※ カテゴリー別アーカイブ:2023年 ※

2023年釣行記(52) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:09月05日(火) 18:00~21:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

先月の21日以来、丸々2週間振りの釣行。
釣りに出掛けられなかったこの2周間の間に、夜には虫の鳴き声が聞こえる様になり、朝晩の暑さも、何となく和らいで来た様な印象で、季節は確実に進んでいる。しかし、海の中の季節は、地上よりも遅れてマダマダ真夏状態にあるため、この2週間で状況が変わったとも思えない。
とは云え、ようやく釣行が解禁になったのに、道楽部屋に籠もっていることなど出来る訳もない。そこで、天気予報をチェックすると、04日の月曜日は、南寄りの風は弱いが、夜には傘マークがあり、翌日の05日の火曜日には南寄りの風が5~6mと強いが、傘マークはなく雨の心配はなさそう。
どちらにしても一長一短だが、結局、傘マークのない火曜日に、UMB-FP刀狩りに行くことにした。

予定通り、日没時刻の1時間前の17:00頃、現地の駐車場に到着。
直ぐにクーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで、岸壁を奥に向かって進んだ所、第一ボラードの手前に広めの空きを見付けたので、左右の先行者に断って、釣り座を構えることにした。

今回も、刀狩りでは定番のSephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせで、17:15頃、キャスティングを開始。
風は、予報通りの南寄りで右から左に強く吹いており、テンヤが左に流される程。

この釣り座に来る途中で会った鎌倉の御仁によれば、相変わらずタチウオは釣れておらず、最近は話題にもなっていないとのこと。覚悟していたことなので、驚くには当たらないが、出来れば耳にしたくない情報だが、仕方がない。
回って来れば、必ず反応はある筈。
回って来るまでの辛抱だ。
と自分自身に云い聞かせてキャスティングを繰り返したが、丸で音沙汰がない。

日没時刻の18:04を過ぎ、周囲の暗さが増して来て、餌釣り師電気ウキが3つ、4つと波間に漂いだしたが、一向にコンタクトはない。
過去には、20:00頃まで全くアタリがなかったこともあると昔の状況を思い出し、何とか気持ちを切らさない様にするのが、精一杯。

19:30を回った頃(?)、ボラードを挟んだ向こう隣りのアングラーがタチウオを抜き上げた瞬間を目撃。
オオ、やっと回って来たか・・・・。
次は小生の番だ・・・。
と一段と集中力を高めて、タチウオからの反応を待ったが、何も変化がない。
何故、アタッて来ない???
見る所、お隣さんも小生と同じテンヤの引き釣りの様子。となると小生にもコンタクトがあっても不思議ではない。所が、小生のテンヤには異常なし。そうこうする内、お隣さんは、2匹目、3匹目と好調に釣り上げている。
彼と、小生の距離は精々10mあるかないか。釣り方も同じなのに何が違っているのか・・・・・。
お隣さんの釣り方をチェックしようにも、暗くて様子が判らない。
そこで、20:00過ぎ、思い切って釣り方を尋ねることにした。

そして、先ず仕掛けを確認すると、お隣さんも小生と同じドゼウテンヤ
最近でこそ、テンヤの引き釣りタチウオを狙っているアングラーを見掛けることが多くなっったが、関東ではドゼウが手に入り難いため、キビナゴを使っているケースが殆んどで、ドゼウを使っているのを見るのは、これが始めて。
こうなると、一方は入れ掛かりに近いにも拘わらず、僅かしか離れていない隣りでは全く反応がないと云った極端な状況になっているのが、益々解せない。

お隣さんの説明では、8gのテンヤをゆっくりとフォールさせていると、コンタクトがあるとのこと。しかも、ゆっくりとフォールさせるために、ラインはPEの1.5号、リーダーはナイロンの80lbsを使っているとのこと。そして、アシスト・フックは、喰いが良くないのでダブル・フックが良いとのこと。更に、アクションの付け方はロッドを下向きにして、ゆっくりとフワフワと上下させている。

と丁寧に教えて頂き、釣り座に戻った。
太いPEラインに太いナイロンのリーダーを使って、フォール・スピードをコントロールすることは、知識としては持っていたが、この時の小生のシステムは、リーダーこそは60lbsのナイロンを使ってはいたものゝ、ラインは風の影響を抑えるためにPEの0.6号を使っていた。そして、テンヤは8gに対して、小生のは11gと少々重め。
となると、小生のテンヤのフォール・スピードは、お隣さんよりもかなり早くなっている筈で、この辺が反応のなさに繋がっている可能性が高い。そこで手持ちのテンヤの中では、最も軽い6gのSSSSに付け替えてみた。しかし、それまでは倍の重さのSSを使っていたので、どうにも頼りがない。それでも、直ぐに結果が出れば我慢して使い続けることも出来るが、反応が得られないと、これで良いのか?云々と色々な疑問が湧いて来て、その結果、野壺に嵌まってしまうことになる。この時も、正にその罠に落ちてしまって、一度しかなかった反応にも空振り。

結局、21:15頃まで、悩みながらキャスティングを繰り返して、StopFishingとした。

兎に角、今シーズンのタチウオの状況は良くないのだが、狙い方次第で釣果が得られることを、今回の釣りで、身を以て知ることが出来たのは、大きな収穫。
これまでは、11gのテンヤを使って表層をフワフワと流す釣り方で、結果が出ていたので、馬鹿の一つ覚えでこの方法で釣れなければタチウオは居ないと思っていたのが、大きな間違えであることを痛感させられた。
表層で駄目なら中層からボトム付近を狙ったり、アクションの付け方を替えることも、これまで以上に意識して行うべきだろうし、何れにしてもタチウオは近くに寄って来ていることを信じることが肝要だろう。

2023年釣行記(51) – AJ&TC

2023年 Ajing Touching 釣行記

日 時:08月21日(月) 16:10~21:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 0、タチウオ x 0
同行者:単独、(NGHMさん)

実は、釣行した翌日の22日の火曜日、いつもの様に釣行記を書こうとパソコンに向かっていたのだが、何故か熱っぽくって仕方がない。どうやら、釣りから帰宅後、道楽部屋で就寝する際、クーラーを掛けっ放しのまゝ寝込んだのが良くなかったらしい。
そして、道楽部屋から自宅に戻る際には、足元も覚束ずフラフラになり、検温すると、何と39度を超えている。発熱することなど10年or20年に一度あるかないかで医者知らずの小生が、6月初旬に続いて3ヶ月も経たない内に又々体調不良で寝込むことなど、あり得ないことだが、これが老いると云うことなのだろう。
兎に角、それ以来、熱との戦いになり、ようやく下って来たのが金曜日の25日。その間、食事らしい食事も摂れず、身体を動かすのも億劫で、本調子とは云えない状態だった。
それでも、熱がなくなっただけ、身体も楽になったが、一難去ってまた一難。今度は、カミさんが発熱。どうやら、小生のウィルスが乗り移ったらしい。

そして、先週の釣行から丁度一週間経った月曜日のこの日、小生の方は略完治しているので、釣りに行くには何も身体的な支障はなく、出来ればそうしたい所。しかし、ことの成り行きから云っても、病の床に臥せっているカミさんを置いて出掛ける訳にも行かない。

と云う訳で、遅ればせながら、先週の状況を思い出しつゝ釣行記を書こうと思う(2023/08/28記)。

******************************************************

連日連夜、体温に近い気温の日々が続き、ウンザリ。
それでも、獲物がロッドを曲げてくれれば、暑さも吹き飛んでしまうのだが、海の中も夏枯れしていると見えて、サッパリ釣果が伴わず、釣り場は修業の場と化している。こうなると、釣れもしないのに、暑い最中に釣りに行かず、クーラーが効いた涼しい部屋でゆっくりしている方が良いだろう・・・と安易な思考がムクムクと大きくなって来るのは、ある意味、当然のことかも知れない。

今回も、次の釣行をどうしようかと考えていた所に、KMI’sでジグ・サビキで遠投すれば、豆アジに混じって良型アジが掛かるとの耳寄りな情報が飛び込んで来た。
ジグ・サビキの釣りは、これまでもNGHMさんがやっていたのを間近で見ており、興味は持っていたものゝ手を出さず仕舞いだったが、折角だからと、これを機にやってみることにした。

ジグ・サビキは夕方になると豆ばかりになるとのことだったので、16:00頃から日没までの間は、サビキで狙い、日が暮れてからは刀狩り、あるいはジグ単に切り替えるプランで釣り場に向かった。

釣り場の岸壁には、予定通り16:00頃に到着。
直ぐに道具を持って岸壁に出てみると、残念ながら、最奥には府中の五月蝿い年配者が、相変わらず長いロッドを4本も、5本も並べて中央付近から最奥にかけて占拠している。
これにはがっかりしたが、仕方がない。小生は入り口に釣り座を構えて準備に入った。

ジグ・サビキには5号のナス型錘(18.75g)を使うので、ロッドは刀狩りで使っているSephia S809M/Fサビキメジャークラフトマイクロ・ショアサビキのSサイズを結んで、16:10頃、キャスティングを開始。

予報では南風が3~4mと少し強目とのことだったが、現場ではそれ以上にかなり強く、斜め右前方から吹き付けて来ている。それでも、20g近い錘を使っているので飛距離はかなり出ているが、その分、風に吹かれたラインが大きく膨らんでやり難い。
そこで、出来るだけ風を正面から受ける様に、斜め右前方にキャストして、着底を待ってからラインを張ると、コツコツとした感触が伝わって来る。しかし、合わせを入れるタイミングが判らないので、頃合いを見計らって合わせを入れるのだが、どう云う訳か空振りになってしまう。
そして、キャストし直そうと回収に入るのだが、フル・キャストして飛距離が出ているので、中々手元に戻って来ない。少々苛つきながら回収して、又々右斜め前方に向かってフル・キャスト。着底を待ってラインを張るとコツコツとアタリがあり、合わせを入れると、今度は針掛かりさせた感触が伝わっって来た。そこで、回収に入ったのだが、途中で伝わって来る引き具合が時折プルプルと感じるだけで、如何にも頼りがない。本当に掛かってるの?と思いながら足元にまで帰って来たサビキを見ると、小さな小さな豆アジが掛かっていたと云う訳。
指4本もあるタチウオやキロを超えるアオリイカを獲るためのゴツいタックルで相手にするには余りにも可愛い豆アジに、思わず苦笑してしまう程。

しかしながら、良型アジは豆アジに混じって来るとのことなので、豆アジを避ける訳にも行かず、兎に角、良型に当たればラッキーと思うことにして、キャスティングを続けたが、その豆アジも渋り勝ち。

17:00頃(?)、NGHMさんが登場し、並んでジグ・サビキをすることになったが、状況は変わらないまゝ。その内、時間が経ち夕間詰めを迎えた頃、NGHMさんマゴチ狙いに、小生はタチウオ狙いに対象を替えて臨むことにした。
今年のタチウオは、通っているUMB-FPでも絶不調で、ましてや湾奥のKMI’sでは、時期的にも先ず可能性はないだろうと思ったが、駄目で元々。兎に角、玉砕覚悟で快適波止タチウオテンヤSS2Sをキャストしたが、やはり、一度もコンタクトはなかった。

19:00頃になって、すっかり暗くなった所で、ジグ単に切り替えてみたが、こちらも全く反応が返って来ず、21:00頃、二人共疲れ果ててStopFishingとした次第

結局、この日の釣果は、ジグ・サビキで獲った豆アジが10匹程、スレで掛かって来た小さなイシモチが1匹だったが、長いロッドを振り回して、20gの錘の付いた仕掛けをフル・キャストする仕事量に比べて、何と割に合わない結果だったのか・・・・。
たった、一度だけの結果で結論を出すのは早計の至り。少しジグ・サビキで通ってみようと思う。

2023年釣行記(50) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:08月18日(金) 18:00~21:00
潮回り:中潮
(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

前回に続いてUMB-FPでの刀狩り
毎日、超が付く程の酷暑が続いているこの時期は、ここ数年、小生は専らタチウオをターゲットにしているのだが、生憎、今シーズンは絶不調で、ボーズを回避するのが精一杯。
だからと云って、ロッドを出さなければ、少ないチャンスを自ら放棄することになるので、手ぶらで帰ることを覚悟の上、又々UMB-FPに行くことにした。と云っても、アタリの数が、前回は前々回の1回よりも多くて3回もあったので、ヒョットすると回復基調にあるのかも知れないと淡い期待もあったのは正直な所(笑)

17:30頃、現地の駐車場に到着。
早速、キャリヤーにクーラーやバッカンを積んで岸壁に出てみると、やはり多くのアングラーの姿がある。と云っても、釣れていないためか、昨年程の混み具合ではない印象。そんなアングラーの様子を見ながら、奥に向かって歩き始めた所、第一ボラードの手前に一人分の空きを発見。その途端、今回は奥でやろうとの気持ちは霧の如く消えてしまって、そこに釣り座を構えることにした。

17:50頃、これまでと同じ様にSephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせで、刀狩りを開始。

予報では、右から左の横風になる南風が4~5mと強目に吹くとのことだったが、現場ではそれよりも強く吹いている様に感じられ、キャストしたテンヤが流される程で、やり難いが仕方がない。

左隣りの若者アングラーは、若者らしく長いロッドをビュッと鋭い音をさせて投げサビキをしているが、アジイワシも掛けている気配がなく、どうやらベイト・フィッシュの寄りも悪そうな雰囲気が伝わって来る。
こうなると、タチウオがベイトを追いかけて寄って来るとも思えず、キャスティングを始めて30分も経たない内に、早くも気持ちが落ちて来る。

日没時刻の18:30頃、周囲の光量が徐々に少なくなって、所謂、ゴールデン・タイム。強い横風を別にすれば、今にもコンタクトがありそうで、良い雰囲気になって来たが、肝心のタチウオからの反応はない。

回って来るんだろうか・・・?
  ・
  ・
  ・

日が落ちて周囲がすっかり暗くなっても、電気ウキの赤や緑の灯りは3~4個しか見えず、益々悲観的な思いが強くなって来る。そして、20:00を回った頃には、引き揚げて行くアングラーが増えて来て、釣り場はガラガラ状態になってしまった。
そこで、キャストする方向を扇状に広げても見たが、全て空振りで、何も反応が返って来ない・

  ・
  ・
  ・
やっぱり、回って来なかった・・・・・。

結局、可能性が全然感じられない中、21:00まで粘ってStopFishingとして帰路に着いた次第。

2023年釣行記(49) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:08月15日(火) 18:00~21:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

お盆のこの時期に殺生をするのは憚られるが、昨年と同じ様に両親の墓参りをした帰りに寄り道をして、UMB-FP刀狩りをする積りにしていた。所が、生憎、台風7号が関東地方を直撃するタイミングと重なってしまい、釣行するしないは台風次第。場合によっては週の前半の釣行は諦めることも考えていた。
結局、この台風は大きくそれて紀伊半島に上陸して行ったため、住んでいる地域にはそれ程大きな影響はなかったが、それでも台風の余波で南風が4~5mと強目に吹く予報。となると、UMB-FPでは横風になるので釣り辛い。一方、UMKZ-Pであれば、まともな横風ではなく斜め右後ろからの風になる。この釣り場は、何年か前に不愉快な思いをして以来、足を向けることはなかったが、今回は敢えて行くことにした。

17:30頃、現地の駐車場に到着。直ぐに車を止めて、釣り場となる岸壁を見渡すと、やはり考えることは皆同じと見えて、大勢のアングラーが竿を出しており、ちょっと見ただけでは、割り込む余地はなさそう。しかも、強く吹いている筈の風は、それ程でもない。
この程度の風なら、UMB-FPでも釣りになる・・・と直ぐにUMB-FPに転戦することにした。

17:45頃、UMB-FPに到着し岸壁に出た所、こちらでの風は予報通りかなり強く吹いている。車で5~10分程しか離れていないのに、これ程違うとは思いもしなかったが、仕方がない。そのまゝクーラーやバッカンを積んだキャリヤーをゴロゴロと引っ張って、釣り座となるスペースを探して歩き始めた所、第一スロープを下り切って7mほどの所に、帰り支度をしている親子連れを発見し、その後に釣り座を構えることにした。
しかし、その釣り座の左側には、東南アジア系のカップルが、中国語や韓国語でもない聞き慣れない言葉を交わしており、右側には金色に染めた長い髪、耳にはピアスをしてサングラを掛けた見るからにヤンキーと云った風体の若者が居て、釣り座を構える場所としてはもう一つ。とは云え、UMB-FPでの刀狩りとしては、小生の最も気に入ったポイントなので、隣りのアングラーのことは考えず、釣りに集中することにした。

18:00頃、まだ明るい時間帯なのでボトムに付いているタチウオを狙うために、Sephia S809M/Fのロッドに20gのメタルジグの組み合わせでキャスティングを始めた。
所が、一投目から根掛かり。手前は根がキツイことは分かっていたが、沖目も同じ状態であるとは思っていなかったので、これにはガッカリ。何とか根掛かりを外してメタルジグを回収し、直ぐに快適波止タチウオテンヤSS2Sに切り替えた。

11gしかないテンヤでは、右から左の強い横風に流されるが仕方がない。右隣りのヤンキーとお祭りをしない様に気を付けて、少し右向きにキャストして風をいなす様にしたが、覚悟していた通りタチウオからのコンタクトがない。
そのまゝキャスティングを繰り返したが、どう云う訳か、数投した所で早くも気持ちが萎えて来てしまった。そこで、背後のウッド・デッキに腰を掛け、少し早めだが、夕食のパンを齧って気分転換を図っていると、ヤンキーが話し掛けて来た。本命のタチウオならぬヤンキーからのコンタクトに、些かびっくりしたが、実際に話しをしてみると人懐っこい好青年で、暫くの間、二人並んで腰を掛けて釣り談義を楽しんだ。

19:00頃、何やら霧状のものが微かに顔に当たって来る様になって来た。頭上には黒い雲が一面に広がってはいたものゝ、最初は、波飛沫だろうと気にもせずにトイレに行ったのだが、トイレから出てみるとかなり強く雨が降って来ているのに、びっくり。
慌てて釣り座の背後にある東屋に駆け込んで雨宿りをしたが、ものの2~3分の間にびしょ濡れになる程の降り方。家を出るときにチェックした予報には、傘マークがなかったので安心していたのだが、台風7号の影響なのだろう。
隣りのヤンキーや同じ様に逃げ込んで来た数人の若者アングラーと釣り談義をして雨が上がるのを待ったが、お互いに面識のない者同士が、直ぐに打ち解けあって、共通の趣味である釣りについて色々と話しをするのが殊の外楽しかった。
そして、雨が上がると、夫々の釣り座に向かって散って行き、また、降って来ると東屋に逃げ込んで、釣り談義の続きで時間を潰し・・・。

こんなことを2度、3度と繰り返して20:00を回った頃。
タチウオが回って来るとしたら、この時間だろうヤンキーに話しながら、釣り座に戻って一投目。
いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングをしていると、何やら違和感が伝わって来て、??と思った次の瞬間コツ。
典型的なタチウオのアタリにあわせも決まって、大きくロッドを曲げながら、来たよ!!ヤンキーに声を掛けていた。
抜き上げた銀色に輝く獲物は、指3本強でまあまあのサイズで、釣ったら上げるよと云っていたので、これはヤンキーにプレゼント。

そして、2投目。
思い掛けなく連続してコンタクトがあり、あわせも決まったと思ったが、タチウオの重さを感じた途端、ドラグがジーッとなり、次の瞬間にはフッと軽くなって、敢え無くフック・アウト。原因は、1匹目を掛けて取り込んだ際に緩めたドラグを締め忘れたことで、悔やんでも悔やみ切れないケアレス・ミス
しかし、連続してコンタクトがあったので、群れが回って来ていると気を取り直してキャスティングを繰り返したが、その後は音無しの構えになってしまった。

それでも、諦めずにキャスティングし、小さくリフト&フォールを続けていると、コツ。
残念ながら、これは空振りだったが、前回よりはタチウオが居る気配がある。期待を胸に続けていると、キャスティングの度に切れ藻テンヤに引っ掛かって来る様になってしまった。キャストして軽いアクションを付けながらリーリングをしていると、ジワーとした重さが伝わって来て、来た!!
喜び勇んであわせを入れると、掛かって来たのは切れ藻の塊でガッカリすることの繰り返し。

その内、切れ藻は流れ去ってくれるだろうと期待をしながら、切れ藻を回収していたのだが、21:00になっても途絶えることなく邪魔をして来るのに気持ちも切れて、ヤンキーと二人仲良くStoFishingとした。

例年になく調子が上がって来ないUMB-FPタチウオだが、前回は1回しかなかったコンタクトが、今回は3回もあった。これを以って回復途中にあると考えるのは早計の至りだが、釣りのターゲットが乏しいこの時期のこと故、暫く、通うことにしようと思う。

2023年釣行記(48) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:08月10日(木) 04:30~08:00
潮回り:小潮
(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

今シーズンの刀狩りは、7月6日と21日に夫々MHR-KGNUMB-FPに行ったのだが、残念ながら、その2回共アタリ一つない完全試合を喰らう結果だった。昨年は、6月から釣果が上がっていて楽しんでいたので、真逆の結果だったが、自然相手のことなので、素直に受け入れるしかない。そこで、少し時間を置いて8月に入ってから、本格的に参戦することにしていた。
所が、7月の下旬になって、KMIさんマゴチを掛けた現場に居合わせたのが運の尽き。新しもの好きの小生としては、ジッとしておれず、早速マゴチを新しいターゲットに加え、8月に入ってからも追い掛けていた。しかし、結果は、最盛期を過ぎてからの参戦だったためか、30cm程の小振りな1匹をマグレで獲っただけ。

と云う訳で、当初の予定から随分と遅れてしまったが、8月の中旬に入った所で、UMB-FPで本格的な刀狩りをすることにした。

現地の駐車場に到着したのは、18:00頃。
予報によるとUMB-FPでは向かい風になる東風が3mとのことだったが、車から降りてみると、結構強く吹いている。しかも、既に上がってはいるが、現地到着の直前にザーッと雨が振り、黒い雲が頭上に広がっていて、何となく先行きが不安に感じる状況。

と云っても、このまゝ引き返すことなどあり得ない。バッカンやクーラーをキャリヤーに積んで岸壁に出て様子を見ると、いつもの様に沢山のアングラーが長い竿を出していおり、夏休みに入ったせいか子供も多い印象。
この分じゃ、入る場所を選んではいられないなぁと思いつゝ奥に向かった所、第一スロープ第一ボラードの中間辺りに、少し広目のスペースを見付けた。ここを見送って奥に進んでもスペースがあるとは限らない。何よりも小生のお気に入りの場所だったので、少々強引だったきらいはあるが、両隣りのアングラーに断って入ることにした。

18:10頃、キャスティングを開始。
今回もタックルは、Sephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせ。

風は、正面からかなり強目に吹き付けて来ており、テンヤが押し戻されて距離は出ないが、涼しい上に蚊が寄って来ないので、痛し痒しと云った所。海は小さく波立っていて、少々落ち着かないが釣りには全く影響はない。

小生の左隣りは、女性アングラーで、女性にしては珍しく単独釣行の様子。その彼女はサビキ釣りをしていたので、調子を尋ねるとイワシもアジも全然釣れないとのこと。ベイト・フィッシュが寄っていなければ、タチウオも寄って来ていない可能性は大いにある。
しかし、ここまで来た以上やるしかない

そのまゝキャスティングを続けたが、タチウオからの反応は全くない。

日没時刻の18:36を過ぎて、徐々に周囲が暗くなって来たにも拘わらず、餌釣りの赤や緑色の電気ウキの灯りがない。昨年の今頃は、ウキの灯りが沢山浮いていて非常に賑やかな光景だったことを考えると、まるで嘘の様に静かな光景が広がっていて、雲泥の差。
やっぱり、釣れていないんだなぁ!!
先日、東京湾内の川崎エリアで熱帯魚と題する記事を読んだが、やはり海水温の上昇が影響しているのだろうか・・・・・。

19:00を回って、周囲がすっかり暗くなった頃に、ようやく電気ウキの灯りがポツポツと浮かび始めたが、それでも小生を挟んで左右に2個づつしか見えない。
そのウキが、海中に引き込まれる様な動きもなく、波間にゆらゆらと揺れているだけで、釣り場の岸壁全体に活気がない。

それでも、回遊してくれば必ず釣れる。釣れる筈とキャスティングを繰り返していて、フト思い付いた。
小生は、テンヤの引き釣りでは中層から表層しか狙っていない。餌釣りにしても、それ程深い棚を狙うことはない様だ。タチウオが浅い層にまで浮いて来ず、ボトム付近を回遊しているとすると、小生にも餌釣りにも反応がないのは道理。
と云う訳で、深い層を狙ってみることにした。

そして、キャスト後フリー・フォールで10カウントしてラインを張ると、何やらゴツゴツした感触が伝わって来る。
エッ、根掛かり?
こんなに浅かった?

不覚にも、感触があった瞬間はタチウオの反応とは判らなかったが、何とか合わせが間に合って、抜き上げに成功。
サイズは指3本なので、自慢出来るものでもないが、今季3回目の釣行にして、ようやく手に出来た獲物だけに、嬉しさも一入と云った所。
時刻は、実釣開始後1時間40分も経った19:50頃。

やっと、タチウオの泳層が分かったと思い、追加を狙ったが、どうやら単独回遊だった様で、再現ならず仕舞い。

その後は、表層、中層、ボトム付近を色々と替えてみたが、何も反応を得ることもなく、21:20頃、腰も痛くなって来たこともあって、StopFishingとした。

« 古い記事 新しい記事 »