2023年釣行記(02) – MB

2023年 Mebaring 釣行記

日 時:01月13日(金) 16:50~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 4
同行者:Dr.TJさん

MHR-KGNは、小生にとっては気軽に行ける癒やしの場であり、冬季には週に2度、3度と通っていた。所が、昨シーズンは、それまでとは様変わりで、釣れたとしても1桁台の釣果に終わることが殆どだった。
それだけに、今シーズンがどうなるか心配していたが、前回の結果は、6匹と最悪期は脱した様な印象だった。とは云え、以前の様にテトラ帯と岸壁の間では皆無と云っても良い程反応はなく、テトラ帯が設置されているラインより沖目を狙ったのが功を奏したもので、その意味では完全に回復したとは云えそうにもないが・・・。

兎にも角にも、沖目を狙えば可能性があることが判った所で、それを確かめたくてチャンスを狙っていた所、13日の金曜日は南西の風が3~4mと、MHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報。そこで、すっかりその気になっていた所に、考えることは皆同じと見えてDr.TJさんからお誘いを頂いた。

15:40頃、自宅を出発。現地には16:40頃到着し、先着していたDr.TJさんと合流。

前回と同じSoare S803ULT30を手に連れ立って岸壁に出てみると、風は予報よりも弱く、穏やかな海には点々とテトラ帯が頭を出していて、前回の様に円らな瞳の可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば云うことなし。

岸壁に出た所で、Dr.TJさんには先に始めてもらい、小生は、前回と同じ飛ばしウキ0.5gのJHを組み合わせたシステムを組んだ。しかし、最近になって、急激に視力が落ちて来てラインを結ぶなどの手先の作業に手間取り、16:50頃にキャスティングを始めた時には、DR.TJさんはかなり先にまで行ってしまっていた。

周囲は、日没時刻を過ぎたばかりでまだまだ明るいためか、可愛娘ちゃんからの反応は感じられない。そこで、Dr.TJさんを追い掛ける様に蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて反応を探っていると、ガツンと根掛ってしまった。ロッドが長いため、少しロッドを煽ると外れることが多いので、この時もそうして外したのだが、何がどうしたのか、弾みとは怖ろしいもので、ラインがグシャグシャに絡んでしまった。
今、考えれば、この時点でSoare S803ULT30を諦めて、予備に持って来ていたBlueCurrentⅢ69/Bに替えれば良かったのだが、この時はその様な考えは微塵もなく、見え難いのに絡んだラインを一生懸命になって解いた。

トラブルを解消している間に、陽は落ちて周囲はすっかり暗くなっていて、ゴールデン・タイム。前回は、18:00頃になると反応がなくなったことを考えると、今がそのチャンス。集中力を高めて可愛娘ちゃんからのコンタクトを待ったが、今回は音沙汰がない。
17:50頃、またもや根掛かり。今度はロッドを煽っても、立ち位置を変えてラインを引っ張っても外れず、ラインが高切れしてしまう最悪の結果。こうなるとシステムを組み直す気にもならず、車まで距離のあるへの字カーブを過ぎた辺りだったが、エッチラオッチラ戻って、ロッドを交換した。

ベイト・ロッドのBlueCurrentⅢ69/Bではハード・プラグのみを使うことにして、先発はTETRA WORKSEBIKKOを結んでみたが、反応が返って来ない。
それから以降は、SS(SlowSinking)SF(SlowFloating)SP(Suspend)S(Sinking)などなど、手持ちのプラグを取っ替え引っ替えして何とか可愛娘ちゃんの気を引こうとしたが、59番スポット付近で、1度だけ反応があっただけ。

そして、コンタクトを得られないまゝ77番スポット付近にまで来た時、ボトム付近を狙ってみることを思い付いた。しかし、残念ながらメタル・ジグの持ち合わせはない。そこで、駄目で元々と沈みの早いTETRA WORKSTOTOで試してみることにしてキャスト。
ラインをフリーにして10カウントした所で、軽くリフト&フォールをすると、微かだが魚がジャレ付いている様な感触が伝わって来た。あれ?と思いつゝ軽く合わせを入れた所、小さな生命体の暴れる動きがあって、この日の最初の獲物をゲット。時刻は19:10頃のことで、正体は、可愛いロリ・カサゴメバル狙いなので外道とは云え、ホット一息つけた。

カサゴでも良いやと続いてキャストして、10カウントした所で、今度はコンとはっきりと感じるアタリ。合わせも決まって遣り取りをすると、カサゴとは違う動きがあって、今度こそ本命の可愛娘ちゃんであることを確信。

これで気を良くしたが、後続がなく、余りにも反応がないことに嫌気も差して来た。
そこで、気分転換を兼ねてDr.TJさんの様子を聞こうとしたが、何処に行ったのか姿が見えず、漸く探し当てた所は127番スポット付近。訊けば、やはり調子は今一つの様子で、狙いをカサゴに替えた様子。

19:30頃、連れ立って折り返しに入ったのだが、その頃から風が強く吹き出して来てしまった。更に、悪いことには南西であるべき風が、真横から吹き付ける西風とあっては、前回の二の舞いで、やり難くて仕方がない。それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していたが、泣きっ面に蜂で、雨まで降り出す始末。しかし、時刻は20:00になったばかりで、引揚げるには早過ぎる。予報には傘マークが付いていなかったことを頼りに、戻りながらキャスティングを繰り返していた。

そんな時、凸部110番スポット付近に入っていた餌釣り師が、堪らず引き揚げて行った。そのポイントは、西風を背に受けられる上、小生自身も過去に良い釣りをしたこともある。実は、往路で入ろうと思っていたが、先行者が居たので見送ったのだが、折角、空いたのに勿体ない。ものは試しとばかりに入ってキャストすると、着水と同時にココン。
思い掛けない反応にビックリしたが、合わせも決まって抜き上げたのは、22cm近くもある良型の可愛娘ちゃん
これに続いてキャストを繰り返したかったが、生憎、この頃から雨粒が大きくなり本降りの様相になって来た。そこで、泣く泣くそのポイントは諦めて、少し足を早めて戻りながら雨風の合間を見てキャストすることにした。

そして、74番スポット付近にまで戻って来た頃から、ラッキーなことに雨風が少しづつ弱まって来て、それに呼応する様にDr.TJさんがポツリポツリとメバルを掛け始めた。
訊けばSSのミノーをデッド・スローに引いているとのこと。
小生も倣ってやってはみたが、操作感に乏しいこの釣り方は苦手で、どうしてもルアーを動かしてしまう。こんなこともあって、小生は10cm位のロリ・メバルを1匹拾っただけに終わってしまい、結局、21:30頃、StopFishingとした。

今回は、残念ながら、長竿での沖目狙いが不発に終わってしまった。しかし、Dr.TJさんがプラグで7匹も出した様に、プラグにはソコソコ反応があったので、次回は、プラグ縛りでやってみようと思う。

2023年釣行記(01) – MB

2023年 Mebaring 釣行記

日 時:01月09日(月) 17:00~20:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6
同行者:単独

年が改まって既に9日。正月気分も抜けて今更の感があるが、今回が2023年初の投稿なので・・・・・
おめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

無事新年を迎えた所で、2023年の釣り始めを何処でするかを考えていたのだが、昼間の暖かさに惹かれて釣りに行く気になっていても、夕方から冷え込んで来るとその気もナヨナヨと萎えて来て、暖かい部屋で録画した洋画を観て過ごす日々。
これでは、いかんと天気予報をチェックすると、9日の月曜日は、南西or西南西の風が、21:00頃からは4m程に強くなるものゝ、釣りをしている時間帯は、南西の風が2~3mと釣りには絶好の条件。
しかし、生憎、9日は祝日の成人の日。となると、平日釣行を旨としているので、本来ならば釣行は諦めなければならない所だが、翌日の10日は強い北風、更に11日も状況は芳しくない予報となっていて、悪くすると、今週の釣りはなしとなる可能性もある。

と云う訳で、新年早々、禁を破ってMHR-KGN初釣りをすることにした。

15:50頃、自宅を出発し、現地には16:40頃、到着。

直ぐに岸壁に出てみると、風は予報通り殆どなく、先ずは一安心。
目の前に配置されているテトラ帯は、満潮間近で潮位が高いために海中に没していて、広く見える海は、波もなくノッペリとしていて早くも、春の海の様相。

今回はSoare S803ULT30のロッドを持ち込んだ。
このロッドは、MHR-KGNでのメバリングには、少々強過ぎるが、昨年末の2度の釣行での惨めな結果を考えて、今回はテトラ帯付近or少し沖目を重点的に狙いたかったので、少し長めのロッドにした次第。

17:00頃、20番スポット付近でキャスティングを開始。
この日は、出来ればプラグでやりたかったが、新年早々、ボーズを喰らうことだけは避けたかったので、安全策として、ワームを使うことにした。ワーミングの場合、2~3gの重たいJHを使うジグ単もあるが、海中に沈んだテトラ帯の上を通すことを考えると、根掛かりリスクが高い。と云う訳で、無難な所で、飛ばしウキ0.5gのJHを組み合わせたワーミングで試すことにした。

この日の日没時刻は16:46なので、タイミング的にはゴールデン・タイムのはしり。円らな瞳の可愛娘ちゃんの活性が高ければ、直ぐにでも反応があっても良い頃だが、何の音沙汰もない。

そこで、蟹の横這い釣法でポイントを移動しながら可愛娘ちゃんの居場所を探して、40番スポット付近にやって来た時のこと。
海面直下にテトラ帯があるために、海水の動きが他と違うポイントを狙ってキャストして、10カウント。ラインを張って軽いリフト&フォールをしようとした時、コツッと今年初めての獲物からのコンタクト。合わせも決まって待望の可愛娘ちゃんの動きがロッドを通して伝わって来て、思わずガッツポーズ。時刻は、実釣開始20分後の17:20頃のことで、サイズはMHR-KGNでは良型に属する20cm超。

これで、2023年の初釣りでボーズはなくなった!!!
と喜び勇んで後続を狙ったが、MHR-KGNでは当たり前のことなのだが、同じポイントで2匹、3匹と出ることは滅多にあることではなく、この時も、40番スポット付近では空振りだった。

そこで、また蟹の横這い釣法に戻って、2匹目の可愛娘ちゃんをゲットしたのは、54番スポット付近で17:40頃のこと。
この娘は写真の通りの腹ボテちゃんで、MHR-KGNメバルはスポーニングの季節に入った模様。

そして、5分後の17:45頃、隣りの55番スポット付近で、この日3匹目のメバルをゲット。

更に、17:50分頃、57番スポット付近で立て続けに4匹目、5匹目をゲット。
サイズは、何れも20cm内外の良型ばかりで、昨年末の絶不調が嘘だった様な好調振りに、MHR-KGNはやはり小生にとっての癒やしの釣り場だったと安心すると同時に、この調子で行けば、ツ抜けは簡単に達成出来ると思ったのが良くなかったのか、その後はサッパリ音沙汰がなくなってしまった。

それでも、何処かに可愛娘ちゃんが屯している場所がある筈とキャスティングを続けている内に、西風が強く吹き出してきてしまった。
21:00頃から強くなるのであれば、予報通りなので文句の付け様はないが、まだ釣りを始めて2時間も経っていない18:30頃で、老いたりと云えども体力はまだまだ残っている。ひょっとすると治まってくれるかも知れないと根拠のない期待を抱いて蟹の横這い釣法を続け、凸部の先の129番スポット付近にまで来たが、治まるどころか強さが増して来る始末。
北に向いているMHR-KGNでは、西風は左から右への完全な横風で、ラインが流されてしまってどうにもならない。

仕方がないので、戻りながら風が弱くなるタイミングを見てキャスティングを繰り返したが、どうにもならなず、20:00頃、42番スポット付近で、アベレージの17cmを拾っただけで、結局、20:30頃、消化不良のまゝ2023年の初釣りを終えた。

所で、昨年のMHR-KGNでのメバリングの回数は24回。内二桁の釣果があったのは5回だけで、最高釣果が13匹しかなかったことから、つ抜けするのは当たり前で、良い時は30匹、40匹と釣れていた一昨年以前に比べて、釣れなくなった印象が残っていた。特に、昨年末は、2回の釣行で手に出来たメバルは1匹だけと散々な結果だけだったので、絶不調の印象が強く残っていた。
しかし、今回は、従来の釣り方を変えてテトラ帯ラインを狙った所、何とかメバルの顔を見ることが出来た。と云っても、横風に邪魔をされた面があるとは云え一桁釣果なので、結論を出すには早計だが、この釣り方を続けて見る価値はありそう。
と云う訳で、次回も、今回と同じ方法でメバリングをしてみようと思う。

2022年釣行記(77) – LEG&AJ

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月28日(水) 16:40~21:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、ヒイカ x 1
同行者:KMIさん

前回も豆アジが3匹、ヒイカが2杯と惨敗の結果。
釣り物が少なくなるこの時期なので、贅沢は云えないが、出来ればもう少しお魚さん達と遊びたい。とは云え、余り釣りにばかりウツツを抜かしていては、家人のお咎め必死の師走なので、頼まれた家事には嫌な顔をせず手早く片付けて、何とか許可を得ることが出来たと云う次第。

16:20頃、現地に到着。
岸壁に出てみると、年末だからなのか、はた又、釣れていないからなのか、恐らく後者の理由だと思うが、先行者の姿はない。そこで、小生はお気に入りの最奥に、小生とほゞ同時に到着した若者は入り口に、それぞれ分かれて釣り座を構えた。

予報通り風は殆ど吹いておらず、海も穏やかで、師走には珍しい釣り日和。しかし、前日も豆アジが2匹だけだったとの仲間からの情報を考えると、天候とは裏腹に厳しい状況になりそう。

Emeraldas改Tenryu改そしてSoare改の3本のロッドにリールをセットしラインを通しなどして準備を終え、16:40頃、キャスティングを開始。

先発は、日没時刻を過ぎたばかりでまだ周囲は明るいので、ボトム付近に屯している筈のヒイカを狙って、2.0gのシンカーを使ったスプリット・ショットスッテを結んだTneryu改

2投、3投・・・。
時期が時期なので、直ぐに反応が返って来るなどとの妄想を、流石の小生も抱いておらず、コンタクトがないのは織り込み済み。とは云え、それにしても、海はノタリノタリとしており全体的に生命感がないのが気になる。

小生がキャスティングを始めて程なくしてKMIさんが到着し、小生の右側に釣り座を構えて、キャスティングを開始。

アジが回って来たかどうかはKMIさんの様子で判断出来るので、小生はヒイカ狙いに徹することにして、エギ単Emeraldas改を手に上層から中層以下を探ったり、改めてボトムを探るためにTenryu改に替えたりとしてみたが、全く音沙汰がない。

小生が、この日初めての獲物を手にしたのは、19:35頃のこと。
この直前に、KMIさんがサイト・フィシングでヒイカを掛けたのを見て、小生もと集中して狙ったが、全く反応がない。
そこで、イカがスレた時は地味なエギの方が良いと何かで読んだか聞いたかしたことを思い出して、手持ちの中では最も地味な茶色のエギを使ってみることにした。
すると、直ぐに答えが出たと云う次第。エギングでは、小生はオレンジや赤、ピンクなどの派手目なエギを使うことが多く、地味なエギを使うことは皆無に近いのだが、どうせ駄目だろうと思いながら試してみたもので、正に怪我の功名
これに気を良くして、その地味なエギを繰り返しキャストしたが、反応があったのはこの一回だけで、その後は梨の礫

結局、この日はアジの反応は小生ばかりでなくKMIさんにも1度もなく、途中からKMIさんは狙いをカサゴに替えて、岸壁際を探り歩き、小生はアジよりは可能性がありそうなヒイカ狙いに徹したが、結果は出ず仕舞い。

と云う訳で、いよいよDKKアジングのシーズンは終了した様な印象。
アジの代替として考えていたヒイカにしても、2月頃までは釣れると云われているが、どうやらDKK付近では全体的に数が少ないと見えて、専門に狙うのは物足りない。
となると、これまでの様にMHR-KGNメバルに遊んでもらいたいのだが、11月下旬、12月始めの結果を考えると、望み薄の公算が大。
とすれば、この冬はどの様に過ごそうか・・・・・・。

2022年釣行記(76) – AJ&LEG

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月24日(土) 16:20・18:30~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、ヒイカ x 2
同行者:KMIさん

前回は、アジヒイカもと、自身の腕のなさを顧みずに欲張った目標を立てて、寒い夜空の下でキャスティングを繰り返したのだが、アタリ一つない完全試合に抑え込まれて、正に虻蜂取らずの結果。しかも、帰り道では、何かに躓いて転倒して、危うくロッドを破損しそうになって泣きっ面に蜂、と散々の結果だった。
所が、その翌日の金曜日に独り出撃したICNHさんから、20匹程のアジを並べた写真が送信されて来た。しかも、豆アジばかりでなく20cmを超えるサイズが半分程もあって、前日の我々とは雲泥の差

先生も走り回る師走のこと故、大掃除などの家事を放ったらかして釣りに出掛けるのは、家庭争議の元だが、こんな写真を見せられてはジッとしている訳には行かない。家人を説得して、平日釣行派の禁を破って、急遽DKKに行くことにした。

15:30頃、自宅を出発し、現地には16:00頃に到着。
早速、岸壁に出てみると、流石に土曜日とあって、入り口に一人、中央付近から奥に向けて大勢のアングラーの姿があって、空いている場所は、入口付近から中央付近までの間だけ。

と云う訳で、入り口に寄った所に道具を置いてKMIさんの到着を待つことにして、準備を始めた。

今回、持ち込んだロッドは、8320#1BSoareGame改の2本だけ。と云うのは、二兎を追う者の格言通りになった前回の轍を踏まない様に狙いをアジに絞った結果だが、ヒイカのヌメーッとした独特の釣り味を味わいたくて、エギをバッグに忍ばせておいたことは云うまでもない。

16:20頃、強い横風を考えて8320#1B1.2gのJHの組み合わせで、キャスティングを開始。

1投、2投、3投・・・・・。
昨日の爆釣の写真を見ていただけに、期待をしていたのだが、案に相違して全く反応が返って来ない。

17:00を回った頃、KMIさんが到着。
最奥の様子を見に行ったKMIさんによると、最奥のアングラー達は知り合いで、30分位で引き揚げるとのこと。と云う訳で彼らの後に入ることにして、暫し時間待ちに入った。
所が、中々片付けが終わらず、結局、最奥でキャスティングを開始したのは、18:30頃。

幸い、この頃から、風が弱くなって来たので、釣り自体はやり易くなったが、アジからのコンタクトはなく気配も全くない。こうなると、否応でもヒイカはどうだろうか?と気になって来る。しかし、ここで狙いをヒイカにすると、前回の二の舞いになると自らに云い聞かせてアジングを続けたが、堪らずJHエギに替えて変えてキャスティング。

すると、18:45頃、2投目でジワッとした重さが伝わって来て、この日の初獲物をゲット。この日の本来のターゲットはアジだが、狙い通りにヒイカが獲れたのは、これはこれで嬉しい獲物だった。

ヒイカアジと同じ様に群れで回遊している筈なので、後続を期待したのだが、これまでと同じ様に反応は続かない。
それでも、暫くエギングを続けてヒイカの追加を目論んだが、追加ならず、アジングに転向。しかし、アジの気配はなく、この頃には昨夜の様な爆釣の再現は不可能だと覚悟していた。

この日、始めてのアジが来たのは、19:15頃。
この時も、全く反応がないので、JHを回収しようとしたら掛かっていたと云うもので、アジンガーとしては誠に情けない釣れ方だった。
兎にも角にも、10日振りに手にするアジは18cm位の大きめの豆アジといった所。

その5分後の、19:20頃、豆アジを追加。この時はチクッと感じるアタリを取ったもので、漸くアジを釣ることが出来た次第。しかし、豆アジの後続もこの夜はない。

そして、19:50頃、ヒイカを追加したが、これも単独行動をしていたヒイカ

20:20頃、久し振りにジェット・ボイルを持ち込んでお湯を沸かし、コヒー・ブレイクと洒落込んで気分転換を図ったが、気分転換が出来たのはKMIさんと小生だけで、海の中の状況は変わらず仕舞い。

結局、20:40頃に豆アジを追加したのを最後に、21:00頃になると、二人共集中力も切れて、StopFishingとした。

昨夜のICNHさんの爆釣の結果を知って、肖りたいとおっとり刀で駆けつけたKMIさんと小生だったが、見事にウッチャリを喰らってしまった。
しかし、この日のハイライトは、19:30頃にKMIさんが掛けた33cmのキジハタで、ハタの類が、大型船が行き交う湾奥のこの様な所にも生息しているとは思いもせずビックリさせられた。

所で、今回で釣行回数は年齢と同数の76回となった。小生はこれをエイジ・シュートと称しているのだが、年毎に釣行回数を増やす必要があり、年々難しくなって来る。
今年の残りは1週間なので、あと2回程は追加出来る可能性はあり、そうなると都合78回を数えることになるが、これが限界かも知れない。となると78歳となる再来年で、小生の釣り人生の上りとなるのだろうか?
80歳までは、何とか釣りを楽しみたいと思っているのだが・・・・。

2022年釣行記(75) – AJ&LEG

2022年 Ajing Eging 釣行記

日 時:12月22日(木) 16:45~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、ヒイカ x 0
同行者:KMIさん、(IKOKさん)

予報では、木曜、金曜とも南西の風が5~7mの強風になるとの予想が出されていて、釣りをするには、どちらにしてもかなり厳しい条件。しかし、現地に行ってみなければ判らないものゝ、上手く行けば背後の建物や植栽が遮ってくれる可能性はある。
一方、気温の面では、木曜は、昼間の時間帯が最も短くなる冬至に当たるにも拘わらず、夜間の気温は10~12℃とこの時期としては比較的暖かく、対して、金曜日は2~3℃と雲泥の差。となると、寒さとの戦いになる夜釣りをするには、出来るだけ寒さの弱い日を選びたい。

と云う訳で、強風をおして木曜日に釣行することにした。
今回の目標は、久し振りに喰いたくなった刺し身用のアジ2匹、そして、在庫補充用のヒイカ数杯。考えてみれば、時期的にも状況的にも達成するのが極めて難しく無謀とも思われる目標だが、自身の腕は棚に上げて運を信じて挑むことにした・・・・。

15:20頃、自宅を出発し、現地には16:00過ぎに到着。
自宅を出る直前まで雨が降っていたので、先行者は居ないだろうと思っていたのだが、生憎、入り口と最奥に夫々アングラーの姿がある。混雑を避け、ひとり静かに釣りを楽しむために、敢えて雨の日を選ぶ猛者もいるので、先行者が居たからといって、驚くことはないが、これには少々ガッカリ。
岸壁の両端を押さえられては、仕方がない。前々回、ヒイカを5杯ゲットした場所と同じ中央付近の少し入口側に寄った所に道具を置いて、この日の釣り座とした。

この日は、エギ単用のEmeraldas改スッテ用のTenryu改アジング用のSoare改の3本のロッドを持ち込み、準備を始め、全てが整った所でキャスティングを開始しようとした時、最奥のアングラーが帰り支度を始めたのが目に入って来た。
準備万端整った釣り座を崩して、今更、移動するのも面倒だ。
このまゝ釣りを続けよう。

しかし、折角、お気に入りポイントが空くのに、見逃すのも勿体ない。

結局、何往復もして道具を運び釣り座を作り直して、改めて、16:45頃、キャスティングを開始した。

その頃は、風を感じることは殆どなく、この状態が続けば・・・と思ったが、17:00頃、KMIさんが姿を現した頃から、時折、強い風が回り込んで来る様になってしまった。

KMIさんは、小生の右側に釣り座を構えてキャスティングを開始し、程なくして豆アジだが、本命をゲット。
それまでヒイカを狙っていた小生は、それを見てアジングに変更。しかし、音沙汰はなく、KMIさんにも後続がない。アジが反応して来るとの確証が持てないので、小生は又々ヒイカ狙いに・・・・。すると、忘れた頃にKMIさん良型アジをゲット。慌てて、小生もアジ狙いにターゲットを替えたが、反応はない。そこで、アジを諦めてヒイカを狙ったが、結果が伴わない。

こんな状態が、19:00過ぎに、この日で四連荘となるIKOKさんがやって来た後も続き、結局、一番早くからキャスティングを繰り返している小生は、アタリ一つ感じることがなく、後から始めた二人が夫々本命のアジを手にする結果となってしまった。

よくよく考えてみれば、ターゲットを絞り切れないまゝ、狙いをコロコロと替えても、結果が出る筈もなく、正に、二兎を追う者一兎も得ず虻蜂取らずを実践している様なもの。
アジやその他のターゲットとなる魚の活性が高い時期であれば、この様な釣り方をしても、何とか釣果は得られるだろう。しかし、全体的に活性が下がるこの時期のとしては、誠に不適切な釣り方と云わざるを得ない。こんな事態はこれまで何度も経験して来た筈なのに、学習効果のないことでお恥ずかしい限りで、現場に立つとあれもこれも狙いたくなる高齢者の強欲振りがの結果

20:40頃、KMIさんIKOKさんは、夫々の釣果を手に引き揚げて行ったが、小生の手には、アジヒイカもない。それどころか、この日はアタリ一つ感じることなく、4時間近くキャスティングを繰り返して来ているので、彼らと連れ立って引き揚げるのも口惜しい。幸い、風も弱くなって状況は良くなっているので、何とか・・・と老いた身体に鞭打って居残っては見たが、若い頃ならいざ知らず、独り暗い岸壁でキャスティングを続ける気力は、アッと云う間に雲散霧消。21:00頃、仲間に、二兎を追う者一兎も得ずとLineで報告を居れて、一人トボトボと引き揚げて来た。

その帰り道、獣道の様な細い通路を歩いている時、何かに躓いて転倒。
その際、反射的にクーラーを持った右手を突き、そして、更に、3本のロッドを束ねて持っていた左手を突いたので、ロッドを地面に叩き付ける格好になってしまった。
右手は、クーラーの持ち手と本体に挟まれてしまって、強い痛みが走り、左手のロッドは、バッカンのロープが絡んでしまったと見えて動かせない。どうしようもないので、痛みを堪えて、先ず右手を引き抜いて体勢を立て直し、真っ先にチェックしたのは、云うまでもなく、ロッドの状態。
暗い中、ヘッドランプの灯りを頼りにチェックしたが、取り敢えず、破損箇所はなさそうで、一安心。
帰宅後、再度チェックしたところ、転倒による衝撃が原因とは判らないが、Emeraldas改のトップガイドが緩んでしまっていたので、これは後日、修理することにした。

兎にも角にも、釣りに行くに際して、落水する危険性は常に意識をしている所だが、その途中に転倒する危険性が潜んでいるとは思いもしなかった。若い頃であれば、転倒するまでには至らないちょっとした躓きでも、バランス感覚の衰え、足腰の弱った御老体では、踏ん張りが効かなかったのだろう。
自然の摂理誰もが通る道とは云え、自分自身の老いを見せ付けられる様で、一抹の寂しさを感じた次第。

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