2023年釣行記(56) – AJ
2023/09/25
日 時:09月25日(月) 16:40~21:40
潮回り:若潮(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 10(ジグ・サビキ分3匹を含む)
同行者:単独
予報では、北東ないし北北東の風が3mとのこと。となるとKMI’sでは斜め左前方からの風になるので、少々やり難い。しかし、改造が終わったSlatyStage Prototypeの試し釣りのために、出掛けることにした。
実は、このSlatyStage Prototypeの改造についての経緯は、7月14日の2023年釣行記(40)-AJに記載した通りだが、購入して1度しか使っていないロッドを改造するのには、やはり躊躇する気持ちがあって、中々手を付けられず、約2ヶ月間たゞ眺めているだけだった。しかし、前回(19日)のKMI’sアジングからの帰宅後、フト、改造に着手する気持ちになり、翌日から作業に取り掛かった。そして、金曜日(22日)に改造の終わったSlatyStage改を携えてKMI’sに行く積りにしていたが、生憎、その日は雨だったため自宅に居るしかなく、その目論見は果たせなかった。
と云う訳で、少々、風の条件は良くないが、敢えて釣行することにした次第。
現地には16:15頃、到着。
早速、岸壁に出てみると、アングラーは最奥に一人しか見えない。しかし、Dバッグを背中にしたその御仁は、ロッドを出さずに海を眺めているだけ。
あれっ、釣りじゃないのかな・・・?と思いつゝ声を掛けると、タチウオ調査に来たのだけど、どうですかねぇ?とのこと。
暫く、港湾関係者と云うこの御仁と釣り談義をしながら、釣りの準備に入った。
今回持ち込んだロッドは、本命のSlatyStage改と、SephiaSS S76ML-Sの2本。SephiaSSは、新仔アオリイカを狙う場合があり得ることを考えて持ち込んだエギング・ロッドだが、明るい時間帯はジグ・サビキをする予定。
16:40頃、SephiaSSを手に自作のサビキ(2本針)、12gのメタル・ジグを組み合わせて、キャスティングを開始。風はかなり強めに正面から吹いて来ており、ロッドが若干短くなったこともあって、もう一つ飛距離が出ない。
奥から入口に向かって蟹の横這い釣法でアジの居場所を探したが、一向に反応が返って来ない。やはり、距離を出さなければ駄目かなぁと思いつゝ移動を繰り返し、結局、終点の入り口に到達。
ここで駄目なら、エギングに切り替えるか・・と思っていると、この日最初の反応がプルプルと伝わって来て、この日、最初の獲物をゲット。
時刻は、日没前のまだ明るい17:20頃で、サイズも18cm程のお土産サイズ。
この状態が続けば良いのになぁと後続を狙ったが、サビキの投入ポイントが少しでもズレてしまうと、反応がないので、かなりシビアな状況と云えるが、ポイントが外れなければ反応はソコソコ返って来る。そこで、そのポイントを重点的に狙うのだが、合わせのタイミングがズレて空振りだったり、針掛かりさせた場合でも、回収してくる途中で外れることが多くて、結構ストレスが掛かって来る。結局、アジのアタリを楽しむことはソコソコ出来たが、手にした獲物は3匹だけ。
日没時刻の17:35を過ぎ、徐々に周囲の光量が減って来た所で、ロッドをSlatyStage改に持ち替えてジグ単に変更。
風は、相変わらず正面から吹いて来ているが、1gのJHでも問題なくキャストすることが出来る。風が弱くなった時を見計らって、軽くして0.8gのJHにしてみたが、これも問題なし。恐らく、SoareGame改よりも柔らかいことが良い方向に働いているのだろう。その点では、SlatyStage Prototypeを改造した甲斐はあったと云っても良いと云え、残るは、感度とアジを掛けた際の面白さの2点だが、これは実際に釣ってみないと判らない。
SlatyStage改で記念すべき最初の1匹を掛けたのは、18:00頃。この時は、ラインの動きの違和感を取ったので、ロッドの感度のチェックは出来なかったが、10cm超の豆アジでも結構ロッドが曲がっており、それなりに楽しめた。とは云え、たった1匹では、そう断じるにも無理があるので、続けて釣りたい所だが・・・・。
ジグ単で2匹目を獲ったのは、それから約30分後の18:30を回った頃。
この時はコツッと感じる反応で、20cm強の最近のKMI’sでは良型と云って良いサイズであり、ロッドは良く曲がってくれていた。
しかし、3匹目は約1時間後の19:25頃と云う様に、反応は忘れた頃に単発であるだけで、ロッド云々よりも専ら釣ることに神経を使っていた印象。
だが、タチウオ調査に来たと云う先行者とお喋りをしながらアジングをしていたそれからの約1時間は、この日のハイライトだったかも知れない。結果としては、豆アジが3匹しか獲れなかったものゝ、反応は結構頻繁にあった。針の番手を落として小さなものにすれば、恐らく数を伸ばせたかも知れないが、この時間帯だけは退屈することがなかった。
20:30頃、先行者が引き揚げて行き、岸壁は小生の貸切状態になったが、大量のゴミが流れて来て、とてもアジングをすることは出来なくなった。そこでSephiaSSを持ち出して、久し振りのエギングを試みたのだが、イカからの挨拶はない。
その後は、ゴミが足許に溜まっている間は、エギングで時間を潰し、ゴミがなくなってからアジングに戻るなどしていたが、この日は、ゴミが右や左に行ったり来たりで、完全に流れ去ることはなく、アジングにしろエギングにしろもう一つ落ち着かない。
それでも、獲物から何かしらの反応があれば、まだ我慢も出来るが、何も音沙汰がない時間が続くと、眼の前を行ったり来たりしているゴミが殊更に鬱陶しく感じて来る。
21:00を回った頃、アジからの反応もないので、ソロソロ引き揚げようかなどと考え始めた時、思い掛けずコツとコンタクトがあって、久し振りにアジの引きを楽しんだが、これは抜き上げに失敗して、ポチャン。
しかし、その直後の21:10頃、豆アジをゲット。
時間的には引き揚げるタイミングだが、折角、反応が返って来る状況になったので、もう少し頑張ってみることにした。
所が、間の悪いことに又々ゴミが流れて来た。折角のチャンスだからとゴミが流れ去るのを待つことにしたが、一向に流れて行く気配がない。
結局、21:40頃、諦めてStopFishingとした。
今回、改造が終わったばかりのSlatyStage改での初めての実釣だったが、兎に角、豆アジとは云えウロコ付けは無事完了。アジを掛けた際のロッドの曲がり具合も良く、0.8gのJHでも問題なくキャスト出来た。残るは感度だが、ロッドが柔らかいためか、手に感じるアタリの輪郭が少しボヤケている様な印象で、若干、鈍さを感じた。
もう少し、使い込んで見る積りだが、場合によってはお気に入りのSoareGame改をベイト用に改造し直すことも考えようと思う。