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2017/11/20
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:11月20日(月)~21日(火)
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 25、カサゴ x 4
同行者:単独
前回はDr.TJさんやISBSさんをアジングにご招待したが、お二人は何とか形を見ることだけは出来たものゝ、小生は全くのボーズ。まぁ、最低限のことは出来たかも知れないが、この上ないお粗末な結果にモヤモヤが溜まっていたので、今回は孤島でその憂さを晴らそうと・・・・・。
15:30頃、駐車場に到着すると、ガラガラでこれは想定外。
ウィークデイでも結構車の数が多いのに、これはどうしたことか?
ひょっとすると、今日は、貸し切りかも知れない。
となると、独り占め・・・・。
等々と考えながら岸壁に乗って見ると、所沢から来たと云う3人の若者グループがベストポジションを広く陣取っていて、空いているのは航路側の一角だけ。半夜で引き揚げるなら、その後に入れば良いと思い、一人に訊ねると徹夜の予定だと云う。となると、航路側の一角にしか入れないが、挨拶を兼ねて状況を訊ねた時の印象がもう一つ良くない。そこで、彼らと少し離れて前回後半に入った足場の狭くなった場所に釣り座を構えることにした。
持ち込んだEarly+81M、Soare改、8320#1Bの3本に夫々ラインを通し、Soare改に1.0gのJHを組み合わせを先発に選んで、キャスティングを開始したのは16:15頃。
風は強くはないが、向かい風。
潮は青く澄んでいて綺麗だが、過ぎたるは及ばざるが如しでこれが悪い方に出ないことを願うばかり。
この時期の日没時刻は16:30頃なので、調子が良ければ直ぐにでもコンタクトがある筈だが、音沙汰がない。
もう少し暗くなれば・・・・、もう少し暗くなれば・・・・と根拠のない期待を抱きながらキャスティングを続けたが、何の変化もなく、3人にもアタリは出ていない。
17:00頃、様子を見るために航路側の空いた場所をチェックしようと移動して見ると、その一投目で、チクッとこの日の第一号。
これを皮切りにポツリポツリとアタリが続き、2匹、3匹と掛け始めた所に、若者3人が登場。
これで、この夜を一緒に過ごす仲間は、小生を入れて7人と確定したのだが、所沢からの3人も後から来た3人も、顔を見掛けた記憶はなく、やはり孤島ファンが増えて来ていることを実感させられた次第。
後から登場して来た3人の内の2人は、航路を向いて釣り座を構え、アジングを始めた。これまでの経験から、航路向きはアジングについては余り良い場所とは思えないので、どうだろうかと注意を払っていると、何と数投目で掛け始めた。
この日のアジの着き場は、航路側に寄っているのかも知れない。
隣りの先行者の若者の一人にはアタリがない様なので、小生は、ゆっくりとアジングを楽しむために、彼にその場所を譲って元の場所に移動。
結果的には、これが正解だった様で、爆釣とは行かないまでも、良いペースでアタリがあって、20:00頃にはツ抜けを達成。しかし、その頃から風が強く吹き出して来て、思った様にワームを通すことが出来なくなってしまい、ペースダウン。それでも、風が弱くなった時には、コンタクトが感じられてポツリポツリと掛け、23:00頃には20匹超。
釣れるのは良いが、余り釣り過ぎても処分に困る。
ご近所に引き取って貰える数を数えながら釣っていると、向きが変わった風が背中側からビュービューと、時折身体を揺らす程の強さで吹き付けて来る様に状況が変わってしまった。こうなると1.0gのJHでは着底が覚束ないので、JHの重さを1.2g、1.5gと重くして何とか凌いだが、微妙な変化を取ることは出来ず、コンと手許に感じるアタリしか取れなくなってしまった。
日付が変わる頃には、状況は更に悪化し、岸壁の壁の陰に座って避難していても、巻き込んで来た冷たい風が目深に被ったフードを吹き揚げておちおち眠ってもおられず、頭上を走る電線がヒューヒューと鳴って何となく不気味さを感じる程。念のため、天気予報をチェックすると北寄りの風が3~4m。しかし、現場ではその倍以上にも感じる位で、釣り処か寒さを凌ぐのに背一杯。
結局、日の出間際になっても強風は収まらず、5:50頃StopFishingとして引き揚げて来た。
今シーズンは、未だ釣果が出ていないタチウオだが、この日も風が強くてアジングがし難い時を中心に調査したが、アタリも感じられなかった。
昨年や一昨年は海面をライズするタチウオの姿を何度も見ることがあったが、今シーズンは一度も目撃していない。この日も、ギラリと海面を走る光が見えたのでタチウオが寄って来たと思ってキャストしたが、何も変化を感じることはなく、どうも波に反射した光を勘違いした模様。
昨年は、12月に入っても釣果があったので、諦めるのはまだ早いかも知れないが、何となく今シーズンは終わってしまった様な気がしてならない。
2017/11/12
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:11月12(日)~13日(月)
潮回り:小潮(↓↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 19
同行者:単独
今シーズンは、刀狩りに失敗続きで未だ捕獲出来ていないので、今回は何としてもゲットしたい。と云うことで孤島’よりは可能性が高い孤島に行くことにした。
孤島の岸壁到着は16:00少し前。
岸壁にはアジンガーは一人だけで、その他は女児を連れた一行で珍しいことに黒鯛師の姿がない。そして、小生に少し遅れて3人の若者アジンガーが加わり、少し賑やかになったものゝ、17:00を回った頃には、家族連れも引き揚げ、岸壁はアジンガーが5人だけ。
先行者のアジンガーはベスポジの中央付近でロッドを振っていたので、小生は彼の右側、さらに小生の右側に3人が釣り座を構えて、アジングをすることに。
岸壁では、1~2mと弱いと予報が出されていた東寄りの風が、かなり強目に正面から吹き付けて来ていてやり難そうだが、来てしまった以上我慢をする以外ない。
今回、持ち込んだのはEarly+81M、Soare改と8320#1Bの3本。その中から、最近めっきり出番がなくなってしまったSoare改を先発に選んで1gのJHを組み合わせて、16:30頃、キャスティングを開始。
最近の孤島付近は、暗くなってからよりも夕間詰めの方がアジの活性が高い様な印象があり、丁度、時間的にも日没時刻の直前なので、直ぐにでもコンタクトがあってもおかしくはない時間帯に入っている。にも拘わらず、5人の誰にもアタリがない。
ひょっとすると、アジは浮き気味かも知れないと考え、底から少し上を狙って見ると直ぐに結果が出てコツンとアタリ。
ヨシ!!
合わせも決まって、Soare改を大きく曲げて海面まで浮かせ抜き揚げようとした途端、ラインブレイクでそのまま海に帰って行ってしまった。
ラインブレイクは残念だが、アジが居ることは判ったと安心した。
しかし、続いてある筈のコンタクトはそれっ切り。
おかしい!!
変だ!!
5人揃って首を傾げていたが、その内、右隣の若者がポツリと掛け始め、やっと回って来たと期待したが後が続かない。
アジは居ても群れが小さいのか、それとも喰い気がないのか・・・・。
前回、孤島’で最初のアジを掛けた18:00を過ぎても、音沙汰がない。
向かい風が強くて釣り難い上、全くアタリもないので、徹夜は止めようかと考えた程状況は良くない。

小生に最初のアジが来たのは、実釣開始後2時間以上も経った18:45頃。しかし、後続もなく、正に交通事故。
20:30頃、先行者と3人の内の1人が引き揚げて行き、岸壁に残ったのは、若者二人と小生の3人だけ。
広い岸壁を自由に使える様になったので、若者達は風を避けるため裏側に移動し、小生は、岸壁の足場が狭くなった所に移動。この場所は、足場が狭いためアジの取り込みがし難いので、滅多に入ることがなかった。しかし、この夜は誰に迷惑を掛ける心配もないので、敢えて釣り座を構えて見たが、これが大正解。
キャストしてカウントを数え、チョンチョンとアクションを加えコンタクトを待っていると、何故かアタッて来る様な予感があり、その直後にチクッ。
風が強くて中々思い通りには行かず、リズム良くポンポンと釣れる訳ではないものゝ、上手く行った場合には、確実にアタリが出る様になって来た。
これに気を良くしていると、正に好事魔多し。
24:00を過ぎた頃から、北寄りに向きが変わった風が、時折身体をグラリと揺らす程の強さになって吹き付けて来る様になってしまった。孤島では、北寄りの風はフォローになるので、多少、強く吹いても問題はない。しかし、ここまで強いとなると、ロッドが風に叩かれて微妙な感触が全く分からなくなってしまう。ロッドを短めの8320#1Bに1.3gのJHに替えても、効果はなく、6:00少し前に、若者2人より一足早くStopFishingとした。
今回のアジングでは、釣果も19匹と爆釣には程遠い結果だったが、前回の釣れちゃった感満載の結果とは違って、遥かに満足度の高い結果だった。と云うのは、アタリ・パターンを見付けられた結果、微かな違和感を積極的にものに出来たのが理由。
これが毎回実現出来れば、釣果はグンと伸びることは確実だが、生憎、小生の場合、来る度にあーでもない・こーでもないと迷ってばかり。その結果、答えを得る前に時間切れとなる場合が殆どで、今回の様なことは滅多にあることではない。しかし、この快感が忘れられずに、夢よもう一度と、ご老体をおして、又々、孤島に来てしまうことになるのだろう。
もう一つの目標である刀狩りは、アジのアタリがない時や、風が強くてどうしようもない時を選んでとは云え、岸壁の端から端まで立ち位置を替えてやって見た。しかし、一度ガツンとアタリがあっただけで、今回も不発に終わってしまった。
昨年や一昨年の今頃の時期では、タチウオのライズを目撃することも何度かあったが、この夜はギラリと光る姿を一度も見ることがなかった。孤島付近の釣行が減ったので、そんな光景を目撃する機会が減ったのかも知れないが、何とか捕獲したいものだ。
2017/10/12
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月12日(木)
潮回り:小潮(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:アジ x 1、カサゴ x 1、ムツ x 1
同行者:単独、(REDさん)
徹夜明けの釣りから中一日置いての釣りは、身体的には辛いものがあるが、翌日の金曜日は生憎の雨模様。と云う訳で、一日前倒しをして何とかタチウオをものにしてやろうとUMB-FPに行くことにした。
15:00頃、自宅を出発。現地駐車場には予定通り日没時刻の1時間程前の16:15頃に到着。
道具を両手に釣り場の岸壁を歩きながら様子を観ると、流石に平日の夕方のためかアングラーの数が少なめで、釣り座の間隔がゆったりと広くになっている。
そのまゝ奥に向かって進んで好きな第2街灯付近をチェックすると、街灯の直ぐ手前には若者アングラーが居るが、その奥には一人が入るだけの充分なスペースがある。この場所は、以前タチウオの情報を色々と教えて呉れた若者によれば、タチウオ狙いでは最高のポイントとのこと。であれば、迷う必要はない。これはラッキーとばかりにその場所に道具を降ろして釣り座を確保し、釣りの準備に入った。
今回は本命をタチウオ、保険をアジ様としてので、持ち込んだロッドはEarly+81MとSoare改の2本。その内のEarly+81Mに20gのメタルジグを組み合わせて16:40頃にStartFishing。
地元のオッチャンが投げサビキでアジ様を揚げているのを横目で見ながらキャスティングをしていると、見覚えのある赤いウィンドブレーカーを着た小柄な若者が近付いて来るのが目に入って来た。タチウオ狙いではここが最高のポイントだと教えてくれた若者で2週間振りの再会。実は、UMB-FPでタチウオを狙おうと決めた時から、ひょっとしたらまた会えるかも知れないと期待していたので、やはり来てくれたと気持ちが通じ合った様に思えて正直嬉しかった(この若者には、これで都合3回隣り合って釣りをしたのだが、名前を訊きそびれてしまったので、取り敢えず、REDさんと呼ばせて貰うことにする)。
17:00を回って日没時刻間際になってREDさんと並んでワインディングを開始。シャクリながら最近の様子を訊ねると
タチウオは下降気味だが、それでも1本位は出るでしょう!!
とのこと。
彼が云う通り1本しか出ないのなら、小生の方に来て欲しい
とガツン、ギュイーンと来るタチウオの強烈なアタリを期待しながら、ワインディングを続けて暫く経った頃。ロッドを煽った瞬間にガツン。
来た!!
と思った次の瞬間にはロッドは軽くなって、生命体の反応も感じられない。
REDさんはよれば中層を攻めているのでタチウオのアタリだとのこと。しかし、その時は殊更にゆっくりとしたアクションを付けていたので、徐々にJHのレンジが下がってしまった結果、根を掠ったものでタチウオからのコンタクトではない様に感じるのだが・・・・。
その後、REDさんの悔しそうな声が聞こえて来た。アタリがあったのに外したらしい。
タチウオからのコンタクトは、小生にもREDさんにもこれだけで、それ以外には全く変化がない。
前回来た時は、海面に夥しく浮かんでいた電気浮子も、この夜は心なしか少なくなっている様に見える。この日、釣り場がそれ程混んでいないのは、平日の夕方ばかりが理由ではなく、やはり、タチウオの釣果が減って来ているのが大きな理由かも知れない。
そんなことを考えながら、ワインディングのピッチを変え、ワームのタイプ、JHの重さ等を替えて何とかタチウオの気を引こうとしたが、一向に効果なく時計は18:00を回ってタチウオ・ゴールデンタイムの終了。
夜になるとタチウオは活餌には来ても、ワームには殆ど興味を示さなくなるのが最近の傾向なのでワインディングで釣果を揚げるのは難しいと、REDさんは早々に帰り支度を始める始末。
18:30頃、タチウオを諦めてアジングに変更。
REDさんもアジングに興味があり、先週は西伊豆まで遠征してアジングをやったが空振りに終わったとのこと。そんなREDさんに、UMB-FPでもアジングが出来ることを見せることが出来ればと思ったのも、もう一つの理由。
すると、その一投目のこと。
こんなに直ぐに結果が出ると思わなかったが、モゾとした比較的ハッキリとしたアタリに、反射的に合わせをいれた所、23cm程の良型のアジ様。
このアジ様を見届けてREDさんは引き揚げて行き、小生は暫くアジングに精を出すことに。しかし、この日は、強目の風がグルグルと方向が変わって、釣り難くて仕方がない。
結局、カサゴとムツを獲ったものゝ、アジ様は最初の1匹のみ。
21:00近くになって、再度、ワインディングに替えたが、この日は電気浮子が引っ張り込まれることもなく、気持ちも切れて、21:20頃、StopFishingとした。
2017/10/09
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月9日(月)~10日(火)
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島’
釣 果:アジ x 9、カサゴ x 12
同行者:FKGW女史、(KKCさん)
月曜は体育の日で祝日だが、夜は南寄りの風が2m前後なので孤島にしろ孤島’にしろアジングには好条件。時期的にも出る可能性が高くなって来ているタチウオを狙うには孤島の方が良さそう。と云っても、最近の孤島は平日であっても厭と云う程混んでおり、この点を考えると、南寄りの風であることも手伝って、孤島ではなく孤島’に軍配が上がる。
FKGW女史も、混雑は避けたいので孤島’に行くとのこと。
と云う訳で孤島’に行くことにして、駐車場には15:10頃到着。
車から道具を降ろしている所に、見覚えのある八王子ナンバーの車が入って来て、YGWさんとNGHMさんが到着。YGWさんには孤島に行こうと誘われたが、FKGW女史との約束があり、何よりも混雑を避けたいのでとお断りして、予定通り孤島’に向けて出発。
孤島’の岸壁には餌釣りの若者が1人、黒鯛師が2人のみ。遠くに見える孤島には、目の悪い小生にははっきりとは見えないまでも、10人前後は入っている模様で、孤島’を選んで良かったと一安心。海の様子も、前回の孤島では黄土色の濁りが強く入っていたが、今回はその濁りも取れ、南寄りの風は予報通り弱く背後から吹いて来ていて、全ての条件は前回よりはかなり良さそう。
今回持ち込んだロッドはワインド用のEarly+81M、アジング用の8326#1Bと8320#1Bの3本。
最初はEarly+81Mに20gのメタルジグの組み合わせで、1時間程遅れる筈のFKGW女史の登場までは周囲をチェックしようとプチ移動を繰り返しながらキャスティングを続けたが、予想通り全く異常なく終了。
17:00頃、FKGW女史が登場。彼女は第一出っ張り、小生は第三出っ張りに釣り座を構えてアジングのスタート。
8326#1Bには1.2g、8320#1Bには1gのJHを組み合わせて、先発は8320#1Bをチョイス。
この日のファーストフィッシュが来たのは17:30頃。
日没時刻前の未だ明るい時間帯のことで幸先が良いと云えるが、前回の孤島’では、暗くなってからはガックリとペースが落ちてしまったので、明るい内に稼いでおかなければと集中したものの、後続がない。
18:00頃、アングラーが1人登場。暗くて顔が見えなかったが、声を掛けて来たのは久し振りに会うKKCさん。夜勤明けだが寝ずにやって来たとのこと。
KKCさんは第3Vゾーン付近に釣り座を構え、この夜は3人で夜を明かすことに決定。
海・風の条件は悪くはないのに、アジ様からのコンタクトは、相変わらず少ない。いつもはコンスタントにドラグ音を鳴らしているFKGW女史のペースも一向に上がって来ない。小生が若干斜め右に向いて座っているために様子は見えないが、左隣のKKCさんもアタリがないと悩んでいる様子がありありと伝わって来て、釣り場には重苦しい雰囲気が広がっていた。
それでも20:00頃までは、忘れた頃に来る交通事故の様なアタリはあったが、20:00を回ると手の打ち様がない程の状況になり、小生は完全にお手上げ。
右手方向のFKGW女史は、そんな状況でもたまにロッドを曲げている様子が、闇を通して見える。
そんな様子に触発されて、何とかしなければと、これまで以上に集中したが、たまに来るアタリを拾うのが精一杯の所。しかも、そのアタリは完全に単発で、2度、3度と連続して来るものは皆無。気分を変えるために、藁にもすがる気持ちでワインディングをしても、タチウオからのコンタクトもなく、修行状態。
結局、この日は2桁にも及ばない9匹の貧果で5:00頃にStopFishingとして、ガックリと肩を落とし引き揚げて来た次第。
孤島に行っていたYGWさんによれば、アングラーは16人も入っていて肩が触れ合う程の混雑状態だったとのこと。又、タチウオのアタリは5回。内、獲ったのは3.5Fが1本だった由。
これを聞くと、待望のタチウオが獲れるにしても、満足にキャストすることも出来ない程の混み具合は、やはり願い下げで、孤島’にして良かったと思うが、結果が全く伴わなかったので、どっちもどっちと云った所。
所で、今回の結果は、FKGW女史は30匹前後、KKCさんに至っては40匹前後と2桁に届かなかった小生とは雲泥の差。
小生であれば、30匹は大漁の部類だし、40匹を超えることなど夢のまた夢。にも拘わらず、この二人はアタリがなかった云々と盛んに不満を口にしていた。
特にKKCさんなどは、アタリがないと嘆いていたし、場所替えもしていたので、てっきり、小生と同じ状況なのかと思っていた。所が、改めて訊ねると40匹超とのこと。これだけの釣果を出しながら、アタリがなかったとはどう云うことか良くよく聞いて見た所、目標の50匹には届きそうもないのでアタリがないと云っていた由。
FKGW女史にしても同じ様なもので、50匹超の釣果を常態としているアングラーにとっては、それに届かない状況は、やはり厳しく感じるものらしい。
しかし、こんなやり取りをしている最中にKKCさんが云っていた一言が印象的だった。
今日は、アジ様に無理やり口を使わせたみたいだった・・・。
アジングをしていて、小生は、これまで一度もこんな感覚を持ったことがない。
つまり、小生のアジングは、基本的に、キャストしたワームを咥え込んでくれるアジ様をひたすら待つもので、アタリがない場合は、レンジを上げたり下げたり、JHの重さやワームの色などを替えたりする位のことをして、ご機嫌の良いアジ様の興味を引くべく工夫はしていた。
こうして、色々と工夫しても、喰い気のあるアジ様が回って来ることがなければ、こちらからそんなアジ様を探して場所を替えることも考えるべきだろう。しかし、その頃には疲れてしまっていて、実行に移すことは殆どなく、アジ様は留守だと諦めて、その後は惰性に任せてキャスティングを続けることが多かった。云い換えれば、アタリがなければ、そこにはアジ様が居ないと考え、活性の高いアジ様の回遊を待つだけのあなた任せアジングだと云える。
これに対して、KKCさんはご機嫌の良し悪しに関係なくアジ様が居ることを信じて、ご機嫌の悪いアジ様には何とか口を使わせる様に工夫していたのだろう。
7月頃から急激に上達したFKGW女史は、そんなことを彼女の口から聞いたことはないが、恐らくご機嫌の悪いアジ様が思わず口を使ってしまうコツを掴んだのではないだろうか?
と考えれば、3人並んでロッドを振った結果に、これ程の差が付く理由が解る気がする。
また、今回は、昔の自分に戻ってしまったと思う位にカサゴの釣果が多かった。これは、恐らくアジ様のアタリがないために、殊更にジックリとした釣りになり、ワームが底をベッタリと這う様になったしまった結果だろう。
以前、SGMRさんにこの点を指摘されて気を付けていたので、以来カサゴをこれ程まで掛けることはなくなっていた。しかし、状況が悪くなると、知らず知らずの内にヘラブナ釣りの癖が出て来てしまった様に思える。
次回は、この2点を念頭に挑んでみようと思う。
2017/10/01
2017年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月1日(日)~2日(月)
潮回り:中潮(↓↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 29、ソイ x 1
同行者:FKGW女史(AKTさん、INEさん)
16:30頃、現地の駐車場に到着。
普通であれば、当然のことだが、孤島にするか孤島’にするかは決まっている筈なのに、今回に限ってはこの時になってもどっちにするか決まっていなかった。
と云うのも、予報では、南東の風が2m程なので、素直に考えて南風に強い孤島’にするべきだろう。しかも、駐車場で感じた風は強くて、2m以上はありそうだったので、気持ちは大いに孤島’に傾いた。
しかし、タチウオのガツンと来る衝撃的なアタリとその直後の強力な締め込みを味わいたいと云う気持ちが何故か強く、そうなると、可能性としては孤島の方に分がありそう。しかし、孤島では東寄りの風は正面からの風となりやり難くなる上、海面からの高さがあるため影響は更に強く出るので、小生は余り得手ではない。
そして、この日出撃するFKGW女史は、今回は孤島に行くとのこと。
迷いに迷ったまゝ道具を肩に目的の釣り場に向かって移動している途中で、やはり今シーズン初のタチウオを獲りたい気持ちが勝って、孤島にすることに漸く決心が付いたと云う訳。
17:00少し前に到着した孤島の突堤にはAKTさんを始め、この釣り場で何度かお会いしたアジンガーがずらりと並んでいて、小生の入る余地はなさそう。しかし、孤島に決めた時点で、もし混み合っている様であれば、この夜の釣りは、ワインディングを中心にしてアジングは裏でやろうと思っていたので、特にそのことについては仕方がないなぁ程度だった。
先行者の皆さんに挨拶がてら様子を伺っていると、その内の一人が最も航路側の釣り座を譲ってくれた。混んでいる時はお互いさまとは云え、本当に有難いことで、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思う。
と云う訳で、今晩を過ごす場所の確保は出来たが、遅れて来るFKGW女史の場所がない。しかし、先行者の内の若者グループは20:30頃には引き揚げるとのことなので、何とかなるだろう。
支度を整えながら改めて海の様子を観察すると、水は黄土色に濁り、灰汁の泡が至る所で縞模様を作っていて、雰囲気は良くない。しかも、風は予報の2mに反して、かなり強目に正面から吹き付けて来ている。
17:00を回った頃、向かい風を避けて裏側に移った若者グループの一人がアジ様を抜き揚げた所を目撃。
濁りは余り関係なさそうだと安心しつゝ、8320#1Bに向かい風を考慮して若干重めの1.2gのJHを組み合わせてキャスティングを始めようと釣り座についたが、隣りのAKTさんを除いて釣り座には誰一人座っておらずもぬけの殻状態。どうしたのかと思いつゝ周囲を見渡すと、皆さん裏側でキャスティングをしている始末で、変わり身の早さに思わず苦笑してしまった。
直ぐにでもアジ様からのコンタクトがあるのではないかと思ったが、音沙汰はない。その内裏側でもアタリがなくなったと見えて、皆さんも戻って来て砲列を並べて向かい風を物ともせずキャスティングを続けていたが、ロッドを曲げているアングラーは全くいない状態。
日没時刻の17:25を過ぎ、ゴールデンタイムに入っても、一向にアジ様が寄って来ている様子も見えず、これだけ並んでいるのに交通事故もないなんてと皆さん、首を傾げるしかない状況。
18:00頃になってFKGW女史が登場。彼女は当初からの予定通り孤島の最も陸寄りで釣りをすると云って、独り離れた場所に移動して行き、FKGWさんに前後して登場したINEさんは、20:30頃に引き揚げて行ったグループの後に入り、これで、全て居場所が決まった状態。
しかし、濁りの影響か、アジ様からも税金のカサゴからのコンタクトも全くない状態が続き、PB–一度のアタリもないパーフェクトボーズ–を覚悟した程。
勿論、ワインディングも突堤を行ったり来たりしてやったが、タチウオもアタッて来ず、完全にお手上げ状態。
23:00頃になって、諦めることなくロッドを振り続けていたINEさんに待望のアジ様が降臨。やっと回って来た様子だが、交通事故でなければ良いがと未だ半信半疑で様子を見ていると、程なくして2匹目をゲットする場面を目撃。
これを見て、小生も気を取り直してアジングを真面目にする気持ちに・・。
INEさんが最初にゲットしてから30分程経って、やっと小生も初アジ様をゲット。
水の色も、心なしか濁りが取れて黒っぽく見える状態だったので、水が変わったのが切っ掛けで、口を使う様になったのかも知れないが、兎に角、状況が変わったのは確実。
風は相変わらず正面からで、時には強さが増してJHが飛ばない時間帯もあったが、感じるアタリはコンとかチクッと云った比較的ハッキリとしたものが多かった様な印象。
最初のアジ様を獲ってからも、退屈しない程度の間隔でコンタクトがあり、実釣開始を23:00とするとStopFishingとした5:00頃までの6時間で29匹の釣果で、10~12分に1匹の割合いとなり、小生に取っては悪くはないペース。
尚、裏側で頑張ったFKGW女史は20匹未満の結果で、最近では50匹超の結果を連続して叩き出している中では、可成り不満の残る結果だったと見えて、火曜・水曜と続けて出撃するとのこと。隣りのAKTさんは、小生を上回るペースだったので、それなりに満足された筈で、INEさんは最初の1匹を獲って以来、殆ど中弛みもなくコンスタントにロッドを曲げていたので、惧らく50を超える釣果で竿頭だったと思う。
小生とFKGW女史は皆さんより一足早く引き揚げたが、その頃にも代わる代わるロッドを曲げておられ、この日は、17:00~23:00頃まで前半と、23:00~5:00までの後半とは天と地程の違いがある極端な状況だった。そしてその後半戦が良かったために、前半の不調を忘れることが出来、それなりに満足感を持って終わることが出来た。しかし、これが逆に後半が壊滅状態だったとすると、同じ結果でも真逆の印象になって大いにフラストレーションを溜めてしまう結果になった筈で、その点ではラッキーだった。
小生は区切りの30匹を達成しようと時間ギリギリまで頑張ったが、最後に27cmのムラソイをゲットした所でタイム・アップとなり、宿題を残してしまった。
又、肝心のタチウオは、AKTさんも小生と同じ様に時に触れ折に触れてワインディングを試していたが、全く気配がなく、二人揃って空振りの結果に終わってしまった。とは云え、季節も10月に入り、いつタチウオが寄って来ても可笑しくはない時期に入ったので、ワインディングのセットを忘れる訳には行かないだろうと思った次第。
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