2016年釣行記(54) – AJ
2016/09/30
潮回り:大潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 2
同行者:単独(FKGWさん)
前回の釣行での帰り際、朝間詰めでタチウオのライズを見たとの情報があったので、今回はタチウオも少し真剣に狙って見る積りで、いつもよりもかなり早めに出発。
孤島には14:00過ぎに、先着していたFKGWさんに迎えられて到着。
FKGWさんは、何と、小生より2時間も早い12:00過ぎに到着し、明朝6:00までの18時間を孤島で過ごすとのこと。最近は増えて来ているとは云え、余り出会うことのない女性アングラーが同伴者もなく独りでやって来て、しかも半日以上もの長時間、ロッドを振ろうと云うその意気込みに、只々感心するばかり。
釣り場の突堤は、週末を控えた金曜日だが、思いの外アングラーが少なく、アジンガーはFKGWさんと小生の二人だけ。
足場の広い所と狭くなった所の境付近でキャスティングをしているFKGWさんは、早々にサバをゲットしたので早く来た甲斐がったとニコニコしている。小生は彼女の航路側隣りに釣り座を構えてキャスティングを開始。
風は、斜め右前方からの南東で少々強目なので、8326#1Bに1.5gのJHの組み合わせをチョイス。
2~3投した所で、アジが回って来る時間帯には早過ぎると考えて、突堤の最も航路に近い場所に移動して、タチウオ調査に切り替え。
ロッドはエギング用のSephia X-tuneのS809M/Fで、ワインドをするにはティップが少々柔らか過ぎる気がするが、ロッドにはFor All-Round Performanceと印字があるので何とか使えるだろう。
ジグは、時刻を考えてもタチウオはまだ沖目の深場に潜んでいる筈。と云う訳で、前日にAmazonから届いたばかりのMajorCraftのジグパラZEBRAPink20gを結んで第一投。
アジングと比べて、ロッドは倍近く長くジグも20倍程も重たいので、ヨイショとキャスティング・・。これには厭でも老いを感じざるを得ない所(涙)
しかし、遥か遠くを飛んで行くジグの黒い影を見るのも、これはこれで爽快感があって楽しい。
慣らし運転の様なキャスティングを繰り返していると、右側からチリチリとドラグ音が聞こえ、FKGWさんがアジを撮り込んでいる様子が目に入って来た。しかも、良型!!
アジングに戻ろうかと思ったが、ここは初心貫徹。そのままタチウオ狙いでキャスティングを続けていた所、ジグが中程まで戻って来た所で根掛かり。
これは、ロッドを煽って何とか外すことが出来てホッとした瞬間、ティップがグーンと引き込まれて生命体の反応が伝わって来た。慌てて追い合わせを入れてリーリングを開始したが、中々寄って来ない。ドラグを少しづつ締めながら半ば強引にリーリングをしていると、突然ロッドがフッと軽くなって、敢え無くフック・アウト。その瞬間、海面が泡立ったが正体は不明のまま。そして、回収したジグをみると、トレブル・フックの1本が伸びてしまっている。
これを機にFKGWさんの隣りに戻ってアジングを再開。
明るい時間帯からサバやアジをゲットしたFKGWさんは、今日は釣れる気がすると真剣にキャスティングを繰り返している。小生も見倣って集中したがアタリがない。
1時間経ち、2時間経っても状況は変わらず、生命体の反応は感じられない。
夕方になれば、回って来るだろう!!
そんなことを考えながらキャスティングを続けていると、回って来たのはアジならぬ若者エサ師で、しかも、小生の左側直ぐ隣り1mあるかないかの至近距離にクーラーボックスを置いて釣りを始める始末。
何もそんな近くに入って来なくても・・・と少々目障りに感じたが、暗くなれば引き揚げて行くだろう。それまでの我慢だと思っていた所、何と徹夜をすると云う。
この釣り場は、右から左に潮が流れることが多く、潮下に当たる左側で重たい錘を使われると、お祭りすることは必至。案の定、何度もお祭りをして、その都度小生の仕掛けを切っていたが、それも厭になって、やんわりと場所を移動してくれる様促したが、こちらの意図が理解出来なかったのか、その気配もない。
18:00頃、アジンガーが4~5人登場して来て、足場の狭い所に並んで、表側はほぼ満員状態。
日没時刻を30分程過ぎ、周囲が暗くなって来たので、ソロソロアジの回遊がある筈と期待したが、その気配もなく、全体を見回してもエサ師が1匹、アジンガーが1匹揚げたのを見ただけ。
20:30頃、引き揚げて行った何人かのアジンガーと入れ違いにYSKWさんが登場。YSKWさんには問い合わせに答えてこの状況を伝えていたが、敢えて来るには何か採算があるのだろうと期待したが、流石のYSKWさんでも手も足も出ない程の悪い状況。
気分転換に途中でワインドをしたりしていたとは云え、釣りを始めてから8時間で、初めてのアジからのコンタクト。
2匹目は、何時頃だったか思い出せもしないが、型は明らかにこれまでよりも一回りも二回りも小さくなっていた。
結局、14:00から翌朝の5:00までの15時間もの長丁場で、ゲットしたアジは2匹、バラシが2匹とこれまでにない程の悪い状況になすすべもなくスゴスゴと引き揚げて来た次第。
そんな中でも、集中力を切らすことなくアジからのコンタクトを待ってキャスティングを繰り返していたFKGWさんは、女性らしい細かな気遣いで、途中途中でコーヒーやポタージュ、昆布茶まで振る舞ってくれた。
状況が悪くて、気持ちの切れ掛かった小生には、何よりのご馳走で、良い気分転換になったのは当然で、この場を借りてお礼を申し上げたい。
本当に有難うございました。
所で、FKGWさんは日曜日にも来てリベンジを果たすとのこと。
生憎、小生には体力が残っていないので、お付き合いは出来かねるが、そのタフさ、熱心さには脱帽!!