2023/02/04
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:02月04日(土) 17:20~20:20
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 5
同行者:単独
今週は、北風に加えて潮位が低い時間帯での釣りになるので、釣行することを諦め道楽部屋でグズグズする積りにしていた。所が、何気なく見た予報では、4日の土曜日に限って、20:00頃には風向きは西風に変わるものゝ、それまでは南西とのこと。しかも、風力は3mと、風の条件はまあまあ。
そこで、潮汐表で潮位をチェックしてみると、満潮時刻は15:47で潮位は154cm。そして、干潮時刻の22:54には10cmまで落ちる大潮の下げ潮の潮回り。しかし、20:00の潮位はまだ67cm程なので、これ以上潮位が低くなると、水深のないMHR-KGNで釣りをするのは難しくなるが、この頃までなら何とか釣りは出来そう。
こうなると、寝ていた虫がムズムズと起き出して来て治まらず、急遽、MHR-KGNに行くことにした。
16:10頃、自宅を出て、現地には17:00頃に到着。
SSQC-742LT-BF-KRを手に岸壁に出てみると、風は殆ど感じられず、海も穏やか。しかし、テトラ帯と岸壁の間には、前回よりも増えた印象の海藻の塊がアチラコチラにプカプカと浮き沈みしていて邪魔になりそう。この日は、その対策として、一回り太いラインを巻いて来てはいるが、出来れば、そんな塊を引っ掛けることは避けたい。
海藻の塊の少ないポイントを探しながら歩を進めたが、への字カーブの手前は云うに及ばず、への字カーブを過ぎても59番スポット付近までは、キャスト出来そうなポイントが見付からなかった。
17:20頃、TOTO42Sを先発プラグに選び、59番スポット付近でキャスティングを開始。このプラグは、オリジナルのトレブル・フックを根掛かり対策でシングル・フックに換装したもので、今回の様に海藻の塊が浮かんでいる場合でも、すり抜けが良いので、引っ掛かるリスクが減ると考えた。
2投、3投。
海藻が薄そうなポイントを狙って、何度かキャストし、少し沈めて軽いリフト&フォールを繰り返していると、17:30頃、実釣開始後10分程で早くもコツ。
日没時刻を過ぎたばかりで、まだまだ明るいので、コンタクトがあるとは思っていなかったが、幸先よく、この日の口開けの円らな瞳の可愛娘ちゃんをゲット。サイズは、MHR-KGNでのアベレージの16cm程。
ひょっとすると、今日は良いかも・・・・。
しかし、同じポイントでは後続がないため、蟹の横這い釣法で移動ながら可愛娘ちゃんの居場所を探して、63番スポット付近でのこと。
モゾとした違和感に上手く対応が出来、今度は21cmをゲット。時刻は、17:40頃。
早い時刻からコンタクトがあったのは嬉しいことだが、1匹目もこの2匹目もプラグのリア・フックに掛かっていたので、余り活性は高くないと思っていた。
所が、帰宅後、プラグの潮抜きのために洗おうとして、フロント・フックが折れていることに気が付いた。そして、この写真を拡大してよく見ると、何と、この時には既に折れているではないか。念のため、1匹目の写真もチェックすると、やはり、折れている。
と云うことは、フロント・フックが折れてリア・フックしかないプラグを使っていたと云うことで、この時は幸運にもバラさずに2匹もゲット出来た訳だが、正に汗顔の至り。穴があったら入りたい心境。
これまでとは打って変わって、実釣開始後30分も経たない内に2匹もゲット出来てすっかり気を良くし、以前のMHR-KGNに戻ったかと思ったが、それは夢のまた夢で、その後は、元の木阿弥。
色々とプラグを取り替えてみたが、暖簾に腕押し、糠に釘。全くコンタクトがない時間が過ぎ、何とか3匹目をゲット出来たのは、18:20頃。ポイントは68番スポット付近。
そして、4匹目は18:35頃にゲット。ポイントはハッキリとしないが、恐らく70番か71番スポットの中間付近だと思う。
この時は、スロー・フローティングのプラグを使い、ブルブルとプラグの震えを感じた所でピタリと止めて10カウント。ジワーッとプラグを浮上させて誘う釣り方だった。このアクションが効いたと見えて、直ぐに答えが出た格好だが、実は、小生が最も苦手とする釣り方で、10秒もの間、ジットしていることが出来ないので、知識としてはあっても、実践することはなかった。
この時は、たまたまその気になって試して見たのだが、そんな釣り方で、答えが出たので、気を良くしてその後も同じ釣り方を繰り返した。しかし、反応があったのは、この1度だけ。
可愛娘ちゃんからのコンタクトがないまゝ時間が経って19:00頃を回った頃。それまで静穏だったのに、西風が吹き出して来てしまった。予報よりも早い吹き出しだったが、やり難さはあるが、メバリングを続けられなくなる程ではない。何とか釣果を伸ばそうと、キャスティングを繰り返したが、相変わらず、梨の礫。
この日の5匹目をゲットしたのは、78番スポット付近で、時刻は19:25頃。
潮位は1mを切りかなり低いため、根掛かりリスクが高くなっているので、水漏れでフロートしなくなったGracy SFを結び、根掛かり覚悟でテトラ帯近くを狙ってキャストすると、着水すると同時にコン。どうやら目の前に落ちてきたプラグに、思わず口を使ってしまった様子で、あとが続かない。
そうこうする内に、耳元を過ぎる風がビューと音を立てる程の強さになって来て、プラグが吹き戻されて来る様になっては、どうすることも出来ない。結局、20:20頃にはStopFishingとして帰路に着いた。
2023/01/26
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:01月26日(木) 17:00~22:20
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7、ソイ x 1
同行者:単独
真冬のこの時期なので、当たり前のことなのだが、北風が吹く毎日。
こうなると、北風には滅法弱いMHR-KGNには出掛けられず、近場のDKKでは釣果は期待出来ない。2~3年前頃までは、そんな状況でも風裏になる釣り場を探して、夜通し車を走らせて釣りをすることも当たり前の様にしていた。しかし、いつの間にかそんなことをするのも億劫になり、結局、釣りに行けない時は、YouTubeで釣り動画を鑑賞してお茶を濁す様になっていた。
と云う訳で、MHR-KGNに行ける天候になるのを待っている内に、今週前半は終了。そして漸く、週の後半の木曜日には、風向きは南西or西風で、しかも風速は2m程との予報が出され、一も二もなくMHR-KGNに行くことにした。
15:40頃、自宅を出発し、現地には16:30頃に到着。
早速、手に入れたばかりのSoareXR S76ULTを手に岸壁に出てみると、風は殆んど吹いておらず、海は波もなく穏やかでメバリングには持って来い。潮位は1m程で、テトラ帯が点々と列をなして海面から頭を出しているので、位置が把握し易く、高過ぎず低過ぎず、丁度良い潮位。
日没直前で周囲はまだまだ明るいため、可愛娘ちゃん達の居場所はボトム付近の筈だと考えて、先ずは7gのメタル・ジグを先発に選んで、22番スポット付近に立って、17:00頃、キャスティングを開始。
テトラ帯と岸壁の間には、至る所に海藻の塊が浮かんでいて、回収の度にズンと重たくなる。メタル・ジグなので少し強く引っ張るとすり抜けてくれるため問題はないが、プラグでは確実に引掛かって餌食になってしまいそう。
足早く移動しながら様子を探ったが、全く異常なし。
MHR-KGNの最近の状況から、ある程度は覚悟しているとは云え、やはり釣れないかも知れないと不安が過って来る。
日が落ちて周囲が少し暗くなりかけて来た頃、BassdayのS.P.M.55を結んでみた。このルアーは釣り動画の中で、加来 匠氏が盛んに推奨していたルアーの一つ。実はS.P.M.75も欲しかったのだが、生憎、こちらは「在庫なし」とのことで、手に入ったS.P.M.55を早速試して見ようとしたもの。
すると、それまで全くなかったのにも拘わらず、コンと反応が帰って来た。合わせも決まってリーリングを始めたが、海藻の塊に絡まれて、敢え無くバラしてしまったものゝ、やはり加来 匠氏が推奨するだけのことはある。そして、後続を期待してキャスティングを繰り返したが、コンタクトがあったのは、この一度だけ。
この日、最初にロッドを曲げてくれたのは、ソイ。
18:20頃のことで、掛けた瞬間はメバルだ!と思い、
抜き上げた瞬間は何だカサゴか?、
そしてよくよく見てあれっ、ソイだと二転三転した次第で、残念ながら本命魚でのSoareXRのウロコ付けはならなかった。
この時のルアーはGracy SFなのだが、錘が入れられている付近が黒く変色していた。どうやら水漏れで海水が入ったと見えて、バケツに張った水に入れても沈んでしまう。小生はスロー・フローティングだと思って使っていたのだが、このソイを掛けた時は、ひょっとすると、サスペンドしていたのかも知れないが、怪我の功名と云った所か。
その後は、S.P.M.55で2度バラすことがあったが、それ以外は梨の礫状態が続いていた。そこで、最後の手段とばかりにFinluckMinnow30Sを結んで見ることにした。このルアーは、MHR-KGNでは最強と云っても良いルアーだが、残念ながら廃盤のため新たに手に入れることは出来ないので、大事に大事にしているもの。
このルアーを投入して、結果が出ないのであれば諦めが付こうというものだが、直ぐに答えが出て25cmクラスをゲット。ポイントは69番スポット付近で、18:45頃のことだった。
しかし、後続がない。
この1月は、この付近のメバルの産卵期に当たっている様で、1月も後半になる程、釣果が落ちて来るのは、経験的に知っているのだが、その影響だろうか、なかなか反応が返って来ない。
2匹目が獲れたのは、それから50分後の19:35頃の70番スポットと71番スポットの中間付近。サイズは1匹目よりも小さいが、それでも20cm超なので、MHR-KGMでは良型の部類。この時のルアーもFinluckMinnow30Sだが、このルアーをもってしても、この日はなかなか口を使ってくれない。
3匹目は、92番スポット付近で、時刻は20:10頃。
それまで、74番スポット付近から84番スポット付近までの間で粘っていたが、余りにもコンタクトがないので、少し足を伸ばしてみた。しかし、やはり音沙汰がないので、思い切ってS.P.M.55でボトムを取ってみることにした。底の状態が全く解らないので、やっとの思いで手に入れたS.P.M.55を奉納する結果になりかねないが、この時は、余りにも反応がないことに嫌気が差していた上、疲れも出て来ていたので、正直な所、半ば自棄気味になっていた。
キャストして20カウントか25カウント。やはり根掛かりが怖いので、少し早めにリフト&フォールを始めると、いきなりゴゴンとルアーを引っ手繰る様なアタリだった。
しかし、後続はない。
折角、凸部にまで来たのだからと、先の角まで様子を見に行ったが、その甲斐もなく、20:30頃、110番スポット付近から折り返しに入った。
21:00頃、凸部の手前の角の87番スポット付近で、この日の4匹目をゲット。この時もルアーはFinluckMinnow30Sで、どうやらこの日はこのルアーにしか興味がないと見える。何年か前にもFinluckMinnow30Sにしか反応しない極端な偏食振りを経験したことがあるが、その時はもっと頻繁にコンタクトして来た記憶がある。
丁度、4匹目の可愛娘ちゃんと遊んだ頃から、西風が強く吹いて来てしまった。この日はFinluckMinnow30Sにしか興味を示さないので、以降はこのルアーで通すつもりだったが、2gにも満たない極小ルアーでは、風に流されてしまって釣りにならない。そこで、少し重ためのルアーを結んだのだが、それでも効果はない。
そこで引き揚げるつもりで、釣る気のないキャスティングを繰り返していると、徐々に風が収まって来たので、又々FinluckMinnow30Sに結び替えてキャストすると、コンとはっきりとしたアタリが返って来た。
時刻は21:50頃。ポイントは58番スポット付近で、これからの数分間がこの日のハイライト。
21:57頃に57番スポット付近で6匹目。
22:02頃に56番スポット付近で7匹目と10分程の短い間で、3匹もの釣果。
と云う訳で、我が遊び相手の可愛娘ちゃん達の調子は上がって来たが、小生の方は疲れと腰痛でギブアップ寸前。
残念ながら、又々西風が吹いて来たのを機に、22:20頃、StopFishingとして帰路に着いた。
兎にも角にも、この日はFinluckMinnow30Sを持っていたので、何とか釣りになった様なもので、次回もプラグ縛りで臨む積りだが、早くFinluckMinnow30Sに代わるルアーを見付なければ・・・・・。
2023/01/21
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:01月20日(金) 17:10~20:20
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3
同行者:単独
予報では、南西・3m(17:00)、西南西・3m(18:00)、西・4m(19:00以降)と時間が進むに連れて条件が悪くなるとのことだったが、20:00頃までなら、何とか釣りが出来るかも知れない。しかし、来週はこの冬一番の寒気が関東地方にまで降りて来るため、場合によっては雪が降る惧れがあり、その量によっては車が出せなくなる。そうなると、この日を逃せば、下手をすると2周間近くも釣りが出来なくなってしまう。
と云う訳で、兎に角、現地まで行ってみることにした。
16:00頃、自宅を出発し、現地には17:00頃に到着。
直ぐに車から降りて準備に取り掛かろうとしたが、意外にも強い西風が吹き抜けていて、準備を進めるかどうか迷う程。
予報では、この時間帯の風は南西なので、車を止めている場所では風裏になっている筈なのに、予報が変わったのか・・・・。
折角、ここまで来たのだから。
と準備を整えて岸壁に出てみると、時折強目の風が吹いては来るが、釣りに支障がある程ではなく、寧ろ、風が吹いていない時間の方が長い印象。
今回は、大潮の下げの時間帯での釣りになり、20:00頃には潮位が30cmにまで下がって仕舞うので、この頃が釣り上がる時刻になる筈。となると実釣時間は、精々3時間の短期戦になるため、への字カーブを越えた付近から凸部の手前までをじっくりと探るプランにして、17:10頃、51番スポット付近でキャスティングを開始。
この日は、プラグで通すことにしていたので、スピニングのSoare S610LS30のロッドに、プラグはBEAGLE-SSを先発に選んだのだが、海面には浮き沈みしている海藻の塊がアチラコチラにある。前回、Dr.TJさんがロープに引っ掛かったと叫ぶ場面があったが、恐らくロープではなく海藻の塊だったのだろう。兎にも角にも、早くも海藻が出始めたので、油断が出来ない。そこで、海藻のが浮かんでいないポイントを選んで、キャスティングを繰り返したが円らな瞳の可愛娘ちゃんの反応は返って来ない。
いつもよりかなりゆっくりとしたテンポの蟹の横這い釣法でじっくりと居場所を探っても見たが、可愛娘ちゃんは浮いているのか沈んでいるのか全く判らず仕舞い。

そして、61番スポット付近にまで来た時、それまでと同じ様に極めてゆっくりとしたリーリングを続けていると、ブルでもなくコンでもない違和感が伝わって来た。
ウン・・・?
と思った瞬間には、腕が反射的に動いていて合わせが決まったが、テトラ帯と岸壁の間に置かれたテトラに巻かれてしまって、二進も三進も行かない。
弱ったなぁと思いつゝラインのテンションを張ったまゝ立ち位置を変えてみた所、幸いにも引っ張り出すことに成功。抜き上げた可愛娘ちゃんは22cm程の、MHR-KGNでは良型で大満足。時刻は、実釣開始1時間後の18:10頃。
しかし、その後は、又々、ダンマリ。
そして、2匹目の可愛娘ちゃんと遊んだのは、19:20頃のことで、85番スポット付近だった。
この時は、少し西風が吹き始めていて、正面にはキャストし難かったため、凸部の斜めになった岸壁に沿う様にキャストしてリーリングしていると、コンとコチラがびっくりする程はっきりとした反応があったもの。このポイントでは、何年か前には度々面白い思いをしたこともあったが、最近はサッパリ出なくなっていたので、試すこともなくなっていた。しかし、この時は風向きから已むを得ずキャストしたものゝ、意識は次にキャストするポイントに向いていたので、青天の霹靂だった。
この頃には、潮位は60cm内外にまで下がっており、風も吹き出して来ていたので、少し早いが、折り返しに入った。
すると、84番スポット付近でのこと、テトラ帯の際でコツと反応があって、この日3匹目をゲット。
その後は、キャスト出来そうなポイントを選んでキャストしながら戻ったが、益々、潮位が下がり、根掛かりしない様に慎重にと自分に云い聞かせ、キャスティングを繰り返した。が、結局、その根掛かりで大切なプラグを海の神様に奉納する羽目になってしまって、この日のプラッギングは終了。
20:20頃、StopFishingとして帰路に着いた。
2023/01/18
2023年 Ajing Eging 釣行記
日 時:01月18日(水) 16:10~20:20
潮回り:中潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:カサゴ x 1、ヒイカ x 1
同行者:単独
仲間内では、最近、飛ばしウキを使った遠投アジングが話題になっており、既に実施した輩も出て来ている。
この遠投アジングについては、何年か前に興味を持ったことがあって、HGS-OGSMて試してみようと考えアルカジックジャパンのShallowFreakExpandaまで買い揃えたのだが、結局、実施せず仕舞いで、ShallowFreakExpandaもタンスの肥やしになっていた。
その様な状況だったので、今回、仲間の皆さんが遠投アジングを始めようとしているのに触発されて、ShallowFreakExpandaを引っ張り出して、改めて遠投アジングを試してみようと考えた次第。
15:20頃に自宅を出発し、現地到着は15:50頃。
直ぐに岸壁に出てみると、中央付近に若者が一人、最奥には地元の年配者が二人入っていたので、小生は入口付近に釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。
今回は、遠投アジング用にSephia S806ML-S、ライト・エギング用の8320#1の2本。
今回は遠投アジングが主目的なので、16:10頃、Sephia S806ML-Sでキャスティングを開始。仕掛けは、当然、ShallowFreakExpandaも持参しているが、先発は6号のナス型錘を使った逆ダンシステム。と云うのは、明るい時間帯なので、アジはボトム付近に居ると考え、沈みの早い仕掛けを選んだもの。
しかし、何の反応も返って来ない。
時節柄、直ぐに反応がないのは重々承知しているが、このまゝ同じ様にボトムを狙っていても良いのか、初めての釣り方であることもあって、甚だ自信がない。僅かな違和感でもあれば別だが、何の反応も得られない場合は、アジは表層にいるではないか、それとも中層か、或いはもっと沖目に居るのかも知れない等々、色々と考え出して仕舞う。
こうなると、ジックリと腰を落ち着けて釣りに集中することが出来なくなり、ワームを替えたり、仕掛けを替えたりとバタバタとしてしまうのが小生の悪い癖で、この時も、実釣を開始して2時間も経たない内に、そんな状況に陥ってしまった。
18:00少し前、最奥の二人が引き揚げて行き、続いて中央付近の若者も帰って行き、岸壁は小生の貸し切りになった所で、気分転換を兼ねて、最奥に移動して仕切り直しすることにした。
移動後は、遠投アジングの仕掛けをShallowFreakExpandaを使ったものに変更。このShallowFreakExpandaの良い所はオプションのシンカーをセットするだけで、フロート、スロー・シンキング、シンキングに変えることが出来ることで、この時はシンキングにしてキャスティングを再開した。
しかし、相変わらず音沙汰がない。
予報と違って、風はなく、海は油を流した様なベタ凪で、ボラが跳ねる姿も足元を泳ぐベイトも見えず、全体に生き物の気配が全く感じられない。
そこで、遠投アジングを諦めてライト・エギングを試してみることにした。
風もなく波もない穏やかな海なので、軽いエギを操作するヒイカ狙いには持って来いの状況だが、ヒイカからも音沙汰がない。
それでも、過去にヒイカの実績があるだけに、まだ我慢をしてキャストすることが出来、方向を替えエギを通すレンジを替えて、キャスティングを繰り返していた。すると、19:40頃、ジワーッと重たくなるアタリがあって、この日初の獲物をゲット。
ヒイカもアジと同じ様に群れで回遊していると云われているが、以降は反応も感じられず、モチベーションは下降線を辿るばかり。
それでも、ひょっとすると・・・と淡い期待を持ちながら続けていたが、20:00を回った頃から、予報通りの北風が吹いて来て、一気に寒くなって来た。こうなると、辛うじて繋がっていた釣り続ける気持ちもあっさりと切れてしまって、20:20頃、バケツに活かしておいたこの日唯一の釣果のヒイカをリリースし、StopFishingとして引き揚げて来た。
この日初めての遠投アジングを試してみたのだが、エギング・ロッドでは精々飛距離は40m程。これでも通常のアジングからすれば、充分に遠投と云える筈だが、これでもアジの回遊ルートまで届いていないのだろうか。とすると4~4.5mの磯竿の出番となる訳だが、小生は持ち合わせていない。だからと云って購入する積りもないので、冬のアジングは休むしかないことになる。
2023/01/13
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:01月13日(金) 16:50~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 4
同行者:Dr.TJさん
MHR-KGNは、小生にとっては気軽に行ける癒やしの場であり、冬季には週に2度、3度と通っていた。所が、昨シーズンは、それまでとは様変わりで、釣れたとしても1桁台の釣果に終わることが殆どだった。
それだけに、今シーズンがどうなるか心配していたが、前回の結果は、6匹と最悪期は脱した様な印象だった。とは云え、以前の様にテトラ帯と岸壁の間では皆無と云っても良い程反応はなく、テトラ帯が設置されているラインより沖目を狙ったのが功を奏したもので、その意味では完全に回復したとは云えそうにもないが・・・。
兎にも角にも、沖目を狙えば可能性があることが判った所で、それを確かめたくてチャンスを狙っていた所、13日の金曜日は南西の風が3~4mと、MHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報。そこで、すっかりその気になっていた所に、考えることは皆同じと見えてDr.TJさんからお誘いを頂いた。
15:40頃、自宅を出発。現地には16:40頃到着し、先着していたDr.TJさんと合流。
前回と同じSoare S803ULT30を手に連れ立って岸壁に出てみると、風は予報よりも弱く、穏やかな海には点々とテトラ帯が頭を出していて、前回の様に円らな瞳の可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば云うことなし。
岸壁に出た所で、Dr.TJさんには先に始めてもらい、小生は、前回と同じ飛ばしウキに0.5gのJHを組み合わせたシステムを組んだ。しかし、最近になって、急激に視力が落ちて来てラインを結ぶなどの手先の作業に手間取り、16:50頃にキャスティングを始めた時には、DR.TJさんはかなり先にまで行ってしまっていた。
周囲は、日没時刻を過ぎたばかりでまだまだ明るいためか、可愛娘ちゃんからの反応は感じられない。そこで、Dr.TJさんを追い掛ける様に蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて反応を探っていると、ガツンと根掛ってしまった。ロッドが長いため、少しロッドを煽ると外れることが多いので、この時もそうして外したのだが、何がどうしたのか、弾みとは怖ろしいもので、ラインがグシャグシャに絡んでしまった。
今、考えれば、この時点でSoare S803ULT30を諦めて、予備に持って来ていたBlueCurrentⅢ69/Bに替えれば良かったのだが、この時はその様な考えは微塵もなく、見え難いのに絡んだラインを一生懸命になって解いた。
トラブルを解消している間に、陽は落ちて周囲はすっかり暗くなっていて、ゴールデン・タイム。前回は、18:00頃になると反応がなくなったことを考えると、今がそのチャンス。集中力を高めて可愛娘ちゃんからのコンタクトを待ったが、今回は音沙汰がない。
17:50頃、またもや根掛かり。今度はロッドを煽っても、立ち位置を変えてラインを引っ張っても外れず、ラインが高切れしてしまう最悪の結果。こうなるとシステムを組み直す気にもならず、車まで距離のあるへの字カーブを過ぎた辺りだったが、エッチラオッチラ戻って、ロッドを交換した。
ベイト・ロッドのBlueCurrentⅢ69/Bではハード・プラグのみを使うことにして、先発はTETRA WORKSのEBIKKOを結んでみたが、反応が返って来ない。
それから以降は、SS(SlowSinking)、SF(SlowFloating)、SP(Suspend)、S(Sinking)などなど、手持ちのプラグを取っ替え引っ替えして何とか可愛娘ちゃんの気を引こうとしたが、59番スポット付近で、1度だけ反応があっただけ。
そして、コンタクトを得られないまゝ77番スポット付近にまで来た時、ボトム付近を狙ってみることを思い付いた。しかし、残念ながらメタル・ジグの持ち合わせはない。そこで、駄目で元々と沈みの早いTETRA WORKSのTOTOで試してみることにしてキャスト。
ラインをフリーにして10カウントした所で、軽くリフト&フォールをすると、微かだが魚がジャレ付いている様な感触が伝わって来た。あれ?と思いつゝ軽く合わせを入れた所、小さな生命体の暴れる動きがあって、この日の最初の獲物をゲット。時刻は19:10頃のことで、正体は、可愛いロリ・カサゴ。メバル狙いなので外道とは云え、ホット一息つけた。
カサゴでも良いやと続いてキャストして、10カウントした所で、今度はコンとはっきりと感じるアタリ。合わせも決まって遣り取りをすると、カサゴとは違う動きがあって、今度こそ本命の可愛娘ちゃんであることを確信。
これで気を良くしたが、後続がなく、余りにも反応がないことに嫌気も差して来た。
そこで、気分転換を兼ねてDr.TJさんの様子を聞こうとしたが、何処に行ったのか姿が見えず、漸く探し当てた所は127番スポット付近。訊けば、やはり調子は今一つの様子で、狙いをカサゴに替えた様子。
19:30頃、連れ立って折り返しに入ったのだが、その頃から風が強く吹き出して来てしまった。更に、悪いことには南西であるべき風が、真横から吹き付ける西風とあっては、前回の二の舞いで、やり難くて仕方がない。それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していたが、泣きっ面に蜂で、雨まで降り出す始末。しかし、時刻は20:00になったばかりで、引揚げるには早過ぎる。予報には傘マークが付いていなかったことを頼りに、戻りながらキャスティングを繰り返していた。
そんな時、凸部の110番スポット付近に入っていた餌釣り師が、堪らず引き揚げて行った。そのポイントは、西風を背に受けられる上、小生自身も過去に良い釣りをしたこともある。実は、往路で入ろうと思っていたが、先行者が居たので見送ったのだが、折角、空いたのに勿体ない。ものは試しとばかりに入ってキャストすると、着水と同時にココン。
思い掛けない反応にビックリしたが、合わせも決まって抜き上げたのは、22cm近くもある良型の可愛娘ちゃん。
これに続いてキャストを繰り返したかったが、生憎、この頃から雨粒が大きくなり本降りの様相になって来た。そこで、泣く泣くそのポイントは諦めて、少し足を早めて戻りながら雨風の合間を見てキャストすることにした。
そして、74番スポット付近にまで戻って来た頃から、ラッキーなことに雨風が少しづつ弱まって来て、それに呼応する様にDr.TJさんがポツリポツリとメバルを掛け始めた。
訊けばSSのミノーをデッド・スローに引いているとのこと。
小生も倣ってやってはみたが、操作感に乏しいこの釣り方は苦手で、どうしてもルアーを動かしてしまう。こんなこともあって、小生は10cm位のロリ・メバルを1匹拾っただけに終わってしまい、結局、21:30頃、StopFishingとした。
今回は、残念ながら、長竿での沖目狙いが不発に終わってしまった。しかし、Dr.TJさんがプラグで7匹も出した様に、プラグにはソコソコ反応があったので、次回は、プラグ縛りでやってみようと思う。
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