もロッドはSephia S809M/Fを使い、仕掛けは全て動画の受け売りで三叉ヘビーキャロ、使用するワームはケイテックのクローワーム クレイジーフラッパ、錘は14gを組み合わせた。

予報では南風が3~4m/sの強さで吹くとあったが、現地では殆んど吹いて居らず、堪らなく蒸し暑い。こんな状況なのに、何も好き好んで釣れるか釣れないか分からない獲物を追い掛けなくても・・・と一方では思うが、何としてでもマゴチを釣りたい。
しかし、そんな思いはマゴチに届かず、何も反応を返して来ない。
やっぱり、今日も駄目かと半ば諦めつゝキャスティングを繰り返していると、コツコツと反応が返って来た。ブルブルと感じる反応ではなかったので期待を込めてロッドを煽って合わせを入れた所、確かに生命体が掛かった手応えがある。しかし、ゴンゴンとロッドを締め込む力強さはない。動画では、マゴチは針掛かりすると頭を振って針を外そうとする独特な動きをするらしく、小生もこの動きを感じたくてマゴチ調査を続けているのだが・・。
正体は何か・・・?と思いつゝ抜き上げた獲物は少々大きめのカサゴで、これにはガックリ。

それから間もなくして、このカサゴをプレゼントした入り口の若者は引き揚げ、小生の眼の前でタコを釣ったAKT弟さんは、18:30頃、WNDに転進して行き独り残った小生はキャスティングを続けたが、マゴチからは梨の礫

結局、19:30頃までマゴチ調査を続けたが、今回も空振り。仕方がないのでSaltyStage改にロッドを持ち替えてアジングを始めたが、もう一つ気が入らない。

この日始めて手にした獲物は19:43に掛けた19cmの本命のアジ
最近、コツやコンと云った明確な反応が返って来ることは少ない印象で、このアジもラインを揺らすだけの反応だった。これはこれで面白いし、何よりもアジが遊んでくれるだけでも良しとしなければならないだろう。しかし、贅沢を云わせて貰えるとすれば、微かに感じるコンやコツン、カサッと云った反応であれば更に楽しさは倍増する・・・。無い物強請りの類でアングラーの身勝手な思いだが。

そして、19:502匹目を掛け、ほゞほゞ順調に反応があって20:08には5匹目をゲット。その頃から、アジやタチウオを狙っている際は、例え1時間2時間、場合によっては3時間、4時間も反応が返って来ることはなくても、じっとチャンスを待ってキャスティングを繰り返すことが出来るし、待つことは当たり前のことと思っている。にも拘らず、マゴチの場合は、何故直ぐに諦めてしまうのだろう。もう少し粘っていれば、ひょっとするとチャンスが来るかも知れないのに・・・などと考え始めていた。

丁度、そんな時、IKOKさんが登場して並んでアジングをすることになった。
そして、20:166匹目をゲットしたのを機に、マゴチ調査を再開することにした。しかし、やはり反応がない。堪え性がなくて汗顔の至りだが、我慢し切れずに30分程で切り上げてしまった。とは云え、頭の半分程はマゴチが渦巻いている。そこで、このまゝ続けても虻蜂取らずになってしまう。アジがつ抜けしたら、きっぱりとアジを止めてマゴチに専念しようと固く心に決めてアジングに戻った。

アジングに復帰して間もなく20:447匹目を獲り、20:57つ抜けを達成した所で、改めてマゴチ探しのキャスティングを始めた。しかし、ウンともスンとも云って来ない。

1時間程、じっくりとマゴチを探したが結果は出ず仕舞い。
そして、22:00を回った頃、引き揚げる積もりになりながら、片付けをせずに置いていたSlatyStage改を手に名残のキャストをすると、アジからは反応があって11匹目22:15にゲット。このアジでこの日の釣りに見切りを付けて、もう少しやって行くと云うIKOKさんを置いて、StopFishingとした。

この日は、これまで以上に気を入れてマゴチ調査をした積りだったが、これまで通りマゴチからの応えが返って来ることはなかった。
確かに小生はマゴチ初心者だが、釣り歴はそれなりにあるので何か違和感でもあれば、それを見逃すことはない筈。それもないと云うことは、マゴチが居ない。あるいは居ても数が少ないのだろうか?
この日一緒になったIKOKさんは、何年か前にこのKMI’sマゴチを狙って獲ったことがあるとのことで、3匹も並んで写っているその時の写真も見せて貰った。何年前のことか定かではないので、何とも云えないが、状況が変わってマゴチの数が減ったのかも知れない。
ソロソロ、答えの出ないマゴチを諦めてタチウオに狙いを換えた方が良いのではないか? そんな考えが浮かんで来て仕舞う。

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19:43 1匹目 19cm
19:50 2 19
19:53 3 17
19:58 4 17
20:08 5 16
20:16 6 18
20:44 7 16
20:51 8 20
20:55 9 18
20:57 10 18
22:15 11 18

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