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2018年釣行記(63) – AJ&TC

2018年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月15日(月)~16(火) 16:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 24、タチウオ × 1、カサゴ × 4
同行者:単独(NMTさん、MSDさん)

10月に入ったと云うのに気持ちの良い秋晴れの日がなく、毎日、どんよりとした曇り空が続いている。この日も今にも泣き出しそうな曇り空で、ひょっとすると降られるかも知れないが、孤島に行くことにした。

孤島の岸壁には16:00頃到着。
この岸壁を訪れるのは先月17日以来の約一ヶ月振りのこと。多い時には週に二回も通っていた時期もあったことを考えると、随分と間が空いてしまった。

今回は単独なので、独りで徹夜することも覚悟の上だが、その一方で、行けば誰か知り合いがいるだろうと期待していたことも事実。
その期待が叶って、NMTさんがニコニコ顔で迎えてくれた。やはり徹夜することを考えると、顔見知りがいる方がずっと心強い。

岸壁には航路寄りに餌釣りの若者二人が、広目に釣り座を構え長いロッドを出しているので、中央から航路側には入る余地がない。MNTさんは彼らから少し距離を置いて中央付近の陸側にバケツを置いている。彼の右側には初めて見る顔のアジンガーが2~3人程入っているので、直ぐにアジングをするには、足場の狭い所に釣り座を決める以外にない。

小生は、餌釣り師が徹夜をすることは考え難いので、彼らが引き揚げた後にアジングを始めれば良い。それまでは他の場所でタチウオを狙うことにしようと考え、取り敢えずNMTさんの左側に椅子を置いて場所を確保。

今回のラインナップは、タチウオ用のSephia S809M/Fアジング用Tenryu改8320#1Bの3本。
夫々のロッドにリールをセットしラインを通して、Sephia S809M/Fを手にコバに立ってキャスティングを始めたのは16:30頃。
風は南寄りで少し強めなので、航路に向かって立つと横風になるが、ワインドでは余り気にならない程度。時間的には、日没時刻の17:00頃にはまだ間があるが、どんよりとした曇り空のため、光量がかなり少なくて薄暗くなっている。UMKZ-P方面では夕間詰めに釣果が出ているとの情報もあったので、ひょっとするとタチウオが寄って来ている可能性もあり、運が良ければ早い内に刀狩りが出来るかも知れない。
期待したが、いつもの通りこれは空振り。
しかし、ワインド後にフォールをさせている最中にコンコンとアタリを感じることが何度かあった。残念ながら合わせ切れずに終わったが、恐らくタチウオがちょっかいを出したのではないか・・・・・。

NMTさんの様子を見ると、早くもアジを出し始めているので、タチウオの場を休めるためにアジングに切り替えることにして、17:00過ぎに8320#1B1gのJHでアジングのスタート。

すると、NMTさんの云う通り地合いに入っているらしく、直ぐに答が出て、この日最初のアジをゲット。サイズは25cm程の良型。

9月頃の孤島は、夕間詰めに地合いがあっても、その後はサッパリ。日付が変わってからもポツリポツリともう一つで、夕間詰め勝負の傾向が強かった印象がある。しかし、NMTさんによれば、先週は21:00頃にはマンクーになった程良かったとのことで、状況が変わっている様子に、今日は良いかも知れないと知らず知らずの内に期待が膨らんでしまう。

18:00頃、MSDさんが登場。少々狭いが、小生とNMTさんの間に入って貰い、3人並んでロッドを振った。しかし、NMTさんの云う程アタリが続いて来る訳でもなく、やはり先週とは状況が変わっているのだろう。
そこで、裏側の岸寄りの曲がり角付近を試して見ることにした。ここでキャストすることは数える程しかないが、2段下まで降りるのも面倒なので、無精を決め込んだ次第。すると、これが怪我の功名。それまでより遥かにペースが上がって、2匹、3匹と追加に成功。
結局、20:00頃にはツ抜けを達成。

所が、20:00を回ると群れが去って行ったと見えて、アタリがなくなってしまった。

20:30頃、エサ師の2人を含めて4~5人のアングラーが引き揚げて行き、7人程が居残り徹夜をすることになったが、アタリは忘れた頃にあるだけで、しかも群れでいる筈のアジにも拘わらず、続くこともなく単独の交通事故の様な状況。

2:00頃、長時間の釣りに疲れも感じて来たので、小休止。
1時間程ウツラウツラと休んで、3:00頃、キャスティングを再開して、何投目かのこと。根掛かりで高切れしたシステムを組み直して、キャストした所、どう云う訳かJHの重さが感じられない。
どうしたんだ・・・・・。
理由が判らないまゝラインを巻き上げて、良くよく見るとリーダーがスパッと切られていて、JHがなくなっている。

カマスかタチウオに切られたのだろう。
であれば、犯人を確保するまで。

直ぐにSephia S809M/Fにロッドを持ち替えて、コバのカーブ付近でワインドを再開。
2~3回しゃくった所でテンション・フォールをさせて様子を窺っていると、コンとアタリがある。最初の反応は合わせ切れなかったが、2度目の反応にガッチリと掛けることが出来、指3本のタチウオをゲット。
これまではシャクッた途端にガツンと大きなショックがあって後、ギュイーンとロッドを絞り込むタチウオのワインディングが面白かったが、これはどうしても釣れちゃった感が強い。しかし、今回はフォールの最中のコンと感じるアタリが取れ、釣った感満載。
1匹目の後、2匹目も同じアタリで掛ける所まで行ったが、ロッドにタチウオの重さを感じた途端にバレてしまったので、釣果としては1匹のみだが、満足出来るものだった。

その後は、タチウオのアタリがなくなってしまったので、又々アジングに復帰。
相変わらず、アタリが遠い状況が続いていたが、東の空が薄っすらと白み始める頃。それまでの状況が嘘の様に、頻繁にアタリが出始め、小生でも3連チャンをする程。
所謂、朝間詰めの時合なのだが、一瞬にして状況が180°変わってしまう面白さを楽しむことが出来、久し振りに20匹を超える釣果。しかも平均25cm程の良型ばかりで、満ち満ちた気分で、5:00頃、StopFishingとした。

2018年釣行記(62) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:10月13日(土) 17:00~21:00
潮回り:中潮(↑↓)

場 所:DKK
釣 果:アジ x 2
同行者:YGWさん

久し振りにYGWさんから、土曜日に夕方にDKKに入るので、行きませんか?とお誘いを頂いた。
しかし、天気予報では、土曜日の夜は北風が4~5mと強く吹く予想になっている。4~5mの風になると、唯でさえ釣りには厳しい条件だが、DKKでの北風と云えば、左手から右手に向かっての横風になるので、更に条件は厳しいため、小生が釣行を考えることは殆どない。所が、YGWさんに会うのは9月17日以来とほゞ1ヶ月振りのことになるし、このチャンスを逃がすとYGWさんの仕事の都合で次に会えるのが何時になるか判らない。
幸い釣り場のDKKは気軽に行ける近場であり、釣りにならなくてもYGWさんの元気な顔を見るだけでも良いか・・・・・・・。

現地には16:30頃到着。
先着していたYGWさんの車を覗くと、主はシートを倒して爆睡中。起こしては可哀想なので、そっと車から離れて岸壁の様子を見に行き戻って来た所でタイミング良くお目覚め。

二人連れ立って岸壁の入り口に立って、地元のオッチャン達の釣りを見学しながら時間調整した後、岸壁の中央付近に少し広く空いた場所を見付けて、キャスティングを始めたのは17:00頃。持ち込んだTenryu改8320#1Bの内、今回もライト・キャロのTenryu改が先発。風は少し東に寄っていると見えて、斜め左前方からかなり強く吹いて来ているので、シンカーは普段よりも重たい2.7gをチョイス。

その一投目。
左からの風なので少し左向きにキャストし15カウント程した所で、コン。反射的な合わせも決まったと思ったが、ラインが左側で餌釣りをしているオッチャンの方向に引っ張られて行く。
それ程、左にはキャストしていない筈なのになぁ。祭ったのか?
そのオッチャンに抜き揚げられたアジを見ると、オッチャンの針が刺さっていたかどうかは判らなかったが、小生のJHはちゃんと口に掛かっている。お祭りした訳ではなく、口に小生の針が掛かっている以上、小生の獲物だと主張することも出来たと思うが、ここは先行者に譲って・・・。
そして二投目。
今度は正面に向かってキャスト。すると今度は右側のオッチャンとお祭り。
一般的に、餌釣り師は風にラインが吹かれて膨れてもお構いなしなので、横風が強い場合にはありがちなトラブルだが、これでは落ち着いた釣りが出来そうにもない。
オッチャン達が引き揚げてからにしよう!

陽が暮れてすっかり暗くなっていたので、17:30頃のことだったと思うが、最奥に入っていた餌釣り師が、場所を譲ってくれたので、有難く移動させて貰って、本格的にアジングを再開することになった。

しかし、時折、YGWさんがアタッたと云っているが、小生にはコンタクトは感じられず、前回の動画を見ている様な気がして来る程、海には気配が全くない。

小生がこの日の最初の1匹を獲ったのは19:30頃のこと。
この夜の様に横風が強い場合のロッド操作方法をYGWさんから講義して頂いた直後、習った様にやって見ると直ぐに答が出て、コツン。
実は、この夜はアジの顔を拝むのは、諦めていたので、嬉しい1匹。しかし、2匹目は来ず、又々厳しい状況に戻ってしまった。

20:00頃だったと思う。今にも降り出しそうだった空から、小生の苦手とする雨がポツリポツリと落ちて来た所で、気持ちは切れてしまって惰性のキャスティングを繰り返しているだけ。小生達に場所を譲ってくれた餌釣り師も引き揚げて行き、岸壁はYGWさんと二人で貸切。

20:30頃、横風は変わらず強いまゝだったがライト・キャロのシンカーを1.5gの軽いものに替えてみた。するとこれが良かったのか、偶々キャストしたポイントにアジが居たのか、コツッと小さなアタリで2匹目をゲット。しかし、やはり後続はない。

21:00を回った頃、一度は止んだ雨がまたポツリポツリと降り出して来た。
そうなると、もはや気持ちを誤魔化すことも叶わず、引き揚げを提案した次第。

YGWさんは、この日早朝からMNDRでティップ・ラン・エギングをして来た帰りだと云うのに、疲れも見せず強い風の中、雨が降って来ても臆することなく集中していたのは、流石と云わざるを得ない所で、到底小生には真似の出来ない相談。
そんなYGWさんでもこの夜の釣果は小生より1匹多い3匹だけ。
と云うことは、この夜のDKKにはアジが居なかったと云うことの証であり、小生の2匹は上出来だと云うべきだろう

2018年釣行記(61) – AJ

2018年 Ajing Eging 釣行記

日 時:10月9(火) 17:00~23:00
潮回り:大潮(↓)

場 所:DKK
釣 果:アジ x 4、ヒイカ x 1
同行者:単独

前回に引き続いて、今回もDKKに単独釣行。
実は、予報では東風が3mと予想されていたので、風を正面から受けることになるDKKに行くのに躊躇いを感じていたが、AKTさんから獲物は足許に居るから向かい風でも影響はない筈との助言を頂き、決行した次第。

DKK到着は16:15頃。
岸壁には地元のオッチャンが3人竿を出しているが、前回と同じ様に最奥方面ではなく、中央から手前付近に入っている。アジの付き場が変わっているのかも知れないと思いつゝ、最奥に釣り座を構えて準備に入った。

前回はキャスト出来る場所がない程のゴミが大量に漂っていたが、そのゴミも何処かに流れて行ったと見えて、いつもの様に所々プカプカ浮かんでいるだけ。しかし、風向きが予報と違って右から左に抜ける南風で、悪いことにかなり強目。

今回もライト・キャロ用にTenryu改、ジグ単用に8320#1Bの2本を持ち込んだが、いつもよりも重い2.2gのシンカーでキャロシステムを作って、16:30頃、Tenryu改を先発に選んでStartFishing

魚からのコンタクトがないまゝ時間が進んで、日没時刻間近になって地元のオッチャンがアジを掛け始めた。イヨイヨ寄って来たか・・・・。しかし、浮子の位置が遥か遠く、とてもライト・キャロでは届く距離ではない。
その内、回って来るだろう
楽観的に考えて、キャスティングを続けたが、寄って来る気配が感じられない。それどころか、釣り場に到着して以来、強い風に吹かれ続けているので、身体が冷えて来て、ブルブルと胴震いが・・・・。

18:30頃、一人残っていたオッチャンが寄って来て、
アタリはありますか?
そのオッチャンによれば、暗くなる前にパタパタと来たが、それ以降はサッパリアタリがなくなった由。

18:40頃、オッチャンが引き揚げて行き、岸壁には小生独り。
横からになる南風は相変わらず強く吹き付けて来ているが、貸し切り状態なので、誰に遠慮することもなく、好きな方向にキャスト出来る。極端に右方向にキャストしたりして風の影響をかわそうとしたが、中々思い通りには行かない。
そこで、スマホで予報を改めてチェックすると20:00頃から弱まるらしい。
何とか、そこまで粘って弱くならない様なら、引き揚げよう

19:30頃になって、それまで殆ど間断なく強く吹いていた風が、時折フッと弱くなる時が出始め、時間が経つに連れてその時間が長くなって来ている様な。これで、少しキャストし易くはなったが、相変わらずアジのコンタクトは皆無。前回は、あれ程五月蠅く足許を泳ぎ回っていたシーバスの姿も全く見えず、生き物の気配が全然感じられない。

そこで、20:00頃、気分転換を兼ねてJHをナオリーに替えてライト・エギングでヒイカを狙って見ることに。
ライト・エギングは3年前に南端メトウイカをやったことがあるだけで、要領が判らないが、その時のことを思い出しながら、適当にアクションをつけて3投目か4投目。ジワーと重たくなる様な違和感があったので、念のため合わせると、ゴミの様なイカがエギにぶら下がって来た。

浅学にしてヒイカメトウイカの違いは判らないが、兎に角、イカには間違えがないし、この日最初の獲物。この1杯に気を良くして、追加を目論んだがこれは空振り。

アジも駄目、ヒイカも駄目と来ては気持ちが切れるのは時間の問題だが、漸く風が収まって来たばかり、もう少し粘って見よう
小生にしては珍しく粘ることにしたが、アジからのコンタクトはないまゝ。

22:00少し前のこと。
ジグ単では答えが出せなかったので、駄目で元々と又ライト・キャロを持ち出してみた。ただ、風が弱くなっているのでシンカーを1.5gの少し軽めにしたのだが、これが良かったのか、この日最初のアジからの信号が伝わって来て、やっと1匹目。
サイズは20cm程度で、体高もなくもう一つの感があるが、アジはアジ

そして2匹目を追加し、これまでの音沙汰のない時間帯が嘘の様に3匹目、4匹目。しかし、サイズは15cmにも満たない程のロリ・サイズ。しかも3匹目、4匹目は、直ぐ足許。
近場であればジグ単でも出るかも知れないと8320#1Bに持ち替えたが反応がなく、又Tenryu改に替えたりもしたが、梨の礫
結局、干潮時刻の23:00頃、StopFishingとした。

2018年釣行記(60) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:10月2(火) 17:00~23:00
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:DKK
釣 果:アジ x 10、鉛筆カマス x 1
同行者:単独

9月は、小生が嫌いな雨模様の天候が続いたので、釣行回数が減った上、メッキタチウオなどアジ以外も狙ったため、アジ狙いで出掛けたのは2度だけ。しかも、2度のアジング釣行で得た獲物は、たったの2匹だけの語るも涙の貧果だったので、冷蔵庫の在庫も底を着いて仕舞った。
そこで、久し振りのアジングをすることに。

16:30頃、DKKの岸壁に到着。
地元のオッチャンが3名長いロッドを振っているが、幸い最奥には誰も居ないので、迷わずこれまでと同じ場所に道具を降ろして、釣り座を確保することに成功。
しかし、海面には夥しいゴミが広がっている。見ていると南風に押されて次から次に流されて来て、切れ目がない。ゴミと云っても一昨日の台風24号に吹き飛ばされた木の枝や枯れた草の葉等が大半で、生活ゴミでないのがせめての救いだが、これではとてもキャストするのは無理。兎に角、流れ去ってくれるのを待つしかない。

時間稼ぎを兼ねて殊更にゆっくりと支度をしたが、持ち込んだロッドはライト・キャロ用のTenryu改とジグ単用の8320#1Bの2本なので、直ぐに支度は終わって仕舞った。と云っても、釣りに来ている以上釣り以外にする用意もしておらず、他にすることもない。
早くゴミが去ってくれないかと願いつゝ海を眺めていると、所々ゴミが薄くなっている個所があるのに気が付いた。そこで、ゴミが薄くなっている場所を狙うことにして、Tenryu改を手に少し風上に向かって移動し、17:00頃、キャスティングを始めた。

ゴミが薄いとは云え、2投に1回はゴミが掛かって来るし、薄い場所にキャストしているのに、着底する頃には流れて来たゴミで塞がれるなどしてやり難くて仕方がない。ゴミの隙間から覗き見える海水は、少し白っぽく濁っている様に見え、初っ端から気勢を削がれた格好。
所が、キャスティングを初めて程なくして、ジワーッと重たくなる様な違和感に反射的に合わせを入れた所、生命体の感触が伝わって来た。と云っても軽くて頼りない程のものなので、アジではないのは確か。
果たして主は何だろうと思いながら寄せて来た所、海面に見えた姿は何やら細長くスマート。こんな所でキス?
しかし、良くよく見ると、正体は可愛い鉛筆カマス

その後は、ごみが無くなるのを待ちながら、休み休みやる気のないキャスティングを繰り返したが、掛かって来るのはゴミばかり。

17:30頃になって漸くゴミの本体が、左手方向に流れ去って行き何とか釣りが出来そうな状況になったので、元の釣り座に戻って釣りを続けることに。

日没時刻間近とは云え、まだまだ明るい時間帯なので、そのまゝライト・キャロで遠目を狙っていると、いきなりコンとハッキリとしたアタリ。
突然のことなので、些か泡を喰ったが、合わせも決まってこの日最初のアジの捕獲に成功。
これに気を良くして、2匹目、3匹目を狙ったが、どうも通りすがりだった様で、その後は音沙汰がない。

時間が過ぎ、辺りはすっかり暗くなった所で、ジグ単に切り替えたが、アジからのコンタクトはないまゝ。
左手方向に流れて行ったと思ったゴミが、気が付くといつの間にか戻って来ていて釣りの邪魔をしたり、足許にはシーバスがウロウロし始めるなど、ヤル気を阻害する要因ばかりが増えて来て、気持ちが切れるのは時間の問題・・・。
この岸壁で独りだったら、惧らく諦めていただろうが、後から登場して来た若者アジンガー2人のお蔭で粘れたのではないかと思う。その内の1人は何度かこの釣り場で一緒になったよく喋る御仁だが、この夜は彼に救われた気がする。
兎に角、最奥から小生、御仁、そして御仁の友人の3人が並んでアジングをすることになった。

相変わらずゴミの薄くなった個所を狙って、キャスティングを繰り返したがコンタクトがない。そこで、JHを0.8gに少し軽くして、ボトム付近を狙うと、突然コン。しかし、合わせ切れずに空振り。同じ場所を同じ様に流すと、又々コン。所が、これも空振りで乗せられない。
魚はいるけれど、アジじゃないのか・・・・?
こうなると意地になるのが小生の良い所(悪い所)で、3度目の正直とばかりに流して、やっと乗せたのは紛れもないアジ
このアジを始末して、同じ場所を狙おうとしたが、残念なことに、ゴミで塞がれていてとても狙えない。そこで、向きを変えて同じ様にボトム付近を狙うと、ここでもコン。
漸くレンジを探りだせたと思ったが、同じ様に沈めた筈のジグがゴミに掛かっていて、全然沈んでいなかったり。それどころか、木の枝を掛けてラインブレイクをしたりと中々調子が出ず思い通りに行かない。

所が、どう云う加減なのか、21:00頃になって、あれ程五月蠅く流れていたゴミが突然なくなって、目の前は綺麗な海に変わっている。見慣れた海の様子だが、ゴミが浮かんでいない海に向かってキャスティングするのは、気持ちが良いものだと改めて思った。
これで、やっと落ち着いてアジングに集中出来ると思ったが、ゴミと一緒にアジも何処かに去って行ったと見えて、アタリが来るのは忘れた頃にポツリとあるだけ。

23:00頃になって、やっと来たアタリを合わせ、取り込もうとリーリングを始めた所、いきなりシーバスが・・・・・。そして、その後程なくして小生の掛けたアジは又々シーバスの餌食に。アジのアタリの間隔はこれまでよりもずっと短くなっていたので、群れが回って来た様で、チャンス到来。
所が、この頃になって、若者二人が引き揚げる準備を始めてしまった。小生、独り残って残業をしたい気持ちもあったが、掛けたアジシーバスに持って行かれる都度、切れた仕掛けを作り直すのも面倒。立ちっ放しのアジングで、腰も痛くなって来ていたので、彼らと一緒に引き上げることにして、23:30頃StopFishingとして帰路に着いた。

2018年釣行記(57) – AJ&TC

2018年 Ajing Touching 釣行記

日 時:9月17(月)~18(火) 17:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 2、タチウオ × 1
同行者:YGW、INUE、NGHM各氏

この歳になって誠に有難いことだが、AKTさんYGWさんのお二人から、それぞれ16日の日曜日と17日の月曜日に孤島アジングのお誘いを頂いた。小生が若くて体力が有り余っている状態であれば、16日の夜から17日にかけてはAKTさんと、そして17日の夜から18日にかけてはYGWさんとご一緒させて頂く所だが、生憎、高齢の身とあってはこれは出来ない相談で、二者択一の選択をしなければならない。

丁度、この時期は15日の土曜日から17日月曜日の敬老の日に掛けて、世間様では3連休。となると、16日はその連休のど真ん中に当たり、年に数える程しかない連休を楽しみにやって来る現役の方々で釣り場は混むだろう。小生も現役時代には連休が待ち遠しくて仕方がなかったが、これは今も昔も変わらないだろう。そう考えると、365連休の立場にあって、何時でも好きな時に出撃出来る身分の小生としては、ここは現役の皆さんに譲って楽しんで貰うべきだろう。
対して17日は連休の最終日であり、その夜まで頑張る現役組は少ないのではないだろうか。
と云う訳で、今回はYGWさんにお付き合いさせて頂くことにした。

所が、生憎なことに、天気予報では17日の夕方は傘マークが付いているので、場合によっては17日の孤島はパスすることになるかも知れない。その場合はUMKZ-Pで18日の朝間詰めにタチウオを狙おうと考えていた。
そして16日に再度予報をチェックすると、傘マークが付いている時間帯が延びて夜21:00までズラリと並んでいる、こうなっては孤島アジングは、雨が人一倍苦手な小生には無理なので、気持ちは完全にUMKZ-Pでのタチウオに向いていた。
所が、所がである。
17日の昼頃に見た予報では、傘マークが全く消えてしまっていた。
こうなるとアジタチウオも狙える孤島を外す訳には行かない。急遽YGWさん孤島アジングに参加する旨の連絡を入れて慌てて釣り支度をし直した。

孤島には、一足早く着いていたYGWさんINUEさんNGHMさんに迎えられて16:00頃、到着。
予想した通り先行者の数はそれ程多くなく、アジンガーは小生達の外に2~3名。小生はNGHMさんの隣りの航路側に入れて頂いて、航路側から小生、NGHMさんINUEさんそしてYGWさんの順。

今回持ち込んだロッドは、タチウオ用Sephia S809M/FZENAQ ASSAUT Shore S96の2本。アジング用Tenryu改8320#1Bの2本の都合4本で、小生としては多過ぎる位だがタチウオもターゲットに入れているので止むを得ない所。

予報では、風は南東からだがもっと穏やかに吹いている筈だったが、現場ではかなり強目。しかも南東とあっては、斜め右前方からの風になるので非常にやり難い。そこでジグ単は諦めて、最初からTenryu改でキャロシステムで16:30頃StartFishing
最初はシンカーを1.8gをセットして見たが、強い風にラインが吹かれて仕掛けが沈んで行かない。そこでシンカーを2.6gに替えて何とか沈められる様になったが、やり難いことには変わりがない。

そこで航路に向いてキャスティングをしていると、YGWさんが隣りに来て、20カウント位してから、サビク様に。サビいていても仕掛けは徐々に沈んで行くから、結果的にアジの泳層を通すことが出来るとのこと。いつもいつもこうして目を掛けて、助言をくれるのは有難いことで、釣りを通しての付き合いしかないためそれ以外のことについては判らないが、YGWさんの釣りに関する知識の広さや深さには只々感心するばかり。

この時も云われた通りにしてみると、意外にもかなり近い所でコン。
小生でも見逃しようもない程ハッキリと手許に感じるアタリで、この日の口開けの1匹をゲット。17:30頃のことで、曇り空で薄暗いとは云え日没時刻前のことなので、出足は良い。

程なくして、同じ様なアタリで1匹を追加出来、風は強いがこの分で行けばソコソコ釣れそうと思ったのも束の間、群れが遠のいたと見えて全体にアタリが途絶えた。

丁度、その頃、川崎方面では雨が降っている様子で、黒い雲から地表に向けて濃いグレーのレースのカーテンが垂れ下がっている。予報では傘マークがとれて一晩中曇るとなっていたが、何となく不安を掻き立てる雰囲気が漂っている。

アジのアタリがなくなった所で、サンマの切り身を餌にした浮子釣りで、雨にならないことを祈りつゝ、もう一つのターゲットを狙うことに。
その2投目のこと。
赤い電気浮子の灯りが徐々に左から右に流れて丁度45度付近に来た時、ジワリジワリと浮子が水中に沈んで行き、赤い光が滲んで見えて来た。
タチウオが来ているのは間違いない
本や動画などでは、浮子の灯りが走り出すまで待て等々、兎に角、餌を喰い込むまでジックリと待つのが肝の様だが、2度目の餌釣りとあっては、どの程度待てば良いのか全く見当が付かない。
滲んだ灯りを見ながら、頭の中では合わせのタイミングを待つ積りになっているのに、結局、手の方が動いてしまった。
この時は、ラッキーにも針を飲み込んでいたのでバラスことなく無事タチオウの捕獲に成功。しかも指4本の良型。

丁度、19:00頃のことだったが、この頃から雲行きがイヨイヨ妖しくなって来て、空には稲光の白い閃光が走り出す始末。
皆さんは、早くもレインウェアを着て雨支度を始めたが、小生は降らないことを祈りつゝ雨支度もせずタチウオを狙っていると、19:30頃になりポツイポツリと雨粒が落ちて来た。念のために持って来ていたレインウェアを慌てて引っ張り出して、着込み終わった頃には雨粒は一段と大きくなってザーッ。

建物の陰に避難して凌いだが、と云っても屋根がある訳でもないので、真上から落ちて来る雨だれは防ぎ様もない。地面には薄っすらと水が溜まり出しているので座ることも出来ず、南極のペンギンの様に立ったまゝ。

20:30頃、3人が引き揚げて行った。降りが余りにも酷く止む気配もないので、3人と一緒に勇気ある撤退を図ろうかと、正直考えた。
しかし、この雨の中、びしょ濡れになって道具を片付け車に積み込むのも、自宅に戻って濡れた道具を運び込むのも難儀この上ない。どうせここまで濡れたのなら、慌てて引き揚げても一緒。頑張って残っていれば、朝方には雨が上がっているかも知れないし、そうなれば道具を片付けるにしろ、自宅に運び入れるにしろ、遥かに楽になる

小生以外のアジンガーがどう考えたのか定かではないが、結局、6人が豪雨の中覚悟を決めて居残ることに。

雨は小降りになる気配も見せず降り続いていたが、22:00頃に予報をチェックすると24:00頃から晴れになるとの予想になっていた。
あと2時間程、我慢をすれば雨が上がる。皆、この予想に元気付けられたのは間違えのない所だと思う。

事実、24:00少し前から雲が切れ雨が上がって来た。
皆、釣り座に戻ってキャスティングを始めたが、アジからのコンタクトがない。これまでの傾向からすれば、24:00を回った頃からアタリが出だすのだが、大雨注意報が出される程の雨が降った影響なのだろうか。
それでも、豪雨の中、あるかないか判らないアタリを待つよりは、雨がないだけでも遥かに状況が良い。
所が、雨が降らなかったのは1時間程の間で、25:00頃から、またまたポツリポツリと降り出して来て、結局、明け方の4:00頃まで、降雨状態が続きバッグの中までびしょ濡れになる程。

結局、豪雨の中、年甲斐もなく頑張ったにも拘わらず、釣果は雨が降り出す前に獲ったアジが2匹とタチウオの1匹だけ。19:00以降はひたすら強い風と豪雨に耐え忍ぶ修行の時間となり、4:00過ぎには他のアジンガーとは一足早くStopFishingとして片付けに入っていた。

所で、天気予報に裏切られたことは、これまでに何度も経験して来たので、学習効果がないと云われればそれまでだが、この日ばかりは、同じ日に2度。
1度目は、昼過ぎに見たその日の夜の予報。そして、2度目は夜に見た日付が変わってからの予報。何れも、予報とは真逆の結果。
1週間も10日も前に出された予報が外れたのであれば、それは仕方がないことだと思える。しかし、今回は、ほんの半日前に出した予報が見事に外れた訳で、これには開いた口が塞がらない。こんな体たらくにも拘わらず、ピン・ポイント予報を自慢気に出していることに、気象庁は何の疑問も持たないのだろうか。

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