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2021年釣行記(8) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:02月25日(木) 17:30~23:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:SOFKZK
釣 果:ヤリイカ x 6
同行者:単独

前回のSOFKZK遠征の後、風が強い日が続いていて中々チャンスが巡って来なかったが、ようやく、夕方から翌早朝までの間、南西の風が1mになると云う予報が出た。南寄りの風では正面から受ける風になるが、風力1mであれば波立つこともないだろうと、待ちに待った2度目の遠征をすることにした。

SOFKZKに行くについて、実は、前回は、新月の大潮下げ潮の時間帯の釣りだったので、今回は22:00の干潮時刻に入って3:00~4:00頃までの5~6時間の釣りを考えていた。と云うのは、今回は満月の大潮に当たり、上げ潮になるこの時間帯であれば、前回と正反対の条件になるので、誠に都合が良い。
所が、行くと決めたら、夕方の出発時刻までの5~6時間が途轍もなく長く感じられてしまう! どうにもこうにも待ちきれず、結局、14:30頃に車に乗り込んで、100km先のSOFKZKを目指していた。

現地到着は17:00過ぎ。駐車場には5台の車が止まっており、ご当地ナンバーは1台だけで、他は釣り人のものと思われる多摩湘南ナンバー
直ぐに支度を整えて磯道を下りて行くと、心配した通り5~6人の姿が見える。やっぱり22:00に来れば良かったと若干後悔しつゝも、そのまゝ歩を進めて、一人のアングラーに様子を尋ねてみた。するとヤリイカをエサ釣りで狙うと云うその御仁によれば、他の人達は皆メジナ狙いだから、直ぐに引き揚げて行く筈で、直ぐに小生との二人だけになるだろうとのこと。
そこで、最奥の釣り師に声を掛けると、丁度帰り支度を始めた所とのことで、前回と同じポイントに釣り座を構えることが出来た。

今回持ち込んだロッドは、SSQC-742LT-BF-KRSephia SS S76ML-Sの2本。
実はSephiaは右肘を痛める原因となった昨年10月29日の釣行後直ぐに手に入れたものだが、手許に届いた時にはテニス肘になって右腕が使えなかったため出番がなかった。しかし、最近になってスピニング・ロッドも左手で扱える様になって来た。とは云っても、短く軽いアジング・ロッドだったので、7’もあってアジング・ロッドよりも重たいSephiaが上手く振れるか心許ない。が、しかし、長めのロッドを左手で試してみる必要もあるし、あわよくば
何とか墨付けをしたいと云う訳で、先発に選んで17:30頃、キャスティングを開始。

風は西から僅かに吹いているだけで、海も穏やか。時間的にも周囲が暗くなり始めた頃で、エギングにとっては好条件。
近くに居れば直ぐにでもコンタクトがあっても可笑しくはないが、何の変化もない。エサ釣り師にもアタリはなく、時間だけが過ぎ、前回の初釣果時刻の18:40もいつの間にか回り、早くも諦めムードが漂って来る。

しかし、100kmも走って来たのに、このまゝすごすごと帰る訳には行かないと自らを鼓舞しながらキャスティングを続けた。

この日の最初の獲物は19:20頃に来たこのメスのヤリイカ。この時はSSQCのロッドに邪道エギ+鳥のササミの組み合わせだったが、アタリも感じず、リーリングしていても全く引かず、釣った感皆無。しかし、諦め掛けていた時に来たこともあって、ホッと一息付いたのも事実。

やっと回って来た!!
と思ったが、後が続かない。隣のエサ釣りのウキにも変化が見られず、どうやらはぐれイカの様子。

19:00頃(?)、エサ釣り師が登場し、腰掛岩付近に先行していたエサ釣り師、先端角に小生、先端沖向きにこのエサ釣り師が入って、気持ちも新たにキャスティングを続けた。

この日の2杯目は、Sephiaのロッドにマグキャストの3号+サンマの切り身に来たもの。この時のアタリはジワーッと重たくなるもので、ようやくSephiaの墨付けに成功!!
サイズは最初の獲物よりも若干良かったが、それでも少し物足りない。と云って、アタリがあるだけまだ良い方と云うべきかも知れない。

20:00頃(?)、今晩は。どうですか・・・?と気持ちの良い挨拶をしながら若者エギンガーが登場して来た。
平塚から来たと云うこのエギンガーは、小生と先端に入っているエサ釣り師の間に入って、しゃくり始めた。薄く広がった雲を通して差してくる月明かりに浮かんだその様子を見ていると、YGWさんの様にビュッビュッと切れの良い音をさせている。小生もこんなしゃくり方をしたいと無理をした結果、テニス肘になったこともあって、ここはじっと見ているしかない。
すると、間もなく、大きくロッドを曲げてやり取りを始めているではないか。近くにまだ居る筈だから、エギを投げた方が良いですよ1kg程のアオリイカを手にした彼に促されてSephiaに持ち替えてマグキャストの3.5号をキャストしてみたが、小生にはコンタクトがない。この時は、シャクリを若干でも強く入れたかったので、敢えて右手で操作していたが、アタリがないのに右手を使い過ぎるのも良くないと、アオリイカは諦めてヤリイカ狙いに変更。
しかし、相変わらずヤリイカのアタリは遠く、忘れた頃にポツリポツリと来るだけ。

その内、気が付くと腰掛岩付近にいた筈のエサ釣り師の姿が消えていて、磯には3人だけ。好調時にはもっと地元の釣り師達がいる筈なので、やはり盛りは過ぎたのか、又は、寄りが遅れているのか・・・・。

それでも、21:00頃までに、オスを2杯追加。
オスになるとメスよりも一回りも二回りも大きく、それなりに引きも強くなるので釣って楽しいが、この頃になると、立っていられない程腰の痛みが強くなって来ていたので、濡れていない場所を探して腰を下ろしたまゝキャスティングをしていた。

22:00過ぎの干潮時刻を回り潮が上げに転じたので、少しは状況に変化があるかと期待をしたが、相変わらずコンタクトがない。
そんな中、若者エギンガーが、500~600g程度のアオリイカを立て続けに引っ張り出していた。数釣りを楽しむべきヤリイカが低調なのに、アオリイカを3杯も出す所を見せ付けられては堪らない。
急遽、狙いをアオリイカに切り替えて、Sephiaを手にしたがアオリイカの代わりにオスのヤリイカが来ると云う何とも中途半端な結果。

23:00頃になって、アオリイカを諦めて邪道エギで少し大き目のヤリイカを獲った所で、この日のエギングは事実上の終わりとなり、23:30頃まで粘ってStopFishingとして急な上り坂をゼーゼーと息を切らせて、何とか車に辿り着いた。

所で、この日、珍しい車に出会った。
自宅を出発し幹線道路の出た所で、銀行の前に止まっている白い車の助手席側のドアを開けて、若い女性が乗り込もうとしている所を見掛けた。そんな様子は時折見掛けることで珍しいものでも何でもないが、その車をよく見ると、何と、あのTOYOTA2000GT
ボンドカーにもなった憧れのこの車を展示車として見たことは過去にもあったが、こうして実際に公道を走っている場面に出くわすことはなかったので、些か驚いた。この車は小生の直ぐ後に付いて来ていたので、ルーム・ミラー越しに眺めていたが、ナンバーはではなく正規のものだったので、どうやら日常遣いをしている様子。こんな車を日常的に使うなんて、何と贅沢なことか。小生がハンドルを握っていなければ、あるいは、ドラレコを設置していれば、動画に撮れたのにと残念に思った次第。

2021年釣行記(6) – LEG

2021年 Eging 釣行記

日 時:02月09日(火) 17:20~22:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ヤリイカ x 6
同行者:単独

これまで何度もSOFKZK行きを目論んではいたのだが、風向きが悪かったり強過ぎたりと風の条件が中々折り合わず、その都度延期せざるを得なかった。所が今週になってようやく行けそうな状況になったので、喜び勇んで行くことにした。

100km先の現地到着を17:00頃に予定して、14:15頃自宅を出発。早くもほころび掛けた河津桜を横目に見ながらATMを16:10頃通過し、現地到着は16:50頃。先行者の多寡が気になる所だが、駐車場には1台しか見えないので、あぶれることはなさそうで、一安心。

磯道を下って磯に乗った所で、先行者とすれ違ったので、ひょっとすると貸し切りか・・・・。
残念ながら、腰掛岩の少し先に3人の若者が長いロッドを振っていたので貸し切りとは行かなかったが、先端部に入ることが出来た。

今回持ち込んだSSQC-6112ULS-BF-KRSephia SS S76ML-Sの2本の内、SSQCを先発に選んで3号のエギを結んで、17:20頃、キャスティングを開始。
風は予報と違って、右から左の西風が強めに吹いていて、波は静かだが潮の流れも風と同じ左から右方向。幸い、先端に釣り座を構えているので、風を背に受ける東向きにキャストすれば、風の影響も潮の影響も最小限に抑えることは出来る。しかし、ハエ根がスロープ状に長く海中に伸びているので、エギを回収する際、根掛りさせてしまう惧れがある。実際に、一度掛けてしまって、危うくロストし掛けたことがある。いつもは、こんなリスクを避けるために長いロッドを持って来るのだが、肘の具合が良くないので、短いロッドしか持って来ていない。
予報通りであれば、時間が経てば風も収まって来る筈

根掛りに注意しながらキャスティングを続けたが、コンタクトは感じられない。このSOFKZKには2019/03/05にAKTさんと来て以来、2年振りのことなので、最近の状況は分からない。兎に角、粘って自分で答えを出す以外にない

17:45頃、若者達が引き揚げて行き、磯は貸し切りになったので、立ち位置を先端の角付近に移動。ここは風をまともに横から受けることになるが、足元から根が落ち込んでいるので、ハエ根にエギを掛ける心配が少ない上、貸し切りだから出来ることだが、斜め左にキャストすれば風の影響も和らげることが出来る。
辺りも薄暗くなって、イヨイヨ、夕間詰のゴールデンタイム・・・
しかし、一向に当たってくる気配がない。それ所か、西風に吹かれ続けて指先や足先がジンジン寒く、早くも心が折れそうになる程。

18:00を回った頃、アングラーが一人登場。
この御仁は、イカ狙いのウキ釣り師で、このアングラーが現れたことで、気持ちの立て直しが出来たと云うのが正直な所で、またまた気持ちを入れ替えてキャスティングを続けることが出来た。

しかし、一向にアタリがない。
いつかの若者に倣って、3号のエギササミを巻き付けたり、3.5号のエギに替え、はたまた、SOFKZKで最も実績のある邪道エギV1を引っ張り出したり。

この日の最初の獲物は、邪道エギを抱いて来た胴長20cmにも満たない小振りなこの娘で、時刻は18:40頃。
アタリはそれと判る程はっきりとしたものではなく、イカ独特の引きも感じられなかったが、久し振りに揚げたSOFKZKでの釣果で、嬉しいと同時に何となく安心出来た1杯。

ヤリイカは群れで回っている筈なので、後続があるかと期待したが、全くその気配がない。

その内、時刻は定かではないが、先端に移動したウキ釣り師がやり取りを始めた。長いロッドは満月の様にしなっており、見るからに良型の様子で、玉網入れに難儀しながら挙げたのは800g程の立派なアオリイカ

こんなのを目の前で見せられては溜まったものではない。ヤリイカの外道にアオリイカが来ないかと、3.5号の普通のタイプのエギに替えてキャストしていると、ジワーッと重たくなる違和感。思惑通りアオリイカかと思ったが、これは本命のヤリイカで、ようやく1杯追加。サイズは最初よりも大きく、アオリイカ程ではないがイカ独特の引きも感じられた。それから程なくして、同サイズを追加。
地合いの到来かと期待したが、それっきり無しの礫

ふと気が付くと、あれ程吹いていた風が、殆ど無風状態になっていて、それと共に寒さもなくなって、正にエギング日和になったが、海の中の状況には変化がないと見えて、コンタクトがないまゝ。

21:30頃、ウキ釣り師が引き揚げて行き、真っ暗な磯に一人残って残業をすることに。

22:00頃になって、ティップをヘッドライトで照らすことを思い付いた。これも貸し切りのため、誰にも迷惑を掛ずに出来ることで、駄目で元々。
キャストして20カウント程して、アクションを軽く加えてから、ロッドを水平にさびくようにすると、ティップがグーッと曲がっている。
半信半疑で合わせてリーリングを始めると、明らかに獲物が掛かった感触がある。
残念ながら、これは海面に体が出た所でバレてしまったが、その次のキャストで同じ様なティップの動き。今度はキッチリと合わせを入れ、見事にゲット。そして、その次もゲット。
これで3回、同じアタリが続いたので、やっと調子が出て来たと思ったが、その後は、また静かな情況に戻ってしまった。
この日の最後のアタリは、ティップの変化ではなく、ラインが揺れるアタリ。

風もなく、寒さも感じないので、もっと続けていたかったが、腰の痛みが増して来たので、後ろ髪を引かれる思いで、22:30頃、道具を片付けて、急坂を息も絶え絶えに登って帰路に着いた。

所で、この日の後半。残業でのアタリは、どれも手元には何も感じることはなく、ティップ付近をライトで照らして判ったもので、見えなければ取れなかっただろうと思う。となると、アタリがない時間帯でも、実はアタリがあったのだが、手元に感じなかっただけなのかも知れない。
しかし、ライトを使うことは、誰もいないときに限って出来ることであって、普通は出来るものではない。どうすべきか・・・?

この歳になると、往復200kmの長距離走行は、少々辛いものがあるが、磯からの帰りの急坂を何とか登り切れたので、自信がついた。
ウキ釣り師によると1月は良く釣れていたとのことで、最近は釣れなくなった由。とは云え、爆釣することを期待せずに、そこそこ釣ることを前提にすればであれば、もう少しの間は楽しめるのではないか・・・。
風の状況を見計らって、また行こうと思う。

2021年釣行記(3) – LEG

2021年 Eging 釣行記

日 時:01月26日(火) 16:30~23:00
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:南端
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

前回、前々回と2回続けてMHR-KGNでのメバリングでは寂しい結果だったので、目先を変えてヤリイカを狙って2年振りにSOFKZKに行こうと考えている所に、タイミング良くYGWさんからお誘いの連絡が入った。
しかし、生憎、予報では26日は夜に入ってから雨が降り出す予想が出ている。長駆100kmも走ったにも拘らず、雨に降られて僅かな時間しか釣りが出来ないのは、誠に辛い。と云う訳で、近場の南端アオリorヤリイカを狙うことにした。

16:00過ぎ、現地に到着し、YGWさんと合流。
岸壁の半分程は工事のために立ち入りが禁止されており、残った半分程には大型の漁船が停泊していて、掛かり場がいつもよりかなり狭くなっていて、この時点で小生の気持ちはヘナヘナと萎み気味。しかし、幸いなことに沖向きの生け簀横には空きがあったので、気を取り直して、釣り座を確保しキャスティングを開始。

今回のロッドはAbuQuadConceptで、最初はチューブラートップSSQC-742LT-BF-KRを使ったが、YGWさんの助言でソリッドトップSSQC-611ULS-BF-KRに変更して、この夜はこれで通した。

潮は右から左にかなり早いが、風もなくエギングには好条件。

SSQC-611ULS-BF-KRは、これまではREVO ALC-BF7のリールに0.3号のPEを組み合わせて、7g程の飛ばしウキを使ったメバリングでしか使ったことがなかった。しかし、今回は20 SLX DCのリール、ラインは0.6号のPEに14g程の重たいエギの新しい組み合わせでキャストすることになる。だからと云って、それ程神経質になる必要はないのは承知しているが、酷いバックラッシュを起こして、釣りが出来なくなることだけは願い下げにしたい。
と云う訳で、先ずこの組み合わせになれることに重点を置いて慎重にキャストしたのだが、バックラッシュが頻発。慣れない左手でのキャストをしなければならないので、リールはトラブルレスの遠投性能が売りの20 SLX DCを手に入れたのに、これはどうしたことか?
タチウオを狙う際には、ロッドはSSQC-611ULSよりも堅いXRFC-704M-MB、リールは今回と同じ20 SLX DC1号のPEラインを組み合わせだったが、殆どバックラッシュもせず、流石、DCブレーキは凄いと感心していたのだが、ヤリイカ狙いのために細めの0.6号のPEにしたのが原因なのか?

このDCブレーキの謳い文句は、4段階の容易なセッティングで軽量ミノーやバイブレーション、バズベイト・ビッグベイトまで幅広いルアーに対応。バックラッシュを抑えながら抜群の遠投性能を発揮します。ダイアル3、4は特に守備範囲が広く、ダイアルはそのままでルアーを替えても、ノーサミングノーバックラッシュが可能。簡単操作で優れた対バックラッシュ性能と遠投性能を得られる、新たなDCの誕生ですとのことで、小生の様な物臭な人間には願ってもないリールだと思ったのだが・・・。

日没時刻を回った頃、岸壁の角に入っていた地元のオッチャンが引き上げていったので、早速場所を移動して、ベストポジションを確保。
すると直ぐに答えを出したのはYGWさん。しかし、揚がって来たのはこの時期には似合わない程小さな300g程度のアオリで、若干、物足りなさはあっただろうが、兎に角、10本足の頭足動物が近くに居ることが判った。
小生は、鶏のささ身3号のエギに背負わせてヤリイカを狙っているいるのだが、外道とは云えアオリならば文句のあろう筈はない。自然と力が入ったが、ぎこちない左手でのアクションがこの上なく頼りない。

その後、時折YGWさんクッソーとかワァーとか叫び声を上げているので、コンタクトがある様だが、小生には音沙汰がない。

その内、YGWさんの叫び声もなくなってしまい、まったりとした時間が流れ出して来た所で、小休止。
この時、YGWさんがお湯を沸かしてご馳走してくれた旨いスープDELIで身体を温め気分転換をして、エギングを再開したが、1度だけモヤモヤとしたアタリらしいものがあっただけ。

干潮時刻を過ぎ、ソロソロ潮が効き始めようとした頃になると、それまで持ち堪えてきた空からポツリポツリと雨が落ちて来て、この日のエギングは終了し、23:00頃、南端の岸壁を後にして帰路についた。

結果としては、新年が明けてから絶不調状態のまゝトンネルから抜け出せないでいるが、終わる頃にはバックラッシュをすることは殆どなくなった。また、まだまだぎこちないものの、左手でのアクションも何とか付けられる様になったことは、今回の南端エギングの成果だと思う。
次回は、SOFKZKに遠征して、ヤリイカをものにしたいと思う

2020年釣行記(49) – EG

2020年 Eging 釣行記

日 時:10月29日(木) 16:30~23:30
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:南端
釣 果:ケンサキイカ x 1、スミイカ x 1
同行者:YGWさん

16:00を少し回った頃に現地到着。
先着していたYGWさんからの連絡の通り、岸壁にはアングラーが溢れる程で、まるで週末か祭日の様相。幸いYGWさんが場を確保してくれていたので、何ら苦労することなく釣り座を構えられた。

今回持ち込んだロッドは、Soare30 S803ULT30Sephia S806ML-Sの2本。
今回のメイン・ターゲットはアオリイカだが、時期的にサイズは200~300g程度の新仔になるので、Soare30 S803ULT30を先発に選び、2.5号のエギを結んで、16:30頃、タコを狙っているYGWさんの隣りでキャスティングを開始。

風は、右から左の横風になる北寄り風だが、予報の4mと違って微風なので釣りに影響はない。潮も同じ様に右から左に流れてはいるが、それ程強くはない。と云っても、軽い2.5号のエギを遠投すると、少し右寄りに着水させたとしても、帰って来るのは約60度左手からになる程で、潮の動きとしては可もなく不可もなく、丁度良い塩梅。

状況を確認しながら2投、3投した所で、隣りのYGWさんがロッドを曲げている。掛かったのは、残念ながら本命のタコではなく外道の地球で敢え無くライン・ブレイク。
そこでこの日のメイン・ターゲットであるアオリイカ狙いのタックルに持ち替えてキャストするや否や、ロッドを煽って合わせを入れてリーリングを始めている。

ウッソー!! もう来たの・・・・?
信じられない気持ちで、やり取りを見ていると、海面に浮かんだのは紛れもないイカの姿で、プシューッと潮を噴射している。所が、足許にまで寄って来た所を見ると、アオリイカには付き物のスミイカ
訊けば、陸ッパリ・ティップランでコンとハッキリとしたアタリで、エギはティップラン用のものとのこと。

この日持ち込んだSephia S806ML-Sは、正にティップラン用のロッドなのだが、生憎、ティップラン用のエギの持ち合わせはない。その旨YGWさんに伝えると、彼の手持ちのエギをプレゼントしてくれると云う。
まだ箱に入っている新品のティップラン用のエギを貰う訳には行かないので、取り敢えずお借りすることにし、エギの動かし方など要領までレクチャーして頂き、直ぐに切り替えた。

しかし、その後はYGWさんにも小生にもコンタクトはないまゝ時間が経ち、釣り場は徐々にアングラーの数が減って来た所で、南向きの岸壁にプチ移動して、気分を新たにキャスティングを続けた。

移動後しばらくしてYGWさんにはアタリがあった様だが、小生には音沙汰がない。
その内、右肘に鈍痛が出始めたので、一旦、ティップランを諦めて、エギだけを2.5gに替えて、出来るだけ肘に負担を掛けない様に軽くアクションさせることにした。

すると、ラインをつまんでいた左手の指に微かなアタリが伝わって来た。
反射的に合わせを入れて、リーリングを始めたがラインを引っ張る様な動きは感じられない。しかし、リールを巻く手には抵抗があって、ロッドのティップも曲がっている。
何だろう? ゴミか・・・・・?
抜き揚げて見ると、Sephia S806ML-Sには不釣り合いな程小さく可愛いケンサキイカ。時刻は18:40頃のことで、実釣開始後2時間以上も経ってやっと手にしたこの日初めての獲物。
これが来るなら、アオリは諦めて、ケンサキを狙おうと改めてSoare30 S803ULT30を持ち出したが、後続はなく目論見は見事に外れ。

それから時間はどれ位経った頃か、隣りのYGWさんが300gに足りない位の新仔アオリをゲット。
これに触発されて、またやる気を出してSephia S806ML-Sでティップランを再開したが、小生には音沙汰がないまゝ。

その後は、Soare30 S803ULT30ケンサキを狙ったり、ティップランをしたりと気分転換を図りながらキャスティングを続けたが、まるで梨の礫

アオリイカを狙う場合、何の前触れもなく突然アタリが来ることが往々にしてあるので、兎に角、ロッドを振り続けることが肝。
と云う訳で、ズキーンと鈍痛が響く右肘を騙し騙しティップランを続けていた時のこと、エギの着底を感じると同時にしゃくり上げようとした所、ガツンッとロッドが止まって、明らかにイカが掛かった感触が伝わって来た。
ティップランの場合、ロッド・ティップの動きや手許に感じるアタリを取って、こちらから積極的に掛けに行く釣り方が本来の釣り方なのだろう。それからすると、少し違うかも知れないが、兎に角、イカが掛かったことは間違えない。

やっと、アオリイカが来た!!
喜んでニコニコしながら寄せて来た所で、よくよく見ると、残念ながら外道のスミイカでガックリ。

この日、イカからのコンタクトはこれが最後で、気が付けば時計の針は23:30を指しており、諦めてStopFishingとした。

所でお借りしたティップラン用のエギだが、結局プレゼントして頂けるとのことだったので、有難く頂いて来た。そして、帰宅後、直ぐに通販に注文を入れたので、次回のエギングはティップラン釣法で狙って見ようと思う。

しかし、2日後の今日、このブログを書いている31日になって、右肘に痛みが走っている。
2005年にそれまでの淡水系から海水系の釣りに転向して以来、右腕を酷使して来たせいか、昨年あたりから右の手首と肘に痛みを感じる様になって来た。まぁ、ある意味、職業病の一種と云っても良いかも知れないが、今回のエギングで少々やり過ぎたのかも知れない。
小生の釣り寿命は、残す所精々5年少々と云った所だろう。少なくとも、後5年はこれ以上酷くならずに済むことを願うばかりなのだが・・・・。

2020年釣行記(37) – LEG

2020年 Eging 釣行記

日 時:07月30日(木) 19:10~23:00
潮回り:長潮(↑)
場 所:南端
釣 果:ナシ
同行者:単独

カミさんの体調が回復して、ようやく夜の外出が出来る様になったので、10日振りの釣行。
そこで、天気予報をチェックすると、北東の風が1~2m。であれば、MHR-KGNでのメバリングは一寸辛い。DKKアジングにするか、南端メトウイカにするか迷ったが、コンでもチクッでもないヌメーとしたアタリが懐かしく、そろそろ終盤に差し掛かっている筈のメトウイカを狙うことにした。

現地到着を18:30頃に設定して、16:30頃自宅を出発。道中、大きな渋滞もなく、現地にはほゞ予定通りの18:40頃に到着。
所が、着いて見ると、岸壁の入り口にバリケードがあって、一般車進入禁止の看板が取り付けられている。新型コロナ緊急事態宣言が出された頃には、一帯の岸壁は立ち入りが禁止され、釣りが出来なくなったことはニュースで知っていたが、外出自粛が解除されたので、解禁されたと思っていただけに、これにはビックリ。
2時間も運転して来たのに・・・・と思いつゝ岸壁を見ると、凡そ漁業関係とは思えない乗用車やバンが沢山止まっており、ロッドを持っているアングラーの姿さえ見える。
と云う訳で、進入禁止の看板は見ない振りをして、1台分の間隔の空いたバリケードの隙間から、そっと岸壁に乗り入れた。

車から降りて岸壁を見回し釣り座を構える場所を探した所、5番街灯付近に何人かアングラーは見えるが、その手前は空いている。5番街灯付近は5年前に初めてメトウイカを手にした場所なので、迷わずそこに入ることにした。

クーラーやロッド、バッカン等々を手に、エッチラオッチラ岸壁を歩き、先行者に断わって荷物を置かせて貰い、久し振りのLightEgingの準備に掛かった。

準備をしながら周囲の様子を見ると、5番街灯の直下から沖側にメトウ師が4人入っており、長いロッドを振っている。と云うことは、終盤に差し掛かっているメトウイカだが、まだ少しは釣れている証と一安心。
風は、予報通り弱い北東からの冷たい風で心地良く、寧ろあって有難い。

タックルは、Tenryu改AURIE-Q RSの1.6号LBIの組み合わせにして、19:00頃キャスティングを開始。
日没時刻を過ぎたばかりで、まだまだ明るい時間帯なので、メトウイカは沈んでいる筈と考え、5年前の記憶を頼りに、40カウントしてから、軽くシャクリを入れ・・・・・。
すると正面にキャストしたエギが、斜め左から帰って来る。2年前の8月にメトウイカ狙いで1度だけ来た時の記憶が甦って来る。その時は同じ様に右から左への強い流れに弄ばれただけに終わってしまい、何となくその時の二の舞になりそうな予感がして来た。

幸い、小生の右には誰も入っていないので、斜め右にキャストして、何とかエギを沈めようとしたが、思った様に沈んでくれない。そうこうする内、辺りはすっかり暗くなって来たので、イカが浮いて来ているかも知れないと考え、表層、中層とエギを通して見たが、一向にコンタクトがない。
メトウ師の長いロッドの先に付けているケミホタルの白い灯りも、上下に揺れているだけで、取り込んでいる様子も伺えない。

21:00頃になって、右から左への強い流れが緩んでチャンス到来!!
これまで以上に集中したが、流れが緩んだのは一瞬のことで、今度は左から右へ強く流れ出して来た。
それでも、せめて顔だけでも見たいとキャスティングを続けたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、22:00になった頃、この日2度目の根掛かりで、高切れ。
それと同時に気持ちもプツンと切れて撤収することに。

入釣した時と同じ様に、クーラーやバッカン、ロッドなどを抱える様にして車に戻った所で、海の様子を見ると、何となく雰囲気が違う様な気がして来た。
ひょっとすると・・・・・釣りたい虫がゴソゴソと動き出して来た。
とは云え、高切れしたラインシステムを組み直すのも面倒。
と云う訳で、車に入れておいた予備のNSL-S702UL/BFを引っ張り出して、改めてキャスティングを始めたが、何事も起きず、23:00頃StopFishingとして、スゴスゴと帰路に着いた。

そして、その帰り道のこと・・・・。
道路は三桁とは云え100番台の国道。片道一車線でセンターラインは黄色。そして制限速度は50km。
交通量も少ないこんな時間帯なので、決して褒められたことではない上、推奨する訳ではないが、普通の感覚の持ち主ならば50kmを越えた速度で、場合によっては60km近い速度で走るのが一般的ではないかと思う。
所が、この日、小生の前を走る軽四輪は40km内外でトロトロと走っていた。メーター読みで40kmなので、実際には35~36kmと云った所だろう。50kmをキープしているのであれば、順法精神が旺盛なドライバーだなと半ば呆れながらも、そう思う所だが、制限速度を10kmも下回る速度しか出していない。
後ろに別の車が付いていること、自分は制限速度を10kmも下回って走っていることの自覚があれば、端に寄せて道を譲るなどしても良い筈だが、全くその素振りも見せないまゝ、トロトロと走り続けている。

追い越し禁止でなければ当然追い越し、何事もなく終わる所だが、それも出来ない。これまでであれば、パッシングなどしてもう少し速度を上げる様に促す所だが、道路交通法が改正され煽り運転が厳罰化された以上、迂闊にパッシングなどする訳にも行かず、延々と付き合わされてしまった。

穿った見方をすれば、意図的に煽り運転を誘い、その瞬間をドラレコで記録して、後日、警察に持ち込んで道路交通法違反の罪に問う愉快犯の可能性だってある。煽り運転は現行犯でなくても、証拠があれば、後になって貶めることだって出来てしまうので、こんな輩が居てもおかしくはない。

確かに煽り運転は危険なので取り締まる必要はある。しかし、煽り運転を誘う様なこんな走り方をするドライバーを取り締まる必要はないのだろうか?

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