2022/05/02
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:05月02日(月) 18:00~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 7
同行者:単独、(ISBSさん)
元々、連休中は釣行せずに道楽部屋で大人しく過ごす積りにしていた。所が、GW明けに届けられる筈だった22 Aldebaran BFS XG Rightが、GW初日の4月29日に届いてしまった。こうなると、一刻も早く使ってみたい衝動がフツフツと湧いて来るのは、まぁ、ある意味仕方のないことだろう(笑)
そこで、予報を見ると21:00頃から北寄りに変わるものゝ、それまでは弱い南風で、潮回りは大潮の満潮からの下げに当たり、メバリングをする時間帯の潮位は極めて高く、条件は悪くない。そして、ライブ・カメラで駐車しているスペース付近の状況をチェックすると、いつもの様に車が少なく、アングラーもそれ程入っていない様子。となると、現役組に遠慮して釣行を控える必要もなさそう。
と云う訳で、全ての条件が、小生に来てくれと云っている様なものなので、GW中は釣行しないと云う禁を破ってMHR-KGNに行くことにした。
16:50頃、自宅を出発したが、少し走った辺りでフロントガラスにポツリポツリと雨粒が落ちて来た。これはまずいなぁと思いつゝ、高速に乗り入れた所で、雨脚が強くなってワイパーが効かない程の降りになってしまった。しかし、頭上の雲は不気味なほど黒い色をしているが、遥か前方に見える雲の切れ目には青い空が覗いているので、兎に角、目的地にまで行ってみようと車を走らせた。
それから間もなくして雨は上がり、17:45頃、目的地に到着したが、付近には雨が降った形跡もない。しかし、準備をしようと車から出てみると、意外にも強い風が吹いて来ていて、正に一難去ってまた一難。
しかし、Emeraldas改のロッドに、届いたばかりの22 Aldebaran BFS XG Rightをセットして岸壁に出て見たところ、車の所で感じた程の強さではなく、しかも背後からの南風なので、一安心。潮位が164cmもある大潮の満潮間近なので、テトラ帯は全て海面下に沈んでいて、海が気持ち良く広がっているが、はやり海藻の絨毯が敷かれている。それでも、所々キャスト出来そうな密度の低い場所があったが、今回は重ためのJHを使うベイト・ロッドなので、見送って凸部に到着し、94番スポット付近でキャスティングを始めることにした。
1.5gのJHを結んでキャスティングを始めたのは、18:00を回った頃。
いつものことながら、可愛娘ちゃんからのコンタクトはない。ならば、可愛娘ちゃんが動き出すまで、キャスティングの練習だと割り切って22 Aldebaran BFS XG Rightに慣れることに主眼をおいていた。そのために、JHも2.0g、1.2gそして1.0gと色々と試してみたが、追い風参考記録ながら1.0gのJHが扱えたことは嬉しい出来事だった。
この日、22 Aldebaran BFS XG Rightに初めて鱗を付けてくれたのは、1.0gのJHに来てくれたこの娘。
19:00少し前のことで、アタリは微かにチクと、まるでアジと間違える程の小さなもの。アジングの経験がなければ、惧らくは反応出来ていなかったと思える位で、こんなアタリでも続いて来てくれれば面白いのだが、やはり、これまで通り単発。
暫くは、1.0gのJHを続けたが答えが出ないので、又々1.5gや2.0gにしてみたが、反応を示してくれるのは惚けた顔をしたカサゴばかり。しかも、ロリ・サイズと来ては、もう一つ気勢が上がらない。
ワームが駄目ならプラグではどうか?とFinluckMinnow30SやEBIKKOにしてみたが答えが出ないまゝ時間が過ぎて、1.5gのJHで2匹目の可愛娘ちゃんをゲットしたのは、19:30頃。
ポイントは同じ94番スポット付近だったが、MHR-KGNでは脚で稼ぐ方が良い結果が出る。とは云え、海藻が密生している今の状況では、動こうにも動けないので、蟹の横這い釣法を封印して同じ場所で粘っていたが、ふと左隣りの二人連れが居なくなっているのに気が付いた。
そこで、善は急げとばかりに移動を実行し、気分を変えてキャスティングを繰り返した。すると間もなく答えが出て、19:50頃、92番スポット付近で3匹目をゲット。この娘は22cm位の良型で、細いEmeraldas改でのやり取りはスリリングで面白かった。
これに気を良くして、4匹目、5匹目を狙っていたが、20:00を回って暫くして風が吹き出して来た。しかも、悪いことに正面からの北風。軽いJHを向かい風の中でキャスト出来る技量は、小生にはない。敢えて強行すれば、バック・ラッシュの嵐になって、釣りどころではなくなるのは明らか。
そこで、どうしようかと様子を見ながら、夕食のパンを齧っている所に、20:30頃、立ち止まって小生の顔を覗き込む様にするアングラーが現れ、見ればISBSさん。
来ていると思ったから、来ましたよ。やっぱり、居ましたね~。
どうやら、最近は小生の行動パターンを読み切ったと見えて、前回もそんなことを云っていた様な・・・・・。
期せずして小生もMHR-KGNに到着した際、ふとISBSさんは来ていないかなと思ったので、やはり類友朱赤の類なんだろう。
その後は、強くなって来る冷たい北風の中、釣り談義に花を咲かせて、21:00頃、帰路に着いた次第。
2022/04/28
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:04月28日(木) 18:30~21:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:SKC-IS
釣 果:メバル x 2
同行者:単独
明日からは、年に一度のGWが始まり、場合によっては10連休になるとのことで、待ちに待っていた現役組の釣り好きは、色々と釣行計画を立てていることだろう。対して、小生は365連休の身分につき、好きな時に釣行出来る立場。
と云う訳で、GW中は現役組に楽しんでもらうために、原則として釣行することは控えようと考えているのだが、そうなると、GWに入る前の28日には出撃しておきたい。しかし、生憎、28日の夜は北風が2~3mとのことで、MHR-KGNでのメバリングは少々厳しい。となると、MHR-KGN以外に、北風でもメバリングが出来る場所を探す必要があるが、地磯しか思い付かない。
地磯でのメバリングを前提にすると、NGTBNが真っ先に頭に浮かんで来るのだが、かつては磯メバリングのホームとしていたこの場所は、アプローチの農道の幅の狭さもさることながら、平均台の様な細い足場を伝って先端に出なければならないことを考えると、後期高齢者には少々荷が重たく、ここ数年は全く行っていない。そこで、他に適当な場所はないかと、メバリングを始めた頃に良く通っていた地磯の様子を思い起こして、SKC-ISを候補としてピック・アップした。
ここならば、アプローチは比較的容易で高齢者にも優しく、それだけ場荒れが激しく釣果は望めない惧れが強いが、何よりも安全第一。
16:45頃、自宅を出発し、現地の駐車場には18:15頃、到着。
直ぐにスパイク・ブーツを履きロッド・ケースやバッカンを手に、懐かしい磯道を進んだ。そして、SKC-ISが見える地点にまで来た所で、磯を遠望すると、何とアングラーの姿が見える。そこで、隣りのTKI-ISに回ろうと向かったが、そこばかりでなくその先のTK-ISにも人影がある。
GWに入っていないのに、これは・・・・。
仕方がないので、SKC-ISの隣りの出っ張りに釣り座を構えることにして、支度に入った。
今回のタックルは、Sephia S806ML-Sのロッドに、0.6号のPEラインの組み合わせで、10日程前のSMD-FKURで1.2kgの良型アオリイカを掛けた時と同じもの。
と云うのは、Sephia S806ML-Sはエギング・ロッドだが、ティップは柔らかいソリッドなので、20cm超の良型メバルを相手にするにも問題はなく、根の荒い地磯周りで遣り取りをすることになるので、ラインも一回り二回り太くしておくほうが安心だろうと考えたもの。実は、場合によってはエギをキャストするかも知れないと、密かにエギを忍ばせていたので、こちらがその本当に理由かも知れないが・・・・。
日没時刻と略同じ18:30頃、EBIKKOを結んでキャスティングを開始。
風は予報通り北からの陸風なので、目の前には波のない穏やかな海が広がっており、メバリングには絶好の条件。
入りたかったSKC-ISには入れなかったが、これなら何とかなりそう。
しかし、時間的にまだ早くて可愛娘ちゃんはお目覚めではないのか、あるいは留守にしているのか、何年か振りの地磯なので様子が判らないものゝ、全くコンタクトがない。そこで、4~5投して反応がなければ、直ぐに別のプラグに替えて可愛娘ちゃんの気を引こうとしたが、ウンともスンとも云って来ない。
そうこうする内、SKC-ISの先行者が帰り支度を始めたのが眼に入って来たので、直ちに場所移動をして、漸く狙っていた地磯に入れた次第。時刻は定かではないが、ヘッド・ランプの灯りがなくても何とか凸凹した磯を移動出来たので、完全に暗くなる直前の19:00前後ではなかったかと思う。
SKC-ISに移ってからも、最初はプラグを色々と替えて扇状に可愛娘ちゃんの居場所を探したが、やはり見付からない。
そこで、飛ばしウキを使ったワーミング・システムに切り替えてみた。しかし、斜め左前方で波に見え隠れしているシモリの近くで、1度コツとした感触があっただけで、それ以外には何も変化がない。
19:45頃、腰が痛くなって来たので、近くの岩に腰を掛けて、夕食のパンを齧りながら、どうするか対策を考えた。その時、思い付いたのが、ジグ単ではどうか・・・だった。これまで、磯メバリングではジグ単の釣りをしたことはなかったが、兎に角、やってみよう。
夕食を終えて、手持ちの中では最も重たい2.0gのJHを持ち出して、ジグ単の釣りを始めた。すると、根に当たる感触がゴツゴツと伝わて来て、根の粗さがハッキリと伝わって来る。しかし、ジグが根に当たっても8’6”の長いエギング・ロッドを真上に煽れば、何とか外れるので、そのまゝジグ単の釣りを続けていた。
すると根とは異なるゴソゴソした感触が伝わって来たので、念のため軽く合わせると明らかに生命体の反応がある。
ヨシ、来た~!と喜び勇んでリーリングに入った所で、フッとロッドが軽くなって無念のフック・アウト。バラシてしまったのは残念だが、兎に角、可愛娘ちゃんが居ることが判って勇気凛々。
気を取り直して、同じコースを通すと、又々同じ様なアタリで、可愛娘ちゃんをゲット。
時刻は丁度20:00頃。サイズは23~24cmで尺には程遠いものゝ、マズマズの良型で、引きも荒海に面した磯ならではの強いもの。
そして、それから10分後の20:10頃。
1匹目と同じ様に斜め左前方に見え隠れしているシモリの際を通した時、ゴツゴツした硬い感触が伝わって来た。
あっ、根掛かった・・・。
根掛かりを外そうとしてロッドを頭上に掲げて軽く煽った瞬間、コツン。
合わせが決まった途端、明らかに1匹目よりも遥かに強い引きで根に逃げ込もうとする動きが伝わって来た。しかし、この日のタックルはアオリイカ狙いのもので、メバルに対しては少々オーバー・スペックと云えるものなので、ドラグを締め込んで根ズレしない様に強引に寄せて、何とか抜き上げに成功。顔を見せてくれた可愛娘ちゃんは、尺には届かないものゝ、1匹目よりも一回り大きな26~27cm。
この分で行けば・・・と磯メバリングを始めた頃に、25cm超ばかりを入れ掛かりにしたNGTBNの再現を期待したが、音沙汰があったのはそれが最後。
その後は、プラグに戻したり、飛ばしウキに替えたりとしたが、コンタクトがないまゝ干潮時刻になったので、21:35頃、StopFishingとした。
2022/04/25
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:04月25日(月) 22:45~25:10
潮回り:長潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7、カサゴ x 1
同行者:単独、(ISBSさん)
予報では、弱い南寄りの風とのことでMHR-KGNでのメバリングにはこの上ない条件だが、生憎なことに、19:30頃に干潮を迎える潮回りのため、潮位が低い時間帯に釣りをすることになる。例年ならば、余り気にもせずに出撃する所だが、今年は異様と云っても良い位に海藻の繁茂が激しいので、場合によっては海藻釣りになってしまう惧れが強い。
そこで、2週間前と同じ様に、世間様が寝静まった夜中にメバリングをすることにした。
21:30頃、自宅を出発し、現地到着は22:20頃。
流石にこの時刻ともなると、駐車スペースはガラガラ状態だが、それでも数台の車が止まっている。
直ぐにタックルを手に岸壁に出て、釣り場の様子をチェックすると、風は殆ど吹いておらず、海はベタ凪でメバリングには好都合。問題は海藻の繁茂状況と可愛娘ちゃんのご機嫌だが、前回から3日程しか経っていないので、海藻の繁茂状況が劇的に変化している筈もなく、この点は期待することに無理がある。残るは可愛娘ちゃんのご機嫌だが、こればかりはやってみなければ判らない。兎にも角にも、早くご機嫌を直して貰いたいものだと願ってはいるが・・・・。
22:45頃、71番スポット付近に到着し、キャスティングを開始。
持ち込んだタックルは、久し振りにTenryu改のロッド、0.4号のエステル・ラインを巻いたスピニングリール、そして0.5gのJHの組み合わせ。
と云うのは、この所、ベイト・ロッドで左手でのキャスティングを続けていたのだが、キャスティングはソコソコ様にはなったものゝ、釣果が出せない状況が続いていた。その原因が、右利きにも拘わらず、ベイト・ロッドを手感度の低い左手で操作しているからなどとは、口が裂けても云いたくはない。しかし、敢えて原因を挙げるとすれば、1.2~2.0gの小生としては重たいJHを使っていたことが考えられる。と云っても、YTさんやAKWさんは1.0g超のJHを使って、結果を出しているので、正解とは云えないかも知れないが・・・・。
兎にも角にも、小生なりのMHR-KGNでのメバリングの原点に戻って、0.3~0.5gの軽いJHでやってみようと考えた次第。その様な軽いJHは、とてもベイト・ロッドでは扱えないので、スピング・ロッドの出番となったと云うもの。
と云う訳で、久し振りのスピング・ロッドでキャスティングを始めた訳だが、キャストの度に千切れたアマモが掛かって来て、どうしようもない。暗い海面を覗き込んで、漂っている海藻がなさそうなポイントを選んでいるのだが、リーリングを始めると直ぐにジワッと重くなってしまう。
そこで、海藻に邪魔をされないポイントを探しながら移動を繰り返して、74番スポット付近にやって来た時、JHに掛かったアマモを外そうとしている小生の背後を通過したアングラーが、回り込むようにして小生を覗き込む様な仕草をしているのに気が付いた。
誰だろう?
一瞬、訝しく思ったが、そのアングラーは引き揚げて行くISBSさんで、丁度入れ違いになったと云う訳。
結局、凸部の手前側では海藻の密度が低いポイントは見付けられず、凸部に到達。いつもは、地元のおっちゃん連中が居て入れない90番スポット付近にも人影はないので、今回は90番から100番スポット付近までの間に重点を置くことにして、改めてキャスティングを開始した。
この日初めてロッドを曲げてくれたのは、23:10頃に来たこの可愛娘ちゃん。
抑え込む様なアタリで、針掛かりした瞬間に敷石の隙間に潜り込まれたが、何とか引き出すことに成功。サイズは意外にも21cm程の、MHR-KGNとしては良型に属する娘で、久し振りに強い引きを楽しむことが出来た。
入釣して30分程で、ボーズ逃れの1匹をゲット出来て安心した所で後続を狙ったが、その後は音無しの構え。こんなことは、MHR-KGNでは常態なので、直ぐに隣りのテトラ帯とテトラ帯の切れ目に移動。
すると、答えが出て、91番と92番スポットの中間付近で2匹目をゲット。時刻は23:16のことで、サイズは20cm内外のポッチャリとした可愛娘ちゃん。1匹目から殆ど間を置くことなく2匹目を物に出来たので、今日は、可愛娘ちゃんのご機嫌は良さそうだと、夢にまで見ていた爆釣シーンを思い浮かべたのだが、残念ながら、惚けた顔のカサゴを掛けた後に根を掛けてしまってラインの高切れ。
ライン・システムを組み直して、キャスティングを再開したが、その間に移動して行ってしまったと見えて、サッパリ反応がなくなってしまった。
そこで、貸切状態の凸部で蟹の横這い釣法をして104番スポット付近にまで足を伸ばしたが、居場所は分らず。それ以遠は、海藻の繁茂が酷そうなので折り返しに入った。
そして、日付が変わった直後の24:05頃、98番スポット付近で立て続けに3匹目、4匹目をゲット。この時は、JHを更に軽い0.3gにしていたので、0.3gが正解だと思ったが、反応があったのはこの2回だけで、後が続かない。
5匹目が来たのは、およそ30分後の24:30で、ポイントは96~97番スポットの中間付近。
暫くコンタクトがない時間が続いたので、目先を替えるために結んだFinluckMinnow30Sに反応して来たもの。そして、その直後にもバラシはしたものゝ反応があったので、期待を持ったが、ミノーに反応があったのは、この2回だけで、以降は全く音沙汰なし。
そして、25:00直前に、凸部の角の89番スポット付近で、岸壁に並行に通した0.5gのJHで15cm位の可愛娘ちゃんを追加し、その直後には10cm程のロリ・メバルを掛けた所で、この日の事実上のStopFishing。
戻りながらキャストをして、何処にキャストをしてもアマモの切れ端が掛かって来ることを確認して、25:10頃、帰路に着いた。
この日は、2時間半程の実釣時間で7匹の釣果でツ抜けはならないかったが、最近にはない良い結果だったと云えるだろう。しかも、最後の2匹を除いては、いずれも20cm内外のサイズで、MHR-KGNとしては良型の部類に入るので、強い引きを楽しむことも出来た。
これは、当初の思惑通り0.3gや0.5gの軽いJHを使った結果だと云えるだろう。しかし、そうなるとベイト・ロッドの出番がなくなってしまうので、正直に云って、その様に思いたくない気持ちが強い。
さて、次回のMHR-KGNでは、スピニングorベイトのどちらを使おうか?
2022/04/22
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:04月22日(金) 18:10~22:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 4、カサゴ x 5
同行者:単独
3~4mの南風の予報に誘われてMHR-KGNに出掛けて来た。
17:40頃、現地に到着。
準備をしようと車から出ると、意外にも強い風が吹いていて、微かに不安が頭を掠めるが、このまま引き上げる気などサラサラなく、準備に取り掛かった。
この日のタックルは、Emeraldas改のロッドに、前回、鱗付けに失敗した月下美人Air TW PE Specialの組み合わせで、Emeraldas改は、グリップの位置が気に入らなかったため、スクラップ&ビルドで再度作り直したもの。そして、ラインやリーダーの太さは、海藻との綱引きをする機会が増えることを考えて、ラインを0.4号、リーダーを1.2号と、これまでより一回り太いものにした。
岸壁に出た頃は、70cm程度しかない潮位もあって、相変わらず海藻が海面一杯に広がっている。そこで、キャスト出来そうなポイントを探しながら歩いたが、何処にも見付からない。結局、凸部に到達してしまったが、皆考えることは同じとあって、海藻の密度が低いその付近だけにアングラーが集中していて、入れそうな場所は一箇所だけ、98番スポット付近にしかなく、ポイントを選ぶことなど到底出来ない相談。
18:10頃、横風気味に強目に吹いて来ている風を考慮して、少し重めの2.0gのJHを組み合わせて、キャスティングを開始。
今シーズンは常態化しているので、当たり前のことの様に受け止めているが、可愛娘ちゃんからのコンタクトは、全く感じられない。その内、活性が高くなって来るだろう。それまでは、練習だと割り切ってキャスティングを繰り返した。
日没時刻の18:19を過ぎ周囲の光量が減って来て、イヨイヨ間詰めの時間帯に突入か・・・・と期待をしたが、今回も期待外れで、一向にコンタクトして来る気配が感じられない。
小一時間、悪戦苦闘したが状況には変化がない。
ワームには反応しないが、ひょっとするとプラグなら・・・・。
FinluckMinnow30Sを結んでみたが、反応は皆無。
やはり、駄目か・・・。
半ば諦めかけながらキャスティングを繰り返していると、19:00頃、コツと微かに感じるコンタクトがあり、合わせも決まって、この日最初の可愛娘ちゃんと面会。
サイズは15cm位でそれ程でもないが、読みが当たったことが嬉しかった。
何年か前には、ワームには見向きもしないのに、どう云う訳かFinluckMinnow30Sにのみ好反応を見せることがあった。その再現かも知れないと思ったが、コンタクトはそれっきり。TOTO42やBEAGLE SS、Gracy SFなど色々と試したり、JHを軽いものに替えてみたが、全て無駄な作業に終わってしまった。
海藻がこれ程までに繁茂していない状況なら、蟹の横這い釣法で居場所を探す所だが、凸部のこの付近以外は何処も海藻の絨毯で釣りをする様なもの。と云って、この同じポイントで粘っても無駄骨になる可能性が高い。
どうしようかと迷ったが、何処かに海藻の密度の薄い場所があるかも知れず、一か八か移動しよう。
海面の様子を見ながら、キャスト出来そうな場所を探したが、やはり何処も同じ状況で、結局、殆どキャスティングをすることなく、終点に達してしまった。
ここで駄目なら、今日は終わりだな・・・・・。
何投かしてみたが、やはり海藻に引掛かってしまう。しかし、他の場所よりも少し密度は低い様な印象なので、少し粘って見ることにした。
そして、何投かした所で、海藻に引掛ったJHを外そうと軽くロッドを煽っていると、何やら生命体の感触が伝わって来た。半信半疑のまゝ、改めて合わせを入れてリーリングを始めると、重たい引きが伝わって来て可愛娘ちゃんであることを確信。抜き上げたのは21cm程の良型で、時刻は20:00頃。
その後、2度程、アタリらしいものを感じることはあったが、ものにすることが出来ず、20:40頃、折り返しに入った。
この頃になると潮位は120cm程度にまで高くなっているので、海藻は海面下に沈んだ様に見えるが、相変わらずキャスティングの度に引っ掛かって来て煩くて仕方がない。そのまゝ復路の目ぼしいポイントで海藻を釣りながら、90番スポット付近に到達。
21:00を回ったこの頃になると、あれ程居た地元のアングラーの殆どが引き揚げていて、残って居るのは2人程。そこで空いていた90番スポット付近に入ったのだが、その1投目でいきなりの反応が伝わって来た。残念ながら、これはリーリングを始めた途端にバラシてしまったが、その直後のフォローのキャスティングで見事に3匹目をゲット。
連続してコンタクトがあったので、可愛娘ちゃんの溜まり場を見付けたと思ったが、これは儚い夢で、その後はサッパリ梨の礫。
そこで90番スポット付近を諦めて、復路を少し戻った83番スポット付近で、21:35頃、4匹目の抜き上げに成功。そして、その付近で針掛かりさせられなかったものゝ、この日最後のコンタクトを感じて、22:00頃、StopFishingとした。
と云う訳で、今回も釣果としては寂しい限りだったが、兎にも角にも月下美人Air TW PE Specialの鱗付けが出来たことで、まぁ良しとしよう。
2022/04/18
2022年 Eging 釣行記
日 時:04月18日(月) 05:00~07:50
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:SMD-FKUR
釣 果:アオリイカ x 1(1.21kg)
同行者:YGWさん
土曜日の夜、久し振りにYGWさんから電話があって、月曜日の早朝エギングのお誘いを頂いた。
小生は、この所、MHR-KGNでのメバリング一辺倒だったのだが、貧果続きに嫌気が差していていたこともあって、この提案に飛び付いた。所が、電話を終えた直後にチェックした天気予報では、具合の悪いことに、早朝から昼前までは傘マークが並んでいて、一気に気持ちは急降下。
しかし、何とか雨は降らないで欲しいとの願いが通じたと見えて、翌日の日曜日になると傘マークも取れて\(^o^)/
日曜日の夜、道楽部屋で仮眠を取った後、日付が変わった25:10頃に自宅を出発。
待ち合わせ場所までは渋滞のメッカを何箇所か通過する道程だが、夜中の移動なので渋滞に巻き込まれることもなく、至極順調。しかも、信号に引っ掛かることも殆どなかったため、待ち合わせの場所には、約束の時刻である03:30の40分も前に着いてしまった。
程なくして、YGWさんが到着。早速、YGWさんの車に小生のタックル類を積み込んで、目的地に向かって出発。目的地までは約70kmだが、釣り談義に花を咲かせているとアッと云う間で、目的地到着は05:00少し前。
日の出時刻の05:08までは時間があって、まだ薄暗い中を道具を手に突堤に出てみると、思いの外、風が強目に吹いる。と云っても外海に向かっている限りは、背後からの北風になるので、まず問題はなさそう。しかし、空には黒っぽい雲が一面に広がっており、何となく不気味な雰囲気が漂っている。
先行者は、突堤の付け根付近と中央付近に夫々1名だけで、人気場所にも拘わらずガラガラ状態。
YGWさんは、突堤の付け根付近の内海側に釣座を構え、小生はYGWさんの勧めに従って、中央付近の先行者の少し手前で外海に向かって釣座を構えて準備に入った。
05:20頃、Sephia S806ML-Sのロッドに3.5号のエギの組み合わせで、キャスティングを開始。
強く吹いている追い風にエギが運ばれて行かない様に、注意しながら、手前の近場を中心に緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんの居場所を探ったが、コンタクトはない。沖目に着いているかも知れないと、探る範囲を広げてみたが、サッパリ。
そこで、エギをエギ王TRサーチの3号に替えて、ティップラン・エギングを試みてみたが、これにも返答がない。
その内、内海側を探っていたYGWさんも、アタリがなかったと見えて、小生の隣りに移動して来て、二人並んでキャスティングを繰り返した。しかし、ウンともスンとも返事がなく、いつものことなら、直ぐにでもアタッたよと声を上げる筈のYGWさんの声も聞こえない。小生にとっては魚探とも云える存在だが、声が聞かれない以上可愛娘ちゃんは寄って来てはいないと見て良い。そこで、誰も居ない突堤の先端方向に移動して探したが、これも空振り。
06:00を回った頃、気が付くと先行者は居なくなっており、突堤はYGWさんと小生の二人の貸し切りに。
すると、YGWさんから、突堤の付け根付近に移動する様にとの助言。その助言に従って付け根付近に移動すると、やはり中央付近や先端付近には見られなかった墨跡が、幾つも残っていて期待充分。
そして、06:20頃。
ラインにもロッドのティップにも何も変化はなかったが、モゾモゾとした違和感が伝わって来た。海藻かも知れないと思いつゝ、エギにアクションを加える積りでシャクリをいれると、ガツン。
案の定、海藻だったかと半ば落胆しながらラインを張って様子を見ると、グイーン・グイーンとトルクの強い引きがあり、ロッドも2度3度とお辞儀をしている。
そこで、漸く可愛娘ちゃんであることを確信し、強い引きを楽しみながら、思わずYGWさんに向かって来たよ!!と、年甲斐もなく声を張り上げていた。
その声にギャフを持って駆け付けて呉れたYGWさんにギャフを掛けて貰って引き揚げたのはオスの良型。現場では1kgあるかないかのサイズだと思っていたが、自宅で検量すると1,210g。
1kgを超えるサイズとなると、身が硬くなるので、食すには少々大き過ぎる嫌いがある。食すのが目的であれば、1.2kgが1杯よりも600gが2杯の方が好ましいと小生は思っているのだが、それは贅沢と云うもので、2022年のエギング開幕戦としては、立派過ぎるもの。
この1杯に気を良くして、後続を狙ったが、コンタクトがあったのはそれっきりで、その内、霧雨が音もなく降り出して来て、気が付けばジャケットの背中はビッショリと濡れてしまう程。
空には灰色の雲が一面に隙間なく広がっており、遠くの山々も薄っすらと霞んでおり、直ぐに止みそうにもない。4月も中旬を過ぎた時期とは云え、このまゝ釣り続けて濡れそぼってしまうのは、風邪の元。しかも、コロナ・コロナで騒がしい世の中のことなので、単なる風邪であっても間違えて隔離されてしまう事態にもなりかねない。
君子危うきに近寄らずで、ここは大事を取って止める方が良いだろうと、釣りには絶好と云われている下げ3分の時間帯を目前にして、泣く泣くStopFishingとした。
今回は、3時間程しかない実釣時間だったが、小生は、ラッキーなことに何とか良型をゲット出来たのは最高の結果だった。しかし、一方では、一から十まで全てのお膳立てをして頂いたYGWさんにはアタリが1回あっただけとのこと。
願わくば、YGWさんにも釣果があれば、万々歳だったのに・・・。
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