※ カテゴリー別アーカイブ:Touching ※
2018/09/06
2018年 Touching 釣行記
日 時:9月6(木) 17:00~20:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:UMKZ-P
釣 果:カマス × 1
同行者:単独
当初は、前回の孤島での惨めな結果の憂さを晴らすべく、DKKでのアジングを予定していた。所が、直前になってAKTさんから、昨夜入った知り合いの二人は惨敗だったとの情報が入って来た。こうなると、江戸の敵を長崎でと思っていたのに、返り討ちになる公算が大。
と云う訳で、急遽予定を変更してタチウオを狙うことにした。陸っぱりタチウオは、前回YGWさんと行ったUMB-FPやUMKZ-Pで出来るが、どちらにするか? 釣り場としてはUMB-FPの方が好きだが、南南西の風では右斜め後ろから受けることになる。風の強さがそれ程でもなければ、全く問題はないが、この夜は6~7mと強く吹くとのこと。そうなると、斜め後ろからと云えども、やり難そう。と云うことで消去法で残ったUMKZ-Pに行くことにした。
自宅を15:45頃出発。釣り場の駐車場には17:10頃到着。
駐車場から見える岸壁には、等間隔で沢山のアングラーが長いロッドを振っているのが見える。
直ぐに道具を車から降ろして、入れそうな場所を探しながら、左手方向に進んだが、どう云う訳か間隔の広さが微妙で、割って入るには少々勇気が要る。そのまゝ歩を進めて、何とか心持広くなっている場所に入ることにして、左右の先行者に断りを入れると、左側のアングラーは、にっこり笑ってどうぞ。対して右側はダンマリ。
そんな右側のアングラーは無視して釣り支度を始めることにした。
今回は、タチウオ狙いに特化する積りなので、持ち込んだロッドはSephia S809M/Fの1本だけ。
17:20頃、日没時刻前で未だ明るいので、先ずはJigparaの20gをセットして、キャスティングを開始。20gの軽いジグでも、背後からの強い風に乗って遥か彼方にまで飛んで行き、これだけでも、1gの極軽いJHを使うアジングとは違って爽快感がある。
この釣り場も結構根掛かりリスクが高いので、様子見のため10カウント数えた所から、リフト&フォールを始めることにして、半分程回収した所、プルプルとした感触が伝わって来た。反射的に合わせを入れたが、魚が乗ったのか乗っていないのか何とも頼りのない抵抗感。
ゴミでも掛けたか?と思いつつ揚げてみると30cm程のカマスが、ジグのトレブルフックをガッチリと咥えていた。
ノッケから外道とは運が良いのか悪いのか・・・・。
このカマスは、気持ちの良い挨拶を返してくれた左側のアングラーにプレゼントして、キャスティングを継続。しかし、本命からのコンタクトはない。そこでボトム付近を狙うことにして20カウントまで沈めた所、警戒をしていた筈の根掛かりをしてしまい、ジグは敢え無く殉職。
FGノットでライン・システムを組み直し、ワームを使ったテンヤで再開したが、一向に音沙汰がない。
そうこうする内、陽も沈み周囲が暗くなって来て、いつガツンと来てもおかしくないゴールデンタイムの到来。この頃になると、右にも左にも赤や緑の電気浮子の灯りが一際鮮やかに見えて来る。その浮子の動きでタチウオが回って来たか様子が判るので、浮子の様子を見ながらアクションを加えていると、右側二人先のアウングラーの赤い浮子がユラユラと海中に沈んでいくのが見て取れた。
回って来た!!
期待も新たに集中してキャスティングを続けたが、やはりアタリがない。
その内、又々右側二人先のアウングラーの浮子が引っ張り込まれて2匹目を抜き揚げた。それから間もなく3匹目。
不思議なことに、小生の左右のアングラーの浮子に動きはなく、勿論、小生のワームも見向きもされず、どう云う訳か彼の所にアタリが集中している。
左のアングラーが様子を聞いた所、餌はサンマだとのこと。
早速、彼は近くのスーパーにサンマを買いに行き、餌を付け替えた所、直ぐに結果が出で、尻尾を噛み切られて体長は短くなっているが、指3本程をゲット。
19:30頃から降り出した雨は、一向に弱まる気配を見せず、予報を信じて雨具の用意のなかった小生の背中はビッショリと濡れ、餌釣りの浮子にも動きがなくなったので、20:00頃、StopFishingとし、今回もモヤモヤした気持ちを抱いたまゝ帰路に着いた。
所で、左側のアングラーによれば、ワインドなどで出るのは夕方の一時期だけで、暗くなってからは餌にしか来ないとのこと。昨年、UMB-FPで逢ったRED君も同じことを云っていたことを考えると、この界隈では強い傾向として認識されていることなのだろう。
2018/08/28
2018年 Ajing Touching 釣行記
日 時:8月28(火) 17:30~24:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:UMB-FP、MHR-CH
釣 果:アジ × 2、キジハタ × 1
同行者:YGWさん
9日の自爆事故以来、興味が釣りよりも買い替える車の選定に向いていて、もう一つ釣りに出掛ける気分が盛り上がって来ず、これまで週二のペースだった釣行回数はガクンと落ちて、週一。今回もYGWさんの声掛けがなければ、おそらくPCに向かって車の情報を集めることで一日を終えていただろう。
当初、この日はDKKでアジを狙う予定だったが、UMB-FP方面でタチウオが出ている情報を得たYGWさんの発案で、予定を変更してUMB-FPでタチウオを狙うことに。
16:00過ぎに拙宅に到着したYGWさんの道具を代車のアクアに積み替えて出発。昨年の10月以来のUMB-FPに到着したのは、ほゞ満潮の潮止まり時刻の18:00頃。
早速、道具を手に岸壁を奥に向かい、岸壁の中央付近に広めに空いたスペースを見付けてこの日の釣り座として、StartFishing。
風は追い風になる南寄りであることに加えて、長いロッドのSephia S809M/Fにアジングより遥かに重たい14gのJHなので、軽くキャストするだけでも気持ち良く飛んで行く。
時刻は日没時刻を過ぎたばかりで、昨年ここで出会ったRED君によれば、このUMB-FPでもタチウオの時合は夕間詰めの1時間程とのことなので、絶好のタイミング。しかも、タチウオ好調の情報があるだけに、直ぐにでもガツンとアタリが来るかと思ったが、これは期待外れ。もう来る頃、もう来る頃とキャスティングを続けている内に、周囲はすっかり暗くなり、背後の街灯の灯りが効き出したが、YGWさんには2度程コンタクトがあっただけで、小生には一向に音沙汰がない。
20:00少し前になり、タチウオを諦めてアジに狙いを替えて、先行者が引き揚げて行った2番街灯の直下に移動して、Tenryu改のロッドに1.8gの中通し錘を使ったライト・キャロで出直しのキャスティングを開始。
YGWさんは間もなく人影がなくなった最奥の一番街灯付近に移動して行き、小生独り居残ってキャスティングを続けていると、コンとハッキリとしたアタリがあって、この日初めて手にする獲物。
サイズは20cm程で物足りないが、YGWさんに先駆けて獲ったアジで、嬉しさもひとしお。
その後、アタリがない状態が続いた所で、根掛かりで高切れ。再度FGノットでリーダーを結束しキャロシステムを組み直すのも面倒。YGWさんの助言もあってジグ単にシステムを替えてアジングを続行して、17cm程の豆アジを追加。
21:00頃、ソロソロ回収しようとリールを巻き始めた所、何の前触れもなくジワーッと重たくなってしまった。海中を漂っていたビニール袋を掛けた様な感触に舌打ちをしながらリーリングを続けていると、グイグイと明らかに魚が着いている様子が伝わって来た。しかも、結構力強く、カサゴなら良型に間違いない。しかし、残念ながら二人共玉網を持って来ていない。幸いラインは0.25号とは云えPEなので、思い切って抜き揚げた。
すると、小生はカサゴだとばかり思っていたが、YGWさんからハタだとの指摘。そこで、ライトを照らして良くよく見ると、立派なキジハタで、小生に取っては初めて目にする魚。
このキジハタを最後にUMB-FPからMHR-CHに場所を移動。MHR-CHは足場が高いのでこれまで小生は入ることはなかったが、YGWさんは何度か良い釣りをしたとのこと。
しかし、残念ながら、ここではYGWさんが豆アジを獲っただけで、24:00頃StopFishingとした。
結局、この日は本命のタチウオには会えず仕舞い。
例年ならばタチウオが出るのはもう少し季節が進んでからになる筈だが、今年は7月頃からポツポツと出ている情報があった。今シーズンは、アジも早くから良型が数釣れたが、やはりこれも温暖化の影響なのだろうか?
海の中の季節感も狂って来ている様に思えて仕方がない。
2017/12/09
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:12月09(土)~10日(日)
潮回り:小潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 12、タチウオ x 3
同行者:MZOさん、YGWさん、ICHRさん
12月08日の金曜日に、昨年の12月以来1年振りにMZOさんと孤島に行く約束で楽しみにしていた。所が、木曜日に発表された予報では、生憎、金曜日は雨と風とのこと。雨は夕方には上がりそうなので、この点は何とかなりそうだが、夜には爆風となるとあっては、已む無く中止せざるを得ず、土曜日に順延することにした。
そんな所に、YGWさんから遠慮がちに土曜日の孤島行きのお誘い連絡があって、これには反射的に即バイト。
孤島にはMZOさんと彼の友人のICHRさんより一足早く、14:00少し前に到着。週末の土曜日なので、釣り座の確保が難しいことを予想していたが、思いの外先行者は少ない。ざっと見渡してみた所、岸壁の航路側先端の繋ぎ目付近に餌釣り師、足場が狭くなる繋ぎ目付近でメタルジグをキャストしている若者、暖かい日差しを浴びながら建物に寄り掛かって昼寝を決め込んでいる若者くらい。
YGWさんは航路側の餌釣り師の隣りに、小生はその餌釣り師が引き揚げた跡に釣り座を構えることにして準備に入ったが、向かい風になる東寄りの風がかなり強く吹いて、少々やり難そうな感じ。
そうこうする内に遅れていたMZOさんとICHRさんが登場。MZOさんは街灯真下、ICHRさんは足場の細くなった付近に入って、この夜の釣り座を確保。
時刻は14:00を過ぎたばかりで、アジにしろタチウオ狙いにしろ、まだまだ早過ぎる時間帯なので、時間潰しを兼ねて、MZOさんやICHRさんとお喋りを楽しみながら殊更にゆっくりと支度をしたのだが、ここで事故が・・・・。
持ち込んだEarly+81Mにラインを通しRANGE VIB 70ESを結んで、Soare改の準備に掛かった時のこと、何かの拍子にRANGE VIBの針が左手の人差指にチクリ。
危ない!!
反射的に針から逃れようと身体を捻ったのが良くなかった。針が外れるどころか、逆に、ブスリと深く突き刺さってしまった。直ぐに針を抜こうとしたが、簡単に抜けてくれない。そこで、良くよく針が刺さっている個所を見ると、針のバーブは完全に入ってしまっていて、これでは簡単に抜ける筈はない。
こうなると針を抜くには、
イ)針を貫通させた上でバーブを潰すか、
ロ)傷口が広くなるのを覚悟で、無理やり針を抜くか
しかない。しかし、針を押し込んで敢えて指を貫通させる程の勇気は、残念ながら、持ち合わせていない。となると、無理にでも抜くしかない。
そこで、フィッシング・プライヤーを右手に持って、目を瞑り覚悟を決めて、
エイヤーッ!!
針を抜くことには成功したが、血がポタポタ・・・・・・。
ICHRさんにティッシュペーパーを頂いて、傷口を抑え、こんな時のために常備しているバンドエイドを巻いたが、直ぐにガーゼに血が滲んで来て真っ赤。
実釣を開始する前にこんなお粗末があって、どうにも気持ちが湧いてこない。新作のロッドの調子を見るためにキャスティングをしているYGWさんの横に座り込んだり、MZOさんやICHRさんと釣り談義をしたり・・・・・。
この日の実釣開始は、16:00頃。
先発にSoare改に1.0gのJHの組み合わせを選んで、キャスティングを始めたが、アジからのコンタクトは感じられない。日没時刻の16:30を回り、周囲の光量が減って、何らかの変化があってもおかしくはない頃になっても、梨の礫。早々に、元の釣り座を離れて前回座った付近を探査しても、アジの居所は判らず仕舞いで、何となく、前回と同じ様に釣れそうにもない雰囲気が色濃く漂っている。
この日の口開けの1匹は、18:20頃の23cm。
陸ッパリでは良型と云っても良いサイズで嬉しいには違いがないが、実釣開始後2時間半も経っての1匹なので、前途多難な孤島アジングの幕開けと云った所か・・・・・。
その後は、ポツリポツリと忘れた頃のアタリを待っての持久戦で、この夜の圧巻は21:00頃に移動して入った裏側。
正面から吹き付けて来る冷たい北風を我慢してキャスティングを繰り返して、風で吹かれているロッドの揺れの中に感じる微かな違和感で4連続ゲット出来た30~40分がピーク。
22:00頃にツ抜けとなる1匹を獲ってからは、全くアタリもなくなってしまったので、タチウオに狙いを変更。
前回のHGEさんによれば、ワインディングよりもただ巻きが良いとのことだったので、ただ巻きに徹してやったが、全くアタリがない。これまでに9回になるタチウオ狙いを通して、アタリを何回か感じるだけに終わっていたので、10回目になるこの夜も駄目なら、今シーズンのタチウオは諦めるかと思いながらリーリングをしていると、隣りでアジングをしているYGWさんがやりたそうな表情をしてこちらを見ている。
やって見る?
すると、小生のタックルを手にしたYGWさんは、何と1投目か2投目で、指4本程のタチウオを掛けてニコニコしているではないか。
直ぐに結果を出す所などは流石としか云い様がないが、今シーズンのタチウオのために新調したEarly+81Mの鱗付けをされてしまった悔しさ、もう少し続けていれば小生に来たのかも知れないと後悔したり・・・。
すると、タチウオには鱗はないから、鱗付けは合わないと神経を逆なでするYGWさんの憎まれ口。タチウオを見事に掛けたのはYGWさんなのは確かなので、その言葉に返す言葉もなく切歯扼腕。
そして、その後、小生がタチウオを諦めてアジングをしていると、入れ替わりにワインディングを始めたMZOさんが、来た~ッ!!
釣りを始める前に自分の指を釣ったことと云い、YGWさんやMZOさんにタチウオを先に釣られてしまったことと云い、やること為すことが後手後手に回ってしまっている様な印象。
2:00を回っても、アジからのコンタクトは相変わらずないので、2:30頃に仮眠を取ることにして、風裏になる物陰に入った。しかし、回り込んで来る風が冷たくて、到底眠ることが出来ず、結局3:00頃には仮眠を諦めて起き出して、釣りを再開することに。
タチウオを諦めるにしてもやるだけやって見ようとEarly+81Mをてにして、又々ただ巻きを始めた所、3:20頃にグンと引っ張り込むアタリ。
何と呆気なく答が出て、今シーズン初のギラギラと銀色に輝くタチウオを手にすることが出来た。
それまでは、出ることはないだろうと半ば以上に思いながらリーリングを繰り返していたのに、1匹を獲ってからは出るだろうと思っていることが真逆になっているのに、我ながらげんきんな奴と笑ってしまった。
結局、この夜のアジは12匹しか獲れなかったが、サイズは23cmが最低、25cmが中心となる良型ばかり。MZOさんやICHRさんは尺物や泣き尺をものにしていたので、量より質と云った所か。どちらにしても、シーズンの終わりに近付いた様相だった。
これまで空振り続きだったタチウオは都合3匹も獲ること出来、嘘の様な結果だった。
アタリは何れも直ぐ足許でグンと引っ張り込む様なもので、遠投する必要もなく軽くアンダーキャストすれば良く、又、ロッドを煽る必要もなかったので、身体は楽だったが、ワインディングの様にガツンとアタッた直後にギューンとロッドを絞り込む強烈な引きを楽しめなかったのが、残念と云えば残念。
とは云え、空振り続きだったタチウオを獲ることが出来たので、満足出来る一夜だったし、小生と同じ様に念願のタチウオをお土産に出来たMZOさんも喜んでくれたことだろう。
2017/12/04
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:12月04(月)~05日(火)
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 7、カサゴ x 3
同行者:単独、(TDさん、HGEさん、SGMRさん他)
日曜日に行くか月曜日にするか、迷ったが、予報では、風の具合は月曜日の方が良さそう。
と云う訳で、予報が当たることを祈りつゝ、月曜日に孤島に行くことにした。
いつも通り15:30頃に最寄りの駐車場に到着すると、見覚えのあるナンバーの車が泊まっていて、その主が釣り支度の真っ最中。実は、今年の夏、小生が事情により釣行パターンを変更したため、釣行日がずれてしまい、以来、会うことがなくなったSGMRさんで、3ヶ月振り。但し、SGMRさんは孤島’に行くとのことで、彼とは離れてのコラボ・アジングとなった。
16:00少し前に孤島に到着したが、驚いたことに街灯下のベスポジには6~7人のアジンガーがずらりと並んで満員御礼状態。小生は、年齢も70を超えていて認知症があっても何らおかしくはないので、イヨイヨ症状が出て曜日を間違えたのかと、一瞬、自身の脳の状態を疑ってしまう程の混雑振り。冬場になると防寒着など持ち込んで来る荷物が増えるので、荷物の置き場が窮屈になるのだが、これだけの人数になると、殆ど空いた場所がない。
何処かにスペースはないかとウロウロと探していると、TDさんの友人で以前にもお会いしたことのあるHGEさんが、荷物を寄せてスペースを作ってくれたので、有難くそこに置かせて貰った。
荷物の置き場は何とか確保出来たが、釣り座となると、前回、前々回に入った街灯の灯りが薄くなった付近から先にしか、構える場所がない。
ここは足場が細いので、余り入ることはなかったのだが、前回、前々回とも何とか釣果を出すことは出来ている場所なので、特に問題にすることもなく、その場所に釣り座を構えることにした。
釣り座の確保が出来た所で、持ち込んだEarly+81M、Soare改、8320#1Bの3本のロッドにラインを通す等の準備を始めたが、予報よりも遥かに強い風が冷たく吹いている。
と云っても、向きはフォローになる西寄りなので、JHは重くする必要はないだろうと、先発はSoare改に1.0gのJHの組み合わせ。
キャスティングの開始は16:20頃。
大潮の満潮時刻直前に当たるので、潮位はいつもより遥かに高く、また、フォローとは云え強い風の影響もある筈なので、ジックリとボトムを攻めるために先ずは50カウントからスタート。
すると、その2~3投目のこと。いきなりムズと感じるアタリが伝わって来た。合わせも決まりこれは幸先が良いとほくそ笑みながら、リーリングを開始した途端、ジーッとドラグを鳴らす強い引きにロッドを立てて抵抗を躱そうとしたが、ひとノシされた途端、敢え無くライン・ブレイク。
正体が分からないまゝ、キャスティングを再開すると、直ぐに23cmの良型をゲット。しかし、トングで挟むのにモタモタしている内に、細い足場を跳ね回ってポチャンとお帰りになってしまった。
ライン・ブレイクに続いてのオート・リリースは、残念だが、釣りは始まったばかりで、時間は未だ未だ充分ある。
と、この時点では、余裕綽々だったが後続のアタリがない。
ウン?
5カウント刻みで層を替えてアジを探したが、コンタクトは全くない。
これは変だぞ・・・・・・。
日没時刻を過ぎ周囲が暗くなっても状況は変わらず、街灯下の明るい場所を陣取っている連中の様子を窺っても、余りロッドを曲げている様子もない。
この日、最初のアジを手にしたのは19:00頃のことで、実釣開始後約2時間半も経った頃のことだった。
やっと回って来た!!
と喜んだのも束の間のことで、コンタクトはそれっ切り。
こんな状況になると、裏に移動するのが常だが、考えることは皆同じと見えて、逆風にも拘わらず裏側のお気に入りの場所には、既にアングラーの姿がある。
仕方なく、その内、回って来る筈と自分に云い聞かせて同じ場所で粘ることにしたが、状況は一向に変わる気配を見せず、21:00を回った時刻になっても、バケツの中には3匹しか入っていない。
休憩がてらカップラーメンを喰いながら、街灯下の様子を見ているとHGEさんと、17:00に登場してHGEさん隣りに入ったTDさんの二人は、好調とは云えないまでもポツリポツリとロッドを曲げている。しかし、それ以外のアジンガーがロッドを曲げている場面は、その二人よりも遥かに少ない。
どうも、この夜のアジは広く回遊するのではなく、一ヶ所に偏在している様子。と云っても、二人が掛ける頻度から見ると、群れは小さいとしか思えない。
結局、この夜は一睡もすることなくアジの回遊を待ったが、その努力にも拘わらず事態の好転はみられず、ツ抜けにも遠く及ばない7匹の貧果。と云っても、釣れたのは23cm以上の良型ばかりで、老人二人の世帯には充分過ぎる数と自分を慰めて、5:00頃未だ暗い中、StopFishingとして帰路に着いた。
その途中で得た情報では、日曜日に複数のスナメリが付近を泳いでいたとの目撃情報があり、その影響でアジが散ってしまったのではないかとのこと。近くの釣り施設のアジの釣果が極端に減ったことに繋がるのではないかと思う。
とすれば、早くスナメリが去って行ってくれることを願うしかないが・・・。
さて、今シーズンは未だ1匹もモノに出来ていないタチウオは・・・。
この日はアジのアタリが殆どなかったので、これまで以上に力を入れて探って見たが、この夜もアタリすら感じることはなかった。所が、HGEさんとTDさんはアジングの合間に狙って夫々3匹、1匹、そして一晩中プラグを投げていたシ-バス狙いのアングラーに至っては5~6匹もモノにしており、全体では10匹も出ていた計算。
とすると、まだ付近をウロウロしていることは確実。
とは云え、10匹の殆どが指3本程度の小振りで、この時期にしては物足りないサイズと云えるし、数も少なくアジと同じ様に偏在していた様子で、釣果を得られるのは運が大きく左右するだろう。
しかし、あの強烈な引きは忘れられない。
何としてでも、1匹だけでもモノにしたいと心から思う次第。
2017/11/27
2017年 Touching 釣行記
日 時:11月27(月)~28日(火)
潮回り:長潮(↓↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 24、カサゴ x 2、カマス x 1
同行者:単独(MSDさん)
今シーズンのタチウオは、渇望しているにも拘わらず、残念ながら未だ姿を拝めずにいるので、何としてでも獲りたいと、孤島に出撃することにしていた。
所が、予報をチェックすると北風4mの予想になっている。
来週はもう12月に入ると云うこの時期に、4mの北風に吹かれるのは辛い。しかし、タチウオ・シーズンも終盤に入っている筈なので、多少のことなら行きたい。
行くべきか中止すべきか?
散々、迷いながらNHKのデータ放送をチェックした所、風向きは北だが2mと弱くなっている。どちらも釣り場のある地区を対象としている予報なのに、これ程違っているのも疑問だが、予想した時刻はNHKの方が若干新しい。と云うことでNHKの予報を信じて決行することにして、自宅を出発。
釣り場の岸壁には16:00少し前に到着。
直ぐに荷物を置いて、準備に入ろうと思ったが、至る所にこぼれたコマセが塊になって残っている。しかも、普段は釣り人の荷物置き場になっている一段高くなった所にも点々とあって汚い汚い。そこで、ブラシで掃き落そうとしたが既に乾燥して、コンクリートにヘバリ付いていて、ブラシ程度では何とも出来ない。仕方がないので、少しでもコマセが少ない所を選んで荷物を置いたが、どうしてこんなに汚い状態にしても平気なのか理解が出来ない。
こんな輩が増えると、折角の釣り場も立ち入り禁止の理由になってしまう。こんな奴は釣りをする資格はないし、この釣り場には来てほしくないものだと腹が立った次第。
風は、予報通り北東の方向から強く吹き付けて来ており、空には一面に黒い雲が広がっていて、今にも降り出しそうで、心配の種がまた一つ増えた格好だが、来てしまった以上やるしかない。
先行者はアジンガーが1名、餌釣り師が2名と少ないが、3人でベスト・ポジションを占めている。横風であってもそれ程強くなければ、彼らの間に入ることは可能だが、この強い風ではトラブルの元。小生は、彼らとは少し距離を置いて前回と同じ場所を確保。
そして、小生より10分程遅れて登場して来たアジンガーは、先行者のアジンガーと餌釣り師の間に釣り座を構えていた。
今回、持ち込んだロッドは前回と同じEarly+81M、Soare改、8320#1Bの3本で、横風の強さを考えて重めの1.5gのJHに8320#1Bを組み合わせを先発にチョイス。16:10頃、キャスティングを始めたが、ラインが風に吹き揚げられてJHが沈んで行かない。こんな状況でアジを仕留める程の腕もないので、早々に諦めて、2段下がった裏側に移動。
こちら側は、海面からの高さが余りないので、多少風が強くても何とかなる。試しにSoare改に1.0gのJHを試してみた所、充分、アジングは出来そう。
この日の最初の獲物は、日没時刻から15分程経った16:45頃。
曇り空で日没前でも薄暗い状況だったことを考えると、出るのが遅いきらいはあるが、取り敢えずは、ボーズ逃れを達成。
今回はアジのお持ち帰りのご下命はないので、この1匹は引き揚げる準備を始めていた餌釣り師に進呈。
17:00少し前に、彼らが引き揚げて行ったので、この強風下、アジングをしようと思う物好きはいないだろうと思っていたが、世の中は広いもので17:00頃になって4人も登場し、この夜は7人で夜明かしをすることに決定。
その中の一人がTDさんの友人のMSDさんで、彼は小生の左隣りに釣り座を構えて、直ぐにキャスティングを開始。
風は、アジンガーの願いも空しく相変わらず強く吹き付けて来ていて、釣り難くて仕方がない。小生は、裏でやったり、元の場所でやったりと落ち着かない。
このまゝでは虻蜂取らずになってしまう。
駄目元で、裏でジックリとやって見よう!!
これが良かったのか、ポツリポツリと来る様になったが、しかし、中々連続して来ることがない。
ボトム付近ではアタリがなくなったので、少しボトムを切った層を狙うとパタパタ。よし、掴んだゾと思っているとアタリがなくなり、更に上の層を狙うと、又々、パタパタ。こっちが正解か?と同じ層を流しても、直ぐにコンタクトがなくなってしまう。
アジの群れが小さいのか、それとも目まぐるしく泳層を変えているのか?
悩んでいる内に、どの層を狙っても音沙汰ない状態になり・・・・。
22:00頃になって、漸く風が弱まって来たので、元の場所に戻ったがアタリの出方がもう一つ。
アジ特有のモゾとかチクと感じるアタリは余りなかった様な印象。フォールしているワームを吸い込む様な違和感だったり、ヘラブナの居喰いの様にロッドにジワーッと重さが伝わる様なアタリが多かった。
それでも、風の影響がない分、微かな変化も感じられ、それなりに面白かったが、風が弱かったのは、日付が変わる頃まで。夜中を過ぎると冷たい北風がビュービューと吹き付けて来る様になってしまう始末。こうなると小さな違和感は取れなくなってしまい、益々アジングは苦しくなるばかり。
結局、2:00過ぎには諦めて仮眠を取りながら、状況の好転を待ったが、それも無駄に終わってしまい、朝間詰めを狙う気もなくなって、4:30頃には諦めてStoFishingとしてMSDさんと一緒に引き揚げた次第。
今回、孤島に来る動機づけとなったタチウオだが、結論から云えば、今回も空振りに終わってしまった。
横風が強過ぎて、中々ワインディングをする気にもならなかったが、風が弱くなった時間帯を見計らって23:00頃から1時間程の間、集中してあちらこちらをチェックして見た。しかし、期待とは反対に一度も掠ることもなく、敢え無く空振り三振。
孤島ではタチウオは確実にものに出来ると思っていたが、昨年、一昨年に比べて寄りが良くない様相で、考えが甘かった様な印象。
しかし、これで諦める訳にも行かないので、年内孤島に釣行する際には、タチウオ・セットを携行しようと思う。
« 古い記事
新しい記事 »