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2021年釣行記(66) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月11日(木) 17:00~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 11
同行者:単独

朝から7~8mと強く吹き荒れていた南西の風は、22:00頃になっても収まらず、4~5mと強いまゝとの予報だった。しかし、UMB-FPであれば、南西の風は背後からの追い風になるので、何とかなるだろう刀狩りに出掛けた。

現地到着は17:00少し前。
気になる風は、駐車場でもかなり強目に吹いていて、少々心配だったが、兎に角、岸壁に出てみることにした。すると、強い風に吹かれて出来たさざ波が、扇状にサーッと広がって行くのが、アチラコチラに見える。そんな中でも、大勢のアングラーが長いロッドを振っている。と云っても、強い風を敬遠したアングラーも居ると見えて、普段よりも隙間が大きく空いており、難なくお気に入りの第二ボラードの直ぐ近くに釣り座を構えることが出来た。

いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズのテンヤで、17:10頃、キャスティングを開始。

すると、2投目か3投目で、いきなりコンとコンタクトがあって、この日の幕開けとなる指3本サイズの1匹をゲット。
ここ最近は、夕方早々に1匹出たとしても、その後1~2時間程の間はサッパリ音沙汰がなくなり、20:00を回った頃からようやくポツポツとアタリが出る様な傾向にある印象を持っている。
この時も、そうなんだろうと思いながらキャスティングを繰り返していたのだが、予想に反して直ぐに反応が帰って来てまたもやコン。これは掛けることは出来なかったが、いつになくタチウオの活性が高そうな様子に、思わず知らず気持ちが昂ぶって来る。

所が、小生のやる気に反して、2回めのコンタクトを空振りした後は、ピタリと気配が消えてしまった。
アーァ、やっぱりタチウオが回って来るのを待つしかないか・・・・。
この時も、そんなことを思いながらキャストし軽くリフト&フォールを繰り返していると、コツンとアタリがあって2匹目をゲット。時刻は17:40頃。

そして18:05頃に3匹目、18:55頃に4匹目と退屈し掛かった頃にコンタクトがある。
以下、時系列に並べてみると、19:30頃、20:10頃、20:20頃、20:25頃、20:35頃にそれぞれ1匹づつ追加し、21:15頃にはツ抜けを達成。更に、StopFishingとする直前の21:25頃に自己記録更新となる11匹目をゲット出来た。

11月も中旬になりタチウオのシーズンも終盤戦に差し掛かって来たので、この日は強い風の中、敢えて出掛けたのだが、予想に反して良い釣果に恵まれてラッキーだった。しかし、前回も感じたことなのだが、ここに来てタチウオのサイズが細くなった様な印象がある。この日も指3本にも満たないリリース・サイズが2匹掛かったし、欲を云えば切りがないが、出来れば指3.5本前後が揃って呉れればなぁ・・・・。

2021年釣行記(64) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月04日(火) 16:50~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 5
同行者:単独

今回は、ソロソロ終盤戦に近づいている刀狩りをする積りで、天気予報をチェックすると、釣り場付近では北風が吹くとのこと。北からの風となると、左から右への横風になって釣り難くなるので、出来れば追い風になる南西の風が吹いて欲しい所だが、1m程度と弱いので何とかなりそう。
と云うことで、UMB-FPでの刀狩りを決行することにした。

現地に到着したのは16:40頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出たが、祝日でもない木曜日にも拘らず、相変わらず大勢のアングラーがロッドを振っていて、釣座を確保するのに難儀しそう。
彼らの様子を見ながら、奥に進んで、岸壁の中程の第二ボラードの少し先に何とか入れそうな場所を見付けた。そこで、先行者に断ると、どうぞ。私は餌がなくなったので、引き揚げますから、後に入って下さいと気持ちの良い返事が返って来た。
有難うとお礼を云いながら、その小柄なアングラーをよくよく見ると、何と若い女性アングラー。最近は、釣り場で女性をアングラーを見掛けることも珍しくなくなったが、その殆どがパートナーの男性と一緒で、女性独りと云うのは余りお目に掛かったことがない。随分と世の中も変わったものだ!!

有り難く彼女の後に釣座を構えさせて貰って、キャスティングを開始したのは16:50頃。タックルは例によってSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズ

風は、予報とは違って殆ど感じない程度の微風で、11月に入ったと云うのに、少し暑さを感じてしまう程。海には波もなく穏やかで、釣りはし易そう。

この日の日没時刻は16:44なので、17:00を回った頃には、夜の帳が降りた様な雰囲気が漂って来ており、いつタチウオからのコンタクトがあっても可怪しくはない。
期待をしながら、キャスティングを繰り返したが、反応が感じられない。寄って来れば、コンタクトはある筈と思いながらも、シーズン終盤に差し掛かっている筈なので、このまゝアタリ一つなく終わってしまう様に思えて来る。

17:20頃、キャストして軽いリフト&フォールを2~3回繰り返した所で、この日初めて曰く云い難い違和感が伝わって来た。これは合わせを入れる程でもなかったが、その次のキャストで、今度はコンとはっきりと感じられるアタリ。
来た!!
と思って合わせを入れたが、残念ながら、魚体に針が触れた感触だけを残して空振り。ようやく、タチウオが回って来たとキャスティングを繰り返し、集中してコンタクトを待ったが、以降は全くの音無しの構え。
黒い海面に漂っている赤や青の電気ウキの灯りにも、海中に引き込まれる様子は見えず、キャストしては軽いリフト&フォールをしながら回収し、又、キャストすると云った単純作業の繰り返し。
コンと伝わって来る小さなアタリにタイミング良く反応が出来、合わせも決まって針掛かりさせた瞬間、まるで根掛りでもした様にロッドがガツンと止まる瞬間、アドレナリンが噴き出してくる感覚が忘れられないので、飽きずに続けられる単純作業だが、こんなにも長い時間に亘って何も変化が感じられないと、徐々に集中力が抜けて来る。

そして、18:50頃のこと。
集中力が抜けた状態で、惰性のリフト&フォールを繰り返し、直ぐ足元にまで回収して来た時、いきなりロッドを引っ手繰って行く様な強いアタリでこの日初の獲物を手にすることが出来た。

交通事故の様な向こう合わせで掛かって来たので釣れちゃった感満載。しかも、ギリギリ指3本と云ったサイズの最近では細いタチウオなので、物足りない1匹だが、何とかボーズを逃れてホッと出来たと云うのが正直な所。

1匹獲れたので一息付くことは出来たが、例によってその後は完全に音沙汰なし状態に陥ってしまい、気持ちが切れてしまうのは時間の問題。
しかし、夕方の早い時間から始めたので、かなり時間が経っている様に思えるが、時計を見ればまだ20:00前。このまゝ引き揚げるには、マダマダ早い。
周囲を見渡すと、小生が入りたかった第一スロープ付近の電気ウキの灯りも見えなくなっている。そこで、気分転換を兼ねて場所を移動することにした。

すると、移動後の2~3投目で答えが出て、2匹目を確保。しかし、サイズは指3本にも満たないベルトの様な細さで、がっかり。
太さの面では不満は残るが、それからの約1時間程の間は、ポツリポツリと反応があって21:00頃までに4本追加に成功。その他に獲れなかったアタリや、途中でバラしたものも幾つかあったので、20:00から21:00までの1時間が、この日のハイライトで、愉しい時間帯だった。

所で、この日の獲物は精々指3本と云った所で、これまでより一回り細いものばかり。自宅で捌いてみると、全て真子を持っていないオス。
カマキリや蜘蛛、魚の中にもオスよりもメスの方が体格が良い例があるが、タチウオもメスの方が大きいのだろうか?

2021年釣行記(62) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月26日(火) 09:40~12:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

天気予報では北寄りの風が吹くとのことだったので、前回に続いてYNGSMメッキを追い掛けようと思っていたが、アジもタチウオも在庫がなくなったとのカミさんの呟きを思い出した。そこで、点数を稼ぎのためにも、ここは食材を確保して家計の足しになるものを狙う方が良かろうと考え、改めてUMB-FP方面の予報を見ると、19:00頃からは、北風が1m程度と弱くなるとのこと。UMB-FPでは北風は鬼門で、何ヶ月か前には北風の中波飛沫を被ることになったこともあるが、1m程度なら何とかなるかも知れないと、不安な気持ちを抱きつゝ車を走らせた。

現地の駐車場に到着したのは16:45頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出て様子をみると、午前中は強い北風が吹いていたためか、釣り人の数が少なく、難なく最初のスロープとボラードの中間付近に釣り座を構えることが出来た。

風は予報通り強目の北風が正面から吹いて来ているが、海はザワザワとはしているものゝ波立つこともなく、又、ウネリも入っていないので、飛沫は上がっておらず、濡れる心配はなさそう。

いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズのテンヤを組み合わせで、17:00少し前に、キャスティングを開始。
向かい風なので、テンヤは少し重たいSサイズにしようかと迷ったが、SSサイズでも、そこそこ飛距離は出ているので、取り敢えずSSサイズで通すことにした。

最近の傾向として、陽が沈んで少し光量が減って来た17:30頃に、最初のコンタクトがあるので、期待したが、この日は梨の礫
こんなこともあるだろう。待っていれば、必ず回って来る
この時は体力も気力もあったので、余裕を持ってタチウオからのコンタクトを待ってキャスティングを続けていたが、一向に気配がない。周囲をチェックしても、前回などは数え切れない程沢山の電気ウキが海面に浮かんでいたが、この日は4~5個しか見えず、タチウオ・シーズンの終わりの様相を呈している。これがアングラーの数が少ないためであれば問題はないが、何となく寂しさが漂って来る。

急に気温が下がり寒くなったので、タチウオの泳層が下がっているかも知れないと、少し深い棚を探るために、テンヤをSサイズにして見たが、これにも反応がない。タチウオがウッド・デッキをバチバチと叩く音も聞こえて来ることもなく、この時点で早くも、今日は駄目かも知れないと弱気の虫がゴソゴソと動き出して来た。

18:45頃、気分転換のために、カツサンドに齧り付いて少し早目の夕食を摂っていると、突然、強い北風が収まって来た。これで、刀狩りをするには良い状況になったと、勇気凛々。テンヤのサイズをSSに戻して、キャスティングを再開した。
が、しかし・・・・、何も変化がない
ふと気がつくと、何時の間にか両隣りのアングラーの姿もなくなり、海面を漂っている電気ウキも1~2個に減ってしまい、20:00前にも拘らず、まるで閉園間際の雰囲気。堪らず、小生も引き揚げようかと思ったが、それには早過ぎる。又、タチウオは何の前触れもなく突然アタッて来るので、粘るが肝心と自身に云い聞かせてキャスティングを続けた。

実釣を開始して3時間経った20:00を回っても、一度もコンタクトがないため、集中力も切れてしまい、惰性のキャスティングを繰り返していた。
すると20:10頃、いきなりガツン。気持ちも弛緩していたので、びっくりしてロッドを取り落とそうになったが、何とか捕獲に成功。
抜き上げた獲物は指3.5本の良型だったが、尻尾の部分が喰い千切られているのが残念な所。
ようやく、回って来たと後続からのコンタクトを期待したが、その後は、元の木阿弥
そこで、回って来ないなら、こっちから探しに行ってやるとガラガラに空いている岸壁を2~3m程移動してはキャストをし、反応がなければ、又、2~3m程移動してキャストし・・・・の蟹の横這い釣法タチウオの居場所を探すことにした。
すると、これが奏功してコンと反応あった。しかし、追い喰いをする程の活性はなさそうで、出会い頭の単発。この様な反応が3度あったものゝ、掛ける所までには至らず、結局、21:30頃、StopFishingとして、帰路に着いた。

それにしても、この日は本当に疲れた!!
アタリがあれば、針掛かりさせられない状況でも、何とか針掛かりさせようと色々と工夫もするし、集中するので時間はアッという間に経ってしまう。しかし、この日の様に何も変化がなく、単にキャスティング&リーリングの単純動作を繰り返しているだけの状況が続くと、直ぐに嫌気が差して来るし、疲れが倍増する気がする。若い頃にはなかったことだが、これも歳をとった故のことだろうか?

2021年釣行記(60) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月15日(金) 17:20~21:30
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 5
同行者:単独

前回に続いてUMB-FPでの刀狩り

17:00頃、現地に到着。

早速、道具を手に岸壁に出て、長いロッドを振っている大勢のアングラーの様子を見ながら、入れそうな場所を探しつゝ奥に向かったのだが、いつもなら、直ぐに入る場所が見付かるのに、この日に限っては、割って入るには微妙な距離しか空いていない。コロナ規制は撤廃されたものゝ、間隔は2m以上取るようにとの看板が掛かっていることもあって、余り強引な事も出来ない。
仕方がないので、そのまゝ歩を進め、久し振りに奥で釣りをしようと思ったが、生憎、この日は奥の方にもずらりとアングラーが入っている。ここまで来て何もせずに帰る訳にも行ないので、引き揚げるアングラーを待つ積りになったが、中央トイレの正面に少し広めの空きがあるのを見付け、両隣りの先行者に恐る恐る声を掛けるみた。すると、どうぞ、良いですヨと気持ちの良い返事が返って来て、何とか釣座の確保が出来た。

いつもの様に、ロッドはSephia S809M/F、テンヤは快適テンヤSSSSサイズを組み合わせたタックルで、17:20頃、キャスティングを開始。

風は右から左に吹いているが、それ程強くはないので、釣りには支障はない。寧ろ、涼しくて気持ちが良い。
しかし、前回と同じ様に潮の動きは殆ど感じられない。潮回りは、潮の動きの余り無い長潮とは云え、少しは動いてくれるのでではないかと甘い期待をして来たのだが、余り状況は良くないかも知れない。

小生がキャスティングを初めて程なくして、右隣の親子連れアングラーが引き揚げて行った。
そこで、左のアングラーとの間隔を広げるために、少し釣り座を右に寄せてキャスティングをして、いつもの様に軽いリフト&フォールを繰り返していると、コンとこの日初めてのコンタクトがあった。残念ながら、これは空振りだったが、獲物が近くに居ることが判って、思わず知らずロッドを握る手に力が入ろうと云うもの。
そして、その次のキャストで同じルートを通すと、ガツン。
時刻は、17:40頃のことで、抜き上げた獲物は指3本と云ったところで、太さに少々物足りなさはあるが、嬉しい1匹。

手早く始末をして、後続を狙っていると、2~3投した所で、追加に成功。
この2匹目は、キャスト後リフト&フォールをしようとした所、何となく重さを感じた。そこで、そのまゝラインを張って様子を窺っていると、微かに生命体が掛かった様な違和感があったので、合わせを入れて掛けたもの。サイズはギリギリ指3本で、この時期にしては少々細め。
今日は、サイズは物足りないが、数は出るかも・・・・。
と、出足の良さに、こんな考えが浮かんで来たが、その後は忘れた頃にコンタクトしてくるだけで、3匹目を獲ったのは18:20頃。

この3匹目を獲ってからは、全くコンタクトがなくなってしまって、修行の時間帯に入ってしまった。暗い海に浮かんでいる電気ウキの灯りも、海面をユラユラと漂っているだけで、海中に引き込まれる場面もなく、周囲からタチウオの気配が消えてしまった。

しかし、いつ何時回って来るかも知れないタチウオをものにするためには、休んではおれず、キャスティングを繰り返す以外にない。
とは云え、単にキャスティングを続けているだけでは面白くない。
いつのことだったか記憶はないのだが、YGWさんタチウオは激しい偏食をすることがあると云っていたことを思い出した。だとすると、ひょっとするとこの日のタチウオは偏食して、ドジョウには惹かれないのかも知れない。と云う訳で、タチウオと自分自身の目先を変えるために、テンヤをサンマの切り身ワームハイブリッド仕様にして見た。
残念ながら、これは功を奏せず空振り。
また、風が殆どなくなったので、手持ちの中では最も軽いSSSSSサイズにして界面付近をフワフワと漂わせる様にした。これには、一度ガツンとコンタクトがあったが、合わせ切れず。

タチウオからの音沙汰がないまゝ時間が経ち、3匹目を獲ってから2時間程経った干潮時刻の20:24頃、久し振りのコンタクトがあって、ようやくこの日4匹目をゲット。
そして、21:00頃に5匹目を掛けた所で、この日の刀狩りは実質的に終わり、21:30頃、StopFishingとした。

結局、この日は5匹の釣果で悪いとは云えない結果だったが、中弛みの時間帯が2時間もあったので、厳しい印象が残った刀狩りだった。

2021年釣行記(59) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:10月11日(月) 17:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

早いもので10月も中旬に差し掛かって来たので、そろそろメッキを狙っても良い時期になって来たが、あのタチウオの強烈な引きを楽しみたくて、UMB-FPでの刀狩りに出掛けた。

17:00少し前に、現地に到着。
直ぐに道具を手に岸壁に出てみたが、いつもより釣り人の姿が多い様に見える。と云っても、一人分であれば、何処かに潜り込める程度の隙間は空いている筈なので、あぶれる心配はまずない。しかし、出来れば、余り奥にまでは行きたくないと思っていると、幸い、第一スロープの中央付近に空いた場所があったので、両隣りに断って道具を置いて、準備に掛かった。

今回もロッドはSephia S809M/F、テンヤは快適テンヤSSSSサイズのレギュラーメンバーで、17:10頃、刀狩りを開始。

その一投目。キャスティングをしようとした所で、混んでいるにも拘らず、何故この場所が空いていたのか理由が解った。背後のスロープに設置されている手摺が、思いの外邪魔な存在で、ロッドを背後に振り被った際にテンヤが引っ掛かって仕舞そうになる。8’9”の小生のロッドでギリギリなのだから、それよりも長いロッドを使っている餌釣り師は敬遠しているのだろう。
と云う訳で、大きく振りかぶるキャストは出来ないが、風が背後から吹いて来るので、飛距離はそれ程変わらない。

この頃の日没時刻は、17:12なので、夕間詰めの絶好のチャンスだと思ったが、なかなか反応が感じられない。

17:30を回った頃、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングしていると、突然、コンとこの日初めてのコンタクトがあった。

完全に虚を突かれ全く反応が出来なかったが、何事もなかったかの様にそのままリフト&フォールを繰り返していると、今度はゴンと強いアタリ。
抜き上げたのは、指3.5本程のまあまあサイズ。しかし、今回は刺し身用の指4本以上の太い獲物のみを持ち帰ることにしているので、隣りの若者カップルに進呈。

そして、その後3投目か4投目で、又々反応があったので、今日は愉しい刀狩りになりそうだと思った。所が、反応らしい反応はそれっきり。

その頃になると、暗い海面には沢山の電気ウキの灯りが波に揺られて、幻想的な雰囲気を醸し出しているが、海中に引き込まれる様子はない。
その電気ウキの灯りの一つが、右隣りのアングラーの正面にまで流れて来ている。気の毒に。あれじゃキャスト出来ないなと思いつゝキャスティングを繰り返していたのだが、ふと気が付くと隣のアングラーが電気ウキの主の元に行き、何やら話をしている所が目に入って来た。と、風が吹いているんだから仕方がない。そんなに文句があるなら、こんな所に来るなetcと怒りを含んだ声が跡切れ跡切れだが聞こえて来た。どうやら電気ウキの主が悪態をついている様子。隣りのアングラーのクレームのし方に問題があったのかも知れないし、二人のやり取りにとやかく云う積りはない。だが、風にウキが流されるのは仕方がないにしても、それも隣りの正面まで流れたら回収してキャストし直すのがマナーだろう。それが出来ないのなら、この様な場所には来るべきではないと思う。声を荒げた餌釣り師程極端ではないにしろ、狭い釣り場で3本も4本も竿を出していたり、ウキが隣りを越えて流れて行っても意に介さなかったり・・・・とマナーの悪いアングラーが多いのも事実だ。見ず知らずと云えども、魚釣りが好きな者同士なのだから、譲り合って愉しい一時を過ごしたいものだと思った次第。

釣座に戻って来たアングラーには、小生に被っても良いから、少し左方向にキャストする様に伝えて、刀狩りを続けた。

この日、2匹目は最初の獲物を掛けてから1時間半も経った19:00を回った頃。その間、アタリらしいアタリもなく、最初の1匹で終わることを覚悟していた程。

そして、3匹目は19:40頃。
この1匹はテンヤが着水すると同時に喰って来たもので、長い距離をやり取りするのは面白かったが、この後は鳴かず飛ばず。

20:00を回った頃、隣りのアングラーに悪態をついていた餌釣り師が引き揚げて行ったので、その後に場所移動。
こちらは背後に障害物がないので、後ろを気にすることなく大きく振り被って伸び伸びとロッドを振ることが出来る。これでキャスティングにはストレスはなくなった。しかし、タチウオからのコンタクトは、相変わらず遠いまゝ。

20:30を回った頃、久し振りにタチウオから反応があったが、これは空振り。この時、ドジョウの半分を喰われてしまったので、その後は半分となったドジョウにワームを重ねた状態にして、テンヤをハイブリッド仕様にして、暫くの間キャストし続けた。しかし、ドジョウでもアタリが遠い状況なので、望み薄と考えて、テンヤを少し軽めのSSSサイズに変更したが、タチウオの状況には変化が感じられない。

21:00を回った頃、そろそろ引き揚げることを考え始め、駄目元で斜め右にキャストしてみた。すると思いがけずコンと反応があって、漸くこの日4匹目をゲット。しかし、これがこの日最後のコンタクトで、21:30頃、StopFishingとして、帰路に着いた。

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