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2014年釣行記(19)-FF

2014年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ヤマメ X 2 同行者:Tommyさん

2014年のフライ・フィッシングの幕開けをホームのSKM-Rですることにした。
この溪は、行程は500m程しかないものゝ、入渓・脱溪は楽だし釣果もソコソコあるので、小生の様な老体には優しく気に入って良く通っていた。

所が、一昨年から減水傾向が続き、昨年などは糸状のアオミドロが至る所に発生して、およそ渓流とは云えない状態になってしまった。水量が減少した原因は、一昨年の7月に始まった再生可能エネルギー全量買取制度に伴って廃止された水力発電所の再開発が促進されることとなり、このSKM-Rの上流にある小さな発電所もその対象で、再稼働に伴って取水がされる様になったことではないだろうかと思っている。

そんな状況に嫌気が差して、昨年は数える程しか入渓しなかったが、果たして、今年はどうか・・・・・

5月の中旬では、川虫が飛び出すのは9:00~10:00頃からだろうと云うことで、いつもよりはかなり遅い7:00過ぎに自宅を出発。現地には、予定より遅れて9:00過ぎに到着。

早速、ウェーダーを穿き等々準備を整えて入渓地点に向かうと・・・。
何と、3本程の大木が根元から倒れ折り重なって入渓路を塞いでいる。足元が覚束なくなった小生には、到底溪に近付くことが出来そうもない。仕方がないので、以前の入渓ポイントである橋の袂に引き返したが、ここにも灌木が倒れ込んでいて無理。Tommyさんと付近をウロウロして、何とか反対側の袂から溪に降りるルートを探し出して、キャスティングを始めたのは9:30を回った頃。

心配していた水量は、案の定、少ない。もはやこれが平水位だと思った方が良いのかも知れない。

入渓して直ぐのこと、小さな落ち込みに15番のパラシュートを流すと、今シーズン初のライズ。これはチビメで針掛かりさせられなかったが、ヤマメが居ることが分かって一安心。

FF-2014-001Rそして、そこから少し釣り上がった所。
岸と大きな岩で狭められた流れにフライを流すと、底から黒い影がフライに飛びつく様に出て来たのが見えて、開幕を祝う15cm程のヤマメ。

早々に女王様がお出ましになったのに気を良くして釣り上がったが、倒れた木々や折れた枝が溪を覆っていて、減水で少なくなったポイントを更に減らしていて、やり難いことこの上ない。

それでも、飽きない程度の間隔でフライを目掛けてライズして呉れるヤマメがいたので、モチベーションが下がることはなく、結局、この日の釣果は小生が2匹、Tommyさんが1匹と貧果と云えば貧果だったが、アッと云う間に時間が経って楽しい一日だった。

1年振りのフライ・フィッシングで大きな岩を乗り越え、ジャンプし等々滅多に使うことのない筋肉を酷使したので、筋肉痛になりそうな予感が・・・・・。
若くはないので、当日や翌日になることはないが、2日後の日曜日にはきっと筋肉痛で顔をしかめているのでは。

2013年釣行記(47)-FF

2013年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:チビメ X 1 同行者:単独

前回釣行した際、この溪に通いだして初めて3回もアタリが出たプールが気になって、中一日しかおいていないが行ってみることにした

釣り場には前回よりも若干遅い5:45頃到着。
早速支度をして入渓したが、やはり減水は一段と進んでいる様で、流れが更に弱くなっている。ここまで水量がないと先ず期待は出来ないが、来た以上はやるっきゃない・・・

6:00頃から実釣開始。
前回アタリがあったポイントでも、流れが弱くてまるで止水での釣りの様で、キャストする気にもならずパスの連続。と云う訳で、休憩ポイントには7:30頃に到着してしまった。

目的のプールの少し下にある釜でのこと。
いつもならゴーゴーと水が流れ落ちていて、そこを越えるにもシブキを浴びながら岩を伝って行かなければならず、釜の底には一抱えもある岩が重なりあっていて、絶好ポイント。これまでも来る度に、フライを流すことは流したが、何故か実績を得た記憶は殆どない。

FF-2013-003Rそんなポイントでも、水量が減っているのでチョロチョロ程度の貧相な落ち込みしかないが、念のため・・・・。
9:15頃、左右からチョロチョロと流れ落ちた少ない水が集まり適度な速さになって流れている所にフライを流すと、パシャッと小さなアタリで、針に掛かって来たのが12cm程の可愛いチビメ。

目的のプールには9:30頃到達。
前回は、溪の両岸から背後に張り出している木々の枝にフライを引っ掛けて失敗してしまったので、今回はその枝を避けられるよう出来るだけ右岸寄りにポジションを取るべく慎重にアプローチをした。
そして、プールを見渡してみると、前回と違って水の流れは小さな滝となって水が落ち込んでいる付近に少し見えるだけで、水の落ち込み付近から少し離れた所では殆ど見えなくなっている。
試しにキャストして見るとフライは殆ど動かずに水面にユラユラと漂っているだけ。

加えて、前回足元が見えない位に濁っていた水の透明度が、今回は高くなっていて底の岩まで手に取るように見える。
と云うか、前回少し濁りが入っていたのが余りあることではなく、寧ろ今回の様に透明度が高い方が通常の状態。

水流がなく透明度が高いとなると、フライを見切るのも早いだろうし、警戒心も一層強くなる筈なので、これは難しい!!
案の定、何度かフライを流してみたが、今回は全くアタリなしで、早々に諦めた

脱溪点付近で一度だけ少し大きめのアタリがあったが、合わせ切れず、10:15頃、StopFishingとした。

たった1日だけ間を置いただけなのに、ここまで減水が進むとは思いもしなかった。この調子で降雨がなければ溪全体がチョロチョロとした流れになってしまうことだろう。
少しでも雨が降ってくれることを願うばかりだが、秋の台風シーズンに期待するしかないのだろうか?
流れが弱くなればなる程ミドロが増えて来て溪魚が棲む環境としては最悪の状況になってしまうだろう。

雨が降り溪の状況が好転するまで、当分の間はFFを休もうと思っているが、溪魚達はそれまで元気で居て呉れるだろうか?

2013年釣行記(46)-FF

2013年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ナシ 同行者:単独

場所によっては1時間に100mm以上の豪雨激甚災害になったりしているのに、東京や神奈川では殆ど雨が降らず、ホームにしているSKM-Rの流れも徐々に細くなって来ている。

そんな中、月曜日の夜にSKM-R付近の天気予報をチェックすると、何と火曜日の夜の時間帯に傘マークが3つも並んでいるではないか!
であれば、雨後の増水時を狙うしかない。
と云うことで、定例の火曜日釣行を1日遅らせて水曜日の今日の釣行・・・。

釣り場の駐車スペースには5:30頃到着。
付近の地面は濡れているので、降ったことは間違いがなさそう。問題はその量だが、橋の上から溪を眺めると、水量が増えている様には見えない。
早速ウェーダーを穿いて入渓したが、増水している処か、前回よりも少し減水している見える。
どうも、期待に反して、お湿り程度だった様だ

しかし、ウェーダーを穿いてしまった以上、このまま黙って引き上げることが出来ないのは悲しい釣り人の性
釣れないことを覚悟しながらキャスティングを始めてしまった。

今回は、減水のために岩陰や底にベッタリと貼り付いていて、なかなか出てこようとしない溪魚に刺激を与えようと、この溪には少し大きめの13番のフライを結んで、ここと思われるポイントではシツコク何度も何度も流してみたが、案の定、全く無反応。

最初のアタリがあったのは休憩ポイントの直ぐ下。
前回もアタリがあった所と殆ど同じ場所で、普段であれば見過ごしてしまう様な小さな釜。それまでのMKカディスを何投かしたが全く気配がなかったので、パラシュートに替えた途端、パシャッと出て呉れた。

今回は、休憩ポイントを過ぎてからは散発的にアタリはあった。
特に、小生が好んで入る流程では最大のプールで3度もアタリがあったのは、ある意味で特筆ものだった。

ここは、水深があり誰でも狙いたくなる程の如何にも大物が潜んでいるのではないかと云った雰囲気プンプンのポイントなので、この溪に通いだした頃には何度もフライを流したことはあるが、一度もアタリを見たことがなかったポイント。

恐らく、誰もが狙いたくなるポイントであるが故に、溪魚もスレきっている上に、恐らくはここに潜む溪魚の多くは餌師に抜かれてしまっているだろうし、残っている溪魚をドライ・フライで底から引っ張り出すのは、これもかなり難しいだろう。ミノーやスプーンで狙えば面白いかも知れないが、ミノーやスプーンが使えるのは、このコースではここしかない。その為にタックルを複数持って来るのは大変過ぎる。
と云う訳で、普段はスルーするだけだったが、今回フト試してみる気になった。

そして、第一投目。流れに乗ったフライが目の前2m程の所に差し掛かって来た時、パシャッとアタリ。続いての二投目、同じ流れに乗せると、先程よりは少し遠めの所でまたまたアタリ。
これも合わせ損なったが、はずみで背後の木の枝にフライが引っ掛かってしまい、その針を外そうとバタバタしてしまったので溪魚に警戒心を持たせてしまったのだろう。その後はアタリが出なくなってしまった。
そこで位置を岸伝いに移動して、フライをダウン・クロス気味に流れに乗せると先程よりも大きなバシャッと云うアタリ。
これも合わせ切れなかったが、このポイントでこんなにアタリが出ることはなかっただけに、些かビックリした次第。
雨不足のため減水しているので、少しでも水深のあるここに集まって来ているのかも知れないが、アプローチの仕方や立ち位置を工夫して、再度、攻めてみる必要がありそうだ

その後は、脱溪点までアタリらしいアタリはなかったが、通算すると10回程はアタリを見ることが出来た。
ただ、その内1匹でも針掛かりさせられなかったのは、残念無念の一言でやはり肩から先の問題だろう(泣)

2013年釣行記(45)-FF

2013年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ヤマメ x 3 同行者:単独

カマスは諦めて盛夏には定番のFF釣行

現地到着を6:00頃に予定して、4:00過ぎに自宅を出発。
予報では曇りで南風1mとあったが、遠くに見える筈の山々は雲を被って全く見えず、山に登り始めるとフロントガラスに細かい水滴が当たり出した。

兎に角行ってみて雨が降る様なら、諦めて帰ろう・・・。

現地到着は予定通り6:00過ぎ。
目の前の山の中腹より下にまで雲が下りて来ており、雨になる惧れが強い。

暫く様子を見ようと助手席に座りシートを倒した所までは覚えているが、次に気が付いたのは7:45頃。1時間半程寝ていたことになるが、直ぐ近くにワンボックスが止まったことさえ気が付かなかった。

寝ている間に先行されてしまったか?

ワンボックスの中を窓越しに覗いてみたが、どうも釣りではない様子。雲は相変わらず低くて降り出すのが心配だがやってみよう。

最初のキャストは8:00頃。
この所ゲリラ豪雨のニュースが頻繁なのだが、一方では降雨量が少なくて首都圏では取水制限が始まったとのこと。
小生が通っている釣り場付近も、小生がチェックしている限り豪雨はなく、寧ろ降雨が少ない様子。豪雨は豪雨で溪が荒れてしまうので問題だが、余りにも降雨が少ないと水量がなくなって、警戒心の強い溪魚の活性が下がるので、これまた問題。
で、心配していた通り水量は30~40cmも少ない様に思える。しかも、水はクリアだがミドロが付いている岩がそこかしこにある。ミドロは水が澱んだ所に付くので、水量が少なく流れも弱っていることの査証で、厳しい釣りの予感が・・・。

果たせるかな、これまでの実績ポイントでも、見向きをしなかったポイントでも、何処を狙っても気配は全くない。
所が、休憩地点に到達する直前、頭大の岩に流れがぶつかっている本当に小さな深みで、黒い影がフライに向かって垂直に上がって来るのが見えた。そして、その3m程上流。水量が多い時は流れが強過ぎてフライを上手く流すことが出来ないので、余り狙ったことがないポイント。しかし、水量が少ないので物は試しとフライを流して見ると、いきなりバシャッと派手なライズ。
残念ながら、2回とも針掛かりさせられなかったが、居る所には居るのが解って一安心。

休憩ポイントをスルーしてそのまま釣り上がって10:00頃。強い流れの脇に出来たヨレにフライを漂わせていると、底から黒い影が飛び出して来て、15cm程の小振りだが待望の本日第一号。

その30分後に1匹追加。

FF-2013-002R更に釣り上がって、脱溪ポイントの直前。細くなった流れが落ち込んでいる小さな釜。
ここも水量が多い時は流れが強過ぎてアッと云う間にフライが流されてしまうのだが、水量が少ないので良い感じのポイントになっている。

5回6回としつこい程何回も流したフライに出て来たのが本日最大の20cmに少し足りない良型で、丁度12:00のこと。

その後は、もう少し楽しみたいと思い堰堤下まで足を延ばしたが、バシャッと派手なアタリを2度味わった所で合わせ切れず12:30頃StopFishingとした。

今回は水量が少なくて溪魚の活性もそれ程高くなかったが、特に休憩ポイント付近から上流ではアタリもそこそこあって、漸く不調に終わったカマスでのストレスを解消することが出来た一日だった。

2013年釣行記(39)-FF

2013年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ヤマメ x 3 同行者:単独

今年はアオリのグィ~ン・グィ~ンを一度も味わっていないので未練はあったが、釣れそうにもない。しかも、シーズン・オフの7月になってしまった。と云っても居残り組はまだまだ居るので、可能性はあるのだが、今回もFF釣行

前回はSKM-Rでは小生が好きな下流域で、2~3度ライズはあったがボーズに終わったので、今回は上流域を狙うことに・・・。

5:40頃自宅を出発。現地駐車場には予定通り7:15頃到着。
早速支度を整え、急坂を下って入渓したのが7:30頃。この上流域の入渓路は作業用のモノレール沿いに付けられた踏み分け道なので、楽と云えば楽だが途中でその道がなくなって後は藪を漕がなくてはならないのが辛い所。

FF-2013-001R水量は思った程多くも少なくもない。下流域の様に頻繁に通っている訳ではないのでしかとは判らないが、平水位と云った所か。

茶色のパラシュート15番を結んでキャスティングを開始して程なく、瀬の開きの少し深くなり流れが集まっている所を流していると、7:45頃、パチャッとライズ。
オッと思った瞬間、ロッドを持つ手につい力が入り過ぎて・・・・・

アユの友釣りじゃないが、宙を飛んで来たのが、幼い顔つきをした10cm強の可愛いヤマメ。小さいとは云え立派なネイティブのヤマメ。今年も元気で居てくれたか・・とひとりニンマリ。

そして同じ開きで再度流すと、パッシャッ・・・。これは空振り。
再々度流すと、またもや、パシャッ。これも空振り。
この溪のヤマメはことの外警戒心が強い様で、同じ場所で1匹掛けると2匹目が出ることはなかった。今回は魚体に掠りもしない空振りだったとは云え、連続してライズして来たのには些か驚いた次第。
今日は溪魚の活性が高い!!

期待に胸脹らませて釣り上がったが、期待に反してその後は忘れた頃にバシャッとライズがあっただけで、釣果は一向に伸びず、結局13:00頃にStopFishingとするまでに3匹の貧果

今回久し振りに入った上流域は、入渓も脱溪も容易ではなく、また途中で4ヶ所の堰堤を高巻しなければならず、結構大変な思いをしなければならないのだが、その割には良い思いをすることがない。やはり小生の様な老骨には下流域が向いているのかも知れない

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