2021年釣行記(63) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月02日(火) 09:00~12:30
潮回り:中潮(↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 1
同行者:単独

以前から興味のあったハギングだが、兎に角、試してみなければ話にならない。試してみて、更に興味が湧けば続ければ良いだろうし、詰まらなければ止めれば良い
と云う訳で、最小限のタックルを持って、南端SYSHMEに行くことにした。

自宅を07:00頃、出発。現地到着は08:30頃。
岸壁にはかなりの人数のアングラーが竿を振っており、中には、月曜日にも拘らず、小学低学年生を伴った家族連も見え、当然、ベスト・ポイントの岸壁の角には入れない。しかし、幸いなことに、岸壁の中程に入れそうな空きがあったので、早速、道具を置いて釣座を確保することが出来た。

Soare30S610LS30のロッドにリールをセットし、ラインをガイドに通した後、市販のカワハギ仕掛けを繋ごうとした。所が、袋からの出し方が分からない。市販のこの種の仕掛は簡単にセット出来る様になっている筈だが、初めての経験なので、どうしたら良いのかサッパリ。付いている針にチクチクと刺されながら袋から引っ張り出してみると、投げ釣り用の仕掛けで、小生が求めていた胴付き仕掛けではない。
仕方がないので、元の袋に収めて、別の種の仕掛けを取り出して来た。この仕掛は、自動ハリス止めに針をセットする仕組みになっているのだが、そのセットに2度も3度も失敗。その内、針そのものを落とす始末。どうやら風に飛ばされてしまったらしく目を凝らして探したが、見付からない。
と何だかんだで、20分以上も格闘して何とか仕掛けのセットが完了して、イヨイヨ、パワーイソメを針に刺す段階に漕ぎ着けた。所が、又々、一苦労。小さなカワハギ用の1号針をパワーイソメに真っ直ぐに刺せない。何度も抜き差ししている内にパワーイソメが裂けて来るので、新しいものに替えたり・・・。

結局、準備に30分も掛かり、実釣を開始したのは09:00頃。

ネットで得た知識を頼りに色々とカワハギの興味を惹く様にアクションを加えて見たが、何も反応が感じられない。カワハギは餌を取られ始めてからが、釣りになると云われているが、パワーイソメが囓られたのかどうかさえ定かではない。
周囲を見回してみても、竿を曲げている様子がないので、ひょっとすると、全体に活性が低いのかも知れないが、生まれて初めてのハギングなので、何をどうしたら良いのかさっぱり判らない。

兎に角、カワハギが寄って来ているかどうかだけでも知りたいと、保険に持ってきたアサリを使って見ることにした。このアサリは近所のスーパーで買った冷凍アサリなのだが、1号のハゲ針に比べると大き過ぎて、とても針に刺して餌に出来るサイズではなさそう。そこで、仕掛けをオーナーツインカワハギに替えることにした。この仕掛の針は5号なので、先発で使うのは控えていたが、大きなアサリには適しているかも知れない。

ネット情報を思い出しながら、見様見真似でアサリを刺して、投入したが何も変化がない。やはり寄って来ていないと思いながら、引き揚げると、見事にハラワタの部分だけがなくなっている。
餌取り名人と云われているカワハギの面目躍如と云った所。

カワハギが寄って来ていることは判ったので、次はアタリをどの様にして出すか・・・・。
色々とアクションの仕方を変えて集中していると、時折、コンとアタリを感じられる様になった。しかし、合わせを入れても針掛かりさせられず、空振りばかり。
餌にしているアサリが大き過ぎるのか、又は、針が大き過ぎるのか?
その両方が大き過ぎるのか・・・・。

そこで、仕掛けを元の1号針を使った胴付きに替えてみたが、どうやらパワーイソメには興味がないらしく、何も違和感が伝わって来ない。

アタリがないよりは、ある方が愉しい。アサリがなくなったら引き揚げようと、又々、ツインカワハギに仕掛けを替えて釣りを続けることにした。

すると、ある時、投入した仕掛けが着底すると同時に、ブルブルとした感触が伝わって来た。反射的に合わせを入れた所、明らかに魚が針掛かりした感触が伝わって来る。
ハギングには付き物とされているベラかも知れないし、フグかも知れない。ひょっとすると本命のカワハギかも知れないとドキドキしながら、海面を覗き込むと茶色い菱形の魚体が眼に入って来た。
抜き上げたのは、紛れもないカワハギで、サイズは22~23cm。隣りのアングラーが良いサイズだと云っていたので、この付近では良い方と思って良いのかも知れない。
時刻は10:45頃のことで、アサリはマダマダ残っているので、何とかもう1匹追加したいと釣りを続けたが、獲物はこの1匹だけ。

12:30頃、アサリがなくなったのを気にStopFishingとして帰路に着いた。

この日は、初めてハギングを試してみようと出掛けて来た訳だが、パワーイソメでは反応が得られず、結果的にはアサリでの釣果。これではハギングとは云えず、普通のカワハギ釣りになってしまうので、何とかパワーイソメで結果を出したいと思う。
とは云え、釣りに出掛けた以上、何とか釣果を得たいと思うのは、アングラーの性なので、アサリか若しくはイソメを保険に持って行くことになるだろう(笑)

2021年釣行記(62) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月26日(火) 09:40~12:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

天気予報では北寄りの風が吹くとのことだったので、前回に続いてYNGSMメッキを追い掛けようと思っていたが、アジもタチウオも在庫がなくなったとのカミさんの呟きを思い出した。そこで、点数を稼ぎのためにも、ここは食材を確保して家計の足しになるものを狙う方が良かろうと考え、改めてUMB-FP方面の予報を見ると、19:00頃からは、北風が1m程度と弱くなるとのこと。UMB-FPでは北風は鬼門で、何ヶ月か前には北風の中波飛沫を被ることになったこともあるが、1m程度なら何とかなるかも知れないと、不安な気持ちを抱きつゝ車を走らせた。

現地の駐車場に到着したのは16:45頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出て様子をみると、午前中は強い北風が吹いていたためか、釣り人の数が少なく、難なく最初のスロープとボラードの中間付近に釣り座を構えることが出来た。

風は予報通り強目の北風が正面から吹いて来ているが、海はザワザワとはしているものゝ波立つこともなく、又、ウネリも入っていないので、飛沫は上がっておらず、濡れる心配はなさそう。

いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズのテンヤを組み合わせで、17:00少し前に、キャスティングを開始。
向かい風なので、テンヤは少し重たいSサイズにしようかと迷ったが、SSサイズでも、そこそこ飛距離は出ているので、取り敢えずSSサイズで通すことにした。

最近の傾向として、陽が沈んで少し光量が減って来た17:30頃に、最初のコンタクトがあるので、期待したが、この日は梨の礫
こんなこともあるだろう。待っていれば、必ず回って来る
この時は体力も気力もあったので、余裕を持ってタチウオからのコンタクトを待ってキャスティングを続けていたが、一向に気配がない。周囲をチェックしても、前回などは数え切れない程沢山の電気ウキが海面に浮かんでいたが、この日は4~5個しか見えず、タチウオ・シーズンの終わりの様相を呈している。これがアングラーの数が少ないためであれば問題はないが、何となく寂しさが漂って来る。

急に気温が下がり寒くなったので、タチウオの泳層が下がっているかも知れないと、少し深い棚を探るために、テンヤをSサイズにして見たが、これにも反応がない。タチウオがウッド・デッキをバチバチと叩く音も聞こえて来ることもなく、この時点で早くも、今日は駄目かも知れないと弱気の虫がゴソゴソと動き出して来た。

18:45頃、気分転換のために、カツサンドに齧り付いて少し早目の夕食を摂っていると、突然、強い北風が収まって来た。これで、刀狩りをするには良い状況になったと、勇気凛々。テンヤのサイズをSSに戻して、キャスティングを再開した。
が、しかし・・・・、何も変化がない
ふと気がつくと、何時の間にか両隣りのアングラーの姿もなくなり、海面を漂っている電気ウキも1~2個に減ってしまい、20:00前にも拘らず、まるで閉園間際の雰囲気。堪らず、小生も引き揚げようかと思ったが、それには早過ぎる。又、タチウオは何の前触れもなく突然アタッて来るので、粘るが肝心と自身に云い聞かせてキャスティングを続けた。

実釣を開始して3時間経った20:00を回っても、一度もコンタクトがないため、集中力も切れてしまい、惰性のキャスティングを繰り返していた。
すると20:10頃、いきなりガツン。気持ちも弛緩していたので、びっくりしてロッドを取り落とそうになったが、何とか捕獲に成功。
抜き上げた獲物は指3.5本の良型だったが、尻尾の部分が喰い千切られているのが残念な所。
ようやく、回って来たと後続からのコンタクトを期待したが、その後は、元の木阿弥
そこで、回って来ないなら、こっちから探しに行ってやるとガラガラに空いている岸壁を2~3m程移動してはキャストをし、反応がなければ、又、2~3m程移動してキャストし・・・・の蟹の横這い釣法タチウオの居場所を探すことにした。
すると、これが奏功してコンと反応あった。しかし、追い喰いをする程の活性はなさそうで、出会い頭の単発。この様な反応が3度あったものゝ、掛ける所までには至らず、結局、21:30頃、StopFishingとして、帰路に着いた。

それにしても、この日は本当に疲れた!!
アタリがあれば、針掛かりさせられない状況でも、何とか針掛かりさせようと色々と工夫もするし、集中するので時間はアッという間に経ってしまう。しかし、この日の様に何も変化がなく、単にキャスティング&リーリングの単純動作を繰り返しているだけの状況が続くと、直ぐに嫌気が差して来るし、疲れが倍増する気がする。若い頃にはなかったことだが、これも歳をとった故のことだろうか?

2021年釣行記(61) – MK

2021年 Mekking 釣行記

日 時:10月21日(木) 09:40~12:00
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 1
同行者:単独、(IKDさん)

天気予報では、北寄りの風が3~4mとのこと。南寄りの風なら、考えることなくUMB-FPでの刀狩りに行く所だが、向かい風になる北風では、潮を頭からかぶってしまうことになる。と云うことで、刀狩りは却下するしかない。アジであれば、北風を背負う釣り場はあるのだが、もう一つ気持ちが乗らない。
と云う訳で、YNGSMメッキを狙うことを思い付いた。昨年はテニス肘のために、激しく腕を動かす必要のある釣りは控えていたので、2019年以来2年振り。

思い付いたのが急だったため、準備にて間取り、自宅を出たのは08:00頃。
途中、戸塚警察署前原宿と2箇所の渋滞の名所を通過しなければならないので心配だったが、何とかトロトロと流れており、高速も使ったので、丁度1時間後の09:00頃に現地の駐車場に到着。

早速、支度に取り掛かり、駐車場を出て井桁突堤に向かった。
と、その途中、前方から自転車に乗ってやって来るIKDさんに遭遇。様子を尋ねた所、濁りが入っていて、井桁も石積みも全然駄目。これから別のポイントに向かう所だとのこと。
2年振りにやって来たのに、期待をぶち壊す情報だが、やってみなければ判らないIKDさんと別れて、井桁突堤に向かった。

井桁突堤に乗ったのは09:30頃。
久し振りに眼にするYNGSMの海は比較的穏やかだが、IKDさんが云っていた通り、全体に白っぽい濁りが入っている。風は、予報通り陸から海に向かっての北寄りで少々強目に吹いているが、沖に向かってキャストする分には全く影響はない。

09:40頃、井桁突堤の左先端に立って、Soare Xtune S610LS30のロッドにSaltDegree SD-50Sのルアーを組み合わせてキャスティングを開始。カラーは白い濁りの中でも目立つダブルオレンジ(MG-82)をチョイス。
いつもは、刀狩りにしろアジングにしろ暗い海での夜釣りばかりなので、お天道様が明るく輝いている広い海に向かってロッドを振るのが、新鮮&開放的でこの上なく気持ちが良い。これで銀色の丸い魚体がロッドを絞り込んでくれれば云うことはないのだが・・・・。

出来るだけ濁りが薄そうな場所を探してキャストを繰り返したが、全く音沙汰がなく、海面で輪を描くダツの姿も見えない。
この日は石積み突堤まで足を伸ばす積りはなかったが、こうなると気になって仕方がない。そこで、様子を遠望すると、人影は見えず波飛沫も上がっていない。
と云う訳で、移動することにした。そして、移動の途中、井桁突堤の根元まで来た時、濁りは同じ様に入っていたが、何となくその付近の様子が気になった。そこで、行き掛けの駄賃とばかりにキャストしてみた所、グンとこの日初めてのメッキからのコンタクト。幸い合わせが決まって寄せに入ったが、引きにもう一つ力強さがない。
アレッ、メッキじゃないの・・・?
不安な気持ちのまゝ寄せて来ると、海面に浮かんだのは紛れもないメッキ
サイズは12~13cmのマダマダ幼い顔付きとは云え、2年振りに手に出来た立派なメッキで、時刻は10:10頃。
サイズは物足りないが、この付近に屯しているのかも知れないと後続を狙ったが、後にも先にもコンタクトはこの一度切り。

そこで、このポイントは帰りに再度狙うことにして、石積み突堤に移動。
この石積み突堤に行くには、ワンドを大きく迂回しなければならないのだが、この日は幸い潮位が低い時間帯だったので、ショートカット出来たのは救いだった。
この突堤では、先ず、ベスト・ポイントの西端をチェックすることにしたが、大きな岩の配置が大きく違っている。ここ数年続いて襲来している大型台風の影響だろうが、そのお陰で、これまで狙えなかったポイントが狙える様になっていたのは嬉しい限り。とは云え、バランス感覚が富に衰えた後期高齢者の身では容易に乗ることが叶わず、乗れても足元が覚束ず、バランスを保ちつゝキャスティングをするのにも苦労するのは解っている。しかし、メッキの顔を見るためには仕方がない。この日は他にアングラーが居なかったので、ジックリと慎重にヨタヨタしながら乗ることが出来た。

大きな岩の上に立って見下ろす海には、やはり白い濁りが入っている。しかし、井桁突堤付近よりは、幾分薄い様に見える上、海面には魚が泳ぎ回っている波紋が見え期待充分。苦労して、ここまでやって来た甲斐があったと、バランスを崩さない様に注意しながら、扇状に探ったが、メッキからの音信はない。

暫く、粘ってみたが全く反応が感じられないので、西端を諦めて、第一ブロック、第二ブロックと目ぼしいポイントではキャストしてみたが、空振りに終わり、11:15頃、石積み突堤を終わり井桁突堤に戻ることにした。
しかし、その頃には、重たくブカブカのウェーダーで歩き回ったために、両脚にこれまでにはない程の疲れが溜まっているのが判った。

脚の疲れを取るため、と、上げに転じた潮が効き始めるのを待つために、井桁突堤で暫しの休憩をとったが、休んでいる内に粘ろうとする気持ちもなくなってしまい、予定よりも早く12:00頃にStopFishingとした。

そして、駐車場に戻り道具を片付けて車に乗ろうとした所、右足に無理をすると攣ってしまいそうな違和感が出た。運転中に攣ってしまうと事故になりかねない。ストレッチをしたり暫く休んで治まった所で運転席に座ろうとすると、又々攣りそうな・・・。こんなことを数度繰り返し、何とか治まった所で帰路に着いたが、その途中で、今度は左脚に症状が出た。小生が乗っている今の車はMTなので、左脚でのクラッチ操作は必須。何とか症状が酷くならない様に脚を置く位置を変えながら、騙し騙しして帰宅した次第。

所で、最近、何が切っ掛けなのか解らないのだが、カワハギが気になっている。ネットで色々と検索をしてみるとハギングと称して、ワームで釣る方法もあるらしい。何よりも、こっちから積極的に合わせに行かなければ物に出来ない点が、痛く気に入った。タックル類は、今持っているもので間に合いそう。となると新たに設備投資をする必要もないので、近々試してみようと思っている。

2021年釣行記(60) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月15日(金) 17:20~21:30
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 5
同行者:単独

前回に続いてUMB-FPでの刀狩り

17:00頃、現地に到着。

早速、道具を手に岸壁に出て、長いロッドを振っている大勢のアングラーの様子を見ながら、入れそうな場所を探しつゝ奥に向かったのだが、いつもなら、直ぐに入る場所が見付かるのに、この日に限っては、割って入るには微妙な距離しか空いていない。コロナ規制は撤廃されたものゝ、間隔は2m以上取るようにとの看板が掛かっていることもあって、余り強引な事も出来ない。
仕方がないので、そのまゝ歩を進め、久し振りに奥で釣りをしようと思ったが、生憎、この日は奥の方にもずらりとアングラーが入っている。ここまで来て何もせずに帰る訳にも行ないので、引き揚げるアングラーを待つ積りになったが、中央トイレの正面に少し広めの空きがあるのを見付け、両隣りの先行者に恐る恐る声を掛けるみた。すると、どうぞ、良いですヨと気持ちの良い返事が返って来て、何とか釣座の確保が出来た。

いつもの様に、ロッドはSephia S809M/F、テンヤは快適テンヤSSSSサイズを組み合わせたタックルで、17:20頃、キャスティングを開始。

風は右から左に吹いているが、それ程強くはないので、釣りには支障はない。寧ろ、涼しくて気持ちが良い。
しかし、前回と同じ様に潮の動きは殆ど感じられない。潮回りは、潮の動きの余り無い長潮とは云え、少しは動いてくれるのでではないかと甘い期待をして来たのだが、余り状況は良くないかも知れない。

小生がキャスティングを初めて程なくして、右隣の親子連れアングラーが引き揚げて行った。
そこで、左のアングラーとの間隔を広げるために、少し釣り座を右に寄せてキャスティングをして、いつもの様に軽いリフト&フォールを繰り返していると、コンとこの日初めてのコンタクトがあった。残念ながら、これは空振りだったが、獲物が近くに居ることが判って、思わず知らずロッドを握る手に力が入ろうと云うもの。
そして、その次のキャストで同じルートを通すと、ガツン。
時刻は、17:40頃のことで、抜き上げた獲物は指3本と云ったところで、太さに少々物足りなさはあるが、嬉しい1匹。

手早く始末をして、後続を狙っていると、2~3投した所で、追加に成功。
この2匹目は、キャスト後リフト&フォールをしようとした所、何となく重さを感じた。そこで、そのまゝラインを張って様子を窺っていると、微かに生命体が掛かった様な違和感があったので、合わせを入れて掛けたもの。サイズはギリギリ指3本で、この時期にしては少々細め。
今日は、サイズは物足りないが、数は出るかも・・・・。
と、出足の良さに、こんな考えが浮かんで来たが、その後は忘れた頃にコンタクトしてくるだけで、3匹目を獲ったのは18:20頃。

この3匹目を獲ってからは、全くコンタクトがなくなってしまって、修行の時間帯に入ってしまった。暗い海に浮かんでいる電気ウキの灯りも、海面をユラユラと漂っているだけで、海中に引き込まれる場面もなく、周囲からタチウオの気配が消えてしまった。

しかし、いつ何時回って来るかも知れないタチウオをものにするためには、休んではおれず、キャスティングを繰り返す以外にない。
とは云え、単にキャスティングを続けているだけでは面白くない。
いつのことだったか記憶はないのだが、YGWさんタチウオは激しい偏食をすることがあると云っていたことを思い出した。だとすると、ひょっとするとこの日のタチウオは偏食して、ドジョウには惹かれないのかも知れない。と云う訳で、タチウオと自分自身の目先を変えるために、テンヤをサンマの切り身ワームハイブリッド仕様にして見た。
残念ながら、これは功を奏せず空振り。
また、風が殆どなくなったので、手持ちの中では最も軽いSSSSSサイズにして界面付近をフワフワと漂わせる様にした。これには、一度ガツンとコンタクトがあったが、合わせ切れず。

タチウオからの音沙汰がないまゝ時間が経ち、3匹目を獲ってから2時間程経った干潮時刻の20:24頃、久し振りのコンタクトがあって、ようやくこの日4匹目をゲット。
そして、21:00頃に5匹目を掛けた所で、この日の刀狩りは実質的に終わり、21:30頃、StopFishingとした。

結局、この日は5匹の釣果で悪いとは云えない結果だったが、中弛みの時間帯が2時間もあったので、厳しい印象が残った刀狩りだった。

2021年釣行記(59) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月11日(月) 17:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

早いもので10月も中旬に差し掛かって来たので、そろそろメッキを狙っても良い時期になって来たが、あのタチウオの強烈な引きを楽しみたくて、UMB-FPでの刀狩りに出掛けた。

17:00少し前に、現地に到着。
直ぐに道具を手に岸壁に出てみたが、いつもより釣り人の姿が多い様に見える。と云っても、一人分であれば、何処かに潜り込める程度の隙間は空いている筈なので、あぶれる心配はまずない。しかし、出来れば、余り奥にまでは行きたくないと思っていると、幸い、第一スロープの中央付近に空いた場所があったので、両隣りに断って道具を置いて、準備に掛かった。

今回もロッドはSephia S809M/F、テンヤは快適テンヤSSSSサイズのレギュラーメンバーで、17:10頃、刀狩りを開始。

その一投目。キャスティングをしようとした所で、混んでいるにも拘らず、何故この場所が空いていたのか理由が解った。背後のスロープに設置されている手摺が、思いの外邪魔な存在で、ロッドを背後に振り被った際にテンヤが引っ掛かって仕舞そうになる。8’9”の小生のロッドでギリギリなのだから、それよりも長いロッドを使っている餌釣り師は敬遠しているのだろう。
と云う訳で、大きく振りかぶるキャストは出来ないが、風が背後から吹いて来るので、飛距離はそれ程変わらない。

この頃の日没時刻は、17:12なので、夕間詰めの絶好のチャンスだと思ったが、なかなか反応が感じられない。

17:30を回った頃、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングしていると、突然、コンとこの日初めてのコンタクトがあった。

完全に虚を突かれ全く反応が出来なかったが、何事もなかったかの様にそのままリフト&フォールを繰り返していると、今度はゴンと強いアタリ。
抜き上げたのは、指3.5本程のまあまあサイズ。しかし、今回は刺し身用の指4本以上の太い獲物のみを持ち帰ることにしているので、隣りの若者カップルに進呈。

そして、その後3投目か4投目で、又々反応があったので、今日は愉しい刀狩りになりそうだと思った。所が、反応らしい反応はそれっきり。

その頃になると、暗い海面には沢山の電気ウキの灯りが波に揺られて、幻想的な雰囲気を醸し出しているが、海中に引き込まれる様子はない。
その電気ウキの灯りの一つが、右隣りのアングラーの正面にまで流れて来ている。気の毒に。あれじゃキャスト出来ないなと思いつゝキャスティングを繰り返していたのだが、ふと気が付くと隣のアングラーが電気ウキの主の元に行き、何やら話をしている所が目に入って来た。と、風が吹いているんだから仕方がない。そんなに文句があるなら、こんな所に来るなetcと怒りを含んだ声が跡切れ跡切れだが聞こえて来た。どうやら電気ウキの主が悪態をついている様子。隣りのアングラーのクレームのし方に問題があったのかも知れないし、二人のやり取りにとやかく云う積りはない。だが、風にウキが流されるのは仕方がないにしても、それも隣りの正面まで流れたら回収してキャストし直すのがマナーだろう。それが出来ないのなら、この様な場所には来るべきではないと思う。声を荒げた餌釣り師程極端ではないにしろ、狭い釣り場で3本も4本も竿を出していたり、ウキが隣りを越えて流れて行っても意に介さなかったり・・・・とマナーの悪いアングラーが多いのも事実だ。見ず知らずと云えども、魚釣りが好きな者同士なのだから、譲り合って愉しい一時を過ごしたいものだと思った次第。

釣座に戻って来たアングラーには、小生に被っても良いから、少し左方向にキャストする様に伝えて、刀狩りを続けた。

この日、2匹目は最初の獲物を掛けてから1時間半も経った19:00を回った頃。その間、アタリらしいアタリもなく、最初の1匹で終わることを覚悟していた程。

そして、3匹目は19:40頃。
この1匹はテンヤが着水すると同時に喰って来たもので、長い距離をやり取りするのは面白かったが、この後は鳴かず飛ばず。

20:00を回った頃、隣りのアングラーに悪態をついていた餌釣り師が引き揚げて行ったので、その後に場所移動。
こちらは背後に障害物がないので、後ろを気にすることなく大きく振り被って伸び伸びとロッドを振ることが出来る。これでキャスティングにはストレスはなくなった。しかし、タチウオからのコンタクトは、相変わらず遠いまゝ。

20:30を回った頃、久し振りにタチウオから反応があったが、これは空振り。この時、ドジョウの半分を喰われてしまったので、その後は半分となったドジョウにワームを重ねた状態にして、テンヤをハイブリッド仕様にして、暫くの間キャストし続けた。しかし、ドジョウでもアタリが遠い状況なので、望み薄と考えて、テンヤを少し軽めのSSSサイズに変更したが、タチウオの状況には変化が感じられない。

21:00を回った頃、そろそろ引き揚げることを考え始め、駄目元で斜め右にキャストしてみた。すると思いがけずコンと反応があって、漸くこの日4匹目をゲット。しかし、これがこの日最後のコンタクトで、21:30頃、StopFishingとして、帰路に着いた。

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