2025/09/17
2025年 Eging 釣行記
日 時:09月17日(水) 18:10~22:10
潮回り:若潮(↓↑) 150→130cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 2
同行者:単独
早いもので、9月ももう中旬。にも拘わらず猛暑・酷暑の毎日が続いているが、夜になると虫の鳴き声が聞こえ、アオリイカの新仔の釣果もチラホラと聞こえて来る様になって来た。前回のMHR-KGNでの刀狩りをした際にも同行のKRKZさんがアオリイカの新仔が見えると云っていたので、次回はMHR-KGNでのアオリイカ調査をしようと考えていた。
しかし、生憎、次の月曜日の15日は敬老の日のため、平日釣行派の小生は自宅蟄居の日。と云う訳で、釣行は翌16日にしようと思っていた。所が潮汐表を見ると16日の潮回りは長潮で干潮時刻20:39の潮位が146cm、満潮時刻21:45の潮位も146cmと干満差が全くない。小生は潮回りはそれ程気にしないのだが、通常は6時間ほどある満潮と干潮の時刻差も1時間程しかなく、潮が動くことも期待出来ない。
そこで、調査日を更に一日ずらして17日の水曜日にすることにした。
17:50頃、現地に到着。
予報では南南西の風が4~5m/sとあったが、岸壁に出てみると予報とは違って西風の要素が強く西南西からかなり強めに吹いている。こうなると北に開けているMHR-KGNでは左から右への横風になってしまって、釣りがし難くなる。となると、この風を背中から受けられるへの字カーブ付近がベスト・ポジションになる。と云う訳で、26番スポット付近で長いロッドを2本も出しているアングラーの背後を通ってへの字カーブ付近に急行。幸いへの字カーブ付近にはアングラーの姿はなかったので、クーラーや水汲みバケツを置いて、場所を確保し一息つくことが出来た。
18:10頃、Sephia XTUNE S806ML-Sのロッドに3.0号のシャロー・タイプのエギの組み合わせで、2025年のエギングを開始。
エギングと云えば小生の海釣りの原点で、昔はアオリイカの独特な引きを味愛たくて南伊豆方面にまで通っていたが、MHR-KGNでのエギングは昨年から始めたばかり。メバリングや刀狩りのホームなので釣り場の様子は良く解っているが、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんが何処に居るのかは良く分かっていない。そこで、昨年初めて入釣した際に結果を出すことが出来たテトラ帯と岸壁の間の浅場狙いから入ることにして、斜め右前方に向かってキャスティングを始めた。
しかし、ラインが風に吹かれてやり難くて仕方がない。そこでエギを替えたり若干重たいノーマル・タイプにしたりして、少しでも風の影響を少なくしようとバタバタしたので、どうにも落ち着かない。そんな時に紛れ魚信でもあれば腰も納まろうと云うものだが、何もない。そんな状態が続き、1時間程も可愛娘ちゃんからの反応を待ったが梨の礫だったので、70番スポット付近に移動してみることにした。
そして、その途中の54番スポット付近で夕食のパンを齧りながら一休みしている時に、ふと今年の梅雨メバルはテトラが置かれている場所付近で反応して来ることが多かったことを思い出した。
そこで、テトラ帯とテトラ帯の切れ目の沖目からテトラ帯付近を狙ってみることにした。しかし、その方向では横風を受けることになる。そのため、風が息継ぎをして弱くなった瞬間を狙ってキャストし、ゆっくりとタダ巻きでエギを引っ張って来た。すると、丁度テトラ帯が配置されているラインに差し掛かって来た時にジワーとした重さが伝わって来た。場所から云って根掛かりする筈はないので、可愛娘ちゃんからのラブ・コールであることを確信。軽く合わせを入れると、弱いながらもグイーン・グイーンとアオリイカ独特の懐かしい引きが伝わって来て、コロッケ・サイズながら嬉しい嬉しい1杯をゲット。時刻は19:30のことだった。
その後、暫くの間、54番スポット付近を同じ様にテトラ帯付近を狙ってみたが音沙汰はなく、70番スポット付近に移動。
しかし、反応はなかったので凸部の90番スポット付近に足を伸ばした。このポイントは、昨年、良型の可愛娘ちゃんを掛けたことがあるので期待をしたが、その時とは風向きが逆のため、実績のあるテトラ帯の角にエギを通すことが出来ず仕舞い。
復路に入っても、相変わらず強い風が吹いていたため狙えるポイントは少ない。それでも、風が息切れをした隙を縫ってテトラ帯の切れ目にエギを流すことを繰り返したが悉く空振りに終わってしまった。
可愛娘ちゃんからの反応がないまゝ時間が経って21:00になった頃、26番スポット、24番スポット付近をチェックしてこの日の調査を終えることにした。
入釣した際に見掛けた26番スポット付近の先行者は引き揚げているだろうとの読みだが、外れならその先の22番スポット付近でもと疲れや腰の痛みも出て来ていたので、ポイントには余り執着せずに調査するつもりで戻った。
すると28番スポット付近にはヘチ釣り師がいたが、26番スポット付近は読み通り空いていたので、調査を開始。
しかし、音沙汰がないので24番スポット付近に移動。このポイントも空振りだったのでStopFishingにしようと思ったが、26番スポット付近が気になって仕方がない。そこで行き掛けの駄賃とばかり2~3投することにした。とは云え、26番スポット付近にまで戻るのも億劫なので、無精を決め込んで25番スポット付近から斜めに26番スポット付近を狙うことにした。すると、何かがエギに触れている様な違和感が伝わって来た。しかし合わせを入れるタイミングが掴めない。
こうなると2~3投で諦める訳には行かない。何とか違和感の主を確かめようと腰の痛みも何処へやら、御老体に鞭打ってキャスティングを繰り返していると、1杯目の時と同じ様なジワーッとした反応が返って来た。そして、合わせも見事に決まって、この日2杯めとなるコロッケをゲット。時刻は、丁度22:00のことで、この後、未練のキャスティングを繰り返して後続がないことを確認したうえで、22:10頃、StopFishingとした。
と云う訳で、2025年のエギング・シーズンが無事開幕した次第。
2025/09/12
2025年 Ajing 釣行記
日 時:09月12日(金) 18:00~19:00
潮回り:中潮(↑) 180→190cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 14
同行者:単独、(KMIさん)
小生が日頃使っている天気予報アプリによると、金曜日は夕方と夜遅い時間帯に傘マークが付いている。しかし、チェックする時間によっては傘マークが増えていたり減っていたり、又、予報を出している会社によっても雨が降る時間帯が違っている。要するに天気は不安定で、いつ雨が降っても可怪しくはないことだけは確か。
と云う訳で、今週後半の釣行はパスしようと思っていたが、何となく気持ちが収まらず、短時間にはなるが雨が降り出すまでの間、ロッドを振ることにした。
17:30頃、現地に到着。
来る途中、車窓から見た雲行きは怪しく今にも降り出しそうで心配だったが、いつもの場所に停まっているKMIさんの車を見付けて、何となくホッとして、岸壁に出た。
岸壁には、初めて見る顔の若者アングラーと最奥に釣り座を構えて準備をしているKMIさんの二人だけで、小生は事務机前に釣り座を構えることにした。
しかし、空はいつ泣き出しても可怪しくない雰囲気が広がっているので、雨に濡れた道具を片付けるのは願い下げにしたい小生としては、道具を広げる踏ん切りがつかない。どうしようか・・・?と考えながら、岸壁の主の黒猫に挨拶代わりのオヤツをあげるなどしてグズグズしていたが、KMIさんは雨中の釣りになる前提で準備万端整えて来たとのこと。そんなKMIさんに促されて、レイン・ウェアなどの雨具を車に取りに戻り漸く道具を出す気になった。
と云う訳で、XSC-59ST-ProのロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0GのJHの組み合わせで、18:00頃、キャスティングを開始。
所が、小生のキャスティング開始と同時に雨粒がポツリポツリと落ち出して来た。
もう少し降り出しが早ければ、道具を広げることもなかったのに・・・!!
と独り毒づいてみたものゝどうしようもない。かくなる上は雨が酷くならないことを祈るしかない。そんな祈りが通じたのか、本降りにはならなかったものゝ降り続いたので、直ぐにクーラーやバッカンの蓋には雨粒が溜まってビッショリ。
この日の日没時刻は17:53なので、時間的にはゴールデン・タイムに差し掛かったタイミングのため、いつアジからの反応が返って来ても良い状況にある。しかし、昨日の大雨洪水警報が出される程の強い雨の影響によるものなのか、隣りのKMIさんからもぼやく声が聞こえる程全く気配がない。
雨に降られてもアジからの反応が返って来るのであれば、まだ我慢も出来るが・・・・。
そんなことを考えるもなしに考えていると、突然、隣りのKMIさんから当たったヨ!!と声が掛かったので、見ると良型のアジを抜き上げる所。
漸く回って来たと期待をしたが、小生の所では反応がない。
群れが小さいのか・・・・?
単独行動中のアジだったのか・・・?
この日初めての魚信があったのは、KMIさんから少し間をおいた18:36。
この時は、斜め左前方にキャストしたJHが沈み切ってラインが垂直になった時に、コツンと反応があった。
この所、刀狩りに精を出していたので、久し振りに感じる小気味の良い引きを楽しんで抜き上げたアジはギリギリ20cmだったが、ボーズ逃れの嬉しい1匹だった。
こうなると雨が降っているからと云ってStopFishingとする訳にも行かない。キャスティングを繰り返して2匹目、3匹目を狙ったが、反応が続かない。KMIさんの所にも反応はないとのこと。
やはり、群れは小さそうだし、今日の所は上がった方が良さそうだ・・などと考えていると、幾分雨脚が弱くなって来て遂には止んだと云っても良い位の小さな雨粒になった。
ラッキー、このまゝ行って呉れ!!と思いつつキャスティングを繰り返していると、コツ。これは空振りだったが、キャストし直して18:42に19cmの2匹目をゲット。
所が、この直後から又々雨が降り出し、しかも、少し雨粒も大きくなった気がして、イヨイヨ、本降りになる気配が漂って来た。
こうなると、首の皮一枚で何とか辛うじて繋がっていた気持も、プツンと切れてしまい、19:00頃、KMIさんを残してStopFishingとした。
2025/09/09
2025年 Touching 釣行記
日 時:09月09日(火) 18:30~22:00
潮回り:中潮(↓) 190→90cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 6
同行者:KRKZさん
先週の後半は台風15号のため釣行出来ず、1週間振りの釣行。
この所刀狩りが続いていたので、KMI’sでアジングをすることを考えていたが、火曜日にKRKZさんがMHR-KGNで刀狩りをするとのことだったので、付き合うことにした。
現地到着は、日没直後の18:00頃。
岸壁を俯瞰すると、この日はアングラーの姿が4~5人程見える。先日の台風15号の影響で、調子が少し戻って来ているのかも知れない。時刻は、丁度、満潮時刻の18:02に当たっているため、潮位は191cmと最も高くなっておりテトラ帯は完全に海中に没していて、海が広く感じる。風は予報通り南寄りで稍強めだが、9月も中旬に差し掛かろうと云うのに酷暑・猛暑が収まっていないので、寧ろ有り難い。
KRKZさんに連絡を入れると、既に到着していて26番スポット付近でロッドを振っているとのことだったので、急いでクーラーなどを積んだ重たいキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を歩いて、KRKZさんと合流。
今回は24番スポット付近に釣り座を構えることにして、準備を始めた。
今回使用するロッドは、Major CraftのTCX-962STY。
前回はZENAQのASSAUT Shore S96を使ったのだが、20年前には何の苦労もなく振り回していたこのロッドのズッシリとした重さに、寄る年波には勝てないことを厭と云う程思い知らされて帰って来た。
そんな背景があったためか、刀狩りの動画に写っていたロッドの中に妙に気になるものを見付けてしまった。そこで調べてみると、上代20,000円そこそこで実売価格は13,000円程。更に、貯まっているポイントを使えば11,000円で手に入ることが分かった。
小生は良い物を長く使うのが主義なのだが、つらつら考えてみると、小生の釣り人生も残り僅かしかない。となると、ここで多額の設備投資をしてもそのコストを回収出来ない惧れが非常に強い。しかし、11,000円程度であれば2~3年しか使えなくても充分元が取れるだろう。
と思いつつも、小生にしては珍しく迷いながらポチッ。
このTCX-962STYにドジョウをセットしたスパーク・テンヤの11gを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを開始。
このロッドはスピニング・ロッドだが初めて手にするものなので、様子見のため軽くキャストして先ずは慣らし運転と云った所だが、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返してリーリングをしているとコツン。心の準備も出来ていなかったので見送ってそのまゝリーリングをしていると又々コツン。これは空振りだったがKRKZさん、魚信があるよ!!と隣りに声を掛けて、改めてキャスティングをし直した。
しかし、こちらが集中して待ち構えると魚信があったことが嘘の様に、何も変化がない。
ありゃ、どうした・・・・?
と思いつゝキャスティングを繰り返していた。
すると、それから間もなくしてコツと反応が返って来てこの日の口開けの1匹をゲット。
サイズは指3本でまぁまぁと云った所。時刻は18:39のことで、実釣を開始して10分足らずで、最近になく出足が良い。
鱗のない魚で鱗付けが出来たと云うのも何か理屈に合わない気もするが、これでTCX-962STYでの初釣果をあげることが出来たので、気を良くして次の獲物を狙った。
そして、その10分後の18:51に2匹目をゲット。
どの様な反応だったのかさっぱり思い出せないのだが、強烈な引きは鮮明に覚えている。元来タチウオの引きは強くて、小生などはその引きの強さに病み付きになっている様なものだが、この時はロッドはガッチリと押さえ込まれたまゝで全く動かせず、リールも負けない状態が暫く続いた。時間にすると、実際にはそれ程長い時間ではなかったと思うが、その時はタチウオと綱引きをしたまゝどうしたものかと考える程長く感じた。
最終的には、リールのハンドルをゴリゴリと強引に回して寄せて来たのだが、竿下に浮かんだ獲物の太さや長さを見てびっくり。そして、これまでに見たこともない様な大物を抜き上げようとしたが、持ち上がらない。隣りのKRKZさんに頼んで玉網を出して貰うことも考えたが、リールのスプールを左手で抑え、ロッドの真ん中付近に右手を添えてエイ、ヤー。
強引に抜き上げられて岸壁でバチバチと音を立てて暴れているタチウオを見た瞬間、ドラゴンを釣り上げたことを確信。獲物の太さは指5本を超えており、顔はこれまで釣り上げたタチウオのどれよりも厳つい顔付きをしていて、正に龍。念の為、これまで全く出番のなかったスケールを引っ張り出して体長を図ると、何と1mを軽く超えて106cmもある。
隣りのKRKZさんも凄い!!凄い!!を連発する程の獲物だったが、今にして思えば記録写真を撮っておくべきだった。恐らく、目にしたこともない獲物を前にして、年甲斐もなく舞い上がっていたのだろう。
このドラゴンを獲って間もない18:56にこの日3匹目をゲット。サイズは指3本でこの時期のアベレージだが、直前に太いドラゴンを見ていただけに、殊更細く見えた。
そして、19:02に指3本の4匹目を掛けたが、順調だったのはここまで。
以降は、反応が間遠くなってしまったので、誰も居ないことを幸いに立ち位置を22番スポット付近や28番スポット付近に替えてタチウオの居場所を探す刀狩りになったが、隣りのKRKZさんにはこの時点まで釣果がなかった。
仲間と一緒に釣りに来た際に一方は釣れても、もう一方は全く駄目と云うケースは良くあることだが、自然相手の遊びなので仕方がないこととは云え、これでは面白くない。そこは揃って楽しい思いをしたい。
と云う訳で、反応が返って来ることがあれば直ぐにKRKZさんと入れ替わり、アクションの付け方などをレクチャーするなどし、小生は実験的に20gのジグパラショートを遠投して沖を探ってみた。
ジグパラショートでは2~3回反応はあったものゝ合わせ切れなかったので、正体は不明だがタチウオの可能性はあるため、次回以降も試してみる価値はありそうだ。
一方のKRKZさんが何とかタチウオを掛けた所で、小生はテンヤに戻って19:23に5匹目となる指3.5本をゲット。この時にドジョウの尻尾側の半分が切れてなくなってしまったので、ドジョウの代わりにECOGEARの熟成スーパーどじょうをセットしてみた。本物のドジョウではなく偽物にしたからではなく、付近にタチウオが居なかったのが理由だと思うが、音沙汰がない。
それでも、キャスティングを繰り返していたが、少し疲れを感じ始めていたので時刻を確認すると、まだ20:30を僅かに過ぎたばかり。体感的には21:00を回っていると思っていたので時計を見直した位で、KRKZさんもやはり同じ思いだった様子。
小生は、ここまでで5匹の釣果があり、何と云ってもドラゴンを掛けているのでここでStopFishingとすることもあり得たが、早過ぎるためかえってカミさんに心配を掛けてしまう。何よりも若いKRKZさんは、まだまだヤル気充分。そこで、小生も刀狩りを続けることにしたが、本物のドジョウをセットしたテンヤに交換するのも億劫だったので、無精を決め込んでそのまゝキャスティングを続けた。
そして、20:46に28番スポット付近で指3本の6匹目を掛けたのを最後に、この日の刀狩りは事実上終わり、この後の1時間程は惰性でキャスティングを続けるだけで、22:00頃、StopFishingとした。
2025/09/01
2025年 Touching 釣行記
日 時:09月01日(月) 18:40~22:00
潮回り:長潮(↑↓) 140→152→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独
2週間程前からアブラ蝉に混じってつくつく法師の鳴き声が聞こえる様になって、季節は秋に向かって進んでいる筈だが、酷暑・猛暑が収まる気配もなく、所によっては40℃超えの気温を記録している由。
こんな時は、特に小生の様な後期高齢者は、熱中症になるリスクを避けるためにも自宅に引き籠もっているべきで、釣果が上がっているならまだしも、満足な釣果もないのに何もこんな時に行かなくても・・・・。
と囁く声が聞こえて来そうだが、前回、隣りの餌釣り師の様子から得た沖目にはタチウオが回って来ているかも知れないとの印象を確かめたくて、潮の動きのない長潮の潮回りだが、敢えて刀狩りに出掛けることにした。
18:15頃、いつもの場所に車を停めて、相変わらずアングラーの居ない岸壁をクーラーやバッカンを積み込んだキャリアーをゴロゴロと引っ張って歩き26番スポット付近に到着。
今回持ち込んだロッドは、ZENAQのASSAUT Shore S96。今回は特に沖目を狙うつもりなので飛距離が欲しい。そのために手持ちの中では最も長いこのロッドを選択したのだが、今から20年も前の物なので、兎に角、ズッシリと重量がある。そのために出番は1年に1回あるかないかだったが、今回は操作性は二の次にして、兎に角、飛距離重視で引っ張り出して来た。
このロッドに、いつも通りドジョウを括り付けたスパークテンヤの11gを組み合わせて、18:40頃、キャスティングを開始した。
風は予報通りかなり強く吹いているが、背後からなので余り釣りには影響はない。寧ろ、飛距離を稼ぐには好都合。
その風にテンヤを乗せる様にキャスティングをしたが、反応がない。
正直な所、頭の何処かにひょっとしたらと期待する思いがあるのは、アングラーとして当然のことだが、回遊して来るまでじっくりと待とうとこの時は余裕綽々。
しかし、30分、40分と時間が経つにつれて待ち切れなくなってひょっとしたら、隣りには回って来ているかも知れないと26番スポット付近を中心に24番や28番スポット付近にプチ移動してタチウオの気配を探った。しかし、何も反応は返って来ず仕舞い。
風は相変わらず強く背後から吹いているが、時折、向きが横から、しかも右からと思えば左からとクルクルと変わる様になり、この風にロッドが煽られてしまいやり難くなって来た。
それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していると、時折、テンヤの近くを泳ぐタチウオの気配が出て来た。しかし、喰った魚信ではなくテンヤに戯れている様な反応ばかりで、合わせる所までには行かない。リフト&フォールを止めてタダ引きにしたり、レンジを替えたりしてタチウオの気を引こうと試したが、なかなか喰い魚信が出ない。
どうしたものか・・・・と考えていると、コツ。
合わせのタイミングもピッタリ合ってタチウオ独特の引きを楽しんだが、もう一つ強さがなく、上がって来たのは指2本半のベルト・サイズでガッカリ。この娘は写真も撮らずにお父さんか、お母さんを呼んで来る様にと云い聞かせてノータッチ・リリース。時刻は、丁度20:00のことだった。
兎にも角にもタチウオからの反応が出始めたことに気を良くして後続を待ったが、気配がピタリと消えてしまった。
群れが小さいのか、
あるいは、単独行動をしていたのか、
泳層が変わってしまったのか・・・・?
この日2匹目のタチウオをゲットしたのは、20:15頃のことで、この時は何の前触れもなくいきなりコツンと来た。サイズは1匹目と同じ指2.5本でこの娘もノータッチ・リリース
この2匹目を掛けた頃から、ロッドの重さで右腕が疲れて来た。重量があって先重り感も強いロッドを振り続けるのは、やはり辛い。こんなロッドを20年前には1日中振っていたことを考えると、正に隔世の感があるが寄る年波には勝てないと云うことだろう。そこで、予備に持って来ていたSephia S809M/Fにロッドを替えることにした。
そして、改めてSephia S809M/Fでキャスティングを始めてみると、ロッドの軽さにびっくり。このロッドの自重は108gと最近のロッドとしては並の重さだと思うが、210g超のASSAUT Shore S96に比べれば半分程しかない。
ロッドの軽さに目が覚めた思いで、キャスティングを続けたがタチウオからの反応はなく、逆に根掛かりでスパークテンヤの11gを海の神に奉納してしまった。
この時の時刻は21:00を回った所で、タチウオの気配もなく続けても結果は出そうにもなかったのでStopFishingにしようかとも思った。しかし、時間はまだ早い。22:00まで粘って見ようと考え直し、予備のリールをセットして刀狩りを続けることにした。そしてテンヤを15gの快適波止テンヤSSのSと少し重くしてキャスティングを続けたが、相変わらずタチウオの気配はない。そこで、思い立ってテンヤに括り付けているドジョウの上にECOGEARのPOWER SHADを重ねて括り付けて、所謂、ハイブリッドにすることにした。元々括り付けていたドジョウが細くて貧相だったので、ものは試しと嵩増しをしてみた。そして、リフト&フォールはせずにタダ巻きで通してみることにした。
すると、21:40頃、コツと小さいけれど明確な魚信があり、見事に合わせが決まりやり取りを始めた。すると、これまでになく強い引きが伝わって来た。
これはデカイぞ!!と慎重に足許にまで寄せて来ていざ引き抜こうとした所、ボチャン。
その後、寄って来たのかも知れないと何度かキャスティングを繰り返してみたが、反応が返って来なかったので予定通り22:00頃、StopFishingとした。
この日は、沖目重視のため敢えてASSAUT Shore S96を持ち込んだのだが、果たしてその甲斐があったのかなかったのか・・・・。
掛けた2匹の内1匹目はテトラ帯が配置されているライン近くだったし、2匹目もそれより少し沖だったがテトラ帯に近い場所だった様に思う。
沖からテンヤを追随して来て、喰い付いたのがテトラ帯の近辺であったとするなら、沖目を狙った効果があったと云うことになる。しかし、テトラ帯近辺にいたタチウオが偶々近くを通り掛かったテンヤを見付けて喰い付いたのであれば、効果はなかったことになる。
海の中を覗いていた訳ではないので、どちらとも云えない。しかし、少なくとも沖目から長い距離をテンヤを引っ張って来た方が、テンヤを見付けられる時間が稼げるので有利ではないかと思う。逆に、タチウオの付き場がテトラ帯の近辺だとすると、長い距離を引っ張るだけに効率が悪くなるが、趣味の釣りなので効率を求めることもないだろう。
と云うことで、沖目狙いは、一定の効果はあったと云うことにしておこう。
2025/08/29
2025年 Touching 釣行記
日 時:08月29日(金) 19:00~21:40
潮回り:小潮(↑↓) 165→174→150cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独
猛暑・酷暑のせいかor温暖化の影響なのか、小生がホームにしているKMI’sやMHR-KGNの調子が今一つ。何年か前であれば、この様な場合は遠征したりしていたのだが、寄る年波には勝てず遠くにまで足を伸ばす気にならないので、今週後半の釣行はお休みにしようと考えていた。所が、MHR-KGNでの刀狩りでは、専ら26番スポット近辺にしか入ったことがないが、以前餌釣りでタチウオを狙うアングラーは凸部付近に集中していたことを、ふと思い出した。
そこで、今回はMHR-KGNの凸部付近の調査をすることを思い立った。と云ってもタチウオの在庫はあるので、リリースすることを前提で、針のバーブを潰しアシスト・フックも使わないテンヤを使用することにした。更に、ドジョウの代わりにワームを使ったテンヤでやることにした。
18:20頃、現地に到着。
今回入ろうとしている凸部付近まで約1kmで徒歩10~15分の距離。この距離をキャリヤーに積んでいるとは云え、重たいキャリヤーを引っ張って歩くのはかなりキツイ。しかし、今回はお持ち帰りをしないワームの釣りなので、道具立ては、ワンショルダーのバッグ、冷たい飲み物を入れておく簡易クーラーにロッドと至極簡素。とは云え、この暑い時期に1km程の距離をエッチラオッチラ歩くのはやはり辛い。南寄りの風が稍強めに吹いているので、幾分マシと云えるが、それでも凸部付近に到着した18:40頃には、びっしりと汗をかいていた。
来る途中では、週末を控えた金曜日ともあってチラリホラリとアングラーを見掛けたが、人気場所の凸部には先行者の姿は皆無。そこで曲がり角の90番スポット付近に釣り座を構えることにして準備に入った。
今回使用するロッドはBlueCurrentⅢ 82/B。調査と云うからには飛距離が出て広範囲を探れるスピニング・ロッドを選択すべきだろう。しかし、前々回、何度も高切れを起こしたことを考え、改めてキャスティング方法を確認しようと敢えてベイト・ロッドを持ち込んだもので、このロッドにECOGEARのPOWER SHADをセットした11gのテンヤを組み合わせて、19:00頃、キャスティングを開始した。
すると丁度そのタイミングで一人のアングラーが隣りのテトラ帯の切れ目に入って来た。何を狙うのだろう?とキャスティングを繰り返しながら彼の様子を見ていると、どうやら餌でタチウオを狙う様子。釣り方は違っているが同じ獲物を狙っている同好の士の登場で、何となくホッとした気分になった。
その彼が準備が終わってキャストすると、緑色のウキの灯りは遥か沖に着水しており、しかとは判らないが、小生の飛距離の倍近くはある様に見える。しかも、一投目からフワフワと波の動きとは違う浮き沈みを繰り返している。こうなると隣りが気になって仕方がない。自分の釣りはそっちのけでみていると、やがてウキの灯りは海中に沈んで行き見えなくなってしまった。
暫くして回収した彼に訊ねた所、細いタチウオだった由。
良し、タチウオは沖目には居る。近くに寄って来ればチャンスはある。
期待を込めてキャスティングを繰り返したが、ウンともスンとも反応が返って来ない。しかし、隣りの彼のウキはキャストの度に動きがある。
その内、寄って来る筈・・・・。
寄って来れば、こっちのもの・・・・。
タチウオは表層に居ないのかも知れないとテンヤを沈めて見ると、直ぐにゴツゴツとテトラ帯に触れる感触が伝わって来る。こうなるとタチウオが浮いて来なければ釣りにならない。
ドジョウを持って来れば良かった。
飛距離の稼げるスピニング・ロッドにすれば良かった。
頭に浮かんで来るのは愚痴ばかりだが、愚痴っていても仕方がない。気紛れなタチウオが寄って来ることを期待するしかない。
ワームをDAIWAのリアルどじょうや、ECOGEARの熟成スーパーどじょうに替えて何とかタチウオの気を引こうとしたが、結局、反応は出ず仕舞い。
20:00を回った頃には、隣りの餌釣り師のウキも動かなくなって、凸部の反対側の角をチェックしに行ってしまった。
こうなると、小生も落ち着かなくなってしまい、実績のある26番スポット付近のことが気になって来て仕方がない。90番スポット付近で粘ることも考えたが、26番スポットは凸部から引き揚げる途中にあるポイントなので、少し早めだが90番スポット付近を諦めて、戻る途中で寄ることにした。
20:30頃、26番スポット付近に戻り付き、キャスティングを再開したがやはり音沙汰はない。付近には誰も居ないことを幸いに、28番スポット付近、24番スポット付近、22番スポット付近を念入りにチェックしたが、答えは出ず、結局、1時間余り付近をウロウロとしただけに終わり、21:40頃、StopFishingとした。
この日の餌釣り師の様子を見ると、タチウオの群れは小さくサイズも大きくはないが、沖目には居そうに思える。
だとすると、飛距離の出ないベイト・ロッドを持ち込んだのが敗因だろう。
次回は、重たいのが難点だが、手持ちの中では最も長いZENAQのASSAUT Shore S96にしてみようかと考えている。
このロッドにワーム・テンヤの組み合わせはどうだろうか・・・・。
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