2020年釣行記(51) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月06日(金) 16:30~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 19、アジ x 1、カサゴ x 3
同行者:単独

右肘の痛みが中々消えてくれない。筋肉痛なら何も気にする必要はないが、ここ1~2年は釣行の度に鈍痛があったので、どうやら関節に問題が出ている様子で、余り無理は出来そうにもない。
となると、左手でキャスティングが出来る釣りを前提としなければならないが、その条件では、MHR-KGNでのフィネス・ベイトでのメバリングしかない。と云う訳で、釣りをするならMHR-KGNに行くしかないのだが、予報を見ても、現地方面では南風が2m程で願ってもない予想出ており、迷うことなく、前回に続いてMHR-KGNに行くことにした。

現地到着は16:40頃。
岸壁に出て様子を見ると、への字カーブの手前まで、8~10m程の間隔を置いて長いロッドを出しているアングラーが入っている。小生の釣り場は、への字カーブの先なので全く影響はないが、これ程までに綺麗に並んでいる光景は、これまでに見たことがない。皆、傍らに自転車が置いてあるので、地元のオッチャン連中だろう。

そんなオッチャン達の様子を見ながら歩を進めたが、風や波は殆どなく、メバリングには申し分のない所。

17:00前に60番スポット付近に到着。
満潮間近で潮位が高いため、所々、テトラ帯の頭が海面から出ているだけなので、海面下に沈んでいる本体に根掛かってしまう惧れがあるが、17:05頃、キャスティングを開始。

今回のロッドは、SSQC-6112ULS-BF-KR
本来なら、前回の様に0.8~1.0gのジグ単でやりたい所だが、小生の腕ではベイトロッドで1g前後の軽いジグをキャストするのは、とても出来ない相談。と云う訳で、今回のシステムも、昨年から使っているキス天秤ライトシャローフリークを組み合わせ0.5gのJHを結んだもの。

そして、間もなくコツッと小さなアタリを感じて、この日の口開けの可愛娘ちゃんをゲット。サイズはMHR-KGNではアベレージの17cm程だが嬉しい1匹。

開始早々から来たことに気を良くしたが、もう一つ反応が良くない。
そこで蟹の横這い釣法で居場所を探りながらキャスティングを続けたが、たまに来るアタリを何とか拾うだけで、前回よりも、厳しい釣りになることを覚悟した程。

所が、70番スポット付近では・・・・。
このポイントに到達し、直ぐに5匹目をゲット。どうせこのポイントも単発だろうと、少し先に進んでキャスティングをしたのだが、何となく気になったので、引き返してキャスティングを続けて見た。
すると、これまでが嘘の様にコンタクトが続いてあって、一時は入れ掛かり状態になり、ツ抜け達成は18:00少し前。実釣開始約2時間を経過していたが、最初の1時間半で4匹、残る6匹は後半の30分程で出した計算。しかも、ツ抜けを達成してからもコンタクトは続いてあって、結局、このポイントだけで12匹の釣果を得られた。

しかし、一ヶ所でこれだけ掛けるとやはりスレてしまうと見えて、以降は反応がなくなってしまった。そこでまた蟹の横這いを再開したのだが、本当に、忘れた頃に来るアタリを取るのが精一杯。

それでも、その頃にはカウンターの数字も19になっていたので、何とか20をクリアして帰ろうと必死になったが答えがない。
そこで、20:00を回った頃、気分を変えるために、凸部の先に移動したが、それも空振りで、音沙汰が全くない。
結局、20分程、付近で粘って見たが、諦めて、折り返すことに。

戻りながら、目ぼしいポイントを流して見たが、久し振りのアタリに喜んで抜き揚げると大きな口を開けたカサゴだったり、南蛮漬けサイズの豆アジだったりで可愛娘ちゃんは何処に行ったのやら・・・・。

往路で良かった70番スポット付近なら、ひょっとすると・・・・
所が、そこにはアングラーの影があって、残念ながら見送らざるを得ず、60番スポット付近にまで戻った所で、待望のアタリ。
やっと、20匹をクリア出来た!!
しかし、揚がって来たのは、又もやカサゴで、その顔を見た途端に気持ちは切れてStopFishingとした。

結局、この日は70番スポットに助けられた格好で、このポイントがなければ、小生に取っては癒しの場であるMHR-KGNで悲惨な思いをして引き揚げて来なければならなかっただろう。

所で、前回YGWさんが、アジングをする様になって、手感度が上がった気がすると云っていた。その時は懐疑的な気持ちが少しあったのだが、この日の可愛娘ちゃん達のアタリが、悉く、コツッ、チクと云った極々小さなまるでアジのアタリの様なものばかりだった。
アジングをする様になる前には、恐らく見送っていた様なこの様な小さなアタリにも、自然に反応出来ているのは、はやりYGWさんが云う様に、手感度が上がっているせいなのかも知れない

そして、もう一つ。
前回釣り場で見掛けたアオサギだが、今回も同じ様に手摺に止まっていた。
人間を恐れない野生のサギがそうそう居る訳もなく、恐らく同じ個体なのだろう。だとすると、随分良い思いをしたと見えて、この夜も、アングラーの間を徘徊する様に飛んでは止まり、止まっては飛んでいた。

2020年釣行記(50) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月03日(火) 16:30~23:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 11、アジ x 1、カサゴ x 3
同行者:単独

YGWさんから声を掛けて頂いていた4日(水)のエギングは、カミさんの病院送り迎えがあるため、泣く泣くパスせざるを得ず、その代わりに3日の文化の日に釣行することにした。

何処で釣りをするかだが、祭日でも余り混雑していない場所となると、MHR-KGN位しか頭に浮かんで来ない。問題は駐車出来るかどうかだが、スペースがなくても、待っていれば昼間のアングラーが引き揚げて行った後に止められるだろう。それに加えて、MHR-KGN円らな瞳の可愛娘ちゃん達の様子も気になった。
と云う訳で、場所は久し振りのMHR-KGNに決定。

15:00過ぎに自宅を出発。祝日の夕方の下りのためか、交通量は意外に少なくて渋滞もなく、予定通り16:30頃、現地に到着。流石に祝日なので、駐車している車の数は多いものゝ、3~4台分のスペースがあった。

今回持ち込んだロッドはTenryu改の1本だけ。先日、エギングを夢中になってやった影響で、右腕の肘と手首に未だに痛みが残っているので、左手でキャスト出来るベイト・ロッドにする方が良いのは解ってはいる。しかし、時期的にはシーズンの走りなので、様子を探るためにも色々と試す必要も出て来る。となると、色々と応用の効くスピニングの方が良いだろうと考えた。

Tenryu改を手に岸壁に出て様子を見ると、潮回りは中潮の満潮だが、大潮が明けたばかりとあって潮位は最高に高く、テトラ帯は水に沈んでいて海が広く見える。風は西からの微風で釣りには影響はないが、思いの外波立っていてザワザワと落ち着かない。

16:50頃、への字カーブの先の60番スポット付近に到着し、0.8gのJHでキャスティングを開始。ワームはアジリンガー・ビーバー
元々MHR-KGNではママワームクリオネを好んで使っていたのだが、生産中止となったのでアクションフィッシュに変更。すると、これもやがて生産中止。そこで、その代わりになりそうな印象のアジリンガー・ビーバーを選んだ次第。

時間的には、丁度陽が沈んで周囲の暗さが増して来て、正にゴールデン・タイム。
すると2投目か3投目のこと。
コツと小さいが、早々に反応がある。
若干遅れ気味だったが、合わせが決まり生命体の反応が伝わって来て、姿を見せたのはMHR-KGNでは珍しいアジ。前回のDKKパーフェクト・ゲームを喰らったことを考えれば、豆アジとは云え嬉しい1匹だが、今回はメバルが本命なので、これは立派な外道。
魚の活性は高そうなので、可愛娘ちゃん達も来てくれるのでは・・

所が期待に反して、その後は全くコンタクトがない。

そこで、蟹の横這い釣法で、少しづつ移動しながら探していると68番スポット付近で、待望のアタリがあって、この日最初の本命をゲット。
抜き揚げて見ると良型の23cm。
時刻は17:40頃で、実釣開始後約1時間も経っていた。

やっと、可愛娘ちゃん達が動き出した。
ノッケからの良型に気を良くしたが、アタリが続かない。アタリがあってもそれを外すと、同じポイントを通してもアタッて来ることはなく、掛けても、単発ばかり。

結局、早くも、18:40頃には凸部の向こう角109番スポット付近に移動することにした。そして、その付近で2匹連続して掛けたが、その後は忘れた頃に来る単発ばかり。かつては良かった、凸部の先の120~129番スポット付近も、この日は完全にダンマリ。

19:00頃に風向きが東に変わったのを機に、折り返しに入ったが、状況には変化がなく、22:00頃、可愛娘ちゃん11匹の釣果でStopFishingとした。

所で、この日、珍しいことがあった。
109番スポット付近への移動途中で、手摺に止まっているアオサギを見付けた。
テトラ帯に止まっている海鵜アオサギを見掛けることはよくあることだが、こんな所に止まっている所は、これまで見たことがない。このサギの左側4~5m程の所にはアングラーが竿を出しているのだが、そのアングラーを怖がっている様子は全くなく、寧ろ、その様子をジックリと見ている様に思えた。
その時は、こんな所に居るなんて、珍しいなぁと思いながら、そのまゝ通り過ぎたのだが、凸部の先の調査を終えて戻って来た際も、やはり止まっている。
この時は、近くのアングラーの姿が消えていたので、写真を撮ったのだが、フラッシュにも全く動ずることなくジッとしている。
ひょっとすると、アングラーから魚のおこぼれを貰っているのかも知れない。試しに釣れたメバルを与えて見よう・・・と考えて、近くでキャスティングをすることにした。
結局、コンタクトが2回あったが、ものに出来なかったので、給餌は諦めて場所を30m程移動した。
そして、移動先でキャスティングをしていると、何やら、ハッキリはしないが背丈のない何かが視野の片隅に映っているのに気が付いた。
何だろうと思って、視線を向けると、暗い岸壁にボーッと立っている灰色の小さな陰が薄ボンヤリと見える。そこで、正体を確かめ様とヘッド・ライトの光を当てて見ると、その光に浮かんだのは、光に驚くこともなくジッと小生を見ている先程のサギ
このサギは、小生が1m程の距離に近付いた際に、飛んで逃げて行ったが、余程腹を空かしていたと見えて、次に見たのは別のアングラーの直ぐ近くで。
小生もメバルが釣れたら、与えようと思っていたので、ここは反省しなければならないが、野生の鳥を餌付けすることが良いのか悪いのか・・・。

2020年釣行記(49) – EG

2020年 Eging 釣行記

日 時:10月29日(木) 16:30~23:30
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:南端
釣 果:ケンサキイカ x 1、スミイカ x 1
同行者:YGWさん

16:00を少し回った頃に現地到着。
先着していたYGWさんからの連絡の通り、岸壁にはアングラーが溢れる程で、まるで週末か祭日の様相。幸いYGWさんが場を確保してくれていたので、何ら苦労することなく釣り座を構えられた。

今回持ち込んだロッドは、Soare30 S803ULT30Sephia S806ML-Sの2本。
今回のメイン・ターゲットはアオリイカだが、時期的にサイズは200~300g程度の新仔になるので、Soare30 S803ULT30を先発に選び、2.5号のエギを結んで、16:30頃、タコを狙っているYGWさんの隣りでキャスティングを開始。

風は、右から左の横風になる北寄り風だが、予報の4mと違って微風なので釣りに影響はない。潮も同じ様に右から左に流れてはいるが、それ程強くはない。と云っても、軽い2.5号のエギを遠投すると、少し右寄りに着水させたとしても、帰って来るのは約60度左手からになる程で、潮の動きとしては可もなく不可もなく、丁度良い塩梅。

状況を確認しながら2投、3投した所で、隣りのYGWさんがロッドを曲げている。掛かったのは、残念ながら本命のタコではなく外道の地球で敢え無くライン・ブレイク。
そこでこの日のメイン・ターゲットであるアオリイカ狙いのタックルに持ち替えてキャストするや否や、ロッドを煽って合わせを入れてリーリングを始めている。

ウッソー!! もう来たの・・・・?
信じられない気持ちで、やり取りを見ていると、海面に浮かんだのは紛れもないイカの姿で、プシューッと潮を噴射している。所が、足許にまで寄って来た所を見ると、アオリイカには付き物のスミイカ
訊けば、陸ッパリ・ティップランでコンとハッキリとしたアタリで、エギはティップラン用のものとのこと。

この日持ち込んだSephia S806ML-Sは、正にティップラン用のロッドなのだが、生憎、ティップラン用のエギの持ち合わせはない。その旨YGWさんに伝えると、彼の手持ちのエギをプレゼントしてくれると云う。
まだ箱に入っている新品のティップラン用のエギを貰う訳には行かないので、取り敢えずお借りすることにし、エギの動かし方など要領までレクチャーして頂き、直ぐに切り替えた。

しかし、その後はYGWさんにも小生にもコンタクトはないまゝ時間が経ち、釣り場は徐々にアングラーの数が減って来た所で、南向きの岸壁にプチ移動して、気分を新たにキャスティングを続けた。

移動後しばらくしてYGWさんにはアタリがあった様だが、小生には音沙汰がない。
その内、右肘に鈍痛が出始めたので、一旦、ティップランを諦めて、エギだけを2.5gに替えて、出来るだけ肘に負担を掛けない様に軽くアクションさせることにした。

すると、ラインをつまんでいた左手の指に微かなアタリが伝わって来た。
反射的に合わせを入れて、リーリングを始めたがラインを引っ張る様な動きは感じられない。しかし、リールを巻く手には抵抗があって、ロッドのティップも曲がっている。
何だろう? ゴミか・・・・・?
抜き揚げて見ると、Sephia S806ML-Sには不釣り合いな程小さく可愛いケンサキイカ。時刻は18:40頃のことで、実釣開始後2時間以上も経ってやっと手にしたこの日初めての獲物。
これが来るなら、アオリは諦めて、ケンサキを狙おうと改めてSoare30 S803ULT30を持ち出したが、後続はなく目論見は見事に外れ。

それから時間はどれ位経った頃か、隣りのYGWさんが300gに足りない位の新仔アオリをゲット。
これに触発されて、またやる気を出してSephia S806ML-Sでティップランを再開したが、小生には音沙汰がないまゝ。

その後は、Soare30 S803ULT30ケンサキを狙ったり、ティップランをしたりと気分転換を図りながらキャスティングを続けたが、まるで梨の礫

アオリイカを狙う場合、何の前触れもなく突然アタリが来ることが往々にしてあるので、兎に角、ロッドを振り続けることが肝。
と云う訳で、ズキーンと鈍痛が響く右肘を騙し騙しティップランを続けていた時のこと、エギの着底を感じると同時にしゃくり上げようとした所、ガツンッとロッドが止まって、明らかにイカが掛かった感触が伝わって来た。
ティップランの場合、ロッド・ティップの動きや手許に感じるアタリを取って、こちらから積極的に掛けに行く釣り方が本来の釣り方なのだろう。それからすると、少し違うかも知れないが、兎に角、イカが掛かったことは間違えない。

やっと、アオリイカが来た!!
喜んでニコニコしながら寄せて来た所で、よくよく見ると、残念ながら外道のスミイカでガックリ。

この日、イカからのコンタクトはこれが最後で、気が付けば時計の針は23:30を指しており、諦めてStopFishingとした。

所でお借りしたティップラン用のエギだが、結局プレゼントして頂けるとのことだったので、有難く頂いて来た。そして、帰宅後、直ぐに通販に注文を入れたので、次回のエギングはティップラン釣法で狙って見ようと思う。

しかし、2日後の今日、このブログを書いている31日になって、右肘に痛みが走っている。
2005年にそれまでの淡水系から海水系の釣りに転向して以来、右腕を酷使して来たせいか、昨年あたりから右の手首と肘に痛みを感じる様になって来た。まぁ、ある意味、職業病の一種と云っても良いかも知れないが、今回のエギングで少々やり過ぎたのかも知れない。
小生の釣り寿命は、残す所精々5年少々と云った所だろう。少なくとも、後5年はこれ以上酷くならずに済むことを願うばかりなのだが・・・・。

2020年釣行記(48) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月26日(月) 18:20~22:00
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、カサゴ x 5
同行者:単独

前回は完全に打ちのめされる結果となったDKKだが、日並みによっては楽しいアジングも出来る。実際に、小生も二週間程前には30匹の釣果を上げたし、前回お会いしたAKT弟さんの友人の方(TKGWさん?)も、その2~3日前には爆釣したとのこと。
要するにムラがあって行って見なければ判らない。
であれば、行って確かめるしかない。
と云う訳で、前回に続いてのDKKアジング。

この日は、愛車のAxelaSportのリア・ブレーキの修理があったので、いつもよりかなり遅い18:00頃、現地到着。
直ぐに道具を手に岸壁に向かったが、途中ですれ違ったアングラーに様子を訊ねると全然ダメ~の返事。出来れば良かったよ~の言葉が聞きたい所だが、前々回の様に、昼間は駄目でも夜は好調と云うこともある。敢えて前向きに考えることにして岸壁に着くと、入り口付近に一人、最奥に一人とガラガラ状態で、擦れ違ったアングラーの言葉を裏付ける様な状態。

最奥から5m程手前に釣り座を構えることにして、準備をしながら最奥のオッチャンのバケツを見せて貰うと、中には豆が7~8匹、22cm位のアジが1匹入っているだけの寂しい状態。
にも拘らず、昼は駄目でも夜は・・・と淡い期待を胸に1本しか持ち込まなかった8320#1B1.0gのJHを組み合わせて、18:20頃、キャスティングを開始した。

風は右から左にやや強目に吹いているが、釣りには支障はなさそう。潮は長潮のためか、殆ど動いておらず、濁りもなく透明度は高そうで前回と同じ印象。
となると、今回も望み薄か・・・・?
2投、3投したが、全く気配がない。JHを0.8gに軽くしたが音沙汰なし。

19:00頃、最奥のオッチャンが引き揚げて行き、ふと気が付くと入り口付近からも人影が消えていて、岸壁は小生だけの貸し切り状態。アジが寄って来ていてアタリが続いている場合ならいざ知らず、慣れている状況とは云え話し相手の一人でも欲しくなって来る。

19:30頃になって、風が収まって来ると、アジの代わりにがブンブンと集まって来て纏わり付きだした。念の為バッグに入れて来た蚊よけを出して来たが、間に合わず刺された指や額が痒い痒い。

20:00頃、状況に変化はないものゝ、入り口付近にアングラーが登場。暗くてはっきりとはしないが、どうやらタチウオ狙いの様子で、ケミホタルの光りが見える。
釣り場は、前々回の様に足許を泳ぎ回るベイトも見えず、やたらと跳ね回るボラの姿もなく寂しい限りなので、仮に獲物は違っていても、同好の士が近くに居ることが判って、正直な所、何となくホッとするものがあった。

21:00頃。干潮時刻の20:34を過ぎても、状況には一向に変化がなく、気持ちが切れ掛かって来た所で、滅多に投げない横方向にキャストして見た。特に狙いがあった訳でもなく惰性のキャストだったのだが、思い掛けなくモゾとしたコンタクトがあった。
これは、油断をしていたので合わせ切れなかったが、再度、狙った所で合わせが決まって、この日初めての生命体の感触。主は何だろうとワクワクしながら抜き揚げると、トボケタ顔をした10cmにも満たないロリ・カサゴで、引き具合から本命のアジではないことは判っていたものゝ、余りにも小さくガッカリ。
とは云え、この日魚からの反応を感じられる唯一のコースなので、再度、キャストして、同サイズのロリ・カサゴを追加。出来れば本命のアジと遊びたかったが、それはない物強請りと云うべき。
釣りに来た以上、小さいカサゴでもアタリがある方が良いと、一しきり遊んだ所で、ロリ・カサゴの反応もなくなり、22:00少し前、根掛かりでラインが切れたのと同時に、気持ちも切れて、StopFishingとした。

前回と今回では、外道のカサゴを含めた総合成績では、3:5と今回の方が良かったが、本命のアジについては、今回はアタリ一つないパーフェクト・ゲーム
湾奥に位置している釣り場なので、ムラがあることは承知の上通っているのだが、ここまで完璧に叩きのめされると、却って気持ちが良い・・・・
と云うのは負け惜しみ!!

2020年釣行記(47) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月22日(木) 17:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 2、カサゴ x 1
同行者:単独、(NGHM、AKT弟&友人各氏)

今週後半の釣行は、金曜日にカミさんの病院送迎の予定がある上、前日の木曜日には、夕方からズラリと傘マークが並んでいるので、諦めていた。

所が、何かの拍子で木曜日の予報を見ると、傘マークの位置が22:00以降にずれている。22:00と云えば、釣り場に居ても、引き揚げることを考え始めるタイミングなので、降り始めが予報通り22:00以降であれば、充分、釣りを楽しむことが出来る。
と云う訳で、雨の降り出しが早まる惧れはあったが、兎に角、降り出すまでの予定で、DKKに行くことにした。

現地には16:40頃、到着。
エンジンを切り外に出ようと、ドア・ハンドルに手をやった瞬間、窓をコンコンと叩く人影。
あれっ、何か、やらかしたか・・・・?
よくよく、その御仁の顔を見ると、先日、孤島で一緒だったAKT弟さんで、小生の前を走っていたワンボックスが、彼の車だったらしい。
準備に時間が掛かるから、お先にどうぞ・・・とのこと。
この日は、元々、雨が降り出したら、即、引き揚げる予定なので、ロッドは8320#1Bの1本だけ。しかも、お持ち帰りの予定もないためクーラーもなく、極めて身軽な出で立ちなので、一足早く、釣り場の岸壁に行くことにした。

岸壁には、入り口付近に1組、中程に一人、最奥手前に地元のオッチャン、そして最奥に長身のルアーマンが一人とソコソコ混んでいる。
何処に入ろうかと奥に進み、地元のオッチャンの隣りに空きがあったので、そこに釣り座を構え様としていると、最奥のルアーマンが、小生に向かって手を振っている。
一瞬、誰か判らなかったが、よくよく見ればNGHMさんで、昨年の6月以来の再会。そして、NGHMさんの勧めもあったので、少し狭めだが、彼と地元のオッチャンの間に釣り座を構えさせて貰うことにした。

準備をしながら隣りのサビキ釣りをしているオッチャンの様子を見ていると、豆アジながら3匹、4匹の多点掛けの連続。訊けば、その時点で50匹は釣っているとのこと。
型は今一つだが、活性は高そうなので、今日も愉しいアジングが出来そう!!

17:00頃、取り敢えず1.0gのJHStartFishing
風は、左から右への北風が吹いているが、それ程強くはないので、条件としては悪くない。しかも、隣りが入れ掛かりになる程活性が高いことに加えて、型が一回り二回り良くなって来ている。
直ぐにでも答えが出る筈・・・・・。

所が、ウンともスンとも来ない。
気が付けば、入れ掛かりだった隣りのサビキも空針を引く様になり、これまでが嘘の様に状況が変わってしまった。

小生に遅れて、隣りのオッチャンの向う隣りに入ったAKT弟さんに状況を尋ねても、アタリがないとの返事。
潮止まりとなる満潮時刻の19:18までは、まだ2時間もあるので潮の流れがあっても良い筈だが、殆ど感じられない。前回、足許に群れを成していたベイトの姿も、全く見えず、全体に生命感が感じられない。
おかしい!!
JHを軽くしたり、棚を色々変えたりしてみても、答えが出ない。

この日の初めてのアタリは、17:40頃のチクでもモゾでもなく、何かが軽くラインに振れた様な感触で、思わず手が動いたらアジのアタリだったと云うもの。

サイズは21cm程で、もう一つだが、立派な本命で、ボーズ回避に成功と云った所。

アタリの出方が分った所で、後続を狙ったが、その後はダンマリ。

2匹目を掛けたのは、何時頃だったか、サッパリ記憶はないが、1匹目を獲ってからかなり時間が経っていたと思う。
この時は、余りのアタリのなさに、前回と同じ様に、JHを極端に軽い0.5gにしてフワフワと漂わす様にしてみた結果で、答えが見付かったと思ったが、これは交通事故。前回は正解だったフワフワ釣法も、今回は外れの結果で、こうなると小生には手も足も出せない。

NGHMさんAKT弟さんAKT弟さんの友人にもアタリがないまゝ時間が経ち、満潮時刻を1時間も過ぎて、状況が変わることを期待したが、これも期待倒れ。

21:00前になって、NGHMさんが一足早く引き揚げて行った所で、コツンとハッキリとしたアタリがあったが、残念ながらこれは税金のガシラで、このアタリが、この日最後のコンタクト。

心配していた雨は、22:00頃になっても降って来ず、この点については、状況は良い方向に変わったと云えるが、相変わらずアジからは音沙汰がないまゝ。
その頃になると、辛うじて繋がっていた気持ちも切れてしまい、AKT弟さん友人を残して、小生はStopFishingとした。

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