2019年釣行記(75) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:12月04日(水) 16:15~23:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:FRY
釣 果:ヒイカ x 2
同行者:単独

15:30頃、自宅を出発し、16:00頃、現地に到着。

岸壁に出て様子を見ると、相変わらずアングラーの数が多い。中には、ウィーク・デイだと云うのに、小学校位の男の子を連れたアングラーまで居る。何処かに入れそうな場所はないかと見渡したが、ありそうにもない。予報では北風が2~3mとのことだったが、現地では殆ど感じられない位に弱く、12月に入ったにしては暖かい日寄りなので、人出が多いのかも知れない。

実は、自宅を出るまで、FRYでのヒイカにするかMHR-KGNでのメバルにするか迷っていた。しかし、予報では北風が吹くとあったので、北風に弱いMHR-KGNを止めてFRYにやって来たのだが・・・・。
こんなことなら、MHR-KGNにすれば良かったなどと考えながらブラブラ歩いていると第3街灯付近に、若干広めに空いたスペースがあった。若干広いと云っても、小生の感覚からは遠慮したくなる程だが、他にはありそうもない。スペースの前には、浮子は浮かんでいない上、先行者は竿下でのサビキ釣り。
これなら、何とかなるかも・・・
先行者に声を掛けると、どうぞ、良いですヨ。入って下さいと声を掛けられたのが寧ろ意外に思った様子で、返事をくれた。しかも、その声は女性で、ビックリ。

今回は、ヒイカ一本勝負なので、ロッドはNSL-S702UL/BFのみ。先発の仕掛けは、1.5gのナツメ錘を使ったライト・キャロ。これまでは2gのナツメを使っていたが、根掛かりが多かったので、若干軽くしてみた。このキャロに今回はエギではなくスッテでも試して見ようと考えたのだが・・。

キャスティングを始めたのは日没時刻直前の16:15頃。
実釣開始後直ぐにコンタクトして来ると期待している訳ではないが、2投、3投とキャスティングをしても何も感じないと、今日もまだ寄って来ていないのかな・・・とどうしても、悲観的な思いが浮かんで来てしまう。

陽が沈み周囲が暗くなった頃、突然、隣りの女性がロッドを大きく煽って、アジを取り込み始めた。その1匹を皮切りに、ほゞ入れ掛かり状態。
そんな様子を見てはジッとしている訳には行かない。
しかし、生憎、今回はヒイカ一本勝負なので、保険のアジングの支度をして来ていない。何とか出来ないかとバッグを漁って見付けた使い差しの0.3gのJHをエギに替えてセットしてみた。
すると、1投目からコツッとアタリがある。しかし、これは空振り。
2投目、3投目とアタリはあるが合わせ切れずにいる内に、徐々にアタリが遠くなってしまい、隣りの女性もロッドを絞ることがなくなってしまった。
ものゝ30分位の間の出来事で、アジの回遊は一瞬で終わってしまった。

そこで、エギ単にしてヒイカ狙いに切り替えたが、全く、音沙汰がない。
その内、来るだろう!
その内、来るだろう!

19:30頃になると、いよいよMHR-KGNが恋しくなり出し、これからなら、まだ3時間程は出来るだろう云々と考え出してしまう始末。
しかし、気になるのは風の様子で、このFRYと同じ様にMHR-KGN方面でも弱い北風であれば良いが、予報通りだとすると、無駄足になって仕舞う
踏ん切りが付かずに、惰性のキャスティングを続けたが、一向に状況は変わらず、結局、MHR-KGNに転戦するタイミングを逸してしまった。

20:30頃、諦めて引き揚げようかと考え始めていると、隣りのアングラーに声を掛けられた。
FRY近くに住んでいて、10月からタチウオを狙って通って来ていると云うこの御仁と、そして、所沢から来たと云う御仁の3人で釣り談義に花を咲かせている内に、気が付けば、干潮時刻の21:31を回ってしまっている。そして、海を覗けば、ゴミが流れて来ているので、潮も動き出している様子。

そこで、夫々、釣り座に戻って釣りを再開。

釣りを再開して10~20分。
相変わらず音沙汰がないので、諦め掛けた時、風に吹けたラインが沈んで行かず、寧ろフケが大きくなった様な・・・。
アレッと思った次の瞬間には、反射的に腕が動いていて、紛れもないヒイカの感触。時計を見ると22:00で、普段であれば、引き揚げる時刻。

前回もヒイカは1杯だけ。今回も1杯だけでは話にもならない。
幸い左側のアングラーも引き揚げて行ったので、キャスト方向に気を使うこともない。
と云う訳で、粘りに粘って1杯追加した所で、釣り談義をしたタチウオ狙いのアングラーも引き揚げて行き、小生も23:00頃に、後を追う様にStopFishingとした。

所で、先行者の女性アングラーだが・・・・。
彼女は、アジの回遊が一段落した所で、引き揚げて行ったのだが、色々と話をした結果、彼女は月・水・金と週に3回、FRY百合丘から電車やバスを乗り継いて通って来ているとのこと。しかも、年齢は小生より上の75歳の由。
目上の女性で交通機関を使っての週3回の釣行・・・・・。
小生も見倣わなければと思った次第。

2019年釣行記(74) – MK

2019年 Mekking 釣行記

日 時:11月29日(金) 06:30~14:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:HRTK
釣 果:メッキ x 5
同行者:単独(ISBSさん、YTさん)

関東地方でこの時期に1mm以上の雨が7日連続して降ったのは50年振りとのことで、ようやく金曜日になって晴れるとのこと。しかし、北風が3~4mと若干強目で、海辺になるともう少し強くなることも充分考えられる。
色々と考えてみたものゝ、条件は余り良くないが、久し振りにお天道様の下で遊びたかったので、HRTKでのメッキを狙うことにした。

自宅を05:00頃出発し、昼間なら1時間半から2時間は掛かる所、渋滞もなく信号の巡り合わせも良かったので、現地には06:00過ぎに到着。

直ぐにロッドやバッグを手に岸壁に出た所、車を止めた場所では余り感じなかった北風が、やはり強めに吹いている。
風の強さがそれ程でもなければ、正面から受けることになる北端の方が良いかも知れないが、この強さでは寒さを一層強く感じることになって仕舞う。幸い、先行者は居ないので、暫く南側でやって、駄目なら北側に移動することにした。

06:30頃、BL-702ML/MKのロッドに7gのSoare Metal Shot TGでキャスティングを開始。
左から右に吹く北風に加えて、潮の流れも左から右に強く、風上に向かってキャストしても瞬く間に流されてしまって、どうしようもない。そこで10gのSoare Metal Shot TGに替えたが、これでも覚束ない。と云っても、それ以上重たいジグを持ち合わせていないので、どうしようもない。10gで続けることにした。

何時ものことながら、全く気配が感じられない。
陽が昇ったばかりで、メッキは未だ動いていないのかも知れない

10分経ち、20分経ち、30分経って陽が昇り切ってゴールデン・タイムに入って来ている筈なのに、一向に音沙汰がない。
ひょっとするとメッキは表層近くにいるのかも知れないとカウントを5にしてアクションを加えた所、グンッとロッドに重さが伝わって来て、魚が掛かった。しかし、アタリの出方からメッキではないことは確実。
また、ボラか・・・?
前回の様に60cmも超える様なボラだったら、どうしようか?

何回かやり取りの後、海面に顔を出したのは30cm程のボラで、尻ビレ付近のスレ掛かり。何とか抜き揚げてリリースしたが、次にキャストしようとしてジグがないことに気が付いた。どうやらやり取りをしている最中に飛んで行った模様。

代わりのジグをセットして、キャスティングを続けたが何事も起きないまゝ。
居れば何か感じる筈なのに、何も感じないのはおかしい。水が白っぽく濁っているせいで、ルアーに気が付いていないのかも知れない。
そこで、駄目で元々SaltDegree SD-50Sのプラグに替えてみた。

しかし、軽いプラグでは風上に向かってキャストしても、全く飛ばせない。そこで、正面にキャストして、潮に乗せて流す様にしてみた。
すると、BINGO!!
コツンとこの日初めてのコンタクトがあった。残念ながら、これは空振りだったが、続いて同じ様に流すと、又々、コツン。
抜き揚げたのは21~22cm位のギンガメで、嬉しいボーズ逃れの1匹。
実釣開始後1時間以内の07:15頃のことで、小生にしてはまぁまぁのスタート。

その直後のキャストでも同じ様なアタリで、サイズは20cm位だが、2匹目のギンガメをゲット。これで気を良くして爆釣を夢見たが、その後はスカ。

ひょっとしてメッキは沈んだのかも知れない・・・・・と思ってジグに替えた見たが、全く反応がない。そこで、またプラグに戻すとコン。そして、又音沙汰のない時間が来て・・・・。
と云ったことの繰り返しで、どうやら群れが小さい様子だが、08:00過ぎまでに5匹ゲット、2バラシで兎に角楽しむことは出来た。
所が、その後はサッパリと音沙汰がなくなって仕舞って・・・。

11:00頃、YTさんから陣中見舞いの電話着信があり、状況を説明している中で、岸壁の南端に出られるルートがあることを教えて頂いた。
そのルートを辿って南端に出て見ると、成る程、如何にもメッキが屯しそうな様子。08:00以降はアタリがない状況だったので、自然と期待は膨らみ、北風に乗せて遠投を繰り返したが、梨の礫

実釣を開始して5~6時間となって、疲れも出て来ていたので、橋脚下をチェエクしてから引き揚げようと考え、後ろを振り向くと一人のアングラーがこちらに向かって来るのが目に入って来た。その出で立ちからメッキ狙いであることは間違えのない所で、誰だろうと目を凝らすと、その主はISBSさん
そこで、引き揚げることは棚上げにして、ISBSさんと並んでロッドを振ることにした。しかし、相変わらずアタリを出せない小生を横にして、ISBSさんは何と30分程の間で3匹も・・・・。

12:00を回った頃、結局、小生は一度もアタリを感じることがないまゝ、橋脚下をチェックしてから引き揚げることにしてISBSさんに別れを告げて、橋脚下に向かった。

橋脚下は、岸壁よりも濁りの白さが濃い様に見え、メッキが出る雰囲気は感じられなかった。と云って、何もしない訳には行かないので、7gのSoare Metal Shot TGでチェックしているとモゾッ。アタリの出方からメッキではないことはほゞハッキリとしているが、思わず反射的に手が動き・・・・。
重たくトルクが強い力で底に向かって突っ込んで行こうとする引きに、ドラグがジーッと鳴って、掛かったのは、良型のボラ黒鯛か・・・。近くには他のアングラーも居ないので、玉網を借りることが出来そうにもない。
魚を弱らせて浮かせても、取込みまでは無理だろう
などと考えながら、やり取りをしていたが、一段と強い引きにドラグが追い付かず遂にプツン。リーダーがスナップの結び目の所で切れていた。

13:00頃、これを機に、引き揚げようと車に戻り帰り支度を始めた所に、YTさんから電話着信。今、南端に到着してISBSさんと並んで始めた所とのこと。
折角来てくれたのだからと又々道具を手に岸壁に南端に向かい、そこで小一時間程湘南の達人の釣りを見学して、帰路に着いたが、結局、この日の釣果は08:00頃までの5匹だけ。現場に居た8時間程の内、5~6時間は全く気配も感じられず仕舞いの修業状態だった。

所で、この日は後日談があって・・・・・。
釣りでは良く聞くあるある話しで、釣り宿の女将が、昨日はよく釣れたのにと云った類いの話だが、帰宅後のYTさんからの連絡では、小生が引き揚げた後、YTさんISBSさんのみならず、この日初めてメッキを釣ると云う若者二人も爆釣したとのこと。
この日のみならず、行く積りになっていながら、行かなかった日に限って、メッキの寄りが良かったりと、どうも歯車が噛み合っていない様だ。

どうすれば噛み合うのか?
これまでは、行き帰りの渋滞を避けるために、早朝に家を出て日り頃には引き揚げるパターンだった。その為に、この日は例外だったが、午後の釣りは殆どしたことがない。
次回は、試しに、ゆっくりと家を出て午後の釣りに注力して見ようかと考えている。しかし、そんな時に限って、午前中は爆釣だったが、午後はサッパリになったりするんじゃないかと・・・。
それを避けるには、早朝から夕方までやるしかないか・・・。しかし、それでは、後期高齢者一歩手前の歳では、身体が持たないし。

2019年釣行記(73) – LEG

2019年 Eging 釣行記

日 時:11月26日(火) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:FRY
釣 果:ミミイカ x 1、ヒイカ x 1、スミイカ x 1
同行者:単独

実は昨日、HRTKメッキを狙う積りにしていた所、YTさんから潮が白っぽく濁っているから、止めておいた方が良いとの連絡を頂いた。釣り場の海の様子を直接見て来た結果である上、何よりも湘南の達人と云われているYTさんの云うことなので、ここは素直に助言に従うことにした。
と云っても、釣りに行きたい気持ちには変わりがなく、代わりの釣りを考えることにした。
時期的には、そろそろメバルも視野に入って来るので、風向きが南寄りであればMHR-KGNでメバル調査をしようと考えたが、予報では、生憎、週の前半は何処も北寄りの風が4~5mと少々強目。となると北風を正面から受けるMHR-KGNは却下せざるを得ず、北風に強い釣り場を条件にすればFRYでのヒイカが第一候補になる。FRYには2週間程前にヒイカ調査に行ったが、マナーの良くないアングラーのために釣りを楽しむことが出来ず早々に諦めた経緯がある。しかし、最近はタチウオが釣れなくなって来ているとのことなので、夜釣りをするアングラーも減って来ており、不愉快な思いをすることもないだろう
と云う訳で、前回失敗したFRYでのヒイカ調査をすることにした。

15:30頃、自宅を出発。現地には16:00頃、到着。
前回は満車状態で、車を止める場所を見付けるのに苦労したが、今回は引き揚げて行ったとみられる空きがあって、すんなりと駐車することが出来た。とは云え、駐車中の車の数はかなり多く、やはり釣り場は混雑している模様。

道具を手に岸壁に出て見ると、やはり、沢山のアングラーが長いロッドを出している。アングラーとアングラーとの間隔は広いとは云えないが、狭くもなく、前回隣りに割り込んで来たバカ犬連れのカップルならいざ知らず、割って入るには躊躇する位の微妙な距離。
どうしようかと思ったが、2番街灯付近で、思い切って先行者の若者に声を掛けて、何とか釣り座を確保。

前回と同じ様にNSL-S702UL/BFに2gのナツメ錘を使ったライト・キャロNaory RH 1.5Sのエギを組み合わせて、16:30頃、キャスティングを開始。
風は、予報通り北風が背後から吹いて来るが、建物や植栽に遮られているためか、それ程強くはなく、時折、回り込んだ風が左から右に抜けていく程度。

昨年の今頃は、退屈しない程度に釣れていたのだが、今年はどうも開幕が遅れている様子で、余り情報が入って来ないが、果たしてどうか?
期待を込めて1投、2投・・・・。キャスティングを繰り返したが、やはり、違和感はない。
その内、又々、根掛かりで高切れさせる始末。前回も同じ様に高切れさせてしまい、学習効果のないことに、出るのは溜息ばかり・・・・。
日没時刻を過ぎてゴールデン・タイムに差し掛かっているので、焦りながらシステムを組み直して、ライト・キャロに替えてエギ単で再開。しかし、この頃から潮の流れが左から右に早くなって来た。こうなると、潮上となる斜め左に向かってキャストしたい所だが、先行者が居るので、エギを重ためのアオリーQ RS ヒイカSPに替えて、キャスティングを継続。

しかし、何も違和感がない。
ヒイカは居るのか居ないのか?
居てもエギに手を出さないのか?
エギに手を出しているのに、小生が感じ取れないだけなのか?

去年YGWさんに教えて貰ったことを思い出しながら探ったが、何も変化を感じ取ることが出来ず、実釣開始1時間程しか経っていないのに、徐々に諦めの気持ちが強くなって来る始末。
YGWさんが居れば、何かヒントをくれる筈なのに・・・・。

そんなことを考えながら、シャクリを繰り返して足許まで来たエギを回収しようとリールのハンドルを回していると、これまでよりも若干重い様な・・。
そして、手許に戻ったエギをチェックすると、何やら得体の知れない物がカンナに掛かっている。最初は、海牛の子供か何かかと思って、そのまゝ触れずに海に帰って貰おうとしたが、上手くカンナから外れてくれない。仕方がないので、気持ちが悪いのを我慢して指に摘まもうとした所、小さな腕らしきものがウネウネとしているのが見えた。

去年もヒイカ狙いの外道としてYGWさんが良く掛けていたミミイカで、本命ではないが、兎に角、軟体動物が動き出したのかも知れない

期待に胸脹らませてキャストすると、今度は待望のヒイカ。時刻は17:30頃のこと。
残念ながら、ラインの変化に注意をしていた筈なのに、変化は全く判らずシャクッたら乗っていたものだが、ヒイカが寄って来ていることが分かり、その点がことの他嬉しかった。

次は、ラインの変化を見逃すまいと集中していたが判らず、シャクッたら乗っていたと云うこともなく、時間がドンドント過ぎて行くばかり。

海面に浮かんでいるタチウオ狙いの電気浮子の赤い光りが、海中に沈んで行く様子もなく、岸壁全体が静かな状態。

20:30頃。左隣りの若者達が引き揚げて行ったので、やっと潮上に向かってキャスト出来ると喜んだが、赤い電気浮子が二つ小生の左斜め前にプカプカ浮かんでいて、やはり潮上に向かってキャスト出来ない。潮に流されて来たのかと思ったのだが、何と、3番街灯直下のアングラーが、斜め右に向かってキャストしていることが判ってガッカリ。

21:00頃、1番街灯下が空いたので、その場所に移動してヒイカを狙ったが何事も起きず、結局、30分程キャスティングしただけでStopFishingとした。

所で、餌釣りをするアングラーのマナーだが・・・。
小生は専らルアー釣りばかりで、同時に複数のロッドを出すことは全くない。しかし、エサ師の場合は2本、多い人で4本ものロッドを出しているのを良く目にする。小生も釣り師の端くれなので、常に爆釣することを夢見ているし、エサ師が複数のロッドを並べて少しでもチャンスを広げたいとする気持ちは良く解る。
しかし、近くに他のアングラーの姿がないのであれば、遠慮することなく思う存分ロッドを並べて爆釣すれば良いが、他に釣り師がいる場合は、少しは遠慮すべきだし、気を使うべきだろう。
この夜も後からやって来て、間隔が空いているので入ろうとしたアングラーが、海に浮かんでいる赤い光りを見て諦めて移動して行った場面を、2度3度と目にした。
マナーの良いエサ師も大勢いることは、重々承知しているし、眉をひそめたくなる様なマナーのエサ師は一握りだろうと思うが、辺り一面にコマセを巻きこぼしたまゝ帰って行くエサ師も問題だが、釣り場を独り占めにしようとするエサ師も又、困りものだと強く思った次第。

2019年釣行記(72) – MK

2019年 Mekking 釣行記

日 時:11月22日(金) 06:00~08:20
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:HRTK
釣 果:メッキ x 2
同行者:単独

11月も中旬を過ぎたので、そろそろHRTKでもメッキが出始めているのではないかと思って、YTさんに連絡を取ると、随分前から釣れているとのこと。
こんな情報を聞いたからには、家でジッとしている訳には行かない。天気も良く絶好の釣り日和なので、直ぐにでも出撃したい所だが、生憎、前日の水曜日は、カミさん孝行のために富士五湖方面に紅葉狩りドライブに行ったので、その疲れが残っている。無理をすれば何とかなるが、木曜日の釣りは自重する方が良かろう。
となると、釣出来るのは翌日の金曜日になるが、予報では、金曜日は10:00頃から雨が降り出すとのことで、長時間の釣りは出来そうにもない。が、上手く行けば、4時間位は出来る筈と踏んで金曜日に釣行することにした。

04:30頃、自宅を出発。所が、車を走らせて間もなくしてフロント・ウィンドウにポツポツと雨粒が付きだした。予報では10:00頃から降り出した雨は、ほゞ一日中降り続くとあったので、少々早過ぎるきらいはあるが、どちらにしても回復することは考えられない。引き返そうか、どうしようかと迷っている内、幸いにも、いつの間にか雨は止んだので、そのまゝ目的地に向かった。

05:40頃、現地に到着。早速、まだ暗い中、BL-702ML/MKを手に岸壁に出て、釣り支度中の若者アングラーに声を掛けて、岸壁の海側の先端に向かった。

7gのSoare Metal Shot TGでキャスティングを開始したのは、06:00少し前。
所が、左から右への北風が強く吹いていて、7gでもジグの沈みが良くない。そこで、手持ちの中では最も重たい10gのジグに替えて、メッキの居場所を探すことにした。

1投、2投、3投・・・・。
夜の明け切る前で、メッキ達は目覚めていないのか、それとも、寄って来ていないのか判らないが、コンタクトがない。

陽が昇れば、状況は変わって来る筈・・・・。
しかし、何も変化がない。
沖目を探ろうと正面にキャストしても、強い北風と早い潮の流れでラインが引っ張られて、ジグが手前に寄って来てしまう。潮が上げ始めれば、潮の流れも幾分穏やかになって、少しは良くなるかも知れないが、それにはもう少し時間が掛かる上、予報では10:00頃には雨が降り出す筈なので、余り時間的な余裕もない。

そこで、海側の先端は一旦置いて、反対側の先端に移動することにした。
こちら側は、北風を正面から受けることになるので距離は出ないが、横風に遊ばれるよりは良いだろう・・・・
確かに、ジグの操作はし易くなったので、残るはメッキ達の寄り具合。
期待しながら、キャスティングを続けていると、ジワーッと重くなったので、根掛かりかと思いながらロッドを立てた所、グーッと引き込む様な動きがあって、明らかに生命体が掛かった感触が伝わって来た。
魚が掛かったことは確かだが、その主は首を振る様子もなく、只々太いトルクでグイグイを引っ張る動きで、ドラグがジリジリと出て行く。ひょっとするとエイかも知れない。何度かやり取りをして、何とか海面に浮かして確認すると、その主は大きなボラ。抜き揚げる訳にも行かず、ここで無理をすると、一つしか持ち合わせていない10gのSoare Metal Shot TGを奉納することになってしまう。
先行者の若者が玉網を持っていたことを思い出したので、ソロリソロリとその彼の所まで曳航して、玉網で獲って貰うことが出来たが、岸壁に揚げたボラは、手尺ながら60cm超の大物。

その後、又、メッキを求めてキャスティングを続けたが、一向に気配が感じられない。
実釣開始1時間程経った07:00頃。強い北風と早い潮流のために気持ちは切れ掛かってしまい、半ば諦めながら岸壁の際を垂直にチョンチョンとリフト&フォールを繰り返していると、ググーンとジグを引っ手繰るアタリ。

思わず合わせを入れると、底に向かってロッドを絞り込む感触に、本命のメッキであることを確信。抜き揚げたのは20cm程だが、嬉しい口開けの1匹。

メッキをこの様な壁際で掛けると、その後をチェイスして来る何匹かを見ることが多いのだが、この時は単独行動をしていた様子。

その後は、元の木阿弥でコンタクトはサッパリ感じられないまゝ。
そうこうする内、北風は益々強さを増して来て、ウカウカすると身体を持って行かれそうになる程。しかも、風を避けるために被ったフードにパラパラと雨粒が当たる音がしだして、踏んだり蹴ったりの状態。

そんな中、地元のオッチャンが登場して来て長いロッドで投げサビキを始めた。キャスティングを続けながら、その様子をそれとなく見ていたが、ロッドを曲げている様子がない。
どうも、この日のメッキが屯しているポイントは、別の場所であるらしい。

08:00を回って、時間的に潮は上げに転じた筈だが、潮の流れは緩まない。それどころか、パラパラと小さかった雨音はポツポツと大きな音になり、本降りの様相に変わって来た。
そこで、海側の先端付近で少しやってから引き揚げることにした。

移動してから何投目か・・・。
風上に向かって斜め左45°にキャストしたジグが、風と潮に流されて斜め右45°から壁近くにまで戻って来た所で、ググーンとしたアタリがあって、23~24cm位の良型メッキが上がって来た。

これに気を良くして、粘ってキャスティングを続けたが、気が付くと身体の左側はビッショリと雨に濡れている。
時間的には、上げ潮が効き始める頃なので、もっと粘りたかったが、風は一向に弱まる気配を見せず、雨も本降りの様相を濃くして来ていては、釣り続ける気も雲散霧消となり、08:20頃、StopFishingとした。

この日は、生憎、雨風に祟られて釣果が全く伸びずに終わったが、ボーズでなかっただけでも、ラッキーと云うべきだろう。
次回は、もっと条件の良い日に来たいと思った次第。

2019年釣行記(71) – EG

2019年 Eging 釣行記

日 時:11月17日(日) 15:00~22:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:ATM
釣 果:アオリイカ x 2
同行者:YGWさん

前回は色々な意味で踏んだり蹴ったりの状態で、釣りを楽しむには程遠い結果だった所に、YGWさんから17日にAKTさんとATMに行く予定にしているので、良ければ一緒にどうかとのご連絡を頂いた。
ATMと云えば、14~15年前に緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんを追い掛け始めた頃に良く通った場所だが、岸壁ではなく専らテトラ帯でシャクッていた。しかし、今回は岸壁で釣るとのこと。実は、最近はどうもバランス感覚に自信が持てなくなり、テトラでの釣りは敬遠していたが、岸壁であれば足場も良いのでバランスを崩して落水する惧れも少ない。
と云う訳で、久し振りにATMでエギングをすることにした。

11:00頃、自宅を出発。13:00少し前に途中のコンビニで落ち合ってATMに向かったが、行楽地シーズン真っ只中の秋晴れ日曜日のことだけあって、下り車線は行楽地に向かう車で大渋滞。蝸牛の様にノロノロとしか進まない車の列に加わってのんびりと走って、15:00少し前に目的地に到着。

直ぐに支度をして一段高くなった岸壁に上がったが、岸壁にはズラリと家族連れのアングラーが竿を出していて、とても二人が入る場所はなさそう。元々、この一段高い岸壁は様子見が目的なので、アブレても仕方がないと思っていたが、中程に何とか二人分のスペースが空いていたので、兎に角、調査を開始することにした。

釣り場のATMは、一昔前に通っていた頃と余り大きく変わっておらず、非常に懐かしく思った。但し、その頃に乗っていたテトラ帯は、背の高い金網の塀に仕切られていて完全に遮断されていたことが、大きく変わった点だった。

15:20頃、Sephia S806ML-SYGWさんお勧めのEZ-Qダートマスター3.5のエギで調査を開始したが、エギを1個奉納しただけで、何事もなく1時間程で調査は終了。一旦、車に戻って改めて夜釣りの支度を整えて、低い方の岸壁に移動。
YGWさんによれば、前回は係留されている船がなかったので、広い岸壁を自由に動けたとのことだが、この日は大きな台船が係留されていて、釣りが出来るのは岸壁の半分程しかない。その空いている岸壁の最も右にYGWさん、小生はその左隣りに釣り座を構えて、イヨイヨこの日のハイライトの夜の部の開幕。

風は左から右へやゝ強目に吹いているのでやり難いが、前方には良い具合に潮目が出来ているので、何時ガツンとロッドが止まっても可笑しくない雰囲気で、自然と期待が膨らんで来る。しかし、全く気配が感じられない。それでも次こそは次こそはと期待を込めてキャスティングを続け、光量がなくなって本格的な夜の部に入っても、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんからのコンタクトはないまゝ。

18:00頃、YGWさんの提案で公園に移動。
生憎、先行者が2人いたので、入れる場所が限られるが、2か所に分かれてキャスティングを再開。
ネンブツダイを使ったヤエンでアオリイカを狙っている先行者に様子を訊ねると、この2~3日は良くないとのことで、この日の状況を納得した次第。

100kmも走って来たのに、おめおめと引き下がる訳にも行かない。
これだけキャストを繰り返してもアタリがないと云うことは、可愛娘ちゃんは岸に寄って来ていないのかも知れない。

そこで、試しに遠目を狙おうとエギをEZ-Qマグキャストに替えて、フルキャスト。

潮の流れと風の影響があるので、カウントを長目にとってシャクリ&フォールを繰り返していると、ジワーッとした重さが伝わって来た。
エギが根掛かりしたのか、潮に乗ったのか判らなかったので、ロッドを立て気味にして様子を窺うと、クイーンクイーンと微かな生命体の反応がある。
オッ、イカだ!!
抜き揚げたのは新仔に毛が生えた程度のサイズながら、本命の可愛娘ちゃんで、嬉しさの余り離れてシャクッていたYGWさんを呼んだ程。
時刻は19:30頃のことで、この日最初のコンタクトだった。

その後、潮の流れが左から右に強くなってどうしようもなくなったので、元の岸壁に戻り、台船の陰で風を避けながらキャスティングを再開。
YGWさんは、家族連れが居なくなった岸壁を蟹の横這い釣法で徐々に移動しながら探り、遂に本命をゲット。時刻は定かではないが20:00頃だった様に思う。しかし、サイズがもう一つで、小生の獲物と同じ300g位だろう。

それからほゞ1時間後、今度は小生が新仔をゲット。
時期としては、11月中旬になっているので、もう少しサイズが大きくなっている筈だと思っていたが、何れも新仔サイズで、釣り味としてはもう一つも二つも物足りない。
せめて500~600gクラスのグイーングイーンの引きを味わいたいと頑張って、キャスティングを続けたが願いも空しく、コンタクトはそれっきり。

結局、300g、150gの2杯を獲っただけで、22:30頃、シャクリ疲れてStopFishingとした。

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