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2019年釣行記(41) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月20日(木) 19:00~22:40
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:南端
釣 果:ナシ
同行者:単独

6月も中旬過ぎになって、ソロソロ、メトウイカが出始めても良い頃。
緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんには見向きもされなかったので、小さなイカならばどうかと調査に出掛けることにした。

現地到着を18:00頃に予定して、自宅を出たのは16:40頃。
所が、順法精神旺盛な軽トラに先導されたこともあってか、渋滞に掛かった訳でもないのに、現地に到着したのは日没時刻間際の18:40頃。

急いで、道具を担いで岸壁を進み、空いていた先端近くの5番街灯付近に道具を降ろした。小生の沖側の隣りには、地元のメトウ師が3人並んで、長い竿を出しており、メトウイカのシーズンも始まっている模様。
久し振りに、あのヌメーッとしたアタリが楽しめる。
自然に期待が膨らんで来る。

キャスティングを始めたのは19:00頃。
ロッドはNSL-S702UL/BFにエギはアオリーQ 1.6の組み合わせ。
日没時刻を過ぎたばかりの時間帯で、まだ周囲は明るいので、取り敢えずボトムを取ろうとカウントを取っていると、20にも達していないのに、正面にキャストした筈なのに、ラインが斜め左に伸びている。風は強くはないが右から左の北寄りなので、風の影響かと思ったが、どうやら潮に流されているらしい。そこで、風上となる右手45度にキャストしたが、戻って来るのは左45度からで、かなり潮の流れが速い。エギをディープ・タイプに替えてみても殆ど変わりがなく、遂には隣りのメトウ師とお祭りする始末。

仕方がないので、底取りを諦めて中層を流してみたが、コンタクトは全くない。

こうなると潮が緩むのを待つしかない。
と思いながらキャスティングを続けていると、メトウ師の一人が対岸に移動して行き、地元のオッチャン連中も苦労している様子。

余りに気配がないので、隣りのメトウ師に様子を訊ねたが、
今年は、良くない。地元なので殆ど毎晩来ているが、まだツ抜けも出来ていない。この分で行けば、7月にならないと群れが入って来ないかも知れない。
とのこと。

このメトウ師は22:00を回った頃に引き揚げて行き、気が付けば岸壁に只一人残された格好。
それでも、22:30頃まで、惰性のキャスティングを続けたが、交通事故もなく、22:40頃にStopFishingとして、スゴスゴと帰路に着いた。

2019年釣行記(40) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月17日(月) 03:30~12:40
潮回り:大潮(↑↓)
場 所:KBRT-TB
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

先日、雨のために流れてしまったYGWさんとのコラボ・エギングだが、改めてKBRT-TBで出来ることになった。
KBRT-TBは、エギングにドップリと嵌っていた時期にも、行きたいと思いつつもその機会がないまゝだった憧れの釣り場で、しかもYGWさんのエギング・テクを隣りで間近に拝見出来るまたとないチャンス。

KBRT-TBまでは独りでも辿り着けるが、駐車場所などについては不案内なので、途中のパーキングで01:30頃に落ち合った後、YGWさんの先導で現地に向かうことになった。
待ち合わせの場所までは1時間半と想定したが、夜中の移動とは云え事故渋滞もあり得るので、15分余裕を見て23:45に自宅を出ることにした。そして今回の釣行は、徹夜に近い状態になることから、少しでも休んでおこうと、22:00前に床に入った。所が、遠足の前日の子供の様に興奮してなかなか寝付けず、ウトウトしただけ。
自宅でウダウダと時間を潰したが、結局、待ち合わせ時刻より2時間も前の23:30には車を走らせていた。時間は充分過ぎる程あるので、ゆっくりと走ったが、こう云う時に限って信号の巡り合わせが極めて良くて、信号待ちは殆どなく、しかも、事故渋滞もなかったので、パーキングには00:40頃到着してしまった。

01:20頃、YGWさんの先導で、パーキングを出発。
この行程も順調で、KBRT-TBには予定時刻の1時間も前の03:00過ぎに到着してしまった。
直ぐに様子を見に行った所、小生の想像よりも規模の小さな突堤で、中央より先端方向には、日曜日の深夜(月曜日の早朝)にも拘わらず、既に数人のアングラーが入っており、下手をするとアブれかねない。そこで、道具を取りに戻って、取り敢えず場所を確保することにした。

YGWさんによれば、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんが来るのは、5:00を回ってからなので、早過ぎるとのことだが、道具を持って岸壁に立っていて何もしないでいる訳にも行かず、4:00前から様子見のキャスティングを開始した。

エギはYGWさんに倣ってシャロー・タイプにしたが、20~25カウントで根掛かってしまう。しかし、ラインをグイッと引っ張るとズルリと海藻が抜けて来る。
その海藻をよく見ると、沢山の気泡が付いているので、海底から立ち上がっているホンダワラの類だろう。ホンダワラがアオリイカの産卵床になっているのかどうかは定かではないが、少なくとも海藻があればベイトが居るし、ベイトが居れば可愛娘ちゃんも居ておかしくはない。

日の出時刻の4:30を回って背後の山蔭から太陽が顔を出して、すっかり周囲が明るくなり、YGWさんの云う5:00が近付いて来るにつれ、期待がドンドン大きくなって来るが、音沙汰がない。
アオリイカの場合は、何の前触れもなく、いきなりドンと来ることが多い。従って、油断せずキャスティングを続けていることが肝要と自らを鼓舞していたが、時間の経過と共に徐々に気持ちが落ちて来て、ひょっとすると、今日も駄目かも知れないと弱気の虫が頭をもたげて来てしまう。

06:30を回った頃、遂にYGWさんは一休みをすると云って車に戻ってしまい、小生は居残ってキャスティングを続けることに。勿論、YGWさんが休んでいる隙に、1杯掛けて悔しがらせてやろうと云う助平心があったのは、云うまでもない。
07:00頃、そんな気持ちを抱きながらキャスティングを続けている小生をあざ笑う様に、小さな漁船が2艘現れて、目の前で網を打ち始めてしまった。しかも、悪いことに、丁度、エギの着水点。
これでは、キャスティングが出来ない所か、折角寄って来た可愛娘ちゃんも怯えて逃げて行ってしまう。
これで、辛うじて繋がっていた気持ちも切れてしまって、小生も一旦引き揚げて休むことに。

シートを倒してウツラウツラしている内に暑さで目が覚め、YGWさんの様子を見行ったりを何度も繰り返し、落ち着かないまゝ時間を過ごしていたが、その内、フッと寝てしまったのだろう。気が付くとYGWさんの車はもぬけの殻で、遠くの突堤には黒い服装のアングラーの姿が見える。目の悪い小生にはしかとは判らないが、どうやら眠りから覚めたYGWさんらしい。

ロッドも持たずに確かめに行くと、やはりそのアングラーはYGWさんで、アタリは依然としてないとのこと。

時刻は、11:00頃で、陽は高くドピーカンに晴れ渡って、潮位は最も低い大潮の干潮とあって、小生には全く釣れる気がしない。しかし、YGWさんによれば、干潮でも充分に可能性があるとのこと。他の場所に移動することも相談したが、最終的にもう少しKBRT-TBで頑張ることに。

そこで、仕切り直しのキャスティングを再開したが、気持ちがどうしても入らない。

どうやらこの日は、可愛娘ちゃんのご機嫌が良くなることはなくロッドが曲がっている所を見たのは2度だけ。
一度目は、小生達の到着前からシャクリ続けていたエギンガーが、突堤の先端に移動して間もなく、アオリイカを浮かした所。二度目はYGWさんの沖側の隣りのヤエン師が、ロッドを曲げてやり取りをしている所。

二人で相談の上13:00まで頑張ることにしたが、流されて来たゴミでキャストも出来なくなったのを機に、12:40頃StopFishingとした。

これで、アオリ・エギング5連敗。しかも、その全てがアタリさえもない完全試合ばかり。アオリ・エギングは、アジングやメバリングと違って、元々何杯も掛けられる釣りではないことは、充分に承知しているが、それにしてもパーフェクト・ゲームばかりと云うのは、如何にも悔しい!
次回もアオリ・エギングで可愛娘ちゃんの顔を見るべく粘って見るのか、それとも諦めて他に切り替えるのか、今の所決め兼ねているのだが・・・・・。

2019年釣行記(37) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月06日(木) 04:00~08:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-HTL-ST、MSK-TRY
釣 果:ナシ
同行者:単独

今シーズン、まだ顔を見ていない緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに、JGSMに行くことにした。ポイントは、前回NDGSK完全試合を喰らったので、今回はHTL-STでリベンジ。
実は、JGSM方面では、エギングにドップリと浸かっていた14~15年前でも、殆ど良い思いをしたことがなく、専らMNDR方面をホームにして通っており、楽しい思い出も色々と残っている。所が、文字通り行きは良い良い、帰りは強いを地で行く様なもので、引き揚げて来る際には長くて急な坂をエッチラオッチラ上って来なければならないのが難点で、14~15年前の若い頃ならいざ知らず、古希を過ぎた高齢の身では、些か以上に自信がない。
これに対して、JGSMの磯はNDGSKにしろHTL-STにしろ、駐車場から5分程度と至近距離で、しかもアップ・ダウンがない。仮に、他のポイントに入るにしても、距離は伸びるものゝ、体力的にはMNDRよりも遥かに楽で、正に高齢者向きと云える。しかし、入り易いだけにMNDRよりは場荒れしている可能性があることが難点と云えば難点だろう。と云っても、獲物の数よりも釣り師の数の方が圧倒的に多い関東地方では、何処の釣り場も場荒れしていると云っても過言ではなく、大同小異。余り気にしても仕方がない。

と云う訳で、自宅を2:00頃に出発。
現地まで2時間の行程とみて、日の出時刻の30分程前に到着する目標だったが、夜中の走行で全てが順調に過ぎる位で、一般道を使ったにも拘らず、現地の駐車場到着は、3:40頃。

直ぐに道具を手に、消え掛かった記憶を頼りに何とかHTL-STの磯に乗ったのは4:00頃。最初は先端部分に釣り座を構える積りで、先端付近にまで行ってみた。しかし、左右に根があってキャスト出来る範囲が狭そうなので、少し戻った所に落ち着いた。

予報によると、風は南寄りの2~3mとなっていたが、殆ど吹いておらず、距離は短いとは云え凸凹の磯道を歩いて来たので、薄っすらと汗をかく程。その汗の臭いのためか、ロッドを繋ぎリールをセットしている内に、蚊が纏わり付いて来て、慌てて防虫剤を両手や顔、首筋に塗ったが、左耳を喰われてしまい、痒い痒い。

Sephia S806ML-Sのロッドに、エギはぴょんぴょんサーチをチョイスして、4:00過ぎにキャスティングを開始。ぴょんぴょんサーチは、勝手に釣れちゃう!の謳い文句に惹かれて購入したのだが、これまで1度も可愛娘ちゃんを連れて来てくれたことがない。何とか1杯でもと、この所サーチ・エギ的な使い方をしているのだが・・・・。

この日は、風も殆どなく波もないので、ラインの動きが良く分かる。そこで、キャスト後のラインの動きを注視していると、25カウント程の所で、ラインがふっと緩む時がある。それ以上カウントを進めるとホンダワラが掛かって来るので、カウント25で藻面になると考え、以降は25カウントを基準に可愛娘ちゃんの泳層を探ることにした。

最初はカウント10で斜め左、次に正面、そして斜め右と扇状にキャスト。しかし、可愛娘ちゃんからのコンタクトがないので、次はカウント20で、同じ様に扇状に探し、そしてカウントを5増やして・・・と順番に上層から藻面までを通してみたが、全く気配がない。
そこで、エギをシャロー・タイプに替えてみたが、これにも反応がない。

小生は、余り移動せず同じ場所で粘るタイプのエギンガーだが、こうなると、移動したくなって来る。しかし、元々実績がない場所だけに、粘る方が良いのか、場所を替える方が良いのか判断するだけの自信がない。
そこで、大きく移動する代わりに、ロッドとギャフだけを持ち10m程岸に戻ってワンドの奥の浅場をチェックすることにして、入手したばかりのスーパー・シャローをキャストしたが、音沙汰がない。
浅場を諦めて、元の場所に戻り根掛かり覚悟で左手の根の際を流したが、これも空振り。

6:00前、突然、足許の際に沿って、小さなイワシ(?)の群れが帯状になって右から左に猛スピードで途切れることなく泳いで行くのが目に入って来た。小さな魚体に似合わない程のスピードの速さにビックリしながら、その様子を見ていると、次にはウロコらしいものがキラキラと光りながら右から左に流れて行く。
これだけのベイトが居るのだから、待っていれば可愛娘ちゃんが来てくれるだろうと粘っている内、気が付けば夥しい数のトンビが周囲を飛び回り、隣りの岩で羽を休め出して来た。

可愛娘ちゃんからのコンタクトもないので、トンビの様子を興味深く観察していると、浅い潮溜まりに立ち込んで小魚を捕まえている。見れば多くのトンビの脚には小さな魚が捕まえられており、どうやら浅い潮溜まりに迷い込んだ小魚を狙って集まって来たらしい。

7:00頃になり、全く気配がない。ベイトがいるので粘れば何とかなるかも知れないとも思ったが、周囲を見渡しても墨跡もないので、HTL-STを諦めることにした。と云っても、時間は未だ未だ充分に残っており、このまゝ引き揚げるのも、悔しいものがある。

そこで、最近出始めたとの情報があったMSK-TRYの様子を見に行くことにした。

MSK-TRYに到着したのは7:30頃。
岸壁には家族連れ、突堤の曲がり角にエギンガーがいるだけで、思っていた程もアングラーが入っていない。この岸壁は車横付けが出来るので、気軽に入れるだけに、アングラーの数が少ないのが気になる。
直ぐにSephia S806ML-Sを繋いでキャスティングを始めたが、切れ藻が夥しく漂っており、キャストの度にエギのカンナに引っ掛かって来る。

小一時間程、キャストをしたが、ここでも可愛娘ちゃんからの信号はなく、ジリジリと暑くなって来た所で、気持ちも完全に切れてしまい、今回も完全試合の返り討ちにあって、今季4連敗。意気消沈したまゝStopFishingとした。

2019年釣行記(34) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:05月27日(月) 18:00~22:30
潮回り:小潮(↑)
場 所:SZK、KTSSRT
釣 果:ナシ
同行者:単独

前回、JGSM-NDGSKでパーフェクト・ゲームを喰らってしまったので、何とか緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんの顔が見たくて、少しでも会える確率が高い(?)SZKに行くことにした。SZKは、自宅から150km超でかなり距離があって高齢の身では少々きついが、可愛娘ちゃんに会いたい気持ちの方が勝った格好。

で、当初は日曜日の深夜に出発して、夜明け前から朝間詰めを狙う積りで準備をしたのだが、夕食を終えてTVを観ていると、何故かしら眠気が襲って来て、出掛けるのが億劫になって仕舞った。そこで、出掛けるのを半日ずらして、夕間詰めから半夜の釣りに変更し、日曜日の夜はゆっくりと休んだ。

150kmと云えば、深夜走行であれば3時間半の距離だが、昼間となると4時間半は掛かる。この時期の日没時刻は18:45頃なので、少なくとも18:00には釣り場に入っておきたい。と云う訳で、逆算して13:30頃に自宅を出発した。

流石に150kmは遠く、昔良く通った幾つもの漁港を通り過ぎる度に、予定を変えてしまおうかと何度も思った程。

現地の駐車場に車を入れたのは、17:45頃。
所が、駐車場の入り口の看板に、利用時間は午前8時から午後5時で、それ以外は施錠すると書かれている。しかし、記憶では、24時間利用出来た筈だし、現に午後5時を過ぎた到着にも拘らず、施錠されていない。訝しく思いながら車を乗り入れた所、丁度、車から釣り道具を降ろしている御仁が見えた。そこで、様子を訊ねた所、夏季は施錠されるが、今の時期は大丈夫とのことで一安心。

その御仁と色々と釣り談義をしながら長い坂道を下って行ったが、文字通り行きは良い良い、帰りは強いで、長い距離も全く気にならない。
磯に入ると云うその御仁とは途中で別れて、更に坂道を下って行くと、両側をうっそうとした木々に挟まれていて風の通り道になっているためか、かなり強い風が道なりに吹き上げて来る。予報では、西風3mとのことだったので、それ程心配もしていなかったのだが、この風は・・・・・・。

誰も居ない突堤に立ってみると、時折、身体を揺らす程の強風で、150kmも走って来た場所でなければ、諦めていた程。
荷物を飛ばされない様にして、ロッドにラインを通し終わり、イヨイヨ期待のキャスティングを開始しようとした時、スマホが見当たらないのに気が付いた。長い坂道を上るのも辛いので、このまゝ釣りを続けようかとも思ったが、記録写真を撮る必要があるので、仕方なくヒーヒーゼーゼー云いながら長い上り坂を上って車にまで取りに戻った。
所が、運転席、助手席周りやトランクも探したが、スマホが見付からない。
何処に置いたのだろう?
何気なく置いた場所が記憶の外になることは、良くあることで、今回もその類いだが、意識して置いた訳ではないだけに、さっぱり見当が付かないし、また、こんな時は、思い出そうとすればする程、記憶の底に埋没してしまって浮かんで来ないので始末に悪い。
どうしようかと思いながら、フト右手で尻のポケットに触れて見ると何やら硬い物が指に触れる。何だろうと思い取り出すと、それは探していたスマホ。右の尻ポケットは財布の定位置なので、何故財布に重ねてスマホを入れたのか、全く記憶がないが、兎に角見付かったので一件落着。

キャスティングを始める前に、この様な事件があったので、キャスティングの開始は18:15頃。
風は相変わらず強い西風で、さざ波がサーッと広がりながら走って行き、追い風に乗ったぴょんぴょんサーチは遥か彼方に着水する。この突堤は南から北に向かっているので、東向きや北向きも狙いたいが、キャストしたエギが風に戻されたり、吹かれたラインに引っ張られて沈まなかったりで、結局、風を背中に受ける西向きが中心。

時刻は日没時刻前だが、高曇りのため光量が少なく、可愛娘ちゃんからの応答があっても可笑しくはない状況。
しかし、反応がないので、少し右手の岸寄りにキャストして見ると、カウント20で敢え無く根掛かり。カンナが伸びれば回収出来るだろうと、ラインを手に引っ張ると、パチンと乾いた音を立てて高切れて、ぴょんぴょんサーチは海の藻屑になってしまった。

強い風の中でFGノットを組むのは難儀なので、予備のスプールに切り替えてキャスティングを再開。

アタリがないまゝ時間が経ち、周囲が徐々に暗さを増して来た頃、益々風が強くなって来て、予備のロッドを入れていたロッド・ケースが海に落とされてしまった。風の影響を少しでも弱くするために、風に対して平行に置いていたのだが、手で押さえる間もなくボチャン。慌てて可愛娘ちゃんの抜き揚げが本来の用途のギャフを伸ばして、何とか引き上げはしたが、ケースの中にも海水が入ってしまって、予備のロッドもずぶ濡れ。

スマホ高切れボチャンと事件が続き、何とも落ち着かないエギングになってしまった。
それでも可愛娘ちゃんの反応があれば良いのだが、掛かって来るのは海藻ばかり。そこでシャロー・タイプのエギに替え、ジックリと可愛娘ちゃんに見てもらう作戦に出たが、これにも無反応。

20:00頃、天気予報をチェックした所、風は西風3mで、時間が進むにつれて強くなり、日付が変わる頃には6mにもなるとなっている。ロッド・ケースが飛ばされる程の風なので、とても3mだとは考えられないが、予報通り風が強くなるとすれば、突堤に立っていることさえ出来なくなる惧れがある。

と云う訳で、結局SZKを諦めて、帰る途中のKTSSRTに行くことにした。

KTSSRTに到着したのは21:00を回った頃。
所が、駐車場に車を止めて外に出た所、ウネリが入っていると見えて、大きな波音が耳に入って来る。余り高さがない突堤なので、場合によっては入れないかも知れない。
兎に角、近くまで行って見て、駄目なら諦めて帰ろう。
道具を肩に突堤が見える所にまで来て闇を透かして様子を窺うと、先端付近にヘッド・ランプの白い光がチラチラと見える。よし、であれば釣りは出来そうだ。

突堤の先端右側に陣取っている先行者に断わって、空いている左側に道具を降ろして、改めて準備に取り掛かった。
時折、ウネリがテトラに当たりシブキを高く揚げているが、風は背後から弱く吹いているだけで、SZKを諦めてKTSSRTに転戦したのは正解だと一人ほくそ笑んで、キャスティングを再開。

しかし、こちらでも可愛娘ちゃんからのコンタクトはない。カゴ釣りの先行者が掛けたのはフグだけで、全体として生き物の気配が感じられない。

22:00を回った頃になると、風向きが南寄りの横風になり、しかも徐々に強さを増して来て、テトラにドーンと響く波音の間隔が徐々に短くなって来た。地元のアングラーと思しき先行者は引き揚げる気配を見せていないので、まだ釣り続けることは出来ただろうが、これ以上粘る気持ちも失せてしまっていたので、22:30頃、スゴスゴと引き揚げて来た。

これで、2回連続してのアオリ・ボーズ
あぁ、あのグィーン・グィーンの独特な引きを味わいたい!!

2019年釣行記(33) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:05月23日(木) 18:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-NDGSK
釣 果:ナシ
同行者:単独

先日、YGWさんから送信されて来たアオリイカの写真を見て、あの独特なグィーングィーンの引きを無性に味わいたくなってしまい、久し振りにエギングに行くことにした。
ポイントは、以前ホームにしていたMNDR方面にしようかと考えたが、この方面のポイントはKTGHMを除いて、帰りの急坂がきつい所ばかりで、KTGHMに入れなかった場合の逃げ場がない。そこで、南風を背負えるJGSM方面にすることを考えた。この方面であれば急な坂はないので、生き帰りが楽な上、ポイントとしてNDGSKHTL-STがあり、アブレルことはまずない。唯一の気掛かりは、エギングでの実績は全くないことだが、2kgクラスが出始めたとの情報もあるので、何とかなるだろう。

明るい内にポイントに入りたかったので、少し早めの15:30頃、自宅を出発。現地の駐車場に車を入れたのは、17:30頃。
車から出て、ポイントを遠望出来る所まで行き様子を見ると、NDGSKHTL-STにもアングラーの姿は見えるが、充分入る余地は残って良そう。そこで近い方のNDGSKに入ることにして、一旦、車に戻り準備に入った。

Dバッグとウェスト・バッグを肩に掛け、重たいクーラーとロッド・ケースを両手に持って磯道をヨタヨタと歩き、先端に向かった。
このNDGSKの掛かり場は大きく分けて、最先端、その手前の第一出っ張り、更に手前の第二出っ張りの3か所あるが、第一出っ張りに若者エギンガーが一人入っているだけで、ベスポジの最先端が空いている。そこで先行者の若者に声を掛けて、最先端に釣り座を構えることにした。
その若者によると、一月程前は良かったが、最近は出なくなったとのこと。
余り聞きたくない情報だが、ロッドを振って見なければ判らないと釣りの準備に取り掛かった。

風は予報通りの南風で、それ程強くはないが、背後で風に吹かれた波が時折シブキを上げているのが気になる。
Sephia S806ML-Sを手にキャスティングを始めたのは18:00頃。パイロットに選んだエギは勝手に釣れちゃう!との謳い文句のぴょんぴょんサーチ
小生としては、釣れちゃったのではなく釣りたいのだが、どちらにしても緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんの顔を見るのが先決。

先ず、20カウントして2投、3投。扇状にエギを通したがコンタクトはない。
日没前のまだ明るい時間帯なので、もう少し暗くなったらアタッて来る筈・・・・。
とは云え、何時アタッて来るか油断がならないので、兎に角キャスティングを続けているしかない。カウントを変えエギを通すレンジを替えてキャスティングを続けていると、足許から10m程の所で根掛かりで高切れ。カウントは30。
アリャー!!
もう少し水深があるかと思ったが、意外と浅い。
しかも、左から右への潮の流れが強く、左斜め45°にキャストしたエギが斜め右45°から戻って来る程。

日没時刻を過ぎ、周囲は徐々に暗くなり始めた頃、先行者の若者が引き揚げて行ったので、即、その後に場所を移動。と云うのは、最先端は、背後に上がるシブキが直ぐ近くを濡らす程になって来ており、これからも2時間程は潮が上がって来る時間帯なので、早目に避難しておく方が良いと考えた。又、これからのことを考えて、第二出っ張り付近の様子も見ておきたいと思ったのもその理由。

前方遠くに見える街灯が点き、イヨイヨ、ゴールデン・タイムの到来かと期待をしたが、全く気配が感じられない。
潮は相変わらず左から右に流れているが、第二出っ張りでは20~25カウントで確実に根掛かってしまう。と云っても、海藻に掛かっている様で、グイッと力を込めてラインを引っ張ると、ズルズルと云った感触で千切れた海藻と共に戻って来るので、エギのロストはないが、可愛娘ちゃんに要らぬ警戒心を持たれてしまいそう。
そこで、エギをシャロー・タイプに替えて、潮に乗せる様にして流してみたが、答えが出ないまゝ。

流れが緩んだ時がチャンスだと自身に云い聞かせながらキャスティングを続けたが、満潮時刻の21:00を回った頃、一時的に若干弱くなったものゝ、左から右への流れは相変わらず。

22:00少し前、磯際に潜んでいる可愛娘ちゃんを引っ張り出そうと、乗っている磯に平行にキャストした所で、見事に根掛かりしてしまい、本日2個目のエギを奉納。
これで何とか持たせていた気持ちもプツンと切れてしまって、結局、22:00頃にStopFishingとして、スゴスゴと引き揚げて来た。

NDGSKはこの日初めて入った磯なので、今回を持って断定する訳には行かないが、このポイントは、ベイトを求めて回遊して通り掛かる可愛娘ちゃんを狙う釣りの様に思え、ジックリと待つ釣りには向いていない様な印象。
何れにしても、このまゝの状態でJGSMを諦める訳には行かないので、次回は、HTL-STに入って見ようと思った次第。

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