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2020年釣行記(40) – TK

2020年 Octopusing 釣行記

日 時:09月18日(金) 06:30~11:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:Y’s P
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

何だかんだで徐々に釣行することが減り、その内、チャンスがあっても釣り支度をすることさえ何となく面倒臭くなって来て・・・・・。
こんなことは、現役を退いて10年余りの間でなかったことだが、これを切っ掛けにして、あれ程好きだった釣りから足が遠退き、止めてしまうことになるのかも知れないと思い始めた頃、そんな小生の気持ちを見透かしたかの様にYGWさんから18日の午前中、魔女狩りに行かないかとのお誘い。
幸い、18日は他の用事は入っていないので、YGWさんの優しい気持ちを有難く受けさせて頂いた。

そして当日、現地の駐車場でYGWさんと落ち合い、釣り場のY’s Pに到着したのは6:00過ぎ。釣り場には、我々の他には若者アングラーが2人居るだけ。魔女狩りは、タコが潜んでいるポイントを探しながら歩き回る釣りであるだけに、混み合っている釣り場ではやり難いが、今回は総勢で4人だけなので、他のアングラーにそれ程気を遣う必要もなくて好都合。

小生がキャスティングを始めたのは6:30頃。
YGWさんは、小生がロッドを繋ぎリールをセットする等している内に、一足早くキャスティングを始めており、その頃には2番ポスト付近。

予報によると、風は南寄りで7~8mとかなり強く吹くとのこと。出来れば余り強く吹いて欲しくはないが、40gの錘を付けてキャストする魔女狩りでは、それ程気にする必要もない。
所が、釣り場の突堤に立ってみると、時折、身体がグラリと揺らされてしまう程の強さで吹き付けて来ており、足場の細いこのY’s Pの突堤では、油断をするとバランスを崩して落水する危険を感じる程。しかし、これ程強い風であっても、風を背に受けて北向きキャストする分にはそれ程問題にはならない。だが、背後の南側では強い風に吹き寄せられた海水がバシャバシャと波立っており、時折風に吹き上げられた波シブキが足許をザーッと洗って行くので、何とも落ち着かない。

久し振りにロッドを振ることが出来る嬉しさを胸に、背後からの波シブキを警戒しながらキャスティングを続けたが、音沙汰がない。その頃には3番から4番ポスト付近まで行っているYGWさんの様子を見ても、どうやらタコからのコンタクトがあった様子はない。
しかも、悪いことには、南の空には濃いグレーの雨雲が出て来て、雨粒まで落ちて来る始末。

強い風、波シブキ、雨、音沙汰がないことに少々嫌気が差して来たので、休憩をしようとベースにしている建物の陰に戻って、フト時計を見ると、まだ7:00を少し回った頃。6:30頃に釣りを開始したので1時間も経っていないのに、感覚的には少なくとも1時間半位は経っているものと思っていたので、これには唖然。
高齢者は1週間でもベッドにいると、体力がガクンと落ちるとのことらしいが、どうやら20日程殆ど動かない生活を続けていたので、小生も高齢者の端くれ、この例に漏れず、体力が落ちているのかも知れない。

8:00少し前、相変わらず強風が吹き付けてはいるが、潮位が下がり波シブキに濡れる心配もなくなって来た所で、ベースとは反対側にある突堤の西端に移動。このポイントでは昨年、何匹か掛けているので、夢よ再びとばかりに期待して移動して来たのだが、全く気配がない。
その内、あれ程吹いていた南風が徐々に弱くなって来て、かなり釣り易くなって来た。
よし、チャンス到来・・・・!
気を取り直してジックリと腰を落ち着けてタコの居場所を探したが、相変わらずコンタクトがないまゝ。
今に来るだろう!! 来る筈だ!!
自身に云い聞かせる様にしてキャスティングを続けている内、9:00を回った頃から、又々南寄りの風が強く吹き付けて来る様になって来て、結局、釣り易かった時間は1時間程で終了してしまい、再度、強風の中でのキャスティングを繰り返す事態に戻ってしまった。
こうなると気持ちが切れるのは、時間の問題で、10:00頃には西端を諦め、ベースに戻りつゝまぐれアタリを狙うことにしたが、何処にもタコの気配は感じられず空振り。

途中ですれ違ったYGWさんに様子を訊ねると、型は良くないが1匹掛けたとのこと。手練れのYGWさんにして、何とか型を見ただけの状況とあっては、小生が手ブラに終わったとしても何も不思議ではないが、それにしても何が原因なんだろうか?

暫くの間、YGWさんの近くでキャスティングをしたが、久し振りの釣りとあって、足腰や腕に疲れが溜まってしまって、身体全体に怠さを感じる様になってしまった。こんな疲れは、獲物のタコを1匹でも掛ければ、吹っ飛んでしまうものだが、気配も感じられない状況では、それも叶わず、10:30頃に、ベースに戻り着いて、クーラーに腰を掛けて暫し休憩。

クーラーから出した冷たいお茶で喉を潤し、朝の残りのパンを齧って一息ついた所で、突堤に中程でキャスティングしているYGWさんの様子を見ると、丁度タイミング良くタコを掛けて大きくロッドを曲げている所。
これまでであれば、小生も肖りたいと並んでロッドを振らせて貰う所だが、この日はその気にもならず、流石にYGWさんは凄いな~と只々指を咥えて見ているだけ。
そして、続けてロッドを曲げたYGWさんを見ては、幾ら疲れたと云ってもジッとしている訳には行かず、万に一つの可能性を期待して重たい身体を引き摺ってキャティングを再開したが、これは悪足掻き。

結局、11:30頃StopFishingとして、久し振りの釣りを終えて帰って来た。