2020年釣行記(56) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:11月26日(木) 16:00~21:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独(NGHMさん、SKさん)

予報を見ると、精々2m程の弱い風が、夕方までは南寄り、夜に入ると北寄りに変わるとのこと。南寄りの風が22:00頃まで続いて呉れるならMHR-KGNに行く所だが、夜に入って直ぐに北風に変わるとすれば実釣時間が僅かしかない。であれば北風に強いFRYか? しかし、前回04:00前に到着したにも拘らず、危うくアブレそうになる程激混みだったことを考えると、夕方から入るのはリスクが高過ぎる。
と云う訳で、南寄りも北寄りも横風になってやり難そうだが、何れにしてもそれ程強く吹くことはないと云う予報を頼りに、DKKに行くことにした。小生に取ってDKKと云えばアジング・ポイントなのだが、前回も前々回も良い結果が出ていないので、目先を変えて今回はタチウオを狙うことにした。

15:00過ぎに自宅を出発。現地には16:00少し前に到着。
いつもの場所には5~6台の車が駐車しているので、些か心配だったが、岸壁に出て見た所、入り口付近にルアー釣りの若者が1人、そして最奥に地元のオッチャンが2人だけで、ヤレヤレ。
取り敢えず中央付近に荷物を置いて、最奥のオッチャンに挨拶を兼ねて様子を訊ねると、これからアジを釣って、それを餌にタチウオを狙うとのこと。

今回持ち込んだロッドのXRFC-704M-MBSephia S806ML-Sの2本の内、XRFC-704M-MBを先発に選んで準備に入った所で、海を見ると、小生の立ち位置の正面に、オッチャンの赤い浮子がプカプカと浮かんでいる。幸い場所は広く空いているので、オッチャンから離れる様に少し入り口方向に移動して改めて準備をしていると、何と云うことか、小生の移動前の場所でキャスティングを始める始末。しかも、投げ方が悪いのか、敢えて狙っているのかは判然としないが、着水点はまたもや小生の正面。
挨拶をした時の話しぶりからしても、わざと意地悪をしている様には思えないが、こんなことでは、先が思い遣られる。
君子危うきに近寄らず
だと、再度、移動。

と云う訳で、キャスティングを始めるまでに思いの他時間を取られてしまい、5.5gのSSSSのテンヤにサンマの切り身ワームのハイブリッド仕様で最初のキャストをしたのは16:30頃。

17:00頃、ふと入り口付近を見ると、いつの間にか若者アングラーの姿が消えている。実は、前回入り口付近でタチウオが複数釣られているのを見ていたので、最奥の代わりのポイントとして考えていた。そこで、この日3回目の場所移動をして、ようやく落ち着いて釣りに集中することが出来る様になった。

しかし、サッパリ気配がない。
結果から云うと、この日は小生はアタリ一つないパーフェクト・ゲームを喰らってしまい、後から来たNGHMさんカサゴコノシロSKさんアジを1匹、カサゴを数匹獲れただけで、ノーヒット・ノーランと云っても良い貧果だったので、特段、書くべきことはないが・・・・・。

17:30頃(?)、NGHMさんが登場。小生は入り口付近で頑張っているので、岸壁の出入りは全て判る。この時もアングラーが後ろを通って行ったのは判っていたが、それが誰だか判らず、また、誰かも気にしていなかったので、声を掛けられてビックリした次第。

それから30分程経った頃(?)、今度はSKさんが登場。
思いがけずNGHMさんSKさんと並んで釣りが出来ることになり、気持ちも新たにタチウオからのコンタクトを待つことが出来たが、全く、音沙汰がない。
アジングの二人に様子を聞いても、アタリがないとのことで、全体として活性が乏しい様子。

アジからもタチウオからもコンタクトがないまゝ時間ばかり過ぎて行き、20:30を回った頃(?)腹がへったSKさんが引き揚げて行き、NGHMさんと小生は居残って頑張ったが、21:00過ぎにNGHMさんが、続いて21:20頃、StopFishingとした。

今回は、8gのSSS5.5gのSSSS、3.7gのSSSSSと3種類のテンヤを使って見たが、どれにも反応がなかった。餌釣り師の浮子が海中に没したのを見たのは1度だけだったし、タチウオが抜き揚げられた様子もなかった。
しかし、タチウオ狙いの餌釣り師は、何人も来ていたので、今回はたまたまタチウオのご機嫌が悪かったのかも知れず、シーズン・オフと云うにはまだ早いのかも知れない。
今回は、潮回りが下げの時間帯で潮位も低かったので、次回は上げ潮の時間帯に試すことにしようと思う。

2020年釣行記(55) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月19日(木) 17:15~20:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7
同行者:単独

予報を見れば木曜日の夜は、何処も南寄りの風が強くなりそう。となると南風に強いMHR-KGNしか、頭に浮かんで来ない。と云う訳で、実の所、タチウオアジを狙いたかったのだが、ターゲットをメバルに変えることにした。

15:15頃、自宅を出発。現地到着は16:45頃。
車から出て見ると、予報では南南西が4mとあったにも拘わらず、思いの外強い風が吹いて来る。少なくとも、車を止めている場所は高い建物の陰になっているので、南風であれば風裏になる筈なのに・・・・

久し振りにNSL-S702UL/BFを手に岸壁を俯瞰すると、地元のオッチャン連中の姿が余り見えない。強い風を嫌がったのだろうと思いつゝ60番スポットに向かうと、意外なことに、いつもは居ないへの字カーブの先に3~4人入っており、60番スポット付近にも電気浮子の赤い灯りが浮かんでいる。
そこで、今回は60番スポット付近から凸部の手前角をジックリとやってみる積りだったが、予定を変更して52番スポット付近から始めることにした。

予報とは違って、風は西南西でしかも4mよりも遥かに強く吹いており、現場では殆ど真横から風を受けるため、極めてやり難そう。満潮間際で潮位が高い海は、それ程波もなく、海面直下に沈んでいるテトラ帯付近が時折波立つ程度で、この点は問題なさそう。
当初はPEラインを使う積りだったが、風が強いので、予備のエステル・ラインに替えて、17:15頃、キャスティングを開始。
正面にキャストすると、風に大きく吹けたラインに引っ張られて何もしなくても、ドンドン手前に流されて来て、どうしようもない。と云う訳で、斜め右にしかキャスト出来ない。

2投、3投・・・・。

期待も空しく、全く気配が伝わって来ない。
そこで蟹の横這い釣法可愛娘ちゃん達の居場所を探したが、見付からなず、アッと云う間に60番スポット付近に到達してしまった。そこには先行者が入っていたので迂回して、61番スポット付近から改めて調査を始めた所、ゴソゴソと感じる違和感が伝わって来た。

アタリの出方が変だったが、反射的に手が動き、リーリングを始めた所、明らかに生命体の反応があって、姿を見せたのは少々小振りだが15cm位の可愛娘ちゃん。時刻は17:45頃で、実釣開始30分後のことで、ヤレヤレ。

写真には写っていないが、この可愛娘ちゃんの腹はペチャンコになっていて、少なくとも満腹状態ではないことは確か。であれば、もっと積極的に餌を追い掛けても良いのに・・・・・

その後も蟹の横這い釣法を続けたが、音沙汰がない時間が続き、2匹目を獲ったのは18:30頃。場所は71番スポット付近で、以前良かった70番スポット付近では掠りもしなかった。

3匹目は、それから30分後の19:00頃の74番スポット付近。この娘は着水と同時に喰って来たので、どちらかと云うと、向こう合わせ的で釣った感に乏しかったが、ロッドを曲げてくれるだけでも良しとしなければ。
そして4匹目も同じ様に、着水と同時。
やっと活性が上がって来た・・・・

いつぞやを思い返しながら、5匹目、6匹目を期待してキャスティングを続けたが、コンタクトがない。3匹目、4匹目を連荘で掛けた時は、たまたま風が弱まったタイミングだった様で、風が元の様に強くなると、同じポイントに通すことが出来ず、何とか通そうと角度を変えても見たが全て無駄な足掻き。

そこで蟹の横這い釣法に戻って、可愛娘ちゃんを探すことに。
前回、前々回とも、可愛娘ちゃん達がテトラ帯と岸壁の間には入って来ている気配がなかったので、今回もテトラ帯付近を中心に狙っていた。と云っても風に吹けるラインに引っ張られて、直ぐに岸壁に寄って来てしまうのだが、80番スポット付近にまで来た時、テトラ帯を外れて岸壁に寄って来たルアーを回収せずにそのまゝゆっくりとリーリングしていると、コツコツと反応が返って来た。
残念ながら、このアタリは取れなかったが、19:25頃、再度同じ様に流して5匹目をゲット。そして6匹目。
今日は、手前に寄って来ている!?

今度は、テトラ帯と岸壁の間を集中して狙って見たが、反応があったのは2匹だけ。

20:00頃になって、益々風が強くなって来て、キャストするタイミングが取れなくなって来たので、引き返しながら風の止み間を狙って1匹を拾った所で、20:30頃、StopFishingとした。

2020年釣行記(54) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月15日(日) 16:30~22:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 2、カサゴ x 2
同行者:単独

この日は久し振りに孤島に行く予定にしていたが、カミさんの用事が長引いてしまい、結局孤島行きはキャンセル。しかし、一旦火が付いた気持ちは収まらず、南西の風4mとの予報を考慮してMHR-KGNに行くことにした。
と云っても、日曜日なので、混雑していることは必至。
そこで、日中組が引き揚げて行った後に入る積りで、16:00過ぎに自宅を出発。現地到着は、予定通りの17:20頃。

道路から岸壁を俯瞰すると、日没時刻を過ぎ辺りはすっかり暗くなっている波間に、赤い電気浮子の灯りが点々と漂っているのが見える。しかし、への字カーブの先には1~2個しか見えないので、小生のお気に入りポイント方面は問題がなさそう。

SSQC-742LT-BF-KRを手に道路を歩き、17:50頃、60番スポット付近からStartFishing

予報の云う4mある筈の風は、背中からソヨリと吹いて来る程度で、急ぎ足で歩いて来た身には少々物足りない位。大潮の満潮時刻を過ぎたばかりなので、殆どのテトラ帯は水没しており、一段と高くなっている一部分だけが、所々、波間から顔を出しているだけ。波もなく、春の海の様にノタリノタリとしているだけ。

いつもの様に、0.5gのJHで表層を距離を変え向きを変えて探ってみたが、全く気配が感じられない。
そこで、5カウント程沈めて見ると、やっとモゾモゾしたアタリがあって、この日最初の可愛娘ちゃんが顔を見せてくれた。
サイズは、この釣り場のアベレージの16cm位だが、実釣開始後それ程時間も経っていない18:00頃のことだったので、ヤレヤレ。

可愛娘ちゃんの着き場も分かった所で、続いてコンタクトがあるものと思ったが、これが期待外れで、ウンともスンとも云って来ない。

前回良かった70番スポット付近で2匹目のドジョウを狙おうと思ったが、そこにはカップル・アングラーが入っていたので、パスせざるを得ず、そのまゝ蟹の横這い釣法で探したが、見付からず仕舞い。

結局、2匹目の可愛娘ちゃんを手にしたのは、約1時間後の19:00を回った頃で、それまでは全くアタリを感じることはなかった。

19:45頃、バック・ラッシュ。
前回もそして今回も実釣を開始してこれまでの間、バック・ラッシュすることがなかったので、全く気にもしていなかったのだが、何がどの様に悪かったのか、久し振りにバック・ラッシュを起こしてしまった。これまでにバック・ラッシュを起こした時も、何とか解いて釣りを続行することが出来たので、この時もその瞬間はそれ程心配をしていなかった。所が、いざ解きに掛かって見ると、今回に限っては可成り重症。ここはジックリと腰を落ち着ける必要があると、座り込んでグシャグシャになった0.3号のPEラインを解こうとしたが、ヘッド・ライトの光りだけが頼りでは、どうしようもない。
そこで、0.8号のフロロを巻いたスプールに取り換えたのだが、ここで考えられない大チョンボをやらかしてしまった。
つまり、スプールを交換する際に、マグネット・ブレーキを最も弱い位置にしていたのをすっかり忘れて、キャストしてしまった。着水点が全く見えない暗い中で、サミングのタイミングも判らず、キャストした瞬間にブレーキの戻し忘れに気が付いたのだが、どうにもならず、第一投目でグチャグチャ。

可愛娘ちゃんのご機嫌も良くないし、このまゝ引き揚げようか・・・。
しかし、釣りは始まったばかりだと考え直し、ラインを解こうとしたが、これも儘ならず、結局フロロ・ラインを半分程切り詰めてキャスティングを再開した。
この時、時刻は20:30頃で、結局1時間近くもバック・ラッシュと格闘していたことになる。

こうしてキャスティングを再開したものゝ、この時刻になると潮はかなり低くなっているため、テトラ帯と岸壁の間に置かれたテトラが頭を出し列をなしている。フロロなのでPEよりもスレに強いとは云え、ワームを通すルートが限られてしまっていて、やり難く、カサゴを拾っただけで、21:00頃StopFishingとした。

2020年釣行記(53) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:11月13日(金) 04:00~06:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:FRY
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

前回のDKKでは、右肘に負担を掛けない様にフル・キャストはしなかったのだが、やはり知らず知らずの内に負荷を掛けていたと見え、右肘の痛みがぶり返して来て、結果的に賢者の道を外すことになってしまった(汗)
となると、痛みが完全になくなるまで、釣りを休止するしかないかも知れないが、それは到底出来ない相談。次善の策は、右手を休ませるために、左手でのキャスティングを徹底すること位しか考えられない。と云う訳で、ベイト・ロッドであるXRFC-704M-MBを急遽導入した。

今日はそのXRFC-704M-MBのデビュー戦で、当初はDKKに行くことにしていた。所が、予報では北風が4m程吹くとなっているので、DKKでは横風になってやり難そう。加えて、前回は何とか入れさせて貰ったが、アブレる惧れも高い。
と云うことから、今回は北風に強いFRYに行くことにした。しかし、FRYにしても、昨年の台風15、19号の影響であちらこちらの釣り場が閉鎖されているため、釣り場を求めて難民化したアングラーで混雑しているとの情報もある。であれば、朝、未だ明け切らない内に入って、朝間詰めを狙う様にすれば、アブレることはないだろう

03:30頃、自宅を出発。夜明け前の道路は、交通量も少なくて気持ち良く走れ、現地の駐車場に到着したのは03:50頃。
着いて見ると、駐車場には沢山の車が見え、未だ明け切らない内に・・・は甘かったかも知れない。少々不安な気持ちを胸に、岸壁に出た所、2番街灯3番街灯の間にスペースがあるのを見付け、一旦荷物を置いて、取り敢えず場所を確保。出来ればもう少し奥に行きたいので、闇を凝らして見ると少々広めだが一定の間隔でアングラーが入っていて、スペースはなさそう。自宅を出る直前に見たFRYでタチウオが出ているとの情報があったせいかも知れない。

と云う訳で2番街灯3番街灯の間の3番街灯寄りに釣り座を構えて、準備に入った。

キャスティングを始めたのは、04:00を少し回った頃。先発テンヤは、慣れない左手でキャストすることを考えて、持ち込んだ中では最も重たい11gのSS。エサ(?)は例によってサンマの切り身ワームのハイブリッド仕様。
未だ未だ暗いので、表層から探ることにして、着水と同時にゆっくりとリトリーブを開始。するとその1投目。岸壁から5~7mまで来た所で、何かが触った感触が伝わって来た。ロッド操作が左手なので、少しタイミングが遅れて針掛かりさせられなかったが、ひょっとすると本命のタチウオかも知れない
期待を込めてキャスティングを繰り返したが、その後は何も感じず仕舞い。

その内、来るだろうと思いつゝキャスティングを繰り返し、フト隣りのアングラーの様子を見ようとした所、視野の片隅に何やら動物の姿が入って来た。
釣り場には付き物のだと思ったその動物は、よくよく見れば立派なで、アングラーを恐れる様子もなく、小生から1m程の所にまで寄って来て、岸壁に落ちているコマセか何かを一生懸命喰っている。
前回のMHR-KGNでのアオサギと云い、今日のと云い、最近は動物付いているが、それにしても、湾奥の埋め立て地にも進出して来ている野生の命の逞しさに、只々感心するばかり。

今日の目的の一つは、小生にしては少々硬めのXRFC-704M-MBでのキャスト感覚を確認することでもあったので、テンヤの重さを敢えて8gのSSS5.5gのSSSS 3.7gのSSSSSと軽いものにしたり、元の11gのSSに戻したりと色々と取り換えて試していた。
そして、最も軽い5.5gのSSSS 3.7gのSSSSSにした時のこと、ゆっくりとリトリーブしていると、いきなり何の前触れもなくゴゴンとタチウオのアタリがあって、3.5Fをゲット。見事にXRFC-704M-MBの鱗付け成功。時刻は04:40頃の下げに入って1時間程経った頃。

その後、05:00頃にもアタリはあったが、これは空振り。

その頃から、徐々にアングラーの数が増えて来て、気が付けば、両側4m程の所にも長いロッドをビュンビュンと振り回す若者が現れて、少々窮屈になって来た。しかも、足音もさせずに入って来て、いきなりビュンと風切り音が聞こえて来たので、ビックリして隣りを見ると、若者だったと云う訳。
同好の士なのだから、一声掛けてくれても良いのに・・・と感じるのは年齢のなせる業か?

結局、すっかり明るくなった06:00頃、後からやって来たアングラーに場所を譲ってStopFishingとしたが、その頃には入る隙がない程の間隔でアングラーがいて、釣り座を構えるだけでもかなりの激戦であることを改めて知った次第。

今日は、XRFC-704M-MBでの試釣の意味合いがあったので、2時間程の小生にしては短い実釣時間だったが、5.5gの軽いテンヤでも何とかキャスト出来ることが確かめられ、その上、本命の釣果もあったので満足・・・。
しかし、余りにも時間が短かったせいか、何かしら物足りなさも残っている。

2020年釣行記(52) – TC&AJ

2020年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月09日(月) 16:30~22:00
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独

エギングで右肘を酷使して以来10日経って、ようやく、昨日あたりから痛みが薄れて来てヤレヤレ。しかし、そこで安心して又使い過ぎると元の木阿弥。ここは、暫く自重して釣行は控えめにするのが賢者の道と思っていた所に、密林に注文していたSephia SS S706ML-Sが配達されて来た。
このロッドは、前回のエギングで使ったSephia S806ML-Sのショート・タイプが欲しくて、WEBを徘徊していた際に見付けて反射的にポチッとしていたもの。ポチッとしたのは、肘の痛みが出る前だったので、スピニング・ロッドであることに何も疑問を持っていなかったが、肘のことを考えると、左手で何とかキャスト出来るベイト・ロッドにしておいた方が良かったかも知れないと痛みのあった配達されたその時は、そう考えていた。と云う意味で、このタイミングで届けられたのが良かったのか悪かったのか・・・・。

そう思いはしたものゝ、新しい玩具が手に入ると、直ぐにでも遊びたくなるのは、常人であれば誰にでもあることで、小生もモヤモヤしていた。が、肘の痛みも軽くなって来ていることもあって、すっかりその気になって天気予報をチェックしていた。

すると北風が3~4mで吹くとのこと。
であればフォローになるFRYが良さそうだが、以前、タチウオの餌釣りに面白くない思いをしたこともあって、何となく気持ちが向かない。DKKでは横風になるが、岸壁の高さがないので、何とかなるだろう
と云う訳で、DKKでタチウオをメインにして、肘休めアジを狙うことにした。

現地到着は、16:00頃。
岸壁の入り口から眺めると、大勢のアングラーが盛んにロッドを振っていて入る余地が殆どなさそうに見える。そこでFRYに場所を変えようかと考えながら岸壁を奥に進むと、丁度中央付近に、少し広めのスペースがあったので、隣りのオッチャンに断わって、取り敢えずそこに釣り座を構えることが出来のだが・・・・・。

今回はタチウオが主役なので、取り敢えずSephia SS S706ML-Sにラインを通して、サンマの切り身ワームのハイブリッド仕様のテンヤを結んで、まだ明るい16:30頃、キャスティングを開始。

風は右から左に少々強目だが、タチウオ・テンヤにはそれ程支障にはならなさそう。
セオリー通り、一旦、底を取った後、軽くシャクッてテンション・フォールを何回か繰り返していると、何やらジワーッと重たさが伝わって来る。
ノッケから来たか・・・・・・?
少しでも生命体の動きを感じたら、合わせを入れよう。
慎重にリーリングをしたが、只、重たいだけで、なんだ、ゴミかと思ったその時、隣りのオッチャンから、祭ってるじゃないかとの怒号。
小生は、真正面にキャストしたので、祭ることはないと思っていたのだが、どうやら、右側のオッチャンのラインが大きく小生の前にまで吹けて来ていた様子。
後から入って来てキャストをした小生にも気配りが足りなかった点はあるが、隣りにアングラーが入って来たにも拘らず、自分のラインの吹け具合に頓着しなかった方にも問題があるだろう。
どちらにしろ、釣りにお祭り騒ぎは付き物で、お互い様なのに、何も怒ることはないだろう
そう云えば、最初の挨拶に対しての返事もブスッとしたものだったが、思い返して見れば、あれは小生を拒絶する意思の表れだったのかも知れない。とすると、その意思を汲まずに隣りに入った小生が悪いと云うことになるが・・・・。

これに嫌気が差して、その場を退散して、奥のアングラーの間に座って、両側の二人の様子を見ながら、FRYに転戦するか、どうしようかと考えていた。
そこは、怒鳴られた場所の2/3程で、仲間内なら問題はないが、他人同士だとちょっと入り難く感じる程の間隔しかなかったが、奥側の若者が、
釣り、しないんですか?
する積りで来たけれど、場所がないので・・・・・。ここは少し狭いしね。
すると、大丈夫ですヨ、出来ますヨ
先程のオッチャンに、爪の垢を煎じて飲ませたい位に気持ちの良い言葉。しかも、右手の風上側のオッチャンが、浮子が流れて邪魔になったら云ってね。直ぐに揚げるから・・・・

と云う訳で、場所を移動して改めてキャスティングを始めた。
恐らく17:00頃のことだったと思うが、その頃には岸壁のアングラー7~8人が全員タチウオ狙いで、些かビックリ。ひょっとするとタチウオ好調のニュースが流れたのかも知れない。

結果から云うと、タチウオにウロコはないので何というのか判らないが、兎に角、Sephia SS S706ML-Sの鱗付けは見事に失敗。
19:30頃にSoare改で始めたアジングも、又もやパーフェクト・ゲームを喰らって終了。

因みに、場所を勧めてくれた若者は、キビナゴ・テンヤで遠投を繰り返し、3F、3.5Fの2本をものにして20:00頃引き揚げて行き、釣ったアジを餌にしていた右隣のオッチャンは、抜き揚げに失敗したのが1回あった様子。
その他は、中央から入り口に掛けて都合4~5本程揚がっていた様で、釣り場全体で10本内外だったのではないかと思う。

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