2022年釣行記(01) – EG
2022/01/19
日 時:01月18日(火) 17:45~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独
新年1月の18日にもなって今更の感があるが、このブログが2022年初の投稿になるので、改めまして・・・・・・
おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
例年であれば、新年1月18日ともなると3~4回程は釣行を重ねている所だが、今年に限っては、風向きが悪くて釣行を諦めたり、YGWさんやAKTさんとのハギングが強風で流れてしまったりで、気が付くともう1月も中旬を過ぎて下旬の入り口。
この日も、当初はMHR-KGNでメバリングをする積りでいたのだが、鬼門の北風が3~4mとの予報なので、これでは無理だと諦めざるを得なかった。しかし、先月の27日以来20日以上も釣りをしていないので、頭の中は釣りの文字がグルグルと渦巻いている。そんな気持ちで過去の記録を眺めていた所、ふとSOFKZKの文字に目が止まった。
SOFKZKはお気に入りの釣り場だが、片道100kmもある上、帰りには急坂を這う様にして登ってこなければならないことを考えると、後期高齢者にとっては、些かハードルが高い。しかも、ヤリイカにはまだ少し早過ぎるだろう。と云う訳で、SOFKZKにまで出張る気はなかったが、念の為、予報をチェックすると北西の風が1m。
南向きのSOFKZKでは、背後に高い崖を背負っているので、北西の弱い風であれば風裏になる。と考えた途端、高いハードルは何処かに飛んで行き、ヤリイカが駄目ならアオリイカがあるさ・・・・・。
17:00頃、現地到着を予定して、14:30頃自宅を出発。
途中、西湘バイパスの小田原~石橋間が工事のため通行止めになっているので小田原市内を迂回しなければならず、時間が掛かるかと思ったが、それ程でもなく、現地には予定通りの16:56に到着。
駐車場には7台の車が止まっていたが、ご当地ナンバーの車はなく湘南ナンバーや八王子ナンバーの車ばかりなので、恐らくは、皆、釣り客の車だろう。となると釣り座に困るかも知れないが、ここまで来て以上引き返す訳にも行かない。
薄暗くなった磯道を、ヘッドランプの灯りを頼りにゆっくりと慎重に下って、磯に到着。懐かしい風景を観ながら沖に向かって進んでいると、腰掛岩の手前、腰掛岩に夫々1人のアングラーが竿を出しており、腰掛岩の先にも先行者が入っている雰囲気。
腰掛岩の手前のアングラーは、イカ狙いでまだ早いかも知れないが、様子を見に来た由で、その御仁によれば沖側のアングラーはメジナ狙いなので、ソロソロ引き上げる頃だとのこと。その御仁の言葉通り、腰掛岩の先に入っていた3人のアングラーは片付けの最中だったので、その後に釣り座を構えることにした。
今回持ち込んだロッドは、ヤリイカ用のSephia SS S76ML-Sとアオリイカ用のSephia S806ML-Sの2本。S76ML-Sにはササミを縛り付けた邪道エギのV1を結び、S806ML-Sには3.5号のエギを結んで準備を整え、S806ML-Sを先発に選んで、17:45頃、キャスティングを開始。
海は少しウネリが入っているものゝ、大潮の下げ潮であるため潮位はドンドン下がるので、気にすることはなさそう、しかし、風は、予報とは違って北東から強目に吹いている。この風は厄介だが、折角、ベスト・ポジションの先端に入れたので、ここを簡単に手放すことは出来ない。
予報では1mとあったので、やがて弱くなるだろう。それまでの我慢!
チクッでもガツン、ジワーでも何でも良い。兎に角、何か信号が欲しいと棚を変え、方向を変えて探ってみたが、何も変わりがない。先行者のイカ狙いの御仁の緑色の電気ウキの灯りにも、動きが見えない。
その内、腰掛岩に陣取っていた先行者も引き上げ、磯にはイカ狙いの御仁と小生の二人だけで、ほゞ貸切状態。
この時刻になっても、地元のアングラーが姿を見せないのは、やはり時期が早過ぎたのかも・・・・。
イカ様からのコンタクトがないまゝ時間が経ち、19:00頃になって先行者のイカ狙いの御仁もお先に!!と引き揚げて行き、磯にはただ独り残されてしまった。釣れている時なら独りになっても意に介さないし、寧ろ、競合相手が減るので好都合とも云える面があるのだが、釣れていない真っ暗な磯に独り残されるのは、何とも寂しいものがある。
独りになったので、ティップにヘッドランプの灯りを照射して、ティップの動きを取ることもやったが、これも空振りで、やはりイカ様からは音沙汰がない。
風は、期待を持たせる様に、時折、フッと弱くなる時があるが、強い状況には変わりがなく、更に悪いことに、19:00を回った頃から、風向きが変わって東寄りになって来た。こうなると沖から吹き付けてくる風になり、左から右への横風になると同時に、ウネリまで出てくるので始末が悪い。
それでもヤリでもアオリでも、どちらでも良い、何とか10本足の可愛娘ちゃんの顔を見たいと頑張ってキャスティングを続けたが、ウンともスンとも云って来ない。
その内、横風は益々強くなって来て、指先はジンジンと痛い程になって来た。こんな場合に備えて、強力なポケットカイロを持って来てはいるが、指先を温めた所で、この強い風では釣りにならないと思い、20:00頃、諦めて引き上げることにした。
そして、この日のハイライト。10本足の可愛娘ちゃんの顔を見ることも叶わず意気消沈した御老体に伸し掛かって来るこの日最後の試練。
釣果もなく夕食の弁当分だけ軽くなったとは云え、重たい荷物を持っていては、年寄りにとって難敵の急坂の登りだが、いつもより殊更に一歩一歩ゆっくりと足を進めた所、意外にも呆気なく登り切ってしまった。とは云え、そこは四捨五入して80際になろうとしている御老体のこと、想像していたよりもキツくなかったと云うことであって、車に辿り着いた時にはハーハー・ゼーゼーとなっていたのは云うまでもない。
しかし、無事、上り切れたことからも、急坂がSOFKZKでのイカ釣りを諦める理由にはならないと云えるだろう。しかも、急坂の上り下りと足場の不安定な磯場での立ちっ放しの釣りで脚を酷使したにも拘わらず、太腿がパンパンに張ってはいたものゝ、帰りの車の運転の際にも、脚が攣ったりすることもなく、支障なく無事に帰り着けたことからも、今回の釣行の意味はあったと思う。
と云う訳で、これからもSOFKZKに行こうと思うが、あの急坂故に敬遠したい気持ちがあるのも、正直な所。