2021年釣行記(13) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月19日(金) 02:15~06:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

今年は、どう云う訳か、10年も前に夢中になっていた緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんのあの独特な引き味が堪らなく恋しく、暫くの間、集中してみようという気になっている。とは云え、円らな瞳の可愛い子ちゃんも気になる。何とも気の多い後期高齢者だが、仕方がない。風の条件によって狙いを替えることにした。

そして、この日のSOFKZK方面の予報では、北東の風が1m、明け方には静穏とのこと。SOFKZKは北東の風には極めて弱い釣り場だが、1m程度なら何とかなるだろうと2月25日以来の3週間振りに、02:00~06:00頃までの上げ潮のタイミングを狙って行くことにした。

夕食後、道楽部屋で仮眠を取り、23:45頃、自宅を出発し、現地には予定通り02:00頃に到着。
街灯が一つもない駐車場には、川崎横浜ナンバーの車が各1台駐車しており、先行者の有無が気になる所。しかし、2台なので、アブレルことはないだろうと、車を降りて支度に掛かった所、全く気にもしていなかった波音が聞こえて来るのに、ビックリ。

ヘッドランプの灯りを頼りに、急坂を下り磯の先端に向かって歩いたが、時折、大き目のウネリが寄せて来て、飛沫を高く舞い上げているのが見える。しかし、釣りが出来ない程ではなさそう。
月明かりもなく真っ暗な磯をそのまゝ進んで先端にまで来たが、誰もいない。
これは、ラッキー!!

Sephia S806ML-Sを手に前回と同じ右角に立とうと思ったが、波が洗いそうな勢いで上がって来る。しかも、北東の風が強く吹いていて、沖に向かってキャストすると真横から受けることになるので、難しそう。
そこで、少し戻って腰掛岩付近に場所を替えることにした。右角から5mも離れていないにも拘らず、背後の岩壁が風を遮ってくれるので、釣り座付近はほゞ無風状態。
02:15頃、3.5号のエギを結んでキャスティングを開始。

貸し切りなので、誰に遠慮をする必要もない。扇状にキャスト方向を替え、レンジを替えて緑のアイシャドウの可愛い子ちゃんの居場所を探したが、まるで雰囲気がない。

その内、潮が上がって来るに連れて、足元近くまで波が這い上がって来る様になり、その都度、少しでも高くなっている場所を探して、キャスティングを続けたが駄目。
迷子になったヤリイカも来ない。

04:00頃、アングラーが登場。
このアングラーは、一言も声を掛けて呉れることもなく黙って小生の後ろを通って先端に向かって行ったが、その40分後にやって来たアングラーは、お早うございますと云って、やはり先端に入って行った。
見ず知らずのアングラーだが、やはり、ひと言位はあっても良いだろう。

05:00を回り、空が白み始め山の稜線がハッキリと浮かんで来る時間になって、いよいよラスト・チャンスのゴールデン・タイム。
キャスティングを続けていなければ、千載一遇のチャンスを逃すことになると疲れた身体に鞭打ってキャスティングを続けたが、これも無駄な作業。

時間の経過と共に、次から次にアングラーがやって来て、06:00前には総勢7名程になって、磯は満員御礼状態。
その内の一人に釣り座を譲って引き揚げて来た。

所で、この釣り場だが、崖に作られたつづら折りになった踏み分け道の途中、道から外れた林に中に、レジ袋に入れられたゴミが沢山投げ捨てられているのが目に付いた。恐らく、否、99%は釣り人が引き揚げて行く際に捨てて行ったものだろう。
旅の恥は掻き捨て精神を発揮しているのだろうか・・・。
釣った魚の代わりにゴミを捨てて行くとは、もっての外で、何とも嘆かわしいことか。
こんなゴミばかりではなく、釣り場にはこぼれたコマセがそのまゝに放置されているし、タバコの空き箱、吸い殻、ペットボトル、ルアーやエギの空き箱云々云々。
それでいて、釣り場が閉鎖されると、文句たらたら・・・・・。

釣りが好きなら、釣り場を大事にしたいものだ。

2021年釣行記(12) – MB

2021年 Mebaring 釣行記

日 時:03月15日(月) 17:30~21:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 5
同行者:単独 (Dr.TJさん、ISBSさん)

17:15頃、現地に到着。
支度をしようと車を降りた所で、見覚えのある黒のレガシーが目に入って来た。登録番号は正しくDr.TJさんの車の番号で、テール・ゲートが上がっている所を見ると、準備中なのだろう。そこで、その車の後ろに回り込んで、釣り支度真っ最中のDr.TJさんに声を掛け、小生も直ぐに支度に取り掛かった。

偶然とは云え、出来過ぎの感があるが、前回Dr.TJさんと会ったのは、3日違いの去年の3月18日のことで、しかも、釣り場は同じMHR-KGN
実は、今回、ALC BF7の投げ心地を確認する目的があったので、まだ明るい時間に到着するように来たのだが、いつもの様に日没時刻前後に来ていると、恐らくDr.TJさんとは擦れ違っていただろう。

いつもは一人で歩く遊歩道を、近況を伝えあいながら歩いたので、ポイントまではアッと云う間で、Dr.TJさんへの字カーブの手前からキャスティングを始め、小生は55番スポット付近で開始。

今回、目的をALC BF7の投げ心地の確認としたのは、前回、2gのGS-Aがキャストし難く感じたので、何とか上手くキャストする方法はないかと調べた結果、スプール・ベアリングの交換が良いらしいことが解った。そこで、近くのキャ〇ティングに車を走らせ、IXA M.B.S. マイクロベアリングシステムを購入して来た。そして、直ぐにベアリングを交換したのだが、交換した後、指でスプールを回してみても動画にある様な劇的な変化はなく、折角、交換したのにとがっかり。それでも、実際にロッドに装着して振ってみると違うかも知れない・・・・・。

風は予報通り微風。大潮の翌日の中潮の満潮時刻なので、潮位が高くテトラ帯は海面下に沈んでいるため海が広く見える。しかし、テトラ帯が入っている付近を中心に海藻が海面に出ており、邪魔になりそう。

先ず、先発のプラグは、目的から当然GS-A
しかし、予想通り上手くキャスト出来ない。メカニカルマグネット・ブレーキを調整して何とかならないかと試してみたが、それ程効果がない。キャストの仕方に問題があるのかも知れないが、余り無理をすると、それこそライン・トラブルに繋がってしまう。
そこで、GS-Aを諦めて、プラグを替えてつぶらな瞳の可愛い子ちゃんからのコンタクトを待ったが、日没時刻を過ぎ、周囲が徐々に暗くなって来ても、何の音沙汰もない。

こんな筈では・・・。
前回、良かったTETRA WORKSFURAFURAに替えてようやくコンタクトがあったのは、18:15頃。そして、その直後に連続してヒット。
やっと可愛い子ちゃん達が動き出した。さぁ、これからだ!!
とキャストする左腕にも力が入ったが、可愛い子ちゃんからのコンタクトはそれっきり。

これから後のことは、ブログに書くのも嫌になる程アタリのない状態が続き、ひょっとするとワームなら来るかもと思ったが、ワームにも興味を示さない。
可愛い子ちゃんからのコンタクトはないのに、キャストの度に切れ藻やゴミが掛かって来て、煩いことこの上ない。アタリがあれば未だ我慢も出来るが、掛かって来るのが切れ藻やゴミばかりでは、精神状態も悪くなって来る。

念のため、凸部の先にも行ってみたが、こちらも海藻が煩い。であればとテトラ帯と岸壁の間を通しても、1度アタリがあっただけ。

MHR-KGNは、型物は出なくても数で癒して貰える釣り場と思っているだけに、ここまで反応がないのは面白くない。
結局、21:45頃、一足早く引き上げることにして小生一人StopFishingとした。

所で、この日のMHR-KGNは、弱い南風の予報が出ていたためか、コロナ禍で野外の遊びにブームが来ているせいなのか、これまでになくアングラーの姿が多かった。しかも、これまで余りアングラーを見なかった70番スポット付近から凸部の手前には、長いロッドを振っているアングラーが等間隔に入っている。そのために、Dr.TJさんや小生は狙っていたポイントには入れず仕舞。これとは逆に、凸部にはアングラーの姿が見えない。いつもであれば、エサ釣りのオッチャン達が入っているのに、これはどうしたことだろう。
小生が引き揚げる際には、長いロッドのオッチャン達はいなくなっていたが、代わりにルアーマンが増えていた様な印象で、最近になくアングラーで賑わっていた釣り場だった。

この日は、また、思い掛けずISBSさんが、途中で合流して来た。
ISBSさんと岸壁で出会った頃には、嫌気も差していたので凸部の先に行くと云う彼には付き合えなかったが、どうだったのだろう。
小生が引き揚げる際、言葉を交わせなかったが、あの状況ではいくら葉山の達人と雖も苦労したのではないだろうか?あるいは、釣りでは良くあることだが、小生が引き揚げた後に状況の変化があり、美味しい思いをしたかも知れない。気になる所だ。

2021年釣行記(11) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月09日(火) 17:40~22:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:JGSM-NSZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

9日の夜から10日の早朝に掛けて東寄りの風が1m乃至静穏と、強い風が続いていた最近では珍しい。この状況はSOFKZK方面でもJGSM方面でも同じで、この点から見れば、絶好の釣行チャンス。
身体が二つほしい所だが・・・・・。
この時期の干潮時刻は21:00頃のため、22:00頃から始めれば、丁度、上げ潮の時間帯に当たる。しかも、翌朝03:00頃に終われば、交通量の少ない夜間での移動になるので、長距離走行をするにしても、誠に都合が良い。と云う訳で、SOFKZKに強く惹かれた。しかし、帰りの急坂を上らなければならないことを考えると、少々躊躇するものがある。更には、これからのエギング・シーズンを考えれば、JGSMの様子も把握しておく必要もある。とは云え、JGSM付近の海水温が2日程前から14°台半ばまで1.5°も下がっていることが心配。

結局、どちらにすべきか、直前まで悩んだがJGSMに行くことにした。
JGSMでは、2年前にNDGSKHTL-ST、そして前回のNGTR-WNと3回しか竿を出したことがないので、今回はHTL-STNSZKSSPNを候補にして、15:10頃、自宅を出発。現地駐車場には16:40頃、到着。

ロッド・ケース、バッカンを手に磯に出てみると、PIPの先端に4~5名、HTL-STにも4名の先行者がロッドを振っているのが見える。やはり入り易い磯は、競争率が高い。
そこでSSPNに向かった所で、前回入ったNGTR-WNには先行者がいないのを見て、大いに心が動いたが、初心貫徹。そのまゝ歩を進めて、SSPNを見下ろせる場所に到着。しかし、そこにも先行者の姿があって、ガックリ。
仕方がないのでNSZKに行くと、幸いにも、ここには先行者の姿はない。
ヤレヤレ・・・・と思いながら沖に張り出した磯の先端に到着。

風は予報通り微風で、磯道を歩いて汗をかいた身体には心地良く、釣りには全く影響はない。
ロケーションとしては、北側にはHTL-STの磯が意外にも近くて、先端で振っているエギンガーのロッドの風切り音が聞こえて来る程しか距離がない。反対の南側には離れ磯があって、キャスト出来るスペースがない。沖向きは、自分が立っているNSZKがそのまゝ海中に伸びている様子。と云う訳で、キャスト出来る範囲は、隣のHTL-STの先端の左からNSZKの延長線までの約40°程しかない。

前回と同じSephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのは17:40頃。
先ず、HTL-STの先端方向にキャストして20カウントし、2回ほどシャクリを入れた所でガリガリと嫌な感触がある。幸い、この時はエギのカンナに海藻が掛かっただけで済んだが、これにはガックリ。次は、それよりも少し左にキャスト。根掛りが怖いのでカウントを15にして、シャクリ始めたが今度は根掛りはしない。そして更に少し左。丁度HTL-STNSZKの延長線の中央付近。ここでは、25カウント程沈められるが、10~15m程の所で根掛り。唯一、延長線の少し右側だけが何とか根掛りを避けられる。と云っても、少しずれると根掛ってしまうので、油断が出来ない。
そこでシャロータイプのエギを使ったり、マグキャストを遠投して沖目だけを狙ったりして見たが、一向に可愛い子ちゃんからのコンタクトがない。

場所を替え様かとも思ったが、暗い磯をウロウロすることは前回の二の舞いになりかねない。これも調査の一環だ
自分自身に云い聞かせて粘ったが、22:00頃、3個目のエギを奉納したのに伴って、気持ちもプツンと切れてStopFishingとした。

細長く沖に張り出した磯から引き上げる際、周囲の磯の様子を見ると、PIPにもHTL-STにもアングラーは残っておらず、どうやら小生が最後のエギンガーの様子。
この日は、海水温低下が原因だったのか、全体的にイカの寄りはなかったと見える。

それにしても、広大なJGSMなのに、エギングで入れる場所が意外に少ないのが判って、少々ガッカリした。足腰が丈夫でバランス感覚が良ければ、色々と探してみる所だが、後期高齢者になったこの身では、一寸きつい。入り易さを考えて入ったNSZKにしても、メジナクロダイを狙うなら良いポイントかも知れないが、エギングには不向きな印象で、それが故に空いていたのだろうと思う。

所で、前回と今回のキャスティングだが、実は、左手は殆ど使うことはなかった。
と云うのは、前回、ロッドが8ft半もあって長く、ルアーも20gと重たいエギのため、左手でのキャスティングではどうしてもスッポ抜けてしまって、思い通りには行かなかった。そこで、試しに右手を使ってみたが、帰宅後も痛みがでなかった。今回も同じ様に右手でキャストをしたのだが、釣りをしている最中は、肘に痛みがあったものゝ、こうしてブログを書いていても、殆ど痛みがないので、治ったと云っても良いだろう。
とは云え、折角、左手も使える様になったのだから、これからも二刀流で行こうと思う。

2021年釣行記(10) – EG

2021年 Eging 釣行記

日 時:03月04日(木) 18:20~20:40
潮回り:中潮(↑)
場 所:JGSM-NGTR-WN
釣 果:アオリイカ x 1(730g)
同行者:単独

先月25日のSOFKZK遠征で、緑のアイシャドウをした可愛い子ちゃんを3杯も掛ける場面を目撃して以来、次は小生もと心密かに決めていた。しかし、SOFKZKもかつてはホームにしていたMNDRにしても、地磯での釣りは帰りには急坂を上らなければならず、後期高齢者の身では、些か以上に辛い。しかし、JGSMは皆無であるといって良い程入ったことはなかったが、平磯なので小生でも楽しめるのではないかと思い至った。

と云う訳で、次回エギングに行くならJGSMと決めて、天気予報をチェックしていると、木曜日の4日の夜は、東風が3~4mとの予想が出ている。基本的にJGSMでは、南風が吹くと波が立つので避けるべきだが、東風なら入るポイントはある筈と書籍情報から3か所に絞って行くことにした。

15:20頃、自宅を出発。現地の駐車場に到着したのは16:40頃。
支度をしようと車から出てみると、予報と違って風が殆ど吹いていない。意外に思いつゝ、ロッド・ケースとバッカンを両手に下げて磯の入り口にまで来たが、やはり殆ど風を感じない。予報よりも強い風は願い下げだが、弱い分には文句はない。

これで風の問題は解決。次は何処に入るかだが、磯の入り口から第一候補のNGTR-WNを遠望すると、残念ながらアングラーの姿がチラチラと動いているのが見える。と云う訳で、第二候補のSSPNに入ることにして、エッチラオッチラ歩を進め、17:00頃、SSPNを見下ろせる場所に到達。所が、ここにも先行者の姿がある。どちらのアングラーもメジナ狙いの様子なので、少し待ってみても良かったが、駐車場から遠いので人が余り入ることはないと案内されている第三候補のHGS-IRに移動することにした。移動の途中、メジナ師の一人に最近の様子を訊ねたりしていたので、HGS-IRに到着したのは17:35頃。所が、ここにも先行者の姿があって、がっくり。

足元の悪い磯をエッチラオッチラ歩いて来たためにビッショリ汗をかいていたこともあって、取り敢えずここに腰を落ち着かせて、先行者が引き揚げるのを待つことにした。しかし、只待つだけでは面白くない。メバル用のシンペンを結んでキャスティングを開始し2投、3投した所で、ふと先行者の様子を見ると、見覚えのある飛ばしウキを使ったシステムを組んでいるではないか。
アレーッ!! 奴はメバリング・・・・?
であれば、直ぐに引き上げることは考えられない。
ウーン、どうしよう?
仕方がないので、兎に角、一旦磯の入り口にまで戻ることにした。
日没時刻を回っているので、NGTR-WNの先行者が引き揚げているかも知れず、居なければ、そこに入ろう。

幸いNGTR-WNの最も海寄りには赤い電気ウキの灯りが見えるが、その手前のアングラーは引き揚げた模様。
そこで、洗濯板状になった激しい起伏を上り下りし、切れ込んだスリットを迂回して、何とかポイントに辿り着くことが出来た。

そして、18:20頃、Sephia S806ML-S3.5号のエギの組み合わせでキャスティングを開始したのだが、結局、駐車場に到着してから1時間40分もの間、磯場を徘徊していたことになる。

その一投目のこと。
水深が判らないので、取り敢えず、30カウントまでエギを沈めて、以降はそのレンジを中心に可愛い子ちゃんを探そうと思い、30カウントした所で1回目のシャクリをいれると、海藻の塊レジ袋を掛けた様な重さが伝わって来た。
あ痛!! ゴミを掛けてしまった。
苦労してやっとポイントに入れたのに、のっけからゴミを掛けてしまうとはと半泣きになりながら寄せて来ていると、突然グィーングィーンと重たい引きが伝わって来た。
アレッ、イカだ!!
慌てて追い合わせを入れて、何とか抜き上げたのが730g(自宅計量)のこの可愛い子ちゃん

釣れちゃった感満載で釣った感のない結果だったが、一投目から本命を獲れたのは幸先が良いと云える。だが、後が続かないことは良くあることで、特に、アオリイカの場合はその傾向が強い印象を持っているのだが、果たして、この夜もその後のコンタクトがない。

そうこうする内、最も海寄りに入っていたアングラーが引き揚げて行ったので、後々のことを考えて、夜の磯を余りウロウロするのは良くないと思いつゝも、移動することにした。

19:40頃、ようやく、この日の本命ポイントに立つことが出来た。
が、この頃には身体は度重なる磯場での移動で疲れ切っており、前回のSOFKZK以来の腰痛がズシーンと重く響いて来る様になって来ていた。それでも我慢をして2杯目の可愛い子ちゃんを狙ったが、しかし、音沙汰はない。
最近は、余りイカを釣っている人を見掛けないと云っていたメジナ師の言葉が浮かんで来る。
すると益々釣れそうな雰囲気がない様な・・・・・・。

満潮時刻の20:57が間近になって来た頃、心なしかウネリが大きくなったと見えて、波が足元近くまで這い上がって来る様になって来た。通いなれた磯であれば、様子で引き揚げるべきかどうか判断出来るが、初めての場所ではどの程度までなら問題ないのか、良く判らない。足元で大きく上下運動を繰り返している波の動きを見ていると、誰もいない磯に一人立っていることもあって、何となく不気味さえ感じる様になる。
こうなると落ち着いて釣りに集中出来なくなり、腰の痛みも強くなって来て立っているのも辛くなって来たので、20:40頃、引き上げることにした。

しかし、帰りがまた大変。
来た時のルートが判る筈もなく、正に行きは良い良い、帰りは怖い。スポット・ライト状のヘッドランプの灯りだけでは、全体が見えず見通しが効かないので、無駄に遠回りをすることになったり、起伏の激しい波板状の磯を上り下りし、時には攀じ登りしている内に汗がビッショリ。
何とか駐車場に辿り着いた頃には、ヘトヘトに疲れ果てており、脚を使い過ぎたので、途中で足がつるかも知れないと思っていると、その心配通りブーツを脱ぐ時にイテテ

JGSMSOFKZKMNDRよりも楽だろうと思ったことは、完全に誤りであることを痛感させられた一日だった。とは云え、昼間の明るい内に何度も通って地形などを頭に入れ、ポイントを選べば、これ程まで辛い思いをすることはないだろう。
もう少し、通ってみようかと思う。

2021年釣行記(9) – MB

2021年 Mebaring 釣行記

日 時:03月01日(月) 17:50~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 18
同行者:単独

2週間前は、西南西の風が5~6m吹くと云う予報にも拘わらず現地にまで行って泣く泣く引き返したが、この夜は南風が5mとのこと。風の強さは、2週間前とそれ程変わりはないが、向きがこの夜は真南の由。MHR-KGNは真北に向いているため、南風なら7m位でも何とかなるので、問題なくメバリングを楽しめるだろう。

16:30頃、自宅を出発し、17:30頃、現地到着。
駐車場は、高い建物の陰になっているのだが、回り込んだ風が予想よりも強く吹いていて、いつかの二の舞か・・・?と少々心配になる程。しかし、久し振りにNSL-S702UL/BFを手にして、岸壁に出て様子を見た所、風は強いが予報通りの南風で一安心。

17:50頃、58番スポット付近でキャスティングを開始。
今回は、フィネス・ベイトでのプラッギングを中心にしてメバリングをする予定だが、ボーズ回避と可愛い子ちゃんの活性を確認するために、飛ばしウキ+0.5gのJH+ワームのシステムがスターティング・ラインナップ。

所が、2投、3投した所で、明るい内にプラグの飛び具合を確認しておこうと思い立ち、手持ちのプラグの中では最も軽い2gのGigaScrew-A(GS-A)に替えて、キャストしてみた。
NSL-S702UL/BFRevo ALC-BF7の組み合わせで1gのJHを問題なくキャストする人も居るらしいが、右利きの小生が左手でキャストするのは、2gであっても覚束ない。距離を稼ごうとするとバック・ラッシュを起こしてしまうのは必至で、こうなると釣り所ではなくなってしまう。そこで距離よりもライン・トラブルにならないことを優先して、キャスト方法を模索していると、直ぐ足元にまで帰って来たGS-Aにアタリがあった。この時は、キャスティングにしか意を払っていなかったので、当然、空振りだったが、何食わぬ顔をしてキャスティングを繰り返すと、又もや。しかも、2度目などはGS-Aに向かって来る魚体まで見えた程。
今日は、活性が高そうだ!!
期待を胸にGS-Aをキャストし続けたが、こうなるとアタリがなくなってしまうのは、釣りでは良くあること。

そこで、最初の飛ばしウキを使ったシステムに切り替えて、取り敢えずボーズ回避をすることに。
すると、直ぐに答えが出て、17~18cmの可愛い子ちゃんをゲット。

時刻は18:10頃のことなので、実釣を開始してから20分程しか経っていないのだが、何故か嫌に長く感じた。それから程なくして2匹目をゲットしたが、その後は完全に反応が消えてしまった。

ワームが駄目なら、プラグのキャスティングの練習をしよう。
とは云え、2gのGS-Aは少々心許ないので、BEAGLE-SSを結んでみた。するとコンタクトがある。しかし、コツンと小さなショート・バイトばかりで針掛りさせられない。何とか針掛りさせようと色々とやっている内に、反応が消えてしまうので、蟹の横這い釣法で居場所を探りながらのプラッギングにして、ポツポツと拾ったが、もう一つ反応が良くない。

そこで、RealMethodの今は廃盤になってしまったミノーを使ってみることにした。これはNGTBN磯メバルでは良い仕事をしてくれたミノーで、駄目で元々と思ったのだが、このミノーには反応が良く、3匹連続で可愛い子ちゃんを連れて来てくれた。
よし、当りルアーが見付かった!!
所が所が、喜んだのも束の間のことで、海面下に隠れていたテトラに引っ掛かってしまって海の藻屑となってしまい、その後は、又々、鳴かず飛ばずで、たまのアタリを拾う釣り。

この日のツ抜けは、20:15頃。
実釣開始後約2時間半も経っていたが、この日は、初めから数釣りが目的ではなくプラッギングを楽しむつもりだったので、これはこれで満足。

この日のもう一つのアタリ・プラグはTETRA WORKSFURAFURAで、このプラグに対する反応も良かった。

21:30頃、腰の痛みも強くなって来たので、階段に腰を掛けて夕食のパンを齧って休んでいると、何やら飛沫が襟元に当たる様な感じがしたと思ったら、直ぐにパラパラと雨が降り出して来た。
しかし、試してみたいプラグがあったので、キャスティングを続けている内に、ザーッと本降り。直ぐには止みそうにもないので諦めて引き上げることにしたが、車に着くまでの10分足らずの間でびしょ濡れの濡れネズミ

結局、この日は凸部の先にまでは行くことはせず、数もそれ程ではなかったが、当初の予定通りプラグ・メインの楽しいメバリングだった。

所で、この日使ったプラグの内、GS-Aは2gしか重さがなくて、もう一つ距離も出なかったが、BEAGLE-SSはソコソコだった。帰宅後、重量をチェックしてみると2.2gとのことで、GS-Aよりも0.2gしか重くはない。ルアーの形状は、BEAGLE-SSがズングリとしているのに対して、GS-Aは細身なので、空気抵抗はBEAGLE-SSの方が多い筈。となると、飛距離に関しては、重量の点ではBEAGLE-SSが有利だが、形状の点からは不利であり、大雑把に云えば、相殺されるのではないか・・・。
しかし、実際にはBEAGLE-SSの方が遥かにキャストし易く感じるのは、どうしてだろうか?

そして、もう一つ。
今日は、降雨のために試すことが出来なかったのだが、次回はメバペンを使ってみようと思う。と云うのは、1匹だけだったが、アクションを加えた後海面にジーッと浮かべておいたFAT BEAGLE SFで獲れたので、トップ・プラッギングも出来そうな気がしたのが理由。と云う訳で、メバペンの他にもRED PEPPER microもキャストしてみたい。
メバルメッキの様に海面を割って出て来るかどうか知らないが、チョンチョンとドッグ・ウォークしているRED PEPPERに向かって、メバルが飛び出してくる場面を想像するだけでも、ワクワクしてくる。

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