2021年釣行記(68) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月19日(金) 06:30~12:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 6、フグ x 2、ベラ x 1
同行者:単独

前回、前々回ともすっかり夜が明けた遅い時刻に到着し、危うくアブレそうになった経験から、今回は日の出時刻の06:00頃に到着する様に、04:30頃自宅を出発。
流石にこの時間帯ともなると交通量も少なく、快適なドライブをして、予定より少し早い05:45頃、まだ暗い中現地に到着したのだが、岸壁にはアングラーの姿は1人しか見えず、釣り場はガラガラ状態。折角、眠たい眼を擦りながら無理をして早く出て来たのに、これには拍子抜け。
しかし、早起きは3文の得!!
早く来たお陰で特等席の岸壁の角に入れると角に向かって歩いて行くと、付近には場所取りの椅子とロッドが置かれていて、正に糠喜び

仕方がないので、その隣りに道具を置いて、この日の釣座を決めて、釣り支度に入った。
今回持ち込んだロッドは、Sephia SS S76ML-Sの1本のみ。
と云うのは、前回、ここで会った八王子の御仁は、岸壁際を捨てて沖目ばかりを狙っていた。今回はその彼を見習って、専ら沖目を中心に狙う積もりだったので、キャスティングのし易いスピニング・ロッドを選んだのだが、まだ暗い中、そのロッドにラインを通すのに一苦労。

何とか支度を整えて、キャスティングを始めたのは06:30頃。
出来ればパワーイソメで釣果を出したいので、今回も先発にはパワーイソメをチョイス。
このパワーイソメが駄目だった場合を考えて、前回、隣りのアングラーに頂いた活イソメの使い切れなかった分を、塩漬けにした塩イソメ。その塩イソメが不調に終わった場合は、スーパーで買った冷凍むき身アサリを、塩で軽く締めた塩アサリに切り替える三段構えの布陣を敷いているので、何とかカワハギをものに出来るだろう。

風は殆ど吹いておらず、大潮の下げに入って1時間半程経過した頃だが、潮の動きも殆どない。大潮とあれば、干満差は大きく、潮の流れが強いことを想定していたが、この点は、少々意外な程。SHYSHMEには今回を含めて3回しか立ったことがないので、この状況が良いのか悪いのか判らないが、潮はもう少し動きが欲しい所。

どんなアタリを出してくれるのか、ワクワクしながらキャスティングを続けたが、何も反応が帰って来ない。
そこで、試しに塩イソメに替えてみた。すると、直ぐに答えが出てコン。
合わせも決まって、寄せに入るとロッドを叩く様なカワハギ独特の動きが伝わって来て、思わず来たー!!
しかし、残念ながらおちょぼ口のこの娘は、抜き上げる直前にポチャンと帰って行ってしまった。バラしたことには悔いが残るが、兎に角、反応があることに一安心。気を取り直して、同じ様に塩イソメを付けてキャスティングをしていると、コン。

今度はバラさない様に慎重に寄せて抜き上げて、本命をゲット。サイズは、17cm位の大きめのワッペンと云った所だが、このSHYSHMEで2匹目の本命。
前々回の1匹は、どちらかと云うと釣れちゃった感が強い獲物だったが、今回は狙って獲ったもので、一際嬉しい1匹だった。

時計を見ると時刻は07:10頃で、釣りに来ていなければ、まだ床の中に居る頃。釣りは始まったばかりなので、幸先良しと云った所だろう。

この最初の獲物を、急ぎスカリに収容して、一段とやる気になってキャスティングを繰り返していると、頻繁にとは云えないが、コンタクトはある。そこで、カワハギの活性が上がって来たのかも知れないと、パワーイソメに替えて見たが、間遠いアタリが一層遠くなってしまい、とても待てない。
と云う訳で、塩イソメを使い切ることにした。

やがて塩イソメも使い切った所で、今度は塩アサリを使ってみることにした。
すると、塩イソメよりもコンタクト回数が増えて来た様な印象で、23cmとこの日最大サイズのカワハギは、この塩アサリに来たもの。だからと云って塩アサリがベストと云う積りはサラサラなく、偶然の産物たる面が強いと思うものゝ、塩アサリにしてから、サイズが少し大きくなった様な印象は残っている。

時間が経ち09:00頃から、弱かった潮の流れが強くなり、アチラコチラにさざ波が立ち流れが目視出来る程強くなるに連れて、アタリとアタリの間隔が広くなって来た所で、12:30頃、見切りを付けてStopFishingとした。

と云う訳で、今回もパワーイソメで結果を出すことが叶わなかったが、カワハギ釣りの面白さは充分に味わえた気がする。
ネット情報では、陸っぱりカワハギを狙う釣りは、やがてオフ・シーズンに入るとのことなので、暫くはパワーイソメに拘ることなく、カワハギを狙ってみようと思う。

2021年釣行記(67) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月15日(月) 07:30~12:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 0
同行者:単独

前回は初めてのハギングで、正に絵に描いた様なBiginner’s Luckで陸っぱりとしては良型に属する22~23cmを以前からゲット出来たのだが、餌はアサリ。餌で釣ろうがルアーで釣ろうが、釣りには変わりがないので、小生自身は特に拘りがある訳ではないが、ハギングと称するからにはやはりルアーでの釣果を望みたい。
と云う訳で、今回はパワー・イソメで釣果を得るべく前回と同じポイントに出掛けて来た。

ポイントに到着したのは07:00頃。
車から様子を見ると、岸壁には既に大勢のアングラーが入っており、割り込めそうな空きは一箇所しかなく、車を停めるスペースもない。別のポイントにしようかと思ったが、Uターンして少し離れた所に駐車して、岸壁に出た。

前回の釣り座は岸壁の左端に近い場所だったが、今回は岸壁の中央から少し右に寄った場所。
今回持ち込んだロッドは、ベイトロッドのSSQC-6112ULS-BF-KRとスピニングロッドのSephia SS S76ML-Sの2本で、先発はSSQC-6112ULS-BF-KR。ここまでは良かったが、次に胴突き仕掛けをセットする段になって、前回と同じ様にモタモタしてしまった。
つまり、小生の胴突き仕掛けは、ネット情報を参考にして自作したもので、枝針は現地で自動ハリス止めに止める様にしているのだが、自動ハリス止めに枝針のハリスを通すのに、四苦八苦。何とかハリスを通せたと思っても、上手くハリスが止められず、するりと抜け落ちてしまったり・・・。

何とか胴突き仕掛けをセットし、パワーイソメを刺して釣りを始めたのは、07:30頃。結局、準備を終えるのに30分も掛かってしまった計算で、慌てる必要はないとは云え、幾ら何でもこれでは時間が掛り過ぎと云うもの。

前回もパワーイソメを使ったのだが、囓られたかどうかさえ判らず、堪らずアサリを使った経緯がある。そんな結果だったので、果たしてカワハギがネット情報にある様にパワーイソメに興味を示してくれるかは全く不明。
どんなアタリを出してくれるのだろう?
岸壁の際に仕掛けを落として、ロッドティップをジッと見ていると、時折、微かに動いている時がある。手元に何も伝わって来ない上、力強さもない動きなので、どうやら魚がパワーイソメを啄んで入るが、喰い込むまでには至っていないのだろう。

試しに、そんな微かな動きの中でも少し大きめの動きに、合わせを入れてみたが、何の手応えも伝わって来ない。しかし、引き揚げたパワーイソメを良く見ると、噛み跡らしい疵が入っている。その主が狙いのカワハギであれば云うことなしだが、こればっかりは釣り上げてみなければ、判らない。
空振りを繰り返している内、マグレで掛かって来たアタリの主は、体長5~7cm程の小さなフグ。それでも小さなおちょぼ口に針がしっかりと掛かっているので、合わせるタイミングは間違えていない筈。
カワハギも同じフグ科の魚なので小さな口をしているため、合わせの練習になる

我慢をして暫くフグと付き合っていたが、そのフグのアタリも徐々に遠くなって行ってしまった。そこで、アサリを試してみると、遥かに反応が良い。やはり、人工餌のパワーイソメは、魚の活性次第で使える場面が限られるのかも知れない。

沢山のフグの群れの中にカワハギが混じっていても不思議ではないのだが、岸壁際で掛かって来るのはフグばかり。幾ら合わせの練習になるとは云え、これでは面白くない。

と云う訳で、Sephia SS S76ML-Sを引っ張り出して、沖目を狙うことにした。
沖目の潮は左から右に動いていて、仕掛けは少し右手に寄った方向から帰って来るが、カワハギは意外にも流速の早い所にも生息しているとのことなので、この程度であれば影響はない(?)と思って良いのだろうか・・・・。
ハギングが2回目の小生には何とも云えないが、もう一つ気になったのは、海底の様子。
岩礁は、カワハギが身を寄せるシェルターにもなり得る上、キャストする際の目標にもなるので、岩礁混じりの砂地が好ましいと思っているのだが、伝わって来る感触では、海底はどうやら岩礁のないまっ平らな砂地の様子で、海底を引き摺っていても何も抵抗を感じることもなく、頼りないことこの上なかった。
それでもカワハギからのコンタクトがあれば、岩礁の有無など気にもならない筈で、寧ろ、岩礁は根掛りの元になるため、あることをマイナス要素に考えているだろう。
結局は、自身の肩から先の問題を棚に置いて、釣れない理由を探しているだけなのかも知れないが、もう暫く通ってみなければならないだろう。

沖目は反応が全く感じられず、岸壁際はフグばかりと期待に反する状況になって、パワーイソメで何とかカワハギをものにしたいとの思いは、いつの間にか消えてしまって、念の為、持参して来たアサリばかりを使っているしまつ。

それでもカワハギからのコンタクトはなく、12:00頃、餌切れと同時にStopFishingとした。

そのまま片付けに入ろうかと思ったが、後学のために他のカワハギ狙いの釣り師の様子を見学させて貰おうと、岸壁の角の釣り師の所に行って、声を掛けた。
すると、八王子から通っていると云うこの御仁は、前回小生がカワハギを掛けた際に声を掛けてくれた釣師で、先方は小生のことを覚えていてくれた。
この御仁の釣り方は、専ら沖目ばかりを狙っていて、小生が彼の元を訪れる直前に1匹掛けたとのこと。

彼の側に座り込んで小1時間程話し込んでいる間にも、掛けるまでには行かなかったが、ティップがクンクンと揺れるアタリが何度かあったので、どうやら沖目狙いが正解だったのかも知れない。
次回は、彼に見習って沖目狙いに徹してみようと思いながら、自分の釣座に戻った所で、隣りの釣り人が帰るので良かったらイソメを使って下さいとのこと。
実は、内心ではイソメを使ってみたかったので、これは渡りに船。
有り難く頂いて、暫く沖目狙いでやってみたが、相変わらずコンタクトがないので、直ぐに気持ちも切れて、13:00を回った頃、釣り場を後にして帰路に着いた次第。

と云う訳で、兎にも角にも、次回は沖目狙いを中心にやってみようと思う。

2021年釣行記(66) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月11日(木) 17:00~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 11
同行者:単独

朝から7~8mと強く吹き荒れていた南西の風は、22:00頃になっても収まらず、4~5mと強いまゝとの予報だった。しかし、UMB-FPであれば、南西の風は背後からの追い風になるので、何とかなるだろう刀狩りに出掛けた。

現地到着は17:00少し前。
気になる風は、駐車場でもかなり強目に吹いていて、少々心配だったが、兎に角、岸壁に出てみることにした。すると、強い風に吹かれて出来たさざ波が、扇状にサーッと広がって行くのが、アチラコチラに見える。そんな中でも、大勢のアングラーが長いロッドを振っている。と云っても、強い風を敬遠したアングラーも居ると見えて、普段よりも隙間が大きく空いており、難なくお気に入りの第二ボラードの直ぐ近くに釣り座を構えることが出来た。

いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズのテンヤで、17:10頃、キャスティングを開始。

すると、2投目か3投目で、いきなりコンとコンタクトがあって、この日の幕開けとなる指3本サイズの1匹をゲット。
ここ最近は、夕方早々に1匹出たとしても、その後1~2時間程の間はサッパリ音沙汰がなくなり、20:00を回った頃からようやくポツポツとアタリが出る様な傾向にある印象を持っている。
この時も、そうなんだろうと思いながらキャスティングを繰り返していたのだが、予想に反して直ぐに反応が帰って来てまたもやコン。これは掛けることは出来なかったが、いつになくタチウオの活性が高そうな様子に、思わず知らず気持ちが昂ぶって来る。

所が、小生のやる気に反して、2回めのコンタクトを空振りした後は、ピタリと気配が消えてしまった。
アーァ、やっぱりタチウオが回って来るのを待つしかないか・・・・。
この時も、そんなことを思いながらキャストし軽くリフト&フォールを繰り返していると、コツンとアタリがあって2匹目をゲット。時刻は17:40頃。

そして18:05頃に3匹目、18:55頃に4匹目と退屈し掛かった頃にコンタクトがある。
以下、時系列に並べてみると、19:30頃、20:10頃、20:20頃、20:25頃、20:35頃にそれぞれ1匹づつ追加し、21:15頃にはツ抜けを達成。更に、StopFishingとする直前の21:25頃に自己記録更新となる11匹目をゲット出来た。

11月も中旬になりタチウオのシーズンも終盤戦に差し掛かって来たので、この日は強い風の中、敢えて出掛けたのだが、予想に反して良い釣果に恵まれてラッキーだった。しかし、前回も感じたことなのだが、ここに来てタチウオのサイズが細くなった様な印象がある。この日も指3本にも満たないリリース・サイズが2匹掛かったし、欲を云えば切りがないが、出来れば指3.5本前後が揃って呉れればなぁ・・・・。

2021年釣行記(65) – MK

2021年 Mekking 釣行記

日 時:11月08日(月) 08:15~16:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:YNGSM-KDGW
釣 果:メッキ x 0
同行者:YTさん、(Dr.TJさん、ISBSさん)

今季2度めのミニGTと遊ぶ会は、湘南の達人ことYTさんとのコラボだったのだが、結論から云うと、激渋状態で小生はアタリを一度も感じることのないパーフェクト・ゲームを喰らってしまった。

現地到着は08:00頃。
駐車スペースの奥に停まっているDr.TJさんの黒色のレガシー・ワゴンの隣に並んで駐車して、連絡を入れた所、Dr.TJさん井桁突堤に入っているとのこと。いつもなら直ぐにウェーダーを穿いて、後を追い掛ける様にして井桁突堤に向かう所だが、今回は足場の良いKDGWに入ることにしているので、靴を履き替えただけポイントに向かった。

ポイントでは、既にYTさんがロッドを振っており、セイゴを掛けた他は強いアタリが1回あっただけとのこと。
挨拶もそこそこに、YTさんの隣りに立ってSoare Xtune S610LS30のロッドにSaltDegree SD-50Sのルアーを組み合わせてキャスティングを開始。
右手から左手への横風になる北寄りの風が強目に吹いていて、やり難いがメッキが回って来ていれば何とかなりそう。
期待を込めて1投、2投とキャスティングを続けたが、音沙汰は全くない。

メッキの居場所を探して場所を変えたかったが、遥か遠くには波飛沫が高く上がっているのが見えるので、井桁突堤にしろ石積み突堤にしろ、入れそうにもない。こうなると、回遊して来るのを待つしかない。単独釣行であれば、気持ちが切れてしまう所だが、気の合った仲間が側に居るので、この点は我慢出来る。釣り談義をしながらキャスティングを続けたが、気配がしない。

その内、Dr.TJさんが姿を見せ、3人並んでキャスティングをしたり、休みながら仲間のキャスティングをしている様子を見たりしていたが、それでも一向に気配がないまゝ時間だけが過ぎて行き・・・・・・。
そして最後に登場して来たISBSさんは、メッキを求めて上流に入った。

12:00を回った頃には、小生の気持ちは切れてしまって完全に諦めムードだったが、久し振りに会うYTさんDr.TJさんとの会話が楽しくて、中々踏ん切りが付かずズルズルと居残ってしまった。

14:00頃、突然、YTさんがロッドを曲げて良型のメッキを掛けたのを目撃して、気持も新たにキャスティングをしたがコンタクトはなく、直ぐに元の木阿弥で、やる気は雲散霧消

そして、16:00頃、StopFishingにしようと片付けに入った瞬間、Dr.TJさんがロッドを曲げてやり取りを始めた。残念ながら、これは抜き上げる直前に海にお帰りになってしまったが、やっと回って来たのかも知れない。
折角、こんな時間まで粘って来たのに、ここで帰るのは勿体ないと云う気持ちもあったが、精神的にも肉体的にも消耗し切っていて、再度、釣りの準備をする気には到底なれず、YTさんと共に引き揚げた。

この日は今季2回めのメッキを狙っての釣行だったが、残念ながら、小生はパーフェクトに抑え込まれてしまう結果だった。しかし、久し振りに会った仲間達と過ごす時間は、殊の外、楽しかった。勿論、釣果が伴えば云うことなしだが、それは高望みと云うべきだろう・・・・。

2021年釣行記(64) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月04日(火) 16:50~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 5
同行者:単独

今回は、ソロソロ終盤戦に近づいている刀狩りをする積りで、天気予報をチェックすると、釣り場付近では北風が吹くとのこと。北からの風となると、左から右への横風になって釣り難くなるので、出来れば追い風になる南西の風が吹いて欲しい所だが、1m程度と弱いので何とかなりそう。
と云うことで、UMB-FPでの刀狩りを決行することにした。

現地に到着したのは16:40頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出たが、祝日でもない木曜日にも拘らず、相変わらず大勢のアングラーがロッドを振っていて、釣座を確保するのに難儀しそう。
彼らの様子を見ながら、奥に進んで、岸壁の中程の第二ボラードの少し先に何とか入れそうな場所を見付けた。そこで、先行者に断ると、どうぞ。私は餌がなくなったので、引き揚げますから、後に入って下さいと気持ちの良い返事が返って来た。
有難うとお礼を云いながら、その小柄なアングラーをよくよく見ると、何と若い女性アングラー。最近は、釣り場で女性をアングラーを見掛けることも珍しくなくなったが、その殆どがパートナーの男性と一緒で、女性独りと云うのは余りお目に掛かったことがない。随分と世の中も変わったものだ!!

有り難く彼女の後に釣座を構えさせて貰って、キャスティングを開始したのは16:50頃。タックルは例によってSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズ

風は、予報とは違って殆ど感じない程度の微風で、11月に入ったと云うのに、少し暑さを感じてしまう程。海には波もなく穏やかで、釣りはし易そう。

この日の日没時刻は16:44なので、17:00を回った頃には、夜の帳が降りた様な雰囲気が漂って来ており、いつタチウオからのコンタクトがあっても可怪しくはない。
期待をしながら、キャスティングを繰り返したが、反応が感じられない。寄って来れば、コンタクトはある筈と思いながらも、シーズン終盤に差し掛かっている筈なので、このまゝアタリ一つなく終わってしまう様に思えて来る。

17:20頃、キャストして軽いリフト&フォールを2~3回繰り返した所で、この日初めて曰く云い難い違和感が伝わって来た。これは合わせを入れる程でもなかったが、その次のキャストで、今度はコンとはっきりと感じられるアタリ。
来た!!
と思って合わせを入れたが、残念ながら、魚体に針が触れた感触だけを残して空振り。ようやく、タチウオが回って来たとキャスティングを繰り返し、集中してコンタクトを待ったが、以降は全くの音無しの構え。
黒い海面に漂っている赤や青の電気ウキの灯りにも、海中に引き込まれる様子は見えず、キャストしては軽いリフト&フォールをしながら回収し、又、キャストすると云った単純作業の繰り返し。
コンと伝わって来る小さなアタリにタイミング良く反応が出来、合わせも決まって針掛かりさせた瞬間、まるで根掛りでもした様にロッドがガツンと止まる瞬間、アドレナリンが噴き出してくる感覚が忘れられないので、飽きずに続けられる単純作業だが、こんなにも長い時間に亘って何も変化が感じられないと、徐々に集中力が抜けて来る。

そして、18:50頃のこと。
集中力が抜けた状態で、惰性のリフト&フォールを繰り返し、直ぐ足元にまで回収して来た時、いきなりロッドを引っ手繰って行く様な強いアタリでこの日初の獲物を手にすることが出来た。

交通事故の様な向こう合わせで掛かって来たので釣れちゃった感満載。しかも、ギリギリ指3本と云ったサイズの最近では細いタチウオなので、物足りない1匹だが、何とかボーズを逃れてホッと出来たと云うのが正直な所。

1匹獲れたので一息付くことは出来たが、例によってその後は完全に音沙汰なし状態に陥ってしまい、気持ちが切れてしまうのは時間の問題。
しかし、夕方の早い時間から始めたので、かなり時間が経っている様に思えるが、時計を見ればまだ20:00前。このまゝ引き揚げるには、マダマダ早い。
周囲を見渡すと、小生が入りたかった第一スロープ付近の電気ウキの灯りも見えなくなっている。そこで、気分転換を兼ねて場所を移動することにした。

すると、移動後の2~3投目で答えが出て、2匹目を確保。しかし、サイズは指3本にも満たないベルトの様な細さで、がっかり。
太さの面では不満は残るが、それからの約1時間程の間は、ポツリポツリと反応があって21:00頃までに4本追加に成功。その他に獲れなかったアタリや、途中でバラしたものも幾つかあったので、20:00から21:00までの1時間が、この日のハイライトで、愉しい時間帯だった。

所で、この日の獲物は精々指3本と云った所で、これまでより一回り細いものばかり。自宅で捌いてみると、全て真子を持っていないオス。
カマキリや蜘蛛、魚の中にもオスよりもメスの方が体格が良い例があるが、タチウオもメスの方が大きいのだろうか?

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