2019年釣行記(40) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月17日(月) 03:30~12:40
潮回り:大潮(↑↓)
場 所:KBRT-TB
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

先日、雨のために流れてしまったYGWさんとのコラボ・エギングだが、改めてKBRT-TBで出来ることになった。
KBRT-TBは、エギングにドップリと嵌っていた時期にも、行きたいと思いつつもその機会がないまゝだった憧れの釣り場で、しかもYGWさんのエギング・テクを隣りで間近に拝見出来るまたとないチャンス。

KBRT-TBまでは独りでも辿り着けるが、駐車場所などについては不案内なので、途中のパーキングで01:30頃に落ち合った後、YGWさんの先導で現地に向かうことになった。
待ち合わせの場所までは1時間半と想定したが、夜中の移動とは云え事故渋滞もあり得るので、15分余裕を見て23:45に自宅を出ることにした。そして今回の釣行は、徹夜に近い状態になることから、少しでも休んでおこうと、22:00前に床に入った。所が、遠足の前日の子供の様に興奮してなかなか寝付けず、ウトウトしただけ。
自宅でウダウダと時間を潰したが、結局、待ち合わせ時刻より2時間も前の23:30には車を走らせていた。時間は充分過ぎる程あるので、ゆっくりと走ったが、こう云う時に限って信号の巡り合わせが極めて良くて、信号待ちは殆どなく、しかも、事故渋滞もなかったので、パーキングには00:40頃到着してしまった。

01:20頃、YGWさんの先導で、パーキングを出発。
この行程も順調で、KBRT-TBには予定時刻の1時間も前の03:00過ぎに到着してしまった。
直ぐに様子を見に行った所、小生の想像よりも規模の小さな突堤で、中央より先端方向には、日曜日の深夜(月曜日の早朝)にも拘わらず、既に数人のアングラーが入っており、下手をするとアブれかねない。そこで、道具を取りに戻って、取り敢えず場所を確保することにした。

YGWさんによれば、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんが来るのは、5:00を回ってからなので、早過ぎるとのことだが、道具を持って岸壁に立っていて何もしないでいる訳にも行かず、4:00前から様子見のキャスティングを開始した。

エギはYGWさんに倣ってシャロー・タイプにしたが、20~25カウントで根掛かってしまう。しかし、ラインをグイッと引っ張るとズルリと海藻が抜けて来る。
その海藻をよく見ると、沢山の気泡が付いているので、海底から立ち上がっているホンダワラの類だろう。ホンダワラがアオリイカの産卵床になっているのかどうかは定かではないが、少なくとも海藻があればベイトが居るし、ベイトが居れば可愛娘ちゃんも居ておかしくはない。

日の出時刻の4:30を回って背後の山蔭から太陽が顔を出して、すっかり周囲が明るくなり、YGWさんの云う5:00が近付いて来るにつれ、期待がドンドン大きくなって来るが、音沙汰がない。
アオリイカの場合は、何の前触れもなく、いきなりドンと来ることが多い。従って、油断せずキャスティングを続けていることが肝要と自らを鼓舞していたが、時間の経過と共に徐々に気持ちが落ちて来て、ひょっとすると、今日も駄目かも知れないと弱気の虫が頭をもたげて来てしまう。

06:30を回った頃、遂にYGWさんは一休みをすると云って車に戻ってしまい、小生は居残ってキャスティングを続けることに。勿論、YGWさんが休んでいる隙に、1杯掛けて悔しがらせてやろうと云う助平心があったのは、云うまでもない。
07:00頃、そんな気持ちを抱きながらキャスティングを続けている小生をあざ笑う様に、小さな漁船が2艘現れて、目の前で網を打ち始めてしまった。しかも、悪いことに、丁度、エギの着水点。
これでは、キャスティングが出来ない所か、折角寄って来た可愛娘ちゃんも怯えて逃げて行ってしまう。
これで、辛うじて繋がっていた気持ちも切れてしまって、小生も一旦引き揚げて休むことに。

シートを倒してウツラウツラしている内に暑さで目が覚め、YGWさんの様子を見行ったりを何度も繰り返し、落ち着かないまゝ時間を過ごしていたが、その内、フッと寝てしまったのだろう。気が付くとYGWさんの車はもぬけの殻で、遠くの突堤には黒い服装のアングラーの姿が見える。目の悪い小生にはしかとは判らないが、どうやら眠りから覚めたYGWさんらしい。

ロッドも持たずに確かめに行くと、やはりそのアングラーはYGWさんで、アタリは依然としてないとのこと。

時刻は、11:00頃で、陽は高くドピーカンに晴れ渡って、潮位は最も低い大潮の干潮とあって、小生には全く釣れる気がしない。しかし、YGWさんによれば、干潮でも充分に可能性があるとのこと。他の場所に移動することも相談したが、最終的にもう少しKBRT-TBで頑張ることに。

そこで、仕切り直しのキャスティングを再開したが、気持ちがどうしても入らない。

どうやらこの日は、可愛娘ちゃんのご機嫌が良くなることはなくロッドが曲がっている所を見たのは2度だけ。
一度目は、小生達の到着前からシャクリ続けていたエギンガーが、突堤の先端に移動して間もなく、アオリイカを浮かした所。二度目はYGWさんの沖側の隣りのヤエン師が、ロッドを曲げてやり取りをしている所。

二人で相談の上13:00まで頑張ることにしたが、流されて来たゴミでキャストも出来なくなったのを機に、12:40頃StopFishingとした。

これで、アオリ・エギング5連敗。しかも、その全てがアタリさえもない完全試合ばかり。アオリ・エギングは、アジングやメバリングと違って、元々何杯も掛けられる釣りではないことは、充分に承知しているが、それにしてもパーフェクト・ゲームばかりと云うのは、如何にも悔しい!
次回もアオリ・エギングで可愛娘ちゃんの顔を見るべく粘って見るのか、それとも諦めて他に切り替えるのか、今の所決め兼ねているのだが・・・・・。

2019年釣行記(39) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:06月13日(木) 18:00~23:30
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 21、カサゴ x 2
同行者:単独(NGHMさん、INUEさん)

先日のDKKアジングでは、漸く時合が来て、さぁこれからだと云う時になって、それまでのポツポツだった雨が酷くなって来てしまった。雨には人一倍弱い小生も、それまでは何とか我慢をしていたが、これには堪らず、泣く泣く引き揚げて来ざるを得なかった。梅雨の最中のことなので、仕方がないことだが、何となく中途半端な終わり方でモヤモヤしたものが残ってしまい・・・・。
そんな状況だったので、南寄りの風が4~5mと強いが、久し振りに雨の心配がない予報を見ては、ジッとしていることなど出来る訳がない。前回から中1日しか経っていないが、再度DKKに行くことにした。

前回と同じ17:00少し前に自宅を出発。
そして、17:40頃、現地に到着して驚いたのは、駐車している車の多さで、皆さん、考えることは同じで、梅雨の中休みを狙って出撃された様子。

これじゃ、アブレルかも知れない。
道具を手や肩に岸壁に向かった所、入り口で思わぬ人から挨拶を受けた。その御仁はNGHMさんで、訊けば、入る場所がないのでここに入ったとのこと。
久し振りに会う挨拶をしながら、岸壁の奥を見通すと、NGHMさんの云う通り木の枝が張り出してロッドを振るのに支障がある場所を除いて、ズラリとアングラーが並んでいて、とても釣り座を構える場所がない。仕方がないので、NGHMさんに断わって、隣りに入らせて貰うことにした。この場所も頭上に枝が張り出しているが、ロッドが短いので何とか躱せそう。と云っても、本意の場所ではないので、何となく落ち着かない。

キャスティングを始めたのは18:00頃。
今回もロッドはSoare改の1本だけで、JHは強い横風を考慮して若干重めの1.2gにしたが、潮の動きが全くない。ピーカンに晴れた夕方でまだまだ明るい時間帯なので、アタリがないのは当然と云えるが、これで、益々釣れる気がしなくなって来てしまった。

19:30頃、岸壁中央のアングラーが引き揚げて行ったので、その後に移動することに。
頭上に気を使う必要がないだけでも開放感があって気分的には楽だが、相変わらず横風は強く、潮の動きは皆無で、アジのコンタクトはないまゝ。
回って来るのは、これまでの様に20:00頃だろうと思いつゝキャスティングを続けていると、いきなりコンとハッキリとしたアタリ。突然のことなので些か泡を喰ったが、合わせも決まり抜き揚げようとした所、ポチャン。
初獲物をバラしたのは残念だが、居ることが判っただけでもモチベーションは上がって来る。集中力を高めてキャスティングを続けたが、その後はサッパリでカサゴがゲストで来ただけ。

期待の20:00間近になり、ソロソロ来る筈・・・・・。
所が、期待に反して、全く気配が感じられない。こうなると初めて釣り座を構える場所なので、自信がなく、元の場所が気になって来る。そこで、又、NGHMさんの隣りに戻ったが、アタリはまだない由。
小生は、20:00を回っているので、いつアタリがあってもおかしくないとキャスティングを続けていたが、NGHMさんは堪らず奥を偵察して来ると云って奥に向かって行った。

暫くして戻って来たNGHMさんによると、最奥のアングラーが引き揚げて行くとのこと。
これを聞いて一も二もなく最奥に移動することに。

移動し終わったのは21:00頃。
やはり、好きな場所は気持ちも落ち着くし、ここで釣れなければ諦めがつくと云うもので、NGHMさんと並んでアジングを再開して一投目。
するとモゾモゾとした違和感でSoare改を曲げてくれたのは本命のアジ
時間は掛かったものゝ、本日初めての獲物で正直な所ホッとしたが、これまでであれば、余り間を置かず続けてある筈のコンタクトが、この日はない。

JHを重くしたり軽くしたり、何とかアジの気を引こうと悩んでいる所に、INUEさんが登場。NGHMさんの隣りに釣り座を構えたINUEさんは、2投目か3投目で、ドラグ音を響かせ、NGHMさんもポツリポツリだが、獲物を追加しているのに、小生は中々調子が出せない。

時刻は定かではないが、小生の調子が出て来たのは、21:30頃。
INUEさんは0.4gの非常に軽いJHを使っているとのことなので、小生は持ち合わせているJHの中で最も軽い0.6gを使うことにした。しかし、その頃になってかなり弱くなって来ているとは云え、風は相変わらず右から左の横風のため、JHの沈みが遅くなって待ち切れず、ついついロッドを動かしてしまう。そこで、JHを0.8gにして、何とか待てる様になり、同時にアジのコンタクトも感じられる様になった。

小生が、ツ抜けを達成したのは22:30頃。
それに前後して、NGHMさんは一足早く引き揚げて行き、INUEさんと小生の二人で残業することに。

その頃になって、0.8gのJHでアタリが遠くなったら1.0gに替え、1.0gのJHで遠くなったら0.8gに替えて、JHの沈下スピードに変化をもたらす様にしてみた。すると、比較的アタリが続くことが判ったので、以降の1時間はこれを繰り返した。その結果、23:30にStopFishingとするまでに11匹を追加することが出来、終わってみると都合21匹で、入釣してからの3時間を考えると、終わり良ければ総て良しを地で行った様なもの。

ここ最近のDKKアジングでは、出来るだけロッドを動かさない様にしている。と云っても、JHの重みを感じない場合は、無意識の内にロッドを動かしてJHの存在を確認することもある。しかし、これまでに比べて遥かに動かすことは少なくなっている筈。更に、アクションを加える際も極々小さなものに抑えている。
これまでは、アジからのコンタクトがないと、ワームを動かしてアジの関心をかおうとしていた。それでも効果がないと、ついついアクションが大きくなって・・・・。
それに比べると、最近の釣り方は全く正反対になっていると思っている。
これはYGWさんに教えて頂いた方法だが、これによって、ラインに何かが触れた様なカサッ、チッ、モサッと云った本当に小さなアタリが判る様になった。その結果、アジングのこちらから積極的に掛けに行く釣りの面白さを、一際感じる様になった。

今回の釣果も、この方法が功を奏し、これまでであれば取れなかったアタリが取れた結果だろうと思う。

2019年釣行記(38) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:06月11日(火) 18:00~21:30
潮回り:小潮(↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 5
同行者:単独

昨日の月曜日は、久し振りにYGWさんとコラボ・エギングを予定していたが、生憎の雨模様。しかし、雨には極めて弱い小生だが、YGWさんのエギング・テクを拝見出来る滅多にないチャンスなので、多少の雨なら見学するだけでもと思っていた。所が、時間が進むに連れて小雨弱雨と悪い方に変わり、しかも終日傘マークとなっては強行する訳にも行かず、已むを得ず中止にした。
そこで、ネットで火曜日以降の予報をチェックした所、火曜日の夜は曇マークしか付いていない。TVのニュースなどでは曇り時々雨と雨が降ることもあるとのことだったが、ここは自分に都合の良いネットの予報を信じて、火曜日の夜にDKKでアジングをすることにした。

自宅を出発したのは17:00を回った頃。
実は、16:00頃から、西の空がやけに暗くなって来ているのが気になっていた。しかし、何とか降らないでいてくれるだろうと思い、準備に取り掛かった。そして、準備が終わった頃には、すっかり空模様のことは忘れていた。所が、時刻になり道具を手に建物から出て見ると、何と雨が降っているではないか。しかも、雨粒が大きめで、道路面の濡れ方から、どうもかなり前から降っている様子。
どうしようかと思ったが、ここまで来た以上現地まで行って見て決めよう。

現地到着は、17:40頃。
自宅からは10km余りしか離れていないのに、地面は渇いており、こちらでは雨は降っていない様子に一安心。と云っても、梅雨のことなので、いつ降り出してもおかしくはない。
直ぐに道具を車から降ろして、岸壁に急ぐと、先行者は1人しかおらず、お気に入りの最奥は空いているので、迷わず最奥に釣り座を構えることが出来た。

予報では北東の風が3~4mとのことだったので、斜め左前方からの強めの風を覚悟していたが、岸壁に立ってみると、右から左への横風になる南寄りで、しかもかなり強目。

Soare改1gのJHでキャスティングを開始したのは、18:00頃。
前回は、まだ明るい時間帯に1匹目が出たので、今回もと期待したがアタリがない。雨が降り出しそうな曇り空で、辺りは薄暗くなっているので、前回よりは良いだ筈と思ったが、肩透かしを喰った格好。

強い横風に負けない様にとJHを1.2gや1.5gにしてアジを探したが、見付からない。それどころか、頭上高く薄い灰色に見える雲の切れ目から、青空が覗いているのに、雨がポツリポツリと降り出して来る始末。
幸い、雨は酷くならずに止んだが、アジからのコンタクトは感じられないまゝ。
前回、前々回ともアジが寄って来たのは20:00頃なので、それまではアタッて来ないかも知れない
風は、相変わらず右から左の南寄りで弱くなる気配も見せず、この上雨が降り出して来ては、泣きっ面に蜂。雨の降り出しを気にしながら、キャスティングを続けていたが、コンとも来ないまゝ。

この日、最初のアタリがあったのは、20:00頃。
モゾモゾとした違和感があったので、念のために聞き合わせをしてみると、これがアジからのコンタクトだったと云う訳。
サイズは20cm程度で、さして大きくはないが、この日の口開けの嬉しい1匹。

それにしても、DKKアジの時間に対する律儀さには、思わず笑いがこみ上げて来てしまった。

前回は、ここから入れ掛かりになったが、今回はどうか?
2匹目は、5分程後に追加出来たが、それを最後にピタリとアタリがなくなってしまった。それどころか、又雨がポツリポツリと降り出して来る始末。

雨が降るのは仕方がないが、酷くなることはない様にと念じながらキャスティングを繰り返したものゝ反応がない。と云って、20cm程度のアジが2匹では、幾ら老夫婦と云えども、お土産にするには寂し過ぎる。
何とか、あと2匹

3匹目は、21:00を回った頃。
この頃になって、漸く風が少し弱くなって来たので、JHを軽めの0.8gに替え、ゆっくりとフォールさせていると、それこそ微かなチクッ。その直後に同じ様なアタリで4匹目、5匹目をゲット。
やっとパターンを掴めたので、これからだ。
所が、そんな出鼻を挫く様に雨粒が大きくなり、これまで我慢していたのを一気に吐き出す様な降り方に変わって来た。雨に溶けてしまう体質の身では、これには到底抗し切れず、21:30頃、泣く泣くStopFishingとした。

2019年釣行記(37) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:06月06日(木) 04:00~08:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:JGSM-HTL-ST、MSK-TRY
釣 果:ナシ
同行者:単独

今シーズン、まだ顔を見ていない緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに、JGSMに行くことにした。ポイントは、前回NDGSK完全試合を喰らったので、今回はHTL-STでリベンジ。
実は、JGSM方面では、エギングにドップリと浸かっていた14~15年前でも、殆ど良い思いをしたことがなく、専らMNDR方面をホームにして通っており、楽しい思い出も色々と残っている。所が、文字通り行きは良い良い、帰りは強いを地で行く様なもので、引き揚げて来る際には長くて急な坂をエッチラオッチラ上って来なければならないのが難点で、14~15年前の若い頃ならいざ知らず、古希を過ぎた高齢の身では、些か以上に自信がない。
これに対して、JGSMの磯はNDGSKにしろHTL-STにしろ、駐車場から5分程度と至近距離で、しかもアップ・ダウンがない。仮に、他のポイントに入るにしても、距離は伸びるものゝ、体力的にはMNDRよりも遥かに楽で、正に高齢者向きと云える。しかし、入り易いだけにMNDRよりは場荒れしている可能性があることが難点と云えば難点だろう。と云っても、獲物の数よりも釣り師の数の方が圧倒的に多い関東地方では、何処の釣り場も場荒れしていると云っても過言ではなく、大同小異。余り気にしても仕方がない。

と云う訳で、自宅を2:00頃に出発。
現地まで2時間の行程とみて、日の出時刻の30分程前に到着する目標だったが、夜中の走行で全てが順調に過ぎる位で、一般道を使ったにも拘らず、現地の駐車場到着は、3:40頃。

直ぐに道具を手に、消え掛かった記憶を頼りに何とかHTL-STの磯に乗ったのは4:00頃。最初は先端部分に釣り座を構える積りで、先端付近にまで行ってみた。しかし、左右に根があってキャスト出来る範囲が狭そうなので、少し戻った所に落ち着いた。

予報によると、風は南寄りの2~3mとなっていたが、殆ど吹いておらず、距離は短いとは云え凸凹の磯道を歩いて来たので、薄っすらと汗をかく程。その汗の臭いのためか、ロッドを繋ぎリールをセットしている内に、蚊が纏わり付いて来て、慌てて防虫剤を両手や顔、首筋に塗ったが、左耳を喰われてしまい、痒い痒い。

Sephia S806ML-Sのロッドに、エギはぴょんぴょんサーチをチョイスして、4:00過ぎにキャスティングを開始。ぴょんぴょんサーチは、勝手に釣れちゃう!の謳い文句に惹かれて購入したのだが、これまで1度も可愛娘ちゃんを連れて来てくれたことがない。何とか1杯でもと、この所サーチ・エギ的な使い方をしているのだが・・・・。

この日は、風も殆どなく波もないので、ラインの動きが良く分かる。そこで、キャスト後のラインの動きを注視していると、25カウント程の所で、ラインがふっと緩む時がある。それ以上カウントを進めるとホンダワラが掛かって来るので、カウント25で藻面になると考え、以降は25カウントを基準に可愛娘ちゃんの泳層を探ることにした。

最初はカウント10で斜め左、次に正面、そして斜め右と扇状にキャスト。しかし、可愛娘ちゃんからのコンタクトがないので、次はカウント20で、同じ様に扇状に探し、そしてカウントを5増やして・・・と順番に上層から藻面までを通してみたが、全く気配がない。
そこで、エギをシャロー・タイプに替えてみたが、これにも反応がない。

小生は、余り移動せず同じ場所で粘るタイプのエギンガーだが、こうなると、移動したくなって来る。しかし、元々実績がない場所だけに、粘る方が良いのか、場所を替える方が良いのか判断するだけの自信がない。
そこで、大きく移動する代わりに、ロッドとギャフだけを持ち10m程岸に戻ってワンドの奥の浅場をチェックすることにして、入手したばかりのスーパー・シャローをキャストしたが、音沙汰がない。
浅場を諦めて、元の場所に戻り根掛かり覚悟で左手の根の際を流したが、これも空振り。

6:00前、突然、足許の際に沿って、小さなイワシ(?)の群れが帯状になって右から左に猛スピードで途切れることなく泳いで行くのが目に入って来た。小さな魚体に似合わない程のスピードの速さにビックリしながら、その様子を見ていると、次にはウロコらしいものがキラキラと光りながら右から左に流れて行く。
これだけのベイトが居るのだから、待っていれば可愛娘ちゃんが来てくれるだろうと粘っている内、気が付けば夥しい数のトンビが周囲を飛び回り、隣りの岩で羽を休め出して来た。

可愛娘ちゃんからのコンタクトもないので、トンビの様子を興味深く観察していると、浅い潮溜まりに立ち込んで小魚を捕まえている。見れば多くのトンビの脚には小さな魚が捕まえられており、どうやら浅い潮溜まりに迷い込んだ小魚を狙って集まって来たらしい。

7:00頃になり、全く気配がない。ベイトがいるので粘れば何とかなるかも知れないとも思ったが、周囲を見渡しても墨跡もないので、HTL-STを諦めることにした。と云っても、時間は未だ未だ充分に残っており、このまゝ引き揚げるのも、悔しいものがある。

そこで、最近出始めたとの情報があったMSK-TRYの様子を見に行くことにした。

MSK-TRYに到着したのは7:30頃。
岸壁には家族連れ、突堤の曲がり角にエギンガーがいるだけで、思っていた程もアングラーが入っていない。この岸壁は車横付けが出来るので、気軽に入れるだけに、アングラーの数が少ないのが気になる。
直ぐにSephia S806ML-Sを繋いでキャスティングを始めたが、切れ藻が夥しく漂っており、キャストの度にエギのカンナに引っ掛かって来る。

小一時間程、キャストをしたが、ここでも可愛娘ちゃんからの信号はなく、ジリジリと暑くなって来た所で、気持ちも完全に切れてしまい、今回も完全試合の返り討ちにあって、今季4連敗。意気消沈したまゝStopFishingとした。

2019年釣行記(36) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:06月03日(月) 18:30~22:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 24
同行者:単独

一昨日の6月1日はの小学校の運動会だったので、栃木まで行き炎天下の中、一日中応援していたため、一晩寝たにも拘わらず翌日の2日になっても疲れが取れず、一日中道楽部屋でウダウダしていた。栃木までは拙宅から130km程。距離の点から見ると、150km先の下田よりも近いのだが、下田方面に行った時よりも、事後の疲れが酷い様に思う。
下田は好きな釣りだから、疲れないのかも・・・・・(笑)

所が、そんな疲れが取れて来ると、またぞろ釣りに行きたくなり、と云っても翌日の4日には眼科クリニックに行かねばならず、寝不足にならない程度の釣りにしなければならない。となると、MHR-KGNでのメバリングかDKKでのアジングになるが、MHR-KGNはもう一つ調子が良くない。
と云う訳で、近場のDKKアジと遊ぶことにした。

17:30頃、自宅を出発。現地到着は18:00を回った頃。
早速、道具を肩に岸壁に出た所、東風4mの予報とは違って、南風が右から左にかなり強めに吹いている。先行者は、小生と入れ違いに帰って行った若者が2人と奥に1人だけで、何処にでも入れるガラガラ状態。となれば、お気に入りの最奥にスペースがあるとは云え、敢えてその場所に拘る必要はないのだが、残った1人にその旨断わった所、どーぞどーぞとニコニコ笑いながら気持ち良く了解してくれたので、入れさせて貰った。

今回、持ち込んだロッドはSoare改の1本だけ。強い横風が気になったが1gのJHにアジリンガーを刺して、キャスティングを始めたのは18:30頃。

すると2投目で、早くもモゾモゾとした違和感が伝わって来た。日没前でまだまだ明るい時間帯なので、アタリがあるとは思いもしなかったが、抜き揚げたのは20cm程度の本命。

今回は釣果のお持ち帰りのご下命がなかったので、クーラーやバケツを持って来ていなかったが、トングまで忘れて来ていた。そこで、先行者の御仁にトングをお借りして、獲物はプレゼントすることにした。

幸先が良いので、好釣果を期待するのは極々自然なことだが、こんな時は期待倒れになることは、釣りでは良くあることで、今回もその例に漏れず、その後は全くアタリがない。

その内、右から左の強い横風に対して、潮は左から右に強く流れ出して来て、やり難くて仕方がない状況になってしまった。
それでも我慢をして、キャスティングを続けていると、20:00少し前に、漸く2匹目が来てくれ、この1匹を皮切りにテンポ良くアタリが続いて、20:30頃にはツ抜け達成で、前回のDKKと全く同じパターン。

先行者の御仁はイソメで1匹を釣り上げて以来梨の礫だったのに対して、ワームの小生が入れ掛かりに近い状態で釣り上げるのを見て、アジングに興味を持ったらしく、色々と尋ねて来る。と云っても、小生の状況を見ながら、質問するタイミングを計っているのが、良く分かるので、非常に好感が持てる。

釣り方は前回と同じで、1gのJHで20カウント程沈めた所で反応が良かった。JHを0.8gに替えたり、ワームを変えるとアタリがなくなり、元の1gのJHにアジリンガーの組み合わせに戻すとアタリが復活する印象。

この様な状況は、21:00を回る頃まで続いたが、その後は風が強くなると共に反応がなくなってしまったので、JHを1.2gに重くして、斜め左の風下側にキャストしてみた。すると、フォール中にコンと反応がある。そこで15カウント程沈めて待っていると、チク。20:00~20:30頃の間の様な入れ掛かり状態ではないが、退屈する間もない間隔でアタリが続いた。

所が、22:00を回った頃から、アタリが遠くなってしまった。その上、岸壁に来て以来ズーッと風に吹かれ続け、寒さを感じる様になって来たので、22:30頃、二人揃ってStopFishingとした。

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