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2020年釣行記(02) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:01月06日(月) 16:30~19:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3
同行者:単独

火曜日の夜から雨模様になる予報なので、釣りに出掛けられるのは月曜日の夜しかない。しかし、月曜日の夜は北風が3mと、MHR-KGNでのメバリングには少々辛い条件。北風に強いFRYヒイカを狙うことも考えたが、今シーズンのヒイカは低調なので、空振りに終わる可能性が高い。
MHR-KGNにするかFRYにするか迷ったが、メバリングで試したいことがあったので、敢えてMHR-KGNに行くことにした。

15:20頃、自宅を出発。現地到着は16:30頃。
直ぐに岸壁に出た所、風は微風で海も穏やかで条件は悪くない。しかし、駐車スペースには前回と同じ様に沢山の車が止まっていたにも拘らず、眼に入って来るアングラーの数は2~3人程度で、寧ろ寂しく感じる位。

今回持ち込んだロッドは、NSL-S702UL/BFの1本だけで、可能な限りプラグ縛り。ルアーは発売されたばかりのJacksonミジンコ2.5gを先発に選んで、16:30頃、への字カーブの先からキャスティングを開始。

実は試したかったのは、このアジング用のミジンコ2.5gで、主にフォールで使う様に考えられているとのこと。
MHR-KGNではFinluckMinnow30Sが滅法強くて、愛用しているのだが、残念ながら生産中止となって、今では入手が出来ない。そこで、その代わりになる極小プラグを探していたのだが、小生が目にした最も小さい物でも35mm程で30mm以下のシンキング・ミノーにはお目に掛れずにいた。
そんな時に目に入って来たのがミジンコ2.5gで、サイズはFinluckよりも小さな22mm。使い方はリトリーブではなくフォールとのことだが、Finluckもフォールで使っているので、問題はない。しかし、Finluckの重さは1.4gしかないので、ベイト・リールでは扱い難い。この点、ミジンコには1.8gと2.5gがラインナップされていて、フォール・スピードは同じとのこと。となると、ミジンコ2.5gは、サイズ、重さ、使い方とも小生の求めている要件を満たしている。

と云う訳で、amazonのサイトでポチッとしていた。
そのミジンコ2.5gが届いたので、早速使ってみたかったと云うのが、MHR-KGNに決めた最大の理由。

で、1投、2投、3投。
サイズの割に重量があるので、思った以上に飛ぶので、この点は合格。しかし、思っていた以上に沈みが早い。ルアーの早い動きに反応があるのなら、問題にしなくても良いかも知れないが、概してMHR-KGNではゆっくりとした動きにしか反応しないことが多い。となると水深の浅いMHR-KGNでは使い難い。事実、この日も一寸油断をするとゴツゴツとテトラや敷石に当たる感触があった。

と云う訳で、ミジンコ2.5gのテストはもっと潮位の高い時に改めて行うことにして、ルアーをTOTO42にチェンジし、凸部の手前84番スポット付近に移動。

日没時刻も過ぎ、周囲が徐々に暗くなって来ているのに、アタリがない。ワームでなければ反応しないのか・・・・?
そんなことを考えながら、小さくリフト&フォールを繰り返していると、17:10頃、いきなりクンクンと反応があり、17cm位のロリに毛が生えた程度の可愛娘ちゃんが来てくれ、この日もプラグに反応があったことで一安心。

しかし、反応はこれっ切りで、後続がないので凸部の奥の角に移動。
所が、このポイントでもなかなか反応してくれない。ソロソロ諦めて次のテトラ帯とテトラ帯の切れ目に移動しようと考え始めた時、チク。まるでアジングの時の様なアタリだったが、反射的に腕が動いて、取り込んだのは20cm程のまぁまぁサイズ。この可愛娘ちゃんは、リア・フックが辛うじて皮一枚に掛かっていただけで、バレていてもおかしくない状況。

この日は、前回よりもプラグに対する反応が悪くて、アタリそのものが少ない上に、同じポイントで複数アタッて来ることもないので、蟹の横這い釣法でテトラ帯の切れ目を巡るしかない。

そして何か所目かの切れ目で、岸壁とテトラ帯の中間付近で反応があるポイントを発見。所が、ククンや時にはグンとしたアタリがあるのに、全く針掛かりさせられず、ルアーを替えても同じ。
こうなると何とか掛けてやろうと熱くなるのはアングラーの常で、思い切ってFinluckMinnow30Sを引っ張り出してキャスト。
すると、見事に・・・・・バック・ラッシュ
Finluckは1.4gと軽いので、キャスティングは慎重にしなければと思ってはいたもののゝ、飛距離を稼ぎたくて何処かに力が入っていたのだろう。ラインを手で恐る恐る引っ張り出して解こうとしたが、極細のPEラインの縺れを、ヘッドランプの灯りを頼りに、老眼の目では上手く行く筈もない。
このラインを諦めて、替えスプールに交換しようと、脈釣り宜しくラインを手でシャクリながら回収していると、ククンとアタリがあって上がって来たのは15cm程のロリ・メバル

そして、スプールの交換をしていると、いきなり冷たい北風がピューッと吹き出して来た。19:00頃のことで、当たらなくても良い予報が、新年早々的中した格好で、こうなると軽いFinluckでは手も足も出ない。
そこで手持ちの中では3.2gと比較的重たく、リップがないため空気抵抗の少ないEBIKKOに替えたが、キャスティングは何とかなったものゝ、肝心要のメバルが興味を持つ筈もない。

そうこうする内、風が強さを増し、バック・ラッシュも2回、3回と起こしたので、19:30頃、この日の釣りを諦めてStopFishingとした。

この日の予報では、19:00頃から北風3mとあったので、小生自身の判断ミスなのだが、スピニング・ロッドを持ち込んでいなかったのが、最大の間違え。
3mならばベイト・ロッドでも何とかなると安易に考えていたのだが、2~3gの軽量ジグを向かい風の中キャストするのが、如何に難しいか痛感させられた次第。特にMHR-KGNの様にサイド・ハンド・キャストやアンダー・ハンド・キャストが出来ずオーバー・ハンド・キャストしか出来ない場合は、尚更で、スピニング・ロッドであれば何とか釣りが継続出来る程度の向かい風だった。
にも拘らず、ベイト・ロッドしか持ち込んでいなかったばかりに、時間的には未だ未だ余裕があったのに、釣りを諦めて泣く泣く引き揚げて来ざるを得なかった。

右手首痛や右肘通対策で始めたベイト・ロッドでのレフト・ハンド・キャスト(LHC)だが、ベイト・ロッドを諦めてスピニング・ロッドでのLHCを練習することも考えた方が良いだろう。その方が応用範囲は広そうだ。