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2011年釣行記(44)-FF

2011年 FlyFishing 釣行記

FlyFishing 場所:SKM-R 釣果:ヤマメ X 2 同行者:単独

台風12号接近の影響で、今週後半は荒れ模様になりそうなので、火曜日の今日、釣行することにした。
場所は、前回Mr.Maximaに教えて頂いた2か所の内、下流側を重点的に狙って見ようと考えた。 本当なら、此処は夕間詰のイブニング・ライズを狙うと面白そうなのだが・・・・。

4:00頃自宅を出発。 現地到着は予定より若干速い5:30頃。
ゆっくり支度をして、遊歩道を上流に向かったが、釣り上がる時は何でもない上り道が、こうして単に歩いて上るだけなのはかえって応える。

6:00頃、虫の飛翔が増えて来る時刻前はまだ間があるので、時間稼ぎをするために、いつもの脱渓点の手前から入渓してキャスティングの開始。
何箇所か叩いた後、一寸した落ち込みの脇、水面が平らになった所・・・・、毎度挨拶代わりにキャストだけはして見るだけの所で、パシャッと最初のアタリがあり、これは当然の如く合わせ損ない(涙)
今日は渓魚の活性が高い様で、その後も何度かアタリがあり、6:40頃、本日最初のヤマメは10cm位の可愛いサイズ。 これは写真も撮らずにノータッチ・リリース。

時刻も7:00を廻った所で、高さのない斜めに石垣が組んである堰堤をよじ登って、本日の本命ポイントに入った。
前回、Mr.Maximaに案内して頂いた時は、虫は全く飛んでいなかったのだが、今日は若干小さな虫が飛んでいるのが見えるし、渓魚の活性も高そうなので期待したのだが、残念ながらアタリは1度あっただけ。

そのまゝ釣り上がって、Mr.Maximaがポンポンと3匹も出した堰堤下のプール。
水飛沫で直ぐに眼鏡が曇ってしまい釣り難い中、何とか頑張って1匹をと思ったが、残念ながら1度だけアタリらしきものがあったのみで、改めて腕の違いを思い知らされてしまった。

時間も未だあるのでその堰堤を高巻いて、その上流に入った。
所が、ここでもアタリがない。 活性が高かったのは、どうも下流域だけだった様だ・・・・。
で、兎に角、上流のロープ堰堤で納竿しようと釣り上がった所、何と堰堤のプールで竿を出している餌釣師の姿が見える。
何処から入ったのか? 完全に頭を刎ねられた格好・・・・

SKM-016R.JPG
仕方がないので、そのまゝUターンして引き返す途中、フトと気になるポイントが眼に入って来た。

その流れは支流なのだが、水量もソコソコあって如何にもと云った雰囲気。 所が、何本もの蜘蛛の巣が流れを横断する様に張り巡らされていて、釣りにはこの上なく邪魔な存在。

しかし、蜘蛛の巣があると云うことは、誰も攻めていない証拠・・・。 駄目元でやって見よう!!!

この様なポイントで、最初にすることは、出来るだけフライを水面に落とさない様にして何度もキャストをして正面の蜘蛛の巣を引っ掛けて取り除くこと・・・・・。

SKM-017R.JPG
蜘蛛の巣の掃除を終えキャストしている内、右側から張り出している岩影の部分にユラユラと定位している渓魚の影がチラリと眼に入って来た。
右利きの小生が右側から張り出している岩陰にフライを流すのは中々思う様には行かないが、何度かキャストを繰返しいる内、3回に1回位の割合で陰を流せる様になって来た。

所が、折角フライを岩陰に流せる様になったのに、渓魚は一向に見向きもせず、諦め掛けた頃、陰から日向に出て来たフライが一瞬見えなくなった時、水中でキラリと渓魚が反転するのが見えた。

思わず、ロッドを持つ右手を伸ばすと・・・・・。
やっとの思いで手にした18cm位のヤマメは、一際綺麗なヒレピンの渓流の女王だった。