2022年釣行記(70) – MB

2022年 Mebaring 釣行記

日 時:12月07日(水) 16:30~21:20
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 4
同行者:単独

前回のMHR-KGNでのメバル調査は、向かい風になる北風の予報を無視してベイト・タックルを持ち出したのが敗因だったのか、或いは、年初からの不調が続いているのか、兎に角、可愛娘ちゃんに完全に無視されるパーフェクト・ゲームに終わってしまった。
と云う訳で、再調査をするチャンスを伺っていた所に、西or南西の風が1~2mとMHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報を見て、喜び勇んで出掛けることにした。

現地到着は、16:20頃。

岸壁に出てみると、風は背後からの微風で一安心。
今回は、小生にとっては実質的なシーズン開幕になるので、先ずは可愛娘ちゃんの居場所を探るため、手前の18番スポット付近からチェックを始めることにした。

今回のロッドは、超軽量ジグから飛ばしウキを使った仕掛けまで、色々と応用の効くスピニング・ロッドのTenryu改にして、0.5gのJHを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを始めた。

大潮の満潮直後のため、潮位はかなり高く、テトラ帯の殆どが海面下に沈んでいるので、開放感溢れる穏やかな海が広がっている。前回は、大量のゴミが吹き寄せられていて、閉口させられたが、今回はそのゴミも殆んど見えず、気持ちが良い。
これで、可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば、云うことなし!!

所が、可愛娘ちゃんからの応答はない。それどころか、キャストする度に千切れたアマモの葉が針に掛かって来て、邪魔になって仕方がない。恐らく、海中には沢山の切れ藻が漂っているのだろう。

そこで、蟹の横ばい釣法でポイントを移動しつゝ、切れ藻がなく、可愛娘ちゃんの居るポイントを探したが、何処に行っても状況は変わらない。

ワームが駄目ならプラグではどうか・・・・
ものは試しと、MHR-KGNでは滅法強いFinluckMinnow30SギガスクリュータイプA GS-A K2その他を試したが、完全に無視される始末で、どうしようもない。

18:30頃には、早くも凸部に達してしまった。凸部では、今年の初めに重たいジグを使ってYTさんが良い結果を出していたので、小生も倣って2.0gのJHを使ってボトム付近をチェックしてみた。すると、18:40頃、コンとこの日初めての反応があった。合わせも決まったが、引きの具合に違和感がある。ひょっとすると・・と思いつゝ抜き上げた正体は、やはり惚け顔のカサゴで、がっかり。

それでも、魚が動き出したのかも知れないと、儚い期待を胸にキャスティングを繰り返したが、根掛かりと切れ藻の連発で、気持は風前の灯。にも拘わらず、何とか可愛娘ちゃんに会いたい老いの一徹。一縷の望みを賭けて、蟹の横ばい釣法凸部の先にまで足を伸ばした。しかし、何年か前には、爆釣をしたポイントも、可愛娘ちゃん達は何処に行ってしまったのか、今回も梨の礫

20:10頃、更に足を伸ばす気力もなくなって、123番スポット付近で折り返しに入った。だが、往路と同じ釣法では、結果は見えている。往路とは違う方法で・・・と辛うじて消え残っていた気力を絞り出して、飛ばしウキを使ったシステムを組んで、沖目を狙うことにした。

しかし、沖目からも答えが返って来ず、空振り続きのまゝ35番スポット付近に戻って来た時、モゾとした違和感が伝わって来た。時刻は21:00頃のことで、実は、その頃には完全に気持も切れており、引き揚げようとしている時だったが、思わず知らず、ロッドを持つ手に力を入れると、生命体の反応があった。その引き具合から、カサゴではないだろうと思いつゝ抜き上げると、その正体は、待ちに待っていた可愛娘ちゃん。サイズは15cm程で、ナイス・サイズとは云えないが、二日掛かりでやっとの思いで手にしたメバルなので、殊の外嬉しかったが、時既に遅し。
待ち疲れと歩き気疲れのため、延長して釣り続ける気力もなく、付近を簡単にチェックしただけで、21:20頃、StopFishingとした。

このMHR-KGNは、小生にとっては、良型は望めないが数多くの可愛娘ちゃんが遊んでくれる癒やしの釣り場の位置付けだった。所が、昨年(2021年)末頃から状況が悪くなり、年が明けた2022年になっても、パッとしなかった。
そんな状況だったので、一夏過ぎた今シーズンは少しでも回復していることを祈りつゝ、調査をして来たのだが、残念ながら、嫌と云う程キャスティングを繰り返したにも拘らず、まぐれアタリがたったの一度しかなかったことを考えると、状況は更に悪くなって、付近のメバルは何処かに移動して行ってしまったのではないかと思う。釣り場で会った自転車で通っている地元のオッチャンもメバルが居なくなったと云っていたので、小生が受けた印象は間違っていなかったと思う。
しかし、これだけ広大な釣り場のメバルは、一体、何処に行ってしまったのだろう。釣り場全体では、数え切れない程数多くのメバルが生息していた筈で、その中の一匹も残さず居なくなってしまったとも考え難い。
出来れば、これは一時的な現象だと思いたい。そうでなければ、老齢の小生が楽しめる冬場の釣り場がなくなってしまう。

2022年釣行記(69) – TC&AJ

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:12月02日(金) 16:30~21:00
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:タチウオ x 2、アジ x 3、カサゴ x 1
同行者:KMIさん、ICNHさん

定例釣行日の金曜日(2日)は、予報を見ると、生憎のことに北東乃至北の風が4~5mとのこと。こうなると、MHR-KGNでは強い向かい風になり、DKKでは横風になって、誠に具合が悪い。加えて、この日は、早朝のワールド・カップスペイン戦のために寝不足になっていたので、今週末の釣行は止めようかと思っていた。そう思いつゝ、翌日の土曜日の予報を見ると、南西の風が3~4m。基本的に、週末や日曜・祭日の釣行は控えているのだが、今週は例外にしようかと大いに気持が動いた。
そんな所に、KMIさんICNHさんの二人が、強風をおして強行するとの連絡が入った。独りで冷たい風に吹かれて、アジタチウオからのあるかないか判らないコンタクトを待ち続けるのは如何にも辛い。しかし、仲間が居れば、コンタクトがなくても気分転換は出来るし、耐えられなければ早目に切り上げることも出来ると云う訳で、小生も出掛けることにした。

15:20頃、自宅を出発し、現地には16:00頃、到着。
そして、小生の直前に到着していたICNHさんと連れ立って、岸壁に出てみると、入り口付近にはトックリ・サビキの常連さん、最奥にはMKIさんの知り合いのAIYMさん(?)がロッドを振っていて、この岸壁のベスト・ポジションの両端には入れない。そこで、小生は中央付近、ICNHさんは中央付近の入り口寄りに釣り座を構えて、この日の釣りをすることにした。

準備をしつゝ様子をみると、風は予報通り強く吹いており、しかも、向かい風になる東寄り、更には、海は波立っていて、果たして釣りになるかと心配にな程。
そんな状況の中、ICNHさんはさっさと準備を終わらせてアジングを始めているのにはアングリ。

実は、小生はSoareGameをベイトのショート・ロッドに組み直したばかりの竿を試しに使いたかったが、スピニング・ロッドでもかなりやり難くなる程のこの風では到底無理。と云う訳で、重たいテンヤを使う刀狩りであれば、何とかなるだろうと、取り敢えずはアジングを諦めて刀狩りにから始めることにした。

16:20頃、強い風を意識して、いつもより細い0.8g号のPEラインに少々重ための1S(15g)テンヤを組み合わせて、キャスティングを開始。

12月に入り、タチウオの盛期は過ぎている筈なので、コンタクトの数はそれ程はない筈。千載一遇のチャンスを逃すまいと集中したが、やはりと云うべきか当然というべきか、兎にも角にも、音沙汰はない。そんな中、ふと隣りのICNHさんの様子を見ると、何とアジを抜き上げている最中。
聞けば、豆アジだが、盛んにアタッて来ているとのこと。

そこで、君子豹変すとばかりに、狙いを豆アジに切り替えて、Soare改を持ち出したが、小生の所では音沙汰がない。ICNHさんの釣り方を見ると、軽くアンダーハンドでキャストしてJHもそれ程沈めていない様に見える。この日の様に風が強い時は、余計なラインを出さず、極力風の影響を受けない様にする方が良いかも知れないと、滅多にすることのないアンダーハンド・キャストを倣って試みたが、中々答えが出ない。

16:30頃到着して、最奥でアジングをしていたKMIさんも、アタリがないと云いながら様子を見に来た所を見ると、どうやら、この日のアジの付き場に偏りがあったのかも知れない。

余りにも魚っ気がないので、一人ロッドを振っているICNHさんを挟んで、3人で釣り談義をしていると、突然、来た!!との声が上がって、いつの間にか刀狩りに切り替えていたICNHさんがロッドを大きく曲げてやり取りを始めた。そして、抜き上げたのは、指4本クラスの良型タチウオ
タチウオが回って来た。チャンスだ!!
急いで元の釣り座に取って返してテンヤをキャストすると、何と直ぐに答えが出て、小生にもタチウオが来てくれた。
時刻は、17:00少し前のことで、サイズはICNHさんには及ばず、精々指3.5本と云った所だが、これで取り敢えずボーズは回避出来たと一安心。
とは云え、1匹だけでは足りない。せめてもう1匹は欲しいとアングラーならではの欲の出し方でキャスティングを繰り返したが、強い風の影響で、中々思い通りに行かない。

タチウオからのコンタクトもないので、又々、アジングに切り替え、ICNHさん流のアンダーハンド・キャストを見様見真似で繰り返したが、うんともすんとも反応がない。
そこで、駄目で元々とばかりに、JHを敢えて軽目の0.8gにしてみた。アンダーハンドでショート・キャストをすれば、風の影響はかなり減らせる上、風にドリフトさせれば、案外、反応を示すかもしれないと考えた結果なのだが、これがビンゴ
直ぐに答えが出て、ワームを引っ手繰る様な大きなアタリで、この日初めての豆アジをゲット。時刻は、実釣を開始して1時間も経った17:20頃。

やっと、今日の釣り方が見付かったと同じ様にして後続の豆アジを狙ったが、再現出来ず何も反応が返って来ない。JHも1.2gや1.5gなど色々と試したが報われず、2匹目を獲ったのは、それから約20分後の17:40頃。そして、3匹目は18:00頃と20分に1回、忘れた頃に来る反応を何とか獲っていたが、それ以降は完全に梨の礫

アジよりもタチウオの方が、可能性はある筈と考え、以降は刀狩りに重点を置いて見たが、タチウオの反応も感じられない。強風の影響で、小さなアタリは感じ取れなかったとも考えられるが、シーズン終盤にあって、盛期の様に何度もコンタクトがあると期待する方が、無理と云うものだろう。

20:00少し前、入り口付近の常連さんが引き揚げていったので、物は試し、気分転換を兼ねて、彼の後に移動してみた。
そして、斜め右方向に何度かキャストしていると、その何投目かで、突然、ガツン。思わぬ反応に、少々泡を喰ったが、アクションを付ける動作が合わせになって、無事、2匹目のタチウオをゲット。サイズは、1匹目より一回り大きな指4本。

その後は、豆アジからもタチウオからも見放された格好で、全く生命体の反応を感じられないまゝ、時間が経ち、結局、21:00頃にStopFishingとして、3人揃って釣り場を後にした次第。

兎に角、この日は予報が的中し、終始強い風が吹き荒れていた。それでも、我慢をして釣りが続けられたのは、やはりKMIさんICNHさんと一緒だったからで、独りだったら、とっくの昔に引き揚げていただろうと思う。否、恐らく強風をおして来ることはなかった筈。
そんな悪条件の
冷たく強い風の中、老体をおしてやって来ただけに、何とかタチウオアジも獲れ、この日の目標が達成出来たのは、出来過ぎと云うべきだろう。

2022年釣行記(68) – MB

2022年 Mebaring 釣行記

日 時:11月28日(月) 16:50~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 0、カサゴ x 2
同行者:単独

最近のDKKは、タチウオは居残り組がポツポツと釣れることはあるが、アジに至っては釣れても豆アジばかりで、20cm超は殆んど釣れることがなく、全体としては低調。水深のない湾奥に位置する釣り場のこと故、冬場に向かうこの時期としては、已むを得ないことだが、文字通り虎穴に入らずんば虎子を得ず。兎にも角にも、現場に赴かなければ、豆アジとも遊ぶことは出来ない。
と云う訳で、DKKアジングをすべく準備万端整えて自宅を出るばかりになっている所で、ふと、MHR-KGNメバルが気になった。そこで、改めて天気予報をチェックすると、MHR-KGNでは北乃至北東の風が1mとのこと。北向きのこの釣り場では鬼門の風向きだが、1mならば、何とかなるのではと考え、釣り場付近のライブ・カメラで様子を見ても、木の枝が少し揺れているだけ。
と散々迷った挙げ句、急遽、MHR-KGNに行き先を変えることにした。

15:30頃、自宅を出発し、現地には16:30頃に到着。
直ぐにEmeraldas改を手に岸壁に出てみると、大勢のアングラーが、一定の間隔で長いロッドを並べていて、とても入る余地はない。何処まで続いているんだろうと歩を進めると、結局、への字カーブの手前でやっと途切れた。

一体、何が釣れているんだろうと思いつゝ歩を進めて、42番スポット付近に到着し準備に取り掛かった。
風は、予報よりもかなり強く正面から吹き付けて来ており、大量のゴミが吹き溜まっていて、釣りの邪魔になりそう。その様な状況なので、当初からジグ単を諦めて、飛ばしウキを介したシステムで、16:50頃、ゴミの少ないポイントを狙ってキャスティングを始めた。
しかし、システムが風に煽られて距離が出ない。テトラが置かれているラインまで飛ばすのがやっとの状況に加えて、操作感も全く感じられない。
この時点で早くもDKKの方が良かったかも・・・。

ゴミの少ないポイントを探しつゝカニの横ばい釣法つぶらな瞳の可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処に行ってしまったのかさっぱり判らない。これまでの経験からすると、キャスティングを繰り返していると、何かしらヒントになる反応が帰って来るのだが、今回は、何も感じられない。
或いは、風の影響で、感じ取れていないのかも知れないが・・・。

結局、可愛娘ちゃんの反応を一度も感じることもなく、凸部の手前に到達。この日は、凸部の手前までの間をじっくりとチェックする積りだったが、時刻はまだ18:00頃。時間は充分に残っている上、反応が皆無だったので、予定を変えて凸部の先に移動することにした。

こちら側は、テトラ帯が岸壁近くに設置されているため、テトラ帯の沖側を狙うことが出来るので、足を伸ばしたのだが、思った様なキャストが出来ない。飛ばしウキが風に吹かれて、思わぬ方向に流されてしまって、下手をするとテトラ帯に引っ掛かってしまう。
その風を利用して、テトラ帯と岸壁の間に仕掛けを入れて流しても、音沙汰がない。

19:00頃、風が収まって来て、キャストはし易くなったが、相変わらず可愛娘ちゃんはダンマリを決めこんだまゝ。
そこで、重ための2.0gのJHを使ったジグ単に替えてボトムを狙ったが、そうすると根掛かりの連発。仕方がないので、次に飛ばしウキからJHまでの長さを1m程にして、且つ、JHを1.0gにしたシステムにして見たが、これも空振り。

19:40頃、129番スポット付近から折り返しに入ったが、その頃には、気持は風前の灯

復路に入って94番スポットにまで帰って来た時、21:00頃のことだったと思うが、待ちに待った反応があって、惚けた顔をしたロリ・カサゴをゲット。この日初めて感じるコンタクトだったので、嬉しいには嬉しかったが、それも半減。そして、それから間もなく、同サイズのロリ・カサゴ

その後は、メバルどころかカサゴの反応もなく、21:30頃、疲れ果ててStopFishingとした。

結局、この日は、16:50頃にキャスティングを開始して約4時間半の間に、感じ取れたコンタクトは2回だけ。しかも、その主は外道のカサゴとあって、完璧に打ちのめされた釣行だった。

と云う訳で、北風1mの予報を甘く見たのが、大きな敗因と云えそう

2022年釣行記(67) – AJ&TC

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月25日(金) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 4、タチウオ x 2、カサゴ x 2
同行者:KMIさん、ICNHさん

前回もメイン・ターゲットにしたアジ豆アジを含めて泣きの3匹だけ。サブ・メインのタチウオに至ってはボーズに終わる惨敗。と云う訳で、何とかこの借りは返したいと、またまた、DKKに行くことにした。

15:45頃、現地に到着して、岸壁に出てみると、意外なことに先行者は2人だけ。しかし、最奥には、その内の一人が、青物を狙って長いルアー・ロッドを振っている。仕方がないので、入り口に釣り座を構えようかとも思ったが、出来れば最奥に入りたい。そこで、そのルアーマンに予定を訊ねると、中央付近に移動しようと思っていたので、どうぞ、入って下さいとのこと。

有り難く最奥に入らせて貰って、準備に取り掛かった。

今回の目標は、我が食卓用に20cm以上のアジを1匹、そして、出来ればご近所用のタチウオを2匹。と云う訳で、今回はアジング用にEmeraldas改と予備のSoare改タチウオ用にSephia S809M/Fの3本を持ち込んだ。

自宅を出る際に見た予報では、東南東の風が3m程とのこと。この風向きでは、向かい風若しくは横風になるのでアジングには少々厳しいだろうと思っていた。しかし、岸壁に立ってみると、幸いなことに殆んど無風。寧ろ、11月も下旬だと云うのに、薄っすらと汗ばむ位の暖かさで、風の心配をすることなくベイト・アジングが出来そう。そこで、Emeraldas改を手に、16:15頃、肩慣らしのキャスティングを開始。

暫く、ウォーミング・アップをして刀狩りに変更。
と云うのは、前回、まだ明るい時間帯だったにも拘わらず、何度もコツコツと反応があった。しかし、どうしても合わせを入れるタイミングが掴めず、結局、獲ることが出来なかった。タチウオのアタリだと信じてはいるが、正体を見た訳ではないので、今回はそれを見極めたいと思ったのが、その理由。
そして快適波止タチウオテンヤSS1S(15g)をキャストしてみると、前回と同じで、コツコツとした反応が帰って来るが、どうしても合わせられない。
何度かキャストを繰り返し、何度も空振りをしている内に、テンヤの着水点付近の海面が、何やらザワツイているのに気が付いた。そればかりでなく、アクションを付ける際のラインの動きに驚いて海面を割って飛び出す魚体も目に入って来た。
と云う訳で、前回と今回、明るい時間帯にコツコツとアタッて来るのはコノシロイナッコの群れだと判った所で、この日の本命のアジングに戻ることにした。

所が、その頃から横風が強くなって来てベイト・タックルでは、とてもアジングを続けることが出来なくなって来た。予報の3mよりもかなり強く感じる風に堪らず、スピニング・ロッドに切り替えてアジングを続けた。が、夕マヅメのゴールデン・タイムにも拘わらず、豆アジからも反応がない。
陽が沈む前は汗ばむ程だったのに、絶え間なく冷たい風に吹かれ、急激に寒くなって来ると同時に、早くも気持も急降下。そこで、気分を変えるためにターゲットをタチウオに変更。
しかし、シーズンの終盤戦で降った昨日の冷たい雨の影響が出たのだろうか、全くコンタクトがない。それでも、アジよりは可能性があると考えて、キャストを繰り返していると、いきなりコツ。
合わせも決まり、タチウオの強い引きを楽しみながら抜き上げたのは、最近のアベレージの指4本サイズ。
時刻は17:10頃のことで、日没後1時間も経っておらず、出足としては可もなく不可もなくと云った所だが、体感的には、3時間も4時間も経って苦労の末に何とかゲットした様な感覚だった。

取り敢えず、これでボーズではなくなったが、この日は、先ず20cmクラスのアジを獲って第一目標をクリアしてから、タチウオを狙う積りだったので、それとは逆。しかも、タチウオが1本だけではご近所向けのお土産に出来ず、もう1本追加しなければならない羽目になってしまい、自らハードルを上げる結果になってしまったが、この強い風では仕方がない。
兎に角、タチウオを追加しなければと、風下となる斜め左方向に向かってキャスティングをしていると、1本目を獲ってから10分後の17:20頃、今度はムズーッと重たくなるアタリで、2本目をゲット。

これで、兎にも角にも、この日の目標の半分は達成出来たので、今度はアジングに集中することにした。

しかし、相変わらず、強い横風が吹き止むこともなく、寧ろ強くなって来てJHが全く沈んで行かない。
隣りのICNHさんは、アジは表層に居ますヨと云い、ポツリポツリと豆アジながら掛けているが、小生は上手く表層を流せない。風の力を利用しようと、軽い0.4gのJHにしたり、逆に重たい1.5gにしたりしてみたが、これでも上手く行かない。

半ば諦め気味に0.8gのJHを流している時、風に膨らんだラインがスッと動く瞬間があり、反射的に腕を伸ばすと、思い掛けず生命体の反応が帰って来て、来たー!
時刻は、既に19:40頃になって、漸く、この日の初めてのアジをゲット。しかし、サイズは目標に遠く及ばない

漸く、この日のパターンを掴んだと思い後続を狙ったが、元の木阿弥で再現性が全くない。

20:30頃、KMIさんが引き揚げて行った所で、小生も倣って引き揚げようかと一旦は思ったが、何としてでも20cmをものにしてやると思い直して、ICNHさんと並んでアジングを続けることにした。

しかし、こんな老いの一徹が叶うこともなく、豆アジを3匹追加しただけで、結局、この日の第一目標達成はならず、22:00頃、引き揚げることにして片付けに入った。
所が、皮肉なことに、この頃になってあれ程強く吹いていた風がピタリと止んでしまった。若くて体力がある頃ならいざ知らず、この歳になると、一旦切れてしまった気持を繋ぎ直して・・・と云うことも出来ず、結局、ICNHさんと連れ立ってStopFishingとして帰路に着いた。

2022年釣行記(66) – AJ&TC

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月22日(火) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、タチウオ x 0、カサゴ x 1
同行者:KMI、HRD、IMMR、SMT各氏

今回もDKKでの釣りだが、この所刀狩りが中心だったので、久し振りにアジングをメインにする積もりで、15:15頃に自宅を出て、現地到着は15:50頃。

直ぐに道具を手に岸壁に出てみると、意外なことに先行者が多い。先ず、最近のお気に入り場所になった入口に一人、最奥には綾瀬はるか似の可愛い彼女連れの若者アングラー、そして最奥から少し中央寄りに長いロッドを振り回している若者アングラーが二人と、先行者は都合で五人。
と云う訳で、入れそうな場所は中央付近にしかない。しかし、アジをメインとするので、出来れば最奥に入りたい。そこで、彼女連れの若者は、それ程遅くまでは釣りをすることはないだろうと思い、予定を尋ねてみると、18:00頃までとのこと。出来ればもう少し早く入りたいと思ったが、こればっかりは致し方ない。そこで、アジングはカップルが引き揚げた後に始めることにして、刀狩りの準備に入った。

岸壁の中央付近に戻って、Sephia S809M/F快適波止タチウオテンヤSS2S(11g)の組み合わせでキャスティングを始めたのは、16:30頃。
実は、カップルと長いロッドの二人組の間には、空きがあって、そこに入るにはスペース的には問題はなかった。所が、二人組の一人がキャストするウキの着水点は、何と、彼らの左側の空きスペースを越え、カップルの前方の沖。しかも、強めの風が右から左に吹いているので、ラインも当然左側に流されている筈。と云う訳で、空きスペースでキャストすると、お祭り騒ぎになるのは必定。そこで、君子危うきに近寄らずとばかりに二人組の風上になる中央付近で刀狩りを始めた次第。

すると、思いがけないことに、1投目からコツコツと何やら反応が帰って来る。時間的には、日没時刻の16:31を過ぎたばかりで、周囲はまだまだ明るく、タチウオが動き始めるにはまだ早い時間帯だと思っていたので、思い掛けないコンタクトにドキドキと鼓動が早くなって来る。
2投目、3投目とキャストを続けたが、コツコツとテンヤを啄く様な反応だけで、合わせを入れるタイミングが掴めない。テンヤを流すレンジを替えたり、アクションを替えたりしたが、徐々に反応が帰って来なくなり、結局、1匹もものに出来ずに終わってしまった。

カップルが引き揚げて行ったのは、17:40頃。
直ぐにアジングの支度を整えて、18:00頃、キャスティングを開始。今回は市販品のベイト・ロッドを試したかったので、BlueCurrentⅢ 53/Bをチョイス。所が、向かい風が強くなって来たために、直ぐにスピニング・ロッドの8320#1Bに切り替えたので、BlueCurrentⅢ 53/Bの出番は開始当初だけに終わってしまった。

この日の口開けのⅠ匹を掛けたのは、19:30頃。
漸くロッドを曲げてくれたのは、お約束の豆アジで、喜びも半減だが、サイズを選べないのが釣り。
お父さんかお母さんを読んで来る様にと云い聞かせて海に帰したのだが、次に来たのも同じサイズの

豆アジであっても、数が多ければ、不満はあってもそれなりに楽しめるが、この日はそれもない。

悪いことに、20:00を回った頃から横風が更に強く吹いて来て、JHが沈んで行かなくなった。踏んだり蹴ったりとはこのことで、タチウオからのコンタクトもなく、アジからも相手にされることもなくなって、気持は正に風前の灯。そんな中、半ば諦め気味にJHを流していると、思いがけずコン。
抜き上げたアジは、最近のDKKでは良型と云って良い23cmクラス。
マグレとは云え、やっとの思いで手にした良型だが、1匹では老夫婦の食卓に乗せるには足りない。せめて同じサイズをもう1匹とキャスティングを続けたが、偶然の産物では再現性は皆無。

こうして、老いの努力は報われることなく終わり、21:30頃、精根尽き果てて、仲間の皆さんに別れを告げて引き上げて来た。

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