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2021年釣行記(13) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月19日(金) 02:15~06:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

今年は、どう云う訳か、10年も前に夢中になっていた緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんのあの独特な引き味が堪らなく恋しく、暫くの間、集中してみようという気になっている。とは云え、円らな瞳の可愛い子ちゃんも気になる。何とも気の多い後期高齢者だが、仕方がない。風の条件によって狙いを替えることにした。

そして、この日のSOFKZK方面の予報では、北東の風が1m、明け方には静穏とのこと。SOFKZKは北東の風には極めて弱い釣り場だが、1m程度なら何とかなるだろうと2月25日以来の3週間振りに、02:00~06:00頃までの上げ潮のタイミングを狙って行くことにした。

夕食後、道楽部屋で仮眠を取り、23:45頃、自宅を出発し、現地には予定通り02:00頃に到着。
街灯が一つもない駐車場には、川崎横浜ナンバーの車が各1台駐車しており、先行者の有無が気になる所。しかし、2台なので、アブレルことはないだろうと、車を降りて支度に掛かった所、全く気にもしていなかった波音が聞こえて来るのに、ビックリ。

ヘッドランプの灯りを頼りに、急坂を下り磯の先端に向かって歩いたが、時折、大き目のウネリが寄せて来て、飛沫を高く舞い上げているのが見える。しかし、釣りが出来ない程ではなさそう。
月明かりもなく真っ暗な磯をそのまゝ進んで先端にまで来たが、誰もいない。
これは、ラッキー!!

Sephia S806ML-Sを手に前回と同じ右角に立とうと思ったが、波が洗いそうな勢いで上がって来る。しかも、北東の風が強く吹いていて、沖に向かってキャストすると真横から受けることになるので、難しそう。
そこで、少し戻って腰掛岩付近に場所を替えることにした。右角から5mも離れていないにも拘らず、背後の岩壁が風を遮ってくれるので、釣り座付近はほゞ無風状態。
02:15頃、3.5号のエギを結んでキャスティングを開始。

貸し切りなので、誰に遠慮をする必要もない。扇状にキャスト方向を替え、レンジを替えて緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんの居場所を探したが、まるで雰囲気がない。

その内、潮が上がって来るに連れて、足元近くまで波が這い上がって来る様になり、その都度、少しでも高くなっている場所を探して、キャスティングを続けたが駄目。
迷子になったヤリイカも来ない。

04:00頃、アングラーが登場。
このアングラーは、一言も声を掛けて呉れることもなく黙って小生の後ろを通って先端に向かって行ったが、その40分後にやって来たアングラーは、お早うございますと云って、やはり先端に入って行った。
見ず知らずのアングラーだが、やはり、ひと言位はあっても良いだろう。

05:00を回り、空が白み始め山の稜線がハッキリと浮かんで来る時間になって、いよいよラスト・チャンスのゴールデン・タイム。
キャスティングを続けていなければ、千載一遇のチャンスを逃すことになると疲れた身体に鞭打ってキャスティングを続けたが、これも無駄な作業。

時間の経過と共に、次から次にアングラーがやって来て、06:00前には総勢7名程になって、磯は満員御礼状態。
その内の一人に釣り座を譲って引き揚げて来た。

所で、この釣り場だが、崖に作られたつづら折りになった踏み分け道の途中、道から外れた林に中に、レジ袋に入れられたゴミが沢山投げ捨てられているのが目に付いた。恐らく、否、99%は釣り人が引き揚げて行く際に捨てて行ったものだろう。
旅の恥は掻き捨て精神を発揮しているのだろうか・・・。
釣った魚の代わりにゴミを捨てて行くとは、もっての外で、何とも嘆かわしいことか。
こんなゴミばかりではなく、釣り場にはこぼれたコマセがそのまゝに放置されているし、タバコの空き箱、吸い殻、ペットボトル、ルアーやエギの空き箱云々云々。
それでいて、釣り場が閉鎖されると、文句たらたら・・・・・。

釣りが好きなら、釣り場を大事にしたいものだ。

2021年釣行記(11) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月09日(火) 17:40~22:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:JGSM-NSZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

9日の夜から10日の早朝に掛けて東寄りの風が1m乃至静穏と、強い風が続いていた最近では珍しい。この状況はSOFKZK方面でもJGSM方面でも同じで、この点から見れば、絶好の釣行チャンス。
身体が二つほしい所だが・・・・・。
この時期の干潮時刻は21:00頃のため、22:00頃から始めれば、丁度、上げ潮の時間帯に当たる。しかも、翌朝03:00頃に終われば、交通量の少ない夜間での移動になるので、長距離走行をするにしても、誠に都合が良い。と云う訳で、SOFKZKに強く惹かれた。しかし、帰りの急坂を上らなければならないことを考えると、少々躊躇するものがある。更には、これからのエギング・シーズンを考えれば、JGSMの様子も把握しておく必要もある。とは云え、JGSM付近の海水温が2日程前から14°台半ばまで1.5°も下がっていることが心配。

結局、どちらにすべきか、直前まで悩んだがJGSMに行くことにした。
JGSMでは、2年前にNDGSKHTL-ST、そして前回のNGTR-WNと3回しか竿を出したことがないので、今回はHTL-STNSZKSSPNを候補にして、15:10頃、自宅を出発。現地駐車場には16:40頃、到着。

ロッド・ケース、バッカンを手に磯に出てみると、PIPの先端に4~5名、HTL-STにも4名の先行者がロッドを振っているのが見える。やはり入り易い磯は、競争率が高い。
そこでSSPNに向かった所で、前回入ったNGTR-WNには先行者がいないのを見て、大いに心が動いたが、初心貫徹。そのまゝ歩を進めて、SSPNを見下ろせる場所に到着。しかし、そこにも先行者の姿があって、ガックリ。
仕方がないのでNSZKに行くと、幸いにも、ここには先行者の姿はない。
ヤレヤレ・・・・と思いながら沖に張り出した磯の先端に到着。

風は予報通り微風で、磯道を歩いて汗をかいた身体には心地良く、釣りには全く影響はない。
ロケーションとしては、北側にはHTL-STの磯が意外にも近くて、先端で振っているエギンガーのロッドの風切り音が聞こえて来る程しか距離がない。反対の南側には離れ磯があって、キャスト出来るスペースがない。沖向きは、自分が立っているNSZKがそのまゝ海中に伸びている様子。と云う訳で、キャスト出来る範囲は、隣のHTL-STの先端の左からNSZKの延長線までの約40°程しかない。

前回と同じSephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのは17:40頃。
先ず、HTL-STの先端方向にキャストして20カウントし、2回ほどシャクリを入れた所でガリガリと嫌な感触がある。幸い、この時はエギのカンナに海藻が掛かっただけで済んだが、これにはガックリ。次は、それよりも少し左にキャスト。根掛りが怖いのでカウントを15にして、シャクリ始めたが今度は根掛りはしない。そして更に少し左。丁度HTL-STNSZKの延長線の中央付近。ここでは、25カウント程沈められるが、10~15m程の所で根掛り。唯一、延長線の少し右側だけが何とか根掛りを避けられる。と云っても、少しずれると根掛ってしまうので、油断が出来ない。
そこでシャロータイプのエギを使ったり、マグキャストを遠投して沖目だけを狙ったりして見たが、一向に可愛い子ちゃんからのコンタクトがない。

場所を替え様かとも思ったが、暗い磯をウロウロすることは前回の二の舞いになりかねない。これも調査の一環だ
自分自身に云い聞かせて粘ったが、22:00頃、3個目のエギを奉納したのに伴って、気持ちもプツンと切れてStopFishingとした。

細長く沖に張り出した磯から引き上げる際、周囲の磯の様子を見ると、PIPにもHTL-STにもアングラーは残っておらず、どうやら小生が最後のエギンガーの様子。
この日は、海水温低下が原因だったのか、全体的にイカの寄りはなかったと見える。

それにしても、広大なJGSMなのに、エギングで入れる場所が意外に少ないのが判って、少々ガッカリした。足腰が丈夫でバランス感覚が良ければ、色々と探してみる所だが、後期高齢者になったこの身では、一寸きつい。入り易さを考えて入ったNSZKにしても、メジナクロダイを狙うなら良いポイントかも知れないが、エギングには不向きな印象で、それが故に空いていたのだろうと思う。

所で、前回と今回のキャスティングだが、実は、左手は殆ど使うことはなかった。
と云うのは、前回、ロッドが8ft半もあって長く、ルアーも20gと重たいエギのため、左手でのキャスティングではどうしてもスッポ抜けてしまって、思い通りには行かなかった。そこで、試しに右手を使ってみたが、帰宅後も痛みがでなかった。今回も同じ様に右手でキャストをしたのだが、釣りをしている最中は、肘に痛みがあったものゝ、こうしてブログを書いていても、殆ど痛みがないので、治ったと云っても良いだろう。
とは云え、折角、左手も使える様になったのだから、これからも二刀流で行こうと思う。

2021年釣行記(10) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月04日(木) 18:20~20:40
潮回り:中潮(↑)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:アオリイカ x 1(730g)
同行者:単独

先月25日のSOFKZK遠征で、緑のアイシャドウをした可愛い子ちゃんを3杯も掛ける場面を目撃して以来、次は小生もと心密かに決めていた。しかし、SOFKZKもかつてはホームにしていたMNDRにしても、地磯での釣りは帰りには急坂を上らなければならず、後期高齢者の身では、些か以上に辛い。しかし、JGSMは皆無であるといって良い程入ったことはなかったが、平磯なので小生でも楽しめるのではないかと思い至った。

と云う訳で、次回エギングに行くならJGSMと決めて、天気予報をチェックしていると、木曜日の4日の夜は、東風が3~4mとの予想が出ている。基本的にJGSMでは、南風が吹くと波が立つので避けるべきだが、東風なら入るポイントはある筈と書籍情報から3か所に絞って行くことにした。

15:20頃、自宅を出発。現地の駐車場に到着したのは16:40頃。
支度をしようと車から出てみると、予報と違って風が殆ど吹いていない。意外に思いつゝ、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口にまで来たが、やはり殆ど風を感じない。予報よりも強い風は願い下げだが、弱い分には文句はない。

これで風の問題は解決。次は何処に入るかだが、磯の入り口から第一候補のNGTR-WNを遠望すると、残念ながらアングラーの姿がチラチラと動いているのが見える。と云う訳で、第二候補のSSPNに入ることにして、エッチラオッチラ歩を進め、17:00頃、SSPNを見下ろせる場所に到達。所が、ここにも先行者の姿がある。どちらのアングラーもメジナ狙いの様子なので、少し待ってみても良かったが、駐車場から遠いので人が余り入ることはないと案内されている第三候補のHGS-IRに移動することにした。移動の途中、メジナ師の一人に最近の様子を訊ねたりしていたので、HGS-IRに到着したのは17:35頃。所が、ここにも先行者の姿があって、がっくり。

足元の悪い磯をエッチラオッチラ歩いて来たためにビッショリ汗をかいていたこともあって、取り敢えずここに腰を落ち着かせて、先行者が引き揚げるのを待つことにした。しかし、只待つだけでは面白くない。メバル用のシンペンを結んでキャスティングを開始し2投、3投した所で、ふと先行者の様子を見ると、見覚えのある飛ばしウキを使ったシステムを組んでいるではないか。
アレーッ!! 奴はメバリング・・・・?
であれば、直ぐに引き上げることは考えられない。
ウーン、どうしよう?
仕方がないので、兎に角、一旦磯の入り口にまで戻ることにした。
日没時刻を回っているので、NGTR-WNの先行者が引き揚げているかも知れず、居なければ、そこに入ろう。

幸いNGTR-WNの最も海寄りには赤い電気ウキの灯りが見えるが、その手前のアングラーは引き揚げた模様。
そこで、洗濯板状になった激しい起伏を上り下りし、切れ込んだスリットを迂回して、何とかポイントに辿り着くことが出来た。

そして、18:20頃、Sephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのだが、結局、駐車場に到着してから1時間40分もの間、磯場を徘徊していたことになる。

その一投目のこと。
水深が判らないので、取り敢えず、30カウントまでエギを沈めて、以降はそのレンジを中心に可愛い子ちゃんを探そうと思い、30カウントした所で1回目のシャクリをいれると、海藻の塊レジ袋を掛けた様な重さが伝わって来た。
あ痛!! ゴミを掛けてしまった。
苦労してやっとポイントに入れたのに、のっけからゴミを掛けてしまうとはと半泣きになりながら寄せて来ていると、突然グィーングィーンと重たい引きが伝わって来た。
アレッ、イカだ!!
慌てて追い合わせを入れて、何とか抜き上げたのが730g(自宅計量)のこの可愛い子ちゃん

釣れちゃった感満載で釣った感のない結果だったが、一投目から本命を獲れたのは幸先が良いと云える。だが、後が続かないことは良くあることで、特に、アオリイカの場合はその傾向が強い印象を持っているのだが、果たして、この夜もその後のコンタクトがない。

そうこうする内、最も海寄りに入っていたアングラーが引き揚げて行ったので、後々のことを考えて、夜の磯を余りウロウロするのは良くないと思いつゝも、移動することにした。

19:40頃、ようやく、この日の本命ポイントに立つことが出来た。
が、この頃には身体は度重なる磯場での移動で疲れ切っており、前回のSOFKZK以来の腰痛がズシーンと重く響いて来る様になって来ていた。それでも我慢をして2杯目の可愛い子ちゃんを狙ったが、しかし、音沙汰はない。
最近は、余りイカを釣っている人を見掛けないと云っていたメジナ師の言葉が浮かんで来る。
すると益々釣れそうな雰囲気がない様な・・・・・・。

満潮時刻の20:57が間近になって来た頃、心なしかウネリが大きくなったと見えて、波が足元近くまで這い上がって来る様になって来た。通いなれた磯であれば、様子で引き揚げるべきかどうか判断出来るが、初めての場所ではどの程度までなら問題ないのか、良く判らない。足元で大きく上下運動を繰り返している波の動きを見ていると、誰もいない磯に一人立っていることもあって、何となく不気味さえ感じる様になる。
こうなると落ち着いて釣りに集中出来なくなり、腰の痛みも強くなって来て立っているのも辛くなって来たので、20:40頃、引き上げることにした。

しかし、帰りがまた大変。
来た時のルートが判る筈もなく、正に行きは良い良い、帰りは怖い。スポット・ライト状のヘッドランプの灯りだけでは、全体が見えず見通しが効かないので、無駄に遠回りをすることになったり、起伏の激しい波板状の磯を上り下りし、時には攀じ登りしている内に汗がビッショリ。
何とか駐車場に辿り着いた頃には、ヘトヘトに疲れ果てており、脚を使い過ぎたので、途中で足がつるかも知れないと思っていると、その心配通りブーツを脱ぐ時にイテテ

JGSMSOFKZKMNDRよりも楽だろうと思ったことは、完全に誤りであることを痛感させられた一日だった。とは云え、昼間の明るい内に何度も通って地形などを頭に入れ、ポイントを選べば、これ程まで辛い思いをすることはないだろう。
もう少し、通ってみようかと思う。

2021年釣行記(8) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:02月25日(木) 17:30~23:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:SOFKZK
釣 果:ヤリイカ x 6
同行者:単独

前回のSOFKZK遠征の後、風が強い日が続いていて中々チャンスが巡って来なかったが、ようやく、夕方から翌早朝までの間、南西の風が1mになると云う予報が出た。南寄りの風では正面から受ける風になるが、風力1mであれば波立つこともないだろうと、待ちに待った2度目の遠征をすることにした。

SOFKZKに行くについて、実は、前回は、新月の大潮下げ潮の時間帯の釣りだったので、今回は22:00の干潮時刻に入って3:00~4:00頃までの5~6時間の釣りを考えていた。と云うのは、今回は満月の大潮に当たり、上げ潮になるこの時間帯であれば、前回と正反対の条件になるので、誠に都合が良い。
所が、行くと決めたら、夕方の出発時刻までの5~6時間が途轍もなく長く感じられてしまう! どうにもこうにも待ちきれず、結局、14:30頃に車に乗り込んで、100km先のSOFKZKを目指していた。

現地到着は17:00過ぎ。駐車場には5台の車が止まっており、ご当地ナンバーは1台だけで、他は釣り人のものと思われる多摩湘南ナンバー
直ぐに支度を整えて磯道を下りて行くと、心配した通り5~6人の姿が見える。やっぱり22:00に来れば良かったと若干後悔しつゝも、そのまゝ歩を進めて、一人のアングラーに様子を尋ねてみた。するとヤリイカをエサ釣りで狙うと云うその御仁によれば、他の人達は皆メジナ狙いだから、直ぐに引き揚げて行く筈で、直ぐに小生との二人だけになるだろうとのこと。
そこで、最奥の釣り師に声を掛けると、丁度帰り支度を始めた所とのことで、前回と同じポイントに釣り座を構えることが出来た。

今回持ち込んだロッドは、SSQC-742LT-BF-KRSephia SS S76ML-Sの2本。
実はSephiaは右肘を痛める原因となった昨年10月29日の釣行後直ぐに手に入れたものだが、手許に届いた時にはテニス肘になって右腕が使えなかったため出番がなかった。しかし、最近になってスピニング・ロッドも左手で扱える様になって来た。とは云っても、短く軽いアジング・ロッドだったので、7’もあってアジング・ロッドよりも重たいSephiaが上手く振れるか心許ない。が、しかし、長めのロッドを左手で試してみる必要もあるし、あわよくば
何とか墨付けをしたいと云う訳で、先発に選んで17:30頃、キャスティングを開始。

風は西から僅かに吹いているだけで、海も穏やか。時間的にも周囲が暗くなり始めた頃で、エギングにとっては好条件。
近くに居れば直ぐにでもコンタクトがあっても可笑しくはないが、何の変化もない。エサ釣り師にもアタリはなく、時間だけが過ぎ、前回の初釣果時刻の18:40もいつの間にか回り、早くも諦めムードが漂って来る。

しかし、100kmも走って来たのに、このまゝすごすごと帰る訳には行かないと自らを鼓舞しながらキャスティングを続けた。

この日の最初の獲物は19:20頃に来たこのメスのヤリイカ。この時はSSQCのロッドに邪道エギ+鳥のササミの組み合わせだったが、アタリも感じず、リーリングしていても全く引かず、釣った感皆無。しかし、諦め掛けていた時に来たこともあって、ホッと一息付いたのも事実。

やっと回って来た!!
と思ったが、後が続かない。隣のエサ釣りのウキにも変化が見られず、どうやらはぐれイカの様子。

19:00頃(?)、エサ釣り師が登場し、腰掛岩付近に先行していたエサ釣り師、先端角に小生、先端沖向きにこのエサ釣り師が入って、気持ちも新たにキャスティングを続けた。

この日の2杯目は、Sephiaのロッドにマグキャストの3号+サンマの切り身に来たもの。この時のアタリはジワーッと重たくなるもので、ようやくSephiaの墨付けに成功!!
サイズは最初の獲物よりも若干良かったが、それでも少し物足りない。と云って、アタリがあるだけまだ良い方と云うべきかも知れない。

20:00頃(?)、今晩は。どうですか・・・?と気持ちの良い挨拶をしながら若者エギンガーが登場して来た。
平塚から来たと云うこのエギンガーは、小生と先端に入っているエサ釣り師の間に入って、しゃくり始めた。薄く広がった雲を通して差してくる月明かりに浮かんだその様子を見ていると、YGWさんの様にビュッビュッと切れの良い音をさせている。小生もこんなしゃくり方をしたいと無理をした結果、テニス肘になったこともあって、ここはじっと見ているしかない。
すると、間もなく、大きくロッドを曲げてやり取りを始めているではないか。近くにまだ居る筈だから、エギを投げた方が良いですよ1kg程のアオリイカを手にした彼に促されてSephiaに持ち替えてマグキャストの3.5号をキャストしてみたが、小生にはコンタクトがない。この時は、シャクリを若干でも強く入れたかったので、敢えて右手で操作していたが、アタリがないのに右手を使い過ぎるのも良くないと、アオリイカは諦めてヤリイカ狙いに変更。
しかし、相変わらずヤリイカのアタリは遠く、忘れた頃にポツリポツリと来るだけ。

その内、気が付くと腰掛岩付近にいた筈のエサ釣り師の姿が消えていて、磯には3人だけ。好調時にはもっと地元の釣り師達がいる筈なので、やはり盛りは過ぎたのか、又は、寄りが遅れているのか・・・・。

それでも、21:00頃までに、オスを2杯追加。
オスになるとメスよりも一回りも二回りも大きく、それなりに引きも強くなるので釣って楽しいが、この頃になると、立っていられない程腰の痛みが強くなって来ていたので、濡れていない場所を探して腰を下ろしたまゝキャスティングをしていた。

22:00過ぎの干潮時刻を回り潮が上げに転じたので、少しは状況に変化があるかと期待をしたが、相変わらずコンタクトがない。
そんな中、若者エギンガーが、500~600g程度のアオリイカを立て続けに引っ張り出していた。数釣りを楽しむべきヤリイカが低調なのに、アオリイカを3杯も出す所を見せ付けられては堪らない。
急遽、狙いをアオリイカに切り替えて、Sephiaを手にしたがアオリイカの代わりにオスのヤリイカが来ると云う何とも中途半端な結果。

23:00頃になって、アオリイカを諦めて邪道エギで少し大き目のヤリイカを獲った所で、この日のエギングは事実上の終わりとなり、23:30頃まで粘ってStopFishingとして急な上り坂をゼーゼーと息を切らせて、何とか車に辿り着いた。

所で、この日、珍しい車に出会った。
自宅を出発し幹線道路の出た所で、銀行の前に止まっている白い車の助手席側のドアを開けて、若い女性が乗り込もうとしている所を見掛けた。そんな様子は時折見掛けることで珍しいものでも何でもないが、その車をよく見ると、何と、あのTOYOTA2000GT
ボンドカーにもなった憧れのこの車を展示車として見たことは過去にもあったが、こうして実際に公道を走っている場面に出くわすことはなかったので、些か驚いた。この車は小生の直ぐ後に付いて来ていたので、ルーム・ミラー越しに眺めていたが、ナンバーはではなく正規のものだったので、どうやら日常遣いをしている様子。こんな車を日常的に使うなんて、何と贅沢なことか。小生がハンドルを握っていなければ、あるいは、ドラレコを設置していれば、動画に撮れたのにと残念に思った次第。

2021年釣行記(6) – LEG

2021年 Eging 釣行記

日 時:02月09日(火) 17:20~22:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:ヤリイカ x 6
同行者:単独

これまで何度もSOFKZK行きを目論んではいたのだが、風向きが悪かったり強過ぎたりと風の条件が中々折り合わず、その都度延期せざるを得なかった。所が今週になってようやく行けそうな状況になったので、喜び勇んで行くことにした。

100km先の現地到着を17:00頃に予定して、14:15頃自宅を出発。早くもほころび掛けた河津桜を横目に見ながらATMを16:10頃通過し、現地到着は16:50頃。先行者の多寡が気になる所だが、駐車場には1台しか見えないので、あぶれることはなさそうで、一安心。

磯道を下って磯に乗った所で、先行者とすれ違ったので、ひょっとすると貸し切りか・・・・。
残念ながら、腰掛岩の少し先に3人の若者が長いロッドを振っていたので貸し切りとは行かなかったが、先端部に入ることが出来た。

今回持ち込んだSSQC-6112ULS-BF-KRSephia SS S76ML-Sの2本の内、SSQCを先発に選んで3号のエギを結んで、17:20頃、キャスティングを開始。
風は予報と違って、右から左の西風が強めに吹いていて、波は静かだが潮の流れも風と同じ左から右方向。幸い、先端に釣り座を構えているので、風を背に受ける東向きにキャストすれば、風の影響も潮の影響も最小限に抑えることは出来る。しかし、ハエ根がスロープ状に長く海中に伸びているので、エギを回収する際、根掛りさせてしまう惧れがある。実際に、一度掛けてしまって、危うくロストし掛けたことがある。いつもは、こんなリスクを避けるために長いロッドを持って来るのだが、肘の具合が良くないので、短いロッドしか持って来ていない。
予報通りであれば、時間が経てば風も収まって来る筈

根掛りに注意しながらキャスティングを続けたが、コンタクトは感じられない。このSOFKZKには2019/03/05にAKTさんと来て以来、2年振りのことなので、最近の状況は分からない。兎に角、粘って自分で答えを出す以外にない

17:45頃、若者達が引き揚げて行き、磯は貸し切りになったので、立ち位置を先端の角付近に移動。ここは風をまともに横から受けることになるが、足元から根が落ち込んでいるので、ハエ根にエギを掛ける心配が少ない上、貸し切りだから出来ることだが、斜め左にキャストすれば風の影響も和らげることが出来る。
辺りも薄暗くなって、イヨイヨ、夕間詰のゴールデンタイム・・・
しかし、一向に当たってくる気配がない。それ所か、西風に吹かれ続けて指先や足先がジンジン寒く、早くも心が折れそうになる程。

18:00を回った頃、アングラーが一人登場。
この御仁は、イカ狙いのウキ釣り師で、このアングラーが現れたことで、気持ちの立て直しが出来たと云うのが正直な所で、またまた気持ちを入れ替えてキャスティングを続けることが出来た。

しかし、一向にアタリがない。
いつかの若者に倣って、3号のエギササミを巻き付けたり、3.5号のエギに替え、はたまた、SOFKZKで最も実績のある邪道エギV1を引っ張り出したり。

この日の最初の獲物は、邪道エギを抱いて来た胴長20cmにも満たない小振りなこの娘で、時刻は18:40頃。
アタリはそれと判る程はっきりとしたものではなく、イカ独特の引きも感じられなかったが、久し振りに揚げたSOFKZKでの釣果で、嬉しいと同時に何となく安心出来た1杯。

ヤリイカは群れで回っている筈なので、後続があるかと期待したが、全くその気配がない。

その内、時刻は定かではないが、先端に移動したウキ釣り師がやり取りを始めた。長いロッドは満月の様にしなっており、見るからに良型の様子で、玉網入れに難儀しながら挙げたのは800g程の立派なアオリイカ

こんなのを目の前で見せられては溜まったものではない。ヤリイカの外道にアオリイカが来ないかと、3.5号の普通のタイプのエギに替えてキャストしていると、ジワーッと重たくなる違和感。思惑通りアオリイカかと思ったが、これは本命のヤリイカで、ようやく1杯追加。サイズは最初よりも大きく、アオリイカ程ではないがイカ独特の引きも感じられた。それから程なくして、同サイズを追加。
地合いの到来かと期待したが、それっきり無しの礫

ふと気が付くと、あれ程吹いていた風が、殆ど無風状態になっていて、それと共に寒さもなくなって、正にエギング日和になったが、海の中の状況には変化がないと見えて、コンタクトがないまゝ。

21:30頃、ウキ釣り師が引き揚げて行き、真っ暗な磯に一人残って残業をすることに。

22:00頃になって、ティップをヘッドライトで照らすことを思い付いた。これも貸し切りのため、誰にも迷惑を掛ずに出来ることで、駄目で元々。
キャストして20カウント程して、アクションを軽く加えてから、ロッドを水平にさびくようにすると、ティップがグーッと曲がっている。
半信半疑で合わせてリーリングを始めると、明らかに獲物が掛かった感触がある。
残念ながら、これは海面に体が出た所でバレてしまったが、その次のキャストで同じ様なティップの動き。今度はキッチリと合わせを入れ、見事にゲット。そして、その次もゲット。
これで3回、同じアタリが続いたので、やっと調子が出て来たと思ったが、その後は、また静かな情況に戻ってしまった。
この日の最後のアタリは、ティップの変化ではなく、ラインが揺れるアタリ。

風もなく、寒さも感じないので、もっと続けていたかったが、腰の痛みが増して来たので、後ろ髪を引かれる思いで、22:30頃、道具を片付けて、急坂を息も絶え絶えに登って帰路に着いた。

所で、この日の後半。残業でのアタリは、どれも手元には何も感じることはなく、ティップ付近をライトで照らして判ったもので、見えなければ取れなかっただろうと思う。となると、アタリがない時間帯でも、実はアタリがあったのだが、手元に感じなかっただけなのかも知れない。
しかし、ライトを使うことは、誰もいないときに限って出来ることであって、普通は出来るものではない。どうすべきか・・・?

この歳になると、往復200kmの長距離走行は、少々辛いものがあるが、磯からの帰りの急坂を何とか登り切れたので、自信がついた。
ウキ釣り師によると1月は良く釣れていたとのことで、最近は釣れなくなった由。とは云え、爆釣することを期待せずに、そこそこ釣ることを前提にすればであれば、もう少しの間は楽しめるのではないか・・・。
風の状況を見計らって、また行こうと思う。

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