2025/10/30
2025年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月30日(木) 17:25~21:10
潮回り:長潮(↓↑) 135→127→130cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 17、タチウオ x 0
同行者:単独、(AIYMさん)
予報によると、天気は下り坂で金曜日の夜には雨が降り出すとのこと。となると、この週の後半の釣行チャンスは木曜日しかないが、生憎、北東or北からの冷たい風が吹くとのこと。初冬になる11月を目前にしたこの時期に、この風向きは願い下げにしたいが、風速は2~3m/sと余り強くはないらしい。であれば、何とか凌げるのではないかと思い、出撃することにした。
現地到着は、丁度17:00頃。
早速、クーラーやバッカンを手に岸壁に出てみると、先行者は水道前付近に一人しか見えず最奥は空いている。そこで最奥に釣り座を構えることにして、その御仁の背後を通りつゝ声を掛けるとその振り返った御仁は、久し振りに顔を見るAIYMさん。
様子を訊ねるとアジを2匹釣っただけとのことで、余り調子は良くないと見えるが、どの様な結果になるかはアジのご機嫌次第。
この日はアジをメインにして反応がなければ刀狩りに切り替える予定で、XSC-59ST-Proのロッドに月下美人AIR TW PE SPのリール、1.0GのJHを組み合わせたタックで、17:25頃、キャスティングを開始。
風は予報通りの左から右の横風だが、潮はどうか・・・・。
どんな場合でも、最初の数投は魚を釣ることよりも潮の流れ具合や強さなどの状況を掴むことに重点を置いており、この時もそうしていたのだが、馴染み切ったJHが何やら重たくなった。
そこで、何だろうと思いつゝロッドを軽く煽ってみた所、生命体の反応があって意外にもかなり強めの引きが伝わって来た。逃げ回る獲物をいなして抜き上げてみると、その正体は立派な本命でしかもサイズは20cm。時刻は17:27のことだった。
1投目から反応があるとは思っても見なかったのでビックリしたが、取り敢えずお土産用にキープしてフォローのキャストを入れると、トン。17:31のことで、1投目から来たので喜び勇んで後続を狙っても、その後は無反応となり竜頭蛇尾に終わることが多いのだが、この時は続けて反応があったので、又々、ビックリ。
そして、この日はこの後も反応が続き、18:00前の17:54にはつ抜けを達成。実釣を開始してから30分足らずの間でつ抜けを達成することなど滅多にないことで、独りウハウハとこの日の爆釣を確実視していた。
事実、18:00を回ってからも反応は続いていた。しかし、サイズが少し小振り、と云っても少し前の頃ならお土産にしていたサイズだが、になって来ており、反応と反応との間隔も少し開き始めていたので、群れが入れ替わったのかも知れないと少し気にはなっていた。それでも18:31に17匹目を掛けるまでは順調だったので、先行きをそれ程心配していなかった。
所が、17匹目を掛けたのを最後に、これまでが夢の中の出来事だったかの様にピタリと反応がなくなってしまった。まるで狐に摘まれたかの様な気持になってキャスティングを繰り返したが、梨の礫。
これまでであれば、反応が消えてしまっても諦めずにキャスティングを続けていると、忘れた頃にコンと返って来る反応を拾うことが出来たのだが、不思議な位に何も事件が起きることはなかった。
結局、19:00頃、アジを諦めてタチウオに狙いを替えたのだが、タチウオもさっぱり反応して来ない。この日はアジの泳がせでタチウオを狙っていたAIYMさんの電気ウキが海中に引き込まれる場面も全くなく、タチウオも留守にしている様子。
それでも、AIYMさんと二人老骨に鞭打って何とか・・・と藁に縋りながら、釣りを続けたが何も反応が得られず、こうなると冷たい北風がより冷たく感じて来て、21:10頃、二人揃ってStopFishingとして、釣り場を後にした。
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| 17:27 |
1匹目 |
20cm |
17:59 |
11匹目 |
16cm |
| 17:31 |
2 |
20 |
18:08 |
12 |
21 |
| 17:35 |
3 |
17 |
18:16 |
13 |
18 |
| 17:39 |
4 |
22 |
18:18 |
14 |
18 |
| 17:42 |
5 |
22 |
18:24 |
15 |
17 |
| 17:44 |
6 |
20 |
18:27 |
16 |
21 |
| 17:46 |
7 |
21 |
18:31 |
17 |
22 |
| 17:48 |
8 |
21 |
|
|
|
| 17:51 |
9 |
20 |
|
|
|
| 17:54 |
10 |
18 |
|
|
|
2025/10/27
2025年 Eging 釣行記
日 時:10月27日(木) 17:15~22:00
潮回り:小潮(↑↓) 150→162→110cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 1
同行者:単独
10月も下旬に入っているので北風が吹く日が多いが、この日の風は東風で風速は2m/s。季節柄、南風は望むべくもないが、東の2m/sならば問題はない。しかし、潮回りは潮の流れが余り期待の出来ない小潮で、この点は気掛かり。とは云え、潮位は18:35の満潮時で162cmもある潮位の高い時間帯での釣りになるので、邪魔なテトラ帯を余り気にする必要がないと、結局、潮の面では一長一短。
と云う訳で、やっと緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに行くチャンスが来た。
17:00頃、現地に到着。
岸壁を俯瞰すると、電気ウキの赤い灯りがポツンポツンと波間に漂っていて、前回よりもタチウオ狙いのアングラーが多くなっている印象で、何となく気分がウキウキとして来る。
そのまゝ岸壁に降りて7番スポット付近で支度を始めたが、風は殆んど吹いておらず波もなく穏やかな海で、正にエギング日和。
今回は、7番スポット付近からスタートして蟹の横這い釣法で可愛娘ちゃんの居場所を探し、最終的には凸部までは脚を伸ばす予定で、Sephia XTUNE S806ML-Sのロッドに3.0号のエギを組み合わせて、17:15頃、キャスティングを開始。
その2投目か3投目のこと。キャストした後何もアクションを加えずただ巻きをしていると、リールのハンドルを回している手にジワーッと重たい感触が伝わって来た。
ただ巻きをしているとこの様な反応が出ることが多く、実際、前回の2杯共そんな反応だったので、この時もテッキリ可愛娘ちゃんの仕業だと喜んで回収に掛かった。
所が、その獲物はただ重たいだけでジェット噴射の感触が全くない。
あれ、何だ・・・? 可怪しいぞ!と思いつゝ抜き上げてみると、その正体はボロボロになったビニールの切れっ端。
何だ、ゴミか・・・・。
ガッカリしながらエギに纏わり付いたビニールを取り除いてキャストすると、又々、ビニールが引っ掛かって来る。そんなことが続いたので、海を覗き込んで様子を確認してみると、岸壁とテトラ帯の中間付近にゴミが帯状になって漂っているのが見えた。
ゴミでも海藻の切れ端であれば、自然の物なのでまだ許せる。しかし、人口物でしかも長い期間海を漂っていたと見えて薄茶色に変色していて気色が悪く、何よりも、そんなものに釣りの邪魔をされるのは許し難い。
可愛娘ちゃんの反応は皆無にも拘らず、キャストの度に邪魔をして来るゴミに少し苛立ちながらキャスティングを繰り返したが音沙汰はなく、実釣を開始して約1時間15分後の18:30頃にはへの字カーブに到達していた。
このへの字カーブ付近から54番スポット付近に掛けては実績ポイントなので、丁寧に探ったが掛かって来るのはビニールばかり。少し足を伸ばした先の前回の実績ポイントである59番スポット付近も空振り。
そこで蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて更に先に進んで可愛娘ちゃんを探したが見付からず、20:00頃に凸部に到達。凸部にもタチウオ狙いの赤いウキの灯りが見えたが、幸い実績ポイントの90番スポット付近は空いていたので、先ずここから調査を開始することにした。
そして、テトラ帯の端を狙ってキャストしていると、この日初めて魚かイカか正体は不明ながら反応が返って来た。これまでずっとゴミが掛かって来る反応ばかりで集中力も切れ掛かっていたが、これで勇気百倍。どんな小さな違和感も見逃すまいと集中したが、その後は元の木阿弥。
そこで更に先に向かって蟹の横這い釣法で一通りチェックしたが、何の反応も得られず、結局、21:00頃、諦めて113番スポット付近から折り返しに入った。しかし、復路に入っても何も反応がないまゝ、この日唯一の反応があった90番スポットに戻って来た。可能性があるとしたら、この90番スポット付近だろうと駄目元で再度念入りにチェックすることにした。しかし、願いも虚しくやはり反応は返って来ない。
そこで、ロッドを少し大きめにシャクってエギにアクションを加えてみた。
実は、今シーズンのエギングはただ巻きを中心にしており、アクションを入れる際も小さく入れるだけにしていた。しかし、余りにも反応がなくボーズが確実になった所で、気分転換のために少し違ったアクションを付けてみることにした。
そして、キャスト後パンパンとロッドを小さく・強くシャクった後ラインを張ったまゝテンションを掛けてフォールさせ、少しサビキ始めた所、ムズと重くなる反応が返って来た。
オッ、やっと来たか・・・!
それ程強くはないが、アオリイカのグイーングイーンの引きを楽しんで何とか可愛娘ちゃんをゲット。サイズは300gに少し足りない位だが、嬉しい嬉しい1杯だった。時刻は21:16。実釣を開始して丁度4時間後のことだった。
この頃にはかなり疲れも出て腰の痛みも強くなりかかっていたが、可愛娘ちゃんの顔を見た途端に何処かに吹き飛んで雲散霧消。この1杯に気を良くして、2杯目を狙ってキャストしていると突然ロッドを引っ手繰る様な強い反応があった。しかし、オ、オーッとビックリ合わせを入れたが、これは文字通りの空振り。しまった!!と思いつゝキャストし直すと又もやゴツン。だが、これも掛けることが出来ずに空振り。
次こそはと三度目の正直を目論んだが、残念ながら三度目はなく終わってしまった。
90番スポット付近はこの日唯一反応があったポイントなので後ろ髪を引かれる思いだったが、北風の吹き出しと共に身体が冷えて来たので、目ぼしいポイントをチェックしつゝ戻り、22:00頃、StopFishingとした。
それにしても、この日のゴミは凄かった。キャストの度にエギにヒラヒラと引っ掛かって来るのには閉口した。
風や潮の流れでこの様に吹き寄せられるのだろうが、このゴミの帯は凸部付近手前まで続いていた。しかし、凸部付近では比較的少なくなっており、海藻が繁茂する時期でもこの付近には余り海藻が生えていないことを考えると、この付近はやはり潮の動きがあるのかも知れない。
2025/10/23
2025年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月23日(木) 17:30~21:00
潮回り:中潮(↓) 200→90cm
場 所:WND
海水温 : n.a.
釣 果:アジア x 1、タチウオ x 0
同行者:単独、(AKT兄、YGW両氏)
10月に入ってから天候に恵まれない日が続き、秋らしくスカッと晴れ渡った日は皆無。それどころか、それまでの猛暑・酷暑の毎日が嘘だった様に、2~3日前から気温が急に下がって秋を飛び越して一気に冬に入った様相で慌てて冬物の服を引っ張り出す始末。
そんな天候不順の毎日だったが、久し振りに傘マークのない予報が出たので釣行する前提で風の状況をチェックしてみた。すると北東の風向きで風速は3m/sとのこと。念の為、翌日の金曜日をみると同じ北東の3m/s。
北東の風なので、ホームのMHR-KGNにしろKMI’sにしろ、向かい風になってやり難いことは同じだが、どちらかと云うとKMI’sの方が影響は少なそう。と云う訳で、一日中降り続いた昨日の冷たい雨の影響が気になったが、KMI’sに行くことにした。
16:30頃、自宅を出発しKMI’sに向かって車を走らせている際、ふとWNDに立ち寄ってみることを思い付いた。そして、17:00過ぎにWNDに到着し、岸壁の様子をみると先行者は岸壁とボラード付近にそれぞれ一人。ボラード付近に入れなければKMI’sに行く予定だったが、何とか入れそうだったので、この夜の釣り場をWNDに決めて車を停めて外に出た。
すると、岸壁に居た先行者が、小生に向かって大きく手を振っているのが眼に入って来た。誰だろうと、そのアングラーに近付き顔をよくよく覗き込んでみると、その御仁は何とAKT兄さんでビックリ。しかもAKT兄さんによればYGWさんも来ているとのこと。
AKT兄さんもYGWさんも孤島に通っていた頃にお付き合い願ったアングラーで、記録を見るとAKT兄さんとは2021/10/07、YGWさんとは2022/05/23にご一緒願ったのが最後。と云う訳で、3年半から4年振りの再会となる訳だが、AKT兄さんは小生の車を覚えていて直ぐに小生と判った由で、これにもビックリさせられた次第。
ボラード付近のアングラーは直ぐに引き揚げて行ったので、海に向かって右から小生、YGWさんそしてAKT兄さんと並んでアジングをすることになり、17:30過ぎ、XSC-59ST-ProのロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0gのJHを組み合わせて、キャスティングを開始。
予報では北東の風が3m/sとのことだったが、岸壁に際ではかなり強めに右から左に吹き付けて来ており、やり難い。キャスティングを始めたのは、中潮の満潮から下げに入って間もない頃だったためか、潮の動きは殆んどない。もう少し時間が経てば潮が効いて来る筈。そうすればアジの動きも良くなるだろうと思いつゝキャスティングを繰り返していると、早くも隣りのYGWさんがロッドを大きく曲げて、本命をゲット。
小生の所に回って来るのは時間の問題だと期待をしたが、何も変化がない。
その後も隣りのYGWさんはポツリポツリとだがロッドを曲げ、AKT兄さんも続いてロッドを曲げているが、小生にはコツリとも来ない。昔、孤島でこの二人と並んでアジングをしている際、二人はアジをゲットしているのに、小生はさっぱりと云った場面が何度もあったが、今回もその再現の様。
とは云え、二人の釣り上げるテンポは好調と云うには程遠くて忘れた頃に返って来る反応を拾っている様子。ひょっとすると、昨日の冷たい雨の影響でアジの活性が低いのかも知れず、苦戦しそうな臭いがプンプンとして来る。
小生がこの日の口開けの1匹をゲットしたのは、18:30頃のこと。
余りにも反応が返って来ないので、キャストした後JHが馴染み切ってもロッドを動かして誘うこともせずにボーッとしていると、突然、ロッドをグーッと抑え込む様な魚信。気配も何もなく突然のことだったので些か慌てたが、何とか針掛かりさせることが出来、抜き上げた獲物は20cm超の良型アジ。
やっと、来た!!
ボーズ逃れが出来てホッと一息付いて後続を期待したが、全く、音沙汰がない。
何処かに居る筈だと色々と試してみたが、全て空振り。
その内、隣りの二人にも反応がなくなり、アジは何処かに去って行った様子。
こうなると、強い北東の風に吹かれ続かれて身体がゾクゾクと寒くなって来る。アジの反応がある状況であれば、多少の寒さは気にならないが、こんなにも反応のない時間が続くと、アジングを続ける気持は徐々に萎えて行き、代わりに寒さが益々身に沁みて来て、ダウンのジャケットを着て来なかったことを悔やむ始末。
それでも、ひょっとするとアジが回って来るかも知れないと溺れる者の心境でキャスティングを繰り返したが、何も返事は返って来ないまゝ。
そこで、駄目で元々と刀狩りをすることにした。
実は、この日はアジングの他に刀狩りもする積りで来たのだが、余りにも横風が強いのでタックルを出さずにいた。しかし、長いロッドを身体を使ってキャストする刀狩りであれば、寒さ凌ぎにもなるので、YGWさんに促されたこともあって、TCX-962STYのロッドに11gのテンヤの組み合わせて、狙いをタチウオに替えてキャスティングを始めた。
しかし、タチウオからの便りもない。
20:30頃、余りにも反応がなく冷たい風が吹き止むこともなかったため、AKT兄さんとYGWさんは引き揚げて行き、小生は一人残業を試みたが状況に変化はなく、結局、21:00頃、諦めて片付けに入った。
2025/10/17
2025年 Ajing Touching 釣行記
日 時:10月17日(金) 17:30~21:00
潮回り:若潮(↓) 140→103cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジア x 9、タチウオ x 0
同行者:KMIさん
台風22号の軌跡をなぞる様にして首都圏に接近して来た台風23号の影響で、今週前半の釣行はお休み。そして週の後半の状況だが、この日は久し振りに快晴の予報になったが風は生憎の北東からの3m/sで、条件は余り良くない。しかし、この日、釣行しなければ今週は完全休業になる。まぁ、八十路を目前にして釣りに行かない週があっても良いのだが、来週は雨勝ちの予報で傘マークがついていないのは週の後半の木曜と金曜の2日だけ。となると、悪くすると2週続けて休まなければならない惧れがある。
と云う訳で、風向きは今一つだが、3m/sなので何とかなるだろうと出掛けることにした。
17:10頃、現地に到着。
岸壁には入り口、中央付近、水道前に先行者が入っているが、幸運にも最奥は空いていたので、迷うことなく最奥を確保してKMIさんを待つことにした。
今回は、先ずアジを釣って余裕があればタチウオに切り替えるプランで、XSC-59ST-ProのロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0gのJHを組み合わせて、17:30頃、アジングを開始。
そして、その1投か2投した所で、KMIさんがノッシノッシと登場。
KMIさんは、この日は刀狩りに集中するとのことで、テンヤの準備をして直ぐにキャスティングを始めた。そこで、小生もいつでも切り替えられる様に刀狩りの準備を整えておくことにしたのだが、フト気が付くと先行者の姿は消えていて、KMIさんは直ぐに空いた入り口に移動。結局、KMIさんと小生の貸し切りになった岸壁の入り口と最奥の両端に別れての釣りとなった。
季節は進んでこの日の日没時刻は17:04。
すっかり暗くなった海に向かってキャスティングを繰り返したが、風向きがクルクルと変わってやり難い。その風もどちらかと云うと右方向からの南寄りの時間帯が長い印象で、加えて潮も右から左に稍強めに流れていて1.0gのJHではどうしようもないので、直ぐに1.3gのJHに替えて凌いだ。
そして、斜め右前方、正面、斜め左前方とキャストする方向を扇状に変えてアジの居場所を探したが、コツリとも来ない。実釣を開始してからそれ程時間が経っていないにも拘らず、雨、強い横風、強い潮の流れに悩まされて貧果に終わった前回のKMI’sのことが脳裏に浮かんで来る。所が、そう思う一方で何とかしなければ・・・。
と云う訳で、一段深い泳層を探ってみることにして同じ様に扇状にキャストして探っている時、その何投目かのこと。竿下にまで戻って来たJHを回収せず逆にラインを送り込んで深く沈めてみた。
すると風に膨らんだラインを更に膨らませる様な変化が出て、漸くこの日の口開けの1匹目をゲットすることが出来た。サイズもKMI’sでは良型と云っても良い20cmで、時刻は18:00。
丁度そのタイミングでKMIさんも指4本のタチウオを掛けたとのことで、どうやら魚達の活性が上がって来たらしい。
よしよし、これからだ!!
気合を入れ直して同じ様に深い泳層を狙うと、読み通りに反応があって18:06、18:08に立て続けにアジをゲット。サイズは1匹目よりも小さいのでせめて20cm・・と少々ガッカリしたが、その内良型が混ざって来るだろうとキャスティングを繰り返した。
所が、
アジの泳層が浅くなったのか?
更に深くなったのか?
それとも、群れが居なくなったのか?
兎にも角にも、アッと云う間に反応が返って来なくなってしまった。
そこで、又々獲物の探査の仕切り直し。
右に投げ左に投げ、狙う層を浅くしたり深くしたり、ワームの色を替え、形状を違うワームに替え、JHの重さを変えてみたりと色々と試したが、全く音沙汰がない。
こうなるとタチウオのことが気になって来る。
刀狩りに切り替えようか、どうしよう・・・・と迷いつゝキャスティングを繰り返していると、コツ。
オッ、戻って来た・・・?
抜き上げた4匹目の獲物は20cmの良型で、18:28のことだった。
そして、18:31、18:33と良型の入れ掛かり状態に一人悦に入って追加を目論んだが、どうやら小さな群れだった様で、それっきり。
18:50頃、アジは一旦諦めて刀狩りを開始。
この日のタックルはMajor CraftのTCX-962STYのロッド、PEの1.0号を巻いたVanquish C3000HGのリールに11gのテンヤの組み合わせだが、強い風のために飛距離が全く出ない。タチウオは岸壁の際にまで寄って来るので余り飛距離は気にしなくても良いのだが、飛距離を出して広く探る方が有利。
本当ならそこでテンヤを一段重めの15gor20gに替えるべきだったかも知れないが、何となく億劫だったので無精を決め込んで11gで通した。これが良くなかったのか、全く反応が帰って来ることもない。こうなると、今度はアジが気になって来る。と云う訳で、結局、19:30頃、タチウオを切り上げてアジングに戻った。
刀狩りをしてポイントを暫く休ませたので、ひょっとするとアジが戻って来ているかも知れないと思ったが、完全に期待外れ。それでもキャスティングを繰り返していると、忘れた頃に単発の反応があるだけ。しかも、サイズは一回り小さく20cm未満ばかり。
KMIさんに様子を訊ねるとやはりタチウオの反応もないとのことだったので、四方山話をして小休止をした後、又二手に分かれてキャスティングを再開した。
しかし、音沙汰のない状態は変わらず仕舞い。
暫くして、KMIさんがロッドを折ってしまったと肩を落として戻って来たのを機に、21:00過ぎにKMI’sを引き払ってWNDに移動。
WNDではICNHさん、IMMRさんの様子を見ていたが、やはりロッドを曲げる場面が殆んどない。釣れているなら隣りでロッドを出そうと思って来たのだが、そんな二人の様子に気持はヘナヘナと萎えてしまった。ロッドを出さないのなら、そのまゝお先に!!と云って帰路に着いても良かったのだが、釣りする馬鹿に見る阿呆。そのまゝ座り込んでグダグダと世間話をしている内に、時計の針が22:00を回ったので、一人釣り場を後にした。
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| 18:00 |
1匹目 |
20cm |
| 18:06 |
2 |
15 |
| 18:08 |
3 |
19 |
| 18:28 |
4 |
20 |
| 18:31 |
5 |
21 |
| 18:33 |
6 |
21 |
| 19:45 |
7 |
18 |
| 20:13 |
8 |
15 |
| 20:37 |
9 |
15 |
2025/10/10
2025年 Eging 釣行記
日 時:10月10日(金) 17:40~21:30
潮回り:中潮(↑↓) 180→188→110cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 2
同行者:単独、(KRKZさん)
湾奥で新仔とは云えアオリイカが出るならMHR-KGNでも出る筈だと考えて、今から丁度1年前の10月11日に初めてMHR-KGNでのエギングを試してみた。すると、驚くことに9杯もの釣果を上げることが出来、以来、引き出しの一つにして来た。とは云え、満足な釣果があったのはその最初の時だけで、以降は前回の09月17日に2杯ゲットするまではボーズ続き。しかし、アオリイカの釣り場としてのMHR-KGNを諦めたくない。と云う訳で、夢よ、もう一度と今週の週末はMHR-KGNに行くことにしていた。
しかし、生憎の台風22号のため大荒れの天候の影響が残るとのことだったので、泣く泣く諦めていた。所が、八丈島や青ヶ島には甚大な被害をもたらせたものゝ、足早に通り過ぎて行ったので、週末の釣行はどうやら出来そうになった。そこで気になる風向きをチェックしてみると、南南東or南東の風で2m/sとのこと。横風となる東が入ってはいるが弱い風なので、何とかなるだろう。
17:30頃、現地に到着。
早速、道具を手に岸壁に出てみると、沢山のゴミが打ち上げられており、足許の海にもゴミの帯が出来ている。心配していた風は殆ど吹いておらず、満潮間際の海は、潮位が高くてテトラ帯の殆どが見えず、台風の影響が残っているのか少し波立っている様に見える。
そんな様子を見ながら、最近になく大勢入っているアングラーの背後を通って22番スポット付近に到達し、この日のエギング開始点として準備に取り掛かった。
この日のタックルはSephia XTUNE S806ML-Sのロッドに2.5号のエギの組み合わせで、17:40頃、キャスティングを開始。
そして、2投、3投していると、一人のアングラーに声を掛けられた。誰だろうと思いながら、残照の中に立っているその顔をよくよく見るとその声の主はKRKZさん。仕事の関係で金曜日の釣行はないと思っていたので、びっくりしたが訊いてみると遅い夏休みだとのこと。
時間的にはゴールデン・タイムに入ろうかと云う頃だったので、KRKZさんを促して24番スポット付近で準備に取り掛かって貰った。
小生は、26番スポット付近にタチウオ狙いの餌師が入っていたので、その先の30番スポット付近から緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんを探すことにした。
秋イカは脚で探せと動画にあったので、今回は特にテンポの良い蟹の横這い釣法を心掛けたが、反応のないまゝへの字カーブ付近に到達。この付近は昨年の実績ポイントなので、ジックリと探ったが梨の礫。
アオリイカなので一回の釣行で1~2杯釣れれば御の字と云えるが、秋イカは数釣りが出来るチャンス。とは云え、秋イカを1杯釣るのに四苦八苦している動画もあるので、数釣りが出来るとは一概には云えないのだろう。しかし、反応が全くない時間帯が長く続くと、果たして、MHR-KGNをエギングの新しい釣り場であるとするのは間違えだったのではないかと、ついつい思ってしまう。そんな時は、真冬の極寒の中一睡もせずにアオリイカを追い掛けても釣果がなかったことがザラにあった昔を思い出す様にしているのだが、それでも何も反応が返って来ないのは辛い。
そうこうする内、東風が少し強くなって来たので、斜め左に向かってキャストしたり、エギを3.0号に替えたりと色々と試してみたが、一向に興味を示してくれない。
そこで、夕食のパンを齧りながら考えた。
これまでは根掛かりが怖いので、テトラ帯を避けながらやって来たが、敢えてテトラが入っている場所を選んでやってみよう。
正に虎穴に入らずんば虎子を得ず。
と云う訳で、かつてはメバリングで好んで入った59番スポット付近から63番スポット付近までを重点的にチェックすることにした。この付近は、沖のテトラ帯と岸壁の中間にもテトラが配置されていて、掛けたメバルに逃げ込まれて苦労した記憶がある。幸い、エギは半傘にしているので、テトラ帯を超えて沖にキャストしても、エギを沈めない限りはテトラ帯の餌食になることもないだろう。
しかし、エギがテトラにコツコツと当たる感触はあるが、肝心要の可愛娘ちゃんのお触りはないまゝ63番スポット付近にまで来た時、一時的に弱くなっていた風が右から左に吹き出して来た。そこで、59番スポット付近に向かって斜め左にキャストし、ただ巻きをしていると何やらジワーッと重たさが伝わって来た。あれ、ゴミでも掛かったかと思ったが、微かにエギを引っ張る様な感触がある。
抜き上げた獲物は、コロッケ・サイズのアオリイカの新仔。新仔と云えども本命のアオリイカなので、嬉しいことは嬉しいが、何とも微妙な所。この娘は余りにも可愛かったので、そのまゝノータッチで海に帰って貰った。
そして、同じ様に斜め左にキャストして、ただ巻きをしていると、又もやジワーッと重たくなった。
今度はアオリイカの反応であることを確信して、軽く合わせを入れてリールのハンドルを回すと、先程とは比べ物にならない位の強い引きがあり、ロッドが2度3度とお辞儀をする程。
そして、久し振りにアオリイカの独特な引きを楽しんで抜き上げたのは胴長17cmのこの時期としては良型と云っても良いサイズ。時刻は19:40頃で、実釣を開始して2時間も経過していた。
やっと可愛娘ちゃんの活性が上がって来た?と期待をして後続を狙ったが、可愛娘ちゃんの反応は後にも先にもこれっきり。
それでも何とか追加を目論んで粘ったが、腰の痛みも強くなって来たので、21:40頃、指4本サイズを含めて4~5匹の本命のタチウオをゲットしたKRKZさんと連れ立ってStopFishingとした。
今回は、63番スポット付近以遠までは足を伸ばさなかったが、昨年はこの先の凸部付近で2杯ゲットしている。今回何故足を伸ばさなかったのか、今となっては後悔する所だが、次回はもう少し歯切れのよい蟹の横這い釣法で凸部付近でもやって見ようと思う。
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