2025年釣行記(56) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月29日(金) 19:00~21:40
潮回り:小潮
(↑↓) 165→174→150cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

猛暑・酷暑のせいかor温暖化の影響なのか、小生がホームにしているKMI’sMHR-KGNの調子が今一つ。何年か前であれば、この様な場合は遠征したりしていたのだが、寄る年波には勝てず遠くにまで足を伸ばす気にならないので、今週後半の釣行はお休みにしようと考えていた。所が、MHR-KGNでの刀狩りでは、専ら26番スポット近辺にしか入ったことがないが、以前餌釣りでタチウオを狙うアングラーは凸部付近に集中していたことを、ふと思い出した。
そこで、今回はMHR-KGN凸部付近の調査をすることを思い立った。と云ってもタチウオの在庫はあるので、リリースすることを前提で、針のバーブを潰しアシスト・フックも使わないテンヤを使用することにした。更に、ドジョウの代わりにワームを使ったテンヤでやることにした。

18:20頃、現地に到着。
今回入ろうとしている凸部付近まで約1kmで徒歩10~15分の距離。この距離をキャリヤーに積んでいるとは云え、重たいキャリヤーを引っ張って歩くのはかなりキツイ。しかし、今回はお持ち帰りをしないワームの釣りなので、道具立ては、ワンショルダーのバッグ、冷たい飲み物を入れておく簡易クーラーロッドと至極簡素。とは云え、この暑い時期に1km程の距離をエッチラオッチラ歩くのはやはり辛い。南寄りの風が稍強めに吹いているので、幾分マシと云えるが、それでも凸部付近に到着した18:40頃には、びっしりと汗をかいていた。

来る途中では、週末を控えた金曜日ともあってチラリホラリとアングラーを見掛けたが、人気場所の凸部には先行者の姿は皆無。そこで曲がり角の90番スポット付近に釣り座を構えることにして準備に入った。

今回使用するロッドはBlueCurrentⅢ 82/B。調査と云うからには飛距離が出て広範囲を探れるスピニング・ロッドを選択すべきだろう。しかし、前々回、何度も高切れを起こしたことを考え、改めてキャスティング方法を確認しようと敢えてベイト・ロッドを持ち込んだもので、このロッドにECOGEARPOWER SHADをセットした11gのテンヤを組み合わせて、19:00頃、キャスティングを開始した。

すると丁度そのタイミングで一人のアングラーが隣りのテトラ帯の切れ目に入って来た。何を狙うのだろう?とキャスティングを繰り返しながら彼の様子を見ていると、どうやら餌でタチウオを狙う様子。釣り方は違っているが同じ獲物を狙っている同好の士の登場で、何となくホッとした気分になった。

その彼が準備が終わってキャストすると、緑色のウキの灯りは遥か沖に着水しており、しかとは判らないが、小生の飛距離の倍近くはある様に見える。しかも、一投目からフワフワと波の動きとは違う浮き沈みを繰り返している。こうなると隣りが気になって仕方がない。自分の釣りはそっちのけでみていると、やがてウキの灯りは海中に沈んで行き見えなくなってしまった。
暫くして回収した彼に訊ねた所、細いタチウオだった由。
良し、タチウオは沖目には居る。近くに寄って来ればチャンスはある。
期待を込めてキャスティングを繰り返したが、ウンともスンとも反応が返って来ない。しかし、隣りの彼のウキはキャストの度に動きがある。
その内、寄って来る筈・・・・。
寄って来れば、こっちのもの・・・・。

タチウオは表層に居ないのかも知れないテンヤを沈めて見ると、直ぐにゴツゴツとテトラ帯に触れる感触が伝わって来る。こうなるとタチウオが浮いて来なければ釣りにならない。

ドジョウを持って来れば良かった。
飛距離の稼げるスピニング・ロッドにすれば良かった。
頭に浮かんで来るのは愚痴ばかりだが、愚痴っていても仕方がない。気紛れなタチウオが寄って来ることを期待するしかない。

ワームをDAIWAリアルどじょうや、ECOGEAR熟成スーパーどじょうに替えて何とかタチウオの気を引こうとしたが、結局、反応は出ず仕舞い。

20:00を回った頃には、隣りの餌釣り師のウキも動かなくなって、凸部の反対側の角をチェックしに行ってしまった。
こうなると、小生も落ち着かなくなってしまい、実績のある26番スポット付近のことが気になって来て仕方がない。90番スポット付近で粘ることも考えたが、26番スポット凸部から引き揚げる途中にあるポイントなので、少し早めだが90番スポット付近を諦めて、戻る途中で寄ることにした。

20:30頃、26番スポット付近に戻り付き、キャスティングを再開したがやはり音沙汰はない。付近には誰も居ないことを幸いに、28番スポット付近、24番スポット付近、22番スポット付近を念入りにチェックしたが、答えは出ず、結局、1時間余り付近をウロウロとしただけに終わり、21:40頃、StopFishingとした。

この日の餌釣り師の様子を見ると、タチウオの群れは小さくサイズも大きくはないが、沖目には居そうに思える。
だとすると、飛距離の出ないベイト・ロッドを持ち込んだのが敗因だろう。
次回は、重たいのが難点だが、手持ちの中では最も長いZENAQASSAUT Shore S96にしてみようかと考えている。
このロッドにワーム・テンヤの組み合わせはどうだろうか・・・・。

2025年釣行記(55) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月26日(火) 18:30~22:00
潮回り:中潮
(↓) 184→110cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 2
同行者:KRKZさん

今回は、MHR-KGNで久し振りにKRKZさんとのコラボ刀狩り

現地には18:10頃に到着。
この日の日没時刻は18:17なので、直ぐにでもゴールデン・タイムに入ってしまうタイミングのため、急いで道具をキャリヤーに積み込んで岸壁に出たが、驚いたことにアングラーの姿が全く見えない。日中は酷い暑さで、しかも釣れないから誰も出て来ないと云う地元の年配者の言葉を思い出すが、それにしても全然居ないと云うのは少し異様な感じがする。
今日はどうだろうか・・・・?
釣りをする前は、いつも大なり小なり不安な気持ちがあるものだが、誰も居ない釣り場を目の前にし、しかも、前回パーフェクトを喰らっただけに、不安な気持ちが一層強くなって来る。
と同時に、今度こそは・・・とリベンジしてやろうとする気持ちにもなるのがアングラーなのだが。

誰も居ない岸壁を一人ゴロゴロとキャリヤーを引っ張って26番スポット付近に到着。今回もこのポイントに釣り座を構えて、所用のため到着が19:30頃になると云うKRKZさんを待つことにして、周囲の様子を見ながら準備に取り掛かった。
風は5~6m/sの予報通り稍強めに吹いて来ているが、残暑とは名ばかりの酷暑・猛暑の毎日なので、例え夜間の釣りであっても、風が吹いている方が寧ろ凌ぎ易くて有り難い。時刻は満潮時刻(18:41)直前のため、潮位は184cmと非常に高くテトラ帯は完全に水没していて海が広く見える。

今回のタックルは、スピニング・ロッドのSephia S809M/F0.8号のPEライン快適波止テンヤSSのS(15g)を組み合わせたもので、18:30頃、キャスティングを始めた。

小生は、刀狩りでは10~11gの重さのテンヤが最も扱い易いと思っており、状況によって軽くすることはあっても、根掛かりリスクの高いMHR-KGNでは、重くすることは滅多にない。と云う訳で、普段であれば11gのテンヤを選んでいる所だが、今回は前回の結果を受けて虎穴に入らずんば虎子を得ず。敢えて重たいテンヤを選んで、沖目の深いレンジを狙ってみようと考えた。
と云う訳で、キャストして15カウント程沈めてから軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングを開始。しかし、無反応。次は10カウントそして5カウント、カウントなしとレンジを変えて探ってみたが、まるで反応が返って来ない。そしてキャストする方向を変えて扇状に同じことを繰り返したが、これでも梨の礫
こうなると、実績のない15gのテンヤでは心許ない。直ぐにいつもの11gのテンヤに替えてみたが、やはり反応は返って来ず、ものの30分も経たない内に、今日も駄目かも知れないと弱気の虫がむくむくと頭をもたげて来る。

19:20頃、KRKZさんがようやく到着。
短い挨拶の後、KRKZさん24番スポット付近に釣り座を構え、二人並んでの刀狩りを始めた。

前回の様に、何も反応がないのに、一人黙々とロッドを振り続けるのは辛いものがある。しかし、仲間が近くに居るとそんな場合でも息抜きも出来るし、気分転換も出来る。
状況を確認し合いながら、気分を新たにキャスティングを繰り返したが、相変わらず何も反応がなく、全体的に生き物の気配が感じられない。

タチウオは回遊魚なのでルートを外していなければ、いつかは必ず回って来る筈で、過去に釣果を上げていることからしても、ルートを外しているとは考え難い。しかし、回遊に当たらないとあれば、こちらから探しに行くのも手。
大きくは動けないものゝKRKZさん28番スポット付近にプチ移動してロッドを振り始めた頃、斜め左後方から吹いて来る風に乗せてキャストし、いつもの様に軽いリフト&フォールを繰り返していた。すると、海中に没しているテトラ帯付近にテンヤが差し掛かったと思われる頃、何の前触れもなくコツと感じる反応があった。
その瞬間、まるで、無の境地で敵の太刀筋を避ける剣豪の様に腕が勝手に動いて見事に針掛かりさせて本命のタチウオをゲット。サイズは指3本強のこの時期にしては良型で、時刻は19:48のことだった。

タチウオは群れで回遊しているので、これを皮切りに後続をと期待したが、これは一匹狼だったと見えてその後はまた何も変化がない。

KRKZさん沖目で一度魚信があったものゝその後はないとのことだが、休むことなくキャスティングを続けており、小生も触発されて2匹目のタチウオを狙ってキャスティングを繰り返した。しかし、努力に見合う結果は返って来ない。

魚信がないまゝ時間だけが経って、ギリギリ指3本サイズの2匹目をゲット出来たのは30分後の20:25。これも1匹目と同じ様に沈んだテトラ帯の際で掛けたもので、今度こそ群れで回って来たのではと思ったが、これも期待外れ。

その後も、二人共一瞬のチャンスも逃してはならじと、いつ返って来るかも知れない魚信を期待して立ち位置を替えてタチウオの居場所を探ったが、見付けられず仕舞い。

結局、キャスティングを続けるのが厭になる程疲れを感じて来たので、小生は22:00StopFishingとして片付けに入り、その後はKRKZさん刀狩りを見ながら情報交換をして、22:30頃(?)帰路に着いた。

と云う訳で、刀狩りを楽しむことも出来ず、疲れだけが残る釣行だったが、近くのUMB-FPでも最近はタチウオの釣果が上がっていないとのこと。となると、この付近から群れが居なくなったのかも知れず、いつ戻って来るか?
戻って来るまでは、夏枯れのこの時期、狙うものがない。
どうするか・・・・・。

2025年釣行記(54) – AJ

2025年 Ajing 釣行記

日 時:08月22日(金) 18:00~22:00
潮回り:大潮
(↓) 170→110cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 14
同行者:単独、(ICNH、IMMR、FJKW各氏)

江戸の敵を長崎でではないが、前回のMHR-KGNでの刀狩りはパーフェクトに抑え込まれてしまったので、今回はKMI’sでのアジングで何とか借りを返そうと目論んだ。しかし、仲間からはムツっ子ばかりだとか日付が変わる頃から魚信が出始めたなど芳しくない情報ばかりで、返り討ちを喰らう惧れが大なのだが、こればっかりはやってみなければ判らない。

現地到着は、17:30頃。
岸壁の入り口に一人だけ居た顔見知りの年配アングラーに挨拶代わりに様子を尋ねると、鉛筆カマスばかりでアジも豆が少しだけとやはり余り調子は良くない様子。
今日も釣れないかも知れないが、それも仕方がないと思いつゝ最奥に釣り座を構えることにした。

8月も立秋を過ぎて所謂処暑を迎える時期となり、ソロソロ猛暑・酷暑が収まって残暑の頃。残暑と云う言葉の中には秋の気配が漂っている様に感じられるが、この日も相変わらず残暑には似つかわしくない程の蒸し暑さで、手に入れたばかりの空調服を着ていても汗が吹き出して来て止まらない。
汗を拭きつゝ支度を整えて、キャスティングを開始したのは18:00頃。

この日の先発タックルは、BlueCurrentⅢ 82/Bのロッド、0.6号のPEを巻いたSilver Wolf SV TW PE SPのリールに4号の錘を使った直リグの組み合わせ。まるでマゴチを狙う時の出で立ちそのものだが、今回はマゴチ狙いと云うよりも、前回のMHR-KGN高切れを頻発させたことから、キャスティング方法を確認するのが主眼。
と云いながら、心の何処かではマゴチの姿を思い描いていたのは、アングラーとしては当然のこと・・・だろう。
しかし、マゴチからの紛れ魚信もなく、18:21の日没時刻を過ぎた頃、アジングに切り替えるべく準備をしている所に、ICNHさんが登場。

今回のアジングXSC-59ST-Proのロッド、月下美人AIR TW PE SPのリール、1.0GのJHを組み合わせたタックル構成にして、19:00頃、開始した。

大潮の下げに入っているにも拘わらず潮の動きはなく、アジからの魚信はない。いつも、遅れて入って来ても先行者の誰よりも早く本命をものにするICNHさんには、この様な場合はパイロットになって貰いたいのだが、そのICNHさんも首を傾げている。

やはり予想通り、厳しいアジングになりそうだと思いながらキャスティングを繰り返している内に、右手から左に少し潮が動き出した。すると間もなくICNHさん来たヨ!と云ってロッドを大きく曲げ、20cm超の良型のアジをゲット。
早い時間帯には魚信はないと思っていたので驚いたが、隣りに来たのだからこっちにも来る筈と集中力を高めて魚信が返って来るのを待った。しかし、何の音沙汰もなく、ICNHさんに来たのは単独行動のアジだった様子。

潮の動きは多少あるが、1.0gのJHでは殆んど流されることはない。そこで、JHを軽くしてみることにした。出来ればICNHさんに倣って0.6gのJHにしたかったが、ベイト・タックル0.6gのJHを扱えるだけの技量はないので、0.8gのJHをチョイスすることにした。1.0gのJHであれば、今では殆んど気を使わずにキャスト出来る様になっているが、たった0.2gの違いだが0.8gのJHではこうは行かない。多少の緊張感を持ちながらキャスティングを繰り返していると、ある時、馴染みきったラインがプルプルと揺れる様な変な動きがあった。
アレッと思った時には腕が勝手に動いていて、生命体の動きを感じながらリールのハンドルを回していた。
来た、来た!!と声を上げながら抜き上げた獲物は20cmを僅かに超える良型の本命アジで、時刻は丁度19:30のことだった。
久し振りの良型アジだったので、背後でジッと小生の釣りを見守っていた黒猫には進呈せずに老夫婦の食卓用にキープさせて貰った。その時の黒猫のガッカリしたもの欲しそうな眼差しが印象的で、一寸、待ってろよと声を掛けつゝ後続を狙ってキャスティングを続けた。
しかし、魚信が続かない。
黒猫用もさることながら、老夫婦の食卓用としても1匹ではどうしようもない。このまゝ終わったらどうしようか・・・・などと考えながらキャスティングを繰り返していた。

すると19:37に2匹目のアジをゲット。これも20cmクラスだったので、黒猫には申し訳ないがキープさせて貰った。

その頃だったと思うが昨年の11月以来久し振りに会うIMMRさんが登場。以前は、気が付けばタバコを吸っていて、釣りをしている時間よりもタバコを吸っている時間が長い位だったIMMRさんはイヨイヨ禁煙を始めた由。超ヘビー・スモーカーだった小生もタバコを止めて20年程。何とかIMMRさんの禁煙が上手く行って欲しいと願うばかり。

と云う訳で、最奥から小生、ICNHさんIMMRさんと3人並んでロッドを振ることになった。

この日は2匹目を掛けた後も魚信は続き、19:30頃から20:00過ぎまでの約30分間がこの日のハイライト。一時は二人を差し置いて入れ掛かり状態を演じている小生を見て、隣りのICNHさんが眼を丸くして驚く程。しかし、どう云う訳か魚信があるのは小生の足許ばかりで、ICNHさんIMMRさんには殆ど魚信がない状態。
所が、潮の流れが右から左に変わるとアジの群れが居なくなったと見えて、20:0211匹目を掛けたのを最後に魚信は遠くなってしまい、その後は忘れた頃の魚信を取るしかなくなってしまった。

21:30頃、FJKWさんがやって来て最奥の奥に入った所で、マゴチ狙いに切り替えたが事件が起きることもなく、22:00StopFishingとして、3人を置いて引き揚げた。

それにしても、この日のアジの偏在振りは異常だった。偶々小生の足許が屯場所だったので、小生は楽しいアジングが出来た。しかし、一歩でもズレていたら、こんなことはなかっただろうし、ラッキーだった。
しかも、この日は、キャストした後斜めに伸びたラインが垂直になった頃、チョンチョンとアクションを加えて一拍置いた後に出るラインがフッと緩んだ魚信を取ったものが殆どで、所謂、コンやチクと云った典型的なアジの魚信を取ったものではなかった。この魚信の出方を見付けられたのもラッキーだった。
しかし、時合が僅か30分で終わってしまうとは・・・・。
これも季節的なものなのか?

(追伸)
長時間待たせた黒猫には、詫びの気持ちを込めて19:52、20:41に釣った18cmのアジをそれぞれ進呈した。

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19:30 1匹目 20cm 20:02 11匹目 20cm
19:37 2 20 20:27 12 20
19:41 3 19 20:41 13 18
19:43 4 19 21:20 14 19
19:45 5 20
19:48 6 20
19:52 7 18
19:55 8 20
19:58 9 20
19:59 10 19

2025年釣行記(53) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月19日(火) 18:40~22:00
潮回り:若潮
(↓↑) 150→142→147cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

定例釣行日である昨日の月曜日は、南寄りの風向きで条件としては良かったが、潮回りは潮の動きのない長潮だったので、1日順延することにした。と云っても、火曜日の潮回りは若潮長潮よりは干満の差があるとは云え、殆どないと云っても差し支えはなく大同小異。しかし、ほんの気休めにしかならないが、ないよりはましと云った所。

18:10頃、現地に到着。
岸壁には、この日もアングラーの姿が見えず、相変わらず調子は良くなさそう。
誰も居ない岸壁をゴロゴロとキャリヤーを引っ張って歩いて行くと、入りたかった26番スポット付近には人影がある。仕方がないので24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を始めた所に26番スポット付近の御仁がツカツカと近付いて来る。何事だろうと思ったが、その御仁は前回も一緒になった年配のアングラーで、タチウオの釣り方を色々と訊かれた記憶がある。その御仁はテンヤの引き釣りではなかったが、簡単に狙い方などをレクチャーしてから準備に入った。

今回のタックルは、
ロッド:ベイト・ロッドNeostage AY 90MLB-S・4
リール:0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SP
テンヤ:11g
と前回と全く同じ構成にした。
前回は、この構成でブレーキ調整のために軽くキャストした1投目で敢え無く高切れしてしまったため全く出番がなかったので、今回はその出直しと云った所。

18:40頃、潮位が高くてテトラ帯の頂上だけが海面から頭を出している海に向かってキャスティングを開始。
前回の轍は踏むまいと極力軽くキャストしてみると、何の問題もなくスルスルとラインが出て行く。2度、3度と肩慣らしのキャストを続けて問題がないことを確認したうえで、本格的にタチウオを狙うことにした。

日没時刻の18:26を回っており、徐々に周囲の光量が減って来て良い雰囲気になって来たが、タチウオからの返事は返って来ない。

19:00を回って今にも反応が返って来そうな気配が漂って来た所で、恐れていた高切れが発生。この頃には何も問題がないことに安心し切ってキャスティングを繰り返していたのだが、思い掛けない事態に茫然自失
これにはガックリと来てしまったが、気を取り直してリールをSLX DC 70HGに交換して刀狩りを続けた。このリールはベイト・リールを使い始めて最初に購入したもので、抜群の飛びと対バックラッシュ性能を獲得したとの謳い文句に喰い付いたもので、この日は念の為にバッカンに入れておいた。所が、実際にキャストしてみると飛距離が全く出ない。
そこで、リールを予備のRevo ALC-BF7に替えてキャスティングを続けた。

しかし、タチウオからはウンともスンとも反応がない。
20:00を回り、ソロソロ何か変化が出て来るかもと期待をしたが、これも外れに終わり、今日は、駄目かも知れないと弱気の虫が頭をもたげて来た。
それでも、ひょっとすると、反応があるかも知れないと自らを鼓舞して良い知らせを待ったが、逆にテトラ帯に根掛かって高切れさせる始末。

仕方がないので、リールをSilver Wolf SV TW PE SPに替えてライン・システムを組み直して仕切り直しをしたが、タチウオには見向きもされないまゝ。
21:00を過ぎて26番スポット付近の御仁は、お先に・・・と云って引き揚げて行ったので、残った小生はその後に移動して足掻いてみたが、又々キャスト時の高切れに見舞われてしまった。
普段の小生であれば、ここで気持ちも切れてStopFishingとする所だが、老いの一徹でこの日はどうにも諦め切れない。何としてでもタチウオを獲りたいSLX DC 70HGを引っ張り出して、未練タラタラのキャスティングを繰り返した。
その結果、高切れで紛失した筈のテンヤを取り戻すことは出来たが、肝心のタチウオには見向きもされないまゝ、22:00頃になり、遂に精根尽き果てゝStopFishingとして肩を落として帰路についた次第。

それにしても、これまでに経験したことのない高切れの頻発。
飛距離が欲しいため、どうしてもキャスト時に変な力が入っていたのだろうか?
それとも、用のロッドでキャストしようとした、所謂、ロッドとの相性の問題なのか?
どちらにしてもMHR-KGNでの刀狩りではスピニング・ロッドを使うべきだと改めて思い知らされた一晩だった。

2025年釣行記(52) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月15日(金) 18:40~21:50
潮回り:小潮
(↑↓) 150→177→160cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

毎年この時期には両親の墓参りをした後、その帰りに近場のUMB-FPMHR-KGNに立ち寄って刀狩りをしており、今年もその例に従ってMHR-KGNに行くことにした。

現地到着は、18:10頃。
早速、道具をキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、この日は2~3人のアングラーの姿があった。盛期に比べると少ないが、前回、前々回とも誰も居なかったので、何故か少しホッとした気分になった。
海の様子を見ながらキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を進んで行くと、残念ながらお気に入りの26番スポット付近には、その数少ないアングラーの一人が入っている。仕方がないので、今回はその手前の24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を整えた。

今回使用するロッドは、ベイト・ロッドNeostage AY 90MLB-S・4。このロッドはルアーで釣る新しい釣りに興味があったので、手に入れたもの。しかし、日陰のない真夏の炎天下で釣りをするのが億劫になって、結局、出番がなくなってしまった。しかし、背負えるルアーの重さが3~21gとのことなので、小生が使う8~11gテンヤであれば全く問題はない。
と云う訳で、敢えて引っ張り出してみた。
そして、0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SPのリールを組み合わせ、11gのテンヤをセットして、軽くキャストしてみた。ベイト・タックルを使用する場合は、リールのブレーキ調整を先ず第一にしなければならないため、最初の2~3投は軽くキャストすることにしており、この時もその様にした筈なのだが・・・・。
振り被ったロッドを前方に降り出し、テンヤが着水したのを見届けてリールを巻き始めた。所が、手応えが全く感じられない。不審に思って確認すると、ガイドを通って前方に伸びている筈のラインが見えず、どうやらラインが高切れてしまった様子。普通、キャスト時に高切れを起こす際には何らかの違和感やショックがあるものだが、この時は全く何も感じることはなかったので、巻き始めるまで気が付かなかった。

刀狩りを始める前の事故で、機先を制せられた格好だが、このまゝ引き下がるのは昭和男児の沽券に関わる。ライン・システムを組み直すのも面倒な上、夕マヅメのチャンス・タイムを逃してしまうことになるので、予備に持って来ておいたスピニング・ロッドのSephia S809M/Fに切り替えることにして直ちに準備に入った。

18:40頃、刀狩り本番を開始。
風は、予報通りの南風が背後から少し吹いて来ており、波はなく海は穏やかで、眼の前に横たわっている筈のテトラ帯は左手に僅かにその頭が波間に見え隠れしているだけ。

前回、最初の1匹を掛けたのは19:45頃のことだったので、その頃までは反応はないだろうと覚悟はしていた。とは云え、心の奥底ではひょっとしたら、反応があるかも・・・と期待しているのは正直な所で、何も気配がないと徐々に心配になって来る。しかし、相手は神出鬼没幽霊魚との異名を持つタチウオなので、いつ何時反応して来るかも知れず、気配がないからと云って油断は出来ない。少しの違和感も見逃すまいと集中してキャスティングを繰り返したが、ラブ・コールはない。

19:00頃、ふと隣りの26番スポット付近を見ると、人影がなくなっている様子だが、暗くて良く判らない。そこで少し寄った所でキャストしながら確かめると、いつ引き揚げて行ったのか、もぬけの殻になっている。
と云う訳で、24番スポット付近に比べてキャスト出来る範囲が少し広い26番スポット付近に移動することにした。

この日の口開けの1匹が来たのは、移動して間もなくの19:28のこと。
この直前に違和感が伝わって来ていたので、心の準備も出来ており、コツとした反応にタイミング良く合わせが決まって、タチウオ独特の引きを楽しんだ。
しかし、抜き上げた獲物は指3本サイズで、この点はもう一つだが、シーズンに入ったばかりのこの時期の陸っぱりなので、これ以上太いサイズは望むべくもない。
それでも、1匹は1匹でボーズ回避に成功。
ヨシ、ヨシ、やっと回って来たか・・・・。
一人ほくそ笑んで後続の反応を期待をしてキャスティングを繰り返したが、それきり、何も返って来なくなってしまった。

その頃になって、東京湾を挟んだ対岸で花火が打ち上がっているのに気が付いた。場所としては恐らく富津辺りになると思うが、間には何も障害物がないので赤く真円に広がる輪が綺麗に見え、時には打ち上げ時の音さえ微かに聞こえて来る。
そんな花火を楽しみながらキャスティングを続けた。

この日の2匹目を掛けたのは、20分後の19:50のことだった。これは精々指2.5本しかなかったので、ノータッチ・リリースとしたが、直後の19:53指3本サイズの追加に成功。
時間を置かずに続けて来たので、イヨイヨ群れの本体が近付いて来たのではと期待をしたが、この時も思惑とは違って偶々反応が続いただけの様で気配は完全に消えてしまった。

しかし、アングラーは良かった時のことを常に頭に描いている生き物で、小生もアングラーの端くれ。御多分に洩れず前回の反応が続いて来た時のことを思い出して、キャストする度に
次は、来るだろう!
次は、来るだろう!
の繰り返し。
にも拘わらず、3匹目をゲットしてからの1時間は気配もないまゝ過ぎ、20:554匹目となる指3本を掛けた際にも
やっと、群れが回って来た・・・
と期待を抱いたのだが、これも単独行動の1匹だった様で、その後の1時間程の間も又々梨の礫

結局、21:50頃になって腰の痛みが強くなって来たのを機に、踏ん切りを付けてStopFishingとして片付けに入った。

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19:28 1匹目 F3
19:50 2 F2.5
19:53 3 F3
20:55 4 F3

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