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2020年釣行記(21) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:05月27日(水) 18:30~22:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独

この2ヶ月程の間は、テレビ、ラジオや新聞などのメディアでは連日朝から晩まで新型コロナ関連のニュースばかりで、それまで話題の中心だったカルロス・ゴーンの逃亡劇香港の民主化運動のニュースも何事もなかったかの様にピタリとなくなってしまった。そして、その代わりに三密(密閉・密集・密接)を避けよ外出は自粛せよが連呼されていた。
ここまで毎日繰り返して強く叫ばれると、如何に釣りは三密には関係がないと云っても、この様なことについてはことのほか几帳面な家人を納得させるのは至難の業。強引に我を通すことも出来なくもないが、そうすると家庭崩壊に繋がる惧れもある。仮にそうなったとしても、若ければ人生をやり直すことも可能だが、人生の黄昏に差し掛かっている身では、そんな時間的な余裕はない。

と云う訳で3月25日の釣りを最後に、ジッと首を竦めて嵐が過ぎ去るのを待っていた。
そして、先日の25日、待ちに待った緊急事態宣言解除。と云っても三密対策外出自粛が全面的にフリー・ハンドで解禁された訳ではなく、宣言中と変わらず留意する必要はある。しかし、目の上のたん瘤が外れたのは事実で、何かしら開放的な気分になった。
この点は、家人も同様と見えて、小生が釣りに行くよと云っても、特に異を唱えることはなかった。

と云う訳で、2ヶ月振りの釣りに出掛けることにしたが、記念すべき釣りの再開で、ターゲットを何にするか?
手堅い所でMHR-KGNメバルにするか、昨年のこの時期に良かったDKKでのアジにするか・・・・。迷ったが、久し振りにアジの刺身を食したかったので、DKKに行くことにした。

DKKまでは充分な余裕を見ても30~40分程。しかも、この時期の日没時刻は18:50頃とかなり遅くなっているので、18:00頃に自宅を出れば良いのだが、待ちに待った2ヶ月振りの釣りとあって、はやる気持ちを抑え切れず少し早目の17:20頃出発し、現地到着は18:00少し前。
いつものスペースには、釣り人のものと思われる車は2台だけで、アブレル心配はなさそうと一安心。しかし、ビックリしたのは至る所に白いレジ袋に入れられたゴミが散乱していること。これは明らかに釣り人のなせる業。日本人の公徳心の高さは世界的に評判になっている所だが、これは一体どうしたことか?公徳心の高さは建前の世界で、本音の部分は旅の恥はかき捨てなのだろうか?

ロッドやクラーを持って岸壁に出て見ると、先行者は3人だけで、最奥に地元の若者、中央から奥に向かって世田谷から来たと云う年配者が2人。
最奥の若者は日暮れまでとのことだったので、その後に入らせて貰うことにしてゆっくりと支度を整えつゝ、様子を訊ねると、16:00頃まではアタリはあったものゝ、今はピタリとなくなってしまった由。釣果は若者が4匹、年配者は3匹と1匹とのことで、状況は良くなさそう。
年配者の一人に云わせれば、彼らが入った頃には油の臭いがきつくて気分が悪くなる程だったとのことで、そのせいか海水にも黄土色の濁りが入っている様な印象。

18:30頃、キャスティングを開始。
風は右から左のそよ風が心地良く吹いているが、潮の流れが右から左に激早で、その流れに乗ってゴミや千切れた海藻が次から次に流れて来て、釣りにならない。

こんな時は潮が緩んだ時がチャンスなので、チャンスを逃さない様にキャスティングを続けているしかない。

20:00を回った頃、世田谷の2人が引き揚げて行き、釣り場は小生の貸し切り。これで右手から流れて来る年配者の仕掛けを気にせずキャスト出来るとチャンスが来るのを待ちながらキャストを続けたが、アジの気配は全く感じられない。

21:00頃、少し流れが緩んで来た。
チャンス到来と集中してアジからのコンタクトを待ったが、コツリとも来ない。
その内風向きが変わって、左から右への北風が強く吹き出し、潮も満潮を過ぎて下げに入ったので、少しは状況が変わるかも知れないと期待したが、全くの期待外れ。

結局、22:30頃、魚からのコンタクトを一切感じることなく、2ヶ月振りの釣りをパーフェクト・ゲームで終え、スゴスゴと引き揚げて来た。