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2019年釣行記(78) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:12月10日(火) 16:15~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:FRY
釣 果:ソイ x 1
同行者:単独

前日のHRTKでのメッキに続いて、今回は気になっているFRYでのヒイカ狙い。
15:30頃、自宅を出発し、16:00頃、現地に到着。
岸壁に出て様子を見ると、ウィーク・デイだと云うのに相変わらずアングラーの数が多い。入る場所がなければDKKに行こうと思っていたが、丁度1番街灯直下にポツンと空いている場所を発見。

キャスティングを始めたのは16:15頃。最近はライト・キャロを多用しているが、結果が伴っていないので、この日は最初からエギ単でスタート。

予報では、北風が2~3mとのことだったが、現場では時折ソヨリと吹く程度で、海はべた凪状態。LEGには打って付けの条件で、いやが上にも期待が膨らんで来る。
しか~し・・・・・・・。何も気配が感じられない。

今年は、この時期になってもまだタチウオが狙えるようで、海の中にも温暖化の影響があるのだろうか。普通であれば、12月中旬ともなるとヒイカは終盤に差し掛かっている時期に当たる筈だが、今シーズンは遅れて回遊して来るのか、あるいは回遊を見せないまゝに終わってしまうのか。
兎に角、3杯しかないヒイカのストックでは、老人二人と云えども食卓に乗せるには寂し過ぎる。1杯でも2杯でも追加したいとの思いで通って来ているのだが。

2投、3投・・・・。
キャスティングを繰り返しても、全く変化はない。
下げ潮が効き始めたら、反応が出て来るかも知れない。大いなる期待は徐々に萎んで行き、強いて気持ちを繋ぐ材料を求める始末。

何事も起きずに時間ばかりが過ぎて行き、大潮の下げにも拘わらず、潮は全く動かずドヨーンとしたまゝで、20:00を回った頃には諦めて引き揚げることを考え始めていた。
前回も同じ様に全く気配がないまゝ時間が過ぎたが、満潮時刻の21:30頃を挟んでいたので、潮の変化に期待して何とか粘ることが出来た。しかし、今回は大潮の下げで、干潮時刻は22:30頃。潮が効く時間となると日付が変わる頃で、とてもそこまで粘ることは出来ない。となると、少なくとも釣り場に居る間は、状況の変化は期待出来ないことになる。

どのアングラーも、考えることは同じと見えて、その頃にはあれ程居たアングラーの数がめっきりと少なくなっていて、本来のFRYの様相を呈して来てた。
そこで空いている3番街灯下にプチ移動して2投目のこと。
ジワーッと重たくなったので合わせを入れて、やっと来たと一人ほくそ笑みながらリーリングを始めると、何やら首を振っている感触があり、引きも強い。
ヒイカではないことはハッキリとしているが、正体は何だろう
何回かやり取りをして、何とか抜き揚げて岸壁に落とすと、ボテッと重たく鈍い音がする。
ライトに浮かんだのは、エギを丸呑みにした25cm程の良型カサゴ。思わぬ獲物だが、何とか土産が出来たので良しとしようと思ったが、満足感は今一つ。

と云う訳で、ヒイカ調査は完全に失敗し、21:00頃StopFishingとした。

やっとの思いで釣り上げたこの魚。現場ではカサゴだとばかり思っていたが、改めて良く見ると、下あごが出ていない。カサゴであれば下あごがヌッと出て受け口になっているので、この正体はムラソイだろう。

2019年釣行記(75) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:12月04日(水) 16:15~23:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:FRY
釣 果:ヒイカ x 2
同行者:単独

15:30頃、自宅を出発し、16:00頃、現地に到着。

岸壁に出て様子を見ると、相変わらずアングラーの数が多い。中には、ウィーク・デイだと云うのに、小学校位の男の子を連れたアングラーまで居る。何処かに入れそうな場所はないかと見渡したが、ありそうにもない。予報では北風が2~3mとのことだったが、現地では殆ど感じられない位に弱く、12月に入ったにしては暖かい日寄りなので、人出が多いのかも知れない。

実は、自宅を出るまで、FRYでのヒイカにするかMHR-KGNでのメバルにするか迷っていた。しかし、予報では北風が吹くとあったので、北風に弱いMHR-KGNを止めてFRYにやって来たのだが・・・・。
こんなことなら、MHR-KGNにすれば良かったなどと考えながらブラブラ歩いていると第3街灯付近に、若干広めに空いたスペースがあった。若干広いと云っても、小生の感覚からは遠慮したくなる程だが、他にはありそうもない。スペースの前には、浮子は浮かんでいない上、先行者は竿下でのサビキ釣り。
これなら、何とかなるかも・・・
先行者に声を掛けると、どうぞ、良いですヨ。入って下さいと声を掛けられたのが寧ろ意外に思った様子で、返事をくれた。しかも、その声は女性で、ビックリ。

今回は、ヒイカ一本勝負なので、ロッドはNSL-S702UL/BFのみ。先発の仕掛けは、1.5gのナツメ錘を使ったライト・キャロ。これまでは2gのナツメを使っていたが、根掛かりが多かったので、若干軽くしてみた。このキャロに今回はエギではなくスッテでも試して見ようと考えたのだが・・。

キャスティングを始めたのは日没時刻直前の16:15頃。
実釣開始後直ぐにコンタクトして来ると期待している訳ではないが、2投、3投とキャスティングをしても何も感じないと、今日もまだ寄って来ていないのかな・・・とどうしても、悲観的な思いが浮かんで来てしまう。

陽が沈み周囲が暗くなった頃、突然、隣りの女性がロッドを大きく煽って、アジを取り込み始めた。その1匹を皮切りに、ほゞ入れ掛かり状態。
そんな様子を見てはジッとしている訳には行かない。
しかし、生憎、今回はヒイカ一本勝負なので、保険のアジングの支度をして来ていない。何とか出来ないかとバッグを漁って見付けた使い差しの0.3gのJHをエギに替えてセットしてみた。
すると、1投目からコツッとアタリがある。しかし、これは空振り。
2投目、3投目とアタリはあるが合わせ切れずにいる内に、徐々にアタリが遠くなってしまい、隣りの女性もロッドを絞ることがなくなってしまった。
ものゝ30分位の間の出来事で、アジの回遊は一瞬で終わってしまった。

そこで、エギ単にしてヒイカ狙いに切り替えたが、全く、音沙汰がない。
その内、来るだろう!
その内、来るだろう!

19:30頃になると、いよいよMHR-KGNが恋しくなり出し、これからなら、まだ3時間程は出来るだろう云々と考え出してしまう始末。
しかし、気になるのは風の様子で、このFRYと同じ様にMHR-KGN方面でも弱い北風であれば良いが、予報通りだとすると、無駄足になって仕舞う
踏ん切りが付かずに、惰性のキャスティングを続けたが、一向に状況は変わらず、結局、MHR-KGNに転戦するタイミングを逸してしまった。

20:30頃、諦めて引き揚げようかと考え始めていると、隣りのアングラーに声を掛けられた。
FRY近くに住んでいて、10月からタチウオを狙って通って来ていると云うこの御仁と、そして、所沢から来たと云う御仁の3人で釣り談義に花を咲かせている内に、気が付けば、干潮時刻の21:31を回ってしまっている。そして、海を覗けば、ゴミが流れて来ているので、潮も動き出している様子。

そこで、夫々、釣り座に戻って釣りを再開。

釣りを再開して10~20分。
相変わらず音沙汰がないので、諦め掛けた時、風に吹けたラインが沈んで行かず、寧ろフケが大きくなった様な・・・。
アレッと思った次の瞬間には、反射的に腕が動いていて、紛れもないヒイカの感触。時計を見ると22:00で、普段であれば、引き揚げる時刻。

前回もヒイカは1杯だけ。今回も1杯だけでは話にもならない。
幸い左側のアングラーも引き揚げて行ったので、キャスト方向に気を使うこともない。
と云う訳で、粘りに粘って1杯追加した所で、釣り談義をしたタチウオ狙いのアングラーも引き揚げて行き、小生も23:00頃に、後を追う様にStopFishingとした。

所で、先行者の女性アングラーだが・・・・。
彼女は、アジの回遊が一段落した所で、引き揚げて行ったのだが、色々と話をした結果、彼女は月・水・金と週に3回、FRY百合丘から電車やバスを乗り継いて通って来ているとのこと。しかも、年齢は小生より上の75歳の由。
目上の女性で交通機関を使っての週3回の釣行・・・・・。
小生も見倣わなければと思った次第。

2019年釣行記(73) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:11月26日(火) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:FRY
釣 果:ミミイカ x 1、ヒイカ x 1、スミイカ x 1
同行者:単独

実は昨日、HRTKメッキを狙う積りにしていた所、YTさんから潮が白っぽく濁っているから、止めておいた方が良いとの連絡を頂いた。釣り場の海の様子を直接見て来た結果である上、何よりも湘南の達人と云われているYTさんの云うことなので、ここは素直に助言に従うことにした。
と云っても、釣りに行きたい気持ちには変わりがなく、代わりの釣りを考えることにした。
時期的には、そろそろメバルも視野に入って来るので、風向きが南寄りであればMHR-KGNでメバル調査をしようと考えたが、予報では、生憎、週の前半は何処も北寄りの風が4~5mと少々強目。となると北風を正面から受けるMHR-KGNは却下せざるを得ず、北風に強い釣り場を条件にすればFRYでのヒイカが第一候補になる。FRYには2週間程前にヒイカ調査に行ったが、マナーの良くないアングラーのために釣りを楽しむことが出来ず早々に諦めた経緯がある。しかし、最近はタチウオが釣れなくなって来ているとのことなので、夜釣りをするアングラーも減って来ており、不愉快な思いをすることもないだろう
と云う訳で、前回失敗したFRYでのヒイカ調査をすることにした。

15:30頃、自宅を出発。現地には16:00頃、到着。
前回は満車状態で、車を止める場所を見付けるのに苦労したが、今回は引き揚げて行ったとみられる空きがあって、すんなりと駐車することが出来た。とは云え、駐車中の車の数はかなり多く、やはり釣り場は混雑している模様。

道具を手に岸壁に出て見ると、やはり、沢山のアングラーが長いロッドを出している。アングラーとアングラーとの間隔は広いとは云えないが、狭くもなく、前回隣りに割り込んで来たバカ犬連れのカップルならいざ知らず、割って入るには躊躇する位の微妙な距離。
どうしようかと思ったが、2番街灯付近で、思い切って先行者の若者に声を掛けて、何とか釣り座を確保。

前回と同じ様にNSL-S702UL/BFに2gのナツメ錘を使ったライト・キャロNaory RH 1.5Sのエギを組み合わせて、16:30頃、キャスティングを開始。
風は、予報通り北風が背後から吹いて来るが、建物や植栽に遮られているためか、それ程強くはなく、時折、回り込んだ風が左から右に抜けていく程度。

昨年の今頃は、退屈しない程度に釣れていたのだが、今年はどうも開幕が遅れている様子で、余り情報が入って来ないが、果たしてどうか?
期待を込めて1投、2投・・・・。キャスティングを繰り返したが、やはり、違和感はない。
その内、又々、根掛かりで高切れさせる始末。前回も同じ様に高切れさせてしまい、学習効果のないことに、出るのは溜息ばかり・・・・。
日没時刻を過ぎてゴールデン・タイムに差し掛かっているので、焦りながらシステムを組み直して、ライト・キャロに替えてエギ単で再開。しかし、この頃から潮の流れが左から右に早くなって来た。こうなると、潮上となる斜め左に向かってキャストしたい所だが、先行者が居るので、エギを重ためのアオリーQ RS ヒイカSPに替えて、キャスティングを継続。

しかし、何も違和感がない。
ヒイカは居るのか居ないのか?
居てもエギに手を出さないのか?
エギに手を出しているのに、小生が感じ取れないだけなのか?

去年YGWさんに教えて貰ったことを思い出しながら探ったが、何も変化を感じ取ることが出来ず、実釣開始1時間程しか経っていないのに、徐々に諦めの気持ちが強くなって来る始末。
YGWさんが居れば、何かヒントをくれる筈なのに・・・・。

そんなことを考えながら、シャクリを繰り返して足許まで来たエギを回収しようとリールのハンドルを回していると、これまでよりも若干重い様な・・。
そして、手許に戻ったエギをチェックすると、何やら得体の知れない物がカンナに掛かっている。最初は、海牛の子供か何かかと思って、そのまゝ触れずに海に帰って貰おうとしたが、上手くカンナから外れてくれない。仕方がないので、気持ちが悪いのを我慢して指に摘まもうとした所、小さな腕らしきものがウネウネとしているのが見えた。

去年もヒイカ狙いの外道としてYGWさんが良く掛けていたミミイカで、本命ではないが、兎に角、軟体動物が動き出したのかも知れない

期待に胸脹らませてキャストすると、今度は待望のヒイカ。時刻は17:30頃のこと。
残念ながら、ラインの変化に注意をしていた筈なのに、変化は全く判らずシャクッたら乗っていたものだが、ヒイカが寄って来ていることが分かり、その点がことの他嬉しかった。

次は、ラインの変化を見逃すまいと集中していたが判らず、シャクッたら乗っていたと云うこともなく、時間がドンドント過ぎて行くばかり。

海面に浮かんでいるタチウオ狙いの電気浮子の赤い光りが、海中に沈んで行く様子もなく、岸壁全体が静かな状態。

20:30頃。左隣りの若者達が引き揚げて行ったので、やっと潮上に向かってキャスト出来ると喜んだが、赤い電気浮子が二つ小生の左斜め前にプカプカ浮かんでいて、やはり潮上に向かってキャスト出来ない。潮に流されて来たのかと思ったのだが、何と、3番街灯直下のアングラーが、斜め右に向かってキャストしていることが判ってガッカリ。

21:00頃、1番街灯下が空いたので、その場所に移動してヒイカを狙ったが何事も起きず、結局、30分程キャスティングしただけでStopFishingとした。

所で、餌釣りをするアングラーのマナーだが・・・。
小生は専らルアー釣りばかりで、同時に複数のロッドを出すことは全くない。しかし、エサ師の場合は2本、多い人で4本ものロッドを出しているのを良く目にする。小生も釣り師の端くれなので、常に爆釣することを夢見ているし、エサ師が複数のロッドを並べて少しでもチャンスを広げたいとする気持ちは良く解る。
しかし、近くに他のアングラーの姿がないのであれば、遠慮することなく思う存分ロッドを並べて爆釣すれば良いが、他に釣り師がいる場合は、少しは遠慮すべきだし、気を使うべきだろう。
この夜も後からやって来て、間隔が空いているので入ろうとしたアングラーが、海に浮かんでいる赤い光りを見て諦めて移動して行った場面を、2度3度と目にした。
マナーの良いエサ師も大勢いることは、重々承知しているし、眉をひそめたくなる様なマナーのエサ師は一握りだろうと思うが、辺り一面にコマセを巻きこぼしたまゝ帰って行くエサ師も問題だが、釣り場を独り占めにしようとするエサ師も又、困りものだと強く思った次第。

2019年釣行記(71) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:11月17日(日) 15:00~22:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:ATM
釣 果:アオリイカ x 2
同行者:YGWさん

前回は色々な意味で踏んだり蹴ったりの状態で、釣りを楽しむには程遠い結果だった所に、YGWさんから17日にAKTさんとATMに行く予定にしているので、良ければ一緒にどうかとのご連絡を頂いた。
ATMと云えば、14~15年前に緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんを追い掛け始めた頃に良く通った場所だが、岸壁ではなく専らテトラ帯でシャクッていた。しかし、今回は岸壁で釣るとのこと。実は、最近はどうもバランス感覚に自信が持てなくなり、テトラでの釣りは敬遠していたが、岸壁であれば足場も良いのでバランスを崩して落水する惧れも少ない。
と云う訳で、久し振りにATMでエギングをすることにした。

11:00頃、自宅を出発。13:00少し前に途中のコンビニで落ち合ってATMに向かったが、行楽地シーズン真っ只中の秋晴れ日曜日のことだけあって、下り車線は行楽地に向かう車で大渋滞。蝸牛の様にノロノロとしか進まない車の列に加わってのんびりと走って、15:00少し前に目的地に到着。

直ぐに支度をして一段高くなった岸壁に上がったが、岸壁にはズラリと家族連れのアングラーが竿を出していて、とても二人が入る場所はなさそう。元々、この一段高い岸壁は様子見が目的なので、アブレても仕方がないと思っていたが、中程に何とか二人分のスペースが空いていたので、兎に角、調査を開始することにした。

釣り場のATMは、一昔前に通っていた頃と余り大きく変わっておらず、非常に懐かしく思った。但し、その頃に乗っていたテトラ帯は、背の高い金網の塀に仕切られていて完全に遮断されていたことが、大きく変わった点だった。

15:20頃、Sephia S806ML-SYGWさんお勧めのEZ-Qダートマスター3.5のエギで調査を開始したが、エギを1個奉納しただけで、何事もなく1時間程で調査は終了。一旦、車に戻って改めて夜釣りの支度を整えて、低い方の岸壁に移動。
YGWさんによれば、前回は係留されている船がなかったので、広い岸壁を自由に動けたとのことだが、この日は大きな台船が係留されていて、釣りが出来るのは岸壁の半分程しかない。その空いている岸壁の最も右にYGWさん、小生はその左隣りに釣り座を構えて、イヨイヨこの日のハイライトの夜の部の開幕。

風は左から右へやゝ強目に吹いているのでやり難いが、前方には良い具合に潮目が出来ているので、何時ガツンとロッドが止まっても可笑しくない雰囲気で、自然と期待が膨らんで来る。しかし、全く気配が感じられない。それでも次こそは次こそはと期待を込めてキャスティングを続け、光量がなくなって本格的な夜の部に入っても、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんからのコンタクトはないまゝ。

18:00頃、YGWさんの提案で公園に移動。
生憎、先行者が2人いたので、入れる場所が限られるが、2か所に分かれてキャスティングを再開。
ネンブツダイを使ったヤエンでアオリイカを狙っている先行者に様子を訊ねると、この2~3日は良くないとのことで、この日の状況を納得した次第。

100kmも走って来たのに、おめおめと引き下がる訳にも行かない。
これだけキャストを繰り返してもアタリがないと云うことは、可愛娘ちゃんは岸に寄って来ていないのかも知れない。

そこで、試しに遠目を狙おうとエギをEZ-Qマグキャストに替えて、フルキャスト。

潮の流れと風の影響があるので、カウントを長目にとってシャクリ&フォールを繰り返していると、ジワーッとした重さが伝わって来た。
エギが根掛かりしたのか、潮に乗ったのか判らなかったので、ロッドを立て気味にして様子を窺うと、クイーンクイーンと微かな生命体の反応がある。
オッ、イカだ!!
抜き揚げたのは新仔に毛が生えた程度のサイズながら、本命の可愛娘ちゃんで、嬉しさの余り離れてシャクッていたYGWさんを呼んだ程。
時刻は19:30頃のことで、この日最初のコンタクトだった。

その後、潮の流れが左から右に強くなってどうしようもなくなったので、元の岸壁に戻り、台船の陰で風を避けながらキャスティングを再開。
YGWさんは、家族連れが居なくなった岸壁を蟹の横這い釣法で徐々に移動しながら探り、遂に本命をゲット。時刻は定かではないが20:00頃だった様に思う。しかし、サイズがもう一つで、小生の獲物と同じ300g位だろう。

それからほゞ1時間後、今度は小生が新仔をゲット。
時期としては、11月中旬になっているので、もう少しサイズが大きくなっている筈だと思っていたが、何れも新仔サイズで、釣り味としてはもう一つも二つも物足りない。
せめて500~600gクラスのグイーングイーンの引きを味わいたいと頑張って、キャスティングを続けたが願いも空しく、コンタクトはそれっきり。

結局、300g、150gの2杯を獲っただけで、22:30頃、シャクリ疲れてStopFishingとした。

2019年釣行記(70) – LEG&AJ

2019年 Eging 釣行記

日 時:11月12日(火) 16:00~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:FRY、DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独

丁度昨年のこの時期、YGWさんのご教授を得てFRYで初めてヒイカを釣り、それ以来あのムニューとした独特のアタリに魅せられ、令和元年のシーズンインを待っていた。
しかし、異常に暑さが厳しかった夏の影響があってか、今シーズンの開幕が遅れている様で、やっと最近になってヒイカのメッカで釣果が出始めたとのこと。となると、小生がヒイカのホームにしているFRYに回って来るのは、もう少し先になりそうだが、北風が4mとの予報もあったので、兎に角、北風に強いFRYで様子だけでも見に行こうと考えた。

自宅を出発したのは15:15頃。30分程車を走らせて、1年振りのFRYに到着したが、驚いたことに駐車スペースは満車状態。スペースがなかったら、どうしようか等と考えながら付近をゆっくりと一周して何とか1台分のスペースを見付けることが出来たのはラッキーだった。

道具を両手に持って岸壁に出て見ると、車の数に比例して岸壁も激混み状態。やはり9月、10月と立て続けに襲来して来た大型台風15号、19号の影響で、多くの釣り場が閉鎖されたり入場制限されたりして、竿が出せる釣り場が限られているため、どうしても釣り難民が集中してしまうのは仕方がない。と云っても、この日はウィークデイの火曜日で、祝祭日でもないのに・・・・。
昨年も運悪く満員御礼状態に遭遇してしまって、2時間程後ろで待っていた記憶がある。今回も待つことになるのかなぁと考えながら歩いていて、第2街灯第3街灯の中間に少し広めに空いている所を発見。先行者に断わってその場所に釣り座を構えることにした。

今回持ち込んだロッドはNSL-S702UL/BF8320#1Bの2本。
今回はヒイカ調査でしかもベイト・フィネスで釣るのが主目的なのでNSL-S702UL/BFをメインにして、ヒイカが不調の場合にはジグ単でアジを狙う計画なので8320#1Bはサブ。

と云う訳で、NSL-S702UL/BFにのみリールをセットしラインを通しして支度をした。まだ日没前の明るい時間帯であるので、仕掛けは2gのナツメ錘を使ったライト・キャロで、エギはNaory RH 1.5S

キャスティングを始めたのは16:15頃。
予報では、背中から吹いて来る筈の北風だが、現場では右からの西風になっている。しかし、それ程強くは吹いていないので、何とかなりそう。

1投目、2投目・・・・。
特に変化はない。しかし、岸壁から5m程先でガツガツとした感触があり、どうやら根掛かりポイントがあるらしい。
と分かっていながら、その根に掛けてしまって、敢え無くライン高切れエギ・ロスト。ノッケからシステムを組み直すことになるとは思いもしなかったが、仕方がない。クーラーに腰を掛けてシステムを組んでいると、小生の右隣りに若者カップルが入って来た。小生と先行者の間はとても入れる程の余裕があるとは思えず、一人ならまだしも、二人の会話を聞いていると、どうやら彼氏と彼女で其々で竿を出す様子。しかも、この二人、挨拶がないどころか、目が合っても知らんぷり。掛けて加えて、この二人にはチワワの連れがいて、事もあろうに小生に向かってキャンキャンと吠え掛かって来る始末。それに対しても、このカップルはバカ犬を叱ることもなく、増してや、小生に謝ることもしない。

こんな非常識な二人と、暫くの間でも隣同士で過ごさなければならなくなるのは厭だなぁと思っていると、運よく左隣りの先行者が帰り支度を始めた。そこで、その第3街灯直下の先行者の後に入らせて貰うことにしてプチ移動して、キャスティングを再開。

風は相変わらず右手からの西寄り。しかし、潮の流れは風とは反対の左から右でやり難い。
それでも、今シーズン初のヒイカを拝みたくてキャスティングを続けたが音沙汰がない。ムニューとしたアタリがないので、ヒイカはまだ回って来ていないのではないかと思うが、もう一つ自信がない。
こんな時、YGWさんならどうするだろう?
ヒイカが居るか居ないか教えて貰えるのに・・・・

18:00頃、少し遠目を探ろうと目線を上げた所、街灯の光りに照らされたラインが薄ボンヤリと斜めに横切っているのが目に入って来た。近場を狙う分には余り支障がないとは云え、目の前をラインが横切っているのは、目障りな上キャストする方向や距離を制限されるのは、面白くない。
自分のラインが隣りを越えてまで流されていることに早く気が付いて欲しいと願ったが、そのアングラーはのんびりとタバコを吸い、全く気にもしていない様子。
一声掛けようかとも考えたが、相手の出方次第ではトラブルにもなり兼ねない。仕方がないので、専ら近場だけを狙ってキャスティングをしていたが、彼がキャストし直した着水点は、小生の真正面。潮の流れからすると、少し左方向にキャストするのがセオリーだと思うが、キャストし直す素振りも見せないことに嫌気が差して、FRYを諦めてDKKに移動することにした。

DKKに到着したのは18:30頃。駐車スペースには、この日も2台程が止まっているだけで、余り状況は良くない居ていない様子。とは云え、近くの釣り場では良型のアジが出始めたとの情報があるので、運が良ければ・・

所が、車から出て見ると風が強く吹いている。FRYでは背後の植栽で北風は遮られて、回り込んだ風が右から吹いていたと見え、それ程気にしていなかったので、FRYを釣り場に選んだ理由の一つが北風4mの予報であったことをすっかり失念していた。

しまったと思っても後の祭り。来たからにはやってみようと道具を手に岸壁に出て丁度帰り支度をしているアングラーに様子を聞くと、風が強くて釣りにならない。アタリもないので引き揚げる所だとのこと。
そのアングラーの云う通り強い北風が左手から右手に吹き抜けていて、とても釣りをする気分にはなれない。と云って時刻はまだ19:00前で、このまゝ引き揚げるのは早過ぎる。FRYに戻ろうかとも考えたが、少し様子を見ることにした。

夜食用のパンを齧りながら海や風の様子を見ていると、気のせいか時折フッと風が弱くなる時がある様な。そうあって欲しいと願いながらのことなので、風が弱くなる瞬間を殊更に意識しているせいだろうが・・・・。

DKKでは横風が強過ぎるのでヒイカ調査は諦めて、ジグ単でアジを狙うことにして8320#1Bに先ず1.2gのJHでキャストして見た。
しかし、キャストする方向を少し風上に向ける程度では、ラインが帆の代わりになってJHを引っ張って行ってしまう。仕方がないので、手持ちの中では最も重たい1.5gに替え、殆ど真横にキャストして何とか沈められる位。
これでは、岸壁近くまで寄って来ているアジしか狙えないが、やむを得ない。
この様な状況では、釣果を得ることなど望むべくもないが、それでも粘ってキャスティングを続けていたものゝ、アジに代わって寄って来たのはゴミの帯で、文字通り踏んだり蹴ったり
それでも、ゴミが流れ去るのを待ち、切れ目を狙ってキャスティングを続けたが、ロッド操作も儘ならずアジからのコンタクトも全く感じられない状況に気持ちも切れてしまって、20:00頃、尻尾を巻いて退散した次第。

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