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2021/10/11
2021年 Touching 釣行記
日 時:10月11日(月) 17:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独
早いもので10月も中旬に差し掛かって来たので、そろそろメッキを狙っても良い時期になって来たが、あのタチウオの強烈な引きを楽しみたくて、UMB-FPでの刀狩りに出掛けた。
17:00少し前に、現地に到着。
直ぐに道具を手に岸壁に出てみたが、いつもより釣り人の姿が多い様に見える。と云っても、一人分であれば、何処かに潜り込める程度の隙間は空いている筈なので、あぶれる心配はまずない。しかし、出来れば、余り奥にまでは行きたくないと思っていると、幸い、第一スロープの中央付近に空いた場所があったので、両隣りに断って道具を置いて、準備に掛かった。
今回もロッドはSephia S809M/F、テンヤは快適テンヤSSのSSサイズのレギュラーメンバーで、17:10頃、刀狩りを開始。
その一投目。キャスティングをしようとした所で、混んでいるにも拘らず、何故この場所が空いていたのか理由が解った。背後のスロープに設置されている手摺が、思いの外邪魔な存在で、ロッドを背後に振り被った際にテンヤが引っ掛かって仕舞そうになる。8’9”の小生のロッドでギリギリなのだから、それよりも長いロッドを使っている餌釣り師は敬遠しているのだろう。
と云う訳で、大きく振りかぶるキャストは出来ないが、風が背後から吹いて来るので、飛距離はそれ程変わらない。
この頃の日没時刻は、17:12なので、夕間詰めの絶好のチャンスだと思ったが、なかなか反応が感じられない。
17:30を回った頃、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングしていると、突然、コンとこの日初めてのコンタクトがあった。
完全に虚を突かれ全く反応が出来なかったが、何事もなかったかの様にそのままリフト&フォールを繰り返していると、今度はゴンと強いアタリ。
抜き上げたのは、指3.5本程のまあまあサイズ。しかし、今回は刺し身用の指4本以上の太い獲物のみを持ち帰ることにしているので、隣りの若者カップルに進呈。
そして、その後3投目か4投目で、又々反応があったので、今日は愉しい刀狩りになりそうだと思った。所が、反応らしい反応はそれっきり。
その頃になると、暗い海面には沢山の電気ウキの灯りが波に揺られて、幻想的な雰囲気を醸し出しているが、海中に引き込まれる様子はない。
その電気ウキの灯りの一つが、右隣りのアングラーの正面にまで流れて来ている。気の毒に。あれじゃキャスト出来ないなと思いつゝキャスティングを繰り返していたのだが、ふと気が付くと隣のアングラーが電気ウキの主の元に行き、何やら話をしている所が目に入って来た。と、風が吹いているんだから仕方がない。そんなに文句があるなら、こんな所に来るなetcと怒りを含んだ声が跡切れ跡切れだが聞こえて来た。どうやら電気ウキの主が悪態をついている様子。隣りのアングラーのクレームのし方に問題があったのかも知れないし、二人のやり取りにとやかく云う積りはない。だが、風にウキが流されるのは仕方がないにしても、それも隣りの正面まで流れたら回収してキャストし直すのがマナーだろう。それが出来ないのなら、この様な場所には来るべきではないと思う。声を荒げた餌釣り師程極端ではないにしろ、狭い釣り場で3本も4本も竿を出していたり、ウキが隣りを越えて流れて行っても意に介さなかったり・・・・とマナーの悪いアングラーが多いのも事実だ。見ず知らずと云えども、魚釣りが好きな者同士なのだから、譲り合って愉しい一時を過ごしたいものだと思った次第。
釣座に戻って来たアングラーには、小生に被っても良いから、少し左方向にキャストする様に伝えて、刀狩りを続けた。
この日、2匹目は最初の獲物を掛けてから1時間半も経った19:00を回った頃。その間、アタリらしいアタリもなく、最初の1匹で終わることを覚悟していた程。
そして、3匹目は19:40頃。
この1匹はテンヤが着水すると同時に喰って来たもので、長い距離をやり取りするのは面白かったが、この後は鳴かず飛ばず。
20:00を回った頃、隣りのアングラーに悪態をついていた餌釣り師が引き揚げて行ったので、その後に場所移動。
こちらは背後に障害物がないので、後ろを気にすることなく大きく振り被って伸び伸びとロッドを振ることが出来る。これでキャスティングにはストレスはなくなった。しかし、タチウオからのコンタクトは、相変わらず遠いまゝ。
20:30を回った頃、久し振りにタチウオから反応があったが、これは空振り。この時、ドジョウの半分を喰われてしまったので、その後は半分となったドジョウにワームを重ねた状態にして、テンヤをハイブリッド仕様にして、暫くの間キャストし続けた。しかし、ドジョウでもアタリが遠い状況なので、望み薄と考えて、テンヤを少し軽めのSSSサイズに変更したが、タチウオの状況には変化が感じられない。
21:00を回った頃、そろそろ引き揚げることを考え始め、駄目元で斜め右にキャストしてみた。すると思いがけずコンと反応があって、漸くこの日4匹目をゲット。しかし、これがこの日最後のコンタクトで、21:30頃、StopFishingとして、帰路に着いた。
2021/10/07
2021年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月07日(木) 18:15~22:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:A’s P
釣 果:タチウオ x 1、アジ x 0
同行者:YGWさん、(AKTさん)
YGWさんからのお誘いでA’s Pでアジングと刀狩りの2本立て釣行。
現地に向かっている途中でルームミラーに白いUSVが映っているのに気が付いた。既に、日が暮れていて車の登録番号や車種も判別出来ないが、何となくAKTさんの車ではないかと思いつゝ現地に向かった所、小生の後を付いて来る。こうなるとAKTさんの車に間違えはないと確信。
と云う訳で、18:00少し前にAKTさん共々現地に到着したが、YGWさんの姿は見えない。
AKTさんの釣り支度を見ながらYGWさんの到着を待っていると、雨が降って来た。家を出る時から、今にも降り出しそうな雲行きが気になっていたが、予報では23:00以降にしか傘マークが付いていなかったので、釣りをしている時間帯には、雨は降らないだろうと思っていた。にも拘らず、降り出して来たので、今回も予報が外れたか・・・(怒)
このまゝ降り続く様ならYGWさんの到着を待って引き揚げようと思ったが、幸いにも程なくして上がって呉れた。
YGWさんの到着が遅れそうなので、AKTさんを見習って小生も刀狩りの準備に取り掛かった。今回はSephia SSのS76ML-Sに快適テンヤSSのSSSサイズの組み合わせで、18:15頃、キャスティングを開始。
すると、その直後にYGWさんが到着。どうやら激しい渋滞に巻き込まれた様子。
間もなくしてYGWさんも刀狩りの準備を整えて、参戦。
YGWさんの仕掛けは、ウキも使わず餌のサバの切り身、針とガン玉の重さで飛ばすもの。仕掛け全体の重さがないため飛距離は出ないが、水中では漂うに極めてゆっくりと沈んで行くので、タチウオには魅力的に見えるのだろう。ネットの動画などでは、タチウオ爆釣仕掛けなどと云われている様だ。
風は、右手からやゝ強目に吹いて来ており若干やり難さはあるが、釣りにはそれ程問題にはならない程度。
風上になる斜め右に向かってキャスティングを繰り返したが、タチウオからのコンタクトはない。しかし、隣りのYGWさんと色々と釣り談義をしながらなので、退屈することもない。
18:30頃、リーリングをして足元まで帰って来たテンヤを回収しようと、ロッドのティップをスッと上げようとした瞬間、ゴゴンと強烈なアタリ。
それまでは、何度もキャストしていたにも拘わらず、一度も気配を感じることがなかったので、些か泡を喰ったが、何とか抜き上げに成功して、A’s Pでは初めてのタチウオで指3.5~4本でのまぁまぁサイズ。
その後も3人揃ってキャスティングを繰り返したが、小生とAKTさんが2度程コンタクトを感じただけ。小生の1度目は、合わせが決まらず餌のドジョウを真ん中から半分取られ、2度目は、一旦は針掛かりさせたものゝ途中でバラしてしまったもので、それ以外は梨の礫。
隣りで爆釣ジグを使っているYGWさんにも、全く、コンタクトがなく、何となくタチウオの絶対量が少ない印象で、釣れたのも、アタリがあったのも、出会い頭の偶然によるものの様に感じる。
20:30頃、刀狩りを諦めてアジングに変更したが、アジの気配も全く感じられない。
小生は直ぐにアジを諦めて、又々、刀狩りを再開し、航路側をチェックすることに。
こちら側では、風を背中から受けることになるので釣り易いが、タチウオが居なければ意味のないことで、暫くして諦めて、元の場所に戻ろうとした所で、突堤の角が気になった。
しかし、港湾関係の荷物が置かれていて、角に入る事が出来ない。そこで、斜めにキャストして角付近を通してみることにした。すると、2~3投して直ぐにジワーッと重たくなる違和感が伝わって来たので、合わせを入れたが、ゴツとタチウオが掛かった感触が残っただけ。
久し振りのタチウオの感触に、集中力を高めてキャスティングを繰り返すと、コン。これは空振りだったが、兎に角、タチウオは近くに居る。
それから暫くの間、粘って何とかタチウオをものにしようと、粘ったが、その後は何も変化ないまゝ。
諦めて、元の場所に戻ったが、やはりアジは厳しそうで、手練のYGWさんもAKTさんも苦労している様子。そんな状況で、小生がアジングをしても無駄な作業に終わることは必至なので、少しでも可能性のある刀狩りに精を出したが、どちらにしても悪足掻きと云うもので、結局、22:30頃、諦めてこの日の釣りを終わることにした。
そして、道具を車に積んでいると、突然、スマホに緊急地震速報が入って来た。
久し振りに聞く警報音だったので、咄嗟には意味が解らず、積み込みを続けていると、背後の建物のシャッターがガシャガシャと大きな音を立て始め、次の瞬間には、足元がグラグラと揺れ出して来て、地震であることが解った次第。
AKTさんやYGWさんによると、突然、魚がボイルし始めたと思ったら、ドーンと来たとのこと。やはり、野生の動物には人間にはない感覚が備わっているのだと、改めて思い知らされた。
と云う訳で、これまで何度もA’s Pでのタチウオ調査をして来て、今回、漸くタチウオの顔を拝めた訳だが、魚影は思った程ではない印象。やはり、タチウオにはUMB-FPで遊んで貰う方が良いのかも知れない。
2021/10/05
2021年 Touching 釣行記
日 時:10月05日(火) 17:00~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 6
同行者:単独
A’s Pでは空振り続きの刀狩りだったので、漸く再開されたばかりのUMB-FPでリベンジを目論んだ。
17:00少し前に現地に到着。
岸壁には、大勢のアングラーが長いロッドを振っているが、思った程でもなく、これまでと同じ様な混み具合だった。
実は、コロナ規制が解除されたばかりなので、激混みとなって入れず、已むを得ずMHR-KGNに回ることになる場合もあり得ると、その準備もして来たが、それは杞憂だった。
入れそうなスペースを探しながらブラブラと歩き、小生の好きな最初のスロープの少し先に釣座を構えさせて貰うことが出来た。
予報では南南西の風が4m程とのことだったが、現地では時折強く吹くが、そよ風程度の時間帯も結構ある。快適テンヤSSのSSサイズにするか、SSSサイズにするか迷ったが、今回は少し軽めのSSSサイズでスタートすることにした。
Sephia S809M/Fを持ってキャスティングを開始したのは、17:00を回った頃。この頃の日没時刻は、かなり早くなっていて、17:20頃なので、周囲はマダマダ明るい。そこで、ボトム付近を攻めようと少し長めにカウントを取ると、斜め右後ろから吹いて来る風もあって、テンヤはかなり左側から戻って来る。
セオリー通り潮上・風上になる斜め右にキャストしたい所だが、右側の若者は、キャスティングがそれ程得手ではないらしく、小生は正面にキャストしているにも拘らず、短い時間の間に、2度もお祭りになってしまった。
日没時刻を過ぎて、周囲の光量が徐々に減って来た所で、一人置いた左隣のアングラーがタチウオを抜き上げた。まだ明るいのに、こんな時間から来るとは、今日は良さそう!!とキャスティングをする手にも自然と力が入るが、タチウオからのコンタクトはない。
この日最初に来たのは、18:00頃。
風向きと潮の流れが強いので、テンヤをSSSサイズからワンサイズ重たいSSサイズに替えた途端のことで、サイズは指3本強。
欲を云えば、もう少し太目が欲しい所だが、久し振りに感じるタチウオの引きが、堪らなかった。
タチウオは群れで回遊しているので、直ぐにでも後続が来るかと思ったが、直後に1度アタリはあっただけで、それっきり音沙汰がなくなってしまった。
周囲でも、タチウオを抜き上げている様子がない。
2匹目を抜き上げたのは、1時間後の19:00頃。
口開けの1匹を獲ってからの1時間程の間、余りのアタリになさに、兎に角、1匹獲れたのだから、A’s Pよりはマシだと自身を慰めていて、ふと時計を見ると、まだ19:00にもなっていない。感覚的には20:00を回っていると感じていたのに、これにはビックリ。実釣開始が、これまでよりも1時間程早かったので、これが錯覚に繋がったらしい。
まだまだ釣りをする時間が残っていることに気を良くして、集中してタチウオのアタリを待っていると、コンとアタッて来たのが、本日の2匹目だった。
その後は、アタリがあっても空振りだったり、掛けても途中でバイバイされたり。釣果には繋がらなくても、タチウオと遊んでいる感満載で愉しい時間だった。
そして19:40頃に3匹目、20:00前に4匹目をゲット。その後、暫くアタリが遠くなっが、20:40頃、5匹目を抜き上げた。
すると、それを見ていたらしい右隣の若者が、釣り方を教えてくれとやって来た。
小生に教えを請うとは、何と殊勝な若者よ!!
と、休憩を兼ねて親切丁寧に説明をして、21:00頃、キャスティングを再開し、21:20頃、この日最後となる6匹目を獲った所で、StopFishingとして、A’s Pのリベンジは見事に果たしたと独りニヤついて帰途に着いた次第。
2021/10/02
2021年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月02日(土) 17:30~24:20
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:A’s P
釣 果:アジ x 5、タチウオ x 0
同行者:KRTさん、(IKD、AKT、INUE各氏)
台風16号の影響で、釣りが出来ない惧れはあったが、土曜日にKRTさんとA’s Pに行くことにしていた。普段の良い行いが効いたと見えて、台風は金曜日中に関東地方から遠ざかっていたので、寧ろ台風一過の好天気での釣行になった。
現地到着は17:00頃。
突堤には、海に向かって右から前回会った若者アングラー、7~8m間を置いてIKDさん、その直ぐ隣りにKRTさんがロッドを振っており、小生が車から降りた瞬間に若者がアジを抜き上げた場面を目撃。正に嵐の後の好地合いの様相で、自然と期待に胸が膨らんで来る。
早速、3人に挨拶をしてIKDさんと若者の間に入らせて貰おうとした所、
エッ、そこに入るんですか?
俺は扇状に広くキャストするので、そこに入られると邪魔になるから、嫌なんですけど・・・・。
小生が入ろうとした場所から若者の間には、4~5m程の間隔が空いているので、こんな言葉を掛けられるとは思いもしなかったため、一瞬、何を云われているのか、解らなかった。
この若者は、前回、この釣り場で会った際にも、小生に話し掛けられるのを煩そうにしている雰囲気がアリアリと出ていたので、二言三言話をして直ぐにその場を離れたのだが、どうやら釣りの世界に一人没入したいタイプらしい。人は十人十色。色々な考え方があって然るべきで、この若者をとやかく云う積りはないが、このストレートな物言いには、些か驚いた。
兎に角、遊びに来て不愉快な思いをしたくない。
その場所に入ることを諦めて、KRTさんの左隣りに釣り座を構えることにしたが、今後は所沢の2○ナンバーの白い車を見掛けても、声を掛けることは控えようと思う。
今回、持ち込んだロッドは、テンヤの引き釣り用のSephia SSのS76ML-Sとアジング用のSoare改の2本。
今回は、先ずお土産にするアジを確保して、その後は刀狩りに精を出す算段で準備を整えて、Soare改を持ってキャスティングを開始したのは17:30頃。
その頃にはIKDさんもKRTさんも順調にアジを釣り上げていたので、直ぐにでも来るだろうと思っていたが、案に相違してコンタクトがない。
小生のキャスティングに前後して、AKTさんが登場。既に周囲が暗くなっていて然とは判らないが、どうやら最初に小生が入ろうとした辺りに釣り座を構えた様子。あの若者は、何も云わなかったのだろうか・・・・・?
潮の動きがないので、JHを1.0gから0.8gに替えて、何とか最初のアタリでゲットしたのは、17:50頃。
開始して20分後のことなので、良いとは云えないが、まずまずの出足だと思うが、現地では、何となく厳しいアジングになりそうな予感が頭を過ぎっていた。
その頃になって刀狩りを開始したKRTさんを横目に、後続を狙っていたが、アタリが遠いので、小生も見習って始めることにした。この日は、風がそれ程強くは吹いていないので、表層狙いに徹することにして、快適テンヤSSのSSSSサイズの軽いものを初めて使ってみた。小生の得た知識に、夕間詰め後は軽いテンヤで表層を狙う方法が良いとあったので、その方法を実践してみようと考えたのだが、なかなか思う様には行かない。
19:00頃、INUEさんが登場し、小生の左側にかなり離れて釣座を構えた。
タチウオの表層狙いも答えが出ず、アジからもコンタクトがないまゝ時が経ち20:00を回った頃になって、北の空に稲妻が走り始めた。家を出る直前にチェックした予報で、20:00台に傘マークが付いていたのは知っていたが、21:00台以降は晴れマークに変わっていたので、それ程気にしていなかった。
しかし、これが大失敗。20:30頃からポツリポツリと降り始めた雨が、徐々に酷くなり、堪らず、背後の建物の軒下に雨宿りをしてやり過ごそうとした。所が、21:00を回る頃には雨は上がる所か、益々、雨脚が強くなり、遠くのクレーンなどの港湾設備が霞んで見える程になり、予報をチェックすると大雨洪水注意報が出されている。こうなると二進も三進も行かず、ただジッと首を竦めて雨雲が通り過ぎるのを待つ以外にない。
23:00頃、それまでの篠突く降りが嘘の様にピタリと止んだので、引き揚げ様かとも思ったが、お土産にするアジはまだ2匹しか獲れていない。これでは、例え老夫婦二人分の食卓を飾るにしても、少々物足りない。と云う訳で、改めて釣り支度を整えて、キャスティングを再開。
すると、直ぐに答えが出て3匹を追加。
こうなると助平心がムクムクと頭をもたげて来て、更なる追加を目論んで延長を試みたが、これは完全な悪足掻きに終わってしまい、24:20頃、StopFishingとして、皆を残して帰路に着いた。
所で、今回のタチウオの表層狙いだが、コンタクトがあったのは2回だけ。一度目は、一旦、掛ける所まで行ったが寄せる最中にバレてしまい、2度目は空振り。これまで何度かA’s Pでの刀狩りを試みたが、コンタクトを感じたのみで姿を見るまでに至らず仕舞の結果に終わってしまった。
こうなると、何とか姿を拝みたいので、コロナ規制の解除に伴って再開になったUMB-FPで、週明けにでも試してみようと思っている。UMB-FPであっても空振りに終わる惧れは強いが、小生にとっては実績のある場所なので、A’s Pよりも可能性があるのでは・・・・・・と妄想している。
2021/09/28
2021年 Touching 釣行記
日 時:09月28日(火) 17:50~21:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:A’s P
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独
前回はアジングだったので、今回は刀狩りでA’s Pに行くことにした。
現地到着は17:30頃。
予報では北東ないし東風が4m程とのことだったが、突堤に出た所、それ以上は確実にありそうな程の強い風が吹き付けて来ている。そのせいか、アングラーの姿は一人しか見えず、突堤の角には人影が見えない。
と云う訳で、迷わず突堤の角を確保したが、風が強く斜め右から吹いて来てこのまゝキャスティングを始めるには躊躇してしまう程。
キャスティングを始めたのは17:50頃。
タックルは、Sephia S809M/Fのロッドに、風の強さを考えて快適テンヤSSのSサイズの組み合わせ。ラインは、風の抵抗を少しでも減らすために、いつもの1号から少し細めの0.8号にしているので、若干効果はある様に思えるが、やはり風に戻されて飛距離が出ない。タチウオの活性が高い時は、直ぐ足元でアタッて来ることが多いので、余り飛距離を気にしなくても良いのかも知れない。しかし、タチウオの居場所を探れる面積が小さくなるので、やはり飛ばないのは不利になりストレスになる。
出来るだけ風を正面から受ける様にしてキャスティングを続けたが、コンタクトはない。
気分転換のために、少し早目だが夕食の握り飯を頬張りながら、闇を透かして黒いシルエットにしか見えない先行者の様子を窺うと、ケミホタルの緑の光が目に入って来た。と云うことは、小生と同じ様にテンヤでタチウオを狙っているに違いない。この日はアングラーが居なかったので、何となく不安な気持ちがあったが、これに意を強くして様子を訊きに行った。すると、航路に向かってキャスティングをしていたこの御仁は、初めて来た場所なので、様子が良く判らないとのこと。これには少しがっかりとしたが、暫く話し込んでから釣り座に戻って、キャスティングを再開。
すると、間もなくしてもう一人のアングラーが登場。彼もテンヤでタチウオを狙っている様子。
相変わらずタチウオの気配はないので、テンヤを少し軽いSSサイズにしてみたが、答えは出ないまゝ。過去に実績のある場所であれば、ジッと我慢をしてその時を待つことも出来るが、全く、実績がなく、タチウオ狙いのアングラーもたった3人しか居ない現場では、タチウオの回遊があるかどうかの確信が持てず、他の場所の様子が気になって来る。
19:30頃、思い切ってアジングで釣り座を構えた付近をチェックすることにして、ロッド1本だけを持って移動した。この場所は少し奥まっているせいか、突堤の角よりも風の当たりは弱い様に感じられる。とは云え、横風になるので、どっちもどっちと云った所。
そして、移動後の2投目。ジワーッとした重さが伝わって来たので、少しロッドのティップを上げてラインを張ってみると、何やら生命体が掛かった気配がある。そこで、リーリングを初めて抜き上げようとした所、フッと軽くなってしまった。追い合わせを入れれば良かったと思ったが、後の祭り。
それでも、タチウオの居場所が判った・・・・とA’s Pで初めて感じたタチウオのコンタクトに、気を良くして付近を流してみたが、それっきり何の反応がない。
近くに居る筈だ。
何とか反応を得ようとキャスティングを続けていて、岸壁に座り込んでいる人影を見付けた。その人影の頭上にはケミホタルの光が見えるが動きはない。ひょっとするとアジング・・・・?
確かめるために近付いて声を掛けると、そのアングラーはKRTさんの友人。
19:45頃、元の場所に戻って、キャスティングを再開。
すると、暫くして、コンとハッキリとしたアタリが伝わって来た。合わせも決まったと思ったが、ドラグがジッと鳴った瞬間に無念のバラシ。続いて付近にテンヤを通してみたが、それっきり梨の礫。
20:00頃、風が弱くなったのでテンヤを更に軽いSSSサイズに交換。しかし、それでもコンタクトがない状態は変わらず仕舞い。
21:00頃になって、風が又々強く吹き出して来て、それと共に気持ちも切れてしまいStopFishingとした。
今回のタチウオ調査も不調に終わってしまったが、前回と違ってアタリが2回あったと云うのが救い。しかし、群れが小さいのか数が少ないのか、アタリは単発で、そのアタリを逃すと次のチャンスがないと云うのが印象。
これが季節的な理由によるものであれば、まだまだ期待しても良さそうだが、場所的要因によるものだとすると、余程、恵まれた場合でなければ、タチウオに巡り合うことは難しいなものと云えるだろう。
週が明ければ、UMB-FPが再開されることになっているので、小生の刀狩りのメインの場はそちらに移り、A’s Pはアジングの場になるのだろうと思う。
追)
帰宅後、SSSサイズのテンヤのドジョウに、スパッと切れ目が入っているのを見付けた。今、思えば???と感じた瞬間があった。その時は海面に貼り付いているラインが、波の動きでプンと剥がれた瞬間の感触かと思っていたが、ひょっとするとタチウオのアタリだったのかも知れない。
だとすれば、今回のアタリは都合3回。そして、この3回とも空振りをせずモノに出来ていたとすれば、良く釣れると云う評価になり、全く正反対の印象になった筈で、この先も刀狩りポイントになったのだろう。
こう考えると、人間の評価なんて好い加減なものだ(笑)
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