2019/10/17
2019年 Eging Mekking 釣行記
日 時:10月17日(木) 05:00~11:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:南端、HJYWN
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん
先月9日の台風15号と同じルートで襲来して来た今月11日(金)の台風19号の影響で、先週の後半の釣行は出来ず仕舞い。今週も、台風の影響が残っていることに加えて、眼の手術後の1ヶ月検診が15日(火)にあったので、前半は自宅退避せざるを得ず、ようやく、後半に10日振りの釣行が出来る状況になった。
そこで、何を狙おうかと考え始めたが、遠くに出掛けて行っても、台風の影響が残っていて釣りにならないのは辛い。近場ならば、例え空振りとなっても移動距離が少ない分、ショックも軽い。と云うことで、近場でヒイカを狙い、アジの寄りがあればアジもと欲張ったことを考えていた。
そんな所に、YGWさんから南端でイナダとタコを狙いに行かないかとのお誘い。YGWさんとは8月18日に孤島で一緒になって以来1ヶ月以上も会っていないこともあって、即OK。
仕事の関係で現地に先着して車で寝ているYGWさんを05:00頃に起こす手筈で、03:30頃、自宅を出発。途中で渋滞に捉まることもなく、しかも高速を使ったので、現地には1時間程の04:30を回った頃に到着してしまった。
約束の時刻まではまだ30分程ある。仕事疲れで寝ている筈のYGWさんは寝かしておいたまゝ、取り敢えず釣り場の様子を見ることにして、車を降りて周囲を見ると、ロッドを振っているアングラーの姿がある。
ひょっとすると寝ている筈のYGWさんかも知れないと思いながら、近付いて行くと、お早うございますと声が掛かった来た。その声の主は、言わずもがなのYGWさんで、海を目の前にして眠れなかったらしい。
小生は、先ず緑のアイシャドウのアオリイカを狙いたかったので、Sephia S806ML-Sに3号のエギでキャスティングを開始。
この釣り場は、車が横付け出来る上、街灯が明るく点いているので、高齢者にとっては有難い釣り場だが、この日は台風の影響と見えて、街灯が消えており周囲は暗い。風は左から右にやゝ強目の北風が吹いていて、少し肌寒い。つい1~2週間前までは夏日云々と云われていたのに、温暖化の影響なのか、どうもこの数年は季節の変化が急激に進んでいる様に思える。
時間が過ぎ、周囲の明るさが増して来ても、一向にアタッて来る気配がない。アオリイカを諦めてイナダ狙いに切り替えても、サッパリ音沙汰がなく、海は静かなまゝ。
陽が昇り切ってすっかり明るくなっても、状況に大きな変化は見られず、時折イナダがベイトを追い掛け回すナブラが立つだけ。そのナブラも忘れた頃に、一瞬の間だけのことで直ぐになくなってしまう。
それでも、交通事故を狙ってルアーを色々と試したが空振りばかり。その内、YGWさんはイナダを諦めて第二目標のタコを狙って、岸壁を行ったり来たり。
08:30を回った頃になっても事件は起きず、アオリイカやイナダを諦めてメッキ狙いでHJYWNに移動しようと考え始めた頃、やっとYGWさんがイイダコかマダコか判らない程小さなタコを掛けたのが、この日最初で最後の獲物。
09:30頃、意を決してHJYWNに移動。
HJYWNでメッキを掛けた経験はないが、出るとの情報があったので、是非ともフィネス・ベイトでメッキを試したかったもの。
始めて来たHJYWNは流れ込みがあるにも拘わらず、水は綺麗に澄んでいて、台風の影響はなかった様に見え、この日の強めの北風も、風裏になっているためか、波一つなく鏡の様な海面。
NSL-S702UL/BFに、先ずRedPepper MICROやPopQueen F50でチェックしたが、出て来る気配がない、そこで、D-Contactに替えてみたが、これも不発。
そこでD-Contact沈めてアクションを加えると、ズルーッとした変な感触が伝わって来た。メッキではないことは確かだが、なんだろうと思いながらラインを引っ張るとズルリと動く。付近は、漁船の停泊場所になっているため、係留用のロープにルアーが掛かったと見える。そこでラインが切れない様に騙し騙し手繰り寄せて、何とかロープを直接掴むことが出来たので、無事ルアーの回収に成功したが、海中にもロープがあるとなると、眼に見えないだけに一寸釣りがし難そう。
HJYWNでは最奥の流れ込みまでチェックしたが、コンタクトは一度もないまゝ。
最奥から戻る途中のルアーを掛けたロープ付近で、この日初めてターゲットからの反応。小さなメッキがルアーに突進して来るのが見えたが、針掛かりさせることが出来ず、この日の釣りは事実上終わって、YGWさんのオクトパッシングを見学し、11:00になった所で釣り場を後にして帰路に着いた。
2019/10/07
2019年 Mekking 釣行記
日 時:10月07日(月) 06:30~12:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 1、ダツ x 1
同行者:単独(YTさん)
AKTさん、YGWさんやINUEさんは、昨日から孤島に出撃している筈。
小生も、久し振りに孤島で皆さんと一緒に竿を出したい・・・と考えたが、生憎、日曜から月曜に掛けては、北風が4~5mと強く吹く予報が出ていたので、残念ながら小生は大事を取ってパスさせて頂くことにして、その代わりに今季3度目のメッキ狙いでいつものYNGSMに行くことにした。
今回は、高速を使わずに一般道だけで行く積りなので、かなり早めの04:45頃、自宅を出発。流石にこれだけ早い時刻になると、途中での渋滞もなく順調に走ることが出来たので、駐車場には06:00少し前に到着。
IKDさんがいつも使っていると云うこの駐車場は、小生は、今回が初めての利用のため要領が分からない。事前にHPでチェックした限りでは、利用時間帯は06:00~22:15で、それ以外の時間帯は入出庫不可との案内がある。とすると、利用開始時刻には間があるため、暫く待たなければならないかと思ったが、車を近付けるとバーが開いて問題なく入庫完了。
気になるのは駐車場から釣り場までの距離だが、実際に歩いてみると、これまでと若干遠くなっているきらいはあるが、殆ど変わらないので、今後はこの駐車場を使うことにしようと思う。
釣り場全体を俯瞰出来る場所から、状況を確認すると井桁突堤にも石積み突堤にもアングラーの姿が見えず、好きなポイントを選べる状況。と云う訳で、躊躇することなく、先ずは石積み突堤の先端に入ることにした。
時間的には干潮から上げに転じて間もない頃なので、潮位も低くワンドもそれ程大きくは広がっていない。しかも、気温が下がって、ようやく平年並みになるとの予想だったのでウェーダーを穿いて来たので、水深が膝下程度の場所を歩いてショート・カット出来た。
風は北から強目に吹いて来ているが、南向きにキャストする分には、全く問題がない。所が、陸風にも拘わらずウネリが大きく、時折シブキが高く舞い上がるのが気になる所。
足場の良さそうな岩に立って、BL-702ML/MKのロッドにSaltDegree SD-50Sのルアーでキャスティングを始めたのは06:30頃。
海にはイナッコの群れが海面をザワザワと賑わしており、ルアーに驚いて飛び跳ねる魚体も見える。しかし、本命のメッキからのコンタクトはない。
釣り場には小生しかいないので、自由に動き回ってメッキの付き場を探すことが出来る。そこで、風が右から左の横風になってやり難いが、念のため先端の西向きに場所を替えてみた。
風上に向かって斜め右方向にキャストし、ラインが海面に頭を出しているテトラに触れない様に注意しながら誘いを入れていると、海中に黒く沈んでいるテトラの陰付近でガツン。
抜き揚げたのは22cm位のギンガメで、取り敢えずボーズ回避に成功。
これで、この日の付き場を見付けたと思ったが、コンタクトはそれっきり。
そこで前々回若者が調子よく掛けていたポイントで、回遊を待つことにした。
その若者が乗っていた岩に移るには、一抱え以上もある大きな岩の頂上を飛び石を渡る様にピョンピョンと渡って行く必要がある。バランス感覚がとみに衰えて来た高齢者アングラーとしては、足を踏み外すと唯では済まないだけに、かなり勇気が要る所。
何とかその岩に立って、海中を見ると、所々に沈んだテトラや大岩が黒い影になっており、回遊して来たメッキが、如何にも足止めしそうな様子に期待一杯。
いつかは回って来る筈、その一念でキャスティングを続けたが、一向に回って来る気配は見えない。ひょっとすると居着いているかも知れないメッキを誘い出そうと、ポッパーやペンシルを持ち出して見たが、音沙汰なし。その内、狭くて不安定な足場に立っていることに疲れて、足場の平らな岩を探して場所を移動して回遊を待ったが、ダツが掛かって来ただけ。メッキは沈んでいるのかも知れないとシンキング・ミノーを沈めたりもしたが、根掛かりで高切れする始末で、やること為すこと全てが空振り。
駄目で元々と突堤の先端ワンド側に場所を替えて、半ば諦め状態でキャストしている所にYTさんが登場。時刻は09:30か10:00頃だったと思う。
10:00過ぎ、YTさんと連れ立って井桁突堤に移動。
YTさんは今回もタックルを持って来ていなかったので、小生のタックルを使って貰うと、リールのハンドルの位置が反対だから使い難いと云いながら、20cm程のメッキをゲット。慣れていない借り物のタックルにも拘わらず、直ぐに結果を出す所は、流石に湘南の達人。
11:00頃にYTさんが引き揚げて行くまでの間は、ポッパーやペンシルの使い方を教えて貰ったり、実践して貰ったり。その間、ペンシルには針掛かりさせるまでには至らなかったが、何度かチェイスがあって、楽しい時間だった。
そして、YTさんが引き揚げて行った後、独り居残ってペンシルを投げ続けていると、ルアー付近にシブキが上がりロッドに重さが伝わって来たと思った次の瞬間にはフッと軽くなってしまったことが1度だけあった。シンキング・ミノーでも同じ様なことで悔しい思いをすることがあるが、トップの場合はメッキがルアーにアタックする瞬間が目に見えるだけに、悔しさは倍以上にも感じる。
前回のブログにも書いたことだが、トップでの釣りは面白い。針掛かりさせられるに越したことはないが、仮に空振りでも、その場面が目に見えるだけでも、スリルがある。これからはトップでの釣りを増やそうと思う。
2019/10/03
2019年 Mekking 釣行記
日 時:10月03日(木) 06:30~12:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 1、ダツ x 1
同行者:単独(IKDさん、YTさん)
今季2度目のメッキ狙い。
前回は07:00頃の出発だったため途中で渋滞に捉まってしまったので、今回は早目の05:40頃に自宅を出た。その甲斐があって渋滞には捕まらず順調だったので、従来の様にそのまゝ下道を走っても問題はない筈だったが、緑色の高速道路の案内看板を目にした途端、何故かハンドルを切って高速道路に向かっていた。
と云う訳で、釣り場の駐車場には1時間足らずで到着。
前回は当然の様にウェーダーを着用したのだが、残暑が厳しく暑くて仕方がなかった。そこで、今回は暑さ対策のために釣り用のズボンにサンダルの軽装にしたので、準備にも時間を要することなく、釣り場全体を俯瞰出来る場所に到着したのは、自宅を出て1時間足らずの06:30頃。
そして、入る場所を決めるために、第一候補の石積み突堤の第一ブロックを見ると、IKDさんが既にロッドを振っているのが目に入って来た。そこで合流しようとしたが、満潮時刻間際で潮位が高いためワンドが広がっており、前回とは違ってショート・カット出来ず大きく迂回しなければならない。
遊歩道にもなっている防潮堤を歩きながら、海の様子を見ると、台風18号の影響なのか、時折大きな波シブキが上がっており、IKDさんも突堤の海際には立っておらず、背の高い岩に乗っている。
こんなにウネリがあるなら、ウェーダーを穿けば良かったと思ったが、今更着替えに戻るのも億劫なので、そのまゝワンドを迂回することにした。
石積み突堤に乗った所で、真っ直ぐに第一ブロックに向かおうと思ったが、様子を見てからでも遅くはないと、07:00頃、BL-702ML/MKのロッドにSaltDegree SD-50Sのルアーでキャスティングを始めた。
このポイントでは、何年か前に楽しい思いをさせて貰ったことがあるので、ひょっとすると・・・・と淡い期待を持っていたが、メッキはお留守の様でコンタクトがない。それよりも、時折大きな波が押し寄せて来て高く波シブキを上げ、足許の岩を洗って行くので、油断がならない。
10分か、20分程キャスティングを続けたが、どうにも落ち着いて釣りが出来ない。そこで、第一ブロックに移動しようかと思い目を向けたが、IKDさんの姿が消えてしまっている。この突堤から別の場所に移動するには、小生の背後を通らなければならないのだが、全く気が付かなかった。
しかし、IKDさんが早々に見切りを付けて移動して行ったと云うことは、第一ブロックは釣れていないことの証。タイミングさえ良ければ、小生の移動と同時に回遊して来ることもあり得るが、まぁ、敢えて行くことはないだろう。と云う訳で、第二候補の井桁突堤に戻ることにした。
井桁突堤には、餌釣りの若者が波を避けるために突堤の根元に一人入っているだけで、先端は空いている。そこでいつもの様に先端に入ることにしたが、先端付近は3段目まで波に洗われている。
波が来る様子を見ながら、3段目の端に立ってキャスティングを再開。
しかし、コンタクトはない。
そこで、前回、YTさんがトップでも出るよと云っていたことを思い出し、試しにルアーをRedPepper Microに替えてみた。
フライ・フィッシングでは、溪魚が水面を割って出る瞬間が面白くてドライ・フライ以外を使うことはない。メッキでもそれに似た面白さがあるだろうとは思っていたが、何年も前に一度トップで獲ったことがあるだけで、シンキング・ミノーばかりを使っていた。
にも拘わらず、この時はどうせ釣れないなら、トップで遊んでみようと云う気になったもの。
そしてクネクネとドッグ・ウォークさせていると、ある時、一段目のテトラの角で、いきなり反応があった。そして同じポイントで、再度反応があった。何れも針掛かりさせられずに終わったが、ルアーをアタックして来る魚の様子が見えるので面白い。
結局、3度目のアタックはものに出来たが、残念ながらこれは税金のダツ。
その後は、ルアーにスレたのか反応がなくなったので、向きを変えて突堤の正面にキャスト。
するとアクションを始めるかどうかのタイミングで、海面が割れて魚が掛かった感触が伝わって来た。そして、次の瞬間には底に向かって突っ込んで行こうとする動きと共に白く丸い魚体が見えて、本命のメッキであることを確信。
時刻は08:10頃のことで、サイズはアベレージの20cm前後。
その後、ペンシルやポッパーのトップ・プラグを中心に時折シンキング・ミノーを交えてメッキからのコンタクトを待ったが、それっきり梨の礫。
そこで、サーフのチェックに向かったが、サンダルと足の間に砂が入り込んで歩き難いため、早々に諦めて、元の井桁突堤に戻った。
09:30頃、YTさんが顔を見せてくれたので、これ幸いとばかりにトップ・プラグの動かし方を色々と教えて頂いた。その最中にも2度、3度と反応があったが、掛けるまでには至らず、結局、11:00頃になってStopFishingとした。
そして防潮堤にまで戻った所で、自転車に乗って姿を現したIKDさんと3人で暫しの間釣り談義。
IKDさんは、これから井桁突堤に入るとのこと。それを聞いて、小生は、又々トップを投げたくなったので、Uターンして釣りを再開することにした。
IKDさんの釣りを見ながら、小生が改めて釣りの支度をしていると、2投目か、3投目でIKDさんはロッドを曲げている。小生があれだけキャストしても出せなかったのに、こんなに簡単に出されると・・・・・ウ~ン。
IKDさんに触発されてペンシルばかりではなくシンキング・ミノーもキャストしたが、小生のルアーには見向きもしてくれず、1時間はアッと云う間。
結局、IKDさんが2匹目を掛けたのを見届けて、12:00頃、この日2度目のStopFishingとして、IKDさんに別れを告げて帰路に着いた次第。
この日は、興味はあっても殆どすることのなかったメッキのトップ・プラッキングだが、掛けられた・掛けられなかったの結果に拘わらず、反応が見えた時のドッキリ感が堪らなく面白い。
ドライしか投げないフライ・フィッシング程ではないかも知れないが、トップ・プラグの出番を増やして、ドッキリ感を楽しみたいと思う。
2019/09/30
2019年 Ajing 釣行記
日 時:09月30日(月) 17:40~24:15
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、カサゴ x 1
同行者:INUEさん
術後の昼間の運転は、墓参りと26日のYNGSM釣行で全く問題がないことを確認。次は夜の運転を試さなければと考えている所に、思い掛けなくINUEさんから電話を頂いて、30日の日曜日か、1日の月曜日にDKKに行く積りだが、ソロソロ釣りも解禁されているのではと思って電話をした・・・・・とのこと。
丁度、夜の運転用に軽い度数のメガネが出来上がっていたので、夜の試運転には丁度良い機会だと、即、日曜日に行くことにした。
17:00頃、自宅を出発。現地到着は17:30頃。
9月9日に上陸した台風15号の影響で、近隣の釣り場の殆どが壊滅的な被害を被っており、釣りが出来るのは湾奥の2~3ヶ所のみしか残っていない。となると、釣れる釣れないに拘らず、竿を出せる釣り場にアングラーが集中するので、ひょっとしたらDKKも混んでいるのではないかと心配していたが、駐車場には幸か不幸か2~3台の車しか止まっていない。
となると、状況はまだ良くなっていないのか・・・・?
岸壁に出て見ると、手前と最奥にアングラーがいるだけで、心配が的中した模様で、1ヶ月程留守にしている内に、状況が好転しているのではないかとの期待は、見事に裏切られた格好。
と云っても、やって見なければ判らない。
最奥のアングラーに挨拶をすると、
遅かったヨ~。今、アジの地合いは終わったばかりだ。もう少し、早く来れば良かったのに。
とまるで旧知の間柄の様な口振りで、状況を教えてくれた。
竿を出す前に余り聞きたくない情報に、気持ちが萎えかかったが、兎に角、準備を始めた。
この日、持ち込んだロッドは、8320#1B、Soare改、NSL-S702UL/BFの3本。その内8320#1Bにだけラインを通して、1gのJHでキャスティングを始めたのは、17:50頃。
風は、右から左への横風になる南風が結構強目に吹いている。
1投、2投・・・・・。
隣りの先行者の云う通り、全く音沙汰がない。エサ・サビキのその先行者にもアタリがないので、群れは何処かに移動して去って行ったのだろう。
となると、次に群れが回って来るまで、ひたすら待つことになるが、仕方がない。
この日初めて違和感を感じたのは18:40頃。
底付近を流す様にしていると、ジワーッと重くなった。潮の流れに乗ったのであれば、そのまゝジッと待っていると、チクッとコンタクトがある・・・・・筈だが何もない。変だなと思いながら軽くロッドを煽って見ると生命体が掛かった感触がある。おっ、魚だと思いながらリーリングを始めた所、白い魚体が見えた次の瞬間、グンとロッドを引っ手繰る様な強い引きがあって、ヒラを打つ白く長い魚体が岸壁から遠ざかって行くのが目に入って来た。
この日最初の獲物は、残念ながらシーバスに横取りされてしまったが、予想外に早い時間帯からコンタクトがあったことに安堵してキャスティングを続けた。
しかし、その後は、期待に反して、何のコントクトもなく時間ばかり過ぎて行く。
風は相変わらず右手から強く吹いて来ているので、徐々に薄ら寒くなって来て、ウィンド・ブレーカーを持って来ていないことを悔いる始末。
この日の最初の獲物は、20:00少し前に来たこのアジ。体長は20cmもなく、体高のない頭でっかちな痩せた魚体にガッカリ。
やっと群れが回って来たと後続を期待したが、その後も又々ダンマリ状態。
こうなると、粘れば何とかなると云う気持ちも徐々に薄れて来て、兎に角INUEさんが来るまではと思いながらキャスティングを続けた。
INUEさんが登場して来たのは、21:30頃。
これで、少し気を取り直してキャスティングをすることは出来たが、相変わらずアジの群れは戻って来ないまゝ。
この頃になるとあれだけ強く吹いていた風が、ピタリと止んだので寒さを感じることはなくなったが、一難去ってまた一難。今度は蚊がブンブンと纏わり付きだして来て、慌てて蚊取り線香を焚く始末。
INUEさんは、登場して来て間もなくアジをゲット。これ程の激渋の中でも、ちゃんと結果を出すのは流石としか云い様がないが、サイズは南蛮漬けにピッタリの豆アジ。
その後も二人並んで、アジが回って来るのを待ったが、迷子になったアジが偶々口を使ってくれるだけで、結局、24:00過ぎにStopFishingとして帰路に着いた。
所で、夜の運転だが、流石に光量のない中では見難くなるので裸眼で運転するのは躊躇われた。そう云うこともあろうかと、度数の弱い眼鏡を作っておいたので、この眼鏡を掛けてみた所、寧ろ術前よりも良く見えた。
医者の説明では、視力が安定するには1ヶ月から3ヶ月を要するとのことなので、まだ予断は許さないが、昼の運転も夜の運転も問題なく出来ることが判って一安心と云った所。
2019/09/26
2019年 Mekking 釣行記
日 時:09月26日(木) 08:30~12:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 3、ダツ x 3
同行者:単独(IKDさん)
9月2日に右眼、9日に左眼の手術を受け、車の運転はドクター・ストップが掛かっていたので、釣りに行けないことは覚悟していたが、術後2週間も経って来るとムズムズと落ち着かない。
幸い、小生の濁りの入った水晶体の代わりに挿入されたレンズは多焦点なので、近くも遠くも良く見える。素人判断だが、遠くなどは、眼鏡を掛けていた手術前の頃よりも良く見えているので、眼鏡がなくとも運転には支障がなさそう。と云う訳で、実は、左目の手術から1週間後の17日に、カミさんに内緒で車で30分足らずのDKKに様子を見に行ったことがあった。
そして、20日の検診日に、医者に車の運転の可否を尋ねた所、渋々ながらOKを頂いた。これで取り敢えず医者公認となった訳だが、カミさんに納得して貰わない限り、何だかんだと五月蠅く云われること必定。そこで、秋分の日の翌日の24日にカミさんを乗せて墓参りに行き、運転に支障がないことを実感して貰った。
と云う訳で、車を運転することは大手を振って出来ることになった。
こうなると、もう一匹の虫が黙っている筈はない。直ぐにでも釣りに行きたかったが、DKKアジングでは帰りが夜の運転になる。手術のお蔭で視力が回復したとは云え、光量が少ない場面では、物が2重になって見難くなることがあるので、今、夜間に運転するのは避ける方が得策だろう。
と云うことで、日中の釣りであるメッキをYNGSMで狙うことにした。
実は、昨日の25日もその積りで、昼前に一旦自宅を出たものゝ途中の渋滞に巻き込まれてしまい車が動かないのに嫌気が差して、途中で引き返して来たので、そのやり直し。
06:40頃、自宅を出発。1時間程早ければ、スムーズに走れたと思うが、この時刻になると、昨日程ではないにしろやはり渋滞は避けられず、2度3度と渋滞に嵌ってしまって、どうしようもない。そこで、普段は使うことのない高速に乗って時間を稼いだので、現地に到着したのは予定通りの08:00頃。
早速ウェーダーを穿き、ロッドを手に釣り場に向かった。
1年振りに見る光景はそれ程変わっていない様で、懐かしかったが、良く良く見れば、サーフと井桁突堤の間にあったワンドは砂で埋まってなくなっており、突堤の根元には砂が堆積して小さな浜になっていたりと、1年間のブランクの長さを実感させられた。
当初は近場の井桁突堤に入ろうかと思っていたが、石積み突堤方向を見ると、干潮間近だったこともあって、ワンドの潮がなくなってショートカット出来る状態になっている。石積みは好きな釣り場だが、ワンドを大きく迂回しなければならないのが難点で、それを考えると躊躇するものがあるが、その必要がなければ、第一候補にするには何の支障もない。
と云う訳で、先ず石積み、そして、井桁、サーフと回ることにした。
石積み突堤に乗って見ると、先端付近は大きな岩やテトラポットの配置が大きく変わっており、そればかりか岩と岩の隙間が大きく広がっていて、バランス感覚がとみに衰えて来ている高齢者には、少々取っ付き難そうになっている。
幸い、貸し切り状態なので、ゆっくりと足場の良さそうな岩を探して、ウロウロし、キャスティングを始めたのは08:30頃。
ロッドは手に入れたばかりのBayLiner BL-702ML/MK、ルアーはSaltDegree SD-50Sの組み合わせ。風は北からそよ吹く程度で、波もなく条件は文句の付けようがない程で、メッキのご機嫌が良いことを願うばかり。
2投、3投。
海は静かでダツが海面で輪を描いている様子もなく、辺りを跳ね回っているボラの気配もなく、海鵜が飛んで来る姿も見えず、生命感がもう一つ感じられない。
足場の良さそうな岩に乗っているのだが、海面直下に沈んでいる岩や海面から頭を出しているテトラが邪魔になって、キャストする方向が限られてしまう。隣りの岩に乗れれば、もっと別な方向も狙えるのにと思っても、覚束ない脚腰では、飛び移ることも出来ない。例え、無理をして移ることが出来たとしても、無事に戻れるかどうかも心配で切歯扼腕。
メッキからのコンタクトもなく、バランスを取りながらのキャスティングにも疲れたので、先端を諦めて平らな天井の岩を探して、10m程移動。
すると、何処からともなく若者アングラーが姿を見せて、小生が乗りたかった岩に乗ってキャスティングを始めている。しかも、その若者は、早々にロッドを曲げているのを目にして、アングリ。
この様なことは、釣りには良くあることで驚くこともない。しかし、その若者は、抜き揚げた魚をぶら下げて、何の苦もなく極普通にその岩から岸寄りの足場の良い場所に移動しているのにビックリ。ひょっとすると小生が乗りたかった岩ではないのかも知れないが、何れにしても、次回来た時に確かめてみる必要があると思った次第。
その若者が本命を揚げたのとほゞ同時に小生にもアタリ。所が、小生が掛けた相手は針掛かりした瞬間ジャンプして、細長い銀色の魚体を見せる始末で、メッキ狙いには税金とも云えるダツ。
その後、若者は順調にメッキを掛けているが、小生にはダツばかり。そこで、その若者が釣り座としている岩を留守にしている間に、彼の釣り座の正面に向かってキャストしてトウィッチさせると、グンッとロッドが止まり、底に向かって突っ込む様子が伝わって来て、ダツではなくメッキであることを確信。
時刻は実釣開始後ほゞ1時間経った09:20頃のことで、抜き揚げたのは20cm程の良型とは云えないが、今シーズンの初メッキで。
これでBL-702ML/MKのウロコ付けも成ったので、気を良くしてキャスティングを続けたが、その後のコンタクトが続かない。
そこで、又々若者の留守を狙って海面下に沈んでいるテトラの先にキャストすると、グンッ。これは24cm程の良型で、両眼が開いた格好。
どうも、若者が乗っている岩の正面に集まっている様で、それ以外の場所には居る様子がない。
時刻は定かではないが、小生の左手に火曜日の男のIKDさんが登場。木曜日のこの日にIKDさんが来るとは思いもしなかったが、仕事が変わって、水・木曜日が休みになったとのこと。
暫くの間、並んでキャスティングを続けたが、二人にはコントクトがなく、先端の岩に乗っていた若者もロッドを曲げることがなくなってしまった。
そこで、突堤の西向き先端側に移動したが、やはりコンタクトがないので、IKDさんの様子を見ながら、小生は小休止。
そんな所に、YTさんが陣中見舞いに来てくれて、暫し釣り談義。
11:00頃、IKDさんを置いて、小生は井桁突堤に移動。YTさんによれば井桁でも出ているとのことだが、来てみると水の色が緑掛かっていて、もう一つ雰囲気が良くない。
そこで、サーフに移動して、蟹の横這い釣法でメッキを探すことにしたが、中央付近まで調査したものゝ梨の礫なので、井桁に戻って12:00まで粘って見ることに。
井桁では30分程、キャスティングを続けたが、音沙汰がなく、ソロソロ上がろうかと思い始めた頃、何かがルアーに触れた様な感触があった。そこで、フォローのキャストを入れ、極力ルアーをゆっくりとアクションさせていると、グンッ。
サイズは20cm足らずで物足りないが、締めの1匹を獲ることが出来て満ち足りた気分でStopFishingとした。
この日は1ヶ月近いブランクの後の復帰戦を、今シーズン初めてのメッキで、しかもBL-702ML/MKのウロコ付けを無事終えることが出来て、云うことなしの結果だった。
それよりも、60年間もメガネを掛けた生活をしていた小生が、裸眼で釣りをすることが出来、何故か見る物全てが新鮮に見えたのが印象的だった。
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